JP3584899B2 - 目標探索システムのレジストレーション補正装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目標の距離情報及び方位情報を得るセンサを用いた目標探索システムに関し、詳しくはセンサの設置方位誤差を補正するレジストレーション補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数センサを用いた目標探索システムでは、各センサから受信する目標情報を統合する必要があるため、各センサの設置の絶対方位(真北など)合わせの精度を向上させることが必須である。
【0003】
例えば、特開平5−323015号公報に示された従来の絶対方位合わせの手法では、予め既知の位置に反射物体であるリフレクタ等を設置し、これをセンサで測位した角度と、予め既知であるセンサ及びリフレクタ等の両位置から求めた角度との差により、角度補正量を求めて方位合わせをしている。
【0004】
また、特開平5−323024号公報に示された手法では、リフレクタ等の設置位置を予め光学的に測量することで既知の角度とし、この角度とセンサで測位した角度との差により、角度補正量を求めて方位合わせをしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のシステムでは、次のような問題がある。
【0006】
従来の設置の絶対方位合わせの手法では、リフレクタ等を予め既知の位置に設置するか、又はリフレクタ等の設置位置を予め光学的に測量する必要があった。そのため、リフレクタ等を容易に設置できない環境又は設置に時間を要する環境では、実現が困難である。また、センサの方位方向の測位性能が悪い場合、単独のセンサだけでは設置の絶対方位合わせの精度を向上できない。
【0007】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、従来のリフレクタ等のような既知の設置位置がなくともセンサの設置の絶対方位合わせを可能にするとともに、設置の絶対方位合わせの精度を向上させた、レジストレーション補正装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るレジストレーション補正装置は、目標の距離情報及び方位情報を得るセンサに対して設置方位誤差を補正するものであって、同一目標に対して三つ以上のセンサから距離情報を入力し、これらの距離情報に基づき同一目標の位置を算出し、この位置に基づき設置方位誤差を補正するものである(請求項1)。そして、目標の距離情報及び方位情報を得るセンサを三つ以上備えた目標探索システムに対して、センサの設置方位誤差を補正するレジストレーション補正装置において、位置が既知である三つ以上のセンサから同一目標に対して距離情報を入力し、これらの距離情報に基づき同一目標の位置を算出し、一つのセンサの位置と前記算出された同一目標の位置とに基づき当該センサにおける同一目標の方位を算出し、当該センサから同一目標の方位情報を入力し、この入力された方位情報と前記算出された方位とに基づき設置方位誤差を補正する(請求項1)。
【0009】
同一目標に対して三つ以上のセンサから距離情報を入力すると、同一目標に対して三つ以上の距離情報が得られる。そして、センサの位置が既知であるから、これらの距離情報に基づき幾何学的に同一目標の位置が算出できる。したがって、既存の三つ以上のセンサを利用することにより、リフレクタ等を設置する必要がないので、リフレクタ等を容易に設置できない環境又は設置に時間を要する環境でも使用できる。また、距離情報のみを利用して同一目標の位置を算出するので、方位方向の測位性能が悪いセンサであっても絶対方位合わせの精度が向上する。
【0010】
これに加え、距離情報の二つずつの組み合わせに基づき、距離交会法を用いて同一目標の位置を算出する。すなわち、距離情報の二つずつの組み合わせを作り、これらの組み合せ毎に距離交会法で採用交点を求め、これら全ての採用交点を結ぶ線分により構成される多角形を三角形に分割し、これらの三角形毎の重心点を求め、これらの重心点の平均位置を求めることにより同一目標の位置を特定する(請求項1)。
【0011】
更に、一つのセンサにおいて算出した位置に基づく角度と当該センサから得た方位情報に基づく角度との差、すなわち前記入力された方位情報と前記算出された方位との差について所定のサンプル数分の平均値を求め、この平均値を当該センサの角度補正量とし、この角度補正量に基づき設置方位誤差を補正する、としてもよい(請求項2)。又は、一つのセンサにおいて算出した位置に基づく角度と当該センサから得た方位情報に基づく角度との差、すなわち前記入力された方位情報と前記算出された方位との差について一サンプル毎に累積的に平均値を求め、この平均値を当該センサの角度補正量とし、この角度補正量に基づき設置方位誤差を補正する、としてもよい(請求項3)。
【0012】
更にまた具体化することにより、後述する第一乃至第三実施形態と同等の構成としてもよい(請求項4〜6)。
【0013】
換言すると、本発明に係るレジストレーション補正は、複数の電子的に探索方向を指定することが可能なセンサを覆域が重複するように設置し、各々で時刻同期信号受信アンテナを有し、各々のシステム時刻を更新し、センサ統制装置から測位開始時刻、測位時間間隔、目標番号又は測位開始位置を指定し、重複した覆域に存在する任意の目標位置を複数センサで同期をとり測位し、複数の中から2つずつのセンサ情報の組合せを作り、それらの組合せ毎に距離交会法で採用交点を求め、それら全ての採用交点を結ぶ線分により構成される多角形を3角形に分割し、3角形毎の重心点を求め、それらの重心点の平均位置を求めることで高精度の目標位置を特定し、角度補正量を予め決めたサンプル数分の高精度目標の位置とあるセンサで測位した目標位置の角度差の平均値から算出し、電子走査式センサへ一括で送信する。これにより、設置方位誤差が大きくセンサの方位方向の測位性能が悪い場合でも、リフレクタ等を予め既知の位置に設置することなく、設置の絶対方位合わせが可能となる。
【0014】
また、角度補正量を予め決めた補正回数分の高精度目標の位置とあるセンサで測位した目標位置との角度差の累計平均値から算出し、電子走査式センサへ逐次送信する。これにより、センサの方位方向の測位性能が悪くても設置方位誤差に対して良い場合は、逐次、設置の絶対方位合わせが可能となる。
【0015】
要約すると、本発明は、電子的走査によりビームの走査方向が指定できる複数センサを、センサ覆域が重複するように設置し、同一時刻に同一目標の位置を測位し、センサ統制装置にて複数センサから得られた重複した覆域内の任意の目標情報を距離交会法により統合処理し、高精度な目標を生成することで、従来のリフレクタ等のような既知の設置位置がなくともセンサの設置の絶対方位合わせを可能とする。また、方位方向の測位性能が悪いセンサであっても、複数のセンサを組み合わせ、さらに角度補正量のフィードバックの方法により、設置の絶対方位合わせの精度を向上させる。
【0016】
要するに、電子的走査ビームの走査方向の指定が可能なセンサを複数以上設置し、同一時刻の目標を測位後、統合処理して高精度な目標情報を生成し、センサの方位方向の測位性能に対応した角度補正量のフィードバック方法により、設置の絶対方位合わせの精度を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るレジストレーション補正装置の第一実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0018】
本実施形態のレジストレーション補正装置は、センサ統制装置10及び電子走査式のセンサ1a〜1cから構成される。センサ統制装置10は、時刻同期信号受信アンテナ111、同期時刻獲得部12、入力表示部13、統制命令送信部14、目標情報受信部15、距離交会法処理部16、採用交点判定部17、高精度目標判定部18及びニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19から構成される。センサ1a〜1cは、それぞれ同期時刻獲得部20、統制命令受信部21、補正角処理部22、ビーム制御計算機23及び目標情報送信部24から構成される。
【0019】
次にセンサ統制装置10の各構成要素について説明する。
【0020】
同期時刻獲得部12は、センサ1a〜1c全てとセンサ統制装置10のシステム時刻が一致するように、時刻同期信号受信アンテナ111で受信した同期時刻を獲得し、同期時刻を利用することにより、センサ1a〜1c全てとセンサ統制装置10との間に特別な機構を持たせることなく、常にシステム時刻を高精度で同一に保つことができる。
【0021】
入力表示部13は、次の動作を実行する。センサ1a〜1cの覆域が重なる領域に存在する同一目標に対して、センサ1a〜1cが同時にセンサビームを走査し位置を測位する測位開始時刻及び測位時間間隔を、同期時刻獲得部12から受信したシステム時刻に基づき指定入力する。同一目標の指示(目標番号又は測位開始時刻の目標位置)を指定入力する。レジストレーション補正の対象とするセンサ1a〜1cを指定入力する。これらの指定入力は、例えばオペレータが行う。
【0022】
統制命令送信部14は、入力表示部13から受信する測位開始時刻、測位時間間隔、及び、目標番号又は測位開始時刻の目標位置を、レジストレーション補正の対象とするセンサ1a〜1cへ送信する。
【0023】
目標情報受信部15は、各センサ1a〜1cを中心とする距離及び方位で表される目標情報をセンサ1a〜1cから受信し、距離交会法処理部16及びニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19へ送信する。
【0024】
距離交会法処理部16は、センサ1a〜1cから受信する目標情報のうち、測位誤差が少ない距離情報のみを利用して、二つのセンサからの距離条件を同時に満足する点を円の二交点として二つのセンサの組み合わせ全てについて各々求める。
【0025】
採用交点判定部17は、二つのセンサの組み合わせ全てについて、距離交会法処理部16で求めた二交点から最適な方を選択して採用交点とする。ただし、距離交会法処理部16で求めた交点が一点の場合(二つの円が接する場合)はこの点を採用交点とし、交点が求まらない場合は採用交点無しとする。
【0026】
高精度目標判定部18は、センサ探知確率の低下等に起因して採用交点がない場合は高精度目標無しとし、採用交点が一つの場合はこれを高精度目標とし、採用交点が二つの場合はこれらの平均値を高精度目標とし、採用交点が三つ以上の場合は全ての採用交点を結ぶことにより構成される多角形を三角形の集まりに分割し、各三角形の重心点を求めて重心点の平均値を高精度目標として決定する。
【0027】
ニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19は、高精度目標判定部18からの高精度目標と目標情報受信部15からの目標情報とを用いて、予め決めたサンプル数分の高精度目標位置とあるセンサで測位した目標情報との角度差の平均値から、当該センサの角度補正量を決定する動作を実行する。決定した角度補正量は、統制命令送信部14を経由して統制命令受信部21へ送信する。
【0028】
次に、電子走査式のセンサ1a〜1cの各構成要素について説明する。
【0029】
同期時刻獲得部20は、センサ統制装置10に実装されているものと同様に、時刻同期信号受信アンテナ112で受信した同期時刻を獲得する。
【0030】
統制命令受信部21は、統制命令送信部14から受信した測位開始時刻、測位時間間隔、及び、目標番号又は測位開始時刻の目標位置を、補正角処理部22を経由してビーム制御計算機23に送信する。
【0031】
補正角処理部22は、統制命令受信部21から受信した角度補正量に基づき、センサ1a〜1cの設置方位誤差をビーム制御計算機23に対して電気的に補正する。
【0032】
目標情報送信部24は、センサ統制装置10へ目標情報を送信する。
【0033】
次に、本実施形態のレジストレーション補正装置の作用及び効果について説明する。
【0034】
本実施形態のレジストレーション補正装置によれば、センサ1a〜1cを統制し同期をとって同一目標に対しビーム走査を行い、その結果得られる目標の測位誤差の少ない距離情報のみを利用することにより、高精度の目標情報が得られる。そのため、予めセンサ1a〜1cの位置から光学的に対象となる目標を測位したり、予めリフレクタ等のような固定目標を既知の位置に設置したりしなくても、センサ1a〜1cの設置方位誤差を補正できる。したがって、センサ1a〜1cの覆域が重なる部分はもちろんのこと、覆域が重ならない部分の目標に対しても測位位置の精度を向上できる。
【0035】
また、センサ1a〜1cの性能である方位誤差は確率分布的であるのに対し、センサ1a〜1cの設置方位誤差は一定値である。そのため、センサ1a〜1cの方位誤差と比較してセンサ1a〜1cの設置方位誤差が小さい場合、目標の測位位置のばらつきが大きくなる。そこで、ニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19によって、予め決めたサンプル数分の角度補正量を反映することで、一度にセンサ1a〜1cの設置方位誤差を補正することができる。
【0036】
次に、本実施形態のレジストレーション補正装置について更に具体的に説明する。
【0037】
本実施形態では、三つのセンサ1a〜1cによるニアリアルタイムのレジストレーション補正装置が示されている。センサ統制装置10及び電子走査式センサ1a〜1cにそれぞれ実装されている同期時刻獲得部12,20は、時刻同期信号を入手する一手段としてGPS(Golbal Positioning Satellite System)信号を用いるために併設されている時刻同期信号受信アンテナ111,112から定期的にGPS時刻を獲得し、これを同期時刻としてシステム時刻を更新する。
【0038】
入力表示部13は、センサ1a〜1cの覆域が重なる領域に目標が存在する場合、オペレータの当該目標及び時刻の指定に基づき、センサ1a〜1cの同期測位開始時刻、測位時間間隔、目標番号又は測位開始時刻の目標位置、及びレジストレーション補正の対象とするセンサを、統制命令送信部14へ出力する。
【0039】
統制命令送信部14は、センサ1a〜1cに対し、同期測位開始時刻、測位時間間隔、及び、目標番号又は測位開始時刻の目標位置を送信する。
【0040】
統制命令受信部21は、受信した同期測位開始時刻、測位時間間隔、及び、目標番号又は測位開始時刻の目標位置を、受信し記憶するとともに、補正角処理部22を経由してビーム制御計算機23へ送信する。
【0041】
ビーム制御計算機23は、指定された位置に対する次スキャンのビーム走査に必要な各位相器への制御信号を、従来の電子走査センサの技術に基づいて生成し、目標位置を測位する。
【0042】
目標情報送信部24は、センサ1a〜1cのビーム走査で測位された目標情報を目標情報受信部15へ送信する
【0043】
目標情報受信部15は、センサ1a〜1cからの目標情報を受信し、これらを距離交会法処理部16へ送信する。
【0044】
距離交会法処理部16は、センサ1a〜1c中心からの距離情報のうち測位誤差の少ないものを利用し、センサ1a〜1cの設定位置を中心とし測位距離を半径とする円の方程式を各々求め、これらの連立方程式を解くことにより、二つの円の二交点を算出する。
【0045】
採用交点判定部17は、距離交会法処理部16で求めた二交点のうち最適な方を選択して採用交点とし、二つのセンサの組み合わせからなる三通りについて合計最大三つの採用交点を求め、これらを高精度目標判定部18へ送信する。
【0046】
高精度目標判定部18は、採用交点判定部17から受信した採用交点が一つの場合はそれを高精度目標とし、採用交点が二つの場合はそれらの平均値を高精度目標とし、採用交点が三つの場合は三角形の重心点を高精度目標としてニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19へ送信する。
【0047】
ニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19は、高精度目標判定部18からの高精度目標と目標情報受信部15からの目標情報とを用いて、予め決めたサンプル数分の高精度目標位置とあるセンサで測位した目標情報との角度差の平均値から、当該センサの角度補正量を決定する。決定した角度補正量は、統制命令送信部14を経由して統制命令受信部21へ送信する。
【0048】
次に、本実施形態のレジストレーション補正装置の動作を説明する。
【0049】
同期時刻獲得部12、20は、時刻同期信号受信アンテナ111,112から定期的にGPS時刻を入手し、これをシステム時刻として更新することにより、自律的に時刻同期をとる。
【0050】
入力表示部13は、オペレータにより入力された測位開始時刻、測位時間間隔、目標番号又は測位開始位置情報、及び、補正対象となるセンサを、記憶すると共に統制命令送信部14へ送信する。
【0051】
統制命令送信部14は、受信した測位開始時刻、測位時間間隔、目標番号又は測位開始位置情報、及び、補正対象となるセンサを、予め決めたメッセージフォーマットに編集し当該センサの統制命令受信部21へ送信する。
【0052】
統制命令受信部21は、受信したメッセージから測位開始時刻、測位時間間隔、及び、目標番号又は測位開始位置情報を読み取り、これらを補正角処理部22経由でビーム制御計算機23へ送信する。
【0053】
ビーム制御計算機23は、統制命令受信部21から指定された位置に対する同期測位開始時刻のビーム走査に必要な各位相器の制御信号の生成を行い目標を測位する。
【0054】
目標情報送信部24は、ビーム走査によって得られた目標の距離及び方位情報を、予め決められたメッセージフォーマットに編集し、センサ統制装置10の目標情報受信部15へ送信する。
【0055】
目標情報受信部15は、センサ1a〜1cからの目標情報を受信し、距離交会法処理部16及びニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19へ送信する。
【0056】
距離交会法処理部16は、各センサ1a〜1cの設置位置を中心とし距離データを半径とする円の方程式をそれぞれ求め、二元連立二次方程式を解くことによって幾何学的に距離条件を満足し得る二交点を求め、これらを採用交点判定部17へ送信する。
【0057】
採用交点判定部17は、二交点のうち、各目標情報から交点までの距離の合計が小さい方を、採用交点として高精度目標判定部18へ送信する。
【0058】
高精度目標判定部18は、採用交点判定部17から受信した採用交点が一つの場合はそれを高精度目標とし、採用交点が二つの場合はそれらの平均値を高精度目標とし、採用交点が三つの場合は三角形の重心点を高精度目標として、ニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19へ送信する。
【0059】
ニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19は、高精度目標判定部18からの高精度目標と目標情報受信部15からの目標情報とを用いて、以下に示す予め決めたサンプル数分(n)の高精度目標位置とあるセンサで測位した目標位置との角度差の平均値から、当該センサの角度補正量を算出する(図2参照)。
角度補正量=Σn i=1{θ(i)−θmean(i)}/n
なお、θ(i)は測位目標のセンサから見た角度を、θmean(i)は高精度目標のセンサから見た角度を示す。
【0060】
設置方位誤差に対してセンサ1a〜1cの方位方向の測位性能が悪い場合は、測位位置のばらつきが大きい。そのため、角度補正量は、あるサンプル数の平均値をとることによりばらつきを小さくすることができ、一括してフィードバックすることになる。算出した角度補正量は、統制命令送信部14を経由して統制命令受信部21へ送信する。
【0061】
補正角処理部22は、統制命令受信部21から受信した角度補正量に基づき、センサ1a〜1cの設置方位誤差をビーム制御計算機23に対して送信し、オフセット値として設定する。
【0062】
図3は、本発明に係るレジストレーション補正装置の第二実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0063】
本実施形態では、第一実施形態におけるニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19が、リアルタイム・レジストレーション補正処理部25に置き換えられている。
【0064】
リアルタイム・レジストレーション補正処理部25は、高精度目標判定部18からの高精度目標と目標情報受信部15からの目標情報とを用いて、高精度目標位置とあるセンサで測位した目標情報との角度差の累計平均値から、当該センサの角度補正量を決定する。決定した角度補正量は、逐次、統制命令送信部14を経由して統制命令受信部21へ送信する。
【0065】
センサ1a〜1cの性能である方位誤差が確率分布的であるのに対して、センサ1a〜1cの設置方位誤差は一定である。そのため、センサ1a〜1cの方位誤差と比較してセンサ1a〜1cの設置方位誤差が大きい場合は、目標の測位位置のばらつきが少ない。したがって、リアルタイム・レジストレーション補正処理部25により、逐次、角度補正量を反映することで、徐々にセンサ1a〜1cの設置方位誤差を補正することができる。
【0066】
本実施形態は、リアルタイム・レジストレーション補正処理部25以外は第一実施形態と同様の構成であり、高精度目標判定部18からの高精度目標と目標情報受信部15からの目標情報とを用いて、逐次、高精度目標位置とあるセンサで測位した目標情報との角度差の累計平均値から、当該センサの角度補正量を決定し、逐次、統制命令送信部14を経由して統制命令受信部21へ送信する。補正角処理部22は、統制命令受信部21から受信した角度補正量に基づき、センサの設置方位誤差をビーム制御計算機23に対して電気的に補正する。
【0067】
換言すると、リアルタイム・レジストレーション補正処理部25は、高精度目標判定部18からの高精度目標と目標情報受信部15からの目標情報とを用いて、逐次、以下に示す高精度目標位置とあるセンサで測位した目標位置との角度差の累計平均値から、当該センサの角度補正量を算出する(図4参照)。
n回目の角度補正量=Σn i=1{θ(i)−θmean(i)}/n
なお、nは補正回数を、θ(i)はi回目の測位目標のセンサ1a〜1cから見た角度を、θmean(i)はi回目の高精度目標のセンサ1a〜1cから見た角度を示す。
【0068】
設置方位誤差に対してセンサ1a〜1cの方位方向の測位性能が良い場合は、測位位置のばらつきが小さいため、角度補正量を逐次フィードバックすることができる。算出した角度補正量は、逐次、統制命令送信部14を経由して統制命令受信部21へ送信する。
【0069】
図5は、本発明に係るレジストレーション補正装置の第三実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0070】
本実施形態は、第一及び第二実施形態における補正角処理部22が、センサ統制装置10側に補正角処理部26として設けられている。センサ統制装置10側において、センサ1a〜1cから受信する目標情報の方位情報に、角度補正量を反映した後、距離交会法処理部16及びレジストレーション補正処理部(ニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部19又はリアルタイム・レジストレーション補正処理部25)へ出力する。本実施形態も、第一及び第二実施形態と同等の作用及び効果を奏する。
【0071】
次に、本発明に係るレジストレーション補正装置の第四実施形態を説明する。
【0072】
第一乃至第三実施形態におけるレジストレーション補正処理部における角度補正量を求める方法は、入力した目標情報の順序に重み付けを考慮した方法でも可能である。代表的な例としては以下の方式が挙げられる。
n回目の角度補正量=α{θ(n)−θmean(n)}+β[Σn−1 i=1{θ(i)−θmean(i)}/(n−1)]
なお、αとβは重み付け係数を示す。
【0073】
また、高精度目標判定部18における高精度目標を求める方法において、採用交点判定部17から受信する採用交点を三つ以上の場合のみに限定することにより、高精度目標の精度をより向上させることが可能である。
【0074】
【発明の効果】
本発明に係るレジストレーション補正装置によれば、同一目標に対して三つ以上のセンサから距離情報を入力し、これらの距離情報に基づき当該同一目標の位置を算出し、この位置に基づき設置方位誤差を補正することにより、次の効果を奏する。既存の三つ以上のセンサを利用できるので、リフレクタ等を設置することなく、簡単に設置方位誤差を補正できる。したがって、リフレクタ等を容易に設置できない環境又は設置に時間を要する環境でも使用できる。また、距離情報のみを用いて同一目標の位置を算出するので、方位方向の測位性能が悪いセンサであっても絶対方位合わせの精度が向上する。
【0075】
換言すると、本発明においては、複数センサから入手できる同時刻の距離情報と方位情報のうち、二つのセンサの同一目標に対する距離情報の組合せを利用し、重複した覆域内の任意目標の位置を距離交会法で求めることにより方位方向の測位誤差を除去し、更にそれら組合せ全ての点の集合から平均の点を求めることにより距離方向の測位誤差も除去して高精度な目標を生成できるため、従来のリフレクタ等のような既知の設置位置が無くとも、センサの設置の絶対方位合わせが可能となる。
【0076】
しかも、方位方向の測位性能が悪いセンサであっても、複数のセンサを組み合わせ、設置方位誤差に対してセンサの方位方向の測位性能が悪い場合は補正サンプル数分の測位後、一括して角度補正量のフィードバックを行うことで、設置の絶対方位合わせの精度向上が可能となる。また、設置方位誤差に対してセンサの方位方向の測位性能が良い場合は、補正回数分を逐次、角度補正量のフィードバックを行うことで、設置の絶対方位合わせの精度向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレジストレーション補正装置の第一実施形態を示すブロック図である。
【図2】第一実施形態におけるニアリアルタイム・レジストレーション補正部の角度補正量の説明図である。
【図3】本発明に係るレジストレーション補正装置の第二実施形態を示すブロック図である。
【図4】第二実施形態におけるリアルタイム・レジストレーション補正部の角度補正量の説明図である。
【図5】本発明に係るレジストレーション補正装置の第三実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
111,112 時刻同期信号受信アンテナ
12,20 同期時刻獲得部
13 入力表示部
14,21 統制命令送信部
15 目標情報受信部
16 距離交会法処理部
17 採用交点判定部
18 高精度目標判定部
19 ニアリアルタイム・レジストレーション補正処理部
22,26 補正角処理部
23 ビーム制御計算機
24 目標情報送信部
25 リアルタイム・レジストレーション補正処理部
Claims (6)
- 目標の距離情報及び方位情報を得るセンサを三つ以上備えた目標探索システムに対して、前記センサの設置方位誤差を補正するレジストレーション補正装置において、
位置が既知である三つ以上の前記センサから同一目標に対して距離情報を入力し、これらの距離情報に基づき当該同一目標の位置を算出し、一つの前記センサの位置と前記算出された同一目標の位置とに基づき当該センサにおける当該同一目標の方位を算出し、当該センサから当該同一目標の方位情報を入力し、この入力された方位情報と前記算出された方位とに基づき前記設置方位誤差を補正するものであって、
前記距離情報の二つずつの組み合わせを作り、これらの組み合せ毎に距離交会法で採用交点を求め、これら全ての採用交点を結ぶ線分により構成される多角形を三角形に分割し、これらの三角形毎の重心点を求め、これらの重心点の平均位置を求めることにより前記同一目標の位置を特定する、
ことを特徴とする目標探索システムのレジストレーション補正装置。 - 前記入力された方位情報と前記算出された方位との差について所定のサンプル数分の平均値を求め、この平均値を当該センサの角度補正量とし、この角度補正量に基づき前記設置方位誤差を補正する、
請求項1記載の目標探索システムのレジストレーション補正装置。 - 前記入力された方位情報と前記算出された方位との差について一サンプル毎に累積的に平均値を求め、この平均値を当該センサの角度補正量とし、この角度補正量に基づき前記設置方位誤差を補正する、
請求項1記載の目標探索システムのレジストレーション補正装置。 - センサ統制装置及び複数の電子走査式のセンサから構成され、
前記センサ統制装置は、統制用時刻同期信号受信アンテナ、統制用同期時刻獲得部、入力表示部、統制命令送信部、目標情報受信部、距離交会法処理部、採用交点判定部、高精度目標判定部及びレジストレーション補正処理部から構成され、
前記センサは、センサ用時刻同期信号受信アンテナ、センサ用同期時刻獲得部、統制命令受信部、補正角処理部、ビーム制御計算機及び目標情報送信部から構成され、
前記統制用同期時刻獲得部は、前記複数のセンサ全てと前記センサ統制装置とのシステム時刻が一致するように、前記統制用時刻同期信号受信アンテナで受信した同期時刻を獲得し、
前記入力表示部は、同一目標、この同一目標に対して前記複数のセンサが同時にセンサビームを走査し位置を測位する測位開始時刻及び測位時間間隔、並びにレジストレーション補正の対象とする前記センサを入力し、
前記統制命令送信部は、前記入力表示部から受信する同一目標、測位開始時刻及び測位時間間隔を、レジストレーション補正の対象とする前記センサへ送信するとともに、前記レジストレーション補正処理部で決定された角度補正量を前記センサへ送信し、
前記目標情報受信部は、前記各センサを中心とする距離及び方位で表される目標情報を当該複数のセンサから受信し、これらの目標情報を前記距離交会法処理部及び前記レジストレーション補正処理部へ送信し、
前記距離交会法処理部は、前記複数の目標情報の中から測位誤差が少ない距離情報のみを利用して、二つの前記センサの組み合わせ全てについて距離条件を同時に満足する点を円の二交点として求め、
前記採用交点判定部は、二つの前記センサの組み合わせ全てについて、前記距離交会法処理部で求めた二交点のうち最適な方を選択して採用交点とし、
前記高精度目標判定部は、全ての前記採用交点を結ぶことにより構成される多角形を三角形の集まりに分割し、各三角形の重心点を求めて各重心点の平均値を高精度目標として決定し、
前記レジストレーション補正処理部は、前記高精度目標判定部からの高精度目標と前記目標情報受信部からの目標情報とを用いて、予め決めたサンプル数分の高精度目標位置とレジストレーション補正の対象とする前記センサで測位した目標情報との角度差の平均値から、当該センサの角度補正量を決定し、
前記センサ用同期時刻獲得部は、前記センサ用時刻同期信号受信アンテナで受信した同期時刻を獲得し、
前記統制命令受信部は、前記統制命令送信部から受信した同一目標、測位開始時刻及び測位時間間隔を前記補正角処理部を経由して前記ビーム制御計算機へ送信し、
前記補正角処理部は、前記統制命令受信部から受信した角度補正量に基づき、前記センサの設置方位誤差を前記ビーム制御計算機に対して電気的に補正し、
前記目標情報送信部は、前記センサ統制装置へ目標情報を送信する、
目標探索システムのレジストレーション補正装置。 - 前記レジストレーション補正処理部に代えて、
前記高精度目標判定部からの高精度目標と前記目標情報受信部からの目標情報とを用いて、一サンプル毎の高精度目標位置とレジストレーション補正の対象とする前記センサで測位した目標情報との角度差の累積的な平均値から、当該センサの角度補正量を決定するレジストレーション補正処理部を設けた、
請求項4記載の目標探索システムのレジストレーション補正装置。 - 前記補正角処理部が前記センサ側ではなく前記センサ統制装置側に設けられた、
請求項4又は5記載の目標探索システムのレジストレーション補正装置。
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