JP2000219511A - シアナミド水溶液 - Google Patents
シアナミド水溶液Info
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- JP2000219511A JP2000219511A JP11019510A JP1951099A JP2000219511A JP 2000219511 A JP2000219511 A JP 2000219511A JP 11019510 A JP11019510 A JP 11019510A JP 1951099 A JP1951099 A JP 1951099A JP 2000219511 A JP2000219511 A JP 2000219511A
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- JP
- Japan
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- cyanamide
- acid
- soln
- dicarboxylic acid
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N59/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
- A01N59/24—Cyanogen or compounds thereof, e.g. hydrogen cyanide, cyanic acid, cyanamide, thiocyanic acid
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Environmental Sciences (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シアナミド水溶液の貯蔵安定性の向上を目的と
する。 【構成】シアナミド水溶液にジカルボン酸を添加するこ
とにより、シアナミド水溶液の貯蔵安定性が向上する。
する。 【構成】シアナミド水溶液にジカルボン酸を添加するこ
とにより、シアナミド水溶液の貯蔵安定性が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、貯蔵安定性に優
れたシアナミド水溶液に関する。
れたシアナミド水溶液に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、シアナミド水溶液は、医薬・農
薬原料、殺菌剤、植物保護剤、農芸化学品等としてその
用途が拡大してきており、その貯蔵安定性も一段と優れ
たものが要求されてきている。
薬原料、殺菌剤、植物保護剤、農芸化学品等としてその
用途が拡大してきており、その貯蔵安定性も一段と優れ
たものが要求されてきている。
【0003】 従来より、シアナミド水溶液の安定化法
としては、シアナミド水溶液のpHを4〜6に調整する
ことが知られているが、この方法では液温が10〜20
℃程度でないと十分な効果が得られず、しかも長期間に
わたって安定化させることができない欠点があった。ま
た、蟻酸エステルを0.03〜1重量%含有させること
も提案(特公昭58−12206号公報)されている
が、これも長期における安定性が十分ではなかった。
としては、シアナミド水溶液のpHを4〜6に調整する
ことが知られているが、この方法では液温が10〜20
℃程度でないと十分な効果が得られず、しかも長期間に
わたって安定化させることができない欠点があった。ま
た、蟻酸エステルを0.03〜1重量%含有させること
も提案(特公昭58−12206号公報)されている
が、これも長期における安定性が十分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、従
来よりも貯蔵安定性に優れたシアナミド水溶液を提供す
ることにある。
来よりも貯蔵安定性に優れたシアナミド水溶液を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明は、
一般式の化合物を含有してなることを特徴とするシア
ナミド水溶液である。
一般式の化合物を含有してなることを特徴とするシア
ナミド水溶液である。
【0006】
【化2】
【0007】 以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】 本発明で使用されるシアナミド水溶液
は、例えば、石灰窒素や尿素等を原料として製造するこ
とができる。その水溶液に炭酸ガスを吹き込んで炭酸カ
ルシウム等を沈降させ、沈殿物を濾過除去することによ
って製造することができる。
は、例えば、石灰窒素や尿素等を原料として製造するこ
とができる。その水溶液に炭酸ガスを吹き込んで炭酸カ
ルシウム等を沈降させ、沈殿物を濾過除去することによ
って製造することができる。
【0009】 シアナミド水溶液の濃度については特に
制約はなく、20〜80重量%程度のものが製造でき
る。
制約はなく、20〜80重量%程度のものが製造でき
る。
【0010】 本発明で使用されるシアナミド水溶液の
安定化剤である化2に示した化合物のジカルボン酸とし
ては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸及びピメリン酸が挙げられるが、中でもアジピ
ン酸が好適に用いられる。
安定化剤である化2に示した化合物のジカルボン酸とし
ては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸及びピメリン酸が挙げられるが、中でもアジピ
ン酸が好適に用いられる。
【0011】 該化合物の添加量は、シアナミド水溶液
100重量部に対して0.05〜1重量部であり、好ま
しくは0.1〜1重量部、さらに好ましくは0.1〜
0.5重量部である。
100重量部に対して0.05〜1重量部であり、好ま
しくは0.1〜1重量部、さらに好ましくは0.1〜
0.5重量部である。
【0012】 0.05重量部未満では貯蔵安定性が不
十分となり、1重量部をこえても、貯蔵安定性が不十分
となるので好ましくない。
十分となり、1重量部をこえても、貯蔵安定性が不十分
となるので好ましくない。
【0013】 ジカルボン酸をシアナミド水溶液に含有
させるには、通常は、ジカルボン酸とシアナミド水溶液
との攪拌混合であるが、石灰窒素を原料としてシアナミ
ド水溶液を製造する際には、その任意の工程でジカルボ
ン酸を添加することができる。
させるには、通常は、ジカルボン酸とシアナミド水溶液
との攪拌混合であるが、石灰窒素を原料としてシアナミ
ド水溶液を製造する際には、その任意の工程でジカルボ
ン酸を添加することができる。
【0014】 本発明のシアナミド水溶液は、pH3〜
6、好ましくはpH3〜5に調整しておくことによって
その貯蔵安定性がさらに高まる。pH調整剤としては、
例えば、鉱酸等の無機酸、酢酸等の有機酸が使用され
る。
6、好ましくはpH3〜5に調整しておくことによって
その貯蔵安定性がさらに高まる。pH調整剤としては、
例えば、鉱酸等の無機酸、酢酸等の有機酸が使用され
る。
【0015】
【実施例】 以下、実施例、比較例をあげてさらに具体
的に本発明を説明する。
的に本発明を説明する。
【0016】 実施例1〜2、比較例1〜3 300mlビーカーにシアナミド水溶液(約50%濃
度)を150g採取する。pH電極を浸してマグネチッ
クスターラーで攪拌しながらアジピン酸をそれぞれ0.
1重量%(実施例1)、0.5重量%(実施例2)、無
添加(比較例1)、0.01重量%(比較例2)及び2
重量%(比較例3)を徐々に添加する。添加終了後、1
0%リン酸でpHを約4に調整する。pH調整後、濾紙
で濾過し、濾液を100g分取し、100mlのサンプ
ル瓶に入れ、密栓して40℃恒温器静置する。30日経
過後、シアナミド濃度を分析した結果を表1に示した。
度)を150g採取する。pH電極を浸してマグネチッ
クスターラーで攪拌しながらアジピン酸をそれぞれ0.
1重量%(実施例1)、0.5重量%(実施例2)、無
添加(比較例1)、0.01重量%(比較例2)及び2
重量%(比較例3)を徐々に添加する。添加終了後、1
0%リン酸でpHを約4に調整する。pH調整後、濾紙
で濾過し、濾液を100g分取し、100mlのサンプ
ル瓶に入れ、密栓して40℃恒温器静置する。30日経
過後、シアナミド濃度を分析した結果を表1に示した。
【0017】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 睦 富山県魚津市六郎丸1341
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式の化合物を含有してなることを
特徴とするシアナミド水溶液。 【化1】 - 【請求項2】 該化合物が0.05〜1%含有されてな
る請求項1記載のシアナミド水溶液。 - 【請求項3】 pHが3〜5である請求項1〜2いずれ
か記載のシアナミド水溶液。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019510A JP2000219511A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | シアナミド水溶液 |
US09/352,118 US6054411A (en) | 1999-01-28 | 1999-07-13 | Cyanamide aqueous solution |
EP99113779A EP1024113A1 (en) | 1999-01-28 | 1999-07-14 | Cyanamide aqueous solution |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019510A JP2000219511A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | シアナミド水溶液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000219511A true JP2000219511A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12001375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11019510A Pending JP2000219511A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | シアナミド水溶液 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6054411A (ja) |
EP (1) | EP1024113A1 (ja) |
JP (1) | JP2000219511A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2856844B1 (fr) * | 2003-06-24 | 2006-02-17 | Commissariat Energie Atomique | Circuit integre sur puce de hautes performances |
US7572460B2 (en) * | 2005-10-25 | 2009-08-11 | Rodrigo Rodriguez-Kabana | Hydrogen cyanamide pesticide formulations |
US7968108B2 (en) * | 2005-10-25 | 2011-06-28 | Metbro Distributing L.P. | Hydrogen cyanamide pesticide formulations |
DE102017003691A1 (de) | 2017-04-15 | 2018-10-18 | Alzchem Trostberg Gmbh | Lagerstabile Cyanamid-haltige Lösungen |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3295926A (en) * | 1964-02-17 | 1967-01-03 | American Cyanamid Co | Stabilization of cyanamide |
SU216669A1 (ja) * | 1967-03-30 | 1968-07-11 | ||
DE2642023C3 (de) * | 1976-09-18 | 1980-12-18 | Skw Trostberg Ag, 8223 Trostberg | Verfahren zur Stabilisierung wäßriger Cyanamid-Lösungen |
NL187688C (nl) * | 1980-02-22 | 1991-12-16 | Sandoz Ag | In water oplosbaar produkt, werkwijze voor het bereiden van een preparaat voor het behandelen van textielmaterialen en werkwijze voor het verbeteren van de natte echtheidseigenschappen van een kleurstof. |
DE3219054A1 (de) * | 1982-05-21 | 1983-11-24 | Skw Trostberg Ag, 8223 Trostberg | Verfahren zur erhoehung der lagerstabilitaet waessriger cyanamidloesungen |
CH669793A5 (ja) * | 1985-07-18 | 1989-04-14 | Sandoz Ag | |
JP3476172B2 (ja) * | 1997-01-21 | 2003-12-10 | 電気化学工業株式会社 | 発芽促進剤 |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11019510A patent/JP2000219511A/ja active Pending
- 1999-07-13 US US09/352,118 patent/US6054411A/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-07-14 EP EP99113779A patent/EP1024113A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6054411A (en) | 2000-04-25 |
EP1024113A1 (en) | 2000-08-02 |
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