JP2000219896A - 洗濯方法およびそれに用いる組成物 - Google Patents

洗濯方法およびそれに用いる組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯物をアルカリ洗浄した後の中和および消
毒を充分に行うことができる洗濯方法およびそれに用い
る組成物を提供する。 【解決手段】 汚れた洗濯物をアルカリ性洗剤に接触さ
せて、洗濯物を処理し、前記処理された洗濯物を、過酸
化水素、有機カルボン酸および結果として生じる有機過
酸(resulting organic peracid)を含む過酸組成物に接
触させることによって、前記洗濯物を中和し、十分に消
毒する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯方法およびそ
れに用いる組成物に関する。洗濯方法においては一般
に、主な汚れを除去するために汚れた衣類をアルカリ性
洗剤に接触させる。衣類から汚れを除去した後、そのき
れいな衣類をしばしば洗濯サワー物質と接触させる。本
発明は、洗浄された衣類に、他の望ましい特性を付与す
る改善された洗濯サワー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な商業用もしくは産業用洗濯方法
において、例えば、シーツ、タオル、ハンカチ、衣類、
テーブルクロス等のような繊維素材は、一般にアルカリ
性洗剤を用いて高温で洗濯される。このような洗剤物質
は、例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属シリ
ケート、アルカリ金属カーボネート、または他のこのよ
うな塩基成分等のアルカリ性源を含有する。さらに、こ
のような洗剤物質(洗濯用化学物質)は、通常、織物材
料からの汚れの除去を高めることのできるアニオン性ま
たはその他の性質の洗剤物質を含有し、また、仕上がっ
た洗浄された物品の外観を向上させるために使用される
漂白剤、光沢剤、再付着防止剤等の他の成分を含んでも
よい。それから、前記洗浄された物品を、商業用もしく
は産業用のサワー物質に接触させる。洗濯された物品の
中またはその上に残っているアルカリ性洗剤の残留成分
は、繊維にダメージを与えたり、洗濯した繊維製品を着
用した人の皮膚に刺激を与えたりすることがある。これ
は、特に、タオル、シーツ、衣類等において、問題とな
る。サワー物質は、繊維に残るアルカリ性残留物を中和
する酸成分を含有する。
【0003】洗濯方法において、重要であり、長い間必
要であると考えられてきた目標は、洗浄され、かつ消毒
された洗濯物を得ることである。例えば、細菌、菌類、
胞子およびその他の微生物もしくは微生物を発生させる
物質を、実質的に減少させることは、医療、食品加工お
よび病院産業において特に重要である。微生物の実質的
な減少(5桁以上、5−log10以上の減少)が、消毒
の成果であると考えられる。洗濯方法における洗濯用化
学物質は、強い、腐食性または危険性もしくは不快な化
学物質を使用せずに洗濯された物を消毒し得ることが長
い間求められてきた。現在、この技術分野で使用されて
いる化学物質としては、例えば、4級アンモニウム化合
物、強塩素系消毒剤、および他の強い化学物質等があげ
られる。このような物質のために、洗濯された物品が皮
膚に刺激を与えることがしばしばある。前記洗浄物質
は、例えば、悪臭や刺激臭または吸入毒性となったり、
布または産業用洗濯設備に有害作用をもたらしたり、ま
た、化学的に不安定であり、高価である等の問題があ
る。
【0004】洗濯用化学洗剤添加物の例は、例えば、下
記従来技術に示されている。スパジーニら(Spadini et
al.)の米国特許第4,220,562号明細書は、有
機ペルオキシ化合物、アルコキシラート化された(alko
xylated)非イオン性界面活性剤およびしみ抜きに有用
なその他の物質を含有する、染み抜き用の過酸漂白剤が
開示されている。スパジーニらは、開示されたこれらの
物質と、従来の多様な洗濯成分とを組み合わせてもよい
ことを示唆している。
【0005】ハーディー(Hardy)の米国特許第4,6
19,779号明細書には、炭素数5〜18(C5−C
18)の脂肪族ペルオキシカルボン酸漂白剤前駆体(prec
ursor)を含む洗剤添加物製品が開示されている。前記
漂白剤は、通常、柔軟性の基質と組み合わされた過酸漂
白剤前駆体を含む。前記漂白剤プレカーサは、例えば、
活性剤、洗剤およびその他の従来の洗濯用化学物質と一
緒に使用することもできる。
【0006】トラビッチェ(Trabitzch)のドイツ特許
第3929335号明細書には、ペルオキシ機能を使用
するために、漂白剤として、洗濯用化学物質組成物に組
み込むことができる公知の洗剤添加物組成物として、ペ
ルオキシ塩およびペルオキシ発生化合物が開示されてい
る。トラビッチェは、これらの過酸物質が効果的な漂白
剤であることを示唆しているが、これらの物質が、洗濯
工程における、アルカリ性洗剤処理の後の、消毒、柔軟
仕上、アルカリ性残留物の中和を行う段階で、使用でき
ることを強調していない。
【0007】クラマー(Kramer)らの米国特許第5,3
20,805号明細書には、洗濯用化学物質を、例え
ば、過酸化水素、およびホスホニウム、スルホニウム、
四級アンモニウムもしくは他のそのような塩を液体可溶
性相変化物質中に含むアルカリ性水溶性塩を使用したク
リーナー、消毒剤、殺菌剤、殺胞子剤、防かび剤および
滅菌剤として使用する方法が開示されている。クラマー
らの技術は、例えば、洗濯洗剤組成物における、過ホウ
酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩、過酢酸塩もしくは過リン
酸塩等のペルオキシ物質と四級アンモニウム物質との間
の相互作用を含む。この組成物は、従来の四級アンモニ
ウム化合物とEO−POブロックコポリマーとが結合し
た炭酸ナトリウム過酸化物質を含有する物質の例であ
る。
【0008】チーケルマンら(Tieckelmann)の米国特
許第5,205,835号明細書には、過酢酸塩中和剤
を用いて、アルカリ性繊維の性質を中和することによっ
て、湿潤処理を施した加工デニム衣類から二酸化マンガ
ン残留物を除去する方法が教示されている。この方法
は、過マンガン漂白されたデニムに関する。過マンガン
残留物を処理済みのデニムから除去することは、従来の
商業用もしくは産業用洗濯方法において一般的ではない
デニム処理における一般的な問題である。通常、洗濯物
は過マンガン酸塩を含まない。なぜなら、それらは使用
された物品(useditem)であり、洗濯処理を始める前に過
マンガン処理はされていないからである。したがって、
この洗濯物および方法は、通常、過マンガン酸塩を含ま
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この産業において長く
必要と考えられてきたものは、効果的な洗濯用化学物
質、および汚れの除去、繊維製品の消毒およびサワー柔
軟特性に高い効果のある方法である。このような物質
は、例えば、油性や脂肪性の汚れを除去し、細菌、菌
類、ウイルスおよびその他の有害もしくは病気の原因と
なる病原体を殺すか、または、実質的に減少させなけれ
ばならない。最後に、仕上がった洗濯物は、柔らかさ
と、人の皮膚との適合性とを備えていなければならな
い。
【0010】本発明の目的は、アルカリ性洗剤工程に続
く単一の工程において使用でき、柔軟性と消毒性の両方
を提供することによって、洗濯された製品の特性および
品質を改善することができる組成物とそれを用いた洗濯
方法の提供である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、以下に示す本発明の洗濯方法およびそれに用いる組
成物(洗濯用化学物質組成物)は、アルカリ性洗剤に続
く洗濯工程において使用することのできる繊維製品の消
毒/サワー物質およびその使用(洗濯方法)を提供す
る。
【0012】本発明の第1の洗濯方法は、洗濯物を洗浄
し、消毒し、pHを中和することができる洗濯方法であ
って、前記方法は、(a) 汚れた洗濯物をアルカリ性
洗剤に接触させて、洗濯物を処理し、(b) 前記処理
された洗濯物を、過酸化水素、有機カルボン酸および結
果として生じる有機過酸(resulting organic peracid)
を含み、洗濯物を中和および消毒することができる過酸
組成物に接触させる工程を含む。
【0013】本発明の方法によれば、例えば、繊維製品
から汚れを分離・除去して洗濯物を処理する目的で、前
記繊維製品をアルカリ性洗剤に接触させた後、処理され
た洗濯物を、前記過酸組成物(オキシダント過酸物質)
と接触させることにより、洗濯物を洗浄し、消毒し、p
Hを中和することができる。
【0014】本発明の方法において、前記(b)工程を
70℃未満で行うことが好ましく、より好ましくは、5
0℃未満で行うことである。また、前記(b)工程をp
H4〜9の範囲で行うことが好ましく、より好ましく
は、pH5〜7の範囲である。このように、本発明の方
法によれば、例えば、一般的に洗濯消毒プロセスに効果
がないと考えられている温度において、洗濯物を洗浄
し、消毒し、中和することができ、これは、後述する第
2および第3の方法においても同様である。
【0015】本発明の方法において、前記過酸が、炭素
数2〜10のペルオキシカルボン酸であることが好まし
く、より好ましくは炭素数2〜5のペルオキシカルボン
酸である。前記過酸は、具体的には、例えば、過酢酸、
過プロピオン酸、過オクタン酸、過デカン酸等が使用で
き、これらは一種類でもよいし、二種類以上を併用して
もよい。この中でも好ましくは過酢酸である。
【0016】本発明の方法において、前記アルカリ性洗
剤が、アルカリ性源および界面活性剤を含むことが好ま
しく、また、さらにビルダー塩を含んでもよい。
【0017】本発明の方法において、前記過酸組成物
が、1〜50重量%の範囲の過酸化水素と、1〜80重
量%の範囲の炭素数2〜10のカルボン酸と、1〜50
重量%の範囲の炭素数2〜10のペルオキシカルボン酸
とを、平衡状態で含むことが好ましい。
【0018】本発明の方法において、前記カルボン酸
が、酢酸、プロピオン酸、オクタン酸およびデカン酸か
らなる群から選択された少なくとも一つのカルボン酸で
あることが好ましく、より好ましくは酢酸である。前記
カルボン酸は、一種類でもよいし、二種類以上を併用し
てもよい。
【0019】本発明の第2の洗濯方法は、過マンガン酸
成分を実質的に含まない、洗濯物を洗浄し、消毒し、柔
らかくする(中和する)ことができる洗濯方法であっ
て、前記方法は、(c) 汚れた洗濯物を、アルカリ性
源と、アニオン性界面活性剤または非イオン性界面活性
剤とを水性媒体中に含む洗濯用洗剤化学物質に、繊維製
品の洗濯物45.3kg(約100ポンド)当たり2
8.35〜8505g(約1〜300オンス)の範囲に
なるように接触させて汚れを除去して洗濯物を処理し、
(d) 前記処理された洗濯物を、過酸化水素、有機酸
および結果として生じる有機過酸(resulting organic p
eracid)を含む水性過酸組成物に、前記洗濯物45.3
kg(約100ポンド)当たり28.35〜283.5
gの範囲(約1〜10オンス)になるように接触させる
工程を含む。
【0020】本発明の第2の方法は、自動洗濯機で行う
ことが好ましい。例えば、前記処理された洗濯物を、7
0℃未満で、マシンサイクル内で過酸組成物と接触させ
ることが好ましく、より好ましくは50℃未満で接触さ
せる。また、前記処理された洗濯物を、pH4〜9の範
囲で、マシンサイクル内で過酸組成物と接触させること
が好ましく、より好ましくは、pH5〜7の範囲で接触
させる。
【0021】本発明の第2の方法において、前記過酸
は、前記第1の方法と同様のものが使用でき、特に好ま
しくは過酢酸である。
【0022】本発明の第3の方法は、アルカリ性洗剤で
処理された洗濯物を消毒し、柔らかくする方法であっ
て、前記処理された洗濯物を、過酸化水素、有機カルボ
ン酸および結果として生じる有機過酸を含む過酸組成物
と接触させる工程を含む方法である。この際に前記処理
された洗濯物と前記過酸組成物の使用割合は、特に制限
されないが、例えば、前記第2の洗濯方法と同様にして
行う事ができる。
【0023】本発明の組成物は、前述のような洗濯方法
に使用する組成物であって、過酸化水素、有機カルボン
酸および結果として生じる有機過酸(resulting organic
peracid)を含む組成物である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、洗濯物を洗浄
し、消毒し、中和することができる方法であって、汚れ
た洗濯物をアルカリ性洗剤に接触させて洗濯物を処理
し、前記処理された洗濯物を、過酸化水素、有機カルボ
ン酸および結果として生じる有機過酸を含み、前記洗濯
物を中和および消毒することができる過酸組成物に接触
させる工程を含む。前記過酸組成物は、洗濯物を同時に
中和および消毒することができるので、コストと時間を
かけて、サワーと消毒とを別個の工程で行う必要がな
い。
【0025】前記過酸組成物は、どんな洗濯装置におい
ても使用することができるが、本発明の方法は、例え
ば、自動洗濯機で行うことが好ましい。例えば、従来の
洗濯工程もしくはサイクルにおいて洗濯物を洗浄した
後、前記洗濯物を本発明の過酸組成物で処理する。この
中和および消毒工程もしくはサイクルの後、前記洗濯物
を、さらに、以下に示すようにして処理してもよい。例
えば、1回の乾燥工程、または1回以上のすすぎサイク
ルと乾燥の工程との前に、残留水を除去するための抽出
工程(extraction step)、任意の柔軟工程等を行うこと
ができる。この乾燥工程は、例えば、回転ドラム内で、
一般的にはガスフレームもしくは電気加熱エレメントの
ような熱源に曝露させて行うことができる。
【0026】この過酸処理工程は、例えば、効果的に行
うために、高温にする必要はない。前記処理された洗濯
物は、例えば、マシンサイクル内で、約70℃未満で前
記過酸組成物と接触させることができ、好ましくは約5
0℃未満である。また、前記過酸組成物は、例えば、マ
シンサイクル内で、pH約4〜9の範囲で使用でき、好
ましくはpH5〜7である。
【0027】(A.組成物(消毒用組成物))本発明の
方法において使用される組成物(消毒用組成物)は、例
えば、1以上のカルボン酸および1以上のペルオキシカ
ルボン酸を、過酸化水素(H22)等のペルオキシゲン
(peroxygen)化合物とともに含む。前記組成物は、1以
上のカルボン酸、酸化剤および1以上のペルオキシカル
ボン酸を平衡状態で含有することが好ましい。前記ペル
オキシカルボン酸物質は、例えば、カルボン酸を、直接
ペルオキシカルボン酸に酸化することによって調製で
き、その後、前記ペルオキシカルボン酸物質は、本発明
の組成物(水系すすぎ組成物)中で可溶化される。さら
に、前記物質は、例えば、非酸化酸と過酸化水素等のペ
ルオキシゲン化合物とを結合させて、ペルオキシカルボ
ン酸とその他の成分とを混合する前に、原位置で過酸を
生成することができる。これについては、引用した米国
特許第5,122,538号明細書に記載されている。
前記得られた溶液としては、例えば、下記表1に記載の
成分を有するものがあげられる。
【0028】 (表1) 含有量(重量%) 成分 有用 好ましい より好ましい カルボン酸 1〜80 20〜60 20〜40 ペルオキシカルボン酸 1〜50 5〜30 10〜20 酸化剤 1〜50 5〜30 5〜15
【0029】カルボン酸は、1つの脂肪族基および1以
上のカルボキシル基を含む有機酸(R−COOH)であ
る。カルボキシル基は −COOH で表され、通常、
酸の末端に位置する。前記脂肪族基は、飽和基、不飽和
基のいずれでもよい。通常の脂肪族置換基は、例えば、
−OH、−OR、−NO2、ハロゲンおよびこれらの基
に共通の他の置換基を含むことができる。単純なカルボ
ン酸の例としては、例えば、一般式CH3COOHで表
される酢酸があげられる。ペルオキシカルボン酸は、酸
化されて末端に−COOOH基を含むカルボン酸であ
る。過酸という語は、しばしば、ペルオキシカルボン酸
を示す。単純な過酸の例としては、例えば、一般式CH
3COOOHで表される過酢酸があげられる。
【0030】本発明において、前記ペルオキシカルボン
酸が生成されると、例えば、酢酸等のモノカルボン酸
が、過酸化水素等の酸化剤と結合する。この結合の結
果、反応がおこり、例えば、過酢酸等のペルオキシカル
ボン酸と水とが生成される。この反応は、例えば、下記
式(化1)に示すように平衡となる。なお、下記式にお
いて、pKeqは、1.7である。
【0031】
【化1】
【0032】前記平衡の重要性は、例えば、過酸化水
素、カルボン酸およびペルオキシカルボン酸が同時に同
じ組成物中に存在することによってもたらされる。この
平衡によって、カルボン酸とペルオキシカルボン酸との
混合物は、例えば、過酸化水素を添加することなく、水
中において結合できる。平衡に達することができれば、
前記混合物は、過酸化水素を放出する。この結合によれ
ば、例えば、環境に有害な、または、器官感覚受容性効
果のある他の消毒剤、添加物もしくは組成物を使用する
ことなく、消毒性を高めることができる。
【0033】(カルボン酸)カルボン酸は、一般式 R
−COOH で表される。Rは、例えば、脂肪族基、脂
環基、芳香族基、複素環基を含むいくつかの異なる基を
表し、それらはすべて飽和でもよいし、不飽和でもよ
い。カルボン酸は、1、2、3もしくはそれ以上のカル
ボキシル基を有してもよい。前記脂肪族基は、例えば、
異なる3種類の炭化水素にさらに分類できる。例えば、
アルカン(もしくはパラフィン)は、飽和の炭化水素で
あり、アルケン(もしくはオレフィン)は、1以上の二
重結合を含む不飽和炭化水素であり、そしてアルキン
(もしくはアセチレン)は、1以上の高反応性三重結合
を含む不飽和の炭化水素である。前記脂環基は、例え
ば、異なる3種類の環状炭化水素にさらに分類できる。
シクロパラフィンは、飽和の環状炭化水素である。シク
ロオレフィンは、1以上の二重結合を含む不飽和の環状
炭化水素であり、シクロアセチレンは、1以上の高反応
性三重結合を含む不飽和の環状炭化水素である。芳香族
基は、ベンゼンに代表される不飽和の炭化水素環構造を
持つものとして定義される。複素環基は、1以上の環原
子が炭素ではない5員または6員環構造として定義され
る。例えば、本質的にベンゼン環の一つの炭素原子が窒
素原子に置換されたピリジンがその例である。
【0034】カルボン酸は、カルボキシル基の水素原子
が活性であり、また、カチオンとして存在することもあ
るので、水性組成物を酸性化する傾向がある。本発明の
組成物中のカルボン酸成分は、例えば、水性過酸化水素
と結合したとき、活性水素原子の存在によって、抗菌剤
の機能を果たす。さらに、本発明におけるカルボン酸成
分は、例えば、組成物を酸性pHに維持する。本発明の
組成物は、炭素原子を10も含むカルボン酸を使用する
ことができる。好ましいカルボン酸としては、例えば、
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘ
キサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン
酸、乳酸、マレイン酸、アスコルビン酸、クエン酸、ヒ
ドロキシ酢酸、ネオペンタン酸、ネオヘプタン酸、シュ
ウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸およびスベリン酸(subric acid)等があげら
れる。
【0035】通常、有用なカルボン酸としては、例え
ば、1もしくは2のカルボキシル基(この場合、R基
は、主に、炭素数2〜10の長さの主要なアルキル鎖で
あり、好ましくは炭素数2〜5の長さであり、自由に水
に溶ける)を有する。主要なアルキル鎖は、例えば、最
も長い炭素原子をもち、カルボキシル官能基を直接付加
する分子の炭素鎖である。特に有用なのは、例えば、ア
ルファ−ヒドロキシ置換型カルボン酸を含むモノ−およ
びジヒドロキシ置換型カルボン酸等である。好ましいカ
ルボン酸は、例えば、酢酸であり、これは過酢酸を生成
し、物質の消毒効果を高める。酢酸は、下記式(化2)
に示す構造を有する。
【0036】
【化2】
【0037】通常、本発明の方法に使用される組成物中
のカルボン酸の濃度は、例えば、約1重量%〜約80重
量%の範囲であり、好ましくは約20重量%〜約60重
量%の範囲、最も好ましくは約20重量%〜約40重量
%の範囲である。
【0038】(ペルオキシカルボン酸)本発明における
組成物(抗菌性組成物)の他の主要成分は、酸化された
カルボン酸である。この酸化された酸、またはペルオキ
シカルボン酸は、前述のように平衡である反応混合物中
で、過酸化水素および前記モノカルボン酸が結合したと
き、抗菌性が高くなる。ペルオキシカルボン酸は、通
常、一般式 R(CO3H)n によって表される。前記
式において、Rは、アルキル基、アリルアルキル基、シ
クロアルキル基、芳香族基もしくは複素環基を表し、n
は1もしくは2であり、元の酸の化合物名の頭にperoxy
(過酸)をつけて命名される。アルキル基は、前記一般
式から水素1原子を除去することによって、アルカンか
ら誘導されるパラフィン炭化水素基である。炭化水素基
は、例えば、炭素原子数が9までであり、直鎖であって
も分岐鎖であってもよい。単純な例としては、例えば、
メチル(CH3)およびエチル(CH2CH3)等があげ
られる。アリルアルキル基は、例えば、脂肪族構造およ
び芳香族構造の両方を含有する。シクロアルキル基は、
環状アルキル基として定義される。
【0039】ペルオキシカルボン酸は、あまり安定では
なく、その安定性は、通常、分子量の増加に伴い向上す
る。これらの酸の熱分解は、通常、フリーラジカルおよ
び非ラジカル経路(nonradical path)によって、光分解
もしくはラジカル誘導分解によって、または、金属イオ
ンもしくは複合物の活性によって行われ得る。ペルオキ
シカルボン酸は、例えば、直接的な、30〜98重量%
の過酸化水素とカルボン酸との酸触媒平衡活性によっ
て、アルデヒドの自動酸化によって、または、酸塩化
物、酸無水物もしくはカルボン酸無水物と、水素もしく
は過酸化ナトリウムとから調製できる。
【0040】本発明において有用なペルオキシカルボン
酸としては、例えば、ペルオキシギ酸、ペルオキシ酢
酸、ペルオキシプロピオン酸、ペルオキシブタン酸、ペ
ルオキシペンタン酸、ペルオキシヘキサン酸、ペルオキ
シヘプタン酸、ペルオキシオクタン酸、ペルオキシノナ
ン酸、ペルオキシデカン酸、ペルオキシ乳酸、ペルオキ
シマレイン酸、ペルオキシアスコルビン酸、ペルオキシ
ヒドロキシ酢酸、ペルオキシシュウ酸、ペルオキシマロ
ン酸、ペルオキシコハク酸、ペルオキシグルタル酸、ペ
ルオキシアジピン酸、ペルオキシピメリン酸およびペル
オキシスベリン酸(peroxy subric acid)およびそれらの
混合物等があげられる。これらのペルオキシカルボン酸
は、例えば、水流(aqueous stream)中で良好な安定性を
示すとともに、良好な抗菌作用を提供することがわかっ
ている。
【0041】ペルオキシ酢酸は、下記式(化3)によっ
て表される構造をもつペルオキシカルボン酸である。
【0042】
【化3】
【0043】前記式中、ペルオキシ基 −O−O−
は、高エネルギー結合であると考えられる。ペルオキシ
酢酸は、通常、刺激臭のある液体であり、水、アルコー
ル、エーテルおよび硫酸に自由に溶ける。ペルオキシ酢
酸は、例えば、酢酸コバルト存在下においてアセトアル
デヒドと酸素とから調製できる。この技術分野の当業者
に公知であるどのような手段によって調製してもよい。
ペルオキシ酢酸の50%溶液は、例えば、酢酸無水物、
過酸化水素および硫酸を結合することによって得ること
ができる。
【0044】本発明において、前記消毒剤はリンス補助
消毒剤に、例えば、グラム陽性菌(例えば、黄色ブドウ
球菌(Staphylococcus aureus))およびグラム陰性菌
(例えば、大腸菌(Eschericia coli))、酵母菌、黴
菌、細菌の胞子、ウィルス等のような多様な微生物に対
向する抗菌活性を提供できる。組み合わせて用いた場
合、前記過酸は、低分子量の過酸のみを使用する場合に
比べて、活性を向上できる。
【0045】本発明の方法において使用される組成物中
のペルオキシカルボン酸の濃度は、例えば、約1重量%
〜約50重量%の範囲であり、好ましくは、約5重量%
〜約30重量%の範囲であり、最も好ましくは、約10
重量%〜約20重量%の範囲である。
【0046】(酸化剤)本発明の方法に使用される組成
物は、酸化剤を含む。例えば、ペルオキシカルボン酸形
成のプレカーサー(precursor)として、ならびに、さ
らなる物理的発泡作用もしくは攪拌作用を本発明の組成
物に提供するために、多数種の酸化剤を使用してもよ
い。本発明の抗菌性の組成物は、酸化剤として、過酸化
水素を含有することが好ましい。過酸化水素(H22
は、分子量34.014の弱酸性、透明、無色の溶液で
ある。4つの原子は、非極性構造において共有結合して
いる。過酸化水素は、下記式(化4)に示す構造であ
る。
【0047】
【化4】
【0048】過酸化水素は、通常、融点−0.41℃、
沸点150.2℃、25℃での密度が1.4425g/
cm3、20℃での粘度が1.245センチポアズであ
る。
【0049】過酸化水素は、例えば、カルボン酸および
ペルオキシカルボン酸と結合すると、高負荷の有機沈殿
物が存在する場合でさえ、微生物に対して驚く程の抗菌
活性を発揮する。さらに、過酸化水素は発泡作用をおこ
し、それが塗布される表面全体を洗浄する。過酸化水素
は、塗布されると、機械的水洗浄作用を発揮し、さらに
塗布表面を平らにする。過酸化水素のさらなる利点は、
この組成物を使用、分解したときの食物適合性(food c
ompatibility)である。例えば、過酸および過酸化水素
の結合は、分解されると、酢酸、水および酸素を発生さ
せる。これらの成分は全て食物適合性がある。
【0050】過酸化水素の濃度は、本発明の範囲内で増
減させてもよい。例えば、過酸化水素濃度を上昇させる
と、クレームされた発明の抗菌効果を増加させることが
できる。また、過酸化水素濃度を増加させると、組成物
中の過酸化水素を安定させる必要性が減少する。特に、
組成物中の過酸化水素濃度を増加させると、保存性のよ
い組成物を提供することができる。
【0051】逆に、過酸化水素濃度を減少させると、組
成物中の抗菌効果を減少させる可能性があり、また、高
濃度のカルボン酸を使用することが必要となるかもしれ
ない。さらに、過酸化水素濃度を減少させると、本発明
の組成物が、目標時間中の安定性、有効性を確保するた
めに、いくつかの安定剤を使用することが必要となるか
もしれない。
【0052】本発明の方法に使用される組成物における
過酸化水素の濃度は、例えば、約1重量%〜約50重量
%の範囲であり、好ましくは約5重量%〜約30重量%
の範囲であり、最も好ましくは約5重量%〜約15重量
%の範囲である。
【0053】(従来の洗剤組成物)本発明の方法は、例
えば、最初の前処理工程後、従来の洗剤組成物を使用で
きる。従来の洗剤組成物は、例えば、界面活性剤、ビル
ダーまたは金属イオン封鎖剤および少数の成分を含む。
【0054】(界面活性剤)有用なアニオン性界面活性
剤としては、例えば、水溶性塩類であり、好ましくは、
その分子構造内に、炭素原子数が約10〜約20のアル
キル基およびスルホン酸または硫酸エステル基等を含有
する有機硫酸反応生成物のアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩およびアルキルアンモニウム塩を含む(「アルキ
ル」という語は、アシル基のアルキル部分を含む)。こ
の合成界面活性剤の基の例としては、例えば、ナトリウ
ムおよびカリウムのアルキルサルフェート、特に高級ア
ルコール(炭素数12〜18の範囲)を硫酸塩化するこ
とによって得られるもの、例えば、タロー(tallow)も
しくはココナッツオイルのグリセリドを還元することに
よって生成したもの等;および、アルキル基が直鎖もし
くは分岐鎖構造内に、約10〜約16の炭素原子を含む
ナトリウムおよびカリウムのアルキルベンゼンスルホネ
ート等があげられる(例えば、米国特許第2,220,
099号明細書および米国特許第2,477,383号
明細書参照)。特に価値があるのは、例えば、直鎖アル
キルベンゼンスルホネートであり、そのアルキル基中の
平均炭素原子数は約11〜14(「C11-14LAS」と
略す)である。また、炭素数10〜16(好ましくは炭
素数11〜13)の直鎖アルキルベンゼンスルホネート
と、炭素数12〜18(好ましくは炭素数14〜16)
のアルキルサルフェートとの混合物、アルキルエーテル
サルフェート、アルコールエトキシレートサルフェート
等も好ましい。
【0055】ここで他のアニオン性界面活性剤として
は、例えば、ナトリウムアルキルグリセリルエーテルス
ルホネート、特にタロー(tallow)およびココナッツオ
イル由来の高級アルコール類のエーテル;ナトリウムコ
コナッツオイル脂肪酸モノグリセリドスルフォネートお
よびサルフェート;1モル当り約1〜約10ユニットの
エチレンオキシドを含み、前記アルキル基が約8〜約1
2の炭素原子を含むアルキルエチレンオキシドエーテル
サルフェートのナトリウムまたはカリウム塩;1モル当
り約1〜約10ユニットのエチレンオキシドを含み、前
記アルキル基が約10〜約20の炭素原子を含有するア
ルキルエチレンオキシドエーテルサルフェートのナトリ
ウムまたはカリウム塩等があげられる。
【0056】ここで、他の有用なアニオン性界面活性剤
は、例えば、脂肪酸基に約6〜20の炭素原子を含有
し、エステル基に約1〜10の炭素原子を含有するアル
ファ-スルホン化脂肪酸エステルの水溶性塩;アシル基
に約2〜9の炭素原子を含有し、アルカン部分に約9〜
23の炭素原子を含有する2−アシルオキシアルカン−
1−スルホン酸の水溶性塩;約12〜20の炭素原子を
含有するオレフィンおよびパラフィンスルホネートの水
溶性塩;アルキル基中に約1〜3の炭素原子を含有し、
アルカン部分に約8〜20の炭素原子を含有するベータ
-アルキロイルアルカンスルホネート等があげられる。
【0057】また、例えば、pHが中性以上(例えば、
カルボン酸)でない場合は、疎水性部分の電荷が負であ
るためアニオン類に属する界面活性剤;または分子の疎
水性部分が電荷をもたない界面活性剤等が有用である。
カルボン酸塩、スルホネート、サルフェートおよびホス
フェートは、アニオン性界面活性剤に見られる極性(親
水性)可溶性基である。これらの極性基に関与するカチ
オン類(対イオン類)のうち、ナトリウム、リチウムお
よびカリウムは水溶性であり、本発明の組成物中で最も
好ましい。
【0058】好適な合成、水溶性アニオン性化合物の例
としては、例えば、アルカリ金属(例えば、ナトリウ
ム、リチウム、カリウム)塩、または直鎖または分岐鎖
のアルキル基に約5〜18の炭素原子を含有するアルキ
ルベンゼンスルホネート等のアルキル単分子芳香族スル
ホネート、例えば、アルキルベンゼンスルホネートまた
はアルキルナフタレンスルホネートの塩、ジアルキルナ
フタレンスルホネートおよびアルコキシレート誘導体が
等あげられる。他のアニオン性洗剤としては、例えば、
長鎖アルケンスルホネート、長鎖ヒドロキシアルカンス
ルホネート、またはアルケンスルホネートとヒドロキシ
アルカン−スルホネートの混合物等を含むオレフィンス
ルホネート、およびアルキルポリ(エチレンオキシ)エ
ーテルスルホネート等があげられる。また、例えば、ア
ルキルサルフェート、アルキルポリ(エチレンオキシ)
エーテルサルフェートおよび芳香族ポリ(エチレンオキ
シ)サルフェート、例えば、サルフェートまたはエチレ
ンオキシドとノニルフェニル(通常、1分子当り1〜6
のオキシエチレン基をもつ)との縮合生成物等も含まれ
る。
【0059】水溶性非イオン性界面活性剤も、本洗剤粒
剤に有用である。このような非イオン性物質としては、
例えば、アルキレンオキシド基(親水性)と、脂肪族も
しくはアルキルの性質をもつ有機疎水性基もしくは化合
物との縮合によって生成される化合物等があげられる。
特別の疎水性の基と縮合したポリオキシアルキレン基の
長さは、例えば、親水性エレメントと疎水性エレメント
との間の望ましいバランスを有する水溶性化合物を産出
するために容易に調整できる。
【0060】例えば、8〜22の炭素原子を含有する脂
肪性アルコールの水溶性および水分散性の縮合物が、直
鎖または枝分れ構造のいずれかの構造で、アルコール1
モル当り3〜12モルのエチレンオキサイドと一緒に含
まれる。
【0061】非イオン性界面活性剤は、通常、有機疎水
性基および有機親水性基が存在すること特徴とし、ま
た、例えば、有機脂肪族、アルキル芳香族またはポリオ
キシアルキレン疎水性化合物と、通常、エチレンオキシ
ドもしくはそれらのポリハイドレーション(polyhydrat
ion)生成物、ポリエチレングリコールである親水性ア
ルキレンオキシド部分との縮合によって生成される。実
際、反応性水素原子を有するヒドロキシル基、カルボキ
シル基、アミノ基もしくはアミド基を有する疎水性化合
物も、エチレンオキシドまたはそのポリドレーション
(polydration)付加物、またはそのアルキレンとの混
合物、例えば、非イオン性界面活性剤を生成させるため
のプロピレンオキシド等と縮合することができる。他の
特定の疎水性化合物と縮合される親水性ポリオキシアル
キレン部分の長さは、例えば、親水特性と疎水特性の間
の望ましいバランスを有する水分散性または水溶性の化
合物を産出するために容易に調整できる。
【0062】非イオン性界面活性剤としては、例えば、
開始反応性水素化合物として、プロピレングリコール、
エチレングリコール、グリセロール、トリメチロールプ
ロパンおよびエチレンジアミンを基礎とするブロックポ
リオキシプロピレン−ポリオキシエチレン重合化合物等
が有用である。開始剤を連続的にプロポキシル化(prop
oxylation)およびエトキシ化して得られる重合化合物
の例としては、例えば、BASF社製プルロニック(P
LURONIC)(登録商標)があげられる。プルロニ
ック化合物は、例えば、エチレンオキシドと、プロピレ
ングリコールの2つのヒドロキシ基にプロピレンオキシ
ドを添加して形成される疎水性塩基とを、縮合すること
によって形成される二官能性(2反応性水素)化合物で
ある。この分子の疎水性部分の分子量は、約1,000
〜約4,000の範囲である。その後、エチレンオキシ
ドを添加し、疎水性部分を親水性基の間に挟み、長さを
コントロールして、約10重量%〜約80重量%の最終
分子を構成する。テトロニック(TETRONIC)
(登録商標)化合物は、例えば、プロピレンオキシドと
エチレンオキシドとを、エチレンジアミンに連続的に添
加することによって誘導されるテトラ官能性ブロックコ
ポリマーである。プロピレンオキシドヒドロタイプの分
子量は、約500〜約7,000であり、親水性エチレ
ンオキシドを添加して、約10重量%〜約80重量%の
分子を構成する。
【0063】また、非イオン性界面活性剤としては、例
えば、アルキル構成部分が約3〜約50モルのエチレン
オキシドとともに約8〜約18炭素原子を含有する1モ
ルのアルキルフェノールの縮合物が有用である。前記ア
ルキル基等としては、例えば、ジイソブチレン、ジ−ア
ミル、重合性されたプロピレン、イソオクチル、ノニ
ル、ジ−ノニル等があげられる。このような化学物質の
市販されている商品としては、例えば、ローン‐ポーレ
ンク(Rhone-Poulenc)社製のイジパール(IGEPAL)
(登録商標)やユニオンカーバイド(Union Carbide)
社製のトリトン(TRIOTN)(登録商標)等が入手
可能である。
【0064】同様に、非イオン性界面活性剤としては、
例えば、1モルの飽和もしくは不飽和であり、直鎖もし
くは枝分れ鎖の、約3〜約50モルのエチレンオキシド
を有する約6〜約24の炭素原子を有する直鎖もしくは
枝分れ鎖のアルコールの縮合物が有用である。アルコー
ル部分は、前記炭素原子範囲のアルコール類の混合物を
含むことができる。または、それは、この範囲内の特定
数の炭素原子を有するアルコールを含むことができる。
市販されている界面活性剤としては、例えば、シェルケ
ミカル(Shell Chemical)社製のネオドール(NEOD
OL)(登録商標)およびビスタケミカル(Vista Chem
ical Co.,)社製のアルフォニック(ALFONIC)
(登録商標)等が入手可能である。好ましい種類の非イ
オン性界面活性剤は、例えば、ノニルフェノールエトキ
シレート、すなわちNPEがある。
【0065】例えば、1モルの、飽和もしくは不飽和
の、直鎖もしくは枝分れ鎖の、約6〜約50モルのエチ
レンオキシドを有する約8〜約18の炭素原子を有する
カルボン酸縮合物が有用である。前記酸部分は、前記炭
素数範囲の酸の混合物から構成され、または、前記範囲
内の特定の数の炭素原子を有する酸から構成されてもよ
い。この化学物質の市販されている化合物の例として
は、例えば、ヘンケル(Henkel)社製のノパルコル(NO
PALCOL)(登録商標)、リポケミカル(Lipo Chemica
l)社製のリポペグ(LIPOPEG)(登録商標)がある。エ
トキシ化されたカルボン酸に加えて、通常、ポリエチレ
ングリコールエステル、グリセリド、グリセリンおよび
多価(サッカライドもしくはソルビタン/ソルビトー
ル)アルコールとの反応によって形成される他のアルカ
ン酸エステル等が本発明に適用できる。これらのエステ
ル部分は全て、さらなるアシル化を行うことができる分
子において、またはこれらの物質の親水性をコントロー
ルするために添加されるエチレンオキシド(アルコキシ
ド)において、1以上の水素部位を有する。
【0066】例えば、下記一般式(化5)で表される3
級アミンオキシドを使用することができる。
【0067】
【化5】
【0068】前記式中、矢印→で表される結合は、従来
の半極性結合(semi-polar bond)を表し;R1、R2
よびR3は、例えば、脂肪族基、芳香族基、複素環基、
脂環式基、またはそれらの基の組合わせであってもよ
い。通常、洗剤のアミンオキシドとしては、R1は、例
えば、炭素数約8〜24のアルキルラジカル;R2およ
びR3は、例えば、炭素数1〜3のアルキルまたはヒド
ロキシアルキルおよびそれらの混合物からなる群から選
択できる;R4は、例えば、炭素数2〜3のアルキレン
基またはヒドロキシアルキレン基;およびnは、例え
ば、0から約20の範囲である。有用な水溶性アミンオ
キシド界面活性剤は、例えば、ココナッツまたはタロー
(tallow)のジメチルアミンオキシドから選ばれる。
【0069】半極性非イオン性界面活性剤としては、例
えば、炭素数約10〜18の1つのアルキル部分、およ
びアルキル基とヒドロキシアルキル基から選ばれる炭素
数約1〜約3の2つの部分を含有する水溶性アミンオキ
シドと;炭素数約10〜18の1つのアルキル部分、お
よびアルキル基とヒドロキシアルキル基から選ばれる炭
素数約1〜3の2つの部分を含有する水溶性ホスフィン
オキシド;および炭素数約10〜18の1つのアルキル
部分およびアルキル部分とヒドロキシアルキル部分から
選ばれる炭素数約1〜3の2つの部分を含有する水溶性
スルホキシドを含む。例えば、一般式 R1(OC
24nOH (前記式中、R1は、炭素数6〜16のア
ルキル基、nは3〜約80)で表される非イオン性界面
活性剤を使用することができる。アルコール1モルあた
り約5〜約20モルのエチレンオキシドをもつ炭素数6
〜15のアルコールの縮合物、例えば、アルコール1モ
ル当り約6.5モルのエチレンオキシドを有する炭素数
12〜14のアルコール縮合物等があげられる。
【0070】両性界面活性剤としては、例えば、脂肪族
誘導体、または複素環第2、第3アミンの脂肪族誘導体
等があげられ、これらの脂肪族部分(aliphatic moiet
y)は、直鎖もしくは枝分れ鎖であり、脂肪族置換基の
1つは約8〜18の炭素原子を含有し、少なくとも1つ
の脂肪族置換基はアニオン性水溶性基を含有することが
好ましい。
【0071】また、本発明において、例えば、カチオン
性界面活性剤を洗剤粒剤に含んでもよい。カチオン性界
面活性剤は、例えば、1以上の有機疎水性基によって、
ならびに通常酸基と関与する4級窒素によって特徴づけ
られる多様な化合物を、カチオン中に含む。5価の窒素
環化合物もまた、4級窒素化合物であると考えられる。
例えば、ハロゲン化物(halides)、メチルサルフェー
トおよび水酸化物(hydroxide)が好適である。第三級
アミンは、例えば、pH値が約8.5未満の洗浄溶液に
おけるカチオン性界面活性剤と同様の特性を持つ。有用
であるこれらの、およびその他のカチオン性界面活性剤
は、ここに引用した米国特許第4,228,044号明
細書(1980年10月14日にキャンブレ(Cambre)
に発行)に開示されている。
【0072】ここに引用した米国特許第4,222,9
05号明細書(1980年9月16日コックレル(Cock
rell)に発行)および米国特許第4,239,659号
明細書(1980年12月16日マーフィー(Murphy)
に発行)にも有用なカチオン性界面活性剤が記載されて
いる。
【0073】(アルカリ性源)使用洗剤溶液のpHをコ
ントロールするためには、例えば、アルカリ性源が必要
である。アルカリ性源としては、例えば、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムまたはそれらの混合物等のような
アルカリ金属水酸化物;例えば、ナトリウムメタシリケ
ート等のようなアルカリ金属シリケート等を使用しても
よい。最もコスト効果の高い、好ましいアルカリ性源
は、例えば、市販の水酸化ナトリウムである。それは、
例えば、濃度約50重量%の水溶液および粒径を変化さ
せた様々な固形で得ることができる。水酸化ナトリウム
は、本発明において、液体でも固体でも使用することが
でき、その混合物でも使用することができる。その他の
アルカリ性源としては、例えば、アルカリ金属炭酸塩
(alkali metal carbonates)、アルカリ金属重炭酸塩
(alkali metal bicarbonates)、アルカリ金属セスキ
炭酸塩(alkali metal sesquicarbonates)、アルカリ
金属ホウ酸塩(alkali metal borates)およびアルカリ
金属ケイ酸塩(alkali metal silicates)等が有用であ
るが、これらに限定されるものでない。前記炭酸塩およ
びホウ酸塩の形状は、例えば、低いpHが望まれると
き、通常、アルカリ金属水酸化物の代わりに用いること
ができる。
【0074】(その他の成分)本発明の組成物に、例え
ば、粒剤洗濯用洗剤に好適に含まれる他の成分、例え
ば、漂白剤や他の添加物等を添加してもよい。これら
は、例えば、洗剤ビルダー、泡ブースターもしくは泡サ
プレッサー、錆止め剤および腐食防止剤、汚れ沈着防止
剤、汚れ放散防止剤、殺菌剤、pH調整剤、非ビルダー
アルカリ性源、キレート剤、スメクタイト粘土、酵素、
酵素安定剤および香料等があげられる。このような成分
は、例えば、ここに引用した米国特許第3,936,5
37号明細書に記載されている。
【0075】ビルダー(または金属イオン封鎖剤)は、
例えば、硬イオンを封鎖するため、および洗濯液のpH
の調整を補助するために使用できる。このようなビルダ
ーは、組成物にビルダーおよびpH調整機能を提供する
ために、例えば、組成物に対して約85重量%以下の濃
度で使用でき、好ましくは約0.5〜50重量%の範囲
であり、最も好ましくは約10〜30重量%の範囲であ
る。ビルダーとしては、例えば、従来の無機および有機
の水溶性ビルダー塩を含んでもよい。このようなビルダ
ーとしては、例えば、トリポリホスフェート、ピロホス
フェート、オルトホスフェート、高級ポリホスフェート
等の水溶性のリン酸塩、他の炭酸塩、ケイ酸塩および有
機ポリカルボン酸塩(organic polycarboxylates)等が
あげられる。無機リン酸塩ビルダーの特に好ましい例
は、例えば、ナトリウムおよびカリウムのトリポリホス
フェートおよびピロホスフェート等である。また、非リ
ン含有物質も、ビルダーとして使用することができる。
【0076】非リン、無機洗剤用ビルダー成分の具体的
な例としては、例えば、水溶性重炭酸塩およびケイ酸
塩、例えば、ナトリウムおよびカリウム等のアルカリ金
属、重炭酸塩、ケイ酸塩が、特に有用である。
【0077】水溶性有機ビルダーも、有用である。例え
ば、アルカリ金属、ポリカルボキシレート等が本発明の
組成物に有用である。ポリカルボキシレートビルダー塩
の具体的な例としては、例えば、エチレンジアミンテト
ラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、オキシジコハク酸(oxydisu
ccinic acid)、メリト酸、ベンゼンポリカルボン酸、ポ
リアクリル酸およびポリマレイン酸等のナトリウムおよ
びカリウム塩があげられる。
【0078】他の望ましいポリカルボキシレートビルダ
ーとして、例えば、ここに引用した米国特許第3,30
8,067号明細書に記載のビルダーが使用できる。こ
のような物質の例としては、例えば、マレイン酸、イタ
コン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニット酸、シトラ
コン酸およびメチレンマロン酸等の脂肪族カルボン酸水
溶性塩のホモ−およびコポリマーの水溶性塩があげられ
る。
【0079】他の好適な重合性ポリカルボキシレートと
しては、例えば、ここに引用した米国特許第4,11
4,226号明細書および米国特許第4,246,49
5号明細書に記載されているポリアセタールカルボキシ
レートがあげられる。これらのポリアセタールカルボキ
シレートは、例えば、重合条件下で、グリオキシル酸の
エステルおよび重合開始剤をともに架橋することによっ
て調製できる。そして、例えば、結果として生じたポリ
アセタールカルボキシレートエステルを、その後、化学
的に安定した末端基に付着させ、ポリアセタールカルボ
キシレートを急速な解重合アルカリ溶液に対して安定化
させ、対応する塩に変え、界面活性剤に添加する。
【0080】ここで有用な漂白剤および活性剤として
は、例えば、引用した米国特許第4,412,934号
明細書、米国特許第4,483,781号明細書、米国
特許第4,634,551号明細書および米国特許第
4,909,953号明細書に記載されている。キレー
ト剤もまた、ここに引用した米国特許第4,663,0
71号明細書に記載されている。例えば、石鹸水改質剤
(sods modifiers)も任意の成分であるが、ここに引
用した米国特許第3,933,672号明細書、および
米国特許第4,136,045号明細書に記載されてい
る。
【0081】(カプセル化された活性酸化漂白剤)本発
明の洗剤は、例えば、カプセル化された活性ハロゲン酸
化剤漂白剤源を含んでもよい。好ましいカプセル化剤
は、例えば、米国特許第5,213,705号明細書に
記載されている。
【0082】本発明において、固形タブレットの連続相
に使用され、またカプセル化されたハロゲン源のコアに
使用される活性ハロゲン源は、例えば、多様な洗浄目的
物を洗剤で漂白洗浄する過程において通常使用される条
件の下で、例えば、フリーエレメントハロゲン(Cl
・、Br・、Cl2、Br2)もしくは −OCl- もし
くは −OBr- 等の酸化活性ハロゲン種を放出する
ために好適な物質を含んでもよい。ハロゲン放出化合物
は、例えば、塩素もしくは臭素種を放出することが好ま
しい。最も好ましいハロゲン種は、塩素である。塩素放
出化合物としては、例えば、ジクロロイソシアヌル酸
(dichloroisocyanurate)、ナトリウムジクロロイソシ
アヌル酸、塩素化されたトリナトリウムホスフェート、
カルシウム次亜塩素酸塩、リチウム次亜塩素酸塩、モノ
クロラミン、ジクロラミン、[(モノトリクロロ)−テト
ラ(モノカリウムジクロロ)]ペンタイソシアヌル酸、
1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルイダントノン(1,3
-dichloro-5,5-dimethylidantonone)、パラトルエンス
ルホジクロロ−アミド(paratoluene slfodichloro-amid
e)、トリクロロメラミン(trichloromelamine)、N−ク
ロラミン、N−クロロスクシンイミド、N,N'−ジク
ロロアゾジカルボンアミド、N−クロロアセチル−尿
素、塩素化ジシアンジアミド、トリクロロシアヌル酸、
ジクロログリコウレア(dichloroglycourea)等があげ
られる。ナトリウムジクロロイソシアヌル酸、ナトリウ
ムジクロロイソシアヌル酸、カリウムジクロロイソシア
ヌル酸等のジクロロ塩素化イソシアヌル酸物質は、例え
ば、連続固体相およびカプセル化材料のコア物質(core
substance)に好ましい塩素源である。塩素化されたイ
ソシアヌル酸は、例えば、モンサント(Monsanto)、オ
リン(Olin)やその他の等の販売者から市販されてい
る。
【0083】本発明において、カプセル化された塩素源
は、例えば、塩素源コア(core chlorine source)およ
び少なくとも1つのカプセル化層を含む。前記カプセル
化層は、例えば、無機物質もしくは有機物質もしくは双
方を、その層もしくは複数の層に含むことができる。さ
らに、前記塩素源コアは、例えば、2、3もしくはそれ
以上の有用な有機または無機の層でコーティングされて
もよい。本発明者らは、前記コアが、洗浄液に有用な物
質(洗剤、金属イオン封鎖剤、ビルダー、再付着防止剤
等)を含む内側の無機層および外側の有機層でコーティ
ングされた2層コーティング構造を見出した。この明細
書において、使用されている「カプセル化剤」という語
は、洗剤組成物中の不活性フィラーとして使用される固
溶解無機化合物、および、組成物の洗浄性に寄与し、ハ
ロゲン漂白剤とほとんど反応しない洗剤組成物に使用さ
れる可溶性無機ビルダーを含む。カプセルの外側の有機
相は、例えば、小分子、モノマー源、ポリマー源から選
ばれる多様なカプセル剤を含んでもよい。
【0084】下記の実施例は、本発明を描写する目的で
あり、本発明を限定するものでない。
【0085】
【実施例】下記および下記表2に示す「試験物質」は、
下記成分を混合することによって調製した。
【0086】(表2) (試験物質)成分組成 重量% 酢酸 31 過酸化水素 11 過酢酸 15 水 43
【0087】(OXY−15洗濯消毒効果テスト) (効果テスト操作手順)バクテリアを含む(inoculate
d)織物の布をステンレススチールの軸の周りに巻きつ
け、曝露室(exposure chamber)に配置した。そして、
バッチテストに使用する溶液として、前記組成の試験物
質を75.0mlずつ前記殺菌曝露室に入れた。そし
て、前記曝露室を、ランドロメーター(Launderomete
r)内に固定し、5分間、90±5℃で攪拌した。5分
間曝露した後、使用した溶液をそれぞれ1mlずつ中和
器に入れた。その後、前記曝露室から前記布を無菌状態
で取り出し、1%ナトリウムチオサルフェート中和剤に
入れ、攪拌合した(vortexed)。そして、これをリン酸
緩衝希釈液により連続希釈した。プレートを反転させ、
37±2℃で48時間インキュベートした。
【0088】乾燥させた織物の布を、前記布が巻かれた
ステンレススチール軸に入れて、最初の洗濯液数(init
ial laundry water count)を得た。これを3回行っ
た。前記布および前記軸を曝露室に入れ、75mLの無
菌水を加えた。前記曝露室をランドロメーターに固定
し、5分間の曝露時間の間作動させた。5分の曝露時間
後、水サンプルを連続希釈した。ポアプレート(pour pl
ate)法を採用した。プレートを反転させ、37±2℃で
48時間インキュベートした。
【0089】得られた菌体数を下記式(数1)に代入し
て、菌体数の減少率(%)を求めた。これらの結果を下
記表3に示す。
【0090】
【数1】
【0091】 (表3) メチシリン耐性黄色ブドウ球菌ATCC33592 試験物質バッチ数 CFU/ml生残率 平均CFU/ml 減少率% 1 <10 , <10 , <10 <10 >99.9 2 <10 , <10 , 1×101 1×101 >99.9 3 <10 , <10 , <10 <10 >99.9
【0092】本発明の組成物を用いれば、前記表3に示
すように、細菌を99.9%以上の割合で減少させるこ
とができる。
【0093】
【発明の効果】以上のように、本発明の洗濯方法によれ
ば、汚れた洗濯物をアルカリ性洗剤に接触させて、洗濯
物を処理し、前記処理された洗濯物を、過酸化水素、有
機カルボン酸および結果として生じる有機過酸(resulti
ng organic peracid)を含む過酸組成物に接触させるこ
とによって、前記洗濯物を中和し、十分に消毒すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オルソン、リン アン アメリカ合衆国、54011 ウィスコンシン 州、エルズワース、860ス ストリート エヌ5006 (72)発明者 ワイゼス、ウェンディ エム. アメリカ合衆国、55101 ミネソタ州、セ ント ポール、ゼラニウム アベニュー イースト 390 (72)発明者 ヘイ、ロバート ディー.ピー. アメリカ合衆国、54002 ウィスコンシン 州、バルドウィン、30ス アベニュー 2224 (72)発明者 マッティア、ポール ジェイ. アメリカ合衆国、55372 ミネソタ州、プ ライオアー レイク、オーク ヒル レー ン 8876

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を洗浄し、消毒し、pHを中和す
    ることができる洗濯方法であって、前記方法は、 (a) 汚れた洗濯物をアルカリ性洗剤に接触させて、
    洗濯物を処理し、 (b) 前記処理された洗濯物を、過酸化水素、有機カ
    ルボン酸および結果として生じる有機過酸を含み、洗濯
    物を中和および消毒することができる過酸組成物に接触
    させる工程を含む洗濯方法。
  2. 【請求項2】 (b)工程を70℃未満で行う請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 (b)工程を50℃未満で行う請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 (b)工程をpH4〜9の範囲で行う請
    求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 (b)工程をpH5〜7の範囲で行う請
    求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記過酸が、炭素数2〜10のペルオキ
    シカルボン酸である請求項1〜5のいずれか一項に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記過酸が、炭素数2〜5のペルオキシ
    カルボン酸である請求項1〜5のいずれか一項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記過酸が、過酢酸、過プロピオン酸、
    過オクタン酸および過デカン酸からなる群から選択され
    た少なくとも一つの過酸である請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記過酸が過酢酸である請求項7記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記アルカリ性洗剤が、アルカリ性源
    および界面活性剤を含む請求項1〜9のいずれか一項に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記アルカリ性洗剤が、アルカリ性
    源、界面活性剤およびビルダー塩を含む請求項1〜9の
    いずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記過酸組成物が、1〜50重量%の
    範囲の過酸化水素と、1〜80重量%の範囲の炭素数2
    〜10のカルボン酸と、1〜50重量%の範囲の炭素数
    2〜10のペルオキシカルボン酸とを、平衡状態で含む
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記カルボン酸が、酢酸、プロピオン
    酸、オクタン酸およびデカン酸からなる群から選択され
    た少なくとも一つのカルボン酸である請求項1〜12の
    いずれか一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記カルボン酸が酢酸である請求項1
    3記載の方法。
  15. 【請求項15】 過マンガン酸成分を実質的に含まな
    い、洗濯物を洗浄し、消毒し、柔らかくすることができ
    る洗濯方法であって、前記方法は、 (c) 汚れた洗濯物を、アルカリ性源と、アニオン性
    界面活性剤または非イオン性界面活性剤とを水性媒体中
    に含む洗濯用洗剤化学物質に、繊維製品の洗濯物45.
    3kg(100ポンド)当たり28.35〜8505g
    (1〜300オンス)の範囲になるように接触させて汚
    れを除去して洗濯物を処理し、 (d) 前記処理された洗濯物を、過酸化水素、有機酸
    および結果として生じる有機過酸を含む水性過酸組成物
    に、前記洗濯物45.3kg(100ポンド)当たり2
    8.35〜283.5g(1〜10オンス)の範囲にな
    るように接触させる工程を含む洗濯方法。
  16. 【請求項16】 自動洗濯機で行うことができる請求項
    15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記処理された洗濯物を、70℃未満
    で、マシンサイクル内で過酸組成物と接触させる請求項
    16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記処理された洗濯物を、50℃未満
    で、マシンサイクル内で過酸組成物と接触させる請求項
    16記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記処理された洗濯物を、pH4〜9
    の範囲で、マシンサイクル内で過酸組成物と接触させる
    請求項16〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記処理された洗濯物を、pH5〜7
    の範囲で、マシンサイクル内で過酸組成物と接触させる
    請求項16〜18のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記過酸が、炭素数2〜10のペルオ
    キシカルボン酸である請求項15〜20のいずれか一項
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記過酸が、炭素数2〜5のペルオキ
    シカルボン酸である請求項15〜20のいずれか一項に
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記過酸が、過酢酸である請求項15
    〜20のいずれか一項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 アルカリ性洗剤で処理された洗濯物を
    消毒し、柔らかくする方法であって、前記処理された洗
    濯物を、過酸化水素、有機カルボン酸および結果として
    生じる有機過酸を含む過酸組成物と接触させる工程を含
    む方法。
  25. 【請求項25】 前記処理された洗濯物を、洗濯物4
    5.3kg(100ポンド)当り28.35〜283.
    5g(1〜10オンス)の範囲になるように水性過酸組
    成物と接触させる方法であって、前記過酸組成物が過酸
    化水素、有機酸および結果として生じる有機過酸を含む
    請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 請求項1〜25のいずれか一項に記載
    の洗濯方法に使用する組成物であって、過酸化水素、有
    機カルボン酸および結果として生じる有機過酸を含む組
    成物。
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