JP2000214271A - 電子制御式電子機器、電子制御式機械時計および電子制御式電子機器の制御方法 - Google Patents
電子制御式電子機器、電子制御式機械時計および電子制御式電子機器の制御方法Info
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- JP2000214271A JP2000214271A JP11018675A JP1867599A JP2000214271A JP 2000214271 A JP2000214271 A JP 2000214271A JP 11018675 A JP11018675 A JP 11018675A JP 1867599 A JP1867599 A JP 1867599A JP 2000214271 A JP2000214271 A JP 2000214271A
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Abstract
た場合でも、持続時間を延長できる電子制御式電子機器
を提供すること。 【解決手段】 電子制御式電子機器は、ゼンマイ1aに
連結された輪列17により駆動されて電気的エネルギを
出力する発電機20と、発電機20からの電気的エネル
ギを蓄える蓄電装置22と、蓄電装置22から供給され
た電気的エネルギにより駆動されて発電機20の回転周
期を制御する回転制御装置50とを有する。回転制御装
置50に、付加電源用スイッチ65を介して付加電源装
置60を接続し、蓄電装置22の電圧が設定電圧を下回
った場合に前記スイッチ65を接続して付加電源装置6
0から回転制御装置50に電力を供給する。
Description
器、電子制御式機械時計およびその制御方法に関し、詳
しくは、機械的エネルギ源と、この機械的エネルギ源に
連結された輪列により駆動されるとともに誘起電力を発
生して電気的エネルギを出力する発電機と、当該発電機
から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装置と、こ
の蓄電装置から供給された電気的エネルギにより駆動さ
れて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装置とを
有する電子制御式電子機器、電子制御式機械時計および
その制御方法に関する。
とされるが、近年、回転錘、ゼンマイを駆動源とする発
電機、太陽電池等の発電機により発電した電力を、コン
デンサや二次電池等の蓄電装置に充電して駆動源とする
ことにより、電池交換を不要にするとともに取扱い性や
環境に配慮した時計が知られている。
ゼンマイによりロータを回転させて発電する発電機は、
太陽電池等のように、環境、場所、時間等に制約を受け
ることがなく、使用者がゼンマイを巻くことで常にかつ
確実に発電させることができる。
ては、例えば、電子制御式機械時計がある。電子制御式
機械時計は、ゼンマイが開放する時の機械的エネルギを
発電機で電気的エネルギに変換し、その電気的エネルギ
により回転制御装置を作動させて発電機のコイルに流れ
る電流値を制御することで、輪列に固定される指針を正
確に駆動して正確に時刻を表示するものである。この時
計では、発電機の発電波形を検出することによりロータ
の回転速度を求め、このロータ回転速度(位相)を、水
晶振動子からなる時間標準源からの基準信号の速度(位
相)と一致させるようにブレーキ制御することで、時計
の基本機能である正確な時刻の指示を実現している。
転による発電量と、ゼンマイの持続時間との関係で設定
される。すなわち、ロータの回転速度は、水晶振動子や
ロータの発電機を設定速度に制御するIC等からなる回
転制御装置を駆動するために必要な発電量を得る上で、
最低限必要な速度を越える必要がある。つまり、発電量
確保の観点では、ロータの回転速度はできるだけ早いほ
うが好ましい。
よって回転するため、ゼンマイの持続時間を長くするた
めには、ロータの回転速度はできるだけ低いことが好ま
しい。
転は、外部からの衝撃や外部磁界の影響によって一時的
に低下することがあり、ロータの回転設定速度を必要な
発電電力を得られる最低限に抑えると、一時的に必要な
電力を供給できなくなるおそれがある。このため、従来
は、発電電力にある程度の余裕を見て、ロータの回転速
度を8Hz程度に設定していた。
イの大きさもある程度制限があるため、ロータの回転速
度を8Hzと設定した場合には、ゼンマイのトルクが低
下して設定速度を下回るまでの持続時間は、約48時間
(約2日)程度であり、それ以上の持続時間を確保する
ことができなかった。
ンマイの大きさや性能を著しく向上できない現状では、
より一層持続時間を長くしたいという顧客の要望に応え
られないという問題があった。
マイやゴムなどの機械的エネルギ源によって回転制御さ
れる部分を有するオルゴールやメトロノーム、電気かみ
そりなどの各種電子制御式電子機器においても、持続時
間を延長したいという要望は常に生じていた。
的エネルギ源を用いた場合でも、持続時間を延長できる
電子制御式電子機器、電子制御式機械時計および電子制
御式電子機器の制御方法を提供することにある。
ギ源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により
駆動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギ
を出力する発電機と、当該発電機から出力された電気的
エネルギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給さ
れた電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転
周期を制御する回転制御装置とを有する電子制御式電子
機器であって、前記回転制御装置に対して付加電源用ス
イッチを介して接続され、回転制御装置に電気的エネル
ギを供給可能な付加電源装置と、前記蓄電装置の電圧を
検出し、検出電圧が設定電圧を下回った場合に前記付加
電源用スイッチを接続する電源制御装置と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
が低下して蓄電装置の電圧が設定電圧以下に低下した際
には、電源制御装置で付加電源用スイッチを制御するこ
とで付加電源装置から回転制御装置に電力が供給され
る。
響、さらには温度、湿度、機構部の摩耗や潤滑状況、電
子部品の性能のばらつき、長期使用に伴う劣化等によっ
て発電機の発電量や蓄電装置の蓄電性能が劣化し、回転
制御装置の駆動に必要な電力を供給できなくなっても、
付加電源装置から電力を供給して回転制御装置を駆動し
続けることができる。
機のロータの設定回転速度を高めに設定する必要が無
く、必要な発電量が得られる最低限に低下させることが
できる。これにより、従来8Hzで設定していた際に約
48時間(約2日)の持続時間であった電子機器を、例
えば4Hzの回転速度に設定して約96時間(約4日)
の持続時間にしたり、2Hzの回転速度に設定して約1
92時間(約8日)の持続時間にすることができ、電子
機器の持続時間を大幅に延長することができる。
源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により駆
動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギを
出力する発電機と、当該発電機から出力された電気的エ
ネルギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給され
た電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周
期を制御する回転制御装置とを有する電子制御式電子機
器であって、前記回転制御装置に対して付加電源用スイ
ッチを介して接続され、回転制御装置に電気的エネルギ
を供給可能な付加電源装置と、前記蓄電装置および付加
電源装置の各電圧を比較し、付加電源装置の電圧が蓄電
装置の電圧よりも大きい場合に前記付加電源用スイッチ
を接続する電源制御装置と、を備えたことを特徴とする
ものである。
電圧が低下して蓄電装置の電圧が付加電源装置の電圧よ
りも低下した際には、電源制御装置で付加電源用スイッ
チを制御することで付加電源装置から回転制御装置に電
力が供給される。
響等によって発電機の発電量や蓄電装置の蓄電性能が劣
化し、回転制御装置の駆動に必要な電力を供給できなく
なっても、付加電源装置から電力を供給して回転制御装
置を駆動し続けることができる。
機のロータの設定回転速度を高めに設定する必要が無
く、必要な発電量が得られる最低限に低下させることが
でき、電子機器の持続時間を大幅に延長することができ
る。
装置と回転制御装置との接続を断続可能な主電源用スイ
ッチを備え、前記電源制御装置は、前記付加電源用スイ
ッチが接続された際に、前記主電源用スイッチをオフす
るように構成されていてもよい。
源装置から電力が供給された際にオフされる主電源用ス
イッチを設ければ、付加電源装置の電力が蓄電装置側に
流れて消費されることがなく、回転制御装置に効率的に
電力を供給することができる。その上、蓄電装置の電力
が回転制御装置側で消費されなくなるため、発電機から
の発電電力を効率的に蓄電装置に蓄積でき、蓄電装置を
迅速に充電することができる。
スイッチおよび付加電源用スイッチの少なくとも一方が
常に接続されているように前記各スイッチを制御するこ
とを特徴とすることが好ましい。
がオンされる設定電圧と、主電源用スイッチがオフされ
る設定電圧とを異ならせたり、主電源用スイッチをオフ
するタイミングを付加電源用スイッチがオンされてから
所定時間経過後に設定すればよい。
電源装置に切り換える際に、蓄電装置および付加電源装
置の両方から回転制御装置に電流が供給されてから、蓄
電装置から回転制御装置への電力供給を止めることがで
き、回転制御装置に確実に連続して電力を供給し続ける
ことができる。
度に制御する必要がある電子制御式機械時計などにおい
て、回転制御装置が停止することを防止でき、高精度の
制御を維持できて、正確な時刻指示を実現できる。
度の回転制御が必要ない場合には、主電源用スイッチお
よび付加電源用スイッチの切り換えを同時に行ってもよ
い。
ー発電装置、熱発電装置、手巻き発電装置、外部電源充
電装置、浮遊電波発電装置のうちの少なくとも一つであ
ることが好ましい。さらに、前記付加電源装置は、付加
電源用蓄電装置を備えることが好ましい。
ないため、消費電力も小さくできる。このため、発電機
を駆動する機械的エネルギ源が駆動している間(例え
ば、4〜8日)、常時発電させておく必要がなく、一時
的な発電でも十分なため、ある程度、環境などに左右さ
れるソーラー発電装置、熱発電装置、浮遊電波発電装置
等でも十分に利用できる。また、手巻き発電装置を用い
れば、太陽や熱、電波などの外部環境に関係なく発電で
きる。さらに、家庭用コンセントなどから供給される商
用電源やカーバッテリーなどの外部電源からの電流を充
電して利用する外部電源充電装置を用いた場合でも、消
費電流が少ないために一時的な充電で利用可能であり、
常時コンセントに接続しておく必要がないため、取扱い
性が低下することがない。
電防止装置または昇圧回路の少なくとも一方が設けられ
ていることが好ましい。
装置を必要以上に充電させることがなく、コンデンサ等
からなる付加電源用蓄電装置の劣化を抑えることができ
る。さらに、昇圧回路が設けられていれば、付加電源用
蓄電装置を高い電圧で充電することができ、効果的に充
電することができる。
あってもよい。ボタン型電池や通常の乾電池などの一次
電池を用いた場合でも、その消費電力は発電機の発電電
力が低下した場合のみであるため、非常に小さくでき、
長期間交換することなく使用することができる。
源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により駆
動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギを
出力する発電機と、当該発電機から出力された電気的エ
ネルギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給され
た電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周
期を制御する回転制御装置と、前記蓄電装置に並列に接
続された付加電源装置とを有するとともに、前記発電機
の起電力による充電のみでは前記蓄電装置が前記回転制
御装置を駆動することができない場合に、付加電源装置
から供給される電気的エネルギをも利用して前記回転制
御装置を駆動することを特徴とする電子制御式電子機器
である。
電圧が低下して蓄電装置が回転制御装置を駆動すること
ができない場合に、付加電源装置から供給される電力を
利用して回転制御装置を駆動し続けることができる。
機のロータの設定回転速度を高めに設定する必要が無
く、必要な発電量が得られる最低限に低下させることが
でき、電子機器の持続時間を大幅に延長することができ
る。
り、前記発電手段が蓄電装置と並列に接続していること
が好ましい。なお、発電手段としては、例えば、ソーラ
ー発電装置、熱発電装置等の各種の発電手段が利用でき
る。
等の発電手段が蓄電装置と並列に接続されているため、
例えば、発電機の起電圧が低下し、ソーラー等の発電手
段の起電圧のほうが蓄電装置の充電電圧を上回ると、発
電手段から蓄電装置に充電電流が流れ、その電流を用い
て回転制御装置を駆動することができ、電子機器の持続
時間を延長できる。
記発電手段の起電力を蓄電する付加電源用蓄電装置とを
有し、付加電源用蓄電装置が蓄電装置に並列に接続して
いるものでもよい。この場合、ソーラー発電装置等の発
電手段で発電された電力は、付加電源用蓄電装置に蓄電
される。そして、例えば、発電機の起電圧が低下し、付
加電源用蓄電装置の充電電圧のほうが蓄電装置の充電電
圧を上回ると、付加電源用蓄電装置から蓄電装置に充電
電流が流れ、その電流を用いて回転制御装置を駆動する
ことができ、電子機器の持続時間を延長できる。
発電手段は常時発電している必要が無く、発電手段の種
類による環境、場所、時間等の制約を軽減できる。例え
ば、発電手段がソーラー発電装置であれば、光が照射さ
れていない状態では発電できないが、光が照射されてい
た際の起電力を付加電源用蓄電装置に蓄えておくことが
できるため、夜間等の光が照射されていない状態でも付
加電源用蓄電装置から蓄電装置に充電電流を流すことが
できる。
間には、逆流防止手段が接続されていることが好まし
い。ダイオードなどの逆流防止手段が設けられていれ
ば、蓄電装置から付加電源装置への逆流を防止すること
ができ、別途スイッチ等を設ける必要がないため、回路
構成を簡易にできてコストも低減できる。
械的エネルギ源に連結された輪列により駆動されるとと
もに誘起電力を発生して電気的エネルギを出力する発電
機と、当該発電機から出力された電気的エネルギを蓄え
る蓄電装置と、この蓄電装置から供給された電気的エネ
ルギにより駆動されて前記発電機の回転周期を制御する
回転制御装置とを有するとともに、前記蓄電装置に対し
てリミットスイッチおよびダイオード等の逆流防止手段
を介して付加電源装置を並列に接続して電子制御式電子
機器を構成すればよい。
ネルギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘
起電力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、
当該発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電
装置と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギに
より駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制
御装置とを有するとともに、前記蓄電装置に対してダイ
オード等の逆流防止手段を介して付加電源用蓄電装置お
よび発電手段を有する付加電源装置を並列に接続して電
子制御式電子機器を構成してもよい。この際、発電手段
は、付加電源用蓄電装置にリミットスイッチおよび逆流
防止手段を介して接続すればよい。
ギ源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により
駆動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギ
を出力する発電機と、この発電機の発電量を検出する発
電検出装置と、前記発電機から出力された電気的エネル
ギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給された電
気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期を
制御する回転制御装置と、前記回転制御装置に対して付
加電源用スイッチを介して接続される付加電源装置とを
有するとともに、前記発電検出装置で検出された発電機
の発電量が設定値よりも大きい場合に付加電源用スイッ
チを切断し、発電検出装置で検出された発電機の発電量
が設定値以下の場合に付加電源用スイッチを接続する電
源制御装置を備えることを特徴とする電子制御式電子機
器である。
起電力が設定電圧以上であるか否かを検出することなど
で、発電機の発電量を発電検出装置で検出し、その発電
量が低下した場合には、付加電源用スイッチを接続して
付加電源装置から充電電流を蓄電装置に流し、回転制御
装置を駆動する。発電機の発電量を直接検出して付加電
源用スイッチを制御しているので、発電機の発電量の低
下を迅速にかつ正確に検出でき、蓄電装置によって回転
制御装置の駆動ができなくなる前に、確実に付加発電装
置からの充電電流によって回転制御装置を駆動し続ける
ことができる。
置や、オルゴールまたはメトロノームであることが好ま
しい。これらによれば、持続時間が長くかつ正確に回転
制御される計時装置やオルゴールまたはメトロノームを
提供することができる。
は、前記電子制御式電子機器と、この電子機器で調速制
御される指針とを備えることを特徴とする。
高精度でかつ持続時間の長い時計を提供できる。このた
め、例えば、従来であれば2日に1度、ゼンマイを巻き
上げる等の機械的エネルギ源にエネルギを入力する操作
を行っていたものが、4日や8日に一度程度の頻度にす
ることができ、電子制御式機械時計の取り扱いが容易に
なる。
ギ源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により
駆動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギ
を出力する発電機と、当該発電機から出力された電気的
エネルギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給さ
れた電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転
周期を制御する回転制御装置とを有する電子制御式電子
機器の制御方法であって、前記回転制御装置に対して付
加電源用スイッチを介して接続されて回転制御装置に電
気的エネルギを供給可能な付加電源装置を設け、前記蓄
電装置の電圧を検出し、検出電圧が設定電圧を下回った
場合に前記付加電源用スイッチを接続して付加電源装置
から前記回転制御装置に電気的エネルギを供給すること
を特徴とする。
ギ源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により
駆動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギ
を出力する発電機と、当該発電機から出力された電気的
エネルギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給さ
れた電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転
周期を制御する回転制御装置とを有する電子制御式電子
機器の制御方法であって、前記回転制御装置に対して付
加電源用スイッチを介して接続されて回転制御装置に電
気的エネルギを供給可能な付加電源装置を設け、前記蓄
電装置および付加電源装置の各電圧を比較し、付加電源
装置の電圧が蓄電装置の電圧よりも大きい場合に前記付
加電源用スイッチを接続して付加電源装置から前記回転
制御装置に電気的エネルギを供給することを特徴とす
る。
電圧が設定電圧よりも小さくなったり、付加電源装置の
電圧よりも低くなった際には、付加電源装置から回転制
御装置に電気的エネルギを供給できるため、発電機の発
電量や蓄電装置の蓄電性能が劣化して回転制御装置の駆
動に必要な電力を供給できなくなっても、付加電源装置
から電力を供給して回転制御装置を駆動し続けることが
できる。
機のロータの設定回転速度を高めに設定する必要が無
く、必要な発電量が得られる最低限に低下させることが
でき、電子機器の持続時間を大幅に延長することができ
る。
接続を断続可能な主電源用スイッチを設け、記付加電源
用スイッチが接続された際に、前記主電源用スイッチを
オフすることが好ましい。
源装置の電力が蓄電装置側に流れて消費されることがな
く、回転制御装置に効率的に電力を供給することができ
る。その上、蓄電装置の電力が回転制御装置側で消費さ
れなくなるため、発電機からの発電電力を効率的に蓄電
装置に蓄積でき、蓄電装置を迅速に充電することができ
る。
源用スイッチの一方をオフする際には、他方のスイッチ
が接続されている状態で一方のスイッチをオフすること
が好ましい。
加電源装置の少なくとも一方は、回転制御装置に常に接
続されているため、回転制御装置に確実に連続して電力
を供給し続けることができる。このため、特に、発電機
の回転速度を高精度に制御する必要がある電子制御式機
械時計などにおいて、回転制御装置が停止することを防
止でき、高精度の制御を維持できて、正確な時刻指示を
実現できる。
ギ源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により
駆動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギ
を出力する発電機と、当該発電機から出力された電気的
エネルギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給さ
れた電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転
周期を制御する回転制御装置とを有する電子制御式電子
機器の制御方法であって、前記蓄電装置に対して並列に
接続された付加電源装置を設け、前記発電機の起電力に
よる充電のみでは前記蓄電装置が前記回転制御装置を駆
動することができない場合に、付加電源装置から前記蓄
電装置に電気的エネルギを供給して前記回転制御装置を
駆動することを特徴とするものである。
電圧が小さくなって回転制御装置を作動できなくなって
も、付加電源装置から供給される電気的エネルギで回転
制御装置を駆動し続けることができる。このため、発電
量に余裕がでるように発電機のロータの設定回転速度を
高めに設定する必要が無く、必要な発電量が得られる最
低限に低下させることができ、電子機器の持続時間を大
幅に延長することができる。
ギ源と、この機械的エネルギ源に連結された輪列により
駆動されるとともに誘起電力を発生して電気的エネルギ
を出力する発電機と、当該発電機から出力された電気的
エネルギを蓄える蓄電装置と、この蓄電装置から供給さ
れた電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転
周期を制御する回転制御装置とを有する電子制御式電子
機器の制御方法であって、前記蓄電装置に対して並列に
接続された付加電源装置を設け、前記蓄電装置の充電電
圧が前記付加電源装置から供給される電気的エネルギの
電圧よりも小さい場合には、付加電源装置から蓄電装置
に電気的エネルギを供給して前記回転制御装置を駆動
し、前記蓄電装置の充電電圧が前記付加電源装置から供
給される電気的エネルギの電圧よりも大きい場合には、
蓄電装置からの電気的エネルギで前記回転制御装置を駆
動することを特徴とするものである。
電圧が付加電源装置の電圧よりも低くなると、付加電源
装置から蓄電装置に電気的エネルギを供給して前記回転
制御装置を駆動し続けることができる。このため、発電
量に余裕がでるように発電機のロータの設定回転速度を
高めに設定する必要が無く、必要な発電量が得られる最
低限に低下させることができ、電子機器の持続時間を大
幅に延長することができる。
も低くなった時点で、付加電源装置から電気的エネルギ
が供給されるため、蓄電装置の電圧が非常に低下する前
に付加電源装置から電気的エネルギを供給でき、回転制
御装置を確実に駆動し続けることができる。
ネルギが供給されるわけではないため、付加電源装置の
電気的エネルギの消費量を最小限に抑えることができ
る。
に基づいて説明する。
の要部を示す平面図であり、図2及び図3はその断面図
である。
箱歯車1b、香箱真1c及び香箱蓋1dからなる香箱車
1を備えている。ゼンマイ1aは、外端が香箱歯車1
b、内端が香箱真1cに固定されている。香箱真1c
は、地板2と輪列受3に支持され、角穴車4と一体で回
転するように角穴ネジ5により固定されている。
計方向には回転しないように、こはぜ6と噛み合ってい
る。なお、角穴車4を時計方向に回転しゼンマイ1aを
巻く方法は、機械時計の自動巻または手巻機構と同様で
あるため、説明を省略する。
8、四番車9、五番車10、六番車11からなる増速輪
列17を介して増速されて調速機20と伝達される。
が、筒かな7aには分針13が、四番車9には秒針14
がそれぞれ固定されている。つまり、分針13、秒針1
4等の指針18は、増速輪列17に結合されて輪列17
の回転に伴い駆動される。
およびコイルからなる電磁ブレーキ式の調速機であり、
具体的にはロータ12、ステータ15、コイルブロック
16を備えて構成されている。
かな12b、ロータ慣性円板12cから構成される。ロ
ータ慣性円板12cは、香箱車1からの駆動トルク変動
に対しロータ12の回転数変動を少なくするためのもの
である。
6cが一体とされた磁心16aに1万ターンのコイル1
6bを巻線したものである。ステータ15は、磁心16
aの一部で構成されるステータ16cにロータ12を挟
んで対向する側に配置され、ネジ21でコイルブロック
16の他端および地板2に固定されている。
16aに一体のステータ16cはPCパーマロイ等で構
成されている。また、コイル16bは、出力電圧の変動
を検出することでロータ12の回転数を検出するように
構成されている。
計の構成を示すブロック図が示されている。
としてのゼンマイ1aと、ゼンマイ1aのトルクを発電
機20に伝達する増速輪列(番車)17と、増速輪列1
7に連結されて時刻表示を行う時刻表示装置である指針
18とを備えている。
マイ1aによって駆動され、誘起電力を発生して電気的
エネルギを供給する。この発電機20からの交流出力
は、整流回路105を通して昇圧、整流され、第1のコ
ンデンサ(蓄電装置)22に充電供給される。
に示すように、ブレーキ回路120が組み込まれてい
る。
発電された交流信号(交流電流)が入力される第1の交
流入力端子MG1に接続された第1のスイッチ121
と、前記交流信号が入力される第2の交流入力端子MG
2に接続された第2のスイッチ122とを有し、これら
のスイッチ121,122を同時にオンすることによ
り、第1、第2の交流入力端子MG1,MG2を短絡さ
せてショートブレーキを掛けるようになっている。
端子MG2にゲートが接続されたPchの第1の電界効
果型トランジスタ(FET)126と、後述する制御回
路56からのチョッパ信号(チョッパパルス)P1がゲ
ートに入力される第2の電界効果型トランジスタ127
とが並列に接続されて構成されている。
流入力端子MG1にゲートが接続されたPchの第3の
電界効果型トランジスタ(FET)128と、制御回路
56からのチョッパ信号(チョッパパルス)P1がゲー
トに入力される第4の電界効果型トランジスタ129と
が並列に接続されて構成されている。
コンデンサ123、ダイオード124,125、第1の
スイッチ121、第2のスイッチ122を備えて倍電圧
整流回路105(図4では整流回路105)が構成され
ている。なお、ダイオード124,125としては、一
方向に電流を流す一方向性素子であればよく、その種類
は問わない。特に、電子制御式機械時計では、発電機2
0の起電圧が小さいため、ダイオード125としては降
下電圧Vfが小さいショットキーバリアダイオードを用
いることが好ましい。また、ダイオード124として
は、逆リーク電流が小さいシリコンダイオードを用いる
ことが好ましい。
直流信号は、整流回路105の第1の直流出力端子10
6および第2の直流出力端子107を通してコンデンサ
22に充電される。
2から供給される電力によって駆動される電子回路であ
る回転制御装置50により制御されている。この回転制
御装置50は、図4に示すように、発振回路51、ロー
タの回転検出回路53およびブレーキの制御回路56を
備えて構成されている。
動子51Aを用いて発振信号(32768Hz)を出力
し、この発振信号は、14段のフリップフロップからな
る図示しない分周回路によってある一定周期まで分周さ
れる。この分周回路の13,14段目の出力は、4Hz
や2Hzの基準信号fsとして制御回路56に出力され
ている。
れた波形整形回路とモノマルチバイブレータとを有して
構成され、発電機20から出力される発電波形からロー
タの回転速度を検出するようになっている。波形整形回
路は、正弦波を矩形波に変換するものであり、アンプ、
コンパレータ等で構成されている。モノマルチバイブレ
ータは、ある周期以下のパルスだけを通過させるバンド
パス・フィルターとして機能し、ノイズを除去した回転
検出信号FG1を制御回路56へ出力する。
プダウンカウンタ57と前述したチョッパ信号を発生す
るチョッパ信号発生部58と、図示しない同期回路とを
備えている。
回路53の回転検出信号FG1に基づくアップカウント
信号と、分周回路からの基準信号fsに基づくダウンカ
ウント信号とが同期回路を介してそれぞれ入力され、基
準信号fsおよび回転検出信号FG1の計数と、その差
の算出とが同時に行えるようになっている。
信号発生部58への出力は、例えば、アップカウント信
号およびダウンカウント信号の計数値に基づくカウント
値が所定の値以上の場合にHレベル信号となり、カウン
ト値が所定の値未満の場合にLレベル信号となるように
構成されている。なお、カウント値は、例えば、アップ
カウント信号が入力されると増加し、ダウンカウント信
号が入力されると減少する。
出力(1024Hz)や6段目の出力(512Hz)の
信号等を利用して、回転検出信号FG1を基準信号fs
(4Hzや2Hz)に同期させるとともに、これらの各
信号パルスが重なって出力されないように調整してい
る。
力を利用してチョッパ信号P1を出力するように構成さ
れ、出力されたチョッパ信号P1は、図5に示すよう
に、スイッチ121,122の各トランジスタ127,
129のゲートにそれぞれ入力されている。
出力されると、スイッチ121,122はオン状態に維
持され、発電機20がショートされてブレーキが掛か
る。一方、出力P1からHレベル信号が出力されると、
スイッチ121,122はオフ状態に維持され、発電機
20にはブレーキが加わらない。従って、出力P1から
のチョッパ信号によって発電機20をチョッパリング制
御することができ、このチョッパ信号を出力するチョッ
パ信号発生部58を含む回転制御装置50によって12
1,122を断続してチョッパリングする制御装置が構
成されている。
に対し、図4および図5に示すように、蓄電装置である
コンデンサ(第1蓄電装置)22と、電圧検出回路32
と、付加電源装置60とが並列に接続されている。
圧に応じてトランジスタからなる付加電源用スイッチ6
5をオン・オフ制御する電源制御装置として機能するも
のであり、コンパレータ35を備えている。コンパレー
タ35は、コンデンサ22から入力された電圧を検出
し、その検出値VSSV’が予め設定した設定値Vre
fを越えた場合にスイッチ65をオフする信号(Hレベ
ル信号)を出力し、検出値VSSV’が設定値Vref
以下の場合にスイッチ65をオンする信号(Lレベル信
号)を出力するように構成されている。
22の電圧VSSVを分圧してコンパレータ35に入力
させるための二つの分圧用抵抗器321,322と、分
圧用抵抗器321,322に対するコンデンサ22から
の電気的エネルギの供給を遮断する抵抗器スイッチ32
3と、コンデンサ22からコンパレータ35への電気的
エネルギの供給を遮断するコンパレータスイッチ324
と、抵抗器スイッチ323およびコンパレータスイッチ
324を一定間隔でオンさせる駆動装置325とが設け
られている。
ンサ22の電圧VSSVを分圧用抵抗器321,322
により抵抗分割し、この抵抗分割された電圧VSSV’
をコンパレータ35で検出して設定値Vrefと比較
し、その結果に基づいてスイッチ65のオン・オフ制御
を行う。
てコンパレータ35に入力するため、コンパレータ35
の設定値Vrefは、予め設定したコンデンサ22のリ
ミット電圧を分圧した値とされる。例えば、分圧用抵抗
器321の抵抗値を1MΩ、分圧用抵抗器322の抵抗
値を800kΩとしてコンデンサ22の電圧を10:8
に分圧する場合、コンデンサ22の電圧が1.8Vを越
えないようにそのリミット電圧を1.8Vとすると、コ
ンパレータ35の設定値Vrefは1.0Vとなる。
繰り返すように設定され、これにより、コンデンサ22
から分圧用抵抗器321,322およびコンパレータ3
5への電気的エネルギの供給は、一定間隔で同時に行わ
れるようになっている。このため、コンパレータ35は
駆動・停止を交互に繰り返すようになる。
タ35と、付加電源装置60のスイッチ65との間に
は、コンパレータ35の出力を保持するラッチ36が設
けられている。ラッチ36は、コンパレータ35の出力
を保持するものであり、コンデンサ22の出力により常
時連続的に駆動され、これにより、コンパレータ35の
作動が停止しても、停止直前の出力状態を次の出力まで
保持できるようになっている。
段)である太陽電池(セル)61と、太陽電池61によ
る過充電を制御する過充電防止回路であるリミッタスイ
ッチ62と、太陽電池61で発電した電力を蓄える付加
電源用蓄電装置(第2蓄電装置)であるコンデンサ63
と、逆流防止用ダイオード64とを備えて構成されてい
る。そして、この付加電源装置60には、前記コンデン
サ63からの供給電流のオン、オフ制御を行う前記付加
電源用スイッチ65が接続されている。
63に限らず、二次電池等を用いてもよい。
ローチャートをも参照して説明する。
6においては、回転検出回路53から出力された回転検
出信号FG1に基づくアップカウント信号と、分周回路
から出力された基準信号fsに基づくダウンカウント信
号とが、アップダウンカウンタ57に入力されてカウン
トされる。この際、同期回路は、各信号がカウンタに同
時に入力されないように出力調整を行う。
ト信号が入力されてカウント値が所定の値以上になる
と、チョッパ信号発生部58への出力がHレベル信号と
なる。一方、ダウンカウント信号が入力されてカウント
値が所定の値を下回ると、出力はLレベル信号となる。
づき、チョッパ信号発生部58は、分周回路の出力を利
用して出力P1を出力する。
イッチ121,122への出力P1は、アップダウンカ
ウンタ57からLレベル信号が出力されている場合は、
デューティ比(スイッチ121,122をオンしている
比率)の小さなチョッパ信号、つまり、Hレベル信号
(ブレーキオフ時間)が長くかつLレベル信号(ブレー
キオン時間)が短いチョッパ信号となる。従って、基準
周期におけるブレーキオン時間が短くなり、発電機20
に対しては、ほとんどブレーキが掛けられない、つまり
発電電力を優先したブレーキオフ制御が行われる。
ベル信号が出力されている場合、チョッパ信号発生部5
8の出力P1は、デューティ比の大きなチョッパ信号、
つまり、Lレベル信号(ブレーキオン時間)が長くかつ
Hレベル信号(ブレーキオフ時間)が短いチョッパ信号
となる。従って、基準周期におけるブレーキオン時間が
長くなり、発電機20に対してはブレーキオン制御が行
われるが、一定周期でブレーキがオフされるためにチョ
ッパリング制御が行われ、発電電力の低下を抑えつつ制
動トルクを向上することができる。
うにして発電機20で発電した電荷をコンデンサ22に
充電している。
性が「−」で第2の交流入力端子MG2の極性が「+」
の時には、第1の電界効果型トランジスタ(FET)1
26がオフされ、第3の電界効果型トランジスタ(FE
T)128がオンされる。このため、発電機20で発生
した誘起電圧の電荷は、図5に示す「→→」の回
路によって例えば0.1μFのコンデンサ123に充電
されるとともに、「→→→→→→」の回
路によって例えば10μFのコンデンサ22に充電され
る。
「+」で第2の交流入力端子MG2の極性が「−」に切
り替わると、第1の電界効果型トランジスタ(FET)
126がオンされ、第3の電界効果型トランジスタ(F
ET)128がオフされる。このため、図5に示す「コ
ンデンサ123→→→→→→→→コンデ
ンサ123→→」の回路によって、発電機20で発
生した誘起電圧と、コンデンサ123の充電電圧とが加
えられた電圧でコンデンサ22が充電される。
ルスにより発電機20の両端が短絡して開放されると、
発電機20のコイルの両端に高電圧が誘起され、この高
い充電電圧によって蓄電装置(コンデンサ)22を充電
できるので、充電効率が向上する。
2からは、磁束の変化に応じた交流波形が出力される。
このとき、発電機20の出力信号に応じて周波数は一定
でかつデューティ比の異なるチョッパ信号P1がスイッ
チ121,122に適宜印加され、アップダウンカウン
タ57の出力がHレベル信号を出力した時、つまりブレ
ーキオン制御時には、各チョッパサイクル内におけるシ
ョートブレーキ時間が長くなってブレーキ量が増えて発
電機20は減速される。そして、ブレーキが掛かる分、
発電量も低下するが、このショートブレーキ時に蓄えら
れたエネルギーを、チョッパ信号によりスイッチ12
1,122をオフした際に出力してチョッパ昇圧するこ
とができるため、ショートブレーキ時の発電量低下を補
うことができ、発電電力の低下を抑えながら、制動トル
クを増加することができる。
Lレベル信号を出力した際、つまりブレーキオフ制御時
には、各チョッパサイクル内におけるショートブレーキ
時間が短くなってブレーキ量が減って発電機20は増速
される。この際も、チョッパ信号によりスイッチ12
1,122をオンからオフした際にチョッパ昇圧するこ
とができるので、まったくブレーキを掛けずに制御した
場合に比べても発電電力を向上させることができる。
流出力は、倍電圧整流回路105によって昇圧、整流さ
れてコンデンサ22に充電され、このコンデンサ22か
らの出力により回転制御装置50が駆動される。
装置325により抵抗器スイッチ323およびコンパレ
ータスイッチ324が一定間隔でオンされ、これによ
り、コンデンサ22から分圧用抵抗器321,322お
よびコンパレータ35に電気的エネルギが一定間隔で間
欠的に供給される。
ンされると、コンデンサ22の電圧VSSVが分圧用抵
抗器321,322により抵抗分割されてコンパレータ
35に入力され、図7のフローチャートにも示すよう
に、コンデンサ22の電圧VSSVに対応した電圧VS
SV’が検出される(ステップ1、以下ステップを
「S」と略す)。
SV’と設定値Vrefとを比較する(S2)。
fを越えている場合、つまり、コンデンサ22の電圧が
制御回路等のICを駆動可能な電圧に維持されている場
合には、付加電源装置60から電力を供給する必要がな
いため、付加電源用スイッチ65はオフに維持される
(S3)。具体的には、コンパレータ35の出力はハイ
レベルとなり、このHレベル信号はラッチ36で保持さ
れて付加電源用スイッチ65に入力され、スイッチ65
はオフ状態に維持される。
Vrefよりも小さい場合、つまり、コンデンサ22の
電圧が設定電圧よりも小さい場合、コンパレータ35の
出力はLレベルとなり、スイッチ65はオン状態とされ
る(S4)。
置60からICなどに電力が供給されるため、制御回路
56等を停止させることなく、作動させ続けることがで
きる。
圧用抵抗器321,322への電力供給は、駆動装置3
25による抵抗器スイッチ323およびコンパレータス
イッチ324のスイッチングにより一定間隔で行われる
ため、図7の処理(S1〜S4)つまりはコンパレータ
35からスイッチ65への出力は一定間隔で行われる。
このとき、コンパレータ35の出力が停止された状態、
つまり、コンパレータ35への電力供給が遮断された状
態では、停止直前の出力がラッチ36により保持され
て、次の入力があるまでスイッチ65の状態が維持され
る。
パレータスイッチ324を2秒間隔でオンさせた場合、
電圧検出(サンプリング,図7のS1)は、各スイッチ
323,324がオンされる2秒毎に行われ、これによ
るスイッチ65のオン・オフ状態は、各スイッチ32
3,324がオフされる、つまりサンプリングが中断さ
れる2秒間維持される。そして、次のサンプリング時に
コンパレータ35からオン・オフの指示が新たに入力さ
れると、直前の指示はクリアされて新たな指示に基づい
てスイッチ65のオン・オフが切り替えられる。
22の電圧が設定電圧よりも低下した場合には、付加電
源装置60からの電力をIC(回転制御装置50)側に
供給してICが停止しないように制御している。
な効果がある。
0および付加電源用スイッチ65を設けたので、発電機
20の発電電圧が低下してコンデンサ22の電圧が設定
電圧以下に低下した際には、電源制御装置である電圧検
出回路32で付加電源用スイッチ65を接続して付加電
源装置60から回転制御装置50に電力を供給できる。
すなわち、外部からの衝撃や外部磁界の影響、さらには
温度、湿度、機構部の摩耗や潤滑状況、電子部品の性能
のばらつき、長期使用に伴う劣化等によって発電機20
の発電量や蓄電装置22の蓄電性能が劣化し、回転制御
装置50の駆動に必要な電力を供給できなくなっても、
付加電源装置60から電力を供給して回転制御装置50
を駆動し続けることができる。
機20のロータの設定回転速度を高めに設定する必要が
無く、必要な発電量が得られる最低限に低下させること
ができる。これにより、従来8Hzで設定していた際に
約48時間の持続時間であった電子機器を、ゼンマイ1
a等の機械的エネルギ源を代えることなく、例えば4H
zの回転速度に設定して約96時間の持続時間にした
り、2Hzの回転速度に設定して約192時間の持続時
間にすることができる。従って、電子制御式機械時計
(電子機器)の持続時間を大幅に延長することができ、
使い勝手のよい電子制御式機械時計にすることができ
る。
の出力により駆動され、別途電圧検出回路用の駆動源を
設けなくてもよいため、構造を簡略化できる。
するように構成されているので、常時駆動させるよりも
電圧検出回路32の消費電流を削減できるから、コンデ
ンサ22の充電効率を向上させることができる。
タ35の出力を保持させるためのラッチ36が設けられ
ているので、電圧検出回路32が停止している間もコン
パレータ35によるスイッチ65の制御状態を維持でき
るから、スイッチ65のオン・オフ制御を高精度に効率
よく行える。
ンパレータ35の電圧を分圧する分圧用抵抗器321,
322が設けられ、コンパレータ35は、分圧用抵抗器
321,322により抵抗分割された電圧VSSV’を
検出して設定値Vrefと比較するので、コンパレータ
35の種類に応じて分圧用抵抗器321,322の抵抗
値を変えることにより、コンパレータ35への入力電圧
を調整できるから、既存の各種コンパレータを採用でき
る。
G1,MG2にゲートが接続された第1,3の電界効果
型トランジスタ126,128を用いて整流制御を行っ
ているので、コンパレータ等を用いる必要が無く、構成
が簡単になって部品点数を少なくでき、かつコンパレー
タの消費電力による充電効率の低下も防止できる。さら
に、発電機20の端子電圧(交流入力端子MG1,MG
2の電圧)を利用して電界効果型トランジスタ126,
128のオン、オフを制御しているので、発電機20の
端子の極性に同期して各電界効果型トランジスタ12
6,128を制御することができ、整流効率を向上する
ことができる。
の電界効果型トランジスタ127,129を各トランジ
スタ126,128に並列に接続することで、チョッパ
リング制御を独立して行うことができ、かつ構成も簡易
にできる。従って、構成が簡易で、発電機20の極性に
同期し、かつ昇圧しながらチョッパ整流を行える倍電圧
整流回路105を提供することができる。
23を用いた昇圧に加えて、チョッパリングによる昇圧
を行うことができるので、整流回路105の直流出力電
圧つまりコンデンサ22への充電電圧を高めることがで
きる。
ーティ比の異なる2種類のチョッパ信号を用いて行って
いるので、充電電圧(発電電圧)を低下させることなく
ブレーキ(制動トルク)を大きくすることができる。特
に、ブレーキオン時にはデューティ比の大きなチョッパ
信号を用いて制御しているので、充電電圧の低下を抑え
ながら制動トルクを大きくすることができ、システムの
安定性を維持しながら、効率的なブレーキ制御を行うこ
とができることから、電子制御式機械時計の持続時間も
長くすることができる。
ィ比の小さなチョッパ信号によりチョッパ制御している
ので、ブレーキをオフしている間の充電電圧をより向上
することができる。
いているので、太陽光線や各種電灯の光などを当てるこ
とで付加電源装置60のコンデンサ63を充電すること
ができ、容易に付加電源装置60を作動させることがで
きる。特に、コンデンサ63から回転制御装置50へは
常時電力を供給する必要が無く、消費電力が小さいた
め、コンデンサ63の充電頻度も少なくでき、容易に取
り扱うことができる。
に常時接続されているので、付加電源用スイッチ65が
接続されて付加電源装置60に切り換えられた際も、回
転制御装置50を駆動し続けることができ、時計のよう
な高精度の制御が必要な電子機器にも適用することがで
きる。
る。なお、本実施形態において、前述の実施形態と同一
もしくは同様の構成部分には、同一符号を付し、説明を
省略あるいは簡略する。
図が示されている。
に加えて、コンデンサ22から制御回路への電力供給を
制御する主電源用スイッチ70が新たに追加されてい
る。
源用スイッチ65と共に、コンパレータ35の出力に応
じて各スイッチ65,70を制御する(一方のスイッチ
をオンにする場合には、他方のスイッチをオフにする)
ロジック回路で構成された電源制御装置である制御回路
71によってコントロールされている。
形態と同じく、図9にも示すように、各スイッチ32
3,324がオンされると、コンデンサ22の電圧VS
SVが分圧用抵抗器321,322により抵抗分割され
てコンパレータ35に入力され、コンデンサ22の電圧
VSSVに対応した電圧VSSV’が検出される(S1
1)。
出し、その検出値VSSV’と設定値Vrefとを比較
する(S12)。
fを越えている場合、コンパレータ35の出力はHレベ
ル信号となる。すると、まず主電源用スイッチ70がオ
ン(主電源用スイッチ70がオンされていた場合には、
その状態を維持)される(S13)。そして、予め設定
された時間経過後に、付加電源用スイッチ65がオフ
(スイッチ65がオフされていた場合にはその状態を維
持)される(S14)。
源となるコンデンサ22から電力が供給され、付加電源
装置60からは電力は供給されない。
Vref以下の場合、つまり、コンデンサ22の電圧が
設定電圧よりも小さい場合、コンパレータ35の出力は
Hレベルとなる。すると、まず付加電源用スイッチ65
がオン(付加電源用スイッチ65がオンされていた場合
には、その状態を維持)される(S15)。そして、僅
かな時間後に、主電源用スイッチ70がオフ(主電源用
スイッチ70がオフされていた場合にはその状態を維
持)される(S16)。
60から電力が供給され、主電源であるコンデンサ22
からは電力が供給されない。
第1実施形態の(1)〜(11)に記載の効果を奏するこ
とができる。
他に、主電源用スイッチ70を設け、付加電源用スイッ
チ65がオンされて付加電源装置60から電力が供給さ
れている間は、コンデンサ22から電力が供給されない
ようにしたので、コンデンサ22の電圧が低下して電力
供給が付加電源装置60側に切り替わった際に、発電機
20の電力を回転制御装置50側に供給することなくコ
ンデンサ22の充電に利用できるため、コンデンサ22
の充電を効率よくかつ短時間で行うことができる。
ンデンサ22側に流れて消費されることがないため、回
転制御装置50に付加電源装置60から効率的に電力を
供給することができる。
5,70の切り換えタイミングをずらしているので、各
スイッチ65,70の両方が同時にオフとなることがな
く、常に一方のスイッチ65,70を接続させているの
で、回転制御装置50への電力供給を確実に維持するこ
とができる。このため、回転制御装置50を駆動し続け
ることができるため、時計のように高精度の制御が必要
な電子機器にも適用することができる。
る。なお、本実施形態においても、前述の各実施形態と
同一もしくは同様の構成部分には、同一符号を付し、説
明を省略あるいは簡略する。
成を示すブロック図が示され、図11にはその回路図が
示され、図12にはフローチャートが示されている。
加電源用スイッチ65の制御を、コンデンサ22の電圧
と設定電圧とを比較して行っていたのに対し、付加電源
装置60の電圧と比較して行っている点が異なる。
あるコンデンサ22の電圧と、付加電源装置60に設け
られた第2蓄電装置(付加電源用蓄電装置)であるコン
デンサ63の電圧とを比較し、付加電源用スイッチ65
を制御する電源制御装置としても機能するコンパレータ
(電圧比較回路)80が設けられている。
圧とコンデンサ63の電圧とを比較し(S31)、コン
デンサ22の電圧がコンデンサ63の電圧以上であれ
ば、付加電源用スイッチ65をオフし、主電源であるコ
ンデンサ22のみで回転制御装置50を駆動する(S3
2)。
63の電圧よりも小さければ、付加電源用スイッチ65
をオンし、付加電源であるコンデンサ63を用いて回転
制御装置50を駆動する(S33)。
の電圧が付加電源装置60よりも低下した場合には、付
加電源装置60から回転制御装置50に電力が供給され
る。
ッチ62を適宜設けてもよい。また、付加発電機61の
起電圧を昇圧する昇圧回路67を、設けても良い。この
昇圧回路67は、例えば、先ず複数のコンデンサを並列
接続して付加発電機61の起電力を各コンデンサに充電
した後に、各複数のコンデンサを直列接続するようにト
ランジスタ等のスイッチング素子を適宜にコントロール
することにより昇圧する。又、付加発電機61の起電圧
の高低により、昇圧率を可変しても良い。従って、昇圧
回路によって、付加発電機61の発電力が小さくても第
2蓄電装置に蓄電できるものである。
第1実施形態の(1)〜(11)に記載の効果を奏するこ
とができる。
装置60との電圧を比較し、電圧が高いほうから電力を
供給しているので、回転制御装置50に対しては供給可
能な電源の中で最も高い電圧を供給することができ、回
転制御装置50を安定して駆動させることができる。
た際に、各コンデンサ22,63が接続されるが、これ
らの各コンデンサ22,63は、電位差が小さい状態で
接続されるため、一方のコンデンサの電位が大幅に低下
することが確実に防止することができる。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は、本発明に含まれるものである。
用スイッチ65のみを設けていたが、第2実施形態と同
様に、主電源用スイッチ70を設け、時間差等で各電源
を切り換え可能に構成してもよい。
スイッチ65および主電源用スイッチ70が同時に切断
されないように、タイマーなどによって一方のスイッチ
65,70がオンされてから一定時間経過後に他方のス
イッチ65,70をオフするようにしていたが、例え
ば、発電機20の回転速度や発電量などが第1設定値に
なったら一方のスイッチをオンし、第2設定値になった
ら他方のスイッチをオフするように設定することで、各
スイッチ65,70が同時に切断されないように制御し
てもよい。
する必要がない場合には、各スイッチ65,70を同時
にオン、オフしてもよい。
2の構成としては、前記実施形態のものに限らない。例
えば、前記実施形態の駆動装置325、抵抗器スイッチ
323およびコンパレータスイッチ324を省略して、
スイッチ65のオン・オフ制御を連続的に行うようにし
てもよい。この場合、コンパレータ35の出力を保持さ
せるラッチ36は省略してもよい。
2をコンデンサ22の出力により駆動させるようにした
が、コンデンサ22とは別にボタン電池等の他の電源を
設けて、この電源の出力により駆動させるようにしても
よい。
に限らない。例えば、前記各実施形態では、付加発電機
として太陽電池61を用いていたが、アンテナ、コイル
およびコンデンサを備えた同調回路によって構成され、
浮遊電波をアンテナで受信し、コイルおよびコンデンサ
で発電して所定電圧の電力を発電する浮遊電波発電装置
や、p型とn型の半導体の一端を結合し、他端を分枝端
として、これらの各端部間で温度差を与えると電流が発
生するゼーベック効果等を利用して発電する熱発電素子
等を用いてもよい。
である発電機20と同様に、ゼンマイ、ゴム、スプリン
グ、重錘等からなる機械的エネルギ貯蔵手段と、この機
械的エネルギ貯蔵手段に機械的エネルギを入力する、手
巻き、位置エネルギ、気圧変化、風力、波力、水力、温
度差等の機械的エネルギ入力手段とを備える発電機を用
いてもよい。
源やカーバッテリなどから第2蓄電装置63を充電する
外部充電式の付加発電装置を用いてもよい。要するに、
付加電源装置としては、回転制御装置50に電力を供給
できるものであればよく、その具体的な構成は実施にあ
たって適宜設定すればよい。
すように、ボタン型の酸化銀電池、リチウム電池、固体
電解質電池等の様々な種類の一次電池66によって構成
されるものでもよい。このような一次電池66を用いた
場合でも、その消費電力はコンデンサ22の電圧が低下
した場合のみであって非常に小さいため、長期間交換す
ることなく利用することができる。
ッチ65を設けて、付加電源装置60からは必要時のみ
に電力を供給するように構成していたが、付加電源用ス
イッチ65を設けずに、付加電源装置60からも常時コ
ンデンサ22に充電できるように構成してもよい。
置(発電手段)である太陽電池(ソーラー発電装置)6
1を、過充電防止用のリミッタスイッチ62を介して蓄
電装置であるコンデンサ22に並列に接続してもよい。
22との間には、リミッタスイッチ62が接続(オン)
された際に、コンデンサ22の充電電流がリミッタスイ
ッチ62を介して放電しないように、逆流防止用のダイ
オード64が設けられている。
サ22からの電力で回転制御装置50を駆動し、この回
転制御装置50によって調速・整流回路105を介して
発電機20の回転を制御する。そして、発電機20の起
電圧が低下するなどして、コンデンサ22の蓄電電圧が
太陽電池(ソーラー発電装置)61の起電圧よりも低く
なると、太陽電池61からコンデンサ22に充電電流が
流れ、この太陽電池61からの電力とコンデンサ22か
らの電力とを利用して回転制御装置50が駆動される。
ると、リミッタスイッチ62が接続されて太陽電池61
からコンデンサ22への充電が停止されるが、この際、
ダイオード64が設けられていることによって、コンデ
ンサ22からリミッタスイッチ62を介して放電される
ことが防止されている。
である太陽電池61をコンデンサ22に並列に接続した
ので、発電機20の発電電圧が低下してコンデンサ22
の電圧が太陽電池61の起電圧以下に低下した際には、
太陽電池61からの起電力を利用して回転制御装置50
を駆動することができる。このため、発電量に余裕がで
るように発電機20のロータの設定回転速度を高めに設
定する必要が無く、必要な発電量が得られる最低限に低
下させることができ、電子制御式機械時計(電子機器)
の持続時間を大幅に延長することができ、使い勝手のよ
い電子制御式機械時計にすることができる。
ているので、前記実施形態のような付加電源用スイッチ
65やこのスイッチ65を制御する電圧検出回路32等
を設ける必要がないため、部品点数を少なくでき、コス
トも低減できる。
構成としては、図15に示すように、太陽電池61およ
び第2蓄電装置63を備える付加電源装置を用いてもよ
い。この際、付加電源装置の第2蓄電装置(コンデン
サ)63は、放電防止用ダイオード68を介してコンデ
ンサ22に並列に接続されている。
ンデンサ22からの電力で回転制御装置50を駆動し、
調速・整流回路105を介して発電機20の回転を制御
する。また、太陽電池61の発電電力は、第2蓄電装置
(コンデンサ)63に蓄電される。
どして、コンデンサ22の充電電圧が第2蓄電装置63
の充電電圧よりも低くなると、図15の点線に示すよう
に、第2蓄電装置63からコンデンサ22に電流が流
れ、その電流をも利用して回転制御装置50が駆動され
る。
電装置63の充電電圧よりも高い場合には、放電防止用
ダイオード68が設けられていることによって、コンデ
ンサ22から第2蓄電装置63つまり図15の点線とは
逆方向には、電流が流れない。従って、放電防止用ダイ
オード68はスイッチに近い機能をはたしている。
3への過充電が発生すると、リミッタスイッチ62が接
続されて太陽電池61から第2蓄電装置63への充電が
停止されるが、この際、ダイオード64によって第2蓄
電装置63からリミッタスイッチ62を介して放電され
ることが防止されている。
である第2蓄電装置63をコンデンサ22に並列に接続
したので、発電機20の発電電圧が低下してコンデンサ
22の電圧が第2蓄電装置63の充電電圧以下に低下し
た際には、第2蓄電装置63からの電力を利用して回転
制御装置50を駆動することができる。このため、発電
量に余裕がでるように発電機20のロータの設定回転速
度を高めに設定する必要が無く、必要な発電量が得られ
る最低限に低下させることができ、電子制御式機械時計
(電子機器)の持続時間を大幅に延長することができ、
使い勝手のよい電子制御式機械時計にすることができ
る。
ので、付加電源用スイッチ65やこのスイッチ65を制
御する電圧検出回路32等を設ける必要がなく、その
分、部品点数を少なくでき、コストも低減できる。
太陽電池61は常時発電している必要が無い。従って、
太陽電池61に光が照射されていた際の起電力を第2蓄
電装置63に蓄えておくことができるため、夜間等の太
陽電池61に光が照射されていない状態でも第2蓄電装
置63からコンデンサ22に充電電流を流すことがで
き、取り扱いの容易な電子機器にすることができる。
2の充電電圧を検出し、その電圧に応じて付加電源用ス
イッチ65を制御していたが、図16に示すように、発
電機20の発電量、例えば起電圧や電流を検出し、その
発電量に応じてスイッチ65を制御してもよい。
ンサ22の充電電圧が設定電圧以上であるか否かを電圧
検出回路32で検出し、スイッチ65のオン、オフを制
御していたが、発電機20の起電圧などを検出する発電
検出装置90を設け、この発電検出装置90で検出され
た発電機20の起電圧が設定電圧(この設定電圧は、一
般に知られている基準電圧源の設定電圧とする場合、又
は第2蓄電装置63の端子電圧とする場合、あるいは付
加発電機61の起電圧とする場合等、種々に設定する設
定電圧がありうる。)以下であれば、電源制御装置であ
る制御回路91によってスイッチ65を接続(オン)
し、付加電源装置60の第2蓄電装置63から電流を供
給可能にする。また、発電機20の起電圧が設定電圧よ
りも大きければ、制御回路91でスイッチ65を遮断
(オフ)して付加電源装置60の第2蓄電装置63から
電流を供給できないようにし、コンデンサ22の充電電
流のみで回転制御装置50を駆動する。
の効果を奏することができる。その上、コンデンサ22
の電圧ではなく、発電機20の起電圧等を直接検出して
いるので、発電機20の発電能力の低下を迅速に検出す
ることができ、発電機20の起電圧が回転制御装置50
を駆動できない電圧まで低下する前に、スイッチ65を
早めに接続して、回転制御装置50を確実に駆動し続け
ることができる。
は、第1の直流出力端子106をコンデンサ22のVD
D側に設定していたが、第1の直流出力端子をコンデン
サ22のVSS側(「−」側)に設定し、第1、2のス
イッチ121,122もコンデンサ123、ダイオード
124等と入れ替えて、コンデンサ22のVSS側(第
1の直流出力端子側)に配置してもよい。この場合は、
各スイッチ121,122のトランジスタ126〜12
9をNchタイプに変更し、発電機20の2つの交流入
力端子MG1,MG2と、第1の直流出力端子とされた
コンデンサ22のVSS側との間に挿入すればよい。こ
の場合、発電機20のマイナス側の端子に接続されたス
イッチ121,122をオンし続け、プラス側の端子に
接続されたスイッチ121,122を断続するように回
路を構成すればよい。
波数の異なる2種類のチョッパ信号を用いてブレーキ制
御していたが、デューティ比や周波数の異なる3種類以
上のチョッパ信号を用いてもよい。
号の周波数は、実施にあたって適宜設定すればよいが、
例えば前記実施形態においては、50Hz(発電機20
のロータの回転周波数の5倍)程度以上あれば、充電電
圧を一定値以上に維持しながら、ブレーキ性能を向上で
きる。また、チョッパ信号のデューティ比も実施にあた
って適宜設定すればよい。
は、前記実施形態の4Hzや2Hzに限らず、ゼンマイ
1aのトルクや必要な持続時間などを考慮して適宜設定
すればよい。
0、制御回路56、チョッパ信号発生部58等の具体的
な構成は前記実施形態に限らない。特に、整流回路10
5としては、チョッパ昇圧を利用した前記実施形態の構
成に限らず、例えば複数のコンデンサを設け、その接続
を切り換えることで昇圧する昇圧回路等を組み込んで構
成してもよく、発電機や整流回路を組み込む電子制御式
機械時計の種類等に応じて適宜設定すればよい。
子制御式機械時計に適用するものに限らず、置き時計、
クロック等の各種時計、携帯型時計、携帯型の血圧計、
携帯電話機、ページャ、万歩計、電卓、携帯用パーソナ
ルコンピュータ、電子手帳、携帯ラジオ、オルゴール、
メトロノーム、電気かみそり等にも適用することができ
る。
合には、前記第1実施形態における輪列17の歯車で、
回転円板や回転ドラム(シリンダ)を回転させ、この回
転ドラムなどに植設されたピンで振動板を弾いて音を発
生させるようにすればよい。この場合も、時計の針と同
様に回転ドラムなどを一定速度で回転させることがで
き、かつ長時間作動させ続けることができるため、正確
な演奏を長時間行うことができる。
合にも、輪列の歯車にメトロノーム音発信車を付け、そ
の車の回転により、メトロノーム音片を弾いて周期的な
メトロノーム音を発音させるようにすればよい。なお、
メトロノームは、各種のテンポに対応した音を発生させ
る必要があるが、この場合には、水晶振動子51Aの分
周段を変えて発振回路51からの基準信号の周期を可変
することで対応すればよい。
式電子機器、電子制御式機械時計および電子制御式電子
機器の制御方法によれば、従来と同様な性能の機械的エ
ネルギ源を用いた場合でも、持続時間を延長できるとい
う効果がある。
時計の要部を示す平面図である。
図である。
ある。
る。
ある。
図である。
である。
る。
る。
る。
Claims (22)
- 【請求項1】 機械的エネルギ源と、この機械的エネル
ギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起電
力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、当該
発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装置
と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギにより
駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装
置とを有する電子制御式電子機器であって、 前記回転制御装置に対して付加電源用スイッチを介して
接続され、回転制御装置に電気的エネルギを供給可能な
付加電源装置と、 前記蓄電装置の電圧を検出し、検出電圧が設定電圧を下
回った場合に前記付加電源用スイッチを接続する電源制
御装置と、 を備えたことを特徴とする電子制御式電子機器。 - 【請求項2】 機械的エネルギ源と、この機械的エネル
ギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起電
力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、当該
発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装置
と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギにより
駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装
置とを有する電子制御式電子機器であって、 前記回転制御装置に対して付加電源用スイッチを介して
接続され、回転制御装置に電気的エネルギを供給可能な
付加電源装置と、 前記蓄電装置および付加電源装置の各電圧を比較し、付
加電源装置の電圧が蓄電装置の電圧よりも大きい場合に
前記付加電源用スイッチを接続する電源制御装置と、 を備えたことを特徴とする電子制御式電子機器。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子制
御式電子機器において、 前記蓄電装置と回転制御装置との接続を断続可能な主電
源用スイッチを備え、 前記電源制御装置は、前記付加電源用スイッチが接続さ
れた際に、前記主電源用スイッチをオフすることを特徴
とする電子制御式電子機器。 - 【請求項4】 請求項3に記載の電子制御式電子機器に
おいて、 前記電源制御装置は、前記主電源用スイッチおよび付加
電源用スイッチの少なくとも一方が常に接続されている
ように前記各スイッチを制御することを特徴とする電子
制御式電子機器。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電子制
御式電子機器において、 前記付加電源装置は、ソーラー発電装置、熱発電装置、
手巻き発電装置、外部電源充電装置、浮遊電波発電装置
のうちの少なくとも一つであることを特徴とする電子制
御式電子機器。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の電子制
御式電子機器において、 前記付加電源装置は、付加電源用蓄電装置を備えること
を特徴とする電子制御式電子機器。 - 【請求項7】 請求項6に記載の電子制御式電子機器に
おいて、 前記付加電源用蓄電装置には、過充電防止装置または昇
圧回路の少なくとも一方が設けられていることを特徴と
する電子制御式電子機器。 - 【請求項8】 請求項1〜4のいずれかに記載の電子制
御式電子機器において、 前記付加電源装置は、一次電池であることを特徴とする
電子制御式電子機器。 - 【請求項9】 機械的エネルギ源と、この機械的エネル
ギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起電
力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、当該
発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装置
と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギにより
駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装
置と、前記蓄電装置に並列に接続された付加電源装置と
を有するとともに、 前記発電機の起電力による充電のみでは前記蓄電装置が
前記回転制御装置を駆動することができない場合に、付
加電源装置から供給される電気的エネルギをも利用して
前記回転制御装置を駆動することを特徴とする電子制御
式電子機器。 - 【請求項10】 請求項9に記載の電子制御式電子機器
において、 前記付加電源装置は発電手段であり、前記発電手段が蓄
電装置と並列に接続していることを特徴とする電子制御
式電子機器。 - 【請求項11】 請求項9に記載の電子制御式電子機器
において、 前記付加電源装置は、発電手段と前記発電手段の起電力
を蓄電する付加電源用蓄電装置とを有し、付加電源用蓄
電装置が蓄電装置に並列に接続していることを特徴とす
る電子制御式電子機器。 - 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかに記載の電
子制御式電子機器において、 前記蓄電装置と付加電源装置との間には、逆流防止手段
が接続されていることを特徴とする電子制御式電子機
器。 - 【請求項13】 機械的エネルギ源と、この機械的エネ
ルギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起
電力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、こ
の発電機の発電量を検出する発電検出装置と、前記発電
機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装置と、
この蓄電装置から供給された電気的エネルギにより駆動
されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装置
と、前記回転制御装置に対して付加電源用スイッチを介
して接続される付加電源装置とを有するとともに、 前記発電検出装置で検出された発電機の発電量が設定値
よりも大きい場合に付加電源用スイッチを切断し、発電
検出装置で検出された発電機の発電量が設定値以下の場
合に付加電源用スイッチを接続する電源制御装置を備え
ることを特徴とする電子制御式電子機器。 - 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の電
子制御式電子機器は、計時装置であることを特徴とする
電子制御式電子機器。 - 【請求項15】 請求項1〜13のいずれかに記載の電
子制御式電子機器は、オルゴールまたはメトロノームで
あることを特徴とする電子制御式電子機器。 - 【請求項16】 請求項1〜13のいずれかに記載の電
子制御式電子機器と、この電子機器で調速制御される指
針とを備えることを特徴とする電子制御式機械時計。 - 【請求項17】 機械的エネルギ源と、この機械的エネ
ルギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起
電力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、当
該発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装
置と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギによ
り駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御
装置とを有する電子制御式電子機器の制御方法であっ
て、 前記回転制御装置に対して付加電源用スイッチを介して
接続されて回転制御装置に電気的エネルギを供給可能な
付加電源装置を設け、 前記蓄電装置の電圧を検出し、検出電圧が設定電圧を下
回った場合に前記付加電源用スイッチを接続して付加電
源装置から前記回転制御装置に電気的エネルギを供給す
ることを特徴とする電子制御式電子機器の制御方法。 - 【請求項18】 機械的エネルギ源と、この機械的エネ
ルギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起
電力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、当
該発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装
置と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギによ
り駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御
装置とを有する電子制御式電子機器の制御方法であっ
て、 前記回転制御装置に対して付加電源用スイッチを介して
接続されて回転制御装置に電気的エネルギを供給可能な
付加電源装置を設け、 前記蓄電装置および付加電源装置の各電圧を比較し、付
加電源装置の電圧が蓄電装置の電圧よりも大きい場合に
前記付加電源用スイッチを接続して付加電源装置から前
記回転制御装置に電気的エネルギを供給することを特徴
とする電子制御式電子機器の制御方法。 - 【請求項19】 請求項17または請求項18に記載の
電子制御式電子機器の制御方法において、 前記蓄電装置と回転制御装置との接続を断続可能な主電
源用スイッチを設け、 記付加電源用スイッチが接続された際に、前記主電源用
スイッチをオフすることを特徴とする電子制御式電子機
器の制御方法。 - 【請求項20】 請求項19に記載の電子制御式電子機
器の制御方法において、 前記主電源用スイッチおよび付加電源用スイッチの一方
をオフする際には、他方のスイッチが接続されている状
態で一方のスイッチをオフすることを特徴とする電子制
御式電子機器の制御方法。 - 【請求項21】 機械的エネルギ源と、この機械的エネ
ルギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起
電力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、当
該発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装
置と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギによ
り駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御
装置とを有する電子制御式電子機器の制御方法であっ
て、 前記蓄電装置に対して並列に接続された付加電源装置を
設け、 前記発電機の起電力による充電のみでは前記蓄電装置が
前記回転制御装置を駆動することができない場合に、付
加電源装置から前記蓄電装置に電気的エネルギを供給し
て前記回転制御装置を駆動することを特徴とする電子制
御式電子機器の制御方法。 - 【請求項22】 機械的エネルギ源と、この機械的エネ
ルギ源に連結された輪列により駆動されるとともに誘起
電力を発生して電気的エネルギを出力する発電機と、当
該発電機から出力された電気的エネルギを蓄える蓄電装
置と、この蓄電装置から供給された電気的エネルギによ
り駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御
装置とを有する電子制御式電子機器の制御方法であっ
て、 前記蓄電装置に対して並列に接続された付加電源装置を
設け、 前記蓄電装置の充電電圧が前記付加電源装置から供給さ
れる電気的エネルギの電圧よりも小さい場合には、付加
電源装置から蓄電装置に電気的エネルギを供給して前記
回転制御装置を駆動し、 前記蓄電装置の充電電圧が前記付加電源装置から供給さ
れる電気的エネルギの電圧よりも大きい場合には、蓄電
装置からの電気的エネルギで前記回転制御装置を駆動す
ることを特徴とする電子制御式電子機器の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11018675A JP2000214271A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 電子制御式電子機器、電子制御式機械時計および電子制御式電子機器の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11018675A JP2000214271A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 電子制御式電子機器、電子制御式機械時計および電子制御式電子機器の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000214271A true JP2000214271A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11978193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11018675A Withdrawn JP2000214271A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 電子制御式電子機器、電子制御式機械時計および電子制御式電子機器の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000214271A (ja) |
Citations (5)
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1999
- 1999-01-27 JP JP11018675A patent/JP2000214271A/ja not_active Withdrawn
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