JP2000217548A - 馬肉、豚の胃袋、牛の腸を原料とする肉加工食品及びその製造方法 - Google Patents

馬肉、豚の胃袋、牛の腸を原料とする肉加工食品及びその製造方法

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JP2000217548A
JP2000217548A JP11022280A JP2228099A JP2000217548A JP 2000217548 A JP2000217548 A JP 2000217548A JP 11022280 A JP11022280 A JP 11022280A JP 2228099 A JP2228099 A JP 2228099A JP 2000217548 A JP2000217548 A JP 2000217548A
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JP
Japan
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meat
raw material
horse
intestine
food
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JP11022280A
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English (en)
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Shinshiro Shimizu
真志郎 清水
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MAKOTO Corp KK
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MAKOTO Corp KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】馬肉の赤身、豚の胃袋、又は牛の腸を原料とす
る新たな肉加工食品を提供し、嗜好を拡大することに寄
与する。 【解決手段】種類又は部位を特定して市場供給される畜
肉(馬肉、豚の胃袋、牛の腸)を原料として油温処理し
てなる肉加工食品の製造方法であって、原料である馬
肉、豚の胃袋、又は牛の腸を解凍又は湯洗し適宜な大き
さに切り出す前処理工程と;前処理後の原料を170℃
以上に昇温したケンネ脂中に投入して撹拌加熱又は煮沸
することにより、原料中の水分とケンネ脂との置換を含
む脱水をおこなう油温処理工程と;油温処理直後に油切
りをしながら少なくとも食塩を含む調味料をまぶして放
置冷却する調味処理工程を包含し、水分量が10%以下
となるように空揚げして原料の独特臭を除去し、バラ積
み可能で袋詰め可能に適宜な形状に賦形化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、馬肉、豚の胃袋、牛の
腸を原料とする肉加工食品及びその製造方法に関する。
なお、以下の文中における「牛脂」は牛の脂肪を総称す
る用語であり、「ケンネ脂」(通称、ケンネン。)は牛
の腎臓についた脂肪を特定して指称する用語である。
【0002】
【従来の技術】従来より、「羊肉の油温処理方法」(特
公平4−19829号)が知られている。ここでは、羊
肉を予め加熱された牛脂中に投入し、特殊条件で減圧し
て脱水、脱臭した後、脱脂することが開示されている。
こうして得られた羊肉(加工品)は、必要に応じて乾燥
し、粉砕して汎用的な食品添加剤等として使用されると
の記載がある。
【0003】また、特開昭61−58533号「マトン
の牛肉風味付乾燥肉の製法」では、脂肪部分を除去した
マトンの肉質片を沸騰水中で脂肪を除去し、更に遠心分
離除去した後、加熱液状の牛脂中で煮込み、味付乾燥す
ることにより原肉脂質と異なる牛肉風味付けをおこなう
ことが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら本発明に
関し、馬肉、豚の胃袋、牛の腸を原料として油温処理し
たもの(肉加工食品)の提案はみあたらない。
【0005】この場合、油温処理により原料肉質の独特
臭を除去するという点で構成及び目的効果の一部に共通
性があるが、上述した従来技術をそのまま転用するとい
うわけにはゆかない。
【0006】なぜならば、本発明が食材(馬肉、豚の胃
袋、牛の腸)と製法(空揚げ)の両方に限定される独特
の肉加工食品だからである。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、馬肉、豚の胃袋、牛の腸を原料とし、ケン
ネ脂を用いて油温処理することにより、水分量が10%
以下となるように空揚げして原料の独特臭を除去し、バ
ラ積み可能で袋詰め可能に適宜な形状に賦形化した馬
肉、豚の胃袋、牛の腸を原料とする肉加工食品及びその
製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために本
発明は、馬肉、豚の胃袋、牛の腸を原料とする肉加工食
品であって、原料である馬肉、豚の胃袋、又は牛の腸を
解凍又は湯洗し適宜な大きさに切り出す前処理工程と、
前処理後の原料を170℃以上に昇温したケンネ脂中に
投入して撹拌加熱又は煮沸することにより、原料中の水
分とケンネ脂との置換を含む脱水をおこなう油温処理工
程と、油温処理直後に油切りをしながら少なくとも食塩
を含む調味料をまぶして放置冷却する調味処理工程を経
ることによって得られる食品であって、以下の性質を有
するものである。 (1)水分量が10%以下となるように空揚げした状態
であること。 (2)原料の独特臭が除去されていること。 (3)バラ積み可能で袋詰め可能に適宜な形状に賦形化
されていること。
【0009】また、上記各工程を包含する馬肉、豚の胃
袋、牛の腸を原料とする肉加工食品の製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、前
処理工程は、原料である馬肉の赤身、豚の胃袋、又は牛
の腸を解凍又は湯洗し適宜な大きさに切り出すものであ
る。ここで、馬肉の赤身は、冷凍品として市場供給され
るので解凍する。また、豚の胃袋又は牛の腸は、湯洗い
してヌメリをとる。なお、豚の胃袋又は牛の腸について
は、さらにタレ(例えば、食塩と生姜汁。)に浸漬する
等の下ごしらえを施してもよい。
【0011】油温処理工程は、前処理後の原料を170
℃以上に昇温したケンネ脂中に投入して1時間以上撹拌
加熱又は煮沸することにより、原料中の水分とケンネ脂
との置換を含む脱水をおこなうものである。この場合、
ケンネ脂100%で処理するのが好ましい。なお、ケン
ネ脂の概略の成分は、中性脂肪が90%、水分が6〜7
%、蛋白質が3〜4%である。因みに、対比される牛脂
の概略の成分は、99%が中性脂肪である。
【0012】調味処理工程は、油温処理直後に油切りを
しながら少なくとも食塩を含む調味料をまぶして放置冷
却するものである。
【0013】こうして、以下の性質を有する肉加工食品
を得ることができる。 (1)水分量が10%以下となるように空揚げした状態
であること。 (2)原料の独特臭が除去されていること。 (3)バラ積み可能で袋詰め可能に適宜な形状に賦形化
されていること。
【0014】なお、袋詰めにおいては脂酸化防止剤を同
封して市場供給することになる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなるものであ
り、これによれば馬肉の赤身、豚の胃袋、又は牛の腸を
原料とする新たな肉加工食品を提供できる。
【0016】また、この肉加工食品の態様は、ビーフジ
ャーキー(馬肉)ないしは空揚げ(豚の胃袋又は牛の
腸)に似ており、原料肉質の独特臭を除去(脱臭)し、
かつ、調味を施しているのでので嗜好を拡大することが
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造方法を示す処理工程のフロー図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種類又は部位を特定して市場供給される
    畜肉を原料として油温処理してなる肉加工食品におい
    て、原料である馬肉、豚の胃袋、又は牛の腸を解凍又は
    湯洗し適宜な大きさに切り出す前処理工程と、前処理後
    の原料を170℃以上に昇温したケンネ脂中に投入して
    撹拌加熱又は煮沸することにより、原料中の水分とケン
    ネ脂との置換を含む脱水をおこなう油温処理工程と、油
    温処理直後に油切りをしながら少なくとも食塩を含む調
    味料をまぶして放置冷却する調味処理工程を経ることに
    よって得られる食品であって、以下の性質を有する馬
    肉、豚の胃袋、牛の腸を原料とする肉加工食品。 (1)水分量が10%以下となるように空揚げした状態
    であること。 (2)原料の独特臭が除去されていること。 (3)バラ積み可能で袋詰め可能に適宜な形状に賦形化
    されていること。
  2. 【請求項2】 種類又は部位を特定して市場供給される
    畜肉を原料として油温処理してなる肉加工食品の製造方
    法において、原料である馬肉、豚の胃袋、又は牛の腸を
    解凍又は湯洗し適宜な大きさに切り出す前処理工程と、
    前処理後の原料を170℃以上に昇温したケンネ脂中に
    投入して撹拌加熱又は煮沸することにより、原料中の水
    分とケンネ脂との置換を含む脱水をおこなう油温処理工
    程と、油温処理直後に油切りをしながら少なくとも食塩
    を含む調味料をまぶして放置冷却する調味処理工程を包
    含し、水分量が10%以下となるように空揚げして原料
    の独特臭を除去し、バラ積み可能で袋詰め可能に適宜な
    形状に賦形化することを特徴とする馬肉、豚の胃袋、牛
    の腸を原料とする肉加工食品の製造方法。
JP11022280A 1999-01-29 1999-01-29 馬肉、豚の胃袋、牛の腸を原料とする肉加工食品及びその製造方法 Pending JP2000217548A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100375777B1 (ko) * 2000-11-16 2003-03-10 한국식품개발연구원 돈장을 이용한 천연 케이싱의 제조방법
KR100466945B1 (ko) * 2002-07-09 2005-01-24 손상봉 소막창 제조방법
CN103478720A (zh) * 2013-10-08 2014-01-01 王文喜 一种脾胃保健组合物及其制备方法

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