JP2000220167A - 建設機械の運転室のフロア構造 - Google Patents

建設機械の運転室のフロア構造

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JP2000220167A
JP2000220167A JP11024264A JP2426499A JP2000220167A JP 2000220167 A JP2000220167 A JP 2000220167A JP 11024264 A JP11024264 A JP 11024264A JP 2426499 A JP2426499 A JP 2426499A JP 2000220167 A JP2000220167 A JP 2000220167A
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JP
Japan
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floor
mount
cab
plate
driver
Prior art date
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Pending
Application number
JP11024264A
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English (en)
Inventor
Eiji Akabane
英司 赤羽根
Masafumi Iguchi
雅文 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアを機体に設けられたマウントに取り付
けるボルトの頭部あるいはナットと、フロアに載置され
る運転室の部材などとが干渉しないようにすることがで
き、マウントおよび運転室の部材などの自由な配置を可
能にする、建設機械の運転室のフロア構造を提供する。 【解決手段】 フロアとマウントとの間にフロアに一体
的に取り付けたマウントプレートを備える。マウントプ
レートにボルト挿通孔と座ぐり凹部を形成する。フロア
に座ぐり凹部より大径の貫通孔を形成する。座ぐり凹部
と貫通孔にボルトの頭部あるいはナットを収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、ブ
ルドーザなどの建設機械の運転室のフロア構造、さらに
詳しくは、運転室が載置されるフロアの、機体フレーム
のマウントへの取付部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の運転室が載置されるフロア
は、運転室内のオペレータなどを過酷な機体の振動から
保護するために複数個所、例えば前後左右の4個所が防
振のためのマウントを介して機体フレームに取り付けら
れている。典型的な周知のマウントとしては、例えばラ
バークッションと封入されたシリコンオイルとからなる
ビスカスマウントがある。マウントは、例えば円筒状の
本体ケースが機体フレームに取り付けられ、本体ケース
の中心部に設けられたボスにフロアが、ボスに設けられ
た雌ねじあるいはスタッドを用いて取り付けられる。す
なわち、フロアに設けられたボルト挿通孔にフロアの上
面側からボルトを通してボスの雌ねじに締め付け、ある
いはボスのスタッドをフロアのボルト挿通孔にフロアの
下面側から通してフロアの上面側からこのスタッドにナ
ットを締め付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおりの形態
の従来の建設機械の運転室のフロア構造には、次のとお
りの解決すべき問題がある。
【0004】(1)フロア取付ボルトの配置:フロアを
マウントに取り付けるボルトの頭部あるいはナットが、
フロアの上面に位置している。また、フロアに載置され
る運転室の部材もフロアの上面に位置している。したが
って、フロアを取り付けるボルトあるいはナットの配置
は運転室の部材と干渉しない範囲に制限される。
【0005】(2)フロアおよび運転室の防振:マウン
トはその防振効果上からフロアのできるだけ外周部に配
置するのが望ましい。しかしながら運転室を構成する部
材がフロアの外周部に位置している。したがって、マウ
ントはその内側に配置されることになり、防振効果が低
下する。
【0006】(3)運転室の部材:フロアを取り付ける
ボルトの頭部あるいはナットがフロアの上面に位置する
から、運転室の部材の、構造、形状などが制限される。
【0007】(4)運転室内の装備:さらに、運転室内
の装備、例えばフロアの上面に設置される操縦ペダルな
どの配置位置、またフロア上面に敷設されるフロアマッ
トの形状が、マウントの取付ボルト、取付ナットによっ
て制限される。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、フロアをマウントに取り付ける
ボルトの頭部あるいはナットと、フロア上に載置される
運転室の部材などとが干渉しないようにすることがで
き、マウントおよび運転室の部材などの自由な配置を可
能にする、建設機械の運転室のフロア構造を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決する建設機械の運転室のフロア構造と
して、運転室が載置されるフロアと機体フレームに設け
られ該フロアが取り付けられるマウントとの間に、該フ
ロアに一体的に取り付けたマウントプレートを備え、該
マウントプレートに、ボルト挿通孔と該ボルト挿通孔の
該フロアの側に座ぐり凹部を形成し、該座ぐり凹部に対
向する該フロアに該座ぐり凹部より大径の貫通孔を形成
した、ことを特徴とする建設機械の運転室のフロア構造
が提供される。
【0010】本発明による建設機械の運転室のフロア構
造においては、フロアをマウントに取り付けるボルトの
頭部あるいはナットがマウントプレートの座ぐり凹部お
よびフロアの貫通孔の部分に収容される。したがって、
フロアをマウントに取り付けるボルトの頭部あるいはナ
ットはフロアの上面に飛び出さないから、フロアに載置
される運転室の部材などと干渉しない。そして、マウン
トおよび運転室の部材などの自由な配置を可能にする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
建設機械の運転室のフロア構造の好適実施形態を図示し
ている添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0012】図1および図2を参照して説明すると、運
転室2が載置されるフロア4が、フロア4の前後左右の
4個所を防振のためのマウント6を介して機体フレーム
8に取り付けられている。
【0013】図1および図2とともに図3および図4を
参照して説明すると、マウント6は周知のもので、本実
施の形態においてはラバークッションと封入されたシリ
コンオイルとからなるビスカスマウントが用いられてい
る。マウント6は、円筒状の本体ケース6aのフランジ
部が機体フレーム8に4個のボルト9で取り付けられ、
本体ケース6aの中の中心部に位置して雌ねじを備える
ボス6bに、フロア4がボルト10によって取り付けら
れている(フロア4の取り付けについては後に詳述す
る)。
【0014】フロア4は、矩形状に鋼板で成形され、そ
の4隅の、マウント6との間(フロア4の下面)の各々
に、マウントプレート5が溶接により一体的に取り付け
られている。マウントプレート5は円盤状に鋼板で成形
されている。マウントプレート5にはボルト挿通孔5a
とボルト挿通孔5aのフロア4の側に深さHの座ぐり凹
部5bが形成されている。座ぐり凹部5bに対向するフ
ロア4には座ぐり凹部5bより大径の貫通孔4aが形成
されている。座ぐり凹部5bの深さHは、ボルト10の
頭部の高さh(座ぐり凹部5bの面からボルト10の頭
部の先端までの高さ)がフロア4の厚さTと座ぐり凹部
5bの深さHを合計した寸法よりも小さくなるように設
定されている。
【0015】フロア4の上に載置される運転室2は、運
転室本体パネル2aの下端にフロア4の上に載置される
部材であるプレート部材2bとアングル部材2cを備え
ている。このプレート部材2bおよびアングル部材2c
はフロア4の外周に沿って設けられている。したがっ
て、プレート部材2bおよびアングル部材2cはフロア
4をマウント6に取り付ける、フロア4の4隅に位置す
るボルト10の上方に位置している。
【0016】上述のように構成されたフロア4をマウン
ト6に取り付けるには、フロア4を、フロア4の4個の
マウントプレート5が機体フレーム8に取り付けられた
4個のマウント6の上にそれぞれなるように位置付け、
マウントプレート5の各々に形成されたボルト挿通孔5
aに、フロア4の上面側からボルト10を通してボス6
bの雌ねじに締め付ける。フロア4をマウント6に取り
付けた後に運転室2をフロア4の上面に載せ取り付ける
(運転室2はフロア4に備えられたねじ孔を用いてボル
トにより取り付けられるが、その詳細については説明を
省略する)。
【0017】図1〜図4、主として図3を参照して上述
したとおりの建設機械の運転室のフロア構造の作用を説
明する。
【0018】(1)フロア取付ボルトと運転室部材との
干渉:フロア4を取り付けるボルト10の頭部は、マウ
ントプレート5の座ぐり凹部5bおよびフロア4の貫通
孔4aの部分に収容され、フロア4の上面から飛び出さ
ない。したがって、フロア4の上面に載置される運転室
2の部材であるプレート部材2bおよびアングル部材2
cと干渉しない。また、マウント6および運転室2の部
材それぞれの配置が自由になる。そして、マウントプレ
ート5に座ぐり凹部5bを備えることにより、例えば建
設機械の種類、構造などによって、マウント6のサイズ
が変わりボルト10の頭部の高さhが変わっても、フロ
ア4の板厚を変えることなしに、ボルト10の頭部がフ
ロア4の上面に飛び出さないようにマウントプレート5
の座ぐり凹部5bの深さHを変え、必要によりマウント
プレート5の板厚を変え、調整することが容易にでき
る。
【0019】(2)フロア上面の突出物:フロア4の上
面にボルト10の頭部が飛び出さないから、フロアの上
面に設置される操縦ペダル(図示していない)などの配
置位置が自由になる。また、フロア4の上面に敷設する
フロアマット(図示していない)の形状も簡単になり、
フロア4の上面に敷設しやすくなるとともに、フロアマ
ットの製造コストも下げることができ、さらに建設機械
においては汚れやすいフロアマット上のゴミ、土砂など
の清掃も容易になる。
【0020】(3)コスト:本発明によるマウントプレ
ート5をフロア4に備えないで、フロア4そのものを厚
板にしてボルト10の頭部を収容する凹部を形成するこ
とも可能であるが、この場合は、フロアの重量がかさむ
とともに、製造コストも高くなる。したがって、マウン
トプレート5はフロアの重量増、コスト高などの問題も
除くことができる。
【0021】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。
【0022】(1)マウントの形状:本発明の実施の形
態においては、マウント6のボス6bに雌ねじが形成さ
れているが、マウントは図5に示すマウント16のよう
にそのボス16aに雄ねじであるスタッド16bを備え
る形態のものでもよい。この場合には、スタッド16b
をマウントプレート5のボルト挿通孔5aに通し、フロ
ア4の上面側からナット17をスタッド16bに取り付
ける。そして、フロア4の厚さTと座ぐり凹部5bの深
さHの合計寸法の中にナット17およびスタッド16b
を収容するようにすればよい。
【0023】(2)マウントプレート:本発明の実施の
形態においては、マウントプレート5は円盤状に形成さ
れているが、円盤状に限定されるものではなく角形など
形状は任意である。また、マウントに設けられる雌ねじ
あるいはスタッドが複数個の場合には、その個数に応じ
てマウントプレート5にボルト挿通孔を複数個形成すれ
ばばよい。
【0024】(3)マウントプレート:本発明の実施の
形態においては、マウントプレート5はフロア4に溶接
により一体的に取り付けられているが、ボルトなどの手
段によってフロア4に一体的に取り付けてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明に従って構成された建設機械の運
転室のフロア構造によれば、フロアをマウントに取り付
けるボルトの頭部あるいはナットと、フロアに載置され
る運転室の部材とが干渉しないようにすることができ、
マウントおよび運転室の部材などの自由な配置を可能に
する、建設機械の運転室のフロア構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された建設機械の運転室の
フロア構造を備える運転室およびフロアの側面図。
【図2】図1のA−A矢印方向に見たフロアの平面図
(フロアの一部を切断して機体フレームに取り付けられ
たマウントを図示している)。
【図3】図2のB−B矢印方向に見たマウントとフロア
の断面図(マウントは一部分を断面図示している)。
【図4】図3のC−C矢印方向に見た平面図。
【図5】図3におけるマウントをスタッド付きのマウン
トにしたマウントとフロアの断面図。
【符号の説明】 2:運転室 2b:プレート部材(運転室の部材) 2c:アングル部材(運転室の部材) 4:フロア 4a:貫通孔 5:マウントプレート 5a:ボルト挿通孔 5b:座ぐり凹部 6:マウント 8:機体フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室が載置されるフロアと機体フレー
    ムに設けられ該フロアが取り付けられるマウントとの間
    に、該フロアに一体的に取り付けたマウントプレートを
    備え、 該マウントプレートに、ボルト挿通孔と該ボルト挿通孔
    の該フロアの側に座ぐり凹部を形成し、該座ぐり凹部に
    対向する該フロアに該座ぐり凹部より大径の貫通孔を形
    成した、ことを特徴とする建設機械の運転室のフロア構
    造。
JP11024264A 1999-02-01 1999-02-01 建設機械の運転室のフロア構造 Pending JP2000220167A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162278A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Komatsu Ltd キャブ構造
JP2007224643A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械のキャブ取付構造

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JP2007162278A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Komatsu Ltd キャブ構造
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040316