JP2004244732A - シミ除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、リネン品洗浄工程において、通常の洗浄では除去することが困難な特殊シミ、特に変質、変色した薬品由来のシミや、糞尿由来のシミを効果的に除去することができるシミ除去方法を提供する。
【解決手段】含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水を用いて、シミが付着した繊維製品を洗浄することを特徴とするシミ除去方法。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シミ除去方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、リネン品洗浄工程において、通常の洗浄では除去することが困難な特殊シミ、特に変質、変色した薬品由来のシミや、糞尿由来のシミを効果的に除去することができるシミ除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
リネンサプライ業では、高度な洗浄性能への要求から、アルカリ条件での洗浄処方が一般に用いられているが、薬品シミなどが多く付着した病院寝具などの被洗物では、洗浄力が不十分となる場合が多い。その原因として、医療機関において殺菌の目的で使用される6,9−ジアミノ−2−エトキシアクリジンの乳酸塩(アクリノール)やクロルヘキシジンのグルコン酸塩(ヒビテン)などの薬品が、アルカリ性で水不溶性となることが挙げられる。さらに不都合なことに、これらのシミは、次亜塩素酸塩などと接触すると褐色に変色し、除去困難となるために、再洗浄を行ってもシミを除去しきれずに残存する。一方、オムツ汚れの大半を占める便汚れの中にも、オムツ使用者が服用した薬品、薬剤などが場合によっては含まれており、これらに由来するシミも、同様にアルカリ性で除去困難となる。
このような特殊シミを除去するために、さまざまな方法が試みられている。例えば、血液、消毒薬などのシミ汚れを有する病院衣料を洗浄する方法として、有機酸又は無機酸の酸溶液で洗浄したのち、次亜塩素酸ソーダを含む洗浄液で洗浄する方法が提案されている(特許文献1)。また、業務用の連続式洗濯機を使用して、黄変した被洗物オムツから黄バミを除去する方法として、黄変オムツを、水溶性の遊離多価カルボン酸を0.5〜10%(W/V)の濃度で含有する酸性水溶液で処理する黄変オムツの黄バミ除去方法が提案されている(特許文献2)。リネンサプライ業の洗浄工程において、通常のアルカリ洗浄では除去困難であるヒビテン由来のシミを完全に除去し、その後に次亜塩素酸ソーダと接触しても発色しないランドリー用洗浄前処理剤として、有機ホスホン酸系キレート剤6〜60質量%と有機カルボン酸5〜40重量%を含み、25℃、1重量%水溶液のpHが3以下であるランドリー用洗浄前処理組成物が提案されている(特許文献3)。さらに、病院寝具類に付着したグルコン酸クロルヘキシジンを除去し、塩素系漂白剤を使用しても汚染痕が生ずることのない病院寝具類の洗浄方法として、多価カルボン酸又はオキシカルボン酸を含む水溶液で予備洗浄したのち、漂白剤、アルカリビルダー及び洗剤を含む水溶液で本洗浄する病院寝具類の洗浄方法が提案されている(特許文献4)。
しかし、これらの洗浄方法は、比較的変質や変色の少ない薬品シミや黄バミに対してはまずまずの除去性を示すが、空気中の酸素や光によって変質、変色した薬品シミ、特に次亜塩素酸ソーダとの接触により褐色に変色した薬品シミなどはほとんど除去することができない。一般にこのような被洗物は、シミ付着後洗浄するまでに1日以上放置されることが多く、その間に変質、変色することが知られている。また、洗浄が2段階となる方法では洗浄に時間を要し、酸洗浄後に次亜塩素酸ソーダを使用すると繊維の脆化が発生しやすいなどの問題点も挙げられる。
一方、一般的にシミ除去を行うために、漂白剤として次亜塩素酸ソーダ、過酸化水素、ハイドロサルファイトなどを使用する場合には、浸透性や汚れの分散性を付与すべく、各種の界面活性剤や、漂白力を活性化したり長時間持続させるために、各種のアルカリビルダー、漂白活性化剤などが併用される場合があったが、含窒素界面活性剤を好んで用いられることはなかった。これは、例えば、次亜塩素酸ソーダと併用する場合には、窒素と次亜塩素酸ソーダによるクロラミンの形成反応により次亜塩素酸ソーダが浪費されるためであり、また含窒素界面活性剤の中でも、特にカチオン界面活性剤は、布に吸着されやすく、それ自身が逆性石鹸として働き、汚れを除去するというよりも、むしろ汚れを再付着させやすい傾向にあると懸念されたためであった。
【特許文献1】
特開昭58−8180号公報(第1頁)
【特許文献2】
特許第3081128号公報(第1頁)
【特許文献3】
特開2000−96093号公報(第2頁)
【特許文献4】
特開平11−229271号公報(第2頁)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、リネン品洗浄工程において、通常の洗浄では除去することが困難な特殊シミ、特に変質、変色した薬品由来のシミや、糞尿由来のシミを効果的に除去することができるシミ除去方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水を用いて洗浄することにより、繊維製品に強固に付着し、変質、変色したような薬品由来のシミや、糞尿由来のシミを効果的に除去し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水を用いて、シミが付着した繊維製品を洗浄することを特徴とするシミ除去方法、
(2)含窒素界面活性剤が、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤又は非イオン界面活性剤である第1項記載のシミ除去方法、
(3)カチオン界面活性剤又は両性界面活性剤が、第四級アンモニウム塩である第2項記載のシミ除去方法、
(4)非イオン界面活性剤が、アミンオキサイド系界面活性剤である第2項記載のシミ除去方法、
(5)漂白剤が、次亜塩素酸ソーダ又はハイドロサルファイトである第1項記載のシミ除去方法、及び、
(6)シミが付着した繊維製品が、薬品シミが付着した被洗物又は黄変シミが付着したオムツである第1項記載のシミ除去方法、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明のシミ除去方法においては、含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水を用いて、シミが付着した繊維製品を洗浄する。本発明方法によれば、病院衣料、寝具などに付着した薬品シミや、オムツに付着した黄変シミなどを効果的に除去することができる。
本発明方法に用いる含窒素界面活性剤に特に制限はなく、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤のいずれをも用いることができる。
含窒素カチオン界面活性剤としては、例えば、モノアルキルアンモニウム塩、ジアルキルアンモニウム塩、トリアルキルアンモニウム塩などのアミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、イミダゾリニウム塩などの第四級アンモニウム塩、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミンなどの脂肪族アミン誘導体などを挙げることができる。
【0006】
含窒素両性界面活性剤としては、例えば、N,N−ジメチル−N−アルキルカルボキシアンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウム塩などの第四級アンモニウム塩、 N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸などのアミノカルボン酸などを挙げることができる。
含窒素非イオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドなどの脂肪酸アミド、アルキルジメチルアミンオキサイドなどのアミンオキサイドなどを挙げることができる。
含窒素アニオン界面活性剤としては、例えば、N−メチル−N−アルキルタウリン塩などのスルホン酸塩、N−アシルアミノ酢酸塩などのカルボン酸塩などを挙げることができる。
上記の含窒素界面活性剤において、アルキル基は炭素数4〜18のアルキル基であることが好ましい。また、本発明方法においては、アルキル基の代わりにアルケニル基を有する含窒素界面活性剤も使用することができる。
本発明方法においては、含窒素界面活性剤として、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン界面活性剤を好適に用いることができる。カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤は、第四級アンモニウム塩であることが好ましい。非イオン界面活性剤は、アミンオキサイド系界面活性剤であることが好ましい。
【0007】
本発明方法に用いる漂白剤に特に制限はなく、例えば、過酸化水素、過炭酸ソーダ、過ホウ素酸ソーダ、過マンガン酸カリなどの過酸化物系酸化漂白剤、さらし粉、次亜塩素酸ソーダ、亜塩素酸ソーダなどの塩素化合物系酸化漂白剤、ハイドロサルファイト、亜硫酸ガス、酸性亜硫酸などの還元漂白剤などを挙げることができる。これらの中で、次亜塩素酸ソーダ及びハイドロサルファイトを好適に用いることができる。
本発明方法において、洗浄水中の含窒素界面活性剤の濃度に特に制限はないが、0.01〜5質量%であることが好ましく、0.05〜2質量%であることがより好ましい。含窒素界面活性剤の濃度が0.01質量%未満であると、シミ除去効果が不十分となるおそれがある。含窒素界面活性剤の濃度が5質量%を超えると、洗浄時の発泡が大きく、かえって十分な洗浄力が得られないおそれがある。洗浄水中の漂白剤の濃度にも特に制限はないが、0.05〜5質量%であることが好ましく、0.07〜2質量%であることがより好ましい。漂白剤の濃度が0.05質量%未満であると、シミ除去効果が不十分となるおそれがある。漂白剤の濃度が5質量%を超えると、被洗物が脆化し強度低下を引き起こすおそれがある。
【0008】
本発明方法において、含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水のpHに特に制限はないが、酸性ないし中性であることが好ましい。洗浄水がアルカリ性であると、シミの除去と同時にシミの固着が発生し、シミを除去するために長時間を要するおそれがある。洗浄水の温度に特に制限はないが、10〜95℃であることが好ましい。洗浄水の温度が10℃未満であると、シミ除去効果が不十分となるおそれがある。洗浄水の温度が95℃を超えると、熱エネルギーを多量に消費し、被洗物を脆化させるおそれがある。洗浄時間に特に制限はなく、例えば、5分洗浄から1晩浸漬まで選択することができる。洗浄時間が5分未満であると、シミの除去が不十分となるおそれがある。1晩を超えて浸漬すると、被洗物を脆化させるおそれがある。
本発明方法において、シミが付着した繊維製品の洗浄方法に特に制限はなく、例えば、バッチ式洗濯機を用いて洗浄することができ、あるいは、バケツなどに浸漬して処理することもできる。また、連続式洗濯機を用いて、一連の処理工程の中で、含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水を用いて洗浄することができ、あるいは、含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水を用いる洗浄を、前処理工程又は後処理工程として組み込むこともできる。
本発明方法においては、含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水に、必要に応じて、各種粉末洗剤、液体洗剤、キレート剤、蛍光染料、酵素、香料、溶剤などの一般に衣料洗剤に用いられる成分を添加することができる。
【0009】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例においては、下記の4種の評価布を用いた。
評価布A:リネンサプライヤーから入手した綿100%の薬品付着シーツを、汚れ付着部分が中心になるように10cm×10cmに裁断したもの。
評価布B:リネンサプライヤーから入手した綿100%の黄変シミ付着オムツを、汚れ付着部分が中心になるように10cm×10cmに裁断したもの。
評価布C:綿金巾を10cm×10cmに裁断し、その上に市販のアクリノール液[健栄製薬(株)、ケンエーアクリノール液]を0.1mLスポットし、150℃で1時間乾燥し、1質量%次亜塩素酸ソーダ水溶液に10分間浸漬したのち水でよくすすぎ、105℃で乾燥したもの。
評価布D:綿金巾を10cm×10cmに裁断し、その上に市販のヒビテン液[住友製薬(株)、5%ヒビテン液]を0.1mLスポットし、150℃で1時間乾燥し、1質量%次亜塩素酸ソーダ水溶液に10分間浸漬したのち水でよくすすぎ、105℃で乾燥したもの。
評価布A〜Dを各1枚ずつ、計4枚を1組として下記の条件で洗浄した。
機械:ターグ・オ・トメーター[(株)大栄科学精器製作所]
使用水:水道水
温度:80℃
時間:10分
液量:1,000mL
薬剤濃度:実施例においては、含窒素界面活性剤及び漂白剤各1g/L、比較例1〜18においては、添加される薬剤2g/L、比較例19〜23においては、添加される薬剤1種類ごとに1g/L。
回転数:90rpm
後処理:流水すすぎを行い、脱水後プレス乾燥
評価布A及び評価布Bについては、目視によりシミを観察し、下記の5段階で評価した。
5:シミが完全に除去される。
4:シミがおおむね除去される。
3:シミが薄くなる。
2:シミがやや薄くなる。
1:シミにほとんど変化がない。
評価布C及び評価布Dについては、洗浄前と洗浄後の反射率を、反射率計[(株)村上色彩技術研究所]を用いて波長450nmで測定し、次式により洗浄率を算出した。
洗浄率(%)={(R−R)/(R−R)}× 100
ただし、R:白布の反射率、R:洗浄前の反射率、R:洗浄後の反射率である。
【0010】
実施例1
含窒素界面活性剤としてステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、漂白剤として次亜塩素酸ソーダを用いて、洗浄試験を行った。評価布A、評価布Bともに、シミが完全に除去された。評価布Cの洗浄率は95%、評価布Dの洗浄率は92%であった。
実施例2〜9
含窒素界面活性剤として第1表に示す化合物を用い、漂白剤として次亜塩素酸ソーダを用いて、洗浄試験を行った。
実施例10
含窒素界面活性剤としてラウリルベンジルジメチルアンモニウムクロライドを用い、漂白剤としてハイドロサルファイトを用いて、洗浄試験を行った。評価布A、評価布Bともに、シミが完全に除去された。評価布Cの洗浄率は94%、評価布Dの洗浄率は98%であった。
実施例11〜12
含窒素界面活性剤としてラウリルベンジルジメチルアンモニウムクロライドを用い、漂白剤として、過酸化水素又は過炭酸ソーダを用いて洗浄試験を行った。
【0011】
比較例1
塩化アンモニウムの濃度2g/Lの水溶液を用いて、洗浄試験を行った。評価布A、評価布Bともに、シミにはほとんど変化がなかった。評価布Cの洗浄率は2%、評価布Dの洗浄率は1%であった。
比較例2〜18
第3表に示す薬剤の濃度2g/Lの水溶液を用いて、洗浄試験を行った。
比較例19
シュウ酸の濃度1g/Lの水溶液を用いて80℃で10分間洗浄し、流水ですすいで脱水したのち、さらに次亜塩素酸ソーダの濃度1g/Lの水溶液を用いて80℃で10分間洗浄し、流水ですすぎ、脱水し、プレス乾燥した。評価布Aはシミがやや薄くなり、評価布Bはシミが薄くなった。評価布Cの洗浄率は39%、評価布Dの洗浄率は28%であった。
比較例20
次亜塩素酸ソーダとメタ珪酸ソーダをそれぞれ濃度1g/Lに溶解した水溶液を用いて、洗浄試験を行った。評価布A、評価布Bともに、シミはやや薄くなった。評価布Cの洗浄率は37%、評価布Dの洗浄率は27%であった。
比較例21〜23
メタ珪酸ソーダの代わりに、ラウリルアルコールのエチレンオキサイド8モル付加物、塩化アンモニウム又はテトラメチルアンモニウムクロライドを用いた以外は、比較例20と同様にして洗浄試験を行った。
実施例1〜9の結果を第1表に、実施例10〜12の結果を第2表に、比較例1〜23の結果を第3表に示す。
【0012】
【表1】
Figure 2004244732
【0013】
【表2】
Figure 2004244732
【0014】
【表3】
Figure 2004244732
【0015】
【表4】
Figure 2004244732
【0016】
第1〜3表に見られるように、各種の界面活性剤や漂白剤を単独で用いたり、メタ珪酸ソーダ、高級アルコール系ノニオン界面活性剤、塩化アンモニウム又はテトラメチルアンモニウムクロライドと漂白剤を併用した処理では除去できないシミが、含窒素界面活性剤と漂白剤を含有する洗浄水を用いて洗浄することにより、効果的に除去されている。特に、第四級アンモニウム塩であるカチオン界面活性剤と、次亜塩素酸ソーダ又はハイドロサルファイトを併用した場合は、シーツやオムツに付着したシミは完全に除去され、アクリノール液又はヒビテン液をスポットした評価布の洗浄率は、92〜98%に達する。
【0017】
【発明の効果】
本発明のシミ除去方法によれば、薬品シミや黄変シミが付着した被洗物から、効果的にシミを除去することができる。

Claims (6)

  1. 含窒素界面活性剤及び漂白剤を含有する洗浄水を用いて、シミが付着した繊維製品を洗浄することを特徴とするシミ除去方法。
  2. 含窒素界面活性剤が、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤又は非イオン界面活性剤である請求項1記載のシミ除去方法。
  3. カチオン界面活性剤又は両性界面活性剤が、第四級アンモニウム塩である請求項2記載のシミ除去方法。
  4. 非イオン界面活性剤が、アミンオキサイド系界面活性剤である請求項2記載のシミ除去方法。
  5. 漂白剤が、次亜塩素酸ソーダ又はハイドロサルファイトである請求項1記載のシミ除去方法。
  6. シミが付着した繊維製品が、薬品シミが付着した被洗物又は黄変シミが付着したオムツである請求項1記載のシミ除去方法。
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