JPH11174941A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11174941A JPH11174941A JP9345200A JP34520097A JPH11174941A JP H11174941 A JPH11174941 A JP H11174941A JP 9345200 A JP9345200 A JP 9345200A JP 34520097 A JP34520097 A JP 34520097A JP H11174941 A JPH11174941 A JP H11174941A
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- Japan
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- image forming
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- process module
- housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機内の排気を効率良く行うことによって、機
内の温度上昇を防止し、トナーブロッキング等による画
像欠陥をおこさない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成機構を有するプロセスモジュ−
ル10から排出される用紙のトナ−像を定着する定着器
20の近傍の空気は、開口部45を形成した用紙案内部
材43と、ハウジング50の開口部510から排出する
自然対流経路と、エア−発生手段90の稼働時に形成さ
れる空気流路70A,70B,70Cにより直接ハウジ
ング50外に排出されることにより、プロセスモジュ−
ル10側の温度の上昇を防止する。
内の温度上昇を防止し、トナーブロッキング等による画
像欠陥をおこさない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成機構を有するプロセスモジュ−
ル10から排出される用紙のトナ−像を定着する定着器
20の近傍の空気は、開口部45を形成した用紙案内部
材43と、ハウジング50の開口部510から排出する
自然対流経路と、エア−発生手段90の稼働時に形成さ
れる空気流路70A,70B,70Cにより直接ハウジ
ング50外に排出されることにより、プロセスモジュ−
ル10側の温度の上昇を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温・断熱・排熱
による機内温度の上昇を防止する排気機構を有する画像
形成装置に関する。
による機内温度の上昇を防止する排気機構を有する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種画像形成装置は、特許公報262
6031号公報、特開平5ー341677号公報に開示
されている。特許公報2626031号公報に開示され
ている発明は、プロセスモジュール近傍とファンを介し
て外部とを連通するダクトを定着器近傍を通過させて配
置させている。そして、ダクトを加熱することによりダ
クト内の自然対流を加速させ、待機時にFANをOFF
させてオゾン等の放電性生成物や熱気を外部に排出させ
ている。しかし、この構成は定着器近傍の熱を直接排気
する手段がないため、装置の稼働中にFANを動作させ
たとき、プロセスモジュール近傍のオゾンや放電性生成
物は機外に排出できるが、FAN吸引により吸入口から
プロセスモジュール側に定着器近傍の熱がまわりこみ、
FANがOFFしている待機時よりさらにプロセスモジ
ュール近傍の温度が上昇してしまうという問題があっ
た。さらに、定着器近傍の熱は待機時における自然対流
による空気移動に伴って、プロセスモジュール近傍の吸
入口方向に移動し、逆にプロセスモジュール近傍の温度
が上昇してしまう懸念もあった。また、排出口に配設す
るオゾンフィルターや吸入口近傍の構造物による通気抵
抗が大きく、FANを停止している待機時には自然対流
が発生しにくかった。その結果、プロセスモジュール近
傍の放電性生成物や熱気の機外への排出効果が小さくな
ってしまった。
6031号公報、特開平5ー341677号公報に開示
されている。特許公報2626031号公報に開示され
ている発明は、プロセスモジュール近傍とファンを介し
て外部とを連通するダクトを定着器近傍を通過させて配
置させている。そして、ダクトを加熱することによりダ
クト内の自然対流を加速させ、待機時にFANをOFF
させてオゾン等の放電性生成物や熱気を外部に排出させ
ている。しかし、この構成は定着器近傍の熱を直接排気
する手段がないため、装置の稼働中にFANを動作させ
たとき、プロセスモジュール近傍のオゾンや放電性生成
物は機外に排出できるが、FAN吸引により吸入口から
プロセスモジュール側に定着器近傍の熱がまわりこみ、
FANがOFFしている待機時よりさらにプロセスモジ
ュール近傍の温度が上昇してしまうという問題があっ
た。さらに、定着器近傍の熱は待機時における自然対流
による空気移動に伴って、プロセスモジュール近傍の吸
入口方向に移動し、逆にプロセスモジュール近傍の温度
が上昇してしまう懸念もあった。また、排出口に配設す
るオゾンフィルターや吸入口近傍の構造物による通気抵
抗が大きく、FANを停止している待機時には自然対流
が発生しにくかった。その結果、プロセスモジュール近
傍の放電性生成物や熱気の機外への排出効果が小さくな
ってしまった。
【0003】また、特開平5ー341677号公報に開
示されている発明は、定着器の熱をヒートパイプで移動
させる自然対流排熱手段を設け、自然対流で冷却する場
合とFAN排気による強制的な冷却を切り替える構成を
備えている。この装置においては切り替え装置等が必要
となり、コストが高くなってしまう不都合があった。
示されている発明は、定着器の熱をヒートパイプで移動
させる自然対流排熱手段を設け、自然対流で冷却する場
合とFAN排気による強制的な冷却を切り替える構成を
備えている。この装置においては切り替え装置等が必要
となり、コストが高くなってしまう不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、定
着器の下部に熱によりトナーブロッキングが発生するプ
ロセスモジュールが配設され、画像が定着された用紙が
上部に排出される構成の画像形成装置においても、機内
の排気を効率良く行うことによって、機内の温度上昇を
防止し、トナーブロッキング等による画像欠陥をおこさ
ない画像形成装置を提供するものである。
着器の下部に熱によりトナーブロッキングが発生するプ
ロセスモジュールが配設され、画像が定着された用紙が
上部に排出される構成の画像形成装置においても、機内
の排気を効率良く行うことによって、機内の温度上昇を
防止し、トナーブロッキング等による画像欠陥をおこさ
ない画像形成装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、画像形成機構を有するプロセスモジュールから排出
される用紙のトナー像を定着する定着器近傍の空気を、
開口部を形成した用紙案内部材と、ハウジングの開口部
から排出する自然対流経路と、エアー発生手段の稼働時
に形成される空気流路によりハウジング外に排出する構
成を具備する。
は、画像形成機構を有するプロセスモジュールから排出
される用紙のトナー像を定着する定着器近傍の空気を、
開口部を形成した用紙案内部材と、ハウジングの開口部
から排出する自然対流経路と、エアー発生手段の稼働時
に形成される空気流路によりハウジング外に排出する構
成を具備する。
【0006】この構成の画像形成装置は、定着器の用紙
排出側に配設する定着後の用紙を案内する用紙案内部材
の開口から定着器近傍の空気を通過させる自然対流経路
を形成する。そして、エアー発生手段を停止したとき
(待機時)は自然対流を加速させて、定着器近傍の熱を
排気し、プロセスモジュール側の温度上昇を防止する。
また、定着器の外郭で空気流路上に熱伝導性の高い放熱
器(ヒートシンク)を取り付け、煙突効果により定着器
近傍の熱を自然対流により装置の上部に移動させること
により、プロセスモジュール側の温度上昇をさらに防止
できる。画像形成実行時は、定着後の用紙で用紙搬送経
路の開口が塞がれることにより、定着器上部に閉空間が
形成され、定着時に用紙から発生する熱や水蒸気は空間
内に滞溜しているが、エアー発生手段を作動させて滯溜
する空気を効率よく排気する。
排出側に配設する定着後の用紙を案内する用紙案内部材
の開口から定着器近傍の空気を通過させる自然対流経路
を形成する。そして、エアー発生手段を停止したとき
(待機時)は自然対流を加速させて、定着器近傍の熱を
排気し、プロセスモジュール側の温度上昇を防止する。
また、定着器の外郭で空気流路上に熱伝導性の高い放熱
器(ヒートシンク)を取り付け、煙突効果により定着器
近傍の熱を自然対流により装置の上部に移動させること
により、プロセスモジュール側の温度上昇をさらに防止
できる。画像形成実行時は、定着後の用紙で用紙搬送経
路の開口が塞がれることにより、定着器上部に閉空間が
形成され、定着時に用紙から発生する熱や水蒸気は空間
内に滞溜しているが、エアー発生手段を作動させて滯溜
する空気を効率よく排気する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明する。図1は画像形成装置の機内温度上昇防止機構
を備えた部分の構成説明図、図2は放熱器配設部(図1
線A−A)の断面図、図3は定着器配設部のカバーを削
除した上面図、図4は斜視図である。画像形成装置1
は、像担持体として回転する感光体11、感光体11の
像を記録用紙に転写させる転写手段13等を配設する画
像形成部を備えたプロセスモジュール10と、プロセス
モジュール10の記録用紙の搬送下流側であって、プロ
セスモジュール10の上部に配設されるヒートロール2
1と加圧ロール23を有する定着器20を有し、ハウジ
ング50内に収納されている。
説明する。図1は画像形成装置の機内温度上昇防止機構
を備えた部分の構成説明図、図2は放熱器配設部(図1
線A−A)の断面図、図3は定着器配設部のカバーを削
除した上面図、図4は斜視図である。画像形成装置1
は、像担持体として回転する感光体11、感光体11の
像を記録用紙に転写させる転写手段13等を配設する画
像形成部を備えたプロセスモジュール10と、プロセス
モジュール10の記録用紙の搬送下流側であって、プロ
セスモジュール10の上部に配設されるヒートロール2
1と加圧ロール23を有する定着器20を有し、ハウジ
ング50内に収納されている。
【0008】熱源であるヒートロール21とトナーを収
納するプロセスモジュール10との間には、断熱部30
が介在されている。断熱部30は熱伝導性の低い断熱材
(ウレタンフォーム材等)が充填されて構成されてい
る。さらに、定着器20のヒートロール21、加圧ロー
ル23は断熱部30との境界部分に反射板25を介在さ
せている。反射板25は各ロール21,23における記
録用紙を挾持して定着を実行する定着実行個所を除いた
プロセスモジュール10配設側を囲周するように配設さ
れている。
納するプロセスモジュール10との間には、断熱部30
が介在されている。断熱部30は熱伝導性の低い断熱材
(ウレタンフォーム材等)が充填されて構成されてい
る。さらに、定着器20のヒートロール21、加圧ロー
ル23は断熱部30との境界部分に反射板25を介在さ
せている。反射板25は各ロール21,23における記
録用紙を挾持して定着を実行する定着実行個所を除いた
プロセスモジュール10配設側を囲周するように配設さ
れている。
【0009】定着器20で熱定着されて画像形成が完了
した記録用紙は、定着器20の上部に配設される用紙搬
送路40に案内されて下流側に進行し、ハウジング50
の開口部に配設されるイグジットロール60から外部に
排出される。用紙搬送路40は定着器20から搬送され
る記録用紙を受け入れる位置から排出部(イグジットロ
ール)60までの間に配設される、平行する2枚の案内
部材43により形成される。記録用紙の搬路を形成する
2枚の案内部材43は、その全面に開口45が穿孔され
ている。さらに、ハウジング50の用紙搬送路40に対
応する上部カバー51には開口510を形成している。
また、ハウジング50とプロセスモジュール10、定着
器20との間には、空気流路70が形成される。空気流
路70はプロセスモジュール10の上部から用紙搬送路
40に延びる空気の通路となる。
した記録用紙は、定着器20の上部に配設される用紙搬
送路40に案内されて下流側に進行し、ハウジング50
の開口部に配設されるイグジットロール60から外部に
排出される。用紙搬送路40は定着器20から搬送され
る記録用紙を受け入れる位置から排出部(イグジットロ
ール)60までの間に配設される、平行する2枚の案内
部材43により形成される。記録用紙の搬路を形成する
2枚の案内部材43は、その全面に開口45が穿孔され
ている。さらに、ハウジング50の用紙搬送路40に対
応する上部カバー51には開口510を形成している。
また、ハウジング50とプロセスモジュール10、定着
器20との間には、空気流路70が形成される。空気流
路70はプロセスモジュール10の上部から用紙搬送路
40に延びる空気の通路となる。
【0010】空気流路70は定着器20とハウジング5
0の側壁カバー53との間に形成される空気流路70A
と、空気流路70Aに連絡し、プロセスモジュール10
上部の断熱部30とプロセシモジュール上部カバー55
の間に形成される空気流路70Bと、空気流路70Aに
連結され、定着器20の上部から用紙搬送路40に形成
される空気流路70Cを備えている。
0の側壁カバー53との間に形成される空気流路70A
と、空気流路70Aに連絡し、プロセスモジュール10
上部の断熱部30とプロセシモジュール上部カバー55
の間に形成される空気流路70Bと、空気流路70Aに
連結され、定着器20の上部から用紙搬送路40に形成
される空気流路70Cを備えている。
【0011】空気流路70Aには、定着器20の外郭に
相当する位置に、放熱を加速させる熱伝導性の高い素材
よりなる放熱器(ヒートシンク)80を配設している。
放熱器80は、図2に示すように、定着器20の外郭2
3に配設される複数の放熱フィン83を有し、側壁カバ
ー53との間を流下する空気により放熱される構成とな
っている。空気流路70Aは装置の側壁カバー53と放
熱器80との間の狭い流路となっている。空気流路70
Bの機体側壁カバー57側の端部にはFAN(エアー発
生手段)90を配設している。FAN90を稼働させる
ことにより機内の空気を機外に排気する構成となってい
る。空気流路70Bはプロセスモジュール10上に位置
し、外気に連通した温度の低い部分となっている。
相当する位置に、放熱を加速させる熱伝導性の高い素材
よりなる放熱器(ヒートシンク)80を配設している。
放熱器80は、図2に示すように、定着器20の外郭2
3に配設される複数の放熱フィン83を有し、側壁カバ
ー53との間を流下する空気により放熱される構成とな
っている。空気流路70Aは装置の側壁カバー53と放
熱器80との間の狭い流路となっている。空気流路70
Bの機体側壁カバー57側の端部にはFAN(エアー発
生手段)90を配設している。FAN90を稼働させる
ことにより機内の空気を機外に排気する構成となってい
る。空気流路70Bはプロセスモジュール10上に位置
し、外気に連通した温度の低い部分となっている。
【0012】このように構成する画像形成装置の装置内
の空気は、FAN90を稼働させたとき、空気通路70
Cから空気流路70Aへ、さらに空気流路70Bへ空気
が流下する。FAN90を稼働させないとき、定着器2
0の熱で温められた空気流路70A、空気流路70Cの
空気は上昇して外装カバー50の上部カバー51の開口
部510から自然対流により排出される。
の空気は、FAN90を稼働させたとき、空気通路70
Cから空気流路70Aへ、さらに空気流路70Bへ空気
が流下する。FAN90を稼働させないとき、定着器2
0の熱で温められた空気流路70A、空気流路70Cの
空気は上昇して外装カバー50の上部カバー51の開口
部510から自然対流により排出される。
【0013】上記のような機内の空気の流動経路を形成
する排気機構を有する画像形成装置において、排気機構
は画像形成作業を実行しない待機時、FAN90は停止
させ、画像形成作業の実行中はFAN90を稼働させて
機内の空気を積極的に機外に排出する制御が行われてい
る。
する排気機構を有する画像形成装置において、排気機構
は画像形成作業を実行しない待機時、FAN90は停止
させ、画像形成作業の実行中はFAN90を稼働させて
機内の空気を積極的に機外に排出する制御が行われてい
る。
【0013】次に、排気機構の動作を図1、図5により
説明する。 待機時(図1参照) FAN90は停止させ、自然対流による放熱により、プ
ロセスモジュール側の機内温度上昇を防止する。定着器
20のヒートロール21で発生する熱のうち、プロセス
モジュール側への熱は反射板25、および熱伝導性の低
い断熱部材30により、熱移動が遮断されており、熱移
動量は少ない。定着器20の上部、プロセスモジュール
側の反対側は熱移動量が多くなり、温められた空気は空
気流路70Cを通って機内を上昇し、用紙搬送路40の
案内板43に穿孔される開口45を通過して上部カバー
51の開口部510から機外に放出される自然対流の経
路をとる。この空気の流れにより空気流路70B、空気
流路70Aの空気も移動する。空気流路70Bからの空
気は空気流路Aを通過途上、定着器20の外郭に配設す
る放熱器80のフイン83間で熱交換が行われ、定着器
20の放熱量を大きくしている。放熱器80とカバー5
3間の空気流路70Aを空気が流れることにより、放熱
器80表面からの熱伝達が促進される。
説明する。 待機時(図1参照) FAN90は停止させ、自然対流による放熱により、プ
ロセスモジュール側の機内温度上昇を防止する。定着器
20のヒートロール21で発生する熱のうち、プロセス
モジュール側への熱は反射板25、および熱伝導性の低
い断熱部材30により、熱移動が遮断されており、熱移
動量は少ない。定着器20の上部、プロセスモジュール
側の反対側は熱移動量が多くなり、温められた空気は空
気流路70Cを通って機内を上昇し、用紙搬送路40の
案内板43に穿孔される開口45を通過して上部カバー
51の開口部510から機外に放出される自然対流の経
路をとる。この空気の流れにより空気流路70B、空気
流路70Aの空気も移動する。空気流路70Bからの空
気は空気流路Aを通過途上、定着器20の外郭に配設す
る放熱器80のフイン83間で熱交換が行われ、定着器
20の放熱量を大きくしている。放熱器80とカバー5
3間の空気流路70Aを空気が流れることにより、放熱
器80表面からの熱伝達が促進される。
【0014】このように、画像形成装置内の空気は、温
度の低い空気流路70Bと空気流路の狭い空気流路70
Aと温度の高い空気流路70Cを連通させることによ
り、煙突効果により上部への自然対流が加速され、上部
カバー51の開口部510からの放熱量を増加させてい
る。
度の低い空気流路70Bと空気流路の狭い空気流路70
Aと温度の高い空気流路70Cを連通させることによ
り、煙突効果により上部への自然対流が加速され、上部
カバー51の開口部510からの放熱量を増加させてい
る。
【0015】コピー稼働中(図5参照) 画像形成作動時には、FAN90を動作させ、強制的な
空気の流れを起こし、定着器上部に移動した熱を機外に
排気する。FAN90を稼働させることにより、空気流
路70C、空気流路70A、空気流路70Bへと空気が
移動する。空気流路70Cにある加熱されている空気
は、空気流路の経路途中である空気流路70Aで放熱器
80による熱伝達が促進され、放熱性能が向上する。さ
らに、画像形成作動中は、空気流路70Cの用紙搬送路
40に定着済みの用紙Pが存在する。この用紙搬送40
に存在する用紙Pにより、用紙搬送部材43の開口45
が塞がれ、上部が用紙搬送路40で閉じられた空間であ
る空気流路70Cが形成される。そして、用紙搬送路4
0内に存在する定着済みの用紙Pから発生する熱や水蒸
気は空気流路70C内に放散する。この空気流路70C
内の定着後の用紙から発生する熱や水蒸気も効率よく空
気流路70A、70Bを通って、FAN90により機外
に排気する。このとき、空気流路70Cの上部は案内板
43の開口を用紙Pが塞いだ状態の案内板43により閉
じられた空間を形成しているので、少風量で排気処理が
可能となる。よって、FAN90の回転数の低減がで
き、騒音低減ともなる。
空気の流れを起こし、定着器上部に移動した熱を機外に
排気する。FAN90を稼働させることにより、空気流
路70C、空気流路70A、空気流路70Bへと空気が
移動する。空気流路70Cにある加熱されている空気
は、空気流路の経路途中である空気流路70Aで放熱器
80による熱伝達が促進され、放熱性能が向上する。さ
らに、画像形成作動中は、空気流路70Cの用紙搬送路
40に定着済みの用紙Pが存在する。この用紙搬送40
に存在する用紙Pにより、用紙搬送部材43の開口45
が塞がれ、上部が用紙搬送路40で閉じられた空間であ
る空気流路70Cが形成される。そして、用紙搬送路4
0内に存在する定着済みの用紙Pから発生する熱や水蒸
気は空気流路70C内に放散する。この空気流路70C
内の定着後の用紙から発生する熱や水蒸気も効率よく空
気流路70A、70Bを通って、FAN90により機外
に排気する。このとき、空気流路70Cの上部は案内板
43の開口を用紙Pが塞いだ状態の案内板43により閉
じられた空間を形成しているので、少風量で排気処理が
可能となる。よって、FAN90の回転数の低減がで
き、騒音低減ともなる。
【0016】以上説明したように、定着器の下部に熱に
よりトナーブロッキングが発生するプロセスモジュール
が配設されており、画像が定着された用紙が上部に排出
される画像形成装置において、定着器20の上部(定着
後の用紙搬送部)と機外排気用FAN90を連通する構
成とし、画像形成時にはフアン90を稼働させて定着器
20近傍の空気を直接排気させて機内の温度上昇を防止
している。さらに、定着後の用紙の搬送路40及び装置
カバー51に開口を設けることにより、待機時はフアン
90を停止させて自然対流を加速させ、定着器20近傍
の熱を排気し、プロセスモジュール10側の温度上昇を
防止している。
よりトナーブロッキングが発生するプロセスモジュール
が配設されており、画像が定着された用紙が上部に排出
される画像形成装置において、定着器20の上部(定着
後の用紙搬送部)と機外排気用FAN90を連通する構
成とし、画像形成時にはフアン90を稼働させて定着器
20近傍の空気を直接排気させて機内の温度上昇を防止
している。さらに、定着後の用紙の搬送路40及び装置
カバー51に開口を設けることにより、待機時はフアン
90を停止させて自然対流を加速させ、定着器20近傍
の熱を排気し、プロセスモジュール10側の温度上昇を
防止している。
【0017】また、プロセスモジュール10側の温度上
昇をさらに防止するために、定着器20のプロセスモジ
ュール10側は熱伝導性の低い部材による断熱材30を
充填してプロセスモジュール10側への熱の移動を遮断
し、さらに、定着器20の外郭で自然対流経路上に熱伝
導性の高い放熱器(ヒートシンク)80を取り付けて流
下する空気の放熱を加速させると共に、冷たい空気(空
気流路70B)から温められた空気(空気流路70C)
を連通させた煙突効果により、定着器近傍の熱を定着器
20の上部に移動させ、プロセスモジュール10側の温
度上昇を防止している。
昇をさらに防止するために、定着器20のプロセスモジ
ュール10側は熱伝導性の低い部材による断熱材30を
充填してプロセスモジュール10側への熱の移動を遮断
し、さらに、定着器20の外郭で自然対流経路上に熱伝
導性の高い放熱器(ヒートシンク)80を取り付けて流
下する空気の放熱を加速させると共に、冷たい空気(空
気流路70B)から温められた空気(空気流路70C)
を連通させた煙突効果により、定着器近傍の熱を定着器
20の上部に移動させ、プロセスモジュール10側の温
度上昇を防止している。
【0018】画像形成作動時は、定着後の用紙Pで用紙
搬送経路40の開口45が塞がれることにより、定着器
20上部に閉じた空間が形成され、この空間内に溜った
定着時に用紙から発生する熱や水蒸気がファン90に連
通した経路を経由して、効率よく排気される。排気経路
上にある放熱器80の熱伝達性能のUPで、定着器20
上部の放熱量が増加され、プロセスモジュール10側の
熱移動量を少なくすることにより、温度上昇も防止でき
る。排気に沢山の風量を必要としないのでFAN90の
回転数の低減ができ、騒音低減ともなる
搬送経路40の開口45が塞がれることにより、定着器
20上部に閉じた空間が形成され、この空間内に溜った
定着時に用紙から発生する熱や水蒸気がファン90に連
通した経路を経由して、効率よく排気される。排気経路
上にある放熱器80の熱伝達性能のUPで、定着器20
上部の放熱量が増加され、プロセスモジュール10側の
熱移動量を少なくすることにより、温度上昇も防止でき
る。排気に沢山の風量を必要としないのでFAN90の
回転数の低減ができ、騒音低減ともなる
【0019】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、待機時におい
て、定着器近傍の熱が用紙搬送路の開口、及びカバーの
開口部を通って放散される。しかも空気流路の上流が機
外に連通しているので、煙突効果による自然対流で効率
よく排気させることができるので、フアンを停止でき、
騒音が低減できる。また、稼働時も、用紙を開口部の遮
断手段として利用することにより、定着器の上部に閉じ
られた空間を形成し、定着後の用紙から発生する熱、水
蒸気を効率よく排気できる。また、少風量で排気処理が
可能となり、フアンの回転数の低減による騒音低減もで
きる。
て、定着器近傍の熱が用紙搬送路の開口、及びカバーの
開口部を通って放散される。しかも空気流路の上流が機
外に連通しているので、煙突効果による自然対流で効率
よく排気させることができるので、フアンを停止でき、
騒音が低減できる。また、稼働時も、用紙を開口部の遮
断手段として利用することにより、定着器の上部に閉じ
られた空間を形成し、定着後の用紙から発生する熱、水
蒸気を効率よく排気できる。また、少風量で排気処理が
可能となり、フアンの回転数の低減による騒音低減もで
きる。
【図1】 画像形成装置の定着器部分の構成説明図。
【図2】 放熱器配設部(図1線A−A)の断面図。
【図3】 定着器配設部のカバーを削除した上面図。
【図4】 画像形成装置の斜視図。
【図5】 エアー発生手段の稼働時の空気移動の説明
図。
図。
1 画像形成装置、 10 プロセスモジュール、 2
0 定着器、 30断熱部、 40 用紙搬送路、 4
3 搬送部材、 45 開口、 50 ハウジング、
51 上部カバー、 60 イグジットロール、 70
空気流路、80 放熱器、 90 エアー発生手段。
0 定着器、 30断熱部、 40 用紙搬送路、 4
3 搬送部材、 45 開口、 50 ハウジング、
51 上部カバー、 60 イグジットロール、 70
空気流路、80 放熱器、 90 エアー発生手段。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングと、画像形成機構を有するプ
ロセスモジュールと、プロセスモジュールから排出され
る用紙のトナー像を定着する定着器と、定着器で定着さ
れた用紙をハウジングの排出部に案内する開口部を形成
した用紙案内部材と、ハウジング内の空気をハウジング
外に排出するエアー発生手段とを備え、 ハウジングは用紙案内部材に対応する部分に設けられた
開口を有し、定着器近傍の空気は用紙案内部材の開口を
通過してハウジングの開口から排出する自然対流経路
と、エアー発生手段の稼働時に形成される空気流路によ
りハウジング外に排出されると共に、エアー発生手段は
画像形成実行時に稼働するよう構成されてなる画像形成
装置。 - 【請求項2】 定着器とプロセスモジュール間に熱伝導
性の低い部材による断熱部を形成すると共に、熱伝導性
の高い部材を前記空気流路に設けたことを特徴とする請
求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 画像形成実行時は前記用紙案内部材の開
口部は用紙により閉塞されて自然対流経路が閉鎖される
と共に、定着器と用紙案内部材との間には閉空間が形成
されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345200A JPH11174941A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345200A JPH11174941A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11174941A true JPH11174941A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18374983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9345200A Pending JPH11174941A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11174941A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005031155A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
JP2006243602A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Ricoh Co Ltd | 排熱構造および画像形成装置 |
US7110694B2 (en) * | 2003-05-23 | 2006-09-19 | Kyocera Mita Corporation | Structure for cooling the interior of an image forming apparatus |
JP2012247467A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
US8515331B2 (en) | 2005-06-20 | 2013-08-20 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and sheet processing apparatus |
KR101398899B1 (ko) * | 2007-06-29 | 2014-05-26 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치 |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP9345200A patent/JPH11174941A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7110694B2 (en) * | 2003-05-23 | 2006-09-19 | Kyocera Mita Corporation | Structure for cooling the interior of an image forming apparatus |
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US7630663B2 (en) | 2003-05-23 | 2009-12-08 | Kyocera Mita Corporation | Structure for cooling the interior of an image-forming apparatus |
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