JP2000220289A - 自走式接着剤溶融装置 - Google Patents

自走式接着剤溶融装置

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JP2000220289A
JP2000220289A JP11022071A JP2207199A JP2000220289A JP 2000220289 A JP2000220289 A JP 2000220289A JP 11022071 A JP11022071 A JP 11022071A JP 2207199 A JP2207199 A JP 2207199A JP 2000220289 A JP2000220289 A JP 2000220289A
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guide rail
along
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JP11022071A
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English (en)
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Kunihiko Suzuki
邦彦 鈴木
Satoshi Suda
智 須田
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BURAUNII KK
Konishi Co Ltd
Achilles Corp
TOWA DENKI KK
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BURAUNII KK
Konishi Co Ltd
Achilles Corp
TOWA DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を部材に沿って自動的に移動しなが
ら、接着剤を溶融するようにする。 【解決手段】 自走式接着剤溶融装置は、第1の部材で
ある壁下地15に接着剤層17a,17bを介して配置
された第2の部材である建材16に沿って自走しなが
ら、導電性発熱部材である導電性シート18を発熱させ
て接着剤を加熱溶融する。この装置は、建材16に対し
て接近離反移動自在にガイドレール24が装着された架
台21と、このガイドレール24に沿って走行自在に装
着された装置本体25とを有し、装置本体25には、高
周波発生器からの電流が供給される加熱コイル27が設
けられており、装置本体25を建材16の表面に沿って
自走させながら、加熱コイル27に電流を供給して交流
磁界を発生させ、導電性シート18を発熱させて接着剤
層17a,17bを加熱溶融する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木材製や石膏製など
の部材と壁下地などの下地材との間に設けられた接着剤
を溶融する自走式接着剤溶融装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベニア板や石膏ボードなどの建材を家屋
の内装仕上げとして使用するために、壁下地に接着剤に
より接着することがある。壁下地は支柱や間柱や中差し
などの木材製の部材により構成されており、ベニア板な
どの建材も木材製となっているので、接着剤を用いて建
材を壁下地に接着する場合には、通常では接着剤が乾燥
固化するまでに時間がかかり、接着作業の作業性が悪
い。
【0003】そこで、建材と壁下地との間に両面に接着
剤が塗布された金属製シートを介在させ、建材の表面に
加熱コイルを配置することによって、金属製シートを電
磁誘導加熱により発熱させて、この発熱により接着剤を
溶融して、接着操作を行うことが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】家屋の内装材として板
状や帯状の建材を壁下地に接着するために、加熱コイル
を有する接着装置を作業者が建材に沿って移動させるこ
とは、比較的高い位置まで接着装置本体を移動させなけ
ればならず、その作業は容易ではない。また、水平方向
に接着装置を移動させて床材などを接着する場合にも、
一直線状に接着装置を移動させることは容易なことでは
ない。
【0005】本発明の目的は、接着剤を部材に沿って自
動的に移動しながら、接着剤を溶融するようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の接着剤溶融装置
は、第1の部材に接着剤を介して配置された第2の部材
に沿って自走しながら、導電性発熱部材を発熱させて接
着剤を加熱溶融する自走式接着剤溶融装置であって、支
持面に前記部材に隣接させて配置され、前記部材に対し
て接近離反移動自在にガイドレールが装着された架台
と、前記ガイドレールに沿って走行自在に装着された装
置本体と、前記装置本体に渦巻き状に設けられ、高周波
発生器からの電流が供給される加熱コイルとを有し、前
記装置本体を前記第2の部材の表面に沿って自走させな
がら、前記加熱コイルに電流を供給して交流磁界を発生
させ、導電性発熱部材を発熱させて前記接着剤を加熱溶
融するようにしたことを特徴とする。前記ガイドレール
に前記部材に向かう押し付け力を付与するようにしても
良い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の自走式接着剤溶融装置を建
材を壁下地に接着するために適用した場合を示す断面図
であり、図2は図1の要部を拡大して示す断面図であ
り、図3は図2の正面図である。
【0009】図1には家屋の一部が示されており、土台
11の上には床板12が設けられ、土台11に垂直に取
り付けられた支柱13、水平方向の中差し14および図
示しない間柱によって壁下地15が構成されている。こ
の壁下地15には内装仕上げ材としてベニア板や石膏ボ
ードからなる建材16が接着される。
【0010】壁下地15は第1の部材を構成し、これに
対して第2の部材である建材16を接着するために、こ
れらの間には両面に接着剤層17a,17bが塗布され
たアルミニウム製や鉄製のシートからなる導電性シート
18が介在されるようになっている。それぞれの接着剤
層17a,17bは、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアセ
タール樹脂、ポリスチレン樹脂などのような熱可塑性接
着剤からなる。
【0011】このように、それぞれ木材製の壁下地15
と建材16との間に接着剤層とともに導電性シート18
を介在させた状態とし、建材16に対向させた加熱コイ
ルに高周波電流を供給させて加熱コイルに交流磁界を発
生させると、磁力線が導電性シート18を通過すること
になり、電磁誘導によって導電性シート18に渦電流が
発生する。この渦電流によるジュール熱によって導電性
シート18が発熱し、その熱を接着剤層17a,17b
に伝達することにより接着剤層17a,17bは加熱溶
融され、接着剤層を介して建材16を壁下地15に接着
することができる。
【0012】床下12の上にはこれの上面を支持面とし
て架台21が配置されるようになっており、この架台2
1は台座部22とこれに対して垂直方向に延びる垂直支
柱23とを有している。この架台21は作業者が手に持
って、壁下地15の近傍まで搬送することができる。台
座部22に車輪を設けることによって容易に架台21を
任意の設置場所に移動させることができ、その場合に
は、架台21の設置場所で車輪をロックするためのロッ
ク機構が設けられることになる。
【0013】架台21の垂直支柱23には、これに沿っ
て上下方向に延びて2本のガイドレール24が装着され
ており、ガイドレール24は水平方向に往復動して建材
16に対して接近離反移動自在となっている。
【0014】架台21の台座部22の先端には、建材1
6を支持するための支持爪22aが設けられており、こ
の支持爪22aの上に建材16を乗せて架台21によっ
て建材16を壁下地15に向けて搬送し得るようになっ
ている。
【0015】ガイドレール24にはこれに沿って上下動
自在に装置本体25が装着されており、この装置本体2
5の両側には、ガイドレール24に接触する回転体26
が複数個設けられている。したがって、回転体26を回
転駆動することによって、装置本体25はガイドレール
24に沿って上下方向に走行することになる。この回転
体26としては、図示する場合にはゴム製のローラとな
っており、ガイドレール24を挟むようにして接触して
いるが、回転体26を歯車とし、ガイドレール24にラ
ックギヤを設けて、歯車とラックギヤとの噛み合いによ
って装置本体25を上下に自走させるようにしても良
い。
【0016】装置本体25は全体的にほぼ直方体形状と
なっており、建材16に対向する加熱面には、加熱コイ
ル27が渦巻き状となって取り付けられている。この装
置本体25には、商用電源を変圧して電圧を低下させる
変圧器とこの変圧器からの交流を直流に整流する整流器
とを有する電源ユニット28がケーブル29を介して接
続されている。なお、加熱コイル27は装置本体25に
対してフェライト30を介して取り付けられ、加熱コイ
ル27により発生する磁界が装置本体25内に入り込ま
ないようになっている。
【0017】装置本体25内には電源ユニット28から
の直流から所定の周波数、たとえば、20〜30hHz 程
度の高周波電流を発生させる高周波発生器が設けられて
いる。さらに、この電源ユニット28からは回転体26
を駆動するためのモータに対して駆動電流が供給される
ようになっている。
【0018】ガイドレール24と垂直支柱23との間に
は、ガイドレール24に建材16に向けて押し付けるこ
とによって、加熱コイル27に対して建材16に所定の
押し付け力を加えるために、押し付け部材31が設けら
れている。この押し付け部材31としては、ガイドレー
ル24と垂直支柱23との間に圧縮コイルばねなどのば
ね部材としても良く、これに加えてばね部材にモータな
どによって押し付け力を加えるようにしても良い。ま
た、空気圧シリンダによってガイドレール24に押し付
け力を加えるようにしても良い。
【0019】図1に示す建材16は、両面に接着剤層1
7a,17bが形成された導電性シート18を用いて他
方の建材である壁下地15に接着するようにしている
が、導電性発熱部材として鉄粉などの導電性粉粒体を使
用し、これと接着剤との混合物を建材16と壁下地15
との間に介在させるようにしても良い。また、導電性シ
ート18に代えて、導電性の線材を編んで形成したメッ
シュ状の部材を導電性発熱部材としても良い。
【0020】さらには、一方の接着剤層17aのみを熱
可塑性接着剤とし、他方の接着剤層17bを化学反応に
よって硬化したり溶融するタイプの接着剤により形成
し、建材16と導電性シート18とを接着剤層17aに
より接着するようにし、壁下地15には予め導電性シー
ト18を接着剤層17bにより接着しておくようにして
も良い。その場合には、家屋建築の現場において、接着
剤溶融装置によって熱可塑性接着剤からなる接着剤層1
7aを溶融状態として導電性シート18を介して建材1
6を壁下地15に接着することになる。
【0021】図示される壁下地15は木材製の部材によ
って形成されているが、中差し14を鉄などの金属など
の導電性の部材によって形成した場合には、その部分と
建材16との間には、導電性シート18を介在させるこ
となく、接着剤のみを介在させることができる。その場
合には、壁下地15を構成する部材14が導電性となっ
ているので、その部材14を加熱コイル27によって発
熱してその熱によって接着剤層を溶融することになる。
【0022】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0023】たとえば、図示する実施の形態にあって
は、建材16を壁下地15に接着するために本発明の溶
融装置が使用されているが、接着剤層17a,17bを
介して壁下地15に接着された建材16を接着剤層を溶
融して剥がすためにも使用することができる。また、実
施の形態にあっては、壁下地を構成する建材に板状の建
材を接着するようにしているが、2枚の板状の建材を相
互に接着して複合材を製造する場合にも、本発明の溶融
装置を使用することができる。また、図示する場合に
は、2つの部材を接合するために溶融装置が使用されて
いるが、3つの部材を同時に接合する場合にも本発明の
溶融装置を使用することができる。さらに、図示する場
合には溶融装置によって壁下地15に建材16を接着す
るようにしているが、床板下地に建材を接着する場合に
も本発明を適用することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、溶融装置本体を自動的
に走行させることよって、板状ないし帯状の2つの部材
の間に設けられた接着剤層を溶融することができ、自動
的に接着作業を行ったり、接着剤を溶融することによっ
て分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である接着剤溶融装置を
示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の正面図である。
【符号の説明】
11 土台 12 床板 13 支柱 14 中差し 15 壁下地 16 建材(内装材) 17a,17b 接着剤層 18 導電性シート(導電性発熱部材) 21 架台 22 台座部 23 垂直支柱 24 ガイドレール 25 装置本体 26 回転体 27 加熱コイル 28 電源ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000000077 アキレス株式会社 東京都新宿区大京町22番地の5 (72)発明者 鈴木 邦彦 埼玉県北本市深井3−46 (72)発明者 須田 智 埼玉県川越市南台1丁目4番地2 東和電 気株式会社内 Fターム(参考) 3K059 AA08 AB00 AB04 AB19 AB20 AB26 AB27 AB28 AC07 AC76 AD03 AD40 CD44 CD52 CD73 CD75

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材に接着剤を介して配置された
    第2の部材に沿って自走しながら、導電性発熱部材を発
    熱させて接着剤を加熱溶融する自走式接着剤溶融装置で
    あって、 支持面に前記部材に隣接させて配置され、前記部材に対
    して接近離反移動自在にガイドレールが装着された架台
    と、 前記ガイドレールに沿って走行自在に装着された装置本
    体と、 前記装置本体に渦巻き状に設けられ、高周波発生器から
    の電流が供給される加熱コイルとを有し、 前記装置本体を前記第2の部材の表面に沿って自走させ
    ながら、前記加熱コイルに電流を供給して交流磁界を発
    生させ、導電性発熱部材を発熱させて前記接着剤を加熱
    溶融するようにしたことを特徴とする自走式接着剤溶融
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自走式接着剤溶融装置に
    おいて、前記ガイドレールに前記部材に向かう押し付け
    力を付与するようにしたことを特徴とする自走式接着剤
    溶融装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005019374A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Tokyo Denki Univ 携帯用電磁誘導加熱装置
WO2012043552A1 (ja) * 2010-09-28 2012-04-05 合資会社ブラウニー 電磁誘導加熱接着方法及びその装置

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