JP2000218768A - 印刷機におけるインキ装置 - Google Patents

印刷機におけるインキ装置

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JP2000218768A
JP2000218768A JP2000020377A JP2000020377A JP2000218768A JP 2000218768 A JP2000218768 A JP 2000218768A JP 2000020377 A JP2000020377 A JP 2000020377A JP 2000020377 A JP2000020377 A JP 2000020377A JP 2000218768 A JP2000218768 A JP 2000218768A
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inking
roller
cam
cylinder
plate cylinder
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JP2000020377A
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Felix Dorenkamp
ドレンカンプ フェーリックス
Kunepeeru Ensu
クネペール エンス
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/30Arrangements for tripping, lifting, adjusting, or removing inking rollers; Supports, bearings, or forks therefor
    • B41F31/301Devices for tripping and adjusting form rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/30Arrangements for tripping, lifting, adjusting, or removing inking rollers; Supports, bearings, or forks therefor
    • B41F31/32Lifting or adjusting devices
    • B41F31/34Cam, eccentric, wedge, or like devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変かつ特に簡易インキ装置の作業モードで
運転可能であり、簡単に構成されていて非常に機能信頼
性の高い胴逃がし手段によってインキ着けローラが版胴
から胴逃がし可能である、印刷機におけるインキ装置を
提供する。 【解決手段】インキ装置は、版胴6からインキ着けロー
ラ群1、2または3、4を胴逃がしするためのローラ逃
がしカム17を備えている。ローラ逃がしカム17は、
第1のカム回転位置21ではすべてのインキ着けローラ
1、2、3、4が版胴6に当節し、第2のカム回転位置
ではインキ着けローラ群1、2または3、4が版胴6か
ら引き離され、少なくとも1つのインキ着けローラ3ま
たは1が版胴6に当接するような輪郭を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提項
に記載されている、版胴からインキ着けローラ群を胴逃
がしするための胴逃がし手段を備えた、印刷機における
インキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許出願公開明細書371030
0A1には、作業シリンダを作動させることで2つの中
間ローラがインキ練り胴から引き離し可能であり、それ
によってインキの流動が両方の第1のインキ着けローラ
を経由してしか行われなくなるような、印刷機における
インキ装置ローラのための切換装置が記載されている。
インキ装置のこの切換状態では、2つのローラ列が、両
方の第1のインキ着けローラによって塗布されたインキ
をさらに均等化する役割を担っている。上述の切換状態
では、2つのローラ列に帰属するインキ着けローラを経
由してのインキの流動は行われないものの、これらのイ
ンキ着けローラも、したがってすべてのインキ着けロー
ラも版胴に当てつけられる。別の作業シリンダを操作さ
せることでインキ着けローラ逃がしカムが揺動可能であ
り、それによってすべてのインキ着けローラを版胴から
胴逃がしすることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の切換装置の欠点
は、塗布されるインキを均等化するために利用される2
つのインキストランドに常に一定のインキ容積が蓄積さ
れていて、修正が行われたときにこのインキ容積がゆっ
くりとしか順応しないので、この緩慢さのために刷損じ
の原因となり、そのためインキ装置がインキ着けの変化
に対して緩慢にしか反応しないことである。しかもイン
キ装置は、その都度の印刷作業に合わせて調整するのに
比較的長い時間を必要とする。
【0004】ドイツ特許明細書4230090C2に
は、版が第1のインキ着けローラ群によってのみインキ
着けされ、第2のインキ着けローラ群はそれ自体既存の
胴逃がし装置で版胴から引き離されることによって、い
わゆる簡易インキ装置として運転可能な印刷機用インキ
装置が記載されている。このインキ装置では、冒頭に述
べた切換装置と結びついた欠点(ドイツ特許出願公開明
細書3710300A1)はなくなるものの、ドイツ特
許明細書4230090C2には第2のインキ着けロー
ラ群を引き離すのに適した専用の胴逃がし手段は記載さ
れていない。
【0005】本発明の目的は、可変かつ特に簡易インキ
装置の作業モードで運転可能であり、簡単に構成されて
いて非常に機能信頼性の高い胴逃がし手段によってイン
キ着けローラが版胴から胴逃がし可能である、印刷機に
おけるインキ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は請求項1記載の構成要件を備えたインキ装置によ
って達成される。
【0007】版胴からインキ着けローラ群を胴逃がしす
るための胴逃がし手段を備えた本発明の、印刷機におけ
るインキ装置は、胴逃がし手段が、第1のカム回転位置
ではすべてのインキ着けローラが版胴に当接し、第2の
カム回転位置ではインキ着けローラ群が版胴から胴逃が
しされるとともに少なくとも1つのインキ着けローラが
版胴に当接するような輪郭を備えている、回転可能なロ
ーラ逃がしカムであることを特徴とする。
【0008】インキ装置と湿し装置が連結ローラを介し
て互いに連結可能であり、連結時に水着けローラがイン
キ・湿し水・混合液を版胴に塗布するオフセット印刷機
がある。このような水着けローラは、本発明の意味にお
けるインキ着けローラではない。むしろ本発明では、イ
ンキ着けローラとは主として印刷インキを版胴に塗布す
る塗布ローラであると理解される。
【0009】本発明のインキ装置で有利な点は、インキ
着けローラがローラ逃がしカムによって強制制御され、
このときインキ着けローラはカム回転位置のそれぞれの
位置でその都度必要な相互の相対位置にあり、誤動作が
実質的にあり得ないことである。さらに別の利点はイン
キ装置に要する設計費用が低いという点であり、この低
い設計費用は、すべてのインキ着けローラに共通な1つ
のローラ逃がしカムが割り当てられることで達成された
ものである。
【0010】第1のカム回転位置にあるローラ逃がしカ
ムでは、少なくとも1つのインキ着けローラのみならず
インキ着けローラ群も版胴にインキ着けするために版胴
に当接している。これはインキ装置の標準インキ装置の
作業モードに相当する。ローラ逃がしカムが第2のカム
回転位置にあり、版胴が少なくとも1つのインキ着けロ
ーラだけによってインキ着けされるときには、インキ装
置は簡易インキ装置として運転可能である。
【0011】本発明のインキ装置を有利に発展させた第
1の実施態様は、インキ装置が少なくとも4つのインキ
着けローラを有していて、カム回転位置に相当する簡易
インキ装置の作業モードでは少なくとも2つのインキ着
けローラが版胴にインキ着けするために版胴に当接する
ことを特徴とする。
【0012】しかしながら、簡易インキ装置の作業モー
ドでは1つのインキ着けローラまたは2つのインキ着け
ローラが版胴に当接する、合計で3つしかインキ着けロ
ーラを備えていないインキ装置も本発明に属している。
【0013】本発明またはその第1実施の態様を発展さ
せるための第2の実施態様は、第2のカム回転位置にお
いて、胴回転方向で見て最後および最後から2番目のイ
ンキ着けローラが版胴から胴逃がしされることを特徴と
する。
【0014】順番に相前後して配置された合計4つのイ
ンキ着けローラを備えたインキ装置の場合、最後のイン
キ着けローラは第4のインキ着けローラに相当し、最後
から2番目のインキ着けローラは第3のインキ着けロー
ラに相当する。合計3つのインキ着けローラを備えたイ
ンキ装置では、最後のインキ着けローラは第3のインキ
着けローラに相当し、最後から2番目のインキ着けロー
ラは第2のインキ着けローラに相当する。
【0015】本明細書では第1、第2、第3および第4
のインキ装置という呼称をインキ装置に用いているが、
これらは胴回転方向に見たときの呼称である。したがっ
て、第1のインキ着けローラとは、標準インキ装置の作
業モードでは版胴の特定の円周側の印刷画像部位に、版
胴が1回転するごとにすべてのインキ着けローラのうち
で最初にインキ着けし、たとえば版胴をその際に水着け
する水着けローラに胴回転方向で見て直接後置されてい
るインキ着けローラである。したがって最後のインキ着
けローラとは、版胴から被印刷体に、またはオフセット
印刷装置の場合にはブランケット胴に印刷画像が転写さ
れる前の最後のインキ着けローラとして、印刷画像部位
にインキ着けをするインキ着けローラである。
【0016】本発明、第1の実施態様、または第2の実
施態様を発展させるための第3の実施態様は、第2のカ
ム回転位置で、第1のインキ着けローラと第2のインキ
着けローラが版胴から胴逃がしされることを特徴とす
る。
【0017】この実施態様では、第2のカム回転位置は
簡易インキ装置の作業モードの実現に利用されるのでは
なく、2段階でそれぞれのペアごとに行われる、版胴か
らの4つのインキ着けローラの胴逃がしの第1段階に利
用される。
【0018】さらに別の実施態様は、第3のカム回転位
置が「印刷オフ」切換に相当すること、すなわちすべて
のインキ着けローラが版胴から遠隔位置にあることに相
当することを特徴とする。
【0019】さらに別の実施態様に基づく第2の実施態
様の発展形では、たとえばローラ逃がしカムが第2のカ
ム回転位置から第3のカム回転位置へ回転することで、
第1のインキ着けローラと第2のインキ着けローラが版
胴から引き離されてよい。さらに別の実施態様に基づく
第3の実施態様の発展形態では、ローラ逃がしカムが第
2のカム回転位置から第3のカム回転位置へ回転するこ
とで、第3のインキ着けローラと第4のインキ着けロー
ラが版胴から引き離されてよい。
【0020】さらに別の実施態様は、第4のカム回転位
置が、版胴への4つのインキ着けローラの段階的な当て
つけの第1段階に相当し、このときインキ着けローラは
それぞれ対をなして版胴に当てつけられることを特徴と
する。
【0021】第2のカム回転位置が、インキ着けローラ
の第1の胴逃がし段階の実現に利用される第2実施態様
では、第4のカム回転位置が簡易インキ装置の作業モー
ドの実現に利用されてもよい。
【0022】さらに別の実施態様は、合計4つのインキ
着けローラを備えたインキ装置の場合において、第2の
カム回転位置で第1のインキ着けローラだけが版胴に当
接することを特徴とする。
【0023】以上のようにして簡易インキ装置の作業モ
ードを、この作業モードで版胴にインキ着けをするただ
1つのインキ着けローラで実現することが可能である。
第2、第3および第4のインキ着けローラは3つ組みと
して、ローラ逃がしカムが第1のカム回転位置から第2
のカム回転位置へ移動することで版胴から引き離されて
よい。ローラ逃がしカムが第2のカム回転位置から第3
のカム回転位置へ回転することで、この3つ組みは第1
のインキ着けローラに続いて同じく版胴から引き離され
てよく、それによってすべてのインキ着けローラが版胴
と接触しなくなる。
【0024】さらに別の実施態様は、ローラ逃がしカム
が空気圧または油圧で作動可能な2つのピストン・シリ
ンダ・ユニットによってカム回転位置に移動可能である
ことを特徴とする。
【0025】2つのピストン・シリンダ・ユニットは、
ローラ逃がしカムが3つの調節段階で順次、第1から第
2、第2から第3、そして第3から第4のカム回転位置
へそれぞれ移動可能であるように、互いに連結可能であ
ってよい。各ピストン・シリンダ・ユニットのうちの第
1のピストン・シリンダ・ユニットは、第1のシリンダ
ケーシングと、この中で摺動可能な第1のピストンとで
構成されている。各ピストン・シリンダ・ユニットのう
ちの第2のピストン・シリンダ・ユニットは、第2のシ
リンダケーシングと、この中で摺動可能な第2のピスト
ンとで構成されている。たとえばこれらのピストン・シ
リンダ・ユニットは、第1のピストンと第2のピストン
が互いにしっかり連結されていて、各シリンダケーシン
グが内部の圧力負荷によって互いに独立して、連結され
ている各ピストンに対して相対的に可動であることによ
って互いに連結可能である。代りの連結例では、第1の
ピストンが第2のシリンダケーシングとしっかり連結さ
れ、このとき第1のシリンダケーシングと第2のピスト
ンとは圧力負荷によって互いに独立して、連結されてい
る部分に対して相対的に可動である。さらに別の代りの
連結例において、第1のシリンダケーシングと第2のシ
リンダケーシングとが互いにしっかり連結され、それに
よって圧力負荷時に第1のピストンと第2のピストンが
互いに独立して、連結されているシリンダケーシングに
対して相対的に可動であるのが有利である。上述した3
種類の連結変形例のいずれの場合にも、ピストン・シリ
ンダ・ユニットはその軸方向で相前後して一直線上に並
ぶように配置されるのが有利である。
【0026】さらに別の実施形態は、段階的に圧力媒体
で作動可能なタンデム型シリンダがカム動作システムと
して構成されていることを特徴とする。
【0027】タンデム型シリンダは3番目に挙げた連結
例の改良型に相当し、この場合、両方のピストン・シリ
ンダ・ユニットは互いに分離した膨張室をもつ1つの構
造ユニットを形成する。膨張室のそれぞれの中でピスト
ンの1つが摺動可能に支持され、このときピストンは、
両方の膨張室に圧力をかけることで反対方向に構造ユニ
ットから引き出し可能である。タンデム型シリンダは、
他の機械部分にはさまれたきわめて狭い取付空間に組み
込むことのできる、格別に省スペースなカム動作システ
ムである。
【0028】さらに別の実施態様は、ローラ逃がしカム
がその軸方向に見て、相前後して配置されて互いに異な
る輪郭をもつ2つのカム平面を有していることを特徴と
する。
【0029】各カム平面のそれぞれは、たとえばインキ
ローラを引き離すための、それぞれ少なくとも1つの円
周側の引き離しカムを備えたカムディスクによって構成
されていてよい。このカムディスクは互いにしっかり結
合されており、たとえばネジ結合されている。両方のカ
ムディスクはそれ自体は同一に構成されていてよく、こ
の場合、各カムディスクが互いに円周方向にたとえば1
80°だけ互いに回転した位置で相互に連結されている
ことによって、カムディスクの軸方向に異なるカム輪郭
が生じる。たとえば鋳込みとそれに続く切削での後加工
による、2つのカム平面を有するローラ逃がしカムの中
実な形成も可能である。各カム平面のうちの第1のカム
平面は第1のインキ着けローラまたは第1のインキ着け
ローラ群を当てつけおよび胴逃がしするのに利用され、
第2のカム平面は第2のインキ着けローラまたは第2の
インキ着けローラ群を当てつけおよび胴逃がしするのに
利用される。
【0030】さらに別の実施態様は、カム回転軸が版胴
軸と同軸に延びていることを特徴とする。
【0031】しかしながらローラ逃がしカムが、版胴の
回転軸に対して偏心的にオフセットされて回転可能に支
持され、かつ版胴の回転軸に対して平行に延びるカム回
転軸を有しているようなインキ装置も本発明の範疇に属
する。
【0032】さらに別の実施態様は、ローラ逃がしカム
がそのカム回転軸を中心として360°以上回転可能で
あり、このとき相応のカム回転位置に移動可能であるこ
とを特徴とする。
【0033】ただ1つの回転方向、たとえば時計回りだ
けのローラ逃がしカムの回転によって、ローラ逃がしカ
ムは連続して行われる調節ステップにおいて、たとえば
第1のカム回転位置に相当していてよい初期位置から、
たとえば第4のカム回転位置に相当していてよい最終位
置へと回転することができ、そして回転方向を維持した
ままさらに回転することで最終位置から再び初期位置へ
と回転することができる。このようなやり方で、ローラ
逃がしカムは第1から第2、第2から第3、第3から第
4、そして第4から再び第1のカム回転位置へとそれぞ
れ上述した順序で回転することができる。
【0034】このインキ装置は、たとえばオフセット印
刷機として構成されていてよい輪転印刷機に格別に適し
ている。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0036】図1には、オフセット輪転印刷機として構
成された印刷機5が図示されており、この印刷機では印
刷インキは楔型のインキつぼからインキ装置7のローラ
列を経由して版胴6に供給され、複数のインキ着けロー
ラ1から4によって、版胴6の上に張り渡された版に塗
布される。版胴6から印刷インキは、版胴6と転がり接
触し直径の等しいブランケット胴へ、そしてブランケッ
ト胴から被印刷体へと移される。湿し装置8は版に湿し
水を塗布するための水着けローラ9を有しており、連結
ローラ10を介してインキ装置7と連結可能である。湿
し装置8がインキ装置7と連結された運転状態では、連
結ローラ10は、水着けローラ9および第1のインキ着
けローラ1と接触しており、連結解除された運転状態で
は、連結ローラ10とローラ1および/または9の少な
くとも一方との接触は解除されている。連結された運転
状態では、湿し水の一部が中間ローラ10を経由してイ
ンキ装置7へと伝わり、圧倒的に多くの部分が印刷イン
キからなる印刷インキ・湿し水・エマルジョンを帯びた
インキ着けローラ1によって版に間接的に水着けが行わ
れる。同じく連結された運転状態で版の水着けに利用さ
れる水着けローラ9は、連結された運転状態では湿し水
・印刷インキ・エマルジョンを帯びており、すなわち部
分的に印刷インキを帯びている。
【0037】インキ着けローラ1から4は胴回転方向3
3で見て相前後して配置されており、インキ着けローラ
1を最初としてそれぞれの参照番号の数に対応した順序
で、印刷インキを順次版に塗布する。第1のインキ装置
ローラ11は、第1のインキ着けローラ1のみならず第
2のインキ着けローラ2とも転がり接触しており、第2
のインキ装置ローラ12は第3のインキ着けローラ3お
よび第4のインキ着けローラ4と転がり接触している。
【0038】第1のインキ装置ローラ11は伝動装置に
よって嵌合で回転駆動され、円周側の摩擦接合によって
インキ着けローラ1および2を回転駆動する。第2のイ
ンキ装置ローラ12も同様に伝動装置によって嵌合で回
転駆動され、円周側の摩擦接合によってインキ着けロー
ラ3および4を回転駆動する。第1のインキ装置ローラ
11は、軸方向に嵌合で駆動される横振りを行う第1の
インキ練りローラ11であり、第2のインキ装置ローラ
12は、軸方向運動が同様に横振り伝動装置によって駆
動される第2のインキ練りローラである。インキの流動
は、第1のインキ装置ローラ11から第1のインキ着け
ローラ1へ直接行われるとともに第2のインキ着けロー
ラ2へ直接行われて、この第2のインキ着けローラによ
って間接的に詳細に図示しない2つの転移ローラを介し
て第2のインキ装置ローラ12へ行われ、そしてこの第
2のインキ装置ローラ12から直接第3のインキ着けロ
ーラ3に行われるとともに第4のインキ着けローラ4へ
直接行われる。
【0039】版胴6の回転は、電動モータとして構成さ
れた胴回転駆動装置53によって歯車伝動装置を介して
駆動される。版胴6は、軸方向では胴軸方向長さ全体に
わたって延びていて円周方向では前側の溝端部19から
後側の溝端部20まで延びているとともに窪みのように
外方に向かって開いている胴溝48を有している。電子
制御装置54は制御技術的に胴回転駆動装置53と接続
され、かつ後で詳述するカム回転駆動装置41、42ま
たは67と制御技術的に接続されており、それによって
インキ着けローラ1から4のそれぞれは、胴溝48が胴
逃がしされるべきインキ着けローラ1から4と対向する
位置にいるときにちょうど版胴6から胴逃がし可能であ
る。インキ着けローラ1から4は胴位相位置に依存し
て、制御装置54によるカム回転駆動装置41,42ま
たは67の相応の制御によってグループとして版胴6か
ら引き離される。
【0040】図1に示す例では、まず第1のインキ着け
ローラ1が第2のインキ着けローラ2とともに、そして
このローラ対1,2に時間的に後続して第3のインキ着
けローラ3が第4のインキ着けローラ4と対になって、
版胴6が1回転だけする間に相前後して版胴から引き離
される。
【0041】図示しない改良された変形例では、まず第
1のインキ着けローラ1が、そしてこれに後続して3つ
のインキ着けローラ2から4からなるインキ着けローラ
群2から4が、版胴6が1回だけ胴回転する間に引き離
される。
【0042】胴溝48が、該当するインキ着けローラ1
から4の下を回転して通過しているちょうどその瞬間
に、胴溝48においてインキ着けローラ1から4の当て
つけと胴逃がしを行うことは、そのつど胴逃がしされる
べきインキ着けローラ1から4が確実に版胴と接触して
おらず、それによって版胴上での筋目形成が防止される
ので有利である。いわゆる筋状凹部は特に粘性が非常に
高い印刷インキの場合、胴逃がしされるべきインキ着け
ローラへの印刷インキの付着効果のために、すでに版に
塗布されている印刷インキ膜の一部をインキ着けローラ
が取り去ってしまうとき、胴逃がしされるべきインキ着
けローラによって引き起こされる。上述したような胴溝
48でのインキ着けローラ1から4の当てつけと胴逃が
しによってこのような引き離し筋目が回避されるばかり
でなく、それぞれのインキ着けローラが版に急に上に載
せられ、それによって版上にある印刷インキ膜の押し除
けが引き起こされたときに、当てつけられるべきインキ
着けローラと版との間の接触線に沿って生じる恐れのあ
る、いわゆる筋状凸部も確実に回避される。図示しない
特定の利用ケースでは、胴溝48がすべてのインキ着け
ローラ1から4と対向する位置にあるときに、すべての
インキ着けローラ1から4を同時に版胴6から胴逃がし
することも可能である。インキ着けローラ1から4をグ
ループごとに当てつけおよび胴逃がしすることは、それ
ぞれのローラ調節装置と、カム回転駆動装置41,42
または67およびローラ逃がしカム17,18または7
0からなるローラ逃がし装置およびローラ当てつけ装置
とが、何らかのシステム固有の切換装置の制御をうける
という状況を特別に考慮したものである。印刷速度ない
し版胴6の回転数が増えるにつれて小さくなっていく、
その範囲内でローラ切換が可能であるところのタイムス
ロットは、インキ着けローラ1から4の切換が図示され
ているように相前後して、たとえば対をなして行われる
場合、胴溝48にぎりぎりで入るだけの4つのインキ着
けローラ1から4すべてを全体的に切り換える場合より
も、はるかに大きくなるという利点がある。
【0043】図1には、胴溝48がまだ第3のインキ着
けローラ3や第4のインキ着けローラ4と対向する位置
にいないときに、第1のインキ着けローラ1が第2のイ
ンキ着けローラ2と同時に胴溝48から引き離される様
子が実線の矢印によって示されている。胴溝48がさら
にもう少し回転した位置にきて、それにより第3のイン
キ着けローラ3および第4のインキ着けローラ4と対向
する位置にくると、すぐにこれらのローラの同時の胴逃
がしが行われる。
【0044】全体として存在するインキ着けローラ1か
ら4の部分であって、第1の停止段階の後にはまだ版胴
6に当接したままで第2の停止段階で版胴から胴逃がし
される部分によって、版が印刷長さ全体にわたって再度
転動されることは多くの利用ケースで望ましくないが、
上述した切換順序ではこれが回避され、このことは追加
的な利点となる。
【0045】インキ着けローラ1から4の上に述べたす
べての切換バリエーションの正反対の順序も同様に可能
である。たとえば、まずインキ着けローラ3および4を
対で引き離し、それに続いてインキ着けローラ1および
2を対として引き離すことができる。同様に、まずイン
キ着けローラ2,3および4をグループごとに引き離
し、それに続いてインキ着けローラ1を単独で引き離す
ことも可能である。最後に、胴逃がしされたインキ着け
ローラ群1,2またはインキ着けローラ1が版胴をもう
一度転動し、胴溝48でのこの転動の後で初めて引き離
されるという上述した逆の順序の場合に生じる効果は、
少なからぬ利用ケースで印刷品質を損なうようには作用
しない。
【0046】インキ装置7を標準インキ装置の作業モー
ドから簡易インキ装置の作業モードへ切り替えるため
に、第2のインキ着けローラ2から第2のインキ装置ロ
ーラ12へのインキ流動を中断することによって、図示
されているインキ装置ローラを経由してインキ壷から行
われる、第3のインキ着けローラ3および第4のインキ
着けローラ4までのインキ流動を中断することができ
る。このことは、第2のインキ着けローラ2とこれに当
接する転移ローラとの転動接触を解消して、それにより
第2のインキ着けローラ2と転移ローラとの間にインキ
流動を妨げる隙間を存在させることによって行われる。
【0047】図2にはインキ装置7の一部が描かれてお
り、この場合インキ着けローラ1から4は標準インキ装
置の作業モードに相当する当てつけ位置にある。図2で
用いている視線方向によれば、印刷機5のいわゆる駆動
側で版胴6に付属しているローラ逃がしカム17と、ロ
ーラ逃がしカム17に支持されている滑車55とは本来
なら版胴6で隠されている。同じことは、ローラ逃がし
カム17を移動させるカム駆動装置41,42や、カム
駆動装置41,42の調節運動をローラ逃がしカム17
に伝える伝動装置44から52についても該当する。し
かしながら図をより明瞭にするという理由から、版胴6
およびローラ1から4,11および12を断面で描くの
を省略し、その代わりに本来は断面となる部分を鎖線と
して見えないように描いてある。
【0048】カム駆動装置41,42は、第1の作業シ
リンダ41と第2の作業シリンダ42が相前後してひと
つの構造ユニットを形成するように一体化されたタンデ
ム型シリンダ41,42として構成されている。第1の
ピストン39ないしそのピストンロッドは、フレームに
固定された第1のピボット43によって、詳しくは説明
しない印刷機フレームにリンク結合されてこれに支持さ
れている。第1のピストン39は、直動可能にピストン
39に支持された第1のシリンダケーシング37の中に
ある。第1のシリンダケーシング37は第2のシリンダ
ケーシング38としっかり結合されており、このことは
たとえば実際には、太い中央の線として描かれている隔
壁によって管を2つのシリンダケーシング37,38に
分割するによって実現することができる。第2のシリン
ダケーシング38の中には第2のピストン40が直動可
能に支持されており、このピストンないしそのピストン
ロッドにはロッカー50の第1のレバーアーム51が、
変位可能な第2のピボット44を介してピン結合されて
いる。
【0049】ロッカー50は、フレームに固定された第
3のピボット45に支持されている。ロッカー50の第
2のレバーアーム52は変位可能な第4のピボット46
を介して連結器49と結合されており、この連結器には
変位可能な第5のピボット47を介してローラ逃がしカ
ム17がピン結合されている。選択的かつ電子的な制御
装置54(図1)によって制御される、第1のピストン
39のピストンロッドを有している円環状のピストン面
の圧力媒体負荷によってこのピストンは退避可能である
とともに、第1のピストン39の、隔壁を向いている円
環状の面の圧力媒体負荷によってこのピストンは引き出
し可能であるので、作業シリンダ41,42は第1のピ
ストン39への圧力媒体負荷によって右または左に摺動
可能である。第1のピストン39と同一に構成されてい
て鏡像的に配置されている第2のピストン40を上記に
匹敵するように圧力媒体負荷することにより、このピス
トンも同様に退避可能かつ引き出し可能である。反対方
向に引き出されるピストン39,40により、遠隔制御
されるカム駆動装置41,42は、ローラ逃がしカム1
7をカム回転位置21から23に移動させる連結伝動装
置51から52の、長さの可変な揺動駆動装置を形成し
ている。
【0050】各インキ着けローラ1から4は、それぞれ
1つのローラ支持レバー13から16に回転可能に支持
されており、このローラ支持レバーは、それぞれのロー
ラ支持レバー13から16に同様に回転可能に支持され
た支持滑車によって、ローラ逃がしカム17のカム輪郭
64,65の上に恒常的に支持されている。第1のロー
ラ支持レバー13と第2のローラ支持レバー14は、互
いに独立して、第1のインキ装置ローラ11の中心軸を
中心として揺動可能に支持されている。第3のローラ支
持レバー13と第4のローラ支持レバー14は、同様に
互いに独立して、第2のインキ装置ローラ12の中心軸
を中心として揺動可能に支持されている。リング切片状
のローラ逃がしカム17は、胴回転軸36に位置してい
るカム回転軸35を中心として回転可能である。
【0051】図2では両方の作業シリンダ41,42が
引き込まれた状態にあるので、ローラ逃がしカム17
は、すべてのインキ着けローラ1から4が版胴6に当接
する第1のカム回転位置21に保持されている。このカ
ム回転位置ではすべてのローラ支持レバーがその滑車5
5を介して、または代りにそれぞれ1つの滑りシューを
介して、円周側のカム輪郭64,65の引っ込んでいる
窪み65に支持されている。
【0052】図3には簡易インキ装置の作業モードに相
当する第2のカム回転位置22が描かれており、この位
置ではローラ逃がしカム17が図2に示す第1のカム回
転位置21にくらべてやや時計回りの方向に回転してお
り、それによって両方のローラ支持レバー15,16は
突出するカム64のそれぞれ1つによって版胴6から押
し離された位置に保持され、それに伴ってインキ着けロ
ーラ3および4は版胴6に対して間隔があいている。ロ
ーラ支持レバー13および14は、第2のカム回転位置
22においてはローラ逃がしカム17のそれぞれ1つの
窪み65に支持されており、したがって版へのインキ着
けは第1のインキ着けローラ1と第2のインキ着けロー
ラ2によってのみ行われる。
【0053】ローラ支持レバー13および14が第2の
カム回転位置22で支持される低くなっている窪み65
は、ローラ支持レバー13および14が第1のカム回転
位置21で支持される窪みと同じであり、高い位置にあ
るカム64によってカム回転軸35に関して形成される
大きな係止円よりも小さい、等距離の係止円を形成して
いる。窪み65の輪郭が円弧状になっていることで、カ
ム逃がしカム17の相応の回転でインキ着けローラ3お
よび4が引き離されるとき、インキ着けローラ1および
2は版胴6への一定の押圧力での恒常的な当てつけが維
持されることが保証される。
【0054】すでに上に述べた、簡易インキ装置の作業
モードを実現するためのインキ着けローラ1から4の切
換位置が、図3に示す切換位置と異なっている点は、追
加的に第2のインキ着けローラ2もローラ逃がしカム1
7のカムによって版胴6から引き離されているという
点、すなわち第1のインキ着けローラ1だけが版胴6に
当接しているという点だけなので、あえて別に図示する
必要はない。
【0055】第2のカム回転位置22へのローラ逃がし
カム17の回転は、タンデム型シリンダ41,42の両
方の作業シリンダ41,42のうちの一方が相応の圧力
媒体負荷によってすでに引き出されていて、それに対し
て他方の作業シリンダがまだ引っ込んでいることによっ
て惹起される。図3に示す例では、第1の作業シリンダ
41がすでに引き出されていて、第2の作業シリンダ4
2はまだ引っ込んでいる。
【0056】図4に示す第3のカム回転位置23では、
ローラ逃がしカム17は図3に示す第2のカム回転位置
22にくらべてさらに時計回りにやや回転しているの
で、すべてのローラ支持レバー13から16がそれぞれ
1つの突出するカム64に支持され、すべてのインキ着
けローラ1から4がローラ逃がしカム17によって版胴
6の円周面に対して間隔を保たれている。このことは、
両方の作業シリンダ41および42が引き出されること
によって惹起される。インキ着けローラ1から4のこの
切換位置は、標準インキ装置の作業モードのみならず簡
易インキ装置の作業モードでも利用される「印刷オフ」
位置に相当している。標準インキ装置の作業モードで
は、印刷中断があったときや印刷作業を再開するときに
ローラ逃がしカム17が第1のカム回転位置(図2)か
ら第3のカム回転位置23へ、そしてこの位置から再び
第1のカム回転位置21へ復帰するように回転し、その
たびごとに第2のカム回転位置22(図3)を通過す
る。簡易インキ装置の作業モードではカム回転位置22
と23の間でのみ、ローラ逃がしカム17の相応の前進
回転と後退回転によって前後に切換が行われる。
【0057】図5には、印刷機5のいわゆる操作側で版
胴6に配属されているさらに別のローラ逃がしカム18
が描かれており、このローラ逃がしカム18は最初に説
明したローラ逃がしカム17とまったく同様に構成され
ていてこれと連結されており、カム回転駆動装置41,
42によってローラ逃がしカム17と同期して回転す
る。図5でも図4の場合と同じように、この視点では本
来断面で描かれるべきローラ1から4,11および12
ならびに版胴6は、これらの背後にある部分をより明瞭
にするという理由から、鎖線を用いて見えないように描
かれている。インキ着けローラ1から4は操作側では、
駆動側にあるローラ支持レバー13から16と同様に構
成されて駆動されるローラ支持レバーに支持されてい
る。このようにして、インキ着けローラ1から4は両端
部で確実に支持されている。図5に示す、もう一方のロ
ーラ逃がしカム18の第1のカム回転位置21は、図2
に示す、ローラ逃がしカム17の第1のカム回転位置2
1に対応している。
【0058】さらに、図5と図6に示されているよう
に、版胴6は操作側において、3つのリング58,60
および61からなる軸受によって回転可能に一方の側壁
で支持されている。外側リング58は中心の穴を備えて
いて、転動体で調節リング61に支持されている。調節
リング61は偏心した穴を備えていて、同様に転動体で
内側リング60に支持されている。さらに、調節リング
61は、調節リング61の偏心した穴と同軸に配置され
ている段差直径部63を有している。段差直径部63上
には、ローラ逃がしカム18が支持滑車によってカム回
転位置21から23に回転可能に支持されている。内側
リング60は、版胴6の操作側の軸ピンが差し込まれて
いる中心の穴を備えている。
【0059】調節リング61が回転させることで、その
偏心した穴と段差直径部63および内側リング60も、
外側リング58の中心66を中心として回転する。それ
によって版胴6は、図5では図面平面上にあり図6では
図面平面と垂直である被印刷体の搬送方向に対して相対
的に傾斜し、それに伴って版胴6のいわゆる対角線見当
が調整されて修正される。
【0060】図6にはさらに、版胴6が図6の左にある
駆動側で、外側リング57と内側リング59からなる軸
受によって回転可能に駆動側の側壁に支持されているこ
とが示されている。外側リング57と内側リング59は
中心の穴を備えており、外側リング57は転動体を介し
て内側リング59に回転可能に支持されている。外側リ
ング57は、ローラ逃がしカム18の同形部を形成する
ローラ逃がしカム17が回転可能に支持滑車の上を走行
する段差直径部62を有している。段差直径部62およ
び63は、U字型ないしフォーク状の断面をもつローラ
逃がしカム17および18によってそれぞれ両側を囲ま
れており、それによってローラ逃がしカム17および1
8は軸方向に回り止めされている。それぞれの穴、した
がってリング57および59の中心は軸心35および3
6と同軸であり、段差直径部62は外側リング57の穴
に対して中心的ないし同心的に形成されている。駆動側
では、版胴6の中心軸は外側リング57に固定されてい
る。
【0061】軸受部の上述したような操作側と駆動側の
構成により、インキ着けローラ1から4は対角線見当合
わせのときに一緒に動かされるので、インキ着けローラ
1から4と版胴6との間で押圧筋目の変化が生じず、イ
ンキ着けローラ1から4と版胴の間隔が斜め調整運動の
ときに影響をうけない。
【0062】図7から図13には、図1から図6に示す
インキ装置7の第1実施形態の改良型である第2の実施
形態が示されている。したがって以下の説明では、上記
(図1から図6)に説明したインキ装置7の構成と比較
したときの相違点だけを述べれば十分である。それ以外
のすべての構成要件、たとえばインキ装置7のローラ配
置やインキの流動、インキ着けローラの軸受と両端での
支持、および上述した対角線見当合わせの方法などは、
第1の実施形態から容易に第2の実施形態に転用するこ
とができる。この理由から、図1から図6に用いた符号
は図7から図13の同一部材についても用いることがで
きる。図7から図13に示す構成要件のうちで図1から
図6の構成と異なっているものを説明するために、新し
く導入した符号を用いる。
【0063】ローラ逃がしカム70では、有効なカム輪
郭68,69は全周がつながって360°のカム円周角
にわたって延びている。ローラ逃がしカム70は、その
軸方向で互いにオフセットされた2つのカム平面を有し
ており、図7では後方に位置する第1の平面が描かれ、
図8では前方に位置する第2の平面が描かれている。た
とえば各平面のそれぞれは別個のカムディスクとして製
造してよく、これら2つのカムディスクは同軸の位置で
互いにしっかり連結されていてよい。またローラ逃がし
カム70は、各平面がたとえば円周側の切削加工で成形
されている、両方の平面を有するコンパクト部品として
構成されていてもよい。
【0064】図7に描かれた第1の平面は、第1のイン
キ着けローラ1および第2のインキ着けローラ2のロー
ラ支持レバー13および14が支持されている、円周側
の第1の案内軌道68を有している。第3のインキ着け
ローラと第4のインキ着けローラは、図をより明瞭にす
るという理由から図7には描き込まれていない。図8に
描かれている第2の平面の第2の案内軌道69には、第
3のインキ着けローラ3および第4のインキ着けローラ
4のローラ支持レバー15および16が支持されてい
る。したがって、第1の案内軌道68は第1のインキ着
けローラ対1および2を作動させ、第2の案内軌道69
は第2のインキ着けローラ対3および4を作動させる。
【0065】詳しくは図示しない代りの実施形態では、
第1のインキ着けローラ1がただ1つのインキ着けロー
ラとして第1の案内軌道68によって作動可能であって
よく、この場合第2の案内軌道69は、インキ着けロー
ラ1に胴回転方向で後置されている2つまたは3つのイ
ンキ着けローラのグループごとの作動に利用される。こ
れと結びついた目的、すなわち簡易インキ装置の作業モ
ードをただ1つのインキ着けローラで実現するという目
的は、図1から図6との関連ですでに説明済みである。
【0066】第1の案内軌道68は、隆起した係止円と
窪んだ係止円とに分割されており、両方の係止円はほぼ
180°の円周角にわたって延びいて、短い移行領域で
互いにつながっている。隆起した係止円は、窪んだ係止
円の半径を規定する半径r68よりも大きな半径R68によ
って規定されている。第2の案内軌道69も、大きな半
径R69をもつ半円と、小さな半径r69をもつ半円とで構
成されている。通常、第1の案内軌道68によって作動
可能なローラ支持レバー13および14は、第2の案内
軌道69によって作動可能なローラ支持レバー15およ
び16と同じ長さに設計されているので、この場合には
半径R68は半径R69に一致し、半径r68は半径r69に一
致している。したがって、第1の平面と第2の平面は、
半径軸に関して鏡面対称に輪郭が付けられている。
【0067】図9から始まって図13までは、5種類の
異なるカム回転位置と、これにそれぞれ必然的に結びつ
いている切換状態「1」から「4」が描かれている。カ
ム回転駆動装置67によってローラ逃がしカム70はそ
の回転軸を中心として回転駆動可能であり、このときロ
ーラ逃がしカム70は一方だけの回転方向への回転によ
って、たとえば図示されているように時計回りの回転に
よって、図9から図13へと増えていく番号に対応する
順序で連続的に図9から図13に示すカム回転位置へ回
転可能であり、したがってインキ着けローラ1から4も
カム回転位置に対応する切換状態「1」から「4」に切
換可能である。
【0068】図9に示すカム回転位置ではすべてのロー
ラ支持レバー13から16が、窪んだカム輪郭領域ない
しは小さい半径r68,r69をもつ係止円に支持されてい
る。切換状態「1」は、すべてのインキ着けローラ1か
ら4が版胴6に当接している標準インキ装置の作業モー
ドに相当している。
【0069】ローラ逃がしカム70が90°だけ回転し
て図10に示すカム回転位置72にくると、第1のイン
キ着けローラ1と第2のインキ着けローラ2は版胴6か
ら胴逃がしされ、それに対して第3のインキ着けローラ
3と第4のインキ着けローラ4は引き離されない。図1
0に示す切換状態「2」は、インキ着けローラ1から4
の第1の停止段階に相当する。
【0070】ローラ逃がしカム70が90°だけ回転し
て図11に示すカム回転位置73にくると、今度は第3
のインキ着けローラ3と第4のインキ着けローラ4も版
胴6から胴逃がしされる。こうして達成される切換状態
「3」は、インキ着けローラ1から4の第1の「印刷オ
フ」位置に相当する。
【0071】図9から図11に示す切換順序で有利な点
は、インキ着けローラ1も2もここでは詳細には図示し
ない胴溝で一緒に引き離され、インキ着けローラ1およ
び2に続いてインキ着けローラ3および4も一緒に胴溝
で引き離されるので、すべてのインキ着けローラ1から
4を停止するとき、版胴6上にある版がインキ着けロー
ラ1から4の一部によって不必要に転動されないことで
ある。
【0072】ここで付記しておくと、本発明の説明で用
いている、インキ着けローラが「対になって」、「グル
ープごとに」、および「一緒に」当てつけおよび胴逃が
しされるという用語には、絶対的に同時に行われる当て
つけおよび胴逃がしも、すぐに連続して行われるグルー
プごとの当てつけおよび胴逃がしも、いずれも含まれる
ものとする。たとえば半径R69によって規定される隆起
したカム領域は、ローラ逃がしカム70がカム回転位置
72からカム回転位置73に回転したときにまずローラ
支持レバー16の下で移動し、そしてさらにローラ逃が
しカム70が回転したときすぐに続いてローラ支持レバ
ー15の下で移動する。つまり「グループごとに」とい
う言葉は、2つまたは3つ以上のインキ着けローラがロ
ーラ逃がしカムのただ1回の回転によって第1の所定の
カム角度位置から第2の所定のカム角度位置に引き離さ
れ、もしくは当てつけられることを意味している。
【0073】このように迅速に連続して行われる、一緒
に当てつけ可能かつ胴逃がし可能なインキ着けローラ群
のインキ着けローラの引き離しは、当然ながら図2から
図6に示す実施形態の場合でも可能である。この実施形
態ではそれに加えてローラ逃がしカム17,18は、そ
の回転時にインキ着けローラ1および2の絶対的に同時
の当てつけと胴逃がし、およびインキ着けローラ3およ
び4の絶対的に同時の当てつけと胴逃がしも行われるよ
うに輪郭が付けられている。
【0074】図11に示すカム回転位置73を出発点と
して、さらに90°の次の回転ステップは、ローラ逃が
しカム70を図12に示すカム回転位置74にもってく
るとともに、インキ着けローラ1から4を簡易インキ装
置の作業モードに相当する図示された切換状態「4」に
もってくる。当然ながら、ローラ逃がしカム70はこの
カム回転位置74からカム回転駆動装置67によって反
時計回りに復帰回転させることができるので、簡易イン
キ装置の作業モードの状態にあるインキ着けローラ1お
よび2は、この作業モードで印刷の中断があった場合、
ローラ逃がしカムをカム回転位置74からカム回転位置
73に移動させることで版胴6から引き離すことができ
る。この場合にはあらためてローラ逃がしカム70をカ
ム回転位置73からカム回転位置74へ回転させること
で、印刷作業を再び開始することが可能である。
【0075】カム回転位置74から図13に示すカム回
転位置75への回転は、版胴6へのインキ着けローラ3
および4の当てつけを引き起こす。図13に示す切換状
態は図9の切換状態「1」に相当し、カム回転位置75
は、完全に一回転した後に再び達成されるカム回転位置
71に相当する。標準インキ装置の作業モードではイン
キ着けローラ1から4の「印刷オン」切換は、ローラ逃
がしカム70がカム回転位置73から、第1のスイッチ
オン段階および簡易インキ装置の作業モードに相当する
カム回転位置74を介してカム回転位置75ないし71
へと回転することによって行われる。
【0076】図7から図13に示す実施形態と少しだけ
異なっている実施形態は、切換状態「1」(図9)から
切換状態「2」(図10)への変換時にまずインキ着け
ローラ3および4が、続いて切換状態「2」から切換状
態「3」(図11)への変換時にインキ着けローラ1お
よび2が版胴から引き離されるという点だけで異なって
いる。インキ着けローラ1および2が版に当接してい
る、この代りの実施形態の切換状態「2」は、この場合
には簡易インキ装置の作業モードに相当する。図示しな
い代りの実施形態では切換状態2において、切換状態4
でも胴逃がしされるインキ着けローラ3および4が版胴
6から胴逃がしされるとともに、切換状態「4」でも版
胴6に当てつけられるインキ着けローラ1および2が版
胴6に当てつけられる。
【0077】それに対して図示した実施形態では切換状
態「4」において、切換状態「2」のときには当てつけ
られないインキ着けローラ1および2が版胴6に当てつ
けられ、切換状態「2」のときに当てつけられるインキ
着けローラ3および4が胴逃がしされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4つのインキ着けローラを含んでいて第1また
は第2の実施形態に基づいて構成された、版胴へインキ
着けするためのインキ装置を備える印刷機を示す概略図
である。
【図2】「標準インキ装置」の作業モードにある第1の
実施形態のインキ装置を示す図である。
【図3】「簡易インキ装置」の作業モードにあるインキ
装置を示す図である。
【図4】「印刷オフ」のインキ装置位置にあるインキ装
置を示す図である。
【図5】駆動側が図2から図4に描かれているインキ装
置の操作側を示す図である。
【図6】2つの印刷ユニット壁に支持された、半径方向
から描かれた版胴を示す図であり、版胴には両側にリン
グ切片として構成されたそれぞれ1つのローラ逃がしカ
ムが配属されている。
【図7】第2の実施形態に基づくインキ装置の、回転す
るカムディスクとして断面で描かれたローラ逃がしカム
の後側の平面を示す図である。
【図8】回転するカムディスクの前側の平面を示す図で
ある。
【図9】回転するカムディスクのさまざまなカム回転位
置と、それぞれのカム回転位置に対応するインキ着けロ
ーラの切換位置を示す図である。
【図10】回転するカムディスクのさまざまなカム回転
位置と、それぞれのカム回転位置に対応するインキ着け
ローラの切換位置を示す図である。
【図11】回転するカムディスクのさまざまなカム回転
位置と、それぞれのカム回転位置に対応するインキ着け
ローラの切換位置を示す図である。
【図12】回転するカムディスクのさまざまなカム回転
位置と、それぞれのカム回転位置に対応するインキ着け
ローラの切換位置を示す図である。
【図13】回転するカムディスクのさまざまなカム回転
位置と、それぞれのカム回転位置に対応するインキ着け
ローラの切換位置を示す図である。
【符号の説明】
1 第1のインキ着けローラ 2 第2のインキ着けローラ 3 第3のインキ着けローラ 4 第4のインキ着けローラ 5 印刷機 6 版胴 7 インキ装置 8 湿し装置 9 水着けローラ 10 連結ローラ 11 第1のインキ装置ローラ 12 第2のインキ装置ローラ 13 第1のローラ支持レバー 14 第2のローラ支持レバー 15 第3のローラ支持レバー 16 第4のローラ支持レバー 17,18 ローラ逃がしカム 19 前側の溝端部 20 後側の溝端部 21 第1のカム回転位置 22 第2のカム回転位置 23 第3のカム回転位置 33 胴回転方向 34 カム回転方向 35 カム回転軸 36 胴回転軸 37,38 シリンダケーシング 39,40 ピストン 41 第1の作業シリンダ 42 第2の作業シリンダ 43 第1のピボット 44 第2のピボット 45 第3のピボット 46 第4のピボット 47 第5のピボット 48 胴溝 49 連結器 50 ロッカー 51 第1のレバーアーム 52 第2のレバーアーム 53 胴回転駆動装置 54 電子的な制御装置 55 カム滑車 56 支持滑車 57,58 外側リング 59,60 内側リング 61 調節リング 62,63 段差直径部 64 カム 65 窪み 66 外側リング中心 67 カム回転駆動装置 68 第1の案内軌道 69 第2の案内軌道 70 ローラ逃がしカム 71から75 カム回転位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 フェーリックス ドレンカンプ ドイツ連邦共和国 69242 ミュールハウ ゼン エシェルバッハー シュトラーセ 18 (72)発明者 エンス クネペール ドイツ連邦共和国 69124 ハイデルベル ク ステュッカーヴェーク 3

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴(6)からインキ着けローラ群
    (1,2または3,4)を胴逃がしするための胴逃がし
    手段(17,18,70)を備えた印刷機(5)におけ
    るインキ装置(7)において、 前記胴逃がし手段(17,18,70)が、第1のカム
    回転位置(21または71)ではすべてのインキ着けロ
    ーラ(1,2,3,4)が前記版胴(6)に当接し、第
    2のカム回転位置(22または72)ではインキ着けロ
    ーラ群(1,2または3,4)が前記版胴(6)から引
    き離され、少なくとも1つのインキ着けローラ(3ない
    し1)が前記版胴(6)に当接するような輪郭を有する
    回転可能なローラ逃がしカム(17,18,70)であ
    ることを特徴とするインキ装置。
  2. 【請求項2】 第2のカム回転位置(22または72)
    において、第1のインキ着けローラ群(3,4または
    1,2)が前記版胴(6)から胴逃がしされるとともに
    第2のインキ着けローラ群(1,2または3,4)が前
    記版胴(6)に当接する、請求項1記載のインキ装置。
  3. 【請求項3】 第2のカム回転位置(22)において、
    胴回転方向(33)に見て第1のインキ着けローラ
    (1)と第2のインキ着けローラ(2)が前記版胴
    (6)に当接する、請求項1または2記載のインキ装
    置。
  4. 【請求項4】 第2のカム回転位置(72)において、
    胴回転方向(33)に見て第3のインキ着けローラ
    (3)と第4のインキ着けローラ(4)が前記版胴
    (6)に当接する、請求項1または2記載のインキ装
    置。
  5. 【請求項5】 第3のカム回転位置(23,73)にお
    いて、すべてのインキ着けローラ(1,2,3,4)が
    前記版胴(6)から胴逃がしされる、請求項1から4ま
    でのいずれか1項記載のインキ装置。
  6. 【請求項6】 第4のカム回転位置(74)において、
    胴回転方向(33)に見て第1のインキ着けローラ
    (1)と第2のインキ着けローラ(2)が前記版胴
    (6)に当接する、請求項3から5までのいずれか1項
    記載のインキ装置。
  7. 【請求項7】 第2のカム回転位置において、胴回転方
    向で見て第1のインキ着けローラが版胴に当接し、第
    2、第3および特に第4のインキ着けローラが前記版胴
    から胴逃がしされる、請求項1記載のインキ装置。
  8. 【請求項8】 前記ローラ逃がしカム(17,18)が
    圧力媒体で作動可能な2つの作業シリンダ(41,4
    2)によって各カム回転位置(21,22,23)に回
    転可能である、請求項1から7までのいずれか1項記載
    のインキ装置。
  9. 【請求項9】 前記作業シリンダ(41,42)がタン
    デム型シリンダ(41,42)の形態をもつ構造ユニッ
    トを形成している、請求項8記載のインキ装置。
  10. 【請求項10】 前記ローラ逃がしカム(70)が相並
    んだ2つの案内軌道(68,69)を有している、請求
    項1から9までのいずれか1項記載のインキ装置。
  11. 【請求項11】 前記ローラ逃がしカム(17,18,
    70)が前記版胴(6)と同軸に回転可能に支持されて
    いる、請求項1から10までのいずれか1項記載のイン
    キ装置。
  12. 【請求項12】 前記ローラ逃がしカム(70)が一回
    りするように回転可能かつ駆動される、請求項1から1
    1までのいずれか1項記載のインキ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から12までのいずれか1項
    に基づいて構成された少なくとも1つのインキ装置
    (7)を備えた印刷機(15)、特にオフセット輪転印
    刷機。
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