JPS60500656A - 床仕上材を接着する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、振動場内で活性化しうる、室温で乾燥している接着剤（ヒートシール 性接着剤）を床仕上材の下面に設け、この床仕上材を置いた後に接着剤を床仕」 二材の上面から実施される振動場−加熱により活性化し、床仕上材をその直後に 下地に押付けることにより床仕上制を接着する方法及び装置に関する。更に、本 発明は、この方法を実施するための床仕上材にも関する。

首記した種類の床仕上材を接着する１つの公知方法の場合（西ドイツ国特許公開 公報第２６５１７５６号）、室温で乾燥している接着剤は、誘導磁界によって活 性化、すなわち加熱される。しかし、加熱すべき材料中で渦電流によって発生す る誘導熱は、加熱すべき材料が導電性であることを前提とする。接着剤は通常非 導電性であるので、公知方法の場合には、差当り熱溶融性プラスチックからなる シートを製造する。この７−ト中には、薄い閉じたか孔の開いた金属シート、金 網が埋込まれているか又は個々の金属−又は黒鉛粒子も埋込まれている。こうし て調製されたシートは、床仕上材を置（前に覆せるべき下地に載置され、次に床 仕上材がその上に拡げられるか、又はこのシートは、２　特表昭ＧＯ−５００６ ５ｔｉ　（２）先に誘導加熱により床仕上材の下面と結合され、次にこの床、仕 −上材が下地に置かれる。引続き、滑りシュー間で支持されている、管から形成 された誘導コイルは、床仕上材の上面に載置され、緩徐に上面にわたって移動す る。別個に設けられた発生器は、電線を介して誘導、コイルと結合している。誘 導コイルによって金属シートな（・しは金属粒子中には渦電流が発生し、この渦 電流は、接着剤を溶融する。他面で、この公知方法は、粉末状接着剤を導電性粒 子と混合し、この粉末混合物を下地に散布するようにして実施される。更に、固 有の床仕上材は拡げられ、引続き粉末状接着剤は、カーペットの上に案内される 誘導コイルによって、導電性粒子に渦電流を発生させ、この渦電流がそれによっ て加熱し、その側で接着剤粉末を溶融させることにより溶融される。

この公知方法は、今日の普通のカーペット床に使用することができない。すなわ ち、静電帯電を阻止するために、カーペットの極性材料中に微細な金属系が保持 されているか又は極性材料それ自体の繊維中に導電性材料が埋込まれている。そ れによって、カーペットも導電性になり、このカーペットは、公知方法で接着剤 を金属埋蔵物を介して加熱するのと同様の原理により誘導磁界中で加熱される。

しかし、カーペットを加熱することは、溶融による極性材料の損傷ないしは完全 な破壊を生じる。公知方法のもう１つの欠点は、差当り金属シート又は金属粒子 が埋込まれているシートを接着剤材料から製造しなげればならないことにある。

このシートの製造は、金属埋蔵物のために高価であり、シートを製造しかつこの シートを床仕上材の下面に設ける付加的な作業過程を前提とする。導電性粒子と 混合した接着剤を下地に散布するという思想は、実際には使用不可能である。そ れというのも、均一な粉末剤塗布は、差当り実施するのが著しく困難であり、さ らに粉末塗布層厚は、床仕上材を粉末層の上に引く場合に著しく迅速に変化する からである。最後に、誘導磁界を発生させる装置の費用も比較的高い。すなわち 、比較的高い能率を有する発生器の存在が必要である。

この種の発生器は、製造の点で高価であるのみならず、その重量のために取扱い が煩雑でもある。更に、多くの家庭には、３０アンペアの必要な高さの接続容量 は存在しない。更に、管によって形成された誘導コイルを冷却水循環路により冷 却する必要があり、このことは、法外な機械的費用を必要とする。

従って、本発明の目的は、上記欠点を阻止し、簡単な方法及び時間を節約するよ うな方法で支障なしに実施することかできる、首記した種類の床仕上材を接着す る方法及びこの方法を実施する手段、殊に装置ならびに簡単に製造でき、容易に 取扱うことができる床仕上材それ自体を得ることである。本発明の他の形成の場 合には、１つの簡単な装置及び安価で製造することができる、本方法を実施する ための床仕上材をも得られるはずである。

本発明方法は、マイクロ波活性可能な接着剤、特に水分子含有ヒートシール性接 着剤を工場側で床仕上制の下面に設け、乾燥させ、接着剤の活性化をマイクロ波 加熱により実施することにある。

この新規方法は、床仕上材の申し分のない、安価で迅速な接着を可能にする。接 着剤は、工場側で適当な機械により均一に所望の厚さで直接に床仕上材の下面に 塗布することができる。しかし、この場合には、高室温で乾燥するような接着剤 が重要である。水分子含有ヒートシール性接着剤は、この前提条件を満足させる 。それというのも、水分子は、高い誘電率を有するからである。この接着剤は、 金属シート又は金属粒子を全く埋込む必要のない市販の接着剤であることができ るので、床仕上材を直接に工場側で被覆することは、直ちに可能である。床仕上 材は、接着剤塗布によって非本質的にのみ高価になる。この床仕上材は、建築現 場で直ちに下地に置くことができ、適切に裁断することができる。この場合、こ の床仕上材は、任意に下地上で移動させてもよく、適切な裁断後には、もはや下 地から取外すことができない。床仕上材は裁断した後、下面に存在する接着剤は 、マイクロ波加熱により上から床仕上材を介して活性化、すなわち加熱される。

カ５ 一ベット床仕上材ならびにプラスチック床仕上材は、小さい、誘導率を有するの で、床仕上材は、マイクロ波によって加熱さバず、これにより注意深く取扱われ る。

また、前記方法を実施する装置は、比較的簡単な構造であり、これにより製造の 点で安価である。装置中に設置されたマイクロ波発生器は、約１．、５　ｋＷの 僅かな電力のみを必要とし、したがってこの装置は、全ての家庭用コンセントに 接続することができる。また、この装置は、僅かな重量を有し、これにより取扱 いが簡単である。水冷却が不用であることによって、この装置の製造費は、さら に減少する。

閉鎖された床仕上材を再び下地から取外す必要がある場合には、これは、簡単に 反対の方法で行なうことができる。接着剤層は、接着剤層がなお軟質である限り 専ら床仕上材の上面から接着剤層に作用するマイクロ波によって活性化する必要 がある。工場側で床仕上側の下面に取付けられた接着剤は、乾燥するので、床仕 上材は、場合によっては接着なしに弛く置くこともできる。

接着剤を節約するためないしは同じ接着剤使用量で局部的に制限して粗い下地に おいて良好な接着を保証する厚いプラスチック層を塗布することができるために 、接着剤は、有利にストリップ状（又は点状）で床仕上材の下面に塗布される。

マイクロ波加熱及び床仕上材の押付けは、有利に帯６　蒲昭ＧＯ−５００６５６ （３） 状で実施される。それというのも、そのためには、比較的小型で軽量の運搬可能 な装置のみが必要とされるからである。

前記方法を実施するための装置は、本発明によれば、床方向に向いた、マイクロ 波を発信するマイクロ波発生器及び少な（とも１つの、このマイクロ波発生器に 隣接して配置された押付ロールを有する。

振動場内で活性化しうる、室温で乾燥している接着剤（ヒートシール性接着剤） を下面に有する、前記方法を実施するための床仕上材は、接着剤が工場側で床仕 上材の下面に設けられている、マイクロ波によって加熱しうる接着剤、特に水分 子含有ヒートシール性接着剤であることを特徴とする。

本発明方法を実施するための装置は、次に図面につき詳説しである。

車台ｌには、マイクロ波発生器２が配置され、このマイクロ波発生器は、下向き に床方向に向いた、矢印３で示されたマイクロ波を発信する。走行方向でこのマ イクロ波発生器の後方で車台１には、第１の押付ロール４が水平軸を中心に回転 しうるように支持されている。場合によってはなお１つの第２の押付ロール５は 、マイクロ波発生器の他の側に設けられていてもよい。

押付ロール４のみが設けられている場合には、この装置は、常にＡの方向で置か れた床仕上材の上を移動しなければならない。この場合、床仕上材を貫通するマ イクロ波３によってその下面に設けられた接着剤層は、活性化、すなわち軟化さ れ、接着される。この接着剤層がなお軟質で粘着性である間、この装置をさらに 移動させる場合には、床仕上材は、押付ロール４によって下地に押圧され、これ により接着剤層と下地との間の緊密な接触が得られる。２つの押付ロール４゜５ を使用する場合、この装置は、Ｂの方向で往復運動することができ、その際それ ぞれ走行方向でマイクロ波発生器の後方にある押伺ロール４又は５は、交互に下 地への床仕上材の押圧を行なう。

接着剤層の活性化は、マイクロ波加熱を使用することＫよって最短時間で可能と なり、それによって床仕上材は不変のままになる。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　床仕上材を、振動場内で活性化しうる、室温で乾燥している接着剤（ヒート シール性接着剤）を床仕上材の下面に設け、床仕上材を置いた後に接着剤を床仕 上材の上面から実施される振動場加熱により活性化し、かつ床仕上材をその直後 に下地に押付けることにより接着する方法において、マイクロ波活性化しうる接 着剤、特に水分１子含有化ヒ一トシール性接着剤を工場側で床仕上材の下面に設 け、乾燥させ、接着剤の活性化をマイクロ波加熱により実施するこ２、接着剤を ストリップ状で下面に設ける、請求の範囲第１項記載の方法。 ３　床仕上材のマイクロ波加熱及び押付けを帯状で実施する、請求の範囲第１項 又は第２項に記載の方法。 ４　請求の範囲第１項又は第３項による方法を実施するための装置において、こ の装置が床方向に向けてマイクロ波を発信するマイクロ波発生器及び少なくとも １つの、このマイクロ波発生器に隣接して配置された押付ロールを有することを 特徴とする請求の範囲第１項又は第３項による方法を実施するための装置。 ５　振動場内で活性化しうる、室温で乾燥した接着剤（ヒートシール性接着剤） を特徴とする請求の範囲第１項又は第２項による方法を実施するための床仕上材 において、この接着剤が工場側で床仕上材の下面に設けられてし・る、マイクロ 波によって加熱しうる接着剤、特に水分子含有ヒートシール性接着剤であること を特徴とする請求の範囲第１項又をま第２項による方法を実施するための床仕上 材。 １