JPH1053412A - 球状炭酸カルシウムの製造方法 - Google Patents

球状炭酸カルシウムの製造方法

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JPH1053412A
JPH1053412A JP20486996A JP20486996A JPH1053412A JP H1053412 A JPH1053412 A JP H1053412A JP 20486996 A JP20486996 A JP 20486996A JP 20486996 A JP20486996 A JP 20486996A JP H1053412 A JPH1053412 A JP H1053412A
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育男 加藤
Hiroyuki Nakagawa
裕之 中川
Koichiro Hayashi
弘一郎 林
Yoshio Hayashi
好夫 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収率が高く、しかも余分な工程を必要とせ
ず、生産効率に優れ、製造コストの低減を図ることがで
きる球状炭酸カルシウムの製造方法を提供する。 【解決手段】 球状の炭酸カルシウムであるバテライト
(Vaterite)は、結晶水を含むカルシウム塩としての硝
酸カルシウム4水塩〔Ca(NO3 2 ・4H2O〕と
尿素〔(NH2 2 CO〕を100〜140℃で加熱す
ることにより得られる。この場合、界面活性剤を共存さ
せることにより、純度の高いバテライトが得られる。ま
た、加熱温度を150〜250℃に設定することによ
り、球状の炭酸カルシウムであるカルサイト(Calcite
)が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば合成樹
脂、ゴム、塗料などに配合されるフィラーや医療用材
料、食品素材として用いられる球状炭酸カルシウムの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、炭酸カルシウムは、合成樹脂、
ゴムなどに配合されるフィラー、紙、塗料などの顔料、
電子材料など幅広く使用されている。しかしながら、従
来の炭酸カルシウムは、各素材との混練特性や分散性が
低いことが指摘されている。これらの問題点を解決する
ためには、炭酸カルシウムの形態を球状にする必要があ
る。
【0003】このような球状炭酸カルシウム(バテライ
ト)は微細粒子の集合体であり、水に対する溶解度が他
の炭酸カルシウムに比較して非常に大きく、タンパク質
やアミノ酸等の吸着や親和性が良いことから、生体模倣
材料の前駆体や食品工業への活用に注目されている。し
かし、このバテライトは製造時の加熱乾燥工程や長時間
の保存中にカルサイトに転移してしまったり、或いはバ
テライトの合成過程で加えるバリウムイオン、メタノー
ル等の毒性物質が混入したりするため、生体材料、医療
材料や食品工業への利用ができないという問題がある。
【0004】この種の球状炭酸カルシウムを製造する方
法としては、低温(30〜70℃)でカルシウムイオン
と炭酸イオンとをメタノールの存在下に反応させる方法
が知られている。また、タンパク質よりなる分解酵素と
してのウレアーゼを用いた製造方法も知られている。さ
らに、バリウムイオンの共存下で炭酸カルシウムを製造
する方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
方法においては、生成物の結晶形態が変化し易いため、
得られる球状炭酸カルシウムの収率が7%程度と低く、
後者の従来方法においても球状炭酸カルシウムの収率が
非常に低い。しかも、反応時にメタノールを使用すると
きには、反応後にメタノールを除去、回収する工程が必
要となり、工程が増える。このため、球状炭酸カルシウ
ムの生産効率が悪く、製造コストが高くなるという問題
点があった。
【0006】また、ウレアーゼはタンパク質よりなる分
解酵素であるため、生体材料、医療材料や食品工業への
活用は可能と思われるが、製造コストが極めて高くな
る。或いは、メタノールやバリウムイオン等の共存下で
製造する方法は、メタノールやバリウムイオン等の生体
に毒性を示す物質の混入があり、事実上生体材料、医療
材料や食品工業への利用ができないという問題があっ
た。
【0007】さらに、従来の球状炭酸カルシウム(バテ
ライト)の合成は100℃未満の温度で反応を行ってい
ることから、カルサイトに転移しやすく、乾燥工程で加
熱乾燥することができない。このため、真空乾燥方法を
採用する必要があり、設備投資やランニングコストが高
くなるとともに、長時間の保存中に相転移による形状変
化を起こしてしまうという問題があった。
【0008】加えて、揮発性の高い有機溶剤であるメタ
ノールを用いる場合には、作業環境が悪化し、反応工程
における取り扱いに注意を要するという問題点があっ
た。この発明は、このような従来の技術に存在する問題
点に着目してなされたものである。その目的とするとこ
ろは、収率が高く、しかも余分な工程を必要とせず、生
産効率に優れ、製造コストの低減を図ることができる球
状炭酸カルシウムの製造方法を提供することにある。そ
の他の目的とするところは、有機溶剤を使用する必要が
なく、取り扱いの容易な球状炭酸カルシウムの製造方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の球状炭酸カルシウムの製
造方法は、結晶水を含むカルシウム塩と尿素又は炭酸ア
ンモニウム系化合物とを加熱条件下で反応させるもので
ある。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の球状炭酸カルシウムの製造方法において、加熱
温度は100〜250℃である。請求項3に記載の発明
は、請求項1または2に記載の発明の球状炭酸カルシウ
ムの製造方法において、界面活性剤の共存下に反応させ
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。球状の炭酸カルシウムは、結晶水を
含むカルシウム塩と尿素又は炭酸アンモニウム系化合物
を加熱反応させることにより製造される。
【0012】生成物としての球状の炭酸カルシウム(C
aCO3 )は、通常バテライト(Vaterite)であるが、
六方晶系のカルサイト(Calcite )であってもよい。反
応原料としてのカルシウム塩は、結晶水を含むものであ
ることが必要である。このカルシウム塩としては、例え
ば硝酸カルシウム4水塩〔Ca(NO3 2・4H
2 O〕、塩化カルシウム1水塩(CaCl2 ・H
2 O)、塩化カルシウム2水塩(CaCl2 ・2H
2 O)、塩化カルシウム6水塩(CaCl2 ・6H
2O)などが挙げられる。
【0013】カルシウム塩と反応させるもう一方の反応
原料は、尿素〔(NH2 2 CO〕又は炭酸アンモニウ
ム系化合物である。炭酸アンモニウム系化合物として
は、例えばカルバミン酸アンモニウム(NH2 CO2
4 )などが挙げられる。
【0014】尿素又は炭酸アンモニウム系化合物は、結
晶水を含むカルシウム塩1モルに対し1〜10モルの範
囲で用いることが好ましい。1モル未満では球状の炭酸
カルシウムを得ることは困難であり、10モルを越える
と未反応の尿素又は炭酸アンモニウム系化合物が残存
し、回収が必要となって効率が悪い。
【0015】反応温度は、得られる炭酸カルシウムを球
状にするためには100℃以上であればよいが、球状の
バテライトを得るためには100〜140℃の範囲であ
ることが望ましく、105〜130℃の範囲であること
がさらに望ましい。反応温度を150〜250℃まで上
げると、球状のカルサイトが得られる。反応温度を10
0℃以上に設定することから、得られるバテライトは、
緻密で相転移による形態変化はないため、通常の加熱乾
燥ができることは勿論、長期間の保存においても形態の
変化はない。
【0016】また、界面活性剤を使用することにより、
反応時における反応液の表面張力を下げ、表面エネルギ
ーを小さくすることができる。このため、不純物の少な
い単一相としての球状のバテライトを収率良く得ること
ができる。ここでいう界面活性剤とは、反応液の表面張
力を下げ、表面エネルギーを小さくできる有機系または
無機系材料を意味するが、揮発性のアルコール、すなわ
ちメタノールとエタノールは除かれる。そのような界面
活性剤としては、合成陰イオン界面活性剤、例えばアル
キルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)、アルキ
ルエーテル硫酸エステルナトリウム(それぞれ有効成分
が30〜70重量%)、合成陽イオン界面活性剤、例え
ばアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
(それぞれ有効成分が30〜70重量%)、合成両性界
面活性剤、例えばアルキルアミノプロピオン酸塩(有効
成分が30〜70重量%)、合成非イオン系界面活性
剤、例えばポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(有効成分が30〜70重量%)、グリセリン(有効成
分が30〜70重量%)、エチレングリコール(有効成
分が30〜70重量%)、ポリエチレングリコール(有
効成分が30〜70重量%)、ポリビニルアルコール
(有効成分が30〜70重量%)、ポリアクリル酸誘導
体(有効成分が30〜70重量%)、セルロース誘導体
〔ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシ
プロピルセルロース(HPC)、カルボキシメチルセル
ロース(CMC)、それぞれ有効成分が30〜70重量
%〕、天然ゲル化剤(ローカストビーンガム、キサンタ
ンガム、タマリンドガム、グアーガム、アラビアガム、
トラガントガム、ガラヤガム、ガッテガム、寒天、カラ
ーギナン、ペクチン、澱粉およびその誘導体の有効成分
が30〜99重量%のゾルまたは水溶液)または珪酸ゲ
ル(水ガラス1号から3号)が挙げられる。なお、上記
界面活性剤の有効成分の残りは、水である。これらの界
面活性剤は、1種または2種以上が混合して使用され
る。
【0017】この界面活性剤の使用量は、反応原料に対
して0. 1〜15重量%の範囲内であることが好まし
い。前述した例えば硝酸カルシウム4水塩と尿素との反
応は、次のような反応式で進む。すなわち、硝酸カルシ
ウム4水塩が加熱分解して生成した水と尿素とが次式で
反応する。
【0018】(NH2 2 CO + 3H2 O → 2
NH4 + + 2OH- + CO2 さらに、次の反応が起こる。 2OH- + CO2 → H2 O + CO3 2- そして、この炭酸イオン(CO3 2- )は、硝酸カルシウ
ム4水塩が分解して生成したカルシウムイオン(C
2+)と次式のように反応する。
【0019】Ca2+ + CO3 2- → CaCO3 このような反応により、球状の炭酸カルシウムであるバ
テライトが得られる。このバテライトを精製し、乾燥物
として取得するために次のような操作を行う。すなわ
ち、まず反応により得られた生成物に所定量の水を加え
て溶解する。加える水の量としては、結晶水を含むカル
シウム塩1モルに対し、10〜70モル程度である。
【0020】その後、濾過を行い、得られた濾過物をさ
らに水洗して、乾燥する。このようにして、所望とする
球状のバテライトが得られる。この球状をなすバテライ
トの収率は15〜65%になる。
【0021】次に、上記の濾過を行ったときの濾液中に
は未反応物を多く含むため、さらに所定温度で加熱する
ことにより、別の形態を有する炭酸カルシウムが得られ
る。例えば、100〜120℃で加熱すると、板状のバ
テライトが得られる。125〜150℃で加熱すると、
柱状の炭酸カルシウムであるアラゴナイト(Aragonite
)が得られる。150〜250℃まで加熱すると、立
方体状または紡錘状のカルサイトが得られる。
【0022】上記のように、先ず球状炭酸カルシウム
(バテライト)を合成し、未反応物に水分を加え、合成
温度を変え、多段的に合成すれば原料を無駄なく使用で
き、ほぼ100%の歩留りで各製品を得ることができ
る。
【0023】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 (1) 外部から水を供給することなく、加熱によって
カルシウム塩の結晶水から得られる必要量の自由水を利
用することから、結晶形態が変化するおそれがない。こ
のため、製造される球状炭酸カルシウムの収率が15〜
65%と高くなる。 (2) 反応時にメタノールなどの有機溶剤を使用しな
いことから、反応後にそのような有機溶剤を除去、回収
する工程を必要としない。このため、余分な工程が不要
となる。 (3) 従って、球状炭酸カルシウムの製造における生
産効率に優れ、製造コストの低減を図ることができる。 (4) 作業環境を悪化させる有機溶剤を使用する必要
がなく、作業工程における原料物質の取り扱いが容易で
ある。 (5) 界面活性剤を使用することにより、反応時にお
ける反応液の表面張力を下げ、表面エネルギーを小さく
することができ、不純物の少ない球状炭酸カルシウムを
収率良く得ることができる。 (6) 球状の炭酸カルシウムであるバテライトは、水
に対する溶解度が大きく、蛋白質、アミノ酸との吸着反
応性が高いため、医療用材料や機能性食品などの食品素
材として利用される。また、混練特性や分散特性に優れ
ていることから、合成樹脂やゴムのフィラー、あるいは
紙の顔料、補強材として利用される。さらに、磁気テー
プのブロッキング防止剤やチューインガムの粘着防止剤
としても利用される。
【0024】また、球状の炭酸カルシウムであるカルサ
イトは、混練特性や分散特性が良いことから、合成樹脂
やゴムのフィラーとして利用される。
【0025】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例について
説明する。 (実施例1)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を2
モル及び界面活性剤としてのアルキルエーテル硫酸エス
テルナトリウム(有効成分30重量%)を前記硝酸カル
シウム4水塩と尿素の合計量に対して0. 41重量%混
合し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱して反応
を行った。
【0026】この反応生成物に12モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率は、約2
5%であった。
【0027】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに150℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、柱状の炭酸カルシウム(アラゴナイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は、約68%であった。 (実施例2)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を2
モル及び界面活性剤としてのアルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム(有効成分30重量%)を前記硝酸カルシ
ウム4水塩と尿素の合計量に対して0. 41重量%混合
し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱して反応を
行った。
【0028】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率は、約2
5%であった。
【0029】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに125℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、柱状の炭酸カルシウム(アラゴナイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は、約63%であった。 (実施例3)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を2
モル及びポリカルボン酸アンモニウムを前記硝酸カルシ
ウム4水塩と尿素の合計量に対して0. 41重量%混合
し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱して反応を
行った。
【0030】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率は、約2
5%であった。
【0031】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに125℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、柱状の炭酸カルシウム(アラゴナイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は、約63%であった。 (実施例4)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を2
モル及びポリカルボン酸アンモニウムを前記硝酸カルシ
ウム4水塩と尿素の合計量に対して0. 41重量%混合
し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱して反応を
行った。
【0032】この反応生成物に12モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率は、約2
5%であった。
【0033】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに125℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、柱状の炭酸カルシウム(アラゴナイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は、約68%であった。 (実施例5)硝酸カルシウム4水塩を1モルと尿素を2
モルを混合し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱
して反応を行った。この反応生成物に12モルの水を加
えて溶解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過
物を水洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム
(バテライト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率
は、約15%であった。
【0034】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに150℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、柱状の炭酸カルシウム(アラゴナイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は、約68%であった。 (実施例6)硝酸カルシウム4水塩を1モルと尿素を2
モルを混合し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱
して反応を行った。この反応生成物に70モルの水を加
えて溶解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過
物を水洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム
(バテライト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率
は、約15%であった。
【0035】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに125℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、柱状の炭酸カルシウム(アラゴナイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は、約63%であった。 (実施例7)硝酸カルシウム4水塩を1モルと尿素を2
モルを混合し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱
して反応を行った。この反応生成物に54モルの水を加
えて溶解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過
物を水洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム
(バテライト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率
は、約15%であった。
【0036】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに200℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は、約84%であった。 (実施例8)硝酸カルシウム4水塩を1モルと尿素を2
モルを混合し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱
して反応を行った。この反応生成物に54モルの水を加
えて溶解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過
物を水洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム
(バテライト)が得られた。この炭酸カルシウムの収率
は、約15%であった。
【0037】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに105℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、板状の炭酸カルシウム(バテライト)が得られた。
この炭酸カルシウムの収率は、約14%であった。さら
に、この濾液を200℃で4時間加熱して反応を行っ
た。そして、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥した
ところ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得
られた。この炭酸カルシウムの収率は、約71%であっ
た。このような操作を行うことにより、100%の収率
で各製品を得ることができた。 (実施例9)硝酸カルシウム4水塩を1モルと尿素を2
モルを混合し、密閉容器中にて、200℃で4時間加熱
して反応を行った。この反応生成物に12モルの水を加
えて溶解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過
物を水洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム
(カルサイト)が得られた。この球状炭酸カルシウムの
収率は、約96%であった。 (実施例10)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を
2モルおよび界面活性剤として還元澱粉加水分解物(有
効成分50重量%)を前記硝酸カルシウム4水塩と尿素
の合計量に対して10重量%混合し、密閉容器中にて、
125℃で4時間加熱して反応を行った。
【0038】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この球状炭酸カルシウムの収率は6
5%であった。
【0039】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに200℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は35%であった。 (実施例11)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を
2モルおよび界面活性剤としてエチレングリコール(有
効成分50重量%)を前記硝酸カルシウム4水塩と尿素
の合計量に対して10重量%混合し、密閉容器中にて、
125℃で4時間加熱して反応を行った。
【0040】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この球状炭酸カルシウムの収率は5
3%であった。
【0041】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに200℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は43%であった。 (実施例12)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を
2モルおよび界面活性剤としてグリセリン(有効成分5
0重量%)を前記硝酸カルシウム4水塩と尿素の合計量
に対して10重量%混合し、密閉容器中にて、125℃
で4時間加熱して反応を行った。
【0042】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この球状炭酸カルシウムの収率は5
7%であった。
【0043】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに200℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は41%であった。 (実施例13)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を
2モルおよび界面活性剤として還元澱粉加水分解物(有
効成分50重量%)を前記硝酸カルシウム4水塩と尿素
の合計量に対して8重量%、アルキルエーテル硫酸エス
テルナトリウムとアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(ABS)の混合剤(有効成分30重量%)を同じく
0.5重量%混合し、密閉容器中にて、125℃で4時
間加熱して反応を行った。
【0044】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この球状炭酸カルシウムの収率は5
7%であった。
【0045】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに200℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は43%であった。 (実施例14)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を
2モルおよび界面活性剤としてキサンタンガム(有効成
分5重量%)を前記硝酸カルシウム4水塩と尿素の合計
量に対して5重量%、アルキルエーテル硫酸エステルナ
トリウムとアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(A
BS)の混合剤(有効成分30重量%)を同じく0.5
重量%混合し、密閉容器中にて、125℃で4時間加熱
して反応を行った。
【0046】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この球状炭酸カルシウムの収率は5
5%であった。
【0047】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに200℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は43%であった。 (実施例15)硝酸カルシウム4水塩を1モル、尿素を
2モルおよび界面活性剤として水ガラス3号を前記硝酸
カルシウム4水塩と尿素の合計量に対して5重量%、ア
ルキルエーテル硫酸エステルナトリウムとアルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)の混合剤(有効成
分30重量%)を同じく0.5重量%混合し、密閉容器
中にて、125℃で4時間加熱して反応を行った。
【0048】この反応生成物に70モルの水を加えて溶
解した後、濾過を行った。そして、得られた濾過物を水
洗し、乾燥したところ、球状の炭酸カルシウム(バテラ
イト)が得られた。この球状炭酸カルシウムの収率は5
7%であった。
【0049】なお、濾液中には未反応物を多く含むた
め、さらに200℃で4時間加熱して反応を行った。そ
して、得られた生成物を水洗し、濾過、乾燥したとこ
ろ、立方体状の炭酸カルシウム(カルサイト)が得られ
た。この炭酸カルシウムの収率は41%であった。
【0050】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 (1) 加熱温度は100〜140℃である請求項1に
記載の球状炭酸カルシウムの製造方法。
【0051】この方法によれば、医療用材料や機能性食
品などの食品素材あるいは合成樹脂やゴムのフィラーな
どとして利用可能な球状バテライトを収率良く得ること
ができる。 (2) 加熱温度は150〜250℃である請求項1に
記載の球状炭酸カルシウムの製造方法。
【0052】この方法によれば、合成樹脂やゴムのフィ
ラーなどとして利用可能な球状のカルサイトを収率良く
得ることができる。 (3) 前記界面活性剤の使用量が反応原料に対して
0. 1〜15重量%である請求項3に記載の球状炭酸カ
ルシウムの製造方法。
【0053】この方法によれば、反応液の表面張力を効
果的に下げて、より純度の高い球状炭酸カルシウムを確
実に得ることができる。 (4) 反応後に所定量の水を加えた後、濾過し、得ら
れた結晶を乾燥する請求項1〜3のいずれかに記載の球
状炭酸カルシウムの製造方法。
【0054】この方法によれば、精製された球状炭酸カ
ルシウムを容易に得ることができる。 (5) 前記濾過後の濾液をさらに125〜150℃に
加熱する上記(4)に記載の柱状アラゴナイトの製造方
法。
【0055】この方法によれば、球状のバテライトを得
た後の残液から、樹脂やゴムとして利用可能な柱状のア
ラゴナイトおよび立方体状ないし紡錘状のカルサイトを
得ることができ、生産効率を高めることができる。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の球状炭酸カルシウムの製造方法によれば、球状炭酸
カルシウムの収率が高く、しかも有機溶剤を除去するよ
うな余分な工程を必要としない。従って、生産効率に優
れ、製造コストの低減を図ることができる。しかも、有
機溶剤を使用する必要がなく、反応工程における反応原
料の取り扱いの容易性を図ることができる。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、100〜
250℃に加熱することによってカルシウム塩の結晶水
から反応に必要な水が自由水として得られ、結晶形態の
変化を防止して球状炭酸カルシウムの収率を確実に高め
ることができる。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、界面活性
剤により反応時における表面張力を下げ、表面エネルギ
ーを小さくすることができ、不純物の少ない球状炭酸カ
ルシウムを収率良く得ることができる。
フロントページの続き (71)出願人 596095389 藤吉 加一 岐阜県美濃加茂市加茂野町加茂野27番地の 2 (72)発明者 藤吉 加一 岐阜県羽島郡笠松町北及47番地 岐阜県工 業技術センター 内 (72)発明者 後藤 義己 岐阜県大垣市赤坂町188の1 矢橋工業 株式会社内 (72)発明者 加藤 育男 岐阜県大垣市赤坂町2093番地 河合石灰工 業 株式会社内 (72)発明者 中川 裕之 岐阜県大垣市赤坂東町2番地の1 清水工 業 株式会社内 (72)発明者 林 弘一郎 岐阜県羽島郡笠松町北及47番地 岐阜県工 業技術センター 内 (72)発明者 林 好夫 岐阜県羽島郡笠松町北及47番地 岐阜県工 業技術センター 内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶水を含むカルシウム塩と尿素又は炭
    酸アンモニウム系化合物とを加熱条件下で反応させる球
    状炭酸カルシウムの製造方法。
  2. 【請求項2】 加熱温度は100〜250℃である請求
    項1に記載の球状炭酸カルシウムの製造方法。
  3. 【請求項3】 界面活性剤の共存下に反応させる請求項
    1又は2に記載の球状炭酸カルシウムの製造方法。
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