JP2000220237A - 壁パネルおよび壁パネルを使用した建築方法 - Google Patents

壁パネルおよび壁パネルを使用した建築方法

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JP2000220237A
JP2000220237A JP11026069A JP2606999A JP2000220237A JP 2000220237 A JP2000220237 A JP 2000220237A JP 11026069 A JP11026069 A JP 11026069A JP 2606999 A JP2606999 A JP 2606999A JP 2000220237 A JP2000220237 A JP 2000220237A
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JP
Japan
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wall panel
wall
hardware
panel
steel material
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JP11026069A
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English (en)
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Kazuya Kuriiwa
和家 栗岩
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬や施工に際してパネルの懸吊が容易にな
り、しかも床パネルの位置決めを容易におこなうことが
でき、さらには、梁受け金物受けが不要になる壁パネル
および同壁パネルを使用した建築方法を提供する。 【解決手段】 壁パネル本体12の上端部には、金物1
3が設置されている。金物13は、断面H形状の本体部
14と、本体部14の上方に突出する仕切板15とによ
り一体的に構成されている。ウェブ17は、梁受け金物
固定部となっており、そこには必要に応じて梁受け金物
33が固定される。仕切板15には、吊り上げ部として
の二つの孔34が穿孔されている。上フランジ16の上
面が室外側の胴差設置部19と、室内側の床パネル設置
部20とに分離されている。そして、必要数の壁パネル
11を立設させ、床パネル36を床パネル設置部20
に、胴差37を胴差設置部19に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パネル本体の上
端に鋼材を固定し、その鋼材に住宅の他の部材を連結で
きるようにした壁パネルにおよびその壁パネルを使用し
た建築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁や床などをパネル化した工業化
住宅では、上階および下階のそれぞれ二つの壁パネル6
1a,61bと、床パネル62とを接合する場合、例え
ば、図6に示すようにしておこなわれていた。すなわ
ち、下階の壁パネル61bの上端に床パネル62を載置
し、床パネル62の端面を覆うように胴差63を釘64
にて固定する。続いて、上階の壁パネル61aを前記胴
差63および床パネル62の上部に載置する。そして、
下階の壁パネル61bおよび上階の壁パネル61aを、
前記胴差63および床パネル62を貫通する胴差ボルト
65およびナット66にて緊結固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、壁パネル6
1は、工業化の推進に伴ってサッシやせっこうボード等
を予め工場で取り付ける場合がある。このような場合
は、壁パネル61の自重が大きくなるために、運搬や施
工において壁パネル61の懸吊は困難を伴うものであっ
た。また、壁パネル61に対して梁を連結する際に使用
される梁受け金物を外壁パネル61に接合するときは、
梁受け金物を接合するための合板よりなる梁受け金物受
けを、壁パネル61に固定する必要があった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、運搬や施工に際してパネルの懸吊が容易
になり、しかも床パネルの位置決めを容易におこなうこ
とができ、さらには、梁受け金物受けが不要になる壁パ
ネルおよび壁パネルを使用した建築方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の壁パネルにおい
ては、パネル本体の上端に鋼材を固定し、その鋼材に住
宅の他の部材を連結できるようにしたことを特徴とす
る。
【0006】このような本発明においては、壁パネルに
連結される他の部材は、パネル本体上端の鋼材に固定さ
れることになる。上記構成において、鋼材に吊り上げ部
を設ければ、壁パネルの懸吊作業は容易になる。この
際、鋼材に床パネル設置部を設ければ、床パネルの位置
決めを容易におこなうことができる。さらに、鋼材に梁
受け金物固定部を設ければ、梁受け金物受けが不要にな
る。また、鋼材を本体部と、その本体部の上面から突出
した突出部とにより構成し、その突出部に吊り上げ部
を、前記本体部の上面に床パネルの設置部を、本体部の
側面に梁受け金物の固定部をそれぞれ設けることもでき
る。
【0007】本発明の壁パネルを使用した建築方法にお
いては、前述した壁パネルを用いて住宅の壁を構成する
とともに、鋼材の前記設置部に床パネルを設置する。こ
の際、梁受け金物の固定部に梁受け金物を固定し、その
梁受け金物で梁を支持する。そして、鋼材の上面に胴差
を固定することを可能にする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を木質パネル住宅
における壁パネルに具体化した実施形態について、図1
〜図4に基づいて詳細に説明する。
【0009】なお、壁パネル11の高さ寸法は、後述す
る金物13を取り付けたときに、従来の壁パネルの高さ
寸法と同様となるように形成されており、これにより、
従来のモジュールの中で本構造の壁パネルが活用できる
よう配慮されていることは言うまでもない。
【0010】図1および図2に示すように、壁パネル本
体12および床パネル36は、それぞれ枠部を構成する
木枠12a,36aと、壁面あるいは床面を構成する合
板12b,36bとにより構成され、それぞれ所定の寸
法を有している。
【0011】壁パネル本体12の上端部には、その幅方
向全幅に渡って鋼材としての金物13が設置されてい
る。この金物13は、断面H形状の本体部14と、本体
部14の上面から上方に突出する突出部としての仕切板
15とにより一体的に構成されている。
【0012】本体部14の下フランジ18の所定位置に
孔48が穿孔されており、金物13と、壁パネル本体1
2の上部木枠12aとが、この孔48を通るボルト31
およびナット32で接合されている。また、本体部14
のウェブ17は、梁受け金物固定部となっており、そこ
には孔51が形成されている。そして、必要に応じて孔
51を通るボルト39およびナット40により、ウェブ
17の側面に梁受け金物33が固定される。
【0013】仕切板15は、本体部14の上フランジ1
6の全長に渡って延在されるとともに、その厚さ方向の
中心線が前記ウェブ17の厚さ方向の中心線と一致す
る。そして仕切板15には、吊り上げ部としての二つの
孔34、および、床パネル固定用釘のための複数の孔3
5がそれぞれ所定位置に穿孔されている。なお、前記孔
35は釘頭が沈頭状態となるようにテーパ処理が施され
ている。また、仕切板15によって前記上フランジ16
の上面が室外側の胴差設置部19と、室内側の床パネル
設置部20とに分離されている。
【0014】次に、上記壁パネル11を使用して住宅の
外壁を構成するとともに、胴差設置部19に胴差37
を、床パネル設置部20に床パネル36を設置する方法
を説明する。
【0015】まず、必要数の壁パネル11を所定位置に
立設させ、その両端の接合面同士を図示しない接合金物
等で連結していく。そして、図1および図2に示すよう
に、梁受け金物33を前記ウェブ17の孔51に対して
室内側よりボルト39およびナット40で固定するとと
もに、壁パネル本体12に対して釘41で固定する。図
1では、壁パネル11同士の接合部分に梁が連結される
場合を示している。このようにして設置された対向する
梁受け金物33間に梁38を掛け渡し、釘42により固
定する。
【0016】一方、胴差37および床パネル36の木枠
36aには予め、仕切板15が嵌合される切欠き43
a,43bをそれぞれ設けておく。そして、床パネル3
6を床パネル設置部20に設置して、仕切板15の室外
側面から前記孔35を介して釘打ち固定する。さらに、
胴差設置部19に胴差37を設置し、胴差37と床パネ
ル36の木枠36aとを、ボルト44およびナット4
5、または釘で緊結する。
【0017】ここで、壁のコーナ部における金物13同
士の接合構成について図3および図4により説明する。
図3(a)に示すように、壁のコーナ部における一方の
壁パネル11の金物13の接合端は、接合板46の厚さ
分ウェブ17が後退しており、孔49を有する接合板4
6が上・下フランジ16,18の端縁間に嵌め込まれて
溶接固定されている。また、図3(b)に示すように、
壁のコーナ部における他方の壁パネル11の金物13の
接合端には、孔49を有する接合板46が上・下フラン
ジ16,18間に嵌め込まれて溶接固定されている。
【0018】そして、図4に示すように、壁パネル11
同士が直角をなすように接合されるときは、これら両接
合板46同士が当接され、前記孔49を通るボルト44
およびナット45により緊結される。
【0019】次に、上記実施形態によって発揮される効
果について説明する。 (1) 本実施形態では、仕切板15に吊り上げ部とし
ての孔34を形成しているため、その孔34にシャック
ルを介してワイヤを取り付け、壁パネル11を容易に懸
吊できる。従って、壁パネル11の運搬や施工に際して
手間がかからない。
【0020】(2) 本実施形態では、床パネル設置部
20へ床パネル36を設置することにより、床パネル3
6の位置決めがおこなわれるため、床パネル36の位置
決め作業が簡単になる。
【0021】(3) 本実施形態では、梁受け金物33
を本体部14のウェブ17に固定することが可能なた
め、従来、壁パネル本体12に梁受け金物33を設置す
るときに必要であった別体の合板等の梁受け金物受けを
必要としない。
【0022】(4) 最上階の壁パネル11に傾斜屋根
を連結する場合、最上階の壁パネル11と傾斜屋根との
間の補強梁を金物13が兼用することにより、別体の補
強梁を省略することができる。
【0023】(5) 本実施形態では、壁コーナ部にお
ける壁パネル11同士の連結は、金物13部分において
ボルト44およびナット45で強固に固定される。その
ため、壁パネル本体12部分での釘打ち等の固定箇所を
減らすことができ、壁コーナ部における壁パネル11同
士の接合に伴う壁パネル11内の埋木をなくす構成が可
能となる。
【0024】(6) 本実施形態の金物13は、胴差の
役目である床パネルの位置決め等を担持する。そのた
め、胴差37は強度をあまり必要とせず、スペーサ的に
使用される安価なものでよく、あるいは、胴差37をな
くす構成も可能である。
【0025】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・ 前記実施形態では、仕切板15は本体部14の上フ
ランジ16の全長に渡って延在されていた。これを、図
5に示すように、仕切板15両端部の一部を切除により
省略して、その部分において連結金物47を床パネル3
6間に渡して釘50によりそれらの床パネル36同士を
連結するように変更してもよい。このようにすれば、床
パネル36同士の連結は強固なものとなる。
【0026】・ 前記実施形態では、仕切板15は、そ
の厚さ方向の中心線が本体部14のウェブ17の中心線
と一致するように本体部14の上フランジ16から突設
されている。これを、仕切板15が切欠き43bを省略
した床パネル36の木枠36aに当接するように、図2
中二点鎖線で示されるの室外側の位置へ変位させて構成
してもよい。このようにすれば、床パネル36の木枠3
6aに形成される切欠き43bを省略できるばかりでな
く、床パネル36の荷重がかかる部分の直下に前記ウェ
ブ17が位置することになり、金物13の強度が増す。
【0027】・ 前記実施形態では、仕切板15は、本
体部14の上フランジ16から一体的に突設されてい
る。これを、仕切板15を別部品にして前記上フランジ
16に溶接して接合すること。
【0028】・ 前記実施形態では、壁パネル11を外
壁用として使用したが、室内部の壁用として使用しても
よい。
【0029】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1および請求
項6に記載の発明によれば、他の部材を連結するための
鋼材が壁パネル上端に予め設置されているため、その連
結に必要な部材を別に準備する必要がなく、施工が容易
になる。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、鋼材に吊り上げ部を形成しているた
め、運搬や施工に際しての壁パネルの懸吊が容易にな
る。請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請
求項2の効果に加えて、鋼材に床パネルの設置部が設け
られているため、床パネルの位置決め作業を容易におこ
なうことができる。
【0031】請求項4および請求項7に記載の発明によ
れば、鋼材に梁受け金物の固定部が設けられているた
め、壁パネルに対して梁やまぐさを連結する際に別体の
梁受け金物受けを必要とせず、しかも梁受け金物の取付
け強度を向上させることができる。
【0032】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、鋼材を本体部と、その本体部の上面か
ら突出した突出部とにより構成するという簡単な構成に
より壁パネルを提供できる。
【0033】請求項8に記載の発明によれば、胴差の設
置が容易で、その胴差として安価なものを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の壁パネルを示す斜視図。
【図2】 壁パネル、床パネルおよび梁の接合状態を示
す要部断面図。
【図3】 接合板の設置状態を示す斜視図。
【図4】 壁コーナ部における壁パネルの接合状態を示
す水平断面図。
【図5】 壁パネル同士の、本実施形態とは別の連結状
態を示す図。
【図6】 従来技術を示す要部断面図。
【符号の説明】
11…壁パネル、12…壁パネル本体、13…鋼材とし
ての金物、14…金物13の本体部、15…金物13の
突出部としての仕切板、20…床パネル設置部、33…
梁受け金物、34…吊り上げ部としての孔、36…床パ
ネル、37…胴差、38…梁。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル本体の上端に鋼材を固定し、その
    鋼材に住宅の他の部材を連結できるようにしたことを特
    徴とする壁パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の壁パネルにおいて、鋼
    材に吊り上げ部を設けたことを特徴とする壁パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の壁パネ
    ルにおいて、鋼材に床パネル設置部を設けたことを特徴
    とする壁パネル。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項
    に記載の壁パネルにおいて、鋼材に梁受け金物固定部を
    設けたことを特徴とする壁パネル。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の壁パネルにおいて、鋼
    材を本体部と、その本体部の上面から突出した突出部と
    により構成し、その突出部に吊り上げ部を、前記本体部
    の上面に床パネルの設置部を、本体部の側面に梁受け金
    物の固定部をそれぞれ設けたことを特徴とする壁パネ
    ル。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の壁パネ
    ルを用いて住宅の壁を構成するとともに、鋼材の前記設
    置部に床パネルを設置することを特徴とした建築方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の建築方法において、梁
    受け金物の固定部に梁受け金物を固定し、その梁受け金
    物に梁またはまぐさを支持することを特徴とした建築方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の建築方法において、鋼
    材の上面に胴差を配置することを特徴とした建築方法。
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