JP2000219369A - フィルムの巻取り装置及びフィルムの巻取り方法 - Google Patents

フィルムの巻取り装置及びフィルムの巻取り方法

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JP2000219369A
JP2000219369A JP11023347A JP2334799A JP2000219369A JP 2000219369 A JP2000219369 A JP 2000219369A JP 11023347 A JP11023347 A JP 11023347A JP 2334799 A JP2334799 A JP 2334799A JP 2000219369 A JP2000219369 A JP 2000219369A
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film
roller
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projections
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Daisuke Sakatani
大輔 酒谷
Tomonori Yoshinaga
知則 吉永
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製品の歩留りを良くすることができるフィルム
の巻取り装置を提供する。 【解決手段】フィルム1の幅方向の端部側のフィルム面
部分を突起付きのローラ3で押圧して、そのフィルム面
部分に凹凸部5を形成するとともに、凹凸部が形成され
たフィルム1を巻取り機構4でロール状に巻き取るよう
構成し、突起付きのローラ3における突起5を先窄まり
状に形成し、前記突起の頂部に丸みをつけ、その頂面の
曲率半径を0.4mm以下に設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムの巻取り装
置及びフィルムの巻取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムを巻き上げてロール状の製品に
する場合、通常は無機あるいは有機の微小粒子を原料樹
脂中に混ぜ込んで、フィルム表面に突起を形成したり、
微小粒子を含む層をコーティングにより形成したりす
る。
【0003】これは、フィルムを巻き上げる際にフィル
ム走行に伴う空気の流れ(随伴流)によってフィルム間
に空気が巻き込まれても、空気がロ−ルの外に逃げやす
いようにして、巻ずれが生じるのを防止するためであ
る。
【0004】しかしながら、近年、フィルムは、例えば
二軸配向ポリエステルフィルムのように、ガラス代替や
液晶関連用途などの光学製品に用いられることが多く、
この種のフィルムでは表面平滑性・透明性に対する要求
が高まっているために、微小粒子の含有量を低下させる
傾向がある。
【0005】微小粒子の含有量を低下させると、突起を
所望の密度や大きさに形成するのが困難になって随伴流
を十分排除できず、巻ずれが生じたり、局所的に空気が
多く巻き込まれたりして、製品の歩留まりが低下すると
いう問題がある。
【0006】また、フィルムの表面が平滑である場合、
フィルムどうしの擦れによってフィルム表面にキズがつ
きやすいといった問題もある。
【0007】そこで、上記の問題を解消するために、フ
ィルムの幅方向の端部側のフィルム面部分を突起付きの
ローラで押圧して、そのフィルム面部分に凹凸部を形成
するとともに、前記凹凸部が形成されたフィルムを巻取
り機構でロール状に巻き取るよう構成したフィルムの巻
取り装置が提案されている。
【0008】このフィルムの巻取り装置では、従来、前
記突起付きローラにおける突起を、直方体に近い角錐台
(つまり4個の側辺の傾斜が小さい角錐台)に形成して
あった[例えば、特開平4−85248号公報・特開平
4−85249号公報・特開平9−124199号公
報]。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、前記突起付きローラにおける突起を、直方体に近い
角錐台に形成してあったために、フィルムを凹凸状に変
形させにくく、凹凸部を形成するのに突起付きローラで
フィルムを強く押圧しなければならなかった。
【0010】その結果、前記フィルム面部分が波状変形
することがあり、この波状変形の影響がフィルムの幅方
向の中央部に及び、有効取り幅が狭くなって製品の歩留
まりが低下しやすかった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みて成されたもの
で、その目的は、製品の歩留りを良くすることができる
フィルムの巻取り装置及びフィルムの巻取り方法を提供
する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。
【0013】[構成]フィルムの幅方向の端部側のフィ
ルム面部分を突起付きのローラで押圧して、そのフィル
ム面部分に凹凸部を形成するとともに、前記凹凸部が形
成されたフィルムを巻取り機構でロール状に巻き取るよ
う構成し、前記突起付きのローラにおける突起を先窄ま
り状に形成し、前記突起の頂部に丸みをつけ、その頂面
の曲率半径を0.4mm以下に設定してある。
【0014】[作用] [イ]フィルムの幅方向の端部側のフィルム面部分を突
起付きのローラで押圧して、そのフィルム面部分に凹凸
部を形成するとともに、凹凸部が形成されたフィルムを
巻取り機構でロール状に巻き取る。
【0015】[ロ]前記[イ]のように、前記フィルム
面部分に凹凸部を形成するから、フィルムを巻き上げる
際にフィルム走行に伴う空気の流れ(随伴流)によって
フィルム間に空気が巻き込まれても、適当量の空気がロ
ール外に排出され、ロール内部に適切な量の空気層を含
む良好な巻姿のロールが得られる。
【0016】[ハ]そして、突起付きのローラにおける
突起を先窄まり状に形成してあるから、突起を直方体に
近い角錐台状に形成した従来の構造に比べると、突起が
フィルムに食い込みやすくなって、フィルムを凹凸状に
変形させやすく、フィルムに対する突起付きローラの押
圧力を小さくすることができる。
【0017】さらに、前記突起の頂部に丸みをつけて、
その頂面を曲率半径が0.4mm以下の曲面に形成して
あるから、曲率半径が、0.4mmを超えた構造の場合
に比べると、前記突起とフィルムとの接触面積が小さく
なり、フィルムに対する突起付きローラの押圧力が小さ
くて済む。
【0018】[ニ]これにより、突起付きローラでフィ
ルムを押圧するに伴って、前記フィルム面部分が波状変
形するのを防止することができる。
【0019】[ホ]前記フィルム面部分が波状変形する
と、この波状変形の影響がフィルムの幅方向の中央部に
及び、フィルムの有効取り幅が狭くなるが、上記のよう
に請求項1の構成では波状変形を防止できるから、フィ
ルムの有効取幅が狭くなるのを回避できる。
【0020】[効果]従って、前記作用[イ]〜[ホ]
により、製品の歩留りを良くすることができるフィルム
の巻取り装置を提供することができた。
【0021】請求項2による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0022】[構成]前記突起の頂角を50度〜140
度に設定してある。
【0023】[作用] [ヘ]請求項1の構成による作用と同様の作用を奏する
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
【0024】[ト]突起付きのローラにおける突起の頂
角を50度未満に設定してあると、突起を所望の高さ寸
法に形成するのが困難であるという問題があるが、請求
項2の構成によれば、突起の頂角を50度以上に設定し
てあるから、上記の不具合を回避することができる。
【0025】そして、前記突起の頂角を140度以下に
設定してあるから、突起を直方体に近い角錐台状に形成
した従来の構造に比べると、突起がフィルムに食い込み
やすくなって、フィルムを凹凸状に変形させやすく、フ
ィルムに対する突起付きローラの押圧力を小さくするこ
とができる。
【0026】[効果]従って、請求項1の構成による効
果と同様の効果を得やすくなった。
【0027】請求項3による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0028】[構成]請求項1また2による発明の構成
において、前記突起付きのローラの外周部を設定温度に
加熱した状態で、前記突起付きのローラにより前記フィ
ルム面部分を押圧するよう構成してある。
【0029】[作用] [チ]請求項1又は2の構成による作用と同様の作用を
奏することができるのに加え、次の作用を奏することが
できる。
【0030】[リ]突起付きのローラの外周部を設定温
度に加熱した状態で、突起付きのローラにより前記フィ
ルム面部分を押圧するから、押圧の際に突起が接触する
フィルム面部分が加熱される。
【0031】これにより、フィルムは突起が接触するフ
ィルム面部分とその近傍だけを変形しやすくすることが
でき、突起付きのローラで押圧されるフィルム面部分が
波状変形するのを防止することができる。
【0032】[効果]従って、請求項1又は2の構成に
よる効果と同様の効果をより得やすくなった。
【0033】請求項4による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0034】[構成]頂面の曲率半径が0.4mm以下
の先窄まり状の突起を備えた突起付きのローラでフィル
ムの幅方向の端部側のフィルム面部分を押圧して、その
フィルム面部分に凹凸部を形成するとともに、前記凹凸
部が形成されたフィルムを巻取り機構でロール状に巻き
取る。
【0035】[作用] [ヌ]請求項4の構成によれば、上記のように、前記フ
ィルム面部分に凹凸部を形成するから、フィルムを巻き
上げる際にフィルム走行に伴う空気の流れ(随伴流)に
よってフィルム間に空気が巻き込まれても、適当量の空
気がロール外に排出され、ロール内部に適切な量の空気
層を含む良好な巻姿のロールが得られる。
【0036】[ル]また、請求項1の構成による前記作
用[ハ],[ニ],[ホ]と同様の作用を奏することが
できる。
【0037】[効果]従って、前記作用[ヌ],[ル]
により、製品の歩留りを良くすることができるフィルム
の巻取り方法を提供することができた。
【0038】請求項5による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0039】[構成]請求項4による発明の構成におい
て、前記突起付きのローラの外周部を設定温度に加熱し
た状態で、前記突起付きのローラにより前記フィルム面
部分を押圧して、そのフィルム面部分に凹凸部を形成す
る。
【0040】[作用] [ヲ]請求項4の構成による作用と同様の作用を奏する
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
【0041】[ワ]突起付きのローラの外周部を設定温
度に加熱した状態で、突起付きのローラにより前記フィ
ルム面部分を押圧するから、押圧の際に突起が接触する
フィルム面部分が加熱される。
【0042】これにより、フィルムは突起が接触するフ
ィルム面部分とその近傍だけを変形しやすくすることが
でき、突起付きのローラで押圧されるフィルム面部分が
波状変形するのを防止することができる。
【0043】[効果]従って、請求項4の構成による効
果と同様の効果をより得やすくなった。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0045】図1にフィルム巻取り装置を示してある。
【0046】前記フィルムの巻取り装置は、二軸配向ポ
リエステルフィルム1(以下「フィルム1」と略称す
る)の幅方向の両端部側のフィルム面部分を、外周部に
凹凸のないバックアップローラ2を介して突起付きのロ
ーラ3で押圧して、そのフィルム面部分に凹凸部を形成
するとともに、凹凸部が形成されたフィルム1を巻取り
回転体4(巻き取り機構に相当)でロール状に巻き取る
よう構成してある。
【0047】前記バックアップローラ2と突起付きロー
ラ3とはいずれも金属製で、前者は第1横軸芯O周りに
回転し、後者は第1横軸芯Oに沿う第2横軸芯P周りに
回転する。また前記巻取り回転体4は前記第1横軸芯O
に沿う第3横軸芯Q周りに回転する。
【0048】つまり、前記巻取り回転体4の回転に伴っ
て、バックアップローラ2と突起付きローラ3とが回転
してフィルム1の幅方向両端部側の(フィルム1の全長
にわたる)フィルム面部分に凹凸部を形成する。
【0049】図2に示すように、前記突起付きのローラ
3における突起5は、ローラ本体6の外周部に複数列に
わたって、かつ、その周方向に一定の間隔で配置してあ
り、各突起3を先窄まりとなるように四角錐状に形成し
てある。
【0050】前記突起5の頂角θ(詳しくは、4つの側
壁のうち対向する各一対の側壁同士が互いに相手側に対
して成す角度,図3参照)を50度〜140度内の角度
に設定してある。
【0051】そして図4に示すように、前記突起5の頂
部に丸みをつけて、その頂面を曲率半径Rが0.4mm
以下の曲面に形成してある。
【0052】前記突起付きローラ3における突起5の頂
角を140度以下に設定してあるから、突起5を例えば
直方体に近い角錐台状に形成した構造に比べると、突起
5がフィルム1に食い込みやすくなって、フィルムを凹
凸状に変形させやすく、フィルム1に対する突起付きロ
ーラ3の押圧力を小さくすることができる。
【0053】前記頂角θが50度未満では、突起5を所
望の高さ寸法に形成するのが困難であるという不具合が
あるが、頂角θを50度以上に設定してあるから、前記
不具合を回避することができる。
【0054】前記頂角は好ましくは100度〜120度
である。
【0055】上記の構成では、突起5の頂面を曲率半径
が0.4mm以下の曲面に形成してあるから、前記頂面
の曲率半径Rが0.4mmを越えた構造のものに比べる
と、突起5とフィルム1との接触面積が小さくなり、凹
凸部を形成する際の突起付きローラ3のフィルム1に対
する押圧力が小さくて済む。
【0056】前記曲率半径Rは好ましくは0.2mm以
下である。
【0057】前記突起付きのローラ3を加熱する加熱手
段(図示せず)を設けて、突起付きのローラ3の外周部
を、以下の式[数1]から求めた数値Tに対応する温度
T(°C)に設定した状態で、突起付きのローラ3によ
り前記フィルム面部分を押圧するよう構成してある。
【0058】
【数1】T=0.0003Ls2 +2.0175Ls+
114.05 但し、前記Lsはフィルム1の走行速度(m/分)(つ
まりライン速度)の大きさを表す数値である。
【0059】前記設定温度(°C)は前記式[数1]に
よりフィルムの走行速度(m/分)に対応した値にな
る。
【0060】このように、前記設定温度(°C)を、フ
ィルムの走行速度(m/分)に基づいて、前記式[数
1]から求めた値(又はこの値に近い値)に設定するこ
とで、フィルム1の波状変形をより防止しやすくなるこ
とを実験により確認した(表1参照)。
【0061】[別実施形態]前記突起付きのローラ3
は、金属以外の材質で形成してあってもよく、また、窒
化処理(例えばHV800以上)してあってもよい。
【0062】前記バックアップローラ2の外周面に高周
波焼入れ(例えばHrc55〜60)処理してあっても
よい。
【0063】前記二軸配向ポリエステルフィルムのポリ
エステルは特に限定はされないが、ポリエチレンテレフ
タレートを主成分とするポリエステルを用いると、より
上記の効果を得やすくなる。
【0064】さらに、他のポリエステルを混合したり、
他の酸成分やグリコール成分が共重合されていてもよ
い。また、不活性な無機あるいは有機粒子を含有してい
てもよい。
【0065】前記フィルムは二軸配向ポリエステルフィ
ルム以外のフィルムであってもよい。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳細に説明す
る(本発明は実施例によって限定されるものではな
い)。
【0067】実施例・比較例における結果を[表1]に
示した。
【0068】実施例・比較例によって得られた二軸配向
ポリエステルフィルムを以下に示す方法で評価した。
【0069】1)フィルム平均厚み 突起付きのローラ3で押圧してないフィルム部分の任意
の20点の厚みをデジタルマイクロメーター(ソニーマ
グネスケ−ル社製;M−30)により測定し、その平均
値をもってフィルム厚みとした。
【0070】2)突起付きローラ3における突起5の頂
面の曲率半径 光ファイバー顕微鏡(キーエンス社製;VH‐611
0)を用い、突起付きローラ3の突起5を20倍に拡大
した画像をカラービデオプリンター(ソニー社製;CV
P‐M3)にて印刷し、20個の突起5の頂面の曲率半
径Rを測定し、その平均値をもつて突起5の頂面の曲率
半径とした。
【0071】3)突起付きローラ3における突起5の温
度 非接触放射温度計(ミノルタ社製;HT−7、放射率ε
=0.31)で、安定状態での表面温度を測定し、この
温度を突起付きローラ3における突起5の温度とした。
【0072】4)凹凸部を形成することで変形したフィ
ルム部分の平均高さ寸法 前記フィルム部分の見かけの厚みと測定部分の直近の非
処理部分(凹凸部を形成してない部分)の厚みとをデジ
タルマイクロメーター(ソニーマグネスケール社製;M
−30)で各々20点測定し、その差の平均を、凹凸部
の形成によって変形した部分の平均高さとした。
【0073】5)波状変形の有無 フィルムの波状変形の有無を目視にて判定した。
【0074】[実施例1]常法により得られた厚さ12
5μmのフィルム1を突起5の頂面の曲率半径Rが0.
1mmである突起付きローラ3(表面温度240゜C)
を用いて、エアシリンダーによりフィルム1をニップす
ることで、フィルム1に凹凸部を形成した。
【0075】このときのフィルム1に対する突起付きロ
ーラ3の押圧力は、凹凸部を形成するフィルム部分の幅
10mm当たり35kgであり(以下これを加工線圧と
呼び、この例の場合、35kg/10mmと記す)、凹
凸部の形成によって変形したフィルム部分の平均高さ寸
法が24μmの処理済みフィルムを得た。
【0076】[比較例1]突起付きローラ3の温度・突
起5の頂面の曲率半径R・加工線圧以外は実施例1と同
様の条件で処理してフィルム1を得た。この場合、凹凸
部の形成によって変形したフィルム部分の平均高さ寸法
が24μmであったが、波状変形が生じた。
【0077】[実施例2][実施例3][実施例4]
[比較例2][比較例3][比較例4]をそれぞれ表1
に示す条件で行い、[表1]に示す結果を得た。
【0078】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取り装置によりフィルムを巻き取っている状
態を示す概略図
【図2】突起付きローラにおける突起の分布状態を示す
【図3】突起付きローラの突起を示す断面図
【図4】突起付きローラの突起の頂部を示す断面図
【符号の説明】
1 フィルム 3 突起付きローラ 4 巻取り機構 5 突起 R 突起の頂面の曲率半径 θ 突起の頂角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの幅方向の端部側のフィルム面
    部分を突起付きのローラで押圧して、そのフィルム面部
    分に凹凸部を形成するとともに、前記凹凸部が形成され
    たフィルムを巻取り機構でロール状に巻き取るよう構成
    し、前記突起付きのローラにおける突起を先窄まり状に
    形成し、前記突起の頂部に丸みをつけ、その頂面の曲率
    半径を0.4mm以下に設定してあるフィルムの巻取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記突起の頂角を50度〜140度に設
    定してある請求項1記載のフィルムの巻取り装置。
  3. 【請求項3】 前記突起付きのローラの外周部を設定温
    度に加熱した状態で、前記突起付きのローラにより前記
    フィルム面部分を押圧するよう構成してある請求項1又
    は2記載のフィルムの巻取り装置。
  4. 【請求項4】 頂面の曲率半径が0.4mm以下の先窄
    まり状の突起を備えた突起付きのローラでフィルムの幅
    方向の端部側のフィルム面部分を押圧して、そのフィル
    ム面部分に凹凸部を形成するとともに、前記凹凸部が形
    成されたフィルムを巻取り機構でロール状に巻き取るフ
    ィルムの巻取り方法。
  5. 【請求項5】 前記突起付きのローラの外周部を設定温
    度に加熱した状態で、前記突起付きのローラにより前記
    フィルム面部分を押圧して、そのフィルム面部分に凹凸
    部を形成する請求項4記載のフィルムの巻取り方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003114108A (ja) * 2001-10-02 2003-04-18 Fuji Photo Film Co Ltd 厚み出し加工部の厚み測定方法及びウェブの厚み出し加工方法
JP2008105853A (ja) * 2006-09-27 2008-05-08 Fujifilm Corp ウエブ案内ローラ、およびウエブ搬送装置
KR101383134B1 (ko) * 2006-09-27 2014-04-09 후지필름 가부시키가이샤 웹 안내 롤러 및 웹 반송 장치
JP2015030148A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 シーアイ化成株式会社 ナーリング加工装置,樹脂フィルム巻き取り機及び樹脂フィルムの巻取り体

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