JP2000212460A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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Abstract
100重量部、 (B)分子中にフェニル基をケイ素原子に結合する必須
の置換基として含有し、R1R2R3SiO1/2で表される
シロキサン単位(但し、R1,R2,R3は互いに同一又
は異種の炭素数1〜6の非置換又は置換1価炭化水素基
を示す)を含有し、分子中のアルコキシ基及びSi−O
H基としての水酸基の含有量がそれぞれ2重量%未満で
あり、重量平均分子量が2,000を超えるオルガノポ
リシロキサン
0.1〜10重量部 を含有してなることを特徴とする難燃性樹脂組成物。 【効果】 本発明によれば、分子中に芳香環を含む合成
樹脂に特定構造のオルガノポリシロキサンを含有させる
ことにより、燃焼時に有害ガスを発生せずに樹脂の難燃
化が達成され、成形品の光学的透明性も維持でき、リサ
イクル使用が可能な難燃性樹脂組成物を得ることができ
る。
Description
ネート樹脂、芳香族系エポキシ樹脂等の分子中に芳香環
を含む合成樹脂を主成分とする難燃性樹脂組成物に関す
る。
樹脂組成物は、例えば電気・電子機器部品、建材、自動
車部品、日用品等の製品に多く使われている。これらの
樹脂組成物は、一般的に、有機ハロゲン化合物又はこれ
と三酸化アンチモンとを添加することにより難燃性が付
与されている。
時に有害なハロゲン系ガスを発生するという欠点があっ
た。
コーン樹脂を添加することで難燃性が付与されることが
知られている。
性シロキサン単位を80重量%以上含有するシリコーン
樹脂を添加する難燃性樹脂組成物が記載されている。し
かし、有機樹脂については芳香族ポリカーボネート樹脂
や芳香族系エポキシ樹脂については何ら記載されておら
ず、また有機樹脂との溶融加工性を重視して、実質的に
架橋性官能基をほとんど含有しない、室温以上の軟化温
度を示す比較的高分子量のシリコーン樹脂を使用してい
るため、難燃化効果が小さく、シリコーン樹脂を有機樹
脂100重量部に対して10〜300重量部添加する必
要があり、有機樹脂の特性を損なってしまうという問題
があった。
226159号、特開平7−33971号公報には単官
能性シロキサン単位と四官能性シロキサン単位からなる
シリコーン樹脂を添加した難燃性樹脂組成物が、特開平
6−128434号公報にはビニル基を持つシロキサン
単位を含有するシリコーン樹脂を添加した難燃性樹脂組
成物が記載されている。しかしながら、いずれの組成物
においても十分な難燃効果を得るためにはシリコーン樹
脂の添加量を多くしたり、水酸化アルミニウム等の無機
充填材やハロゲン及びリン化合物を併用することが必要
である。
合、添加量を多くしないと十分な難燃効果が得られない
が、添加量を多くすると樹脂組成物の成型性や機械的強
度等の諸物性が大幅に低下してしまうという課題があ
り、より難燃効果の大きいシリコーン樹脂添加剤、又は
シリコーン樹脂と併用して効果を向上させられる添加剤
の開発が検討されてきた。
シ基を含有するオルガノポリシロキサンと有機スルホン
酸のアルカリ金属塩を添加した難燃性樹脂組成物が、特
開平8−176427号公報にはフェノール性水酸基含
有オルガノポリシロキサンで変性したポリカーボネート
樹脂と有機アルカリ金属塩を添加した難燃性樹脂組成物
が記載されている。また、特開平9−169914号公
報には石油系重質油類又はピッチ類をシリコーン化合物
と併用して難燃効果を向上させた組成物が記載されてい
る。しかし、特殊な有機官能基を持ったシリコーン樹脂
は高価であったり、製造工程が複雑化したりすることに
よるコストアップに見合うほどの十分な難燃化効果は得
られず、更なる改善が望まれている。
の改良を目的に、比較的低コストで導入可能なアルコキ
シ官能基を持つシリコーン樹脂を添加すると効果的であ
ることが知られている。特開昭54−102352号公
報には下記に示すアルコキシ基を含有するシリコーン樹
脂を添加する熱可塑性樹脂組成物が記載されている。ア
ルコキシ基含有率が大きいシロキサンほどネットワーク
を形成するため耐熱酸化性が優れているが、前者はフェ
ニル基を含有しないため難燃性が不十分であり、後者の
含フェニル基低分子量オルガノシロキサンを添加した場
合も、溶融加工時や燃焼時の熱で気化することによる有
効成分の減少が激しく、難燃化効果は不十分であった。
は、アルコキシ基又は水酸基を有するシリコーン樹脂と
熱可塑性重合体からなる粉末状重合体混合物が、特開平
6−306265号公報には、アルコキシ基、ビニル基
及びフェニル基を有する有機シロキサンを必須成分とし
て含有する難燃性ポリカーボネート樹脂組成物が記載さ
れている。しかし、前者はやはりシリコーン樹脂単独で
は難燃性が不十分なため、ハロゲン及びリン化合物を併
用することが必要であり、後者のものは実質的にアルコ
キシ基としてメトキシ基等の低級アルコキシ基を含有し
ており、加水分解反応性が高すぎるため、アルコールを
生成させて樹脂組成物の透明性を損なってしまうという
問題がある。
料のリサイクル使用に対する要求が高まっているが、上
述したアルコキシ基、水酸基あるいはエポキシ基等の反
応性基を有するシリコーン化合物は、樹脂組成物の成型
時や成型後の使用経時において、シリコーン化合物同士
あるいは樹脂組成物中の他成分との相互作用及び使用環
境によって分子構造が変化するため、回収使用時の成型
性が不良となり、リサイクル使用が不可能なものであっ
た。
は、二官能性シロキサン単位と三官能性シロキサン単位
からなり、重量平均分子量が10,000以上270,
000以下であるシリコーン樹脂を添加した難燃性樹脂
組成物が記載されている。末端基としてR’3SiO0.5
で示される単官能性シロキサン単位を導入し、このR’
のうち水酸基及び/又はアルコキシ基がモル比で10%
未満であることが好ましいとされているが、分子中の水
酸基及びアルコキシ基の含有量に関しては規定されてお
らず、また高分子量のシリコーン樹脂を使用しているた
め、成型性や難燃性において更に改良が必要とされてい
た。
キシ樹脂等の分子中に芳香環を含む合成樹脂の物理的特
性及び光学的透明性を維持しつつ、少量添加で難燃性に
優れた樹脂成型品を得ることができ、リサイクル使用が
可能な難燃性樹脂組成物が求められている。
反応性基をもっていないオルガノポリシロキサンを添加
して、リサイクル使用が可能で、火災発生時や焼却処分
時に有害ガスを発生しない、安全で環境負荷の少ない難
燃性樹脂組成物を提供することにある。
をもたず、安価なオルガノポリシロキサンの中から特定
の構造をもつものを選択することで、少量の添加でも十
分な難燃効果が得られる低コストの難燃性樹脂組成物を
提供することにある。
ガノポリシロキサンを使用して、樹脂組成物の成型性、
成型品の外観や光学的透明度及び機械的強度等の諸物性
の低下がほとんどない難燃性樹脂組成物を提供すること
にある。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、芳香族ポリカーボネート樹脂や芳香族系エポキシ樹
脂等の分子中に芳香環を含む合成樹脂に、分子中にフェ
ニル基をケイ素原子に結合する必須の置換基として含有
すると共に、単官能性シロキサン単位を必須の単位とし
て含有し、分子中のアルコキシ基の含有量及びSi−O
H基としての水酸基の含有量をそれぞれ2重量%未満と
した特定分子量のオルガノポリシロキサン化合物を少量
添加することにより、難燃性、ドリップ防止性が付与さ
れ、また光学的透明性を確保することも可能であり、し
かもリサイクル使用が可能であることを見出した。この
ものは、ハロゲン、リン、アンチモン等を含有しなくと
も高い難燃性が得られるので、燃焼時に有害なガスを発
生させないことも可能であり、更に上記オルガノポリシ
ロキサンは少量の添加で難燃効果が得られるため、芳香
族ポリカーボネート樹脂や芳香族系エポキシ樹脂等の分
子中に芳香環を含む合成樹脂本来の性能を低下させない
ものであることを知見し、本発明をなすに至ったもので
ある。
供する。
本発明で使用される(A)成分の分子中に芳香環を含む
合成樹脂は、フェノール、スチレン、フタル酸などの芳
香族化合物を原料として製造される樹脂であり、ポリス
チレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオ
キシド樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、芳香族系エポ
キシ樹脂、芳香族系ポリエステル樹脂などが使用され
る。中でも芳香族ポリカーボネート樹脂、芳香族系エポ
キシ樹脂が好ましく用いられる。
ノールとホスゲン又は炭酸ジエステルの反応により製造
されるものを用いることができる。2価フェノールとし
ては、ビスフェノール類が好ましく、特に2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが好ましい。ま
た、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
の一部又は全部を他の2価フェノール化合物で置換して
もよい。2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン以外の2価フェノール化合物は、例えば、ハイドロ
キノン、4,4−ジヒドロキシフェニル、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ケトンなどの化合物である。これらの2価フェノールの
ホモポリマー又は2種以上のコポリマー、あるいはこれ
らのブレンド品であってもよい。
以上のエポキシ基を有し、各種硬化剤により硬化可能な
合成樹脂であり、従来から知られている種々のエポキシ
樹脂を使用することができる。例えば、ノボラック型エ
ポキシ樹脂、トリフェノールアルカン型エポキシ樹脂、
ジシクロペンタジエン−フェノールノボラック樹脂、フ
ェノールアラルキル型エポキシ樹脂、グリシジルエステ
ル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポ
キシ樹脂等が挙げられる。特に、溶融粘度の低いビフェ
ニル骨格を有するエポキシ樹脂が好ましく、必要により
他のエポキシ樹脂を併用することが好ましい。
分子中にフェニル基をケイ素原子に結合する必須の置換
基として含有し、かつR1R2R3SiO1/2で表される単
官能性シロキサン単位を含有するものを使用する。フェ
ニル基は芳香環を含む合成樹脂への分散性、相溶性に影
響を与え、樹脂組成物の難燃性、成型性及び透明性を向
上させるために必要であり、R1R2R3SiO1/2で表さ
れる単官能性シロキサン単位はオルガノポリシロキサン
分子の末端を封鎖し、反応性を有する水酸基及びアルコ
キシ基の含有量を低減化する目的で使用するものであ
る。
れ異なるものであってもよい、炭素数1〜6の非置換又
は置換1価炭化水素基より選択され、具体的にはメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、シ
クロヘキシル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基
などのアルケニル基、フェニル基などが例示されるが、
特にメチル基、フェニル基が好ましい。
物のリサイクル使用を可能とし、成型性、成型品の外観
や透明性を低下させないためには、前述したように分子
中の反応性基をできる限り少なくすることが重要であ
り、このため分子中のアルコキシ基の含有量及びSi−
OH基としての水酸基の含有量をそれぞれ一定量以下と
することが必要となる。
ロキサンは、分子中におけるアルコキシ基の含有量を2
重量%未満のものとすることが必要である。このオルガ
ノポリシロキサン中のアルコキシ基は、燃焼時のドリッ
プを抑える効果があるものであるが、他方、耐湿性とい
う観点においては、難燃性樹脂組成物が高湿度条件下に
おかれた場合に、吸湿水分によって加水分解反応してア
ルコールを発生させ、成型品の透明性を損なうおそれが
あるし、その結果として生成するSi−OH基はリサイ
クル使用時の成型性に悪影響を与える。分子中のアルコ
キシ基含有量を2重量%未満として、上記の加水分解反
応に寄与するアルコキシ基量を減少させることによっ
て、耐湿性が大幅に向上し、透明性に優れた成型品を得
ることができる。アルコキシ基の加水分解反応性及び難
燃性の点からは、更に残存アルコキシ基をイソプロポキ
シ基、2−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、シクロ
ヘキシルオキシ基等から選択される炭素数3〜6の2級
及び/又は3級のアルコキシ基とすることが好ましい。
の水酸基の含有量も、2重量%未満、好ましくは1重量
%未満のものとすることが必要である。これは、水酸基
の含有量が2重量%以上では、芳香環を含む合成樹脂と
溶融混合する際に、Si−OH基間での縮合反応が起こ
りやすくなってオルガノポリシロキサンが高分子量化
し、分散性が不良となって樹脂組成物の透明性、衝撃強
度が低下すると共に、燃焼時の表面移行性が悪くなって
難燃性が低下し、再加工時の成型性が不良となってリサ
イクル使用が不可能となるためであり、かかる点から水
酸基含有量は1重量%以下とすることがより好ましい。
しての水酸基は少なければ少ない程よいが、製造上0に
することが難しいものである。
アルコキシ基含有量及びSi−OH基としての水酸基含
有量を2重量%未満としたオルガノポリシロキサンは、
本質的に非反応性のものであり、高耐熱性を有すること
から、350℃以下の温度範囲においてはほとんどその
構造が変化しないため、リサイクル使用が可能な難燃性
樹脂組成物とすることが可能である。また、これらのオ
ルガノポリシロキサンは、いずれも燃焼時には有害なガ
スを発生させることがない。
量平均分子量は2,000を超えるものである。これ以
下であると合成樹脂に対する分散性が不十分となり、難
燃効果が低下し、成形体表面がシリコーンで汚染される
場合がある。しかし、大きすぎても合成樹脂に対する分
散性が不良となって、樹脂組成物の成型性にばらつきが
生じたり、成型品の透明性、衝撃強度が低下すると共
に、燃焼時の表面移行性が悪くなって、この場合も期待
される難燃効果が発現しないため、好ましくは50,0
00以下、特に10,000以下とすることが好まし
い。
酸基やアルコキシ基以外の反応性基をもっていないにも
拘わらず、組成物全体の10重量%以下の少量添加で難
燃性を付与できる。この組成物を燃焼させた場合、フェ
ニル基を含有するオルガノポリシロキサンは、芳香環を
含む合成樹脂との間で、各々がもつ芳香環相互のカップ
リングにより不燃性のSi−Cセラミック層を容易に形
成し、高い難燃効果を発現すると考えられる。
基含有量は、樹脂組成物の成型性や成型品の透明性、機
械的強度等にも大きく影響する。オルガノポリシロキサ
ンのフェニル基含有量が高いほど、芳香環を含む合成樹
脂への分散性及び相溶性が高くなり、成型性や透明性、
機械的強度が良好となる。
と共に、樹脂組成物の成型性や成型品の透明性、機械的
強度等を良好なレベルとするためには、オルガノポリシ
ロキサン分子のケイ素原子に結合する全有機置換基中で
フェニル基の占める割合を重量換算で30〜90%とす
ることが好ましい。なお、本発明における上記のフェニ
ル基含有量とは以下のように定義される。即ち、(B)
成分のオルガノポリシロキサンが下記平均組成式(1) (C6H5)mRnSi(OR’)p(OH)qO(4-m-n-p-q)/2 (1) (式中、Rはフェニル基とアルコキシ基以外の有機置換
基を表し、炭素数1〜6の非置換又は置換1価炭化水素
基であり、R’は炭素数1〜6の1価炭化水素基を示
す。)で表されるものであるとき、下記式で示される
(なお、MWは各置換基の分子量を示す)。 フェニル基含有量(重量%)={MW(C6H5)×m×
100}/{MW(C6H5)×m+MW(R)×n+M
W(R’)×p}
を30〜90重量%の範囲とすることが好ましい。フェ
ニル基含有量が少なすぎると、分子中に芳香環を含む合
成樹脂との相溶性が低下するため、分散性が不足して樹
脂組成物の成型性や成型品の透明性及び衝撃強度が不良
となるし、フェニル基が少なくなるために難燃効果も低
下する。一方、フェニル基含有量が多すぎると、芳香環
を含む合成樹脂との相溶性が高くなりすぎて、燃焼時の
表面移行性が悪くなるため、この場合も難燃効果が低下
してしまう。より好ましくは、フェニル基含有量を50
〜90重量%とすることがよい。
ル基、特にメチル基が好ましく、またR’もアルキル基
が好ましいが、特に炭素数3〜6の2級又は3級アルキ
ル基が好ましい。m,n,p,qは、0.5≦m≦2.
0、0.1≦n≦2.3、0≦p≦0.13、0≦q≦
0.17、0.92≦m+n+p+q≦2.85を満た
す正数から選択されることが好ましい。
ンは、分子中にR1R2R3SiO1/2で表される単官能性
シロキサン単位を10〜75モル%、R4R5SiO2/2
で表される二官能性シロキサン単位を0〜80モル%、
R6SiO3/2で表される三官能性シロキサン単位を0〜
80モル%、SiO4/2で表される四官能性シロキサン
単位を0〜15モル%含有するものを使用することがで
きる。好ましくは、R1R2R3SiO1/2で表される単官
能性シロキサン単位を10〜50モル%、R4R5SiO
2/2で表される二官能性シロキサン単位を0〜80モル
%、R6SiO3/2で表される三官能性シロキサン単位を
10〜80モル%、SiO4/2で表される四官能性シロ
キサン単位を0〜10モル%含有するものを使用する。
ここで、R1,R2,R3,R4,R5,R6は、それぞれ同
一又は異なるものであってもよい炭素数1〜6の非置換
又は置換1価炭化水素基より選択され、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキ
シル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基などのア
ルケニル基、フェニル基などが例示されるが、特にメチ
ル基、フェニル基が好ましい。
は、単官能性シロキサン単位(M単位)、二官能性シロ
キサン単位(D単位)、三官能性シロキサン単位(T単
位)及び四官能性シロキサン単位(Q単位)の任意の組
み合わせによって構成される。本発明において、これら
の単位の好適な組み合わせは、M/D系、M/T系、M
/D/T系、M/D/Q系、M/T/Q系、M/D/T
/Q系で、より好ましくはM/D/T系であり、これに
より良好な難燃性及び分散性が得られる。一方、M単独
系では分子量が低すぎて難燃効果が発揮されないし、M
/Q系はオルガノポリシロキサンの無機的性質が強くな
りすぎて、芳香環を含む合成樹脂への分散性が劣ること
がある。同様の理由により、M/D/Q系やM/D/T
/Q系においては、Q単位の含有量を15モル%以下、
より好ましくは10モル%以下とすることがよい。
ンは、分子中にフェニル基と残存アルコキシ基以外の有
機置換基としてメチル基のみを含有するもの、即ち前記
平均組成式(1)においてR=メチル基であることが、
製造の容易さ及びコスト面からは好ましい。
ンは、トルエン等の有機溶剤に可溶で、50℃以上の軟
化点を有する常温で固体樹脂であることが好ましい。
芳香環を含む合成樹脂100重量部に対して、(B)成
分のオルガノポリシロキサンの配合量が0.1重量部未
満では難燃効果が不足するし、10重量部を超えても難
燃効果の向上がみられないばかりか、衝撃強度等の機械
的特性の低下が大きくなるため、0.1〜10重量部と
することが必要であり、好ましくは0.2〜5重量部で
ある。
は、従来公知の方法によって製造することができる。例
えば、目的とするオルガノポリシロキサンの分子構造及
び分子量に従って、フェニル基を有するオルガノクロロ
シラン類に適宜の水を反応させた後、必要に応じて添加
した有機溶媒、副生する塩酸や低沸分を除去することに
よって、フェニル基と単官能性シロキサン単位を含有す
るオルガノポリシロキサンを得ることができる。この場
合、単官能性シロキサン単位を導入する方法としては、
トリオルガノクロロシランを初期加水分解時から、又は
加水分解後の部分縮合物と反応させることができる。ま
た、同じく加水分解後の部分縮合物にヘキサオルガノジ
シロキサンを反応させることも可能で、この場合には、
塩酸、硫酸等の酸触媒又は水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム等の塩基性触媒を使用することが好ましい。更に
は、ヘキサオルガノジシラザン等の各種シリル化剤を使
用して、残存するアルコキシ基やSi−OH基としての
水酸基を封鎖することも好適とされ、この際に使用され
るシリル化剤は特に限定されるものではない。
ン類を出発原料とする場合には、やはり目的とするオル
ガノポリシロキサンの分子構造及び分子量に従って、所
定量の水を添加して加水分解反応を進行させる方法とす
ることが可能で、この場合には、塩酸、酢酸等の酸触媒
又はアンモニア、水酸化ナトリウム等の塩基性触媒を使
用することが好ましく、副生するアルコール等の不純物
を除去することによって、同様にオルガノポリシロキサ
ンを得ることができる。単官能性シロキサンの単位の導
入方法も上記手段を適用すればよい。いずれの場合にお
いても、フェニル基含有量、各シロキサン単位の含有量
及び分子量は、各原料の種類と使用量を変化させること
によって調整することが可能である。
ルホン−3−スルホン酸ナトリウム、パーフルオロアル
カンスルホン酸ナトリウム等の有機アルカリ金属塩及び
/又は有機アルカリ土類金属塩を添加すると難燃性が向
上する場合がある。これらの化合物は、芳香環相互のカ
ップリングによる不燃性Si−Cセラミック層の形成を
促す炭化促進剤として作用し、従来公知のものはすべて
本発明の組成物に適用できる。添加する場合は、(A)
成分の芳香環を含む合成樹脂100重量部に対して0.
001〜5重量部が適当である。0.001重量部未満
では添加した効果が期待できず、5重量部を超えると成
型品の外観や強度に悪影響を与える場合がある。具体的
には、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ナフタレン−
2,6−ジスルホン酸二ナトリウム、ジフェニルスルホ
ン−3−スルホン酸ナトリウム、パーフルオロブタンス
ルホン酸ナトリウムなどが挙げられる。
剤として無機充填材を配合することができる。例えば溶
融シリカ、結晶性シリカ等のシリカ類、アルミナ、窒化
ケイ素、窒化アルミニウム、ボロンナイトライド、酸化
チタン、ガラス繊維等が挙げられる。これら無機充填材
の平均粒径や形状は特に限定されないが、成型性及び流
動性の面から平均粒径が5〜40μmの球状の溶融シリ
カが特に好ましい。配合する場合は、(A)成分の芳香
環を含む合成樹脂100重量部に対して400〜120
0重量部が適当である。400重量部未満では補強効果
があまり期待できず、1200重量部を超えると成型性
に悪影響を与えるおそれがある。なお、合成樹脂と無機
充填材との結合強度を強くするため、シランカップリン
グ剤、チタネートカップリング剤などのカップリング剤
で予め表面処理したものを配合することが好ましい。こ
のようなカップリング剤の例としては、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキ
シシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン等のアミノシラン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン等のメルカプトシランが挙げられ
る。ここで、表面処理に用いるカップリング剤の配合量
及び表面処理方法については特に限定されるものではな
い。
に応じて、酸化防止剤、中和剤、紫外線吸収剤、帯電防
止剤、顔料、分散剤、滑剤、増粘剤、フッ素樹脂などの
ドリップ防止剤、低応力剤、ワックス類、着色剤等の通
常配合されるものを配合することができる。
れ、従来のゴムやプラスチックのための装置と方法が利
用できる。即ち、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサ
ー等の混合撹拌機を用いて各成分を十分混合分散させた
後、バンバリロール、押出機等の溶融混練機で混練し、
目的物を得ることができる。
出成形法、圧縮成形法、真空成形法が挙げられる。
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。なお、下記調製例で得られた各
オルガノポリシロキサンにおける全有機置換基中のフェ
ニル基含有量(重量%)はNMR測定データより前出の
下記式によって計算し、全分子中のアルコキシ基含有量
(重量%)もNMR測定データによって、また全分子中
のSi−OH基としての水酸基含有量(重量%)はグリ
ニヤ法に従い、所定量のオルガノポリシロキサンをメチ
ルグリニヤ試薬と反応させて、生成するメタンガスを定
量することによって測定し、重量平均分子量はGPC測
定データよりポリスチレン標準試料で作成した検量線を
用いて換算した。 フェニル基含有量(重量%)={MW(C6H5)×m×
100}/{MW(C6H5)×m+MW(R)×n+M
W(R’)×p}
を取り付けた1Lフラスコに水288g(16モル)と
トルエン93gを仕込み、オイルバスで内温80℃にま
で加熱した。滴下ロートにフェニルトリクロロシラン1
48g(0.7モル)、ジフェニルジクロロシラン51
g(0.2モル)及びジメチルジクロロシラン13g
(0.1モル)を仕込み、フラスコ内へ撹拌しながら1
時間で滴下し、滴下終了後、更に内温80℃で撹拌を1
時間続けて熟成した。続けてトリメチルクロロシラン2
7g(0.25モル)をフラスコ内へ撹拌しながら10
分間で滴下し、滴下終了後、更に内温80℃で撹拌を3
0分間続けて熟成した。トルエン100gを添加した
後、室温まで冷却しながら静置して分離してきた水層を
除去し、引き続き10%硫酸ナトリウム水溶液を混合し
て10分間撹拌後、30分間静置し、分離してきた水層
を除去する水洗浄操作をトルエン層が中性になるまで繰
り返して反応を停止した。エステルアダプターを取り付
け、オルガノポリシロキサンを含むトルエン層を加熱環
流してトルエン層から水を除去し、内温が110℃に達
してから更に1時間続けた後、室温まで冷却した。得ら
れたオルガノポリシロキサン溶液を濾過して不溶物を除
去し、引き続き減圧蒸留によりトルエンと低分子シロキ
サンを除去して、固体のフェニル基含有オルガノポリシ
ロキサン−1を135g得た。
M単位15モル%とD単位25モル%とT単位60モル
%とを含み、全有機置換基中のフェニル基含有量は87
重量%であり、アルコキシ基含有量は0重量%、水酸基
含有量は0.4重量%であり、外観は無色透明固体で、
重量平均分子量は9,200であった。また、この樹脂
の軟化点は96℃であった。
を取り付けた2Lフラスコに水720g(40モル)と
トルエン400gを仕込み、オイルバスで内温80℃に
まで加熱した。滴下ロートにフェニルトリクロロシラン
169g(0.8モル)、ジフェニルジクロロシラン2
0g(0.08モル)及びジメチルジクロロシラン15
g(0.12モル)を仕込み、フラスコ内へ撹拌しなが
ら1時間で滴下し、滴下終了後、更に内温80℃で撹拌
を1時間続けて熟成した。続けてトリメチルクロロシラ
ン54g(0.5モル)をフラスコ内へ撹拌しながら1
5分間で滴下し、滴下終了後、更に内温80℃で撹拌を
40分間続けて熟成した。室温まで冷却しながら静置し
て分離してきた水層を除去し、引き続き10%硫酸ナト
リウム水溶液を混合して10分間撹拌後、30分間静置
し、分離してきた水層を除去する水洗浄操作をトルエン
層が中性になるまで繰り返して反応を停止した。エステ
ルアダプターを取り付け、オルガノポリシロキサンを含
むトルエン層を加熱環流してトルエン層から水を除去
し、内温が110℃に達してから更に1時間続けた後、
室温まで冷却した。得られたオルガノポリシロキサン溶
液を濾過して不溶物を除去し、引き続き減圧蒸留により
トルエンと低分子シロキサンを除去して、固体のフェニ
ル基含有オルガノポリシロキサン−2を137g得た。
M単位27モル%とD単位15モル%とT単位58モル
%とを含み、全有機置換基中のフェニル基含有量は78
重量%であり、アルコキシ基含有量は0重量%、水酸基
含有量は0.9重量%であり、外観は無色透明固体で、
重量平均分子量は3,100であった。また、この樹脂
の軟化点は71℃であった。
を取り付けた1Lフラスコにイソプロパノール20g、
トルエン200g、フェニルトリイソプロポキシシラン
226g(0.8モル)及びジメチルジイソプロポキシ
シラン35g(0.2モル)を仕込み、撹拌しながら
0.2Nの塩酸水396g(22モル)を室温で1時間
を要して滴下し、滴下終了後、内温を90℃まで昇温
し、副生してきたイソプロパノールを溜去した。更に9
0℃で撹拌を1時間続けて熟成した。室温まで冷却しな
がら静置して分離してきた水層を除去し、引き続き10
%硫酸ナトリウム水溶液を混合して10分間撹拌後、3
0分間静置し、分離してきた水層を除去する水洗浄操作
をトルエン層が中性になるまで繰り返して反応を停止し
た。エステルアダプターを取り付け、オルガノポリシロ
キサンを含むトルエン層を加熱環流してトルエン層から
水を除去し、内温が110℃に達してから更に1時間続
けた後、室温まで冷却した。続けてヘキサメチルジシラ
ザン45g(0.28モル)をフラスコ内へ撹拌しなが
ら15分間で滴下し、滴下終了後、内温を100℃まで
昇温し、撹拌を1時間続けて熟成した後、室温まで冷却
した。得られたオルガノポリシロキサン溶液を濾過して
不溶物を除去し、引き続き減圧蒸留によりトルエンと低
分子シロキサンを除去して、固体のフェニル基含有オル
ガノポリシロキサン−3を132g得た。
M単位24モル%とD単位15モル%とT単位61モル
%とを含み、全有機置換基中のフェニル基含有量は73
重量%であり、アルコキシ基(イソプロポキシ基)含有
量は1.3重量%、水酸基含有量は0.5重量%であ
り、外観は無色透明固体で、重量平均分子量は5,80
0であった。また、この樹脂の軟化点は89℃であっ
た。
法において、使用するオルガノクロロシランの種類、オ
ルガノクロロシランと水及びトルエンの使用量(モル
比)を変化させて、各種のオルガノポリシロキサン−4
〜8を得た。
ノポリシロキサン−1〜8の各種物性値を表1に示す。
合で、芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に対し
てオルガノポリシロキサンを3重量部、芳香族系エポキ
シ樹脂100重量部に対してオルガノポリシロキサンを
10重量部添加し、自動乳鉢で予備混合した後、単軸の
押出機で溶融混練(混練温度:280℃)を行った。
カリバー200−20(粘度平均分子量約2万)を用
い、エポキシ樹脂は油化シェル(株)製YX4000H
K(エポキシ当量190)にフェノール樹脂硬化剤とし
て三井東圧化学(株)製XL−225−3L(フェノー
ル当量168)を同重量部添加したものを使用した。
ボラトリーズ・INCの定めている規格(UL94:機
器部品用プラスチック材料の燃焼性試験の規格)に準拠
し、1/16インチ厚の板を成形して使用した。
た。試験片は厚さ10mmの成形板を用い、厚さ方向の
光路長10mm当たりの可視光透過率を測定し、オルガ
ノポリシロキサンを添加していない試験片に対する各試
験片の透過率の比により評価した。この場合、透過率の
比が70%以上のものを○、70%未満のものを×とし
た。
一度成型を行った芳香族ポリカーボネート樹脂組成物1
00重量部に対して、再度オルガノポリシロキサンを1
重量部添加して溶融混練して成型を行い、成型板の外観
を観察することによって評価し、初回と同様に問題なく
成型できたものを○、外観が不均一であったり、形状に
不備のあったものを×とした。結果を表2に示す。
合成樹脂に特定構造のオルガノポリシロキサンを含有さ
せることにより、燃焼時に有害ガスを発生せずに樹脂の
難燃化が達成され、成形品の光学的透明性も維持でき、
リサイクル使用が可能な難燃性樹脂組成物を得ることが
できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 (A)分子中に芳香環を含む合成樹脂 100重量部、 (B)分子中にフェニル基をケイ素原子に結合する必須の置換基として含有し、 R1R2R3SiO1/2で表されるシロキサン単位(但し、R1,R2,R3は互いに 同一又は異種の炭素数1〜6の非置換又は置換1価炭化水素基を示す)を含有し 、分子中のアルコキシ基及びSi−OH基としての水酸基の含有量がそれぞれ2 重量%未満であり、重量平均分子量が2,000を超えるオルガノポリシロキサ ン 0.1〜10重量部 を含有してなることを特徴とする難燃性樹脂組成物。
- 【請求項2】 (B)成分のオルガノポリシロキサンの
重量平均分子量が2,000を超え10,000以下で
ある請求項1記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項3】 (B)成分のオルガノポリシロキサン
が、その分子中のケイ素原子に結合する全有機置換基中
でフェニル基の占める割合が重量換算で30〜90%で
ある請求項1又は2記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項4】 (B)成分のオルガノポリシロキサン
が、分子中にR1R2R3SiO1/2で表されるシロキサン
単位を10〜75モル%、 R4R5SiO2/2で表されるシロキサン単位を0〜80
モル%、 R6SiO3/2で表されるシロキサン単位を0〜80モル
%、 SiO4/2で表されるシロキサン単位を0〜15モル% (但し、R1,R2,R3,R4,R5,R6は互いに同一又
は異種の炭素数1〜6の非置換又は置換1価炭化水素基
である。)を含有するものである請求項1乃至3のいず
れか1項記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項5】 (B)成分のオルガノポリシロキサン中
の残存アルコキシ基が、炭素数3〜6の2級及び/又は
3級のアルコキシ基である請求項1乃至4のいずれか1
項記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項6】 (B)成分のオルガノポリシロキサン
が、分子中にフェニル基と残存アルコキシ基以外のケイ
素原子に結合する有機置換基としてメチル基のみを含有
するものである請求項1乃至5のいずれか1項記載の難
燃性樹脂組成物。 - 【請求項7】 (B)成分のオルガノポリシロキサン
が、有機溶剤に可溶で、かつ50℃以上の軟化点を有す
る常温で固体樹脂である請求項1乃至6のいずれか1項
記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項8】 (A)成分の分子中に芳香環を含む合成
樹脂が、芳香族ポリカーボネート樹脂又は芳香族エポキ
シ樹脂である請求項1乃至7のいずれか1項記載の難燃
性樹脂組成物。
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-
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- 1999-09-24 JP JP27039999A patent/JP4273591B2/ja not_active Expired - Lifetime
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