JP3071100B2 - ワイヤソーにおけるスラリー供給装置 - Google Patents
ワイヤソーにおけるスラリー供給装置Info
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Description
性材料、セラミック等の脆性材料をワイヤにより切断す
るワイヤソー装置に係り、詳しくはその切断時にワイヤ
上にスラリーを供給するためのスラリー供給装置に関す
るものである。
ては、繰出しリールから繰り出された切断用ワイヤが、
切断機構の複数の支持ローラ間に所定ピッチで周回支持
された後、巻取りリールに巻き取られる。そして、支持
ローラ間のワイヤに所定の張力が付与された状態で、同
ワイヤ上にスラリー供給部より砥粒を含むスラリーが供
給されながら、そのワイヤにワークが押し付けられ、ラ
ッピング作用によってワークが切断される。
むスラリーを貯留したスラリータンクが設けられ、この
タンク内のスラリーがスラリー供給部に供給される。そ
して、このスラリー供給部よりワイヤ上に供給されたス
ラリーは回収されて再びスラリータンク内に戻される。
タンク内に戻されるスラリーは、ワイヤによるワーク切
断に伴い加熱されて高温となるため、ワークの切断が進
行するのに伴って、スラリータンク内のスラリーの温度
が上昇する。しかし、ワイヤ上に供給されるスラリーの
温度が変化すると、その変化に伴ってローラが伸縮され
たりして、ワークの加工条件が変化するため、ワークの
加工精度を一定に保持することができなくなる。
動ポンプにより汲み上げたスラリータンク内のスラリー
を冷却器によって冷却し、その冷却したスラリーを再び
タンク内に戻すようにしている。又、この冷却のために
スラリーを導く通路中にはバルブが設けられるととも
に、スラリータンク内には同タンク内のスラリーの温度
を検出するための温度センサが配置されている。そし
て、温度センサにより検出されたタンク内のスラリーの
温度に基づいて、バルブの開閉及び電動ポンプのオン、
オフが制御されるようになっている。即ち、従来では、
タンク内のスラリーの温度が所定温度以上に達した場合
に、バルブが開放されるとともに、電動ポンプがオンさ
れ、冷却器によるスラリーの冷却が行われる。そして、
タンク内のスラリーの温度が所定温度になったときに、
バルブが閉鎖されるとともに、電動ポンプがオフされ
る。これにより、スラリータンク内のスラリーの温度が
一定に保たれるようになっている。
ように、バルブの開閉や電動ポンプのオン、オフによっ
てスラリーの温度制御を行うようにすると、バルブの開
閉や電動ポンプのオン、オフが頻繁となる。このため、
バルブの損耗が著しくなり、同バルブや電動ポンプが早
期に劣化してそれらの寿命が短くなるという問題があっ
た。しかも、温度センサによる検出温度に基づいてバル
ブを開閉したり電動ポンプをオン、オフしたりするだけ
では、温度検知した時点からのタイムラグにより、タン
ク内のスラリーの温度変化に素早く追随して温度制御を
行うことが困難であった。
れたものであって、その目的は、スラリーの温度制御を
精度良く行うことができるとともに、その温度制御を行
うための部材の長寿命化を図ることができるワイヤソー
におけるスラリー供給装置を提供することにある。
めに、請求項1の発明では、切断用ワイヤを所定ピッチ
で周回支持する複数の支持ローラを備えた切断機構と、
砥粒を含んだスラリーを貯留するスラリータンクと、そ
のスラリータンクに連通され、前記切断機構におけるワ
イヤ上にスラリーを供給するスラリー供給部と、ワイヤ
上に供給されたスラリーをスラリータンクに戻すための
回収用通路と、スラリータンクに両端が連通された冷却
用通路と、その冷却用通路中に配置され、スラリータン
ク内のスラリーを冷却用通路内に導入するとともに、同
通路を介して再びスラリータンク内に戻す電動ポンプ
と、冷却用通路中に配置され、同通路内を通過するスラ
リーを冷却する冷却器とを備えたワイヤソー装置におい
て、回収用通路内のスラリーの温度を検出する温度セン
サと、その温度センサによる検出温度に基づいて、スラ
リーの温度が所定温度になるように、前記電動ポンプの
回転数を制御する制御手段とを設けたものである。
バータを含むものである。請求項3の発明では、スラリ
ータンク内のスラリーを外部に排出するための排出用通
路と、スラリーをスラリータンク内に補給するための補
給用通路とを設け、各通路中には同通路をそれぞれ開閉
するバルブを設け、スラリータンク内にはスラリーの液
位を検出する液位検出手段を設け、前記制御手段は、液
位検出手段による検出液位に基づいて、前記各バルブを
開閉制御するものである。
により検出された回収用通路内のスラリーの温度に基づ
いて、そのスラリーの温度が所定温度になるように、電
動ポンプの回転数が制御されて、冷却器を通過するスラ
リーの流量が調整される。このため、電動ポンプがオ
ン、オフを繰り返したりすることがなく、そのポンプの
早期劣化が抑制されるとともに、回収用通路内のスラリ
ーの温度変化に素早く追随して温度制御を行うことがで
きる。
ンバータによりその回転数が高精度に制御される。請求
項3の発明によれば、例えば、スラリータンク内のスラ
リーを所定量交換するような場合でも、その交換が自動
的に且つ正確に行われる。
基づいて説明する。図1及び図2に示すように、基台1
の上面には第1〜第3の機構フレーム2,3,4が立設
されている。切断機構5は第1機構フレーム2上に装設
され、互いに平行に配置された一対の支持ローラとして
の駆動溝ローラ6及び被動溝ローラ7を備えている。各
溝ローラ6,7の外周には多数の環状溝6a,7aが所
定ピッチで形成されている。
ローラ6,7の各環状溝6a,7aに連続的に順次巻回
支持されている。駆動溝ローラ6はモータ9により回転
され、これによりワイヤ8は被動溝ローラ7の回転を伴
いながら一方向又は双方向に走行される。
おいて、第2機構フレーム3上に図示しない駆動手段に
より上下動可能に支持され、その下部にはワーク11が
着脱自在にセットされる。スラリー供給部としてのスラ
リー供給パイプ12は、切断機構5における両溝ローラ
6,7間のワイヤ8の若干上方に位置するように、第1
機構フレーム2上に支持され、そのワイヤ8の走行方向
と直行する方向へ延びている。
ラ6,7間で一方向又は双方向に走行されながら、ワー
ク支持機構10が切断機構5に向かって下降される。こ
のとき、ワイヤ8上へスラリー供給パイプ12より砥粒
を含むスラリーSが供給されるとともに、そのワイヤ8
に対してワーク11が押し付けられ、ラッピング作用に
よってワーク11が多数枚の薄片となるようにスライス
される。
装設され、ワイヤ8を繰り出すための繰出しリール14
と、ワイヤ8を巻き取るための巻取りリール15とを備
えている。トラバース機構16はリール機構13に隣接
して第3機構フレーム4上に装設され、繰出しリール1
4からのワイヤ8の繰り出し及び巻取りリール15への
ワイヤ8の巻き取りをトラバースしながら案内する。ワ
イヤの張力付与機構25は前記リール機構13と切断機
構5との間に位置するように、第2機構フレーム3上に
装設され、ウェイト26により各ガイドローラ27,2
8を介して、両溝ローラ6,7間のワイヤ8に所定の張
力が付与される。ワイヤの張力低減機構29は巻取りリ
ール15と張力付与機構25との間に位置するように、
第2機構フレーム3上に装設され、同機構29によりこ
の部分のワイヤ8の張力が低減される。
プ12は先端に向かって小径となるテーパ状に形成さ
れ、その外周下部には軸線方向に沿って延びる溝状の供
給孔35が形成されている。そして、後述するスラリー
タンク43より供給パイプ12内に供給されたスラリー
Sが、供給孔35から両溝ローラ6,7間のワイヤ8上
にスクリーン状をなすように落下して同ワイヤ8上に供
給される。尚、供給パイプ12を先端に向かって小径と
なるテーパ状に形成することにより、供給パイプ12内
の基端側と先端側とでスラリーSの圧力をほぼ均一にす
ることができ、スラリーSを供給孔35の何れの位置か
らも一様に落下させることができる。
36は第1機構フレーム2上に取り付けられ、同フレー
ム36には半円弧状をなす支持溝37が透設されてい
る。そして、前記スラリー供給パイプ12は支持溝37
内にその延在方向に沿って移動可能に挿通支持されてい
る。又、供給パイプ12の基端部は支持フレーム36の
後方に突出して操作部12aとなっている。固定歯車3
8は支持溝37の円弧の中心において、支持フレーム3
6の前面に回転不能に支持されている。移動歯車39は
固定歯車38に噛合するように、供給パイプ12に一体
回転可能に固定されている。
給パイプ12を支持溝37に沿って移動させることによ
り、供給パイプ12が支持溝37の両端に対応する2位
置、即ち図5及び図6に実線で示す内側位置P1と鎖線
で示す外側位置P2とに配置される。このとき、供給パ
イプ12は移動歯車39を介して回転されながら移動さ
れるが、各位置P1,P2に配置されたときに供給孔3
5が常に下向きになるように、両歯車38,39のギア
比が設定されている。
持機構10にセットされるワーク11の径の大きさに応
じて、その配置位置が前記2位置P1,P2の何れか一
方に決定される。即ち、例えば図5に実線で示すよう
に、ワーク支持機構10にセットされるワーク11が比
較的小径のものである場合には、供給パイプ12を内側
位置P1に配置し、ワーク11が比較的大径のものであ
る場合には、供給パイプ12を外側位置P2に配置す
る。尚、この場合、供給パイプ12が、ワーク11の外
周面と接する垂直な接線Lより内側に配置されないよう
にする。その結果、ワーク11が切断機構5に向かって
下降されて切断されるとき、供給パイプ12がワーク1
1と干渉するのが防止される。しかも、ワーク11の切
断部位の極力近傍においてワイヤ8上にスラリーSを供
給することができ、確実な切断動作を行い得る。
構5の下方に配置され、同フィルタ41の下方にはスラ
リー受け42が配置されている。スラリータンク43は
基台1の内部に配置され、回収用通路としての回収用配
管44を介してスラリー受け42と連通されている。そ
して、ワーク11の切断時に、切粉やワーク11の破片
等の異物を含んだスラリーSが切断機構5の下方へ落下
すると、そのスラリーSがフィルタ41により異物を濾
過された状態でスラリー受け42に受け止められる。そ
して、そのスラリーSは回収用配管44を介してスラリ
ータンク43に戻される。
には砥粒を含むスラリーSが貯留されている。供給用配
管45はスラリータンク43と前記スラリー供給パイプ
12とを連通するように配置され、第1バルブ46が開
放された状態で電動ポンプ47が作動されることによ
り、スラリータンク43内のスラリーSが供給用配管4
5及び図示しない回転継手を介して供給パイプ12に供
給される。排出用通路としての排出用配管48は供給用
配管45の途中に接続されている。そして、前記第1バ
ルブ46が閉鎖されるとともに、この排出用配管48中
の第2バルブ49が開放された状態で、電動ポンプ47
が作動されることにより、スラリータンク43内のスラ
リーSが排出用配管48を介して外部に排出される。補
給用通路としての補給用配管50はスラリータンク43
に連通され、第3バルブ51の開放に伴い、この補給用
配管50を介して図示しない供給部からスラリータンク
43内にスラリーSが補給される。尚、この供給部に
は、予め砥粒を所定割合で調合したスラリーSが貯留さ
れている。
両端がスラリータンク43に連通され、同配管52中に
は電動ポンプ53及び冷却器54が配置されている。そ
して、電動ポンプ53の作動に伴い、スラリータンク4
3内のスラリーSが冷却用配管52及び冷却器54を介
して冷却されて、再びスラリータンク43内に戻され
る。温度センサ55はスラリータンク43内に配置さ
れ、同タンク43内のスラリーSの温度を検出して検出
信号を出力する。もう1つの温度センサ61は回収用配
管44内に配置され、同配管44内を流れる戻りスラリ
ーSの温度を検出して検出信号を出力する。
において垂直方向に延びるように配置され、スラリーS
上に浮かぶフロート57を備えている。フロート57は
スラリータンク43内のスラリーSの液位の変化に伴
い、レベルゲージ56の長手方向に沿って移動される。
そして、レベルゲージ56はそのフロート57の位置、
即ちスラリーSの液位を検出して検出信号を出力する。
本実施例では、レベルゲージ56及びフロート57によ
り、液位検出手段が構成されている。
台1の後方に近接して配置され、その前面には各種の操
作キーや表示部等を備えた制御パネル59が取り付けら
れている。
主要構成部分についての回路構成を示す。同図に示すよ
うに、この制御装置58には前記温度センサ61からの
温度検出信号が入力されるとともに、前記レベルゲージ
56からの液位検出信号が入力される。そして、制御装
置58はそれら信号の入力に基づいて、回収用配管44
内のスラリーSの温度を認識するとともに、スラリータ
ンク43内のスラリーSの液位を認識する。尚、前記温
度センサ55により検出されたスラリータンク43内の
スラリーSの温度は、制御パネル59上の表示部等に表
示される。
上の所定の操作キーの操作や認識したスラリーSの液位
に基づいて、前記各バルブ46,49,51を開閉制御
するとともに、電動ポンプ47の作動を制御する。更
に、制御装置58は、前記認識した回収用配管44内の
スラリーSの温度に基づいて、同配管44内のスラリー
Sの温度が予め設定された所定の設定温度になるよう
に、インバータ60を介して電動ポンプ53の回転数を
制御する。本実施例では、制御装置58及びインバータ
60により制御手段が構成されている。
におけるスラリー供給装置の作用を説明する。さて、ワ
ーク11の切断を行う場合には、先ず、ワーク支持機構
10にセットされるワーク11の径の大きさに応じて、
スラリー供給パイプ12を内側位置P1又は外側位置P
2の何れか一方に配置する。次に、制御パネル59上の
所定の操作キーを操作すると、ワーク11の切断動作が
開始される。即ち、ワイヤ8が切断機構5の両溝ローラ
6,7間で走行されながら、ワーク支持機構10が切断
機構5に向かって下降される。尚、このとき、第1バル
ブ46が開放されるとともに、第2及び第3バルブ4
9,51が閉鎖され、電動ポンプ47,53が作動され
る。その結果、ワイヤ8上へスラリー供給パイプ12よ
り砥粒を含むスラリーSが供給されるとともに、そのワ
イヤ8に対してワーク11が押し付けられ、同ワーク1
1がスライスされる。
11の破片等の異物を含んだスラリーSは切断機構5の
下方へ落下する。そして、そのスラリーSはフィルタ4
1により異物を濾過された状態でスラリー受け42に受
け止められ、回収用配管44を介してスラリータンク4
3に戻される。このため、ワーク11の切断時に、スラ
リーSに混入された異物を直ちに取り除くことができ、
異物により回収用配管44が詰まったりするおそれがな
い。しかも、フィルター41を基台1の内部に配置され
たスラリータンク43内に設ける必要がなくなり、フィ
ルター41の清掃や保守点検等の作業を容易に行うこと
ができる。
リーSは、ワイヤ8によるワーク切断に伴い加熱されて
高温となるため、ワーク11の切断が進行するのに伴っ
て、回収用配管44内のスラリーSの温度が上昇する。
このとき、この回収用配管44内のスラリーSの温度は
温度センサ61により検出される。そして、その検出温
度に基づいて、制御装置58により、回収用配管44内
のスラリーSの温度が設定温度になるように、電動ポン
プ53の回転数がインバータ60を介して高精度に制御
されて、冷却用配管52を流れるスラリーSの流量が高
精度に調整される。つまり、例えば図8に示すように、
温度センサ61による検出温度の変化に伴って、冷却器
54を通過するスラリーSの流量が素早く追随して変化
される。その結果、回収用配管44内のスラリーSの温
度を常に設定温度に正確に保持することができ、ワーク
11の加工精度を常に一定に保持することができる。
ラリーSの温度の変化に伴って電動ポンプ53がオン、
オフを頻繁に繰り返したりすることがないので、同ポン
プ53の早期劣化を抑制することができ、その長寿命化
を図ることができる。
ーク11の切断が繰り返されるうちに、汚損したり含ま
れる砥粒が劣化したりするため、定期的に交換する必要
がある。そして、その交換は、スラリータンク43内の
スラリーSを一度に全て交換するのではなくて、例えば
1/3ずつ行われる。即ち、制御パネル59上の所定の
操作キーを操作すると、第1及び第3バルブ46,51
が閉鎖されるとともに、第2バルブ49が開放され、電
動ポンプ47が作動される。尚、このとき、電動ポンプ
53は作動されない。従って、排出用配管48を介し
て、スラリータンク43内のスラリーSが外部へ排出さ
れる。
れたスラリータンク43内のスラリーSの液位が、予め
設定された所定の最大液位の2/3になると、第2バル
ブ49が閉鎖されるとともに、電動ポンプ47が停止さ
れて、スラリーSの排出が終了される。次に、第3バル
ブ51が開放され、図示しない供給部より補給用配管5
0を介して新たなスラリーSがスラリータンク43内に
補給される。このとき、レベルゲージ56により検出さ
れたスラリータンク43内のスラリーSの液位が、予め
設定された所定の最大液位に達すると、第3バルブ51
が閉鎖されて、スラリーSの補給が終了される。
3内のスラリーSを所定量交換するような場合でも、そ
の交換を自動的に且つ正確に行うことができる。上記実
施例から把握できる請求項以外の技術思想について、以
下にその効果とともに記載する。
は位置調整可能に設けられているワイヤソー装置。この
ようにすれば、ワークの大きさに応じて、スラリー供給
部の配置位置を最適位置に設定することができる。
のような優れた効果を奏する。請求項1の発明によれ
ば、スラリーの温度制御を精度良く行うことができると
ともに、電動ポンプが早期に劣化することがなく、同ポ
ンプの長寿命化を図ることができる。
り電動ポンプの回転数を高精度に制御することができ
る。請求項3の発明によれば、スラリータンク内のスラ
リーを所定量交換するような場合でも、その交換を自動
的に且つ正確に行うことができる。
ラリー供給装置の一実施例を示すもので、ワイヤソー装
置の全体構成を示す正面図である。
除いて示す平面図である。
図である。
図である。
係を示す概略正面図である。
ための機構を拡大して示す部分正断面図である。
配管を流れるスラリーの流量の変化との関係を示すタイ
ムチャートである。
7…支持ローラとしての被動溝ローラ、8…切断用ワイ
ヤ、12…スラリー供給部としてのスラリー供給パイ
プ、41…フィルタ、43…スラリータンク、44…回
収用通路としての回収用配管、48…排出用通路として
の排出用配管、49…第2バルブ、50…補給用通路と
しての補給用配管、51…第3バルブ、52…冷却用通
路としての冷却用配管、53…電動ポンプ、54…冷却
器、55…温度センサ、56…液位検出手段を構成する
レベルゲージ、57…液位検出手段を構成するフロー
ト、58…制御手段を構成する制御装置、60…制御手
段を構成するインバータ、S…スラリー。
Claims (3)
- 【請求項1】 切断用ワイヤを所定ピッチで周回支持す
る複数の支持ローラを備えた切断機構と、 砥粒を含んだスラリーを貯留するスラリータンクと、 そのスラリータンクに連通され、前記切断機構における
ワイヤ上にスラリーを供給するスラリー供給部と、 ワイヤ上に供給されたスラリーをスラリータンクに戻す
ための回収用通路と、 スラリータンクに両端が連通された冷却用通路と、 その冷却用通路中に配置され、スラリータンク内のスラ
リーを冷却用通路内に導入するとともに、同通路を介し
て再びスラリータンク内に戻す電動ポンプと、 冷却用通路中に配置され、同通路内を通過するスラリー
を冷却する冷却器とを備えたワイヤソー装置において、 回収用通路内のスラリーの温度を検出する温度センサ
と、 その温度センサによる検出温度に基づいて、スラリーの
温度が所定温度になるように、前記電動ポンプの回転数
を制御する制御手段とを設けたワイヤソーにおけるスラ
リー供給装置。 - 【請求項2】 前記制御手段はインバータを含むもので
ある請求項1に記載のワイヤソーにおけるスラリー供給
装置。 - 【請求項3】 スラリータンク内のスラリーを外部に排
出するための排出用通路と、スラリーをスラリータンク
内に補給するための補給用通路とを設け、各通路中には
同通路をそれぞれ開閉するバルブを設け、スラリータン
ク内にはスラリーの液位を検出する液位検出手段を設
け、前記制御手段は、液位検出手段による検出液位に基
づいて、前記各バルブを開閉制御する請求項1又は2に
記載のワイヤソーにおけるスラリー供給装置。
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