JP2003167314A - フィルム - Google Patents

フィルム

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JP2003167314A
JP2003167314A JP2001369500A JP2001369500A JP2003167314A JP 2003167314 A JP2003167314 A JP 2003167314A JP 2001369500 A JP2001369500 A JP 2001369500A JP 2001369500 A JP2001369500 A JP 2001369500A JP 2003167314 A JP2003167314 A JP 2003167314A
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Hideo Yoshimi
秀雄 吉見
Hiroshi Nakajima
浩 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】後工程で塗布した際の塗布ムラの発生を極力防
止でき、製品の得率が向上するフィルムを提供する。 【解決手段】本発明に係るフィルム24は、後工程で塗
布される面24Aの反対側の面24Bにのみ、ナーリン
グ部34が形成されている。ナーリング部34は、その
高さaが4〜10μmの範囲になるように形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムに係り、特
に、写真感光材料や偏光板の保護フィルムなどに使用さ
れる、セルロースアセテートやポリエステル等から成る
プラスチックフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料や偏光板の保護フィルムな
どに使用されるプラスチックフィルムは通常、溶液製膜
法によって製造される。すなわち、走行する無端支持体
上に濃厚溶液(ドープ)を流延し、このドープが乾燥し
て自己支持性が生じた後、連続的に剥ぎ取ってさらに乾
燥させることによって製造される。このようにして製造
された帯状のフィルムは、側端部(幅方向の端部)にナ
ーリングが付与された後、ロール状に巻き取られ、フィ
ルムロールとして保存、搬送される。ナーリングは、エ
ンボス、ローレット加工とも称される微小の凹凸であ
り、巻きズレや巻き緩みを防止できるとともに、フィル
ム同士が接着して起きる黒帯び故障を防止することがで
きる。なお、黒帯び故障が発生すると、フィルム同士を
剥がす際にクニック状の変形が生じて均一な偏光度を得
られなくなるので、特に光学用途フィルムとして使用す
る際に不具合が発生する。
【0003】フィルムロールとなったフィルムは、次の
工程において巻き戻され、一方側の面に防眩処理や感光
乳剤等の塗布が施される。そして、側端部を除いた部分
(製品部)から所定の形状を切り抜くことによって、偏
光板保護フィルム等の製品が製造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィルムは、防眩処理や感光乳剤の塗布を施した際にフ
ィルムの製品部に塗布ムラが発生するという問題があっ
た。このため、良好な塗布面状が得られる製品部の面積
が減少し、製品の得率が低下するという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、塗布ムラの発生を極力防止でき、製品の得率が
向上するフィルムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、側端部にナーリング部を備えるとともに、
一方の面に塗布が施される帯状のフィルムにおいて、前
記ナーリング部は、前記塗布が施される面の反対側面に
のみ設けられることを特徴としている。
【0007】本願発明の発明者は、塗布ムラがナーリン
グ部に影響されて発生することを見いだした。すなわ
ち、ナーリング部は本体、フィルムの製品部よりも外側
に設けられているため、塗布ムラとは無関係であると考
えられていたが、ナーリング部の存在やナーリング部に
よるフィルムの変形によって、塗布液が不規則に流動
し、塗布ムラが発生するとの知見を得た。本発明はこの
ような知見に基づいて成されたものであり、塗布液の不
規則な流動が生じないようなナーリング部を付与するこ
とによって、フィルムの製品部における塗布ムラを防止
するものである。具体的には、ナーリング部を、塗布が
施される面の反対側面にのみに設けることによって、ナ
ーリング部の影響による塗布ムラの発生を防止する。こ
れにより、良好な塗布面状をフィルムの広い範囲で得る
ことができ、製品の得率を向上させることができる。
【0008】なお、ナーリング部は、本来の効果(すな
わち、巻きズレ、巻き緩みの抑制効果や、黒帯び故障の
防止効果など)を十分に得るために、以下のような形状
にすることが好ましい。すなわち、請求項2に記載の如
くナーリング部の厚みをフィルムの厚みよりも平均で4
〜10μm大きくしたり、又は、請求項3に記載の如く
フィルムの縁から20mm以内に幅5〜15mmでナー
リング部を形成したり、或いは、請求項4に記載の如く
フィルムの幅方向で外側が内側よりも厚みの小さいナー
リング部を付与することが好ましい。
【0009】なお、本発明が適用されるフィルムは材質
を問わないが、例えば、請求項5に記載の如く、セルロ
ーストリアセテート等のセルロースアセテート、或いは
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト等のポリエステル等、プラスチックフィルムが好まし
い。また、フィルムは、請求項6に記載の如く、可塑
剤、マット剤、滑り剤、UV吸収剤の少なくとも一つを
含むことが好ましい。
【0010】フィルムの大きさとしては、幅を600〜
2000mm程度、好ましくは1000〜1600mm
程度、厚みを平均で25〜200μm程度、好ましくは
40〜120μm程度、そして、巻き長さを500〜5
000m程度、好ましくは2000〜4000m程度に
するとよい。
【0011】上記の如くナーリング部を設けたフィルム
は、均一な塗布を施すことができるので、光学特性に優
れた製品を製造することができる。したがって、本発明
のフィルムを用いれば、高品質の偏光板保護フィルム、
LCD(liquid crystal display)及び感光用フィルムを
製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るフィルムの好ましい実施の形態について詳説する。
【0013】図1は、本発明に係るフィルムを製造する
製造装置10の全体構成を示す模式図である。
【0014】同図に示すように、製造装置10には、ミ
キシングタンク12が設けられ、このミキシングタンク
12にはドープ14が貯留されている。ドープ14はミ
キシングタンク12で混合された後、ポンプ16によっ
て濾過装置18に送り出され、この濾過装置18で濾過
される。濾過されたドープ14は、流延ダイ20の先端
から、走行中の流延バンド22の上に押し出されて流延
される。流延バンド22は、ステンレス板等によって無
端状に形成され、表面が鏡面仕上げされており、この流
延バンド22上に流延されたドープは、自己支持性がで
た後に剥ぎ取られる。剥ぎ取られたフィルム24は、テ
ンターによる延伸乾燥部26と、ロール乾燥部28とを
通過して乾燥される。特にロール乾燥部28では、ロー
ル30、30、…を介してフィルム24を搬送しつつ、
乾燥エアをフィルム24に吹きつけることにより、フィ
ルム24を十分に乾燥させる。こうして乾燥されたフィ
ルム24は、ロール乾燥部28の最終段階で可動パスロ
ール50にガイドされた後、エッジポジションコントロ
ール装置48によって幅方向の位置が調整される。
【0015】位置が調整されたフィルム24は、ナーリ
ング付与装置32の一対のローラ36、36によって挟
圧される。一対のローラ36、36は、一方が刻印ロー
ラ、他方がフラットローラになっており、例えば100
μmの間隔で配置される。この一対のローラ36、36
は、所定の処理条件(例えば圧力が0.1〜1.0MP
a、処理温度が100〜300℃)でフィルム24の両
側端部を挟圧する。これにより、フィルム24の両側端
部が塑性変形され、図2に示すナーリング部34が形成
される。図2のナーリング部34は、フィルム24の一
方の面(図2の下面)24Bのみに設けられ、もう一方
の面(図2の上面)24Aはフラットに形成されてい
る。後工程で塗布を行う際は、このフラットな面24A
に塗布が施される。
【0016】ナーリング部34は、本来の効果(巻きズ
レや黒帯び故障の抑制効果等)を十分に得るために、以
下のような形状にするとよい。例えば、ナーリング高さ
aは4〜10μmとすることが好ましい。ナーリング高
さaは、ナーリング部34の厚みT1から、フィルム2
4の平均厚みT0を引いて求められる値であり、この値
が大き過ぎるとフィルム24を巻き取った際に中央部が
陥没し、逆に小さ過ぎるとナーリング部34の本来の効
果が十分に得られなくなる。
【0017】また、ナーリング部34の本来の効果を十
分に得るためには、ナーリング部34の厚みT1が内側
≧外側となるようにすることが好ましい。このような形
状のナーリング部34は、一対のローラ36、36の傾
きを調整することによって形成することができる。
【0018】さらに、ナーリング部34は、フィルム2
4の幅方向の縁から距離Lが20mm以内となる範囲に
形成することが好ましく、ナーリング部34の幅Wは5
〜15mmとすることが好ましい。このような範囲にナ
ーリング部34を設けることによって、ナーリング効果
を十分に得ることができるとともに、フィルム24の製
品部の面積を大きくとることができる。
【0019】なお、ナーリング付与装置32において、
圧力や処理温度などの処理条件は、フィルム素材、ライ
ン速度、フィルム厚さ等に応じて適切な条件を適宜選定
すればよい。
【0020】ナーリング付与装置32でナーリング部3
4が付与されたフィルム24は、耳切装置38によって
耳切り加工される。この耳切装置38は、例えば刃付き
ローラによってフィルム24の幅方向の縁を切り落と
し、フィルム24の幅寸法を精度良く揃える。この耳切
装置38は、刃形状などの切断条件を最適化することに
よって、切断面のバリを極力抑えるように構成されてい
る。具体的には、図2に示す切断面の厚みT2がナーリ
ング部34の厚みT1より2μm以上、好ましくは3μ
m以上小さくなるように耳切加工を行っている。これに
より、切断面の厚みT2が大きくなってナーリング部3
4に悪影響を及ぼすことを防止することができる。な
お、切断面のバリを防止するため、耳切装置38とし
て、レーザーや超音波を利用した切断装置を用いてもよ
い。また、切断面をプレス、或いは加熱プレスすること
により、切断面の厚みT2を小さくしてもよい。さらに
は、流延ダイ20の先端形状を変えることにより、フィ
ルム24の縁を予め薄く形成してもよい。
【0021】耳切加工されたフィルム24は、除電器4
0によって、フィルム24に帯電した電気が除去された
後、巻取装置42の巻き芯44にロール状に巻き取られ
る。巻き取りの際、コンタクトロール46でフィルム2
4を押圧することによって、エアの抱き込みが防止され
るとともに、フィルム24の巻き姿勢が改善される。巻
き取り装置42の巻芯44は、幅方向に規則的に反復運
動することが好ましく、これによって、フィルムロール
の端面に同心円状の規則的な凹凸を形成し、ナーリング
部34の厚み精度のバラツキを均一化することができ
る。なお、巻芯44を幅方向に規則的に反復運動させる
代わりに、エッジポジションコントロール装置(不図
示)を巻取装置42の前段に設け、フィルム24の位置
を幅方向に規則的に変化させて巻き取るようにしても同
様の効果を得ることができる。
【0022】このようにして得られたフィルムロール
は、必要に応じて保存、搬送される。そして、次の工程
において巻き戻され、フィルム24の片面に防眩処理や
感光乳剤等の塗布が施される。その後、フィルム24の
製品部(側端部を除いた部分)が所定の形状に切断さ
れ、偏光板保護フィルム等の製品が製造される。
【0023】次に上記の如く構成されたフィルム24
(図2参照)の作用について、図3や図4のフィルムと
比較して説明する。
【0024】図3に示すフィルム52には、両面にナー
リング部34が設けられている。このようなナーリング
部34は、ナーリング付与装置32の一対のローラ3
6、36(図1参照)の両方を刻印ローラとすることに
よって形成される。上記の如く構成されたフィルム52
は、後の工程でどちらの面に塗布を施しても、ナーリン
グ部34の付近で塗布液が不規則に流動し、塗布ムラが
発生する。このため、均一な塗布面状を得られる部分が
減少し、製品の得率が低下する。
【0025】図4に示すフィルム54は、図2のフィル
ム24と反対側にナーリング部34が設けられている。
すなわち、フィルム54は、塗布される面54Aにのみ
ナーリング部34が設けられている。このフィルム54
の面54Aに塗布を施した場合、ナーリング部34の付
近で塗布液が不規則に流動し、塗布ムラが発生する。こ
のため、均一な塗布面状を得られる部分が減少し、製品
の得率が低下する。
【0026】これに対し、本実施の形態で得られるフィ
ルム24(図2参照)は、塗布しない面24Bにナーリ
ング部34が形成されている。したがって、塗布を施す
面24Aには凹凸がなく、むしろフラットなローラ36
で押圧しているので平坦な状態になっている。また、ナ
ーリング部34は、フィルム24の側端部を塑性変形さ
せているので、ナーリング部34以外の部分の変形が抑
制されている。したがって、フィルム24の面24Aに
塗布を施しても、塗布液がナーリング部34の存在やナ
ーリング部34による変形の悪影響を受けて不規則に流
動することがなく、均一な塗布面状を得ることができ
る。これにより、均一に塗布された部分の面積が増加す
るので、製品の得率を向上させることができる。
【0027】また、本実施の形態で得られるフィルム2
4は、ナーリング部34の厚みT1がフィルム24の平
均厚みT0よりも平均で4〜10μm厚いので、ナーリ
ング部34として十分な効果を得ることができる。すな
わち、巻きズレ、巻き緩み、陥没、黒帯び故障などの不
具合を確実に抑制できる。したがって、フィルム24は
偏光度が均一になるので、特に光学用途フィルムとして
有効であり、高品質の偏光板保護フィルム、又はLC
D、或いは感光用フィルムを製造することができる。
【0028】
【実施例】ドープとしてセルローストリアセテートを塩
化メチレンとメタノールの混合溶液で溶解し、このドー
プをステンレスバンド上に流延してフィルムを製造し
た。ドープには、主原料のセルローストリアセテートの
他にトリフェニールフォスフェイトやビフェニールディ
フェニールフォスフェイトの可塑剤、及びUV吸収剤、
並びにシリカ系のマット剤を混合した。
【0029】ステンレスバンド上に流延したフィルムは
加熱処理で十分に乾燥した後、幅10mmのナーリング
処理を施し、2000〜4000mで巻き取った。そし
て、巻き取り前工程中での黒帯(接着)故障の有無や、
この巻き取ったフィルムを別工程で防眩処理の塗布を施
した際の塗布ムラの有無を目視で観察した。
【0030】ナーリングの処理面、厚み、処理温度、押
し圧力を変化させて得られた結果を表1に示す。なお、
表1において、フィルム厚みとナーリング高さの単位は
μmである。また、ナーリング高さは、ナーリング部の
厚みの測定値よりウエブ厚みの測定値を差し引いた値で
あり、それらの測定値は、ナーリング内側、外側及びウ
エブ膜を長さ方向に10点以上、1〜4cm間隔で測定
した平均値を用いた。測定器としては、デジタルリニア
ゲージ(ONO SOKKI DG−925分解能1μ
m)を使用し、検出先端部は平滑面で4〜10mm径の
ものを使用した。
【0031】
【表1】
【0032】表1から分かるように、比較例1、2のよ
うに、フィルムの両面にナーリング処理を施した場合、
ナーリング高さに応じて、黒帯故障か防眩塗布ムラの一
方が発生した。すなわち、比較例1は、ナーリング高さ
を大きいために、ナーリング部に影響されて防眩塗布ム
ラが発生し、これを防止するために比較例2の如くナー
リング高さを小さくすると、ナーリング効果が小さくな
って黒帯故障が発生した。
【0033】比較例3、5は、ナーリング部をフィルム
の片面にのみ設けた例であるが、ナーリング部を塗布面
側に設けたために、防眩塗布ムラが発生した。
【0034】比較例4、6は、塗布面の反対面にナーリ
ングを設けたが、ナーリング高さが小さいためにナーリ
ング効果が十分に得られず、黒帯故障が発生した。
【0035】これに対し、実施例1、2は、塗布面の反
対面にナーリング部を設けるとともに、ナーリング高さ
を6〜9μmにしたので、防眩塗布ムラ、黒帯故障の両
方を防止することができた。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフィル
ムによれば、塗布が施される面の反対側面にのみナーリ
ング部を付与したので、巻きズレや黒帯び故障などの発
生を抑制しつつ、後工程での塗布ムラの発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルムを製造する製造装置を模
式的に示す側面図
【図2】本発明に係るフィルムを示す断面図
【図3】ナーリング部が両面に付与されたフィルムを示
す断面図
【図4】塗布面にナーリング部が付与されたフィルムを
示す断面図
【符号の説明】
10…フィルム製造装置、12…ミキシングタンク、1
4…ドープ、16…ポンプ、18…濾過装置、20…流
延ダイ、22…流延バンド、24…フィルム、26…延
伸乾燥部、28…ロール乾燥部、30…ロール、32…
ナーリング付与装置、34…ナーリング部、36…ロー
ラ、38…耳切装置、40…除電器、42…巻取装置、
44…巻芯、46…コンタクトロール、48…エッジポ
ジションコントロール装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H023 FA01 FA13 2H049 BA02 BB18 BB23 BB33 BC01 BC08 BC22 4F006 AA02 AA35 BA14 CA05 DA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側端部にナーリング部を備えるとともに、
    一方の面に塗布が施される帯状のフィルムにおいて、 前記ナーリング部は、前記塗布が施される面の反対側面
    にのみ設けられることを特徴とするフィルム。
  2. 【請求項2】前記ナーリング部の厚みは、前記フィルム
    の厚みよりも平均で4〜10μm大きいことを特徴とす
    る請求項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】前記ナーリング部は、5〜15mmの幅寸
    法であり、前記フィルムの幅方向の縁から20mm以内
    の範囲に形成されることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のフィルム。
  4. 【請求項4】前記ナーリング部は、前記フィルムの幅方
    向において、外側の厚みが内側の厚みよりも小さいこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のフィル
    ム。
  5. 【請求項5】前記フィルムは、セルローストリアセテー
    ト等のセルロースアセテート、或いは、ポリエチレンテ
    レフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエス
    テル等を材料とするプラスチックフィルムであることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のフィル
    ム。
  6. 【請求項6】前記フィルムは、可塑剤、マット剤、滑り
    剤、UV吸収剤の少なくとも一つを含むことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1に記載のフィルム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1に記載されたフ
    ィルムを用いて製造されたことを特徴とする偏光板保護
    フィルム。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれか1に記載されたフ
    ィルムを用いて製造されたことを特徴とするLCD。
  9. 【請求項9】請求項1〜6のいずれか1に記載されたフ
    ィルムを用いて製造されたことを特徴とする感光用フィ
    ルム。
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