JP2000216580A - 排熱装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

排熱装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2000216580A
JP2000216580A JP11016551A JP1655199A JP2000216580A JP 2000216580 A JP2000216580 A JP 2000216580A JP 11016551 A JP11016551 A JP 11016551A JP 1655199 A JP1655199 A JP 1655199A JP 2000216580 A JP2000216580 A JP 2000216580A
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heat
duct
heat source
exhaust
unit
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JP11016551A
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English (en)
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Masayoshi Nishida
正義 西田
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にファン等を用いなくても、ダクト内の対
流を十分に促進することができる排熱装置を提供する。 【解決手段】 熱を排出する熱源部1と熱による影響を
受ける被対象部2,3との間を通して設けられるととも
に、その排気口4aが吸気口4b,4cよりも高位に配
置されたダクト4と、熱源部1の近傍に設けられ、その
一方5aがダクト4内に面し、その他方5bが熱源部1
に面して配置されたヒートシンク5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源部から排出さ
れる熱を自然対流を利用して排熱させることにより、被
対象部への熱影響を防止する排熱装置とこれを備えた画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種の電子機器装置のなかに
は、その装置内に、熱を排出する熱源部と、熱による影
響を受ける被対象部とが混在して設けられているものが
多い。例えば、電子写真式の複写機やプリンタ等の画像
形成装置では、主な熱源としての定着器と、熱の影響を
受けるクリーナ部(或いは現像器等)が装置内に混在し
て設けられている。
【0003】こうした構成を持つ電子機器装置、例えば
上述した画像形成装置では、その装置内部で定着器とク
リーナ部等を出来るだけ離して配置することにより、定
着器から排出される熱のの影響がクリーナ部等に及ばな
いように配慮している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが近年では、マ
シンサイズの省スペース化や小型化が進み、それにつれ
て定着器とクリーナ部等の位置関係が近接してきてい
る。そのため、これまでのように定着器とクリーナ部等
を十分に離して配置することができなくなり、定着器か
ら排出される熱の影響により、クリーナ部等のトナーが
凝固してしまうなどの問題が発生している。
【0005】この問題に対して従来では、例えば特開平
5−142911号公報に開示されているように、「通
気ラインを形成する遮蔽板を設け、排熱ファンを効率的
に使用してクリーナ部を強制空冷する」という改善策が
提案されている。しかしながら、この改善策において
は、クリーナ部を冷却するためにファンを用いているこ
とから、消費電力が増大したりファン回転時に騒音が発
生するなどの別の問題が生じている。
【0006】また、他の従来技術として、例えば特登第
2626031号公報には、熱定着装置の上部近傍を通
過するように排気ダクトを設けるとともに、排気ダクト
の排気口に排気ファンを設ける一方、排気ダクトの吸気
口を作像プロセス機構の近傍に配置し、熱定着装置から
発生する熱で排気ダクトの一部を暖めた際に得られる熱
対流効果・煙突効果と、排気ファンによるエアーフロー
効果により排熱し、作像プロセス機構への熱の影響を抑
えるようにしたものが示されている。また、同公報に開
示された技術では、画像形成実行時のみ排気ファンを作
動させることにより、消費電力の増大や排気騒音の問題
を軽減するようにしている。
【0007】しかしながら、上記特登第2626031
号公報に開示された技術では、熱定着装置から排出され
る熱を利用して排気ダクトの一部(外壁)を外側から加
熱し、これによってダクト内の空気を間接的に暖めるよ
うにしているため、温度差によって生じるダクト内の自
然対流を十分に促進できないという難点があった。
【0008】すなわち、図15及び図16に示すよう
に、熱定着装置等の熱源部51と熱の影響を受ける2つ
の被対象部52,53との間にダクト54を通して配置
し、このダクト54の外壁を熱源部51からの排熱で加
熱すると(ステップ)、その部分でダクト54内の空
気も徐々に暖められる。これにより、ダクト54内部の
温度が徐々に上昇すると(ステップ)、ダクト内(ダ
クト54の排気口54a付近と吸気口54b付近)で温
度差がある程度生じる。この温度差により、ダクト54
内で自然対流が若干促進される(ステップ)。
【0009】このとき、上述のようにダクト54内の空
気を、その近傍空気層及びダクト外壁を介して間接的に
暖める方式では、ダクト54内に十分な温度差が得られ
ないため、ダクト54内の自然対流も十分に促進されな
い。そのため、熱源部51からの排熱がダクト54と熱
源部51の近傍空間に滞留し、これによって熱源部51
及びダクト54近傍の雰囲気温度が上昇し始める(ステ
ップ)。更に排熱の滞留が進むと、遂には被対象部5
2,53に温度上昇の影響が及んでしまう(ステップ
)。
【0010】したがって、特登第2626031号公報
に開示された技術では、ダクト内の対流を十分に促進さ
せるために排気ファンが必須部品となるうえ、十分な排
熱効果を得るには排気ファンをある程度高速で回転させ
る必要がある。よって、消費電力の増大や騒音問題を十
分に解消するには至っていなかった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、特にファン等を
用いなくても、ダクト内の対流を十分に促進することが
できる排熱装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による排熱装置に
おいては、熱を排出する熱源部と熱による影響を受ける
被対象部との間を通して設けられるとともに、その排気
口が吸気口よりも高位に配置されたダクトと、熱源部の
近傍に設けられ、その一方がダクト内に面し、その他方
が熱源部に面して配置された高熱伝導性の熱回収手段と
を備えた構成を採用している。
【0013】上記構成の排熱装置においては、熱源部か
ら排出された熱が熱回収手段により回収され、この回収
された熱が、熱回収手段の持つ高い熱伝導性をもってダ
クト内に供給されるため、ダクト内の空気が効率良く暖
められるようになる。これにより、ダクト内に十分な温
度差が生じて自然対流が促進される。
【0014】また本発明による他の排熱装置において
は、上記ダクト及び熱回収手段に加えて、熱源部から離
れた位置に設けられた放熱手段と、熱回収手段で回収さ
れた熱を放熱手段に伝達する熱伝達手段とを具備した構
成を採用している。
【0015】上記構成の排熱装置においては、熱源部か
ら排出された熱を熱回収手段だけで回収しきれなかった
場合でも、その分の熱が熱伝達手段を介して放熱手段に
伝達され、そこで放熱されるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係
る排熱装置の第1実施形態を示す概略構成図である。図
において、熱源部1は、その内部に例えばヒータ等の熱
源を有するもの、又は動作時に発熱を伴う部品を有する
もの、或いはそれ自体が発熱するものなど、熱を排出
(排熱)するものである。これに対して、被対象部2,
3は、外部から受ける熱によって動作不良を起こす虞れ
のあるもの、又は熱に弱い材料を取り扱うもの、或いは
熱によって変質する構成部品を有するものなど、熱によ
る影響を受けるものである。
【0017】熱源部1と被対象部2,3との間には、そ
れぞれダクト4が通されている。このダクト4は、図の
奥行き方向において熱源部1と被対象部2,3との間を
遮る状態で配置されている。また、ダクト4の一端側は
略垂直に延出した状態で配置され、その延出端が排気口
4aとして装置上部で開口している。一方、ダクト4の
他端側は略門型に配置形成され、それぞれの端部が熱源
部1の両側で吸気口4b,4cとして開口している。こ
れにより、ダクト4の排気口4aは、2つの吸気口4
b,4cよりも高位に配置されている。
【0018】さらに、熱源部1の近傍には、熱回収手段
としてのヒートシンク5が設けられている。このヒート
シンク5は、材料的に、又は構造的に、或いは材料的且
つ構造的に、少なくともダクト本体に比べて高い熱伝導
性を有するものである。具体的には、例えばダクト4が
鉄で構成されている場合は、それよりも数倍ほど熱伝導
率の高いアルミニウム,銅などでヒートシンク5を構成
し、ダクト4とヒートシンク5が同じ材料で構成されて
いる場合は、ヒートシンク5をフィン構造としてその表
面積(伝熱面積)を拡大することにより、ヒートシンク
5の熱伝導性をダクト本体のそれよりも高くする。
【0019】ヒートシンク5は、熱源部1と対向する側
でダクト4の一部に設けられた開口部に組み込まれてお
り、その一方5aはダクト4内に面し、その他方5bは
熱源部1に面して配置されている。つまり、ヒートシン
ク5の一方5aは、ダクト4の内部空間に接し、同他方
5bは、熱源部1との間の空間に接した状態となってい
る。
【0020】なお、ここではダクト4と別体で熱回収手
段(ヒートシンク5)を設けるようにしたが、これ以外
にも、例えば熱源部1の近傍に位置してダクト4の表面
を波形に成形加工し、これに伴う表面積(伝熱面積)の
増大によってダクト4の一部に高い熱伝導性を持たせる
ことにより、ダクト4と一体に熱回収手段を構成するこ
とも可能である。
【0021】上記構成からなる排熱装置においては、熱
源部1から排出された熱がヒートシンク5により回収
(吸収)され、この回収された熱が、ヒートシンク5自
体の高い熱伝導性によってダクト4内に供給される。こ
れにより、熱源部1からの排熱でダクト4内の空気が効
率良く暖められるようになるため、ダクト4の経路上
(熱源部1の近傍と排気口4aの近傍)に十分な温度差
をつけ、自然対流を促進させることができる。
【0022】図2は本発明に係る排熱装置の第2実施形
態を示す概略構成図である。この第2実施形態において
は、先の第1実施形態との比較において、熱回収手段と
してのヒートシンク5に加え、放熱手段としてのヒート
シンク6と、熱伝達手段としてのヒートパイプ7を備え
た点に特徴がある。
【0023】ヒートシンク6は、熱源部1から離れた位
置、例えば図示のようにダクト4の排気口4a近傍に位
置して排熱装置の外郭部分、すなわち装置外部に露出す
る状態で取り付けられている。またヒートシンク6は、
その放熱性を高めるためのフィン6aを有している。ち
なみに、ヒートシンク6を設ける位置については、そこ
から放出された熱の影響が被対象部2,3に及ばない位
置に設定することが肝要である。
【0024】ヒートパイプ7は、高温部での作動液の蒸
発によって発生した蒸気がパイプ内の僅かな温度差で低
温部に移動し、そこで凝縮して多量の潜熱を放出した
後、凝縮により液化した作動液がウィック(毛細管力の
大きな多孔質物質)の毛細管力で再び高温部に戻って還
流することにより、低損失の熱伝達(熱輸送)を実現す
るものである。ヒートパイプ7の一端部は、熱回収手段
であるヒートシンク5に接触する状態で該ヒートシンク
5のベース部分に組み込まれており、同他端部は、放熱
手段であるヒートシンク6に接触する状態で該ヒートシ
ンク6のベース部分に組み込まれている。これにより、
ヒートシンク5,6は、ヒートパイプ7を介して熱的に
連結された状態となっている。
【0025】なお、ヒートパイプ7としては、一般的な
もの、すなわち管材に銅を、作動液に水を用い、管径を
φ2〜φ5mm程度としたものを用いればよい。
【0026】上記構成からなる排熱装置においては、熱
源部1から排出された熱がヒートシンク5により回収
(吸収)され、この回収された熱が、ヒートシンク5自
体の高い熱伝導性によってダクト4内に供給される。ま
た、それと同時に、ヒートシンク5により回収された熱
でヒートパイプ7の一端部が加熱され、これに伴うパイ
プ内での熱輸送により、ヒートシンク6にも熱が伝達さ
れる。これにより、ヒートシンク5で回収された熱がヒ
ートパイプ7を介してヒートシンク6に伝達され、そこ
で放熱されるようになるため、熱源部1から排出された
熱をヒートシンク5だけで回収しきれなかった場合で
も、その分の熱を熱源部1とダクト4の近傍に滞留させ
ることなく、装置外に効率良く放出することができる。
【0027】図3は本発明に係る排熱装置の第3実施形
態を示す概略構成図である。この第3実施形態において
は、先の第2実施形態との比較において、ダクト4の経
路中に連通口8を設けた点に特徴がある。
【0028】連通口8は、ダクト4の内部空間と熱源部
1の近傍空間とを連通させる状態でダクト4の一部に穿
設されている。また連通口8は、ダクト4の経路中にお
いて、それぞれの吸気口4b,4cから吸気された空気
の合流点近傍に位置して設けられている。この連通口8
は、図の奥行き方向に連続したスリット状に形成したも
のであってもよいし、同方向に沿って所定の間隔で複数
形成したものであってもよい。
【0029】上記構成からなる排熱装置においては、熱
源部1から排出された熱がヒートシンク5を介してダク
ト4内に供給されることにより、ダクト4内の自然対流
が促進されるとともに、熱源部1から排出された熱をヒ
ートシンク5だけで回収しきれなかった場合でも、その
分の熱が、連通口8からの空気の取り込みと一緒にダク
ト4内に供給されるため、ダクト4内の自然対流を更に
促進させることができる。
【0030】なお、本第3実施形態においては、先の第
2実施形態の装置構成(図2参照)に連通口8を付加す
るようにしているが、第1実施形態の装置構成(図1参
照)に連通口8を付加するようにしてもよい。また、連
通口8の設ける位置に関しては、その連通口8から取り
込まれた空気が、自然対流によるダクト4内の空気流
(エアーフロー)を乱さない位置に設定することが好ま
しい。さらに、ダクト4内での自然対流による排熱効果
を上げるうえでは、熱源部1から排気口4aに至るダク
ト4の経路中に連通口8を設けることが望ましい。
【0031】図4は本発明に係る排熱装置の第4実施形
態を示す概略構成図である。この第4実施形態において
は、先の第2実施形態との比較において、熱回収手段で
あるヒートシンク5を、熱源部5を取り囲む状態で配置
した点に特徴がある。
【0032】すなわち、ヒートシンク5は、熱源部5の
近傍においてその上面と両側面に対向する状態で略門型
に配置形成されている。また、ヒートシンク5のベース
部分には、その全体にわたって、熱伝達手段であるヒー
トパイプ7が組み込まれている。
【0033】上記構成からなる排熱装置においては、熱
源部1から排出された熱が、その熱源部1を取り囲むヒ
ートシンク5によって更に効率良くダクト4内に供給さ
れるようになるため、その分だけダクト4内の自然対流
を一層促進させることができる。また、熱源部1の近傍
空間に面するヒートシンク5の領域が拡大するため、ヒ
ートシンク5の熱回収能力を高めることができる。さら
に、ヒートシンク5,6をヒートパイプ7で熱的に連結
することにより、熱源部1からの排熱を更に効率良く装
置外部に放出することができる。
【0034】なお、本第4実施形態の特徴部分(熱源部
1を取り囲む状態でヒートシンク5を配置する点)につ
いては、先の第2実施形態だけに限らず、第1実施形態
にも適用可能である。
【0035】また、本第4実施形態の特徴部分を、先の
第3実施形態との組み合わせで採用することも可能であ
る。具体的には、図5に示すように、熱源部1を取り囲
む状態でヒートシンク5を配置するとともに、ヒートシ
ンク5の一部に、ダクト4の内部空間と熱源部1の近傍
空間とを連通させる連通口8を設けるようにする。
【0036】図6は本発明に係る排熱装置の第5実施形
態を示す概略構成図であり、図7は図6におけるA矢視
図である。この第5実施形態においては、先の第2実施
形態との比較において、放熱手段であるヒートシンク6
の近傍空間に空気流を形成するサブダクト9を設けた点
に特徴がある。
【0037】サブダクト9は、ヒートシンク6を取り囲
む状態で排熱装置の外郭面に略垂直に取り付けられてい
る。これによりヒートシンク6は、排熱装置の外郭面と
サブダクト9によって形成された筒状空間に収容配置さ
れている。また、サブダクト9の一端(下端)は下方に
向けて開口し、同他端(上端)は上方に向けて開口して
いる。
【0038】上記構成からなる排熱装置においては、ヒ
ートシンク6をサブダクト9で取り囲んだことにより、
ヒートシンク6の近傍空間には、サブダクト9内を下方
から上方に流れる空気流が形成される。これにより、サ
ブダクト9内には煙突効果が生じ、この煙突効果によっ
てサブダクト9内の自然対流が促進される。そのため、
ヒートシンク5(熱回収手段)からヒートパイプ7(熱
伝達手段)を介して伝達された熱(熱源部1から放出さ
れた熱の一部)をヒートシンク6(放熱手段)で効率良
く放出させることができる。
【0039】なお、本第5実施形態の特徴部分(サブダ
クト9を付加する点)については、先の第2実施形態だ
けに限らず、第3実施形態及び第4実施形態のいずれに
も適用可能である。
【0040】また、上記第2実施形態〜第5実施形態に
おいては、いずれも放熱手段としてヒートシンク6を採
用しているが、これ以外にも、例えば図8に示すよう
に、排熱装置の外郭カバー10を放熱手段とし、そのカ
バー内面側にヒートパイプ7を接触させて取り付けたも
のであってもよい。この構成においては、ヒートシンク
5で回収された熱がヒートパイプ7を介して外郭カバー
10に伝達される。このとき、外郭カバー10を熱伝導
率の高い材料、例えば銅,アルミニウム等で構成してお
けば、ヒートパイプ7で伝達された熱をカバー表面に広
範囲にわたって排熱させることができる。
【0041】また、放熱手段としてヒートシンク6を用
いた場合は、装置の外郭部分でヒートシンク6が突出し
た構造となるため、装置サイズが大きくなるとともに、
装置の外観を損ねてしまうことが懸念されるが、外郭カ
バー10を放熱手段に利用することにより、そうした懸
念も解消される。さらに、図9に示すように、装置の外
郭カバー10に平面視凹状のパイプ収容部11,・・を
形成し、そのパイプ収容部11,・・にヒートパイプ7
を密着させて、カバー内面側からパイプ押えプレート1
2によりヒートパイプ7を固定することにより、外郭カ
バー10を正面視したときにストライプ模様が形成され
るため、意匠性に優れたものとなる。
【0042】また、上述のように放熱手段として外郭カ
バー10を利用するものにおいては、例えば図10に示
すように、外郭カバー10を内カバー10aと外カバー
10bの二重構造とし、それらのカバー間に流れる空気
流、すなわち煙突効果によって更なる自然対流の促進を
図ることもできる。ちなみに、図10に示す構成では、
内カバー10aが放熱手段に相当し、外カバー10bが
サブダクトに相当したものとなる。
【0043】図11は本発明に係る排熱装置の第6実施
形態を示す概略構成図である。この第6実施形態におい
ては、先の第2実施形態との比較において、放熱手段で
あるヒートシンク6の一部を、ダクト4の内部空間に面
して配置した点に特徴がある。
【0044】すなわち、先の第2実施形態においては、
ヒートシンク6の一部となるフィン6aを装置外部に露
出する状態で配置しているが、本第6実施形態において
は、ヒートシンク6の一部、すなわちフィン6aをダク
ト4内に配置している。
【0045】この構成を採用することにより、ヒートシ
ンク5からヒートパイプ7を介して伝達された熱が、ヒ
ートシンク6を介してダクト4内に放出されるようにな
るため、先の第2実施形態の装置構成に比較して、ダク
ト4内の自然対流(特に上昇気流)を更に促進させるこ
とができる。
【0046】なお、本第6実施形態の特徴部分(放熱手
段の一部をダクト4内に面して配置する点)について
は、第2実施形態だけに限らず、第3実施形態及び第4
実施形態のいずれにも適用可能である。
【0047】図12は本発明に係る排熱装置の第7実施
形態を示す概略構成図である。この第7実施形態におい
ては、先の第2実施形態との比較において、ダクト4の
内部にファン13を設けた点に特徴がある。
【0048】ファン13は非常に小型の、例えば軸流フ
ァンである。このファン13は、ダクト4の一部に例え
ば開閉板を設けて、その内側面に装着し、この状態で開
閉板を閉じることにより、ダクト4内に収容される。ま
た、ファン13の排気方向は、ヒートシンク5からの熱
の供給でダクト4内に生じる空気流の方向(図の右から
左方向)に沿うように設定されている。
【0049】上記構成からなる排熱装置においては、ダ
クト4内に設けられたファン13が回転することによ
り、ダクト4内の対流が大幅に促進される。このとき、
ヒートシンク5から供給される熱によってダクト4内の
自然対流が促進されているため、ファン13を超低速で
回転させても、ダクト4内の対流を十分に促進すること
ができる。また、ファン13をダクト4内に設けている
ため、ファン13の排気騒音が外に漏れにくいうえに、
ファン13を超低速で回転させるだけで十分な排気効果
が得られる。これにより、ファン13を回転させたとき
の、消費電力の低減と排気騒音の低減を同時に図ること
ができる。
【0050】なお、上記第7実施形態においては、ダク
ト4の内部にファン13を設けるようにしたが、熱回収
手段であるヒートシンク5との組み合わせにより、ファ
ン13を超低速で回転させるだけでダクト4内の対流を
十分に促進させ、且つファン13の排気騒音を問題のな
いレベルまで低減できる場合は、図13に示すように、
ダクト4の排気口4aにファン13を設けるようにして
もよい。
【0051】上記図13に示す装置構成を採用した場合
は、ダクト4の排気口4aでファン13が回転すること
から、ダクト4内の対流が飛躍的に促進され、これによ
って格段に高い排熱効果が得られる。ただし、上記第7
実施形態に比較して、ファン13の排気騒音が外部に漏
れやすいため、装置の動作状態に応じてファン13の回
転を制御する必要がある。例えば、熱源部1からの排熱
が顕著になる装置稼働時には通常速度でファン13を回
転させ、熱源部1からの排熱が弱まる装置待機時には超
低速でファン13を回転させ、装置停止時にはファン1
3の回転を停止させる、などの制御を行う必要がある。
【0052】図14は本発明に係る排熱装置を備えた画
像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像
形成装置においては、熱を排出する熱源部として定着器
14を有している。また、熱により影響を受ける被対象
部として、各種の制御回路を構成する制御基板(プリン
ト配線基板等)15と、現像器16や感光体17を含む
画像形成ユニット18とを有している。
【0053】このうち、定着器14は、画像形成ユニッ
ト18で用紙に転写されたトナー像を、ローラを用いた
加熱,加圧作用により溶解して用紙上に定着(固定)さ
せるもので、その内部に熱源となるヒータ等を有してい
る。また、制御基板15には、熱に弱い電子部品や熱に
よって誤動作を起こす虞れのある電子部品を含めて、各
種の電子部品が搭載されている。一方、画像形成ユニッ
ト18の現像器16には、熱によって凝固しやすいトナ
ーが収容されている。現像器16のトナーが凝固する
と、現像ムラ等が発生するため、出力画像の品質劣化を
招く。また、図示はしないが、画像転写時に画像形成ユ
ニット18に残留したトナーをクリーリングするクリー
ナ部でもトナーを取り扱うため、熱影響を受ける被対象
部に含まれる。
【0054】こうした画像形成装置(例えば、電子写真
式の複写機,プリンタ等)に対して、本発明に係る排熱
装置、例えば先の第1実施形態のように熱回収手段とし
てのヒートシンク5を設けることにより、特にファン等
を用いなくても、ダクト4内の自然対流を十分に促進さ
せることができ、また先の第2実施形態のように放熱手
段としてのヒートシンク6と、熱伝達手段としてのヒー
トパイプ7を付加することにより、ヒートシンク5だけ
で回収しきれない熱を効率良く外部に放出することがで
きる。
【0055】これにより、定着器14から排出される熱
の影響が、制御基板15や現像器16などに及ぶことを
有効に防止することができるため、熱影響による誤動作
や出力画像の品質劣化等を回避することが可能となる。
その結果、画像形成装置の動作信頼性を向上させること
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の排熱装置に
よれば、熱源部から排出された熱が熱回収手段により回
収され、この回収された熱が、熱回収手段の持つ高い熱
伝導性をもってダクト内に供給されるため、ダクト内の
空気が効率良く暖められるようになる。これにより、特
にファン等を用いなくても、ダクト内に十分な温度差を
つけて自然対流を促進させ、これに伴う排熱効果によっ
て被対象部への熱影響を防止することが可能となる。
【0057】また、熱回収手段で回収された熱を熱伝達
手段により放熱手段に伝達する構成を付加することによ
り、熱源部から排出された熱を熱回収手段だけで回収し
きれなかった場合でも、その分の熱を熱源部とダクトの
近傍に滞留させることなく、熱源部から離れた位置に放
出させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の排熱装置の第1実施形態を示す概略
構成図である。
【図2】 本発明の排熱装置の第2実施形態を示す概略
構成図である。
【図3】 本発明の排熱装置の第3実施形態を示す概略
構成図である。
【図4】 本発明の排熱装置の第4実施形態を示す概略
構成図である。
【図5】 本発明の排熱装置の第3実施形態と第4実施
形態の組み合わせ例を示す概略構成図である。
【図6】 本発明の排熱装置の第5実施形態を示す概略
構成図である。
【図7】 図6のA矢視図である。
【図8】 本発明に係る放熱手段の変形例を示す概略構
成図である。
【図9】 本発明に係る熱伝達手段と放熱手段の取付状
態を示す平断面図である。
【図10】 本発明に係る放熱手段とサブダクトの変形
例を示す概略構成図である。
【図11】 本発明の排熱装置の第6実施形態を示す概
略構成図である。
【図12】 本発明の排熱装置の第7実施形態を示す概
略構成図である。
【図13】 ファンとの組み合わせ例を示す概略構成図
である。
【図14】 本発明に係る排熱装置を備えた画像形成装
置の構成例を示す概略図である。
【図15】 従来技術を説明する概略図である。
【図16】 従来技術における排熱の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…熱源部、2,3…被対象部、4…ダクト、4a…排
気口、4b,4c…吸気口、5…ヒートシンク(熱回収
手段)、6…ヒートシンク(放熱手段)、7…ヒートパ
イプ(熱伝達手段)、8…連通口、9…サブダクト、1
0…外郭カバー、13…ファン、14…定着器、15…
制御基板、16…現像器、17…感光体、18…画像形
成ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 BB08 BB19 BB27 BB33 2H027 JA11 JA17 JB14 JB15 JB17 JB23 JB30 JC06 ZA07 2H071 CA01 EA04 5E322 AA01 AA11 BA01 BA03 BB03 DB10 FA01 9A001 KZ42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱を排出する熱源部と熱による影響を受
    ける被対象部との間を通して設けられるとともに、その
    排気口が吸気口よりも高位に配置されたダクトと、 前記熱源部の近傍に設けられ、その一方が前記ダクト内
    に面し、その他方が前記熱源部に面して配置された高熱
    伝導性の熱回収手段とを備えたことを特徴とする排熱装
    置。
  2. 【請求項2】 前記熱源部から離れた位置に設けられた
    放熱手段と、 前記熱回収手段で回収された熱を前記放熱手段に伝達す
    る熱伝達手段とを具備することを特徴とする請求項1記
    載の排熱装置。
  3. 【請求項3】 前記ダクトの内部空間と前記熱源部の近
    傍空間とを連通させる連通口を、前記ダクトの経路中に
    設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の排熱
    装置。
  4. 【請求項4】 前記熱源部の近傍において、該熱源部を
    取り囲む状態で前記熱回収手段を配置してなることを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の排熱装置。
  5. 【請求項5】 前記放熱手段の近傍空間に空気流を形成
    するサブダクトを設けてなることを特徴とする請求項
    2、3又は4記載の排熱装置。
  6. 【請求項6】 前記放熱手段の一部を前記ダクトの内部
    空間に面して配置してなることを特徴とする請求項2、
    3又は4記載の排熱装置。
  7. 【請求項7】 前記ダクトの内部にファンを設けてなる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    排熱装置。
  8. 【請求項8】 前記熱源部が定着装置であり、前記被対
    象部が少なくとも現像器を含む画像形成ユニットであ
    る、請求項1〜7のいずれか1項に記載の排熱装置を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
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