JP2000218542A - ワイヤソーの加工液供給方法及び装置 - Google Patents

ワイヤソーの加工液供給方法及び装置

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JP2000218542A
JP2000218542A JP1985299A JP1985299A JP2000218542A JP 2000218542 A JP2000218542 A JP 2000218542A JP 1985299 A JP1985299 A JP 1985299A JP 1985299 A JP1985299 A JP 1985299A JP 2000218542 A JP2000218542 A JP 2000218542A
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tank
fluid
buffer tank
liquid
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English (en)
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Masashi Nagatsuka
真史 永塚
Shigeru Okubo
茂 大久保
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイヤソーの加工液タンクに貯留された加工液
の量を安定させ、加工液の温度制御の精度を向上させ
る。 【解決手段】本発明は、被加工物の切断部から加工液タ
ンク46に回収される加工液の回収経路に、緩衝タンク
40を配設し、この緩衝タンク40を介して前記切断部
に供給された加工液を加工液タンク46に回収する。こ
のとき、制御部88は、液面計68で測定した液位と供
給ポンプ52の回転数に基づいて、緩衝タンク40から
加工液タンク46へ加工液を回収する回収ポンプ66の
回転数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤソーの加工液
供給方法及び装置に係り、特にシリコン、ガラス、セラ
ミック等の脆性材料を切断するワイヤソーの加工液供給
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤソーは、複数のグルーブローラに
ワイヤを巻き掛けてワイヤ列を形成し、このワイヤ列に
加工液を供給しながら被加工物を押し付けて、被加工物
を多数枚のウェーハに切断する装置である。このワイヤ
ソーにおいて、前記加工液は、加工液タンクに貯留さ
れ、この加工液タンクから前記ワイヤ列に供給される。
供給された加工液は、被加工物の切断に供された後、再
び加工液タンクに回収される。
【0003】ところで、前記加工液は、被加工物の切断
に供された際に、切断によって生じた加工熱を吸収して
温度上昇する。そこで、ワイヤソーには、熱交換装置が
設けられ、この熱交換装置によって前記加工液タンクに
貯留された加工液が一定温度に制御されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワイヤソーでは、加工液タンクに貯留された加工液の量
が変動することがあり、このため、加工液の温度を精度
良く一定に制御することは困難であった。本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたもので、加工液タンクに貯
留された加工液の量を安定させ、加工液の温度制御の精
度を向上させるワイヤソーの加工液供給方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ワイヤ列に被加工物を押し付けて被加工物
を多数枚のウェーハに切断するワイヤソーであって、加
工液タンクに貯留された加工液を被加工物の切断部に供
給するとともに、該供給した加工液を前記加工液タンク
に回収するワイヤソーの加工液供給方法において、前記
加工液が前記切断部から前記加工液タンクに回収される
回収経路には緩衝タンクが配設され、該緩衝タンクに前
記切断部に供給された加工液が回収されるとともに、該
緩衝タンクに回収された加工液が前記加工液タンクに送
液されることを特徴とする。
【0006】また、本発明は前記目的を達成するため
に、ワイヤ列に被加工物を押し付けて被加工物を多数枚
のウェーハに切断するワイヤソーに設けられ、加工液タ
ンクに貯留された加工液を被加工物の切断部に供給する
とともに、該供給した加工液を前記加工液タンクに回収
するワイヤソーの加工液供給装置において、前記加工液
が前記切断部から前記加工液タンクに回収される回収経
路に配設され、前記切断部に供給された加工液が回収さ
れる緩衝タンクと、前記緩衝タンクに回収された加工液
を前記加工液タンクに送液する送液手段と、前記送液手
段による加工液の送液量を制御する制御手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0007】請求項1及び5記載の発明によれば、前記
切断部に供給された加工液は、緩衝タンクを介して加工
液タンクに回収されるので、切断部から排出される加工
液の量が変動しても、その変動は前記緩衝タンクで吸収
され、加工液タンクに回収される加工液の量は変動しな
い。したがって、加工液タンク内に貯留された加工液の
量は安定し、加工液の温度を精度良く制御することがで
きる。
【0008】請求項2及び6記載の発明によれば、加工
液タンクから切断部に供給された加工液の供給量に基づ
いて、前記緩衝タンクから加工液タンクに送液される加
工液の送液量を制御するので、加工液タンク内に貯留さ
れた加工液の量を一定にすることができる。これによ
り、加工液タンクに貯留された加工液の温度制御をより
正確に行うことができる。
【0009】請求項3及び7記載の発明によれば、前記
加工液タンク内の加工液の液位に基づいて、緩衝タンク
から加工液タンクに送液される加工液の送液量を制御す
るので、加工液タンク内に貯留された加工液の量を一定
に保つことができる。これにより、加工液タンクに貯留
された加工液の温度制御をより正確に行うことができ
る。
【0010】請求項4及び8記載の発明によれば、前記
緩衝タンク内の加工液の液位に基づいて、緩衝タンクか
ら加工液タンクに送液される加工液の送液量を制御す
る。たとえば、緩衝タンクの液位が高い場合には、加工
液タンクへの送液量を増やし、緩衝タンクの液位が低い
場合には、加工液タンクへの送液量を減少させる。これ
により、前記切断部から排出される加工液の量が変動し
た場合であっても、緩衝タンク内の液位が変動するのを
緩和することができ、前記液位が緩衝タンクの上限を超
えて加工液が溢れる等のトラブルを未然に防ぐことがで
きる。また、緩衝タンクの液位を監視することにより、
緩衝タンクの溢れや緩衝タンクが空になった時の回収ポ
ンプの空運転による寿命の低下等のトラブルを迅速に検
知することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るワイヤソーの加工液供給方法及び装置の実施の形態に
ついて詳説する。図1は、本発明の加工液供給装置が適
用されたワイヤソー10の斜視図であり、図2はワイヤ
ソー本体11の主要部を露出させた斜視図である。
【0012】これらの図に示すように、前記ワイヤソー
10は、ワイヤソー本体11に加工液供給ユニット4
4、緩衝タンク40、洗浄液タンク76及びオーバーフ
ロータンク56が設けられて構成される。ワイヤソー本
体11には、ワイヤリール12が内蔵され、このワイヤ
リール12に巻かれたワイヤ14は、多数のガイドロー
ラ16、16…で形成される一方側のワイヤ走行路を経
由して4本のグルーブローラ18A、18B、18C、
18Dに複数回巻き掛けられる。これにより、グルーブ
ローラ18Aとグルーブローラ18Bとの間に、ワイヤ
14同士が平行なワイヤ列20が形成される。ワイヤ列
20を形成したワイヤ14は、ワイヤ列20を挟んで左
右対称に形成されるとともに前記一方側のワイヤ走行路
と同一構造の他方側のワイヤ走行路を経由して、図示し
ないワイヤリールに巻き取られる。
【0013】前記ワイヤ列20の両側に形成されるワイ
ヤ走行路には、それぞれワイヤ案内装置22及びダンサ
ローラ24が配設され(図2では一方側のワイヤ走行路
のみ図示)、ワイヤ案内装置22によって、ワイヤ14
がワイヤリール12から一定ピッチで巻き取られ、また
は送りだされる。また、ダンサローラ24には、所定重
量のウェイト(図示せず)が架設され、このウェイトに
よって走行するワイヤ14に一定の張力が付与される。
更に、ワイヤ走行路には、図示しないワイヤ洗浄装置が
設けられ、このワイヤ洗浄装置から噴射される洗浄液に
よってワイヤ14に付着した加工液(スラリ)等がワイ
ヤ14から除去される。
【0014】前記4本のグルーブローラ18A〜18D
は、その両端が対向する一対のスピンドルブラケット4
2、42に回転自在に支持され、各々の回転中心を結ん
だ時にその形状が矩形状となる位置に配設されている。
前記一対のスピンドルブラケット42、42は、オイル
パン36の上部に設置されている。また、前記グルーブ
ローラ18C及び前記一対のワイヤリール12は、それ
ぞれ正逆回転可能なモータ26、28に連結されてい
る。これらのモータ26、28が駆動されると、前記ワ
イヤ14は、一対のワイヤリール12間を高速で往復走
行される。
【0015】前記ワイヤ列20の上方には、ワークフィ
ードテーブル30がフィードベース32に昇降自在に取
り付けられている。このワークフィードテーブル30
は、フィードベース32に設けられたモータ33によっ
て、前記ワイヤ列20に対し垂直方向に昇降移動され
る。また、ワークフィードテーブル30の下部には、図
示しないインゴットが、結晶方位合わせされた状態で保
持される。
【0016】前記ワイヤ列20の下方には、オイルパン
36が設置され、このオイルパン36によって前記ワイ
ヤ列20に供給された加工液が回収される。オイルパン
36の内側には傾斜面が形成されており、この傾斜面の
下部には、図5に示す回収パイプ38が接続されてい
る。回収パイプ38は、先端が緩衝タンク40に連結さ
れ、これにより、オイルパン36に回収された加工液
は、回収パイプ38を介して緩衝タンク40に貯留され
る。
【0017】図3は、図1に示した緩衝タンク40のA
矢視図であり、図4及び図5は、図3で示した緩衝タン
ク40の平面図及び左側面図である。緩衝タンク40
は、加工液を一時的に貯留するタンクであり、前記回収
パイプ38によって送液された加工液が、供給口40A
を介して内部に貯留される。この供給口40Aの上部に
は、カバー60が取り付けられている。カバー60は、
供給口40Aを中心としてコの字状に組み付けられた3
枚の側板60A、60A、60Aと、該側板60Aの上
部に組み付けられた上板60Bとから構成される。中央
の側板60Aの下端は図5の如く、ヒンジ62によって
緩衝タンク40の蓋41に取り付けられ、これにより、
カバー60は矢印B方向に揺動自在に構成される。この
カバー60をワイヤソー本体11側に揺動させると、カ
バー60によって回収パイプ38の先端が包囲されるの
で、回収パイプ38と供給口40Aとの隙間から加工液
が外部に飛散することが防止される。
【0018】また、前記供給口40Aの下方には、目の
細かい金網58が設けられ、回収パイプ38から送液さ
れた加工液は、全てこの金網58を通過するように構成
される。これにより、前記加工液は、金網58によって
インゴットの破片等のゴミが除去されて緩衝タンク40
内に貯留される。また、緩衝タンク40には、回収され
た加工液を図6の加工液タンク46に送液する回収ポン
プ(送液手段に相当)66が図5の如く設けられる。回
収ポンプ66の図3に示すインペラ67は、樹脂材料、
たとえばポリアセタール系のエンジニアプラスチックで
作られる。これにより、金属製のインペラを用いたとき
のように、インペラが加工液によって磨耗して金属粉が
発生することがない。したがって、金属粉がインゴット
の切断部に付着してインゴットの切断精度を悪化させる
ことがない。また、前記インペラ67の回転軸95に
は、攪拌翼97が取り付けられている。この攪拌翼97
が、インペラ67とともに回転されることにより、緩衝
タンク40に貯留された加工液が効率よく攪拌される。
これにより、緩衝タンク40に貯留された加工液中の砥
粒が緩衝タンク40の内壁に固着することはなく、ま
た、砥粒の沈殿も防止することができ、更に、スラリの
凝固も防止することができる。前記攪拌翼97は、樹脂
(例えばポリアセタール系のエンジニアプラスチック)
で形成され、加工液との摩擦によって金属粉が発生しな
いように構成される。
【0019】緩衝タンク40には、回収した加工液の液
面高さを測定する液面計68が設置される。液面計68
は主として、昇降棒70、フロート72、ケーシング7
4及びセンサ75で構成される。昇降棒70は、緩衝タ
ンク40に垂直方向にスライド自在に支持され、この昇
降棒70の下端にフロート72が取り付けられる。フロ
ート72は、ドーナツ状に形成され、中央の円孔に前記
昇降棒70が挿入される。昇降棒70には、フロート7
2の上下にナット78、78が取り付けられ、このナッ
ト78、78を上下方向から締結することにより、前記
フロート72が昇降棒70に固定される。
【0020】前記昇降棒70は、アルミによって中空状
に形成されている。また、前記フロート72は、薄厚の
ステンレスで中空状に形成されている。これにより、昇
降棒70及びフロート72は軽量化が図られ、比重の小
さい液体、例えばワイヤソー用のクーラントオイル(比
重1.05)にも浮上される。また、前記フロート72
は、ステンレスで製作されているので、クーラントオイ
ルによって腐食することはない。なお、前記クーラント
オイルは、インゴットの切断部を洗浄する場合等に使用
され、このクーラントオイルを前記加工液と同じ経路で
ワイヤ列20に供給した場合には、クーラントオイルは
加工液と同様に、緩衝タンク40に回収される。
【0021】前記フロート72の周囲には、円筒状のフ
ロートカバー80が緩衝タンク40の蓋41に取り付け
られている。これにより、フロート72は、緩衝タンク
40内の加工液の液面乱れに影響されることがないの
で、液面計68は加工液の液面高さを精度良く測定する
ことができる。前記昇降棒70の上部には、近接体82
が取り付けられる。また、昇降棒70のケーシング74
には、複数のセンサ75が上下方向に所定の間隔で取り
付けられる。センサ75は、例えば近接センサが用いら
れ、前記近接体82が近づくと感知するように構成され
る。各センサ75はそれぞれ、ワイヤソー本体11内の
制御部88(図14参照)に接続され、近接体82の接
近を感知するとその旨の信号が制御部88に出力され
る。制御部88は、どのセンサ75が近接体82を感知
したかによって、緩衝タンク40内の加工液の液面高さ
を認識する。そして、制御部88は、認識した液面高さ
に応じて前記回収ポンプ66の回転数を制御し、緩衝タ
ンク40からの加工液の吐出量を制御する。たとえば、
液面高さが高い場合には、回転数を増加させて吐出量を
増やし、液面高さが低い場合には、回転数を低下させて
吐出量を減少させる。これにより、後述する加工液タン
ク46内に貯留された加工液を適切な量に調節すること
ができる。なお、具体的な回収ポンプ66の制御方法に
ついては後述する。
【0022】前記緩衝タンク40には図5に示すよう
に、ワイヤソー本体11と反対側の側面の上部に排出口
86が形成されている。その排出口86の下方には、オ
ーバーフロータンク56が設置される。これにより、緩
衝タンク40に回収された加工液の量が多い場合には、
加工液が排出口86を介してオーバーフロータンク56
に回収されるので、加工液が床に溢れることがない。
【0023】また、前記緩衝タンク40は、複数の車輪
90、90…を有する台車91に搭載されるとともに、
ワイヤソー本体11側の側面には鉛直方向の回転軸を有
するガイドローラ92、92が設けられている。一方、
ワイヤソー本体11には、側面の下部にガイドレール9
9が水平方向に形成され、前記ガイドローラ92と係合
するように構成されている。このガイドレール99に前
記ガイドローラ92、92を係合させると、緩衝タンク
40はワイヤソー本体11の側面に沿って移動するの
で、緩衝タンク40の供給口40Aを回収パイプ38の
先端の真下に簡単に配置することができる。
【0024】図6は、加工液供給ユニット44の斜視図
であり、図7は、図6に示した加工液供給ユニット44
のC矢視図である。また、図8及び図9は、図7の側面
図及び平面図である。これらの図に示すように、加工液
供給ユニット44は、加工液タンク46、熱交換器5
0、供給ポンプ52、循環ポンプ106及び流量計54
等を移動可能な台車48に搭載して構成され、それぞれ
が隣接した状態で配設される。
【0025】加工液タンク46は、図14に示した前記
回収ポンプ66の排出口に配管を介して連結されてい
る。したがって、前記緩衝タンク40で回収された加工
液は、回収ポンプ66を介して加工液タンク46に貯留
される。加工液タンク46には図8に示すように、攪拌
機94が設けられ、攪拌翼96をモータ98で回転させ
ることにより前記加工液タンク46内に貯留された加工
液を攪拌するように構成される。これにより、加工液タ
ンク46に貯留した加工液中の砥粒が加工液タンク46
の内壁に固着することがない。図8に示した攪拌機94
の攪拌翼96は、樹脂(例えばポリアセタール系のエン
ジニアプラスチック)で形成され、加工液との摩擦によ
って金属粉が発生しないように構成される。
【0026】また、前記加工液タンク46には、供給ポ
ンプ52が設けられ、供給ポンプ52が駆動されること
により、加工液タンク46に貯留された加工液がワイヤ
列20上方に設置された図14のノズル100に供給さ
れ、このノズル100からワイヤ列20に向けて噴射さ
れる。図14に示すように、前記供給ポンプ52とノズ
ル100とを連結する配管には、流量計54が配設さ
れ、この流量計54で供給ポンプ52から吐出される加
工液の流量が測定される。前記流量計54及び供給ポン
プ52は、ワイヤソー本体11の制御部88によって制
御される。即ち、制御部88は、流量計54の測定値に
基づいて供給ポンプ52の吐出量が所定の値になるよう
に供給ポンプ52を制御する。
【0027】加工液タンク46には、液面計104が設
けられる。この液面計104によって加工液タンク46
内に貯留された加工液の液面高さが測定され、液面計1
04で測定された液面高さの信号は制御部88に出力さ
れる。制御部88は、液面計104で測定された液面高
さが許容範囲を超えた場合に、加工液の漏れや配管の詰
まり等の異常状態が発生したと判断し、図1の表示画面
89にエラーメッセージを表示した後、モータ26、2
8をはじめとして供給ポンプ52等のインゴットの切断
に関係する機器を停止させる。
【0028】前記加工液タンク46には、循環ポンプ1
06が設置される。循環ポンプ106は、熱交換器50
に配管を介して接続され、熱交換器50に加工液を循環
供給するように構成される。熱交換器50は、温調ユニ
ット118に接続され、この温調ユニット118から熱
交換器50に所定温度の冷却水が供給される。これによ
り、加工液タンク46内の加工液は、循環ポンプ106
によって熱交換器50に送液され、熱交換器50で冷却
水により冷却される。
【0029】循環ポンプ106と熱交換器50との間に
は、温調バルブ110が配設されている。また、前記加
工液タンク46には、加工液の温度を測定する温度セン
サ108が設けられる。前記循環ポンプ106と温調バ
ルブ110は、この温度センサ108で測定された温度
に基づいて前記制御部88により制御される。即ち、制
御部88は、温度センサ108の測定値に基づいて温調
バルブ110を開閉する。例えば、温度センサ108で
測定した加工液の温度が基準値よりも高い場合、制御部
88は、温調バルブ110を開いて熱交換器50で加工
液を冷却する。逆に、加工液の温度が基準値よりも低い
場合、制御部88は、温調バルブ110を閉じて熱交換
器50への加工液の送液を停止する。このとき、循環ポ
ンプ106の駆動を継続することにより、加工液は、循
環ポンプ106のモータの発熱により加熱される。な
お、符号112は、冷却水用フィルタであり、熱交換器
50に供給する冷却水が濾過されることによって、その
冷却水に含まれるゴミ等が除去される。
【0030】また、前記加工液タンク46には図9に示
すように、粘度計114が設けられる。粘度計114
は、加工液タンク46内の加工液の粘度を測定するもの
で、その測定された粘度情報が前記制御部88に出力さ
れる。制御部88は、粘度計114で測定された粘度が
基準値よりも高い場合は、粘度調整バルブ(図示せず)
を開いてクーラントまたは加工液新液を加工液に補充す
る。
【0031】図10は、図1に示した洗浄液タンク76
のA矢視図であり、図11及び図12は、図10で示し
た洗浄液タンク76の側面図及び平面図である。洗浄液
タンク76は、インゴットの切断部を洗浄する洗浄液
(通常、加工液に使用されるクーラントオイル)を貯留
するタンクである。洗浄液タンク76には、ポンプ12
0が設けられ、ポンプ120の吐出先には、ハンドシャ
ワー122が取り付けられている。これにより、ポンプ
120が駆動されると、洗浄液タンク76に貯留された
洗浄液がハンドシャワー122から噴出され、インゴッ
トの切断部が洗浄される。
【0032】洗浄液タンク76は、複数の車輪124、
124…を有する台車125に搭載されるとともに、洗
浄液タンク76の側面には、前記ワイヤソー本体11に
形成されたガイドレール99に係合するガイドローラ1
26、126が回転自在に支持されている。これによ
り、洗浄液タンク76をワイヤソー本体11の側面に沿
って移動させることができ、洗浄液タンク76の供給口
76Aを容易に回収パイプ38の先端の真下に配置する
ことができる。前述したように、図5の緩衝タンク40
もワイヤソー本体11の側面に沿って移動させることが
できる。したがって、洗浄液タンク76及び緩衝タンク
40をワイヤソー本体11に沿って移動させると、簡単
に回収パイプ38の排出先を洗浄液タンク76と緩衝タ
ンク40とに切り換えることができる。回収パイプ38
の排出先を図11の如く洗浄液タンク76に切り換える
と、前記ハンドシャワー122からインゴットの切断部
に供給された洗浄液が、オイルパン36及び回収パイプ
38を介して洗浄液タンク76に回収される。
【0033】前記洗浄液タンク76の供給口76Aの上
部には、カバー128が取り付けられている。カバー1
28は、供給口76Aを中心としてコの字状に組み付け
られた3枚の側板128A、128A、128Aと、該
側板128Aの上部に組み付けられた上板128Bとか
ら構成される。中央の側板128Aの下端は、ヒンジ1
30によって洗浄液タンク76に取り付けられ、カバー
128は矢印D方向に揺動自在に構成されている。この
カバー128をワイヤソー本体11側に揺動させると、
カバー128によって回収パイプ38の先端が包囲され
るので、回収パイプ38と供給口76Aとの隙間から洗
浄液が飛散することが防止される。
【0034】また、前記供給口76Aの下方には、目の
細かい金網134が設けられ、回収パイプ38から送液
された洗浄液が全てこの金網134を通過するように構
成される。これにより、前記洗浄液は、金網134によ
ってインゴットの破片等のゴミが除去されて洗浄液タン
ク76内に回収される。次に、緩衝タンク40の液面制
御方法について説明する。
【0035】図5に示したように、センサ75は、近接
体82の垂直方向の長さと略同じ長さの間隔で6個設置
され、近接体82の位置を常に1個若しくは2個のセン
サ75で感知できるように構成される。図14の制御部
88は、近接体82を感知したセンサ75に基づいて、
図3に示した前記回収ポンプ66のインペラ67及び攪
拌翼96の回転数を以下のように制御する。なお、図1
4の回収ポンプ66と供給ポンプ52は、同じ規格のポ
ンプであり、インバータによって回転数の変換が可能な
タイプのポンプが使用されている。また、図5に示すよ
うに前記6個のセンサ75を下方から順にセンサ75
A、75B、75C、75D、75E、75Fとし、セ
ンサ75A〜75Fが近接体82を検知した状況での緩
衝タンク40の液面高さをそれぞれ、センサ75Aから
順にレベル1〜6と設定する。
【0036】図13は、制御部88によって実施される
緩衝タンク40の液面制御のフローチャートである。ま
ず、制御部88は、液面計68からの情報に基づいて、
緩衝タンク40が空かどうかをチェックする(ステップ
1)。そして、緩衝タンク40が空でない場合、回収ポ
ンプ66を起動し(ステップ2)、回収ポンプ66のイ
ンペラ67を低速度で回転させ、緩衝タンク40内の加
工液の排水を行う(ステップ3)。そして、緩衝タンク
40の液面がレベル2以下になったら供給ポンプ52を
起動し(ステップ4)、ワイヤ列20へ加工液の供給を
開始する。供給された加工液は、オイルパン36及び回
収パイプ38を介して緩衝タンク40に回収され、ここ
で貯留される。そして、貯留された加工液がレベル3以
上になると(ステップ5)、回収ポンプ66と供給ポン
プ52とを同じ回転数で起動する(ステップ6)。この
ように、緩衝タンク40内の加工液の液面高さをレベル
2以下にしてから供給ポンプ52を起動させるので、緩
衝タンク40から加工液が溢れるのを防止することがで
きる。
【0037】次に、制御部88は、停止ボタン(図示せ
ず)を押さない限り制御を継続して行い(ステップ
7)、緩衝タンク40の液面高さに応じて回収ポンプ6
6の回転数を制御する。そして、液面レベルが6になる
と、即ちセンサ75Fが近接体82を感知すると(ステ
ップ8)、制御部88は、緩衝タンク40内から加工液
タンク46への送液が十分に行われない何らかの異常、
例えば配管の詰まり等が発生したと判断し、供給ポンプ
52を停止する(ステップ9)。そして、制御部88
は、表示画面89(図1参照)にその旨のエラーメッセ
ージを表示し(ステップ10)、回収ポンプ66を停止
する(ステップ11)。これにより、緩衝タンク40に
回収した加工液が緩衝タンク40から溢れるのを防止す
ることができる。
【0038】液面レベルが5になると、即ちセンサ75
Eが近接体82を感知すると(ステップ12)、制御部
88は、回収ポンプ66の回転数を供給ポンプ52の回
転数にかかわらず、最大限(たとえば2900rpm)
にする(ステップ13)。液面レベルが4〜5になる
と、即ち近接センサ75E及び75Dが近接体82を感
知すると(ステップ14)、制御部88は、回収ポンプ
66の回転数を供給ポンプ52の回転数の170%にす
る(ステップ15)。
【0039】液面レベルが4になると、即ちセンサ75
Dが近接体82を感知すると(ステップ16)、制御部
88は、回収ポンプ66の回転数を供給ポンプ52の回
転数の140%にする(ステップ17)。液面レベルが
3〜4になると、即ち近接センサ75C及び75Dが近
接体82を感知すると(ステップ18)、制御部88
は、回収ポンプ66の回転数を供給ポンプ52の回転数
の110%にする(ステップ19)。
【0040】液面レベルが3になると、即ちセンサ75
Cが近接体82を感知すると(ステップ20)、制御部
88は、回収ポンプ66を供給ポンプ52と同じ回転数
にする。液面レベルが2〜3になると、即ち、近接セン
サ75B及び75Cが近接体82を感知すると(ステッ
プ22)、制御部88は、回収ポンプ66の回転数を供
給ポンプ52の回転数の90%にする(ステップ2
3)。
【0041】液面レベルが2になると、即ちセンサ75
Bが近接体82を感知すると(ステップ24)、制御部
88は、回収ポンプ66の回転数を供給ポンプ52の回
転数の50%にする(ステップ25)。このように、緩
衝タンク40の液面高さが高い場合には、回収ポンプ5
2の回転数を増加させて加工液の吐出量を増やし、液面
高さが低い場合には、回収ポンプ52の回転数を低下さ
せて吐出量を減少させるので、緩衝タンク40内の液面
高さの変動を抑え、緩衝タンク40内の加工液の量を安
定させることができる。また、供給ポンプ52の回転数
(即ち、加工液タンク46からの排出量)に応じて回収
ポンプ66の回転数(即ち、加工液タンク46への供給
量)を増減させているので、加工液タンク46内の加工
液の量を安定させることができる。
【0042】液面レベルが1〜2になると、即ち、近接
センサ75A及びBが近接体82を感知すると(ステッ
プ26)、制御部88は、回収ポンプ66の回転数を供
給ポンプ52の回転数に関係なく、加工液供給モードか
ら加工液攪拌モードに運転を切り換えて、回収ポンプ6
6が空運転する値にする(ステップ27)。空運転と
は、回収ポンプ66のインペラ67が回転しているにも
かかわらず、その吐出量が0になるような値(例えば6
0rpm)である。これにより、加工液はインペラ6
7、及び攪拌翼96によって攪拌されるので、加工液に
含まれる砥粒が固着、沈殿しない。なお、加工液の攪拌
は、インペラ67のみでも達成することができるが、こ
のインペラ67に専用の攪拌翼96を設けることによっ
て、加工液の攪拌効率を向上させることができる。
【0043】一方、何らかの異常、例えば、緩衝タンク
40に漏れ等のトラブルが発生し、液面レベルが更に低
下して1以下になった場合(ステップ26)には、制御
部88は、表示画面89にエラーメッセージを表示する
(ステップ28)。なお、停止ボタンを押した場合(ス
テップ7)、制御部88は、供給ポンプ52を停止し
(ステップ29)、回収ポンプ66を起動して(ステッ
プ30)、液面レベルを2以下まで低下させ(ステップ
31)、逆流防止弁132を閉じた後、回収ポンプ66
をOFFにする(ステップ7)。
【0044】次に、上記の如く構成されたワイヤソーの
加工液供給装置の作用について説明する。図14に示す
ように、加工液タンク46に貯留された加工液は、供給
ポンプ52によってワイヤ列20上方のノズル100に
供給される。このとき、流量計54で測定した供給ポン
プ52の吐出量に基づいて制御部88が供給ポンプ52
を制御することにより、ノズル100には一定量の加工
液が供給される。ノズル100に供給された加工液は、
ノズル100から切断部(ワイヤ列20においてインゴ
ットを切断する部分)に噴射され、インゴットの加工に
供される。インゴットの加工に供された加工液は、オイ
ルパン36で回収され、回収パイプ38を介して緩衝タ
ンク40に回収された後、この緩衝タンク40から加工
液タンク46に回収ポンプ66によって送液される。
【0045】このように、本実施の形態の加工液供給装
置によれば、切断部から加工液タンク46への回収経路
に緩衝タンク40を配設し、この緩衝タンク40を介し
て前記切断部に供給された加工液を加工液タンク46に
回収する。したがって、前記切断部から排出される加工
液の量が変動した場合であっても、その変動は緩衝タン
ク40によって吸収され、加工液タンク46への回収量
に影響することがない。これにより、加工液タンク46
に貯留された加工液の量を安定させることができる。
【0046】また、前記緩衝タンク40から加工液タン
ク46に加工液を回収する際に、制御部88は、液面計
68で検出された加工液の液位と、供給ポンプ52の回
転数に基づいて回収ポンプ66を制御している。すなわ
ち、前記液位が高い場合には、供給ポンプ52の回転数
に対して回収ポンプ66の回転数を増加させて加工液の
吐出量を増やし、前記液位が低い場合には、供給ポンプ
52の回転数に対して回収ポンプ66の回転数を低下さ
せて加工液の吐出量を減少させる。
【0047】このように、供給ポンプ52の回転数に応
じて回収ポンプ66の回転数を制御するので、加工液タ
ンク46に貯留された加工液の量は安定し、加工液の温
度を熱交換器50によって精度良く制御することができ
る。また、液面計68で検出された加工液の液位に基づ
いて制御部88が回収ポンプ66を制御したので、緩衝
タンク40内の加工液の量が安定する。これにより、加
工液の液位が上限を超えて加工液が緩衝タンク40から
溢れるのを防止することができる。したがって、大容量
の緩衝タンク40を使用する必要がなく、ワイヤソー1
0全体を小型化することができる。また、液面計68の
液位を監視しているので、ワイヤソー10で生じたトラ
ブルを迅速に検知することができ、たとえば、緩衝タン
ク40の漏れ等のトラブルが発生した場合には、加工液
の液位が下限を下回ることによってそのトラブルを検知
することができる。
【0048】なお、本実施の形態では、供給ポンプ52
の回転数に応じて回収ポンプ66の回転数を制御した
が、これに限定するものではなく、供給ポンプ52の回
転数を制御してもよい。また、緩衝タンク40の液位に
より回収ポンプ66を制御したが、これに限定するもの
ではなく、液面計104で測定した加工液タンク46の
液位に基づいて供給ポンプ52や回収ポンプ66を制御
し、加工液タンク46内に貯留された加工液の量を安定
させてもよい。
【0049】また、大容量の緩衝タンク40を使用した
場合には、供給ポンプ52の吐出量と回収ポンプ66の
吐出量が等しくなるように制御しても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のワイヤソ
ーの加工液供給方法及び装置によれば、切断部から加工
液タンクへの回収経路に緩衝タンクを配設し、この緩衝
タンクを介して前記切断部に供給した加工液を加工液タ
ンクに回収するので、加工液タンク内に貯留された加工
液の量の変動を抑えることができる。これにより、加工
液タンク内に貯留された加工液の温度を精度良く制御す
ることができ、一定温度に制御された加工液を切断部に
供給して切断部周辺機器の熱変形を防止し、被加工物の
切断精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る加工液供給装置を用
いたワイヤソーの全体構成図
【図2】図1に示したワイヤソー本体の構成機器を露出
させたワイヤソーの斜視図
【図3】図1に示した緩衝タンクの正面図
【図4】図1に示した緩衝タンクの平面図
【図5】図4に示した緩衝タンクの側面図
【図6】図1に示した加工液供給ユニットの斜視図
【図7】図6に示した加工液供給ユニットの正面図
【図8】図6に示した加工液供給ユニットの側面図
【図9】図6に示した加工液供給ユニットの平面図
【図10】図1に示した洗浄液タンクの正面図
【図11】図10に示した洗浄液タンクの側面図
【図12】図10に示した洗浄液タンクの平面図
【図13】緩衝タンクの液面制御のフローチャート
【図14】本発明の実施の形態に係る加工液供給装置の
作用を説明する説明図
【符号の説明】
10…ワイヤソー 14…ワイヤ 20…ワイヤ列 40…緩衝タンク 46…加工液タンク 50…熱交換器 52…供給ポンプ 66…回収ポンプ 68…液面計 88…制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ列に被加工物を押し付けて被加工
    物を多数枚のウェーハに切断するワイヤソーであって、
    加工液タンクに貯留された加工液を被加工物の切断部に
    供給するとともに、該供給した加工液を前記加工液タン
    クに回収するワイヤソーの加工液供給方法において、 前記加工液が前記切断部から前記加工液タンクに回収さ
    れる回収経路には緩衝タンクが配設され、該緩衝タンク
    に前記切断部に供給された加工液が回収されるととも
    に、該緩衝タンクに回収された加工液が前記加工液タン
    クに送液されることを特徴とするワイヤソーの加工液供
    給方法。
  2. 【請求項2】 前記緩衝タンクから加工液タンクに送液
    される加工液の送液量は、前記切断部に供給される加工
    液の供給量に基づいて制御されることを特徴とする請求
    項1記載のワイヤソーの加工液供給方法。
  3. 【請求項3】 前記緩衝タンクから加工液タンクに送液
    される加工液の送液量は、前記加工液タンク内の加工液
    の液位に基づいて制御されることを特徴とする請求項1
    記載のワイヤソーの加工液供給方法。
  4. 【請求項4】 前記緩衝タンクから加工液タンクに送液
    される加工液の送液量は、前記緩衝タンク内の加工液の
    液位に基づいて制御されることを特徴とする請求項1記
    載のワイヤソーの加工液供給方法。
  5. 【請求項5】 ワイヤ列に被加工物を押し付けて被加工
    物を多数枚のウェーハに切断するワイヤソーに設けら
    れ、加工液タンクに貯留された加工液を被加工物の切断
    部に供給するとともに、該供給した加工液を前記加工液
    タンクに回収するワイヤソーの加工液供給装置におい
    て、 前記加工液が前記切断部から前記加工液タンクに回収さ
    れる回収経路に配設され、前記切断部に供給された加工
    液が回収される緩衝タンクと、 前記緩衝タンクに回収された加工液を前記加工液タンク
    に送液する送液手段と、 前記送液手段による加工液の送液量を制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするワイヤソーの加工液供給装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記切断部に供給され
    た加工液の供給量に基づいて前記送液手段による加工液
    の送液量を制御することを特徴とする請求項5記載のワ
    イヤソーの加工液供給装置。
  7. 【請求項7】 前記加工液タンクには、該加工液タンク
    内の加工液の液位を検出する液位検出手段が設けられ、
    該液位検出手段で検出された液位に基づいて前記制御手
    段が前記送液手段による加工液の送液量を制御すること
    を特徴とする請求項5記載のワイヤソーの加工液供給装
    置。
  8. 【請求項8】 前記緩衝タンクには、該緩衝タンク内の
    加工液の液位を検出する液位検出手段が設けられ、該液
    位検出手段で検出された液位に基づいて前記制御手段が
    前記送液手段による加工液の送液量を制御することを特
    徴とする請求項5記載のワイヤソーの加工液供給装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213111A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Sharp Corp マルチワイヤーソーおよびスラリー供給方法

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