JP2000219543A - 合わせガラス用転写材料を用いる合わせガラスの製造方法 - Google Patents

合わせガラス用転写材料を用いる合わせガラスの製造方法

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JP2000219543A
JP2000219543A JP11018514A JP1851499A JP2000219543A JP 2000219543 A JP2000219543 A JP 2000219543A JP 11018514 A JP11018514 A JP 11018514A JP 1851499 A JP1851499 A JP 1851499A JP 2000219543 A JP2000219543 A JP 2000219543A
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heat
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Hideki Nagareo
秀樹 流尾
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Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Fujicopian Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合わせガラスに、飛散防止の機能のみなら
ず、熱線カット機能等の各種の機能を生産性よく付与で
きる合わせガラスの製造方法を提供する。 【解決手段】 フィルム支持体の片面上に、金属酸化物
および金属の少なくとも1種を含有する熱線カット層を
設けた合わせガラス用転写材料を、熱線カット層側が合
わせガラス中間膜と対面するように重ね合わせ、合わせ
ガラス中間膜と熱接着させた後、前記フィルム支持体を
剥して熱線カット機能を有する中間膜シートを製造し、
ついで該熱線カット機能を有する中間膜シートの両面に
ガラス基板を重ね合わせ加圧下に加熱して接着させ、合
わせガラスを製造することを特徴とする合わせガラスの
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合わせガラス用転
写材料を用いる合わせガラスの製造方法に関する。さら
に詳しくは、合わせガラスの安全性の機能のみならず、
少なくとも熱線カット機能を初めとする各種の機能を有
する合わせガラスを生産効率よく製造することができる
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガラスは透明性、ファッション
性、防火性などの面から見直され、自動車分野をはじ
め、建築分野、さらにはエレクトロニクス関連分野など
各方面への利用が拡大されている。しかしながらガラス
は衝撃に弱いため、安全性の面からその利用については
かなりの制限がある。このような安全性の要求を満たす
ものとして、現在、合わせガラスが破損時にガラスの破
片が飛散しなくて安全性が高いことから、自動車等の交
通車両の窓ガラスや建築物の窓ガラス等の用途を中心に
広く利用されている。そして、最近の傾向として、合わ
せガラスの飛散防止の安全性機能のみならず、他の機能
をも求める動きが強まっている。
【0003】その他の機能としては、熱線カット機能、
紫外線カット機能、着色調色機能、調光機能、ミラー機
能などの光学的機能、透明導電性機能、帯電防止機能、
電熱機能などの電気的機能、電磁波シールド機能、透明
アンテナ機能などの電磁気的機能、耐擦傷性機能などの
機械的機能、防曇機能、抗菌機能、脱臭機能などの化学
的機能、装飾性機能、遮音機能、断熱機能(主に熱伝導
の低減によるものをいう)などが挙げられる。
【0004】そして、これらの機能の発現方法として、
例えば、厚膜を必要とする遮音機能や断熱機能に関して
は合わせガラス用中間膜の改良を通して、また耐擦傷性
機能に関してはハードコート剤コーティングを通して、
防曇機能、抗菌機能、脱臭機能等に関してはゾル−ゲル
法等の膜形成を通して、熱線カット機能、調光機能、ミ
ラー機能、透明導電性機能、電熱機能、電磁波シールド
機能等に関してはガラスに直接スパッタや蒸着により金
属酸化物薄膜および/または金属薄膜を設ける方法を通
して(防曇、抗菌、脱臭機能、紫外線カット機能、着色
調色機能等が含まれる場合もある)、また紫外線カット
機能に関しては紫外線吸収剤を中間膜に含有させる方法
を通して、また着色調色機能に関しては、中間膜を着色
する方法や印刷を施す方法を通して一般に発現してい
る。
【0005】一方、合わせガラス用中間膜素材として
は、ポリビニルブチラール樹脂に代表されるポリビニル
アセタール樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/エチレ
ン共重合体、塩化ビニル/エチレン/グリシジル(メ
タ)アクリレート共重合体、塩化ビニル/グリシジル
(メタ)アクリレート共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体、部分ケン
化されたエチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/
(メタ)アクリレート共重合体、ポリウレタン樹脂、塩
化ビニル樹脂とアルキルベンジルフタレートからなるプ
ラスチゾル等が挙げられるが、ガラスとの密着性、透明
性、衝撃エネルギー吸収性等の観点から、特に自動車分
野においては、ポリビニルブチラール樹脂に代表される
ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤からなる厚さ0.1
〜1.5mmのポリビニルアセタール樹脂シートが殆ど
である。そして現在においても、この系に関して、シー
ト保存時の自己ブロッキング性、加工時の真空密着性、
エッジ部からの水分の侵入による白化性などの改善が種
々なされている。その外に、建材用等の分野において
は、部分ケン化されたエチレン/酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル/エチレン/グリシジル(メタ)アクリレー
ト共重合体等も好ましく使用されている。
【0006】従来、2枚のガラス板の間に中間膜を介在
させることにより飛散防止機能を発現する合わせガラス
の場合、更なる高機能化を図る方法としては、遮音機能
や断熱機能、あるいは紫外線カット機能や着色機能等
は、中間膜の改良や紫外線吸収剤や着色剤を中間膜中に
含有させることにより、発現している場合が多い。
【0007】しかしながら、より高効率の熱線カット性
を目指すために反射特性をも利用したい透明熱線カット
機能(高い可視光線透過率を維持しつつ熱線をカットす
る機能をいう)やミラー機能、調光機能、あるいは透明
導電性機能、電熱機能、電磁波シールド機能(紫外線カ
ット機能、装飾機能等も含まれる)等の発現のために
は、通常、酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化
チタン、酸化ビスマス、Ag、Al、Au、Cu、Cr
等の、金属酸化物および/または金属をスパッタや蒸
着、CVD等により、少なくとも一方のガラス基板上に
薄膜で設け、中間膜を介して合わせガラスとし、高機能
化を図るのが通常である。このような中で透明熱線カッ
ト機能の付与は、例えば自動車の窓ガラスを例にとれ
ば、夏期における太陽光による車内温度の上昇を抑えた
り、冷房用電力節減効果を発揮させたり、冬期の車内の
暖房効率を発揮させたりするためにも特に望まれてい
る。しかしながら、上記のような方法はバッチ方式の真
空系を採用せざるを得ず、非常に生産性が悪い。
【0008】一方、透明熱線(赤外線)カット用素材や
透明導電性素材としては、最近になって、超微粒子のス
ズ(Sn)ドープ酸化インジウム、アンチモン(Sb)
ドープ酸化スズ、アルミニウムドープ酸化亜鉛等を溶剤
中に結合剤と共に高濃度(対結合剤比)に分散し、基材
上に薄膜コーティングする塗料が開発されている。特
に、特開平7−070363号公報に記載されているス
ズドープ酸化インジウム系は、可視光の透過性と熱線カ
ット率の両者が共に大きいことから透明熱線カット素材
としては特に優れているものである。
【0009】もし、これらコーティング可能な塗料を用
いて合わせガラス用の中間膜に種々の機能を発現できる
ならば、真空系を用いる系に比べて生産性の面で大きな
価値がある。
【0010】しかしながら、これらの塗料から得られる
機能層は前記金属酸化物が該層中で高濃度の状態で分散
されていて初めて機能を発現するものである。従来の合
わせガラス用中間膜シートのごとき厚い膜中に低濃度の
状態で分散されている場合にはその機能を発現する事が
できない。何故ならば、分散粒子が繋がっていなければ
ならない透明導電性機能の発現の場合は当然のこととし
て、透明熱線カット機能の発現においても高価な塗料を
少量使用して機能発現させるためには該素材の熱線吸収
性能のみならず反射性能をも利用しなければならないか
らである。また、該塗料を高濃度の状態で、可塑剤等が
多量に含まれている非常に柔軟な厚い合わせガラス用中
間膜シート上に直接塗布することも、生産上困難であ
る。また、該塗料をガラス基板上に密着性良く塗布し、
合わせガラス用中間膜を介して2枚のガラス基板を貼り
合わせることも考えられる。しかしながら、この方法に
しても該塗料をガラス基板に塗布する故バッチ方式とな
り生産性が悪い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
従来技術の問題点に鑑みて、飛散防止用合わせガラスに
少なくとも熱線カット機能を発現させるに際して、従来
の方法に比べて安価にかつ生産性良く合わせガラスを製
造する方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
フィルム支持体の片面上に、金属酸化物および金属の少
なくとも1種を含有する熱線カット層を設けた合わせガ
ラス用転写材料を、熱線カット層側が合わせガラス中間
膜と対面するように重ね合わせ、合わせガラス中間膜と
熱接着させた後、前記フィルム支持体を剥して熱線カッ
ト機能を有する中間膜シートを製造し、ついで該熱線カ
ット機能を有する中間膜シートの両面にガラス基板を重
ね合わせ加圧下に加熱して接着させ、合わせガラスを製
造することを特徴とする合わせガラスの製造方法に関す
る。
【0013】請求項2に係る発明は、前記フィルム支持
体と熱線カット層の間にアンダーコート層を設け、およ
び/または、前記熱線カット層の表面上に熱接着層を設
けた合わせガラス転写材料を用いることを特徴とする請
求項1記載の合わせガラスの製造方法に関する。
【0014】請求項3に係る発明は、前記熱線カット層
が、少なくとも、平均1次粒子径0.2μm以下の、錫
ドープ酸化インジウムおよびアンチモンドープ酸化錫の
少なくとも1種とバインダー樹脂からなり、かつ熱線カ
ット層中の該金属酸化物の含有率が50〜90重量%で
あることを特徴とする請求項1または2記載の合わせガ
ラスの製造方法に関する。
【0015】請求項4に係る発明は、前記熱線カット層
が、可視光線透過率70%以上、かつ熱線カット率70
%以上の光学特性を有することを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載の合わせガラスの製造方法に関す
る。
【0016】請求項5に係る発明は、前記アンダーコー
ト層および前記熱接着層の少なくとも1層が、紫外線カ
ット機能および着色調色機能の少なくとも1種を兼ね備
えていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記
載の合わせガラスの製造方法に関する。
【0017】請求項6に係る発明は、(1)前記アンダ
ーコート層と前記熱線カット層の間、および(2)前記
熱線カット層と前記熱接着層の間の、少なくともいずれ
かに、紫外線カット機能および着色調色機能の少なくと
も1種を有する層が少なくとも1層設けられていること
を特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の合わせガ
ラスの製造方法に関する。
【0018】請求項7に係る発明は、前記中間膜が、紫
外線カット機能、着色調色機能、遮音機能、断熱機能の
少なくとも1種を兼ね備えていることを特徴とする請求
項1〜6記載の合わせガラスの製造方法に関する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の合わせガラス用転写材料
を用いる合わせガラスの製造方法を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の方法で用いる合わせガラス用転
写材料の1実施例を示す概略部分断面図である。図2
は、本発明の方法において、合わせガラス用転写材料を
合わせガラス用中間膜に転写して得られる熱線カット機
能を有する中間膜シートを示す概略部分断面図である。
図3は、本発明の方法の1実施例により製造された合わ
せガラスを示す概略部分断面図である。図1に示される
合わせガラス用転写材料Aは、フィルム支持体1の片面
上に、アンダーコート層2、熱線カット層3、熱接着層
4を順次設けた構成のものである。アンダーコート層2
および/または熱接着層4は省略することができる。図
2に示される熱線カット機能を有する中間膜シートB
は、図1に示される合わせガラス用転写材料Aの熱接着
層4の側に合わせガラス用中間膜5が積層され、フィル
ム支持体1が剥離された構成のものである。図3に示さ
れる合わせガラスは、図2に示される熱線カット機能を
有する中間膜シートBの両面(アンダーコート層2の側
と中間膜5の側)にガラス基板6、7が積層された構成
のものである。
【0020】本発明においては、従来の合わせガラス用
中間膜とは別途に熱線カット機能層を有する合わせガラ
ス用転写材料を用い、これを合わせガラス用中間膜に転
写させることによって、合わせガラスに熱線カット機能
を付与する。しかも前記熱線カット機能層は塗布法によ
って形成し、真空系を使用しない。したがって、熱線カ
ット機能層を有する合わせガラス用転写材料は連続法に
より生産性よく製造でき、その結果総合的に生産性よく
熱線カット機能を有する合わせガラスを製造できる。同
様に、紫外線カット機能、着色調色機能等各種機能を生
産性よく合わせガラスに付与できる。
【0021】本発明において使用されるフィルム支持体
としては、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリイミドフィルム等種々のフィルム
材料の使用が可能であるが、コストおよび性能の面から
ポリエステルフィルムが特に好ましい。フィルムの膜厚
はフィルム強度と熱転写時の熱の伝わり性の点から、1
2〜100μmが好ましい。
【0022】本発明において必要に応じて設けられるア
ンダーコート層としては、フィルム支持体から剥離でき
る機能のみならず、ガラス基板との熱接着性が良好であ
る機能が要求される。このような素材としては、ポリビ
ニルブチラール樹脂に代表されるポリビニルアセタール
樹脂、アルコール可溶性ナイロンに代表されるポリアミ
ド樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレート等のポリ(メ
タ)アクリル酸エステル樹脂、メチル(メタ)アクリレ
ート/エチレン共重合体等の(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体樹脂、スチレン/ベンジル(メタ)アクリレ
ート/マレイン酸ハーフエステル共重合体等のマレイン
酸ハーフエステル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重
合体等のエチレン共重合体樹脂、アイオノマー樹脂等の
変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/エ
チレン共重合体、塩化ビニル/エチレン/グリシジル
(メタ)アクリレート共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニ
ル共重合体等の塩化ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体等の塩
化ビニリデン共重合体、ポリウレタン樹脂等から選ばれ
る少なくても1種の有機高分子重合体が好ましい。合わ
せガラス用として最も多く使用されているポリビニルブ
チラール樹脂に代表されるポリビニルアセタール樹脂か
らなるアンダーコート層を用いるのが、ガラス基板との
強固な接着性を発現する上で特に好ましい。
【0023】また、アンダーコート層の上に設けられる
熱線カット層が固くて脆い層の場合、アンダーコート層
が柔らかすぎたりすると熱線カット層にクラック等が発
生する場合があるが、このような不具合を防止するため
には、0.2μm以下の平均粒子径を有する超微粒子の
シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン、マイ
カ等を添加したり、あるいはポリヒドロキシスチレン樹
脂等のごとき剥離性を損なわず、かつ硬い樹脂等を添加
したり、あるいはアンダーコート層素材の成分中に水酸
基のごとき反応性基がある場合にはポリイソシアネート
やノボラックタイプのエポキシ樹脂等を添加することに
より、該アンダーコート層の膜物性をコントロールする
ことが可能である。これら添加剤の種類、配合量は目的
の膜物性の発現に応じて適宜選択される。
【0024】更に、前記アンダーコート層中には、着色
調色機能の発現のため、あるいは紫外線や熱線(赤外
線)の透過防止効率アップのため、必要に応じて、アゾ
系、メチン系、アンスラキノン系、キノフタロン系、ペ
リレン系、キサンテン系、クマリン系等の染料、アゾ
系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ペリレン系、
ジオキサジン系、アンスラキノン系、イソインドリン系
等の有機顔料または無機顔料等の着色剤を添加すること
が可能である。勿論、使用できる着色剤の種類はこれら
に限定されるものではない。また着色剤の配合量は目的
に応じて適宜選択される。更に、前記アンダーコート層
中には、ベンゾトリアゾール系、クマリン系、ベンゾフ
ェノン系、サリチル酸エステル系、シアノアクリレート
系、あるいは超微粒子の酸化チタンや酸化亜鉛等の従来
公知の透明性紫外線吸収剤を添加することも可能であ
る。これら紫外線吸収剤の種類、配合量は目的に応じて
適宜選択される。アンダーコート層の膜厚は付加される
機能により異なるが、一般には0.1〜40μmの範囲
が好ましく、特に0.5〜20μmの範囲が好ましい。
【0025】前記フィルム支持体上またはアンダーコー
ト層上に設けられる熱線カット層は、熱線カット機能を
有する金属酸化物および金属の少なくとも1種とバイン
ダー樹脂からなる透明性の層である。熱線カット機能を
有する素材としては、従来から、錫ドープ酸化インジウ
ム(以下、ITOという)やアンチモンドープ酸化錫
(以下、ATOという)、アルミニウムドープ酸化亜鉛
や酸化亜鉛/銀/酸化亜鉛の複合系等が知られている。
一般にITOやATOをはじめとする酸化物半導体物質
は、ある波長より長い光を反射するという性質を持って
いる。このある波長はプラズマ振動数と呼ばれ、以下の
ように説明される。すなわち、自由電子が存在する導電
体の場合、電気的に中性を保っている物質が、入射光に
より電荷密度の変化をもたらし中性に戻ろうとするとき
振動を生じ、これにより低い振動数、つまり長波長側の
光は物質に侵入できず反射され、短波長側の光のみを透
過する。しかしながら、従来のITOやATOの粉末で
は、このプラズマ振動を起こす波長が2μm程度であ
り、この領域では可視域に近い近赤外領域の光を反射で
きず、反射率の立ち上がり(カットオフ波長)をもっと
可視域に近づける必要がある。
【0026】特開平7―70363号公報には、バルク
自体の電子密度の向上や粒子表面の安定化をおこない、
カットオフ波長が従来のITO粉末に比べ1μm以上可
視域側にシフトした(すなわちカットオフ波長が1μm
以下の)ITO粉末を有機樹脂中に分散させた可視域の
透過率が80%以上でかつ近赤外線を効率よくカットで
きる塗膜の例が記載されているが、本発明においても、
このITO粉末は好ましく使用される。本発明において
用いられるITOやATO粉末は平均1次粒子径が0.
2μm以下のもの、さらにカットオフ波長が1000n
m以下のものが熱線カット機能、透明性の点から好まし
い。
【0027】前記ITOやATO粉末等の分散用のバイ
ンダー樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミ
ン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹
脂、あるいは紫外線硬化ハードコート剤等が挙げられ、
これらの1種または2種以上を使用できる。もとより、
これら以外の樹脂も使用可能である。
【0028】熱線カット層中のITOやATO粉末の含
有率あるいはITOやATO粉末とバインダー樹脂の比
率は、バインダー樹脂に対してこれら金属酸化物の割合
が多いほど熱線カットオフ効果が高くなることから、I
TOやATO粉末の含有率は50〜90重量%、なかん
ずく60〜80重量%の範囲が好ましく、ITOやAT
O粉末とバインダー樹脂の比率は重量比にて1/1〜9
/1、なかんずく6/4〜8/2の範囲が好ましい。熱
線カット層の厚さはコストおよび機能面から1.0〜
5.0μmの範囲が好ましい。厚さが前記範囲より小さ
いと熱線カット性能が劣る傾向にあり、一方前記範囲よ
り厚いと可視域の透明性が低下する傾向にある。一例と
して、7/3の重量比率でITOがアクリル樹脂中に分
散された熱線カット層の場合、2.0μmの膜厚で実用
上の機能を十分に発現できる。
【0029】前記構成の熱線カット層は可視光線透過率
が70%以上、かつ熱線カット率が70%以上のものが
好ましい。
【0030】必要に応じて前記熱線カット層上に設けら
れる熱接着層としては、合わせガラス用中間膜との密着
性が良好なものが好ましく、ポリアミド樹脂、エチレン
/酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂や、特開平5−186250号公報あるいは特開平
5−84738号公報等に記載されているポリビニルア
セタール樹脂系組成物や塩化ビニル/エチレン/グリシ
ジル(メタ)アクリレート共重合体系組成物等、従来公
知の合わせガラス用中間膜素材から選択される材料から
なる熱接着層が使用できる。
【0031】前記熱接着層としては、合わせガラス用中
間膜との接着性が良好な点からポリビニルブチラール樹
脂で代表されるポリビニルアセタール樹脂からなるもの
が好ましく、必要に応じて可塑剤を添加することも可能
である。このような可塑剤としては、例えばトリエチレ
ングリコールジ−2−エチルブチレート、テトラエチレ
ングリコールジ−2−エチルブチレート、ジ−(ブチル
ジグリコール)アジペート等が挙げられる。可塑剤の使
用割合は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対
して0〜40重量部程度である。
【0032】前記熱接着層中には、紫外線カット機能、
着色調色機能を発現させるため、紫外線吸収剤や着色剤
を添加することができる。これら紫外線吸収剤や着色剤
としては、前記アンダーコート層に使用したもの等が適
宜選択使用できる。更に、特開平5−70188号公
報、特開平5−186250号公報、特開平5−178
644号公報等に記載のトリエチレングリコールジ−2
−エチルブチレート等の可塑剤、カルボン酸金属塩、有
機酸、変性シリコーンオイル、シランカップリング剤、
有機チタネート等のガラスとの密着調整剤等を添加して
も良い。これら添加剤の量は用いる目的に応じて適宜選
択される。
【0033】前記熱接着層の厚さは1.0〜50μmが
好ましい。厚さが前記範囲未満では接着性が不足し、一
方前記範囲より厚いと生産上不経済である。前記熱接着
層の上には、必要に応じ、ポリエチレンフィルム、ポリ
プロピレンフィルム、あるいは離型剤が設けられたポリ
エステルフィルムのごときセパレーターフィルムを設け
ても良い。
【0034】本発明においては、前記フィルム支持体と
熱線カット層との間(アンダーコート層を設けない場
合)、アンダーコート層と熱線カット層との間、および
/または、熱線カット層と熱接着層との間に、紫外線カ
ット層および/または着色調色層、あるいは紫外線カッ
ト機能および着色調色機能を併せ持つ層を設けることが
できる。これらの層に使用する紫外線吸収剤や着色剤等
は前記アンダーコート層に使用したもの等が適宜選択使
用できる。
【0035】本発明の合わせガラス用転写材料を構成す
る各層を形成するための塗布組成物には、先に説明した
以外に、塗布面のユズ肌防止や表面の濡れ性改善のため
にフッ素系やシリコーン系の界面活性剤、あるいはシラ
ンカップリング剤等の密着促進剤、従来公知の酸化防止
剤や熱重合防止剤などを添加することができる。なお、
本発明において使用される顔料や金属酸化物の微分散に
関しては、少なくとも溶媒と分散剤の存在下、例えばボ
ールミル、ホモジナイザー、ペブルミル、サンドミル、
ナノマイザーなどを用いる従来公知の方法により分散す
ることができる。分散剤や使用溶媒に関しても、例えば
特開平5−34920号公報に記載の種々の分散剤や溶
媒等従来公知の素材が使用できる。また各層の塗布組成
物を塗布する方法としては、バーコート法、グラビアコ
ート法、エクストルージョン法等従来公知の塗布方法を
使用することができる。
【0036】本発明の合わせガラス用転写材料を用いる
合わせガラスの製造方法においては、前記の合わせガラ
ス用転写材料を、熱線カット層の側が合わせガラス中間
膜と対面するように重ね合わせ、合わせガラス中間膜と
熱接着させた後、前記フィルム支持体を剥して熱線カッ
ト機能を有する中間膜シートを製造し、ついで該熱線カ
ット機能を有する中間膜シートの両面にガラス基板を重
ね合わせ加圧下に加熱して接着させ、合わせガラスを製
造する。
【0037】本発明の方法において、前記転写材料を合
わせガラス用中間膜に熱転写させて熱線カット機能を有
する中間膜シートを得る方法としては、熱ラミネーター
による方法が好ましく、転写温度としては60〜140
℃の範囲が好適であり、特に80〜120℃の範囲が好
適である。合わせガラス用中間膜の素材としては、ポリ
ビニルブチラール樹脂に代表されるポリビニルアセター
ル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/エチレン共重合
体、塩化ビニル/エチレン/グリシジル(メタ)アクリ
レート共重合体、塩化ビニル/グリシジル(メタ)アク
リレート共重合体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデ
ン/アクリロニトリル共重合体、部分ケン化されたエチ
レン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/(メタ)アクリ
レート共重合体、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂と
アルキルベンジルフタレートからなるプラスチゾル等が
挙げられ、これらは通常厚さが0.1〜2.0mmのシ
ート状物として使用される。ガラスとの密着性、透明
性、衝撃エネルギー吸収性等の観点から、特に自動車分
野においては、ポリビニルブチラール樹脂に代表される
ポリビニルアセタール樹脂と可塑剤からなる厚さ0.1
〜1.5mmのポリビニルアセタール樹脂シートが好ま
しく使用される。その外に、建材用等の分野において
は、部分ケン化されたエチレン/酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル/エチレン/グリシジル(メタ)アクリレー
ト共重合体等も好ましく使用される。合わせガラス中間
膜には、紫外線吸収剤や着色剤を含有させて紫外線カッ
ト機能や着色調色機能、さらに遮音機能、断熱機能等を
持たせることができる。使用する紫外線吸収剤や着色剤
等は前記アンダーコート層で使用したもの等が適宜選択
使用できる。更に、このようにして得られた熱線カット
機能を有する中間膜シートに、中間膜シートのブロッキ
ング性改善および合わせガラス作製時における中間膜シ
ートの脱気性・作業性を向上させる目的で、従来公知の
方法によりエンボス加工を行うことも可能である。その
場合、エンボス加工は片面および両面のいずれに施して
もよく、エンボス粗さが20〜80μmの範囲になるよ
うに加工するのが好ましい。
【0038】その後、前記中間膜シートを介して2枚の
合わせガラス板を加熱・加圧接着させ、合わせガラスを
作製するが、その際の加熱・加圧接着方法しては従来公
知の方法を採用することができる。
【0039】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0040】実施例1 厚さ25μmのポリエステルフィルムの片面に、ポリビ
ニルブチラール樹脂(電気化学工業(株)製、#200
0−L、重合度300)10重量部、n−プロピルアル
コール90重量部からなる塗液を乾燥膜厚が3μmにな
るように塗布、乾燥してアンダーコート層を形成した。
その上に、超微粒子のITO粉末(平均1次粒子径:
0.02μm)28重量部、アクリル共重合体樹脂12
重量部、キシレン30重量部、トルエン20重量部、エ
タノール10重量部よりなるITO分散塗液(粘度:7
0cps/20℃、50%平均粒子径:0.05μm)
を乾燥膜厚が2μmになるように塗布、乾燥して、熱線
カット層を形成した。さらにその上に、ポリビニルブチ
ラール樹脂(電気化学工業(株)製、#2000−L)
9重量部、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチ
レート1重量部、n―プロピルアルコール90重量部よ
りなる塗液を乾燥膜厚が4μmになるように塗布、乾燥
して熱接着層を形成し、転写材料を製造した。
【0041】次に、ラミネーター(大成ラミネーター
(株)製:ファーストラミネーターVAII−700)を
用い、速度0.2m/分、温度100℃、圧力2.5K
g/cm2の条件下で、前記転写材料の熱接着層側を合
わせガラス用ポリビニルブチラール中間膜(積水化学工
業(株)製、エスレックフィルム、膜厚0.38mm)
と熱接着させ、その後ポリエステルフィルムを剥離する
ことによって、転写材料を中間膜へ転写させて、熱線カ
ット機能を有する中間膜シートを得た。このようにして
得られた熱線カット機能を有する中間膜シートを2枚の
ガラス板の間に挿入し、はみ出した部分を切り取った。
この積層体をラバーバッグに入れ、ラバーバッグ内を減
圧系に接続し、80℃の外気加熱温度で10分間300
mmHgの減圧下で保持し、外気圧に戻して予備圧着を
終了した。ついで予備圧着後の積層体をオートクレーブ
内にて、圧力14Kg/cm2、温度140℃の条件で
10分間保持し、その後50℃まで温度を下げて除圧
し、本圧着を終了し、合わせガラスを製造した。
【0042】実施例2 実施例1において、合わせガラス用中間膜として部分ケ
ン化されたエチレン/酢酸ビニル樹脂シート(武田薬品
工業(株)製、タケメルト、膜厚0.25mm)を用い
た以外は同様にして、合わせガラスを製造した。
【0043】実施例3 実施例1において、転写材料のアンダーコート層とし
て、ポリビニルブチラール樹脂(電気化学工業(株)
製、#2000−L)10重量部、2−(3−t−ブチ
ル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール/2−(5−t−オクチル−2−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール(=1/2重
量比)よりなる紫外線吸収剤0.4重量部、n−プロピ
ルアルコール60重量部、メチルエチルケトン30重量
部よりなる塗液を乾燥膜厚が10μmになるようにポリ
エステルフィルム上に塗布、乾燥して形成したアンダー
コート層を有する転写材料を用いた以外は実施例1と同
様にして、熱線カット機能のみならず紫外線カット機能
をも有する合わせガラスを製造した。
【0044】実施例4 実施例1において、合わせガラス用中間膜としてポリビ
ニルブチラール樹脂(積水化学工業(株)、エスレック
BM−2)100重量部、可塑剤としてトリエチレング
リコールジ−2−エチルブチレート40重量部、着色剤
としてアンスラキノンブルー0.1重量部、モノアゾイ
エロー0.1重量部、アンスラキノンバイオレット0.
15重量部、紫外線吸収剤として、2−(3−t−ブチ
ル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール/2−(5−t−オクチル−2−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール(=1/2重
量比)0.6重量部よりなる組成物をロールで混練り
し、0.5mm厚のシート状に成形した中間膜を用いた
以外は実施例1と同様にして、熱線カット機能のみなら
ず紫外線カット機能、着色調色機能をも有する合わせガ
ラスを製造した。
【0045】以上の実施例1〜4において製造した合わ
せガラスは、充分な飛散防止機能を示しただけでなく、
いずれも熱線カット率80%以上を示し、また着色層を
含まない実施例1〜3の合わせガラスは可視光線透過率
が70%以上と高い透明性を示した。なお、可視光線透
過率はJIS R 3106の方法により測定し、熱線
カット率は波長780〜2500nmの赤外光がすべて
透過した場合を100%とし、波長780〜2500n
mの積算透過率を求め、この値を差し引いて算出した。
【0046】
【発明の効果】本発明の合わせガラス用転写材料を用い
る合わせガラスの製造方法によるときは、従来からの飛
散防止機能のみならず、高い熱線カット性能等を容易に
付与することができ、かつ低コストで生産性に優れた合
わせガラスを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用いる合わせガラス用転写材料
の1実施例を示す概略部分断面図である。
【図2】本発明の方法における中間体である熱線カット
機能を有する中間膜シートの1実施例を示す概略部分断
面図である。
【図3】本発明の方法の1実施例により製造された合わ
せガラスを示す概略部分断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム支持体 2 アンダーコート層 3 熱線カット層 4 熱接着層 5 中間膜 6、7 ガラス基板 A 転写材料 B 熱線カット機能を有する中間膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA17B AA28B AA33 AB01B AB21B AB22B AG00A AG00D AK23 AK23G AK25 AR00B AT00A AT00D BA04 BA06 BA07 BA10A BA10D CA23 CB03 CB03C CB03G DE01B DE04 EJ20 EJ24 GB07 GB32 JD09C JD10 JD10B JH01B JH01C JJ02B JJ02C JK20 JL02 JL10C JN01B 4G061 AA11 AA21 AA26 BA01 BA02 BA03 CB03 CB05 CB12 CB19 CD02 CD18 DA23 DA29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム支持体の片面上に、金属酸化物
    および金属の少なくとも1種を含有する熱線カット層を
    設けた合わせガラス用転写材料を、熱線カット層側が合
    わせガラス中間膜と対面するように重ね合わせ、合わせ
    ガラス中間膜と熱接着させた後、前記フィルム支持体を
    剥離して熱線カット機能を有する中間膜シートを製造
    し、ついで該熱線カット機能を有する中間膜シートの両
    面にガラス基板を重ね合わせ加圧下に加熱して接着さ
    せ、合わせガラスを製造することを特徴とする合わせガ
    ラスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルム支持体と熱線カット層の間
    にアンダーコート層を設け、および/または、前記熱線
    カット層の表面上に熱接着層を設けた合わせガラス転写
    材料を用いることを特徴とする請求項1記載の合わせガ
    ラスの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記熱線カット層が、少なくとも、平均
    1次粒子径0.2μm以下の、錫ドープ酸化インジウム
    およびアンチモンドープ酸化錫の少なくとも1種とバイ
    ンダー樹脂からなり、かつ熱線カット層中の該金属酸化
    物の含有率が50〜90重量%であることを特徴とする
    請求項1または2記載の合わせガラスの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記熱線カット層が、可視光線透過率7
    0%以上、かつ熱線カット率70%以上の光学特性を有
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    合わせガラスの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記アンダーコート層および前記熱接着
    層の少なくとも1層が、紫外線カット機能および着色調
    色機能の少なくとも1種を兼ね備えていることを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかに記載の合わせガラスの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 (1)前記アンダーコート層と前記熱線
    カット層の間、および(2)前記熱線カット層と前記熱
    接着層の間の、少なくともいずれかに、紫外線カット機
    能および着色調色機能の少なくとも1種を有する層が少
    なくとも1層設けられていることを特徴とする請求項2
    〜5のいずれかに記載の合わせガラスの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記中間膜が、紫外線カット機能、着色
    調色機能、遮音機能、断熱機能の少なくとも1種を兼ね
    備えていることを特徴とする請求項1〜6記載の合わせ
    ガラスの製造方法。
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