JP2008069356A - 難燃性樹脂組成物およびその成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A-1)ポリカーボネート系樹脂と、(B)アルコキシ基含有オルガノシロキサンと、(C)芳香族スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族スルホン・スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族ケトンのスルホン酸アルカリ(土類)金属塩等からなる群から選ばれるアルカリ(土類)金属塩を含み、かつポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量部に対して、アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)を0.05〜10重量部の量で、(C)アルカリ(土類)金属塩を0.01〜3重量部の量で含み、前記アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)のR2が、メチル基またはエチル基であり、さらにR1は必須成分としてフェニル基を50%以上90%未満含むことを特徴とするポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
水素基、R3は炭素数1〜4の1価炭化水素基を示し、0.5≦m≦2.0、0≦n≦0.9、0.42
≦p≦2.5、0≦q≦0.35、0.92≦m+n+p+q≦2.8の範囲である。)で表されるフェニル基およびアルコキシ基含有オルガノシロキサン:0.1〜10重量部を含有してなる難燃性樹脂組成物が開示されている。しかしながら、このようなシリコーンを単独で含むものは、樹脂組成物の難燃性が不充分であり、特にOH基を有するシリコーンは、ポリカーボネート系樹脂組成に混合する際に、凝集しやすく、樹脂に対する分散性が悪いので、充分な難燃性を発揮することが困難であった。
しかしながら、この特開平11−217494号公報に記載されている難燃性樹脂組成物では、使用するシリコーン樹脂の分子量が大きく、ポリカーボネート系樹脂に単分散するのがむずかしく、充分な難燃性を発揮しにくいという欠点もあった。また、このようなポリカーボネート難燃性樹脂組成物では、透明性を失う欠点もあった。
置換または非置換の1価炭化水素基を表し、R2は置換または非置換の1価炭化水素基を
表し、R1とR2とは互いに同一であっても異なっていてもよい。また、0.2≦a≦2.7、0.2≦b≦2.4、a+b<3の範囲である。)を使用し、アルカリ(土類)金属塩と併用することにより、高いレベルの難燃性を有し、透明性、耐熱性および耐衝撃性にも優れたポリカーボネート系樹脂組成物が得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
(B)下記平均組成式(1)で表されるアルコキシ基含有オルガノシロキサンと、
R1 aSi(OR2)bO(4-a-b)/2…(1)
(式中、R1は必須成分としてアリール基を含む置換または非置換の1価炭化水素基を表
し、R2は置換または非置換の1価炭化水素基を表し、R1とR2とは互いに同一であって
も異なっていてもよい。また、0.2≦a≦2.7、0.2≦b≦2.4、a+b<3の範囲である。)
(C)芳香族スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族スルホン・スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族ケトンのスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、複素環式スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族サルフィドのスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族エーテルスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、脂肪族系またはオレフィン系スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、フェノールエステルスルホン酸のアルカリ(土類)金属塩、ハロゲン置換芳香族スルホン酸のアルカリ(土類)金属塩からなる群から選ばれるアルカリ(土類)金属塩を含み、かつポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量部に対して、
アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)を0.05〜10重量部の量で、(C)アルカリ(土類)金属塩を0.01〜3重量部の量で含み、
前記アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)のR2が、メチル基またはエチル基で
あり、さらにR1は必須成分としてフェニル基を50%以上90%未満含むことを特徴と
している。
(B)下記平均組成式で表されるアルコキシ基含有オルガノシロキサンと、
R1 aSi(OR2)bO(4-a-b)/2…(1)
(式中、R1は必須成分としてアリール基を含む置換または非置換の1価炭化水素基を表
し、R2は置換または非置換の1価炭化水素基を表し、R1とR2とは互いに同一であって
も異なっていてもよい。また、0.2≦a≦2.7、0.2≦b≦2.4、a+b<3の範囲である。)
(C)アルカリ(土類)金属塩を含み、かつポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量
部に対して、アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)を0.05〜10重量部の量で、(C)アルカリ(土類)金属塩を0.01〜3重量部の量で含み、
前記アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)のR2が、メチル基またはエチル基で
あり、さらにR1は必須成分としてフェニル基を50%以上90%未満含むことを特徴と
している。
(a)芳香族ビニル単量体成分および(b)シアン化ビニル単量体成分を共重合体の構成成分として含む共重合体;
(a)芳香族ビニル単量体成分、(b)シアン化ビニル単量体成分および(c)ゴム質重合体を
共重合体の構成成分として含む共重合体;芳香族ポリエステル;ポリフェニレンエーテル;ポリエーテルイミド;およびポリフェニレンサルファイドからなる群より選択される1種以上の樹脂が好ましい。
S樹脂およびポリスチレン樹脂からなる群より選択される1種以上の樹脂が好ましい。前記アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)の重量平均分子量は、300〜6000の範囲にあることが好ましい。
上の基であり、かつR1中のフェニル基含有率が20%以上であることが好ましい。
ることが好ましい。本発明に係る難燃性樹脂組成物は、さらに、(D)ドリップ防止剤を、ポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量部、またはポリカーボネート系樹脂(A-1)と熱可塑性樹脂(A-2)との合計100重量部に対して、0.01〜10重量部の量で含んでいることが望ましい。
ヘキサンカルボキシレートまたはビス-(3,4-エポキシシクロヘキシル)アジペートである
ことが好ましい。本発明に係る電気電子機器部品は、前記記載の難燃性樹脂組成物から成形されてなる。本発明に係るハウジング材は、前記記載の難燃性樹脂組成物から成形されてなる。
B)と(C)アルカリ(土類)金属塩とから構成される組成物は高いレベルの難燃性を有するとともに、透明性にも優れた樹脂が得られる。また、ポリカーボネート系樹脂(A-1)
とポリカーボネート系樹脂以外の熱可塑性樹脂(A-2)と、特定構造のアルコキシ基含有
オルガノシロキサン(B)と、アルカリ(土類)金属塩(C)とから構成される組成物は、難燃性に優れるとともに、耐熱性、耐衝撃性及び加工性にも優れている。
本発明に係る難燃性樹脂組成物は、(A-1)ポリカーボネート系樹脂、または(A-1)ポリカーボネート系樹脂と(A-2)熱可塑性樹脂と、(B)アルコキシ基含有オルガノシロキサンと、(C)アルカリ(土類)金属塩を含むことを特徴としている。
本発明において使用されるポリカーボネート系樹脂(A)は、芳香族ジヒドロキシ化合物とカーボネート前駆体とを反応させて得られる芳香族ホモポリカーボネートまたは芳香族コポリカーボネートである。
芳香族ジヒドロキシ化合物としては、官能基であるヒドロキシ基を2個含有し、各ヒドロキシ基が芳香核の炭素原子に直接接合した単核または多核の芳香族化合物が挙げられる。
このような式(2)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物として、具体的には、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(いわゆるビスフェノールA)、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4-ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-1-メチルフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシ-t-ブチルフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-ブロモフェニル)プロパン、2,2-(4-ヒドロキシ-3,5-ジブロモフェニル)プロパンなどのビス(ヒドロキシアリール)アルカン類;1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1-(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンなどのビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類;4,4'-ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4'-ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルフェニルエーテルなどのジヒドロキシアリールエーテル類;4,4'-ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4'-ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルフェニルスルフィドなどのジヒドロキシジアリールスルフィド類;4,4'-ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4'-ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルジフェニルスルホキシドなどのジヒドロキシジアリールスルホキシド類;4,4'-ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4'-ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルジフェニルスルホンなどのジヒドロキシジアリールスルホン類などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
パン(ビスフェノールA)が好ましく用いられる。
また、上記式(2)以外の芳香族ジヒドロキシ化合物として、下記式(3)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物を使用することもできる。
種以上がハロゲン原子で置換されたハロゲン化炭化水素基、またはハロゲン原子であり、pは0〜4の整数である)
このような化合物としては、たとえばレゾルシン;および3-メチルレゾルシン、3-エチルレゾルシン、3-プロピルレゾルシン、3-ブチルレゾルシン、3-t-ブチルレゾルシン、3-フェニルレゾルシン、3-クミルレゾルシン、2,3,4,6-テトラフルオロレゾルシン、2,3,4,6-テトラブロモレゾルシンなどの置換レゾルシン;カテコール;ヒドロキノン、および3-メチルヒドロキノン、3-エチルヒドロキノン、3-プロピルヒドロキノン、3-ブチルヒドロキノン、3-t-ブチルヒドロキノン、3-フェニルヒドロキノン、3-クミルヒドロキノン、2,3,5,6-テトラメチルヒドロキノン、2,3,5,6-テトラ−t−ブチルヒドロキノン、2,3,5,6-テトラフルオロヒドロキノン、2,3,5,6-テトラブロモヒドロキノンなどの置換ヒドロキノンなどが挙げられる。
インデン]-7,7'-ジオールを用いることもできる。
これらの芳香族ジヒドロキシ化合物は、単独で用いてもよく、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
このような分岐ポリカーボネートは、多官能性芳香族化合物を芳香族ジヒドロキシ化合物およびカーボネート前駆体と反応させることにより得られる。このような多官能性芳香族化合物の代表例は、米国特許明細書第3,028,385号、第3,334,154号、第4,001,124号お
よび第4,131,576号に記載されており、具体的には、1,1,1-トリス(4-ヒドロキシフェニル) エタン、2,2',2"-トリス(4-ヒドロキシフェニル)ジイソプロピルベンゼン、α-メチル-α,α',α'-トリス(4-ヒドロキシフェニル)-1,4-ジエチルベンゼン、α,α',α"-トリス(4-ヒドロキシフェニル)-1,3,5-トリイソプロピルベンゼン、フロログリシン、4,6-ジメチル-2,4,6-トリ(4-ヒドロキシフェニル)-ヘプタン-2、1,3,5-トリ(4-ヒドロキシフェニル) ベンゼン、2,2-ビス-[4,4-(4,4'-ジヒドロキシフェニル)-シクロヘキシル]-プロパン、トリメリット酸、1,3,5-ベンゼントリカルボン酸、ピロメリット酸などが挙げられる。これらのうち、1,1,1-トリス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、α,α',α"-トリス(4-ヒドロキシフェニル)-1,3,5-トリイソプロピルベンゼンなどが好ましく用いられる。
[η]=K×(Mv)a (K=1.23×10-4、a=0.83)
を用いて、計算によって求めた。
(i)芳香族ジヒドロキシ化合物とカーボネート前駆体(たとえば炭酸ジエステル)とを
溶融状態でエステル交換反応させて、ポリカーボネートを合成する方法(溶融法)、
(ii)溶液中で芳香族ジヒドロキシ化合物とカーボネート前駆体(たとえばホスゲン)とを反応させる方法(界面法)などが挙げられる。
、米国特許第4,001,184号明細書、同第4,238,569号明細書、同第4,238,597号明細書、同
第4,474,999号明細書などに記載されている。
(i)の方法(溶融法)において使用される炭酸ジエステルとしては、ジフェニルカーボ
ネート、ビス(クロロフェニル)カーボネート、ビス(2,4- ジクロルフェニル) カーボネート、ビス(2,4,6-トリクロルフェニル) カーボネート、ビス(2-シアノフェニル) カーボネート、ビス(o-ニトロフェニル) カーボネート、ジトリルカーボネート、m-クレジルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル) カーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネートなどが挙げられる。これらのうち、ジフェニルカーボネートが好ましく用いられる。これらを2種以上併用することもできる。これらのうちでも特にジフェニルカーボネートが好ましく用いられる。また、このような炭酸ジエステル中には、ジカルボン酸またはジカルボン酸エステルが含有されていてもよい。具体的に、炭酸ジエステルは、ジカルボン酸またはジカルボン酸エステルを好ましくは50モル%以下、さらに好ましくは30モル%以下の量で含有していてもよい。
具体的に溶融重縮合触媒として、通常、(a)アルカリ金属化合物および/またはアルカ
リ土類金属化合物(以下(a) アルカリ(土類)金属化合物ともいう)が使用される。
アルカリ土類金属化合物としては、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化ストロンチウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素バリウム、炭酸水素マグネシウム、炭酸水素ストロンチウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸ストロンチウム、酢酸カルシウム、酢酸バリウム、酢酸マグネシウム、酢酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウムなどが挙げられる。これら化合物を2種以上併用することもできる。
このような(b)塩基性化合物としては、たとえば高温で易分解性または揮発性の含窒素
塩基性化合物が挙げられ、具体的には、以下のような化合物を挙げることができる。
リール基などを有するアンモニウムヒドロオキシド類、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルベンジルアミン、トリフェニルアミンなどの三級アミン類、
R2NH(式中Rはメチル、エチルなどのアルキル基、フェニル、トリルなどのアリー
ル基などである)で示される二級アミン類、
RNH2(式中Rは上記と同じである)で示される一級アミン類、
4-ジメチルアミノピリジン、4-ジエチルアミノピリジン、4-ピロリジノピリジンなどのピリジン類、
2-メチルイミダゾール、2-フェニルイミダゾールなどのイミダゾール類、
またはアンモニア、テトラメチルアンモニウムボロハイドライド(Me4NBH4)、テトラ
ブチルアンモニウムボロハイドライド(Bu4NBH4)、テトラブチルアンモニウムテトラフ
ェニルボレート(Bu4NBPh4)、テトラメチルアンモニウムテトラフェニルボレート(Me4NBPh4)などの塩基性塩。
上記のような(b) 含窒素塩基性化合物は、ビスフェノール類1モルに対して、1×10-6〜1×10-1モル好ましくは1×10-5〜1×10-2モルの量で用いることができる。
このような(c) ホウ酸化合物としては、ホウ酸およびホウ酸エステルなどを挙げることができる。
B(OR)n(OH)3-n
式中、Rはメチル、エチルなどのアルキル、フェニルなどのアリールなどであり、nは1,2または3である。
エステルとを併用する場合、各触媒成分を混合したものを、ビスフェノール類と炭酸ジエステルとの溶融混合物に添加してもよく、また、個別にビスフェノール類と炭酸ジエステルとの溶融混合物に添加してもよい。
(ii)の界面法において使用されるカーボネート前駆体としては、たとえばハロゲン化カルボニル、ジアリールカーボネート、ビスハロホルメートが挙げられ、いずれを使用してもよい。ハロゲン化カルボニルとしては、たとえば臭化カルボニル、塩化カルボニル(いわゆるホスゲン)およびこれらの混合物が挙げられる。アリールカーボネートとしては、たとえばジフェニルカーボネート、ジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネートなどが挙げられる。また、ビスハロホルメートとしては、たとえば、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ
-3,5-ジクロロフェニル)プロパン、ヒドロキノンなどの芳香族ジヒドロキシ化合物のビ
スクロロホルメートまたはビスブロモホルメート;エチレングリコールなどのグリコール類のビスクロロホルメートまたはビスブロモホルメートなどが挙げられる。上記のカーボネート前駆体は、いずれも有用であるが、塩化カルボニル(すなわちホスゲン)が好適である。
能基で末端封止されていてもよい。
末端封止剤としては、特に限定はされないがフェノール、クロマン−I、p−クミルフェノールなどの1価のフェノール類などが挙げられる。
の熱可塑性樹脂(A-2)を使用してもよい。
[ポリカーボネート系樹脂以外の熱可塑性樹脂(A-2)]
本発明では、上記ポリカーボネートとともにポリカーボネート系樹脂以外の熱可塑性樹脂(単に、熱可塑性樹脂という)が含まれていてもよい。熱可塑性樹脂(A-2)としては、ポリカーボネート以外の熱可塑性樹脂を特に制限無く使用することができるが、好適には、
(i)(a)芳香族ビニル単量体成分を重合体の構成成分として含む重合体;
(ii)(a)芳香族ビニル単量体成分および(b)シアン化ビニル単量体成分を共重合体の構成成分として含む共重合体;
(iii)(a)芳香族ビニル単量体成分、(b)シアン化ビニル単量体成分および(c)ゴム質重合体を共重合体の構成成分として含む共重合体;
(iv)芳香族ポリエステル;
(v)ポリフェニレンエーテル;
(vi)ポリエーテルイミド;および
(vii)ポリフェニレンサルファイド
からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂である。
(共)重合体(i)
まず、(a)芳香族ビニル単量体成分を含む重合体(i)について説明する。
またはp-メチルスチレン、ビニルキシレン、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、
モノブロモスチレン、ジブロモスチレン、フルオロスチレン、p-tert-ブチルスチレン、
エチルスチレン、ビニルナフタレン等を挙げることができる。本発明で使用される重合体はこれらの単独重合体であっても、または2種以上単量体の共重合体であってもよい。これらの単量体のなかでも好ましくは、スチレンまたはα-メチルスチレンである。重合体
の好ましい例としては、たとえばスチレン樹脂が挙げられる。
次ぎに、(a)芳香族ビニル単量体成分及び(b)シアン化ビニル単量体成分を含む共重合体(ii)について説明する。
(b)シアン化ビニル単量体成分としては、たとえばアクリロニトリル、メタアクリロニ
トリル等を挙げることができ、これらからなる成分は共重合体中に、1種または2種以上含まれていてもよい。
共重合体)が挙げられる。この共重合体の製造法に関しては特に制限はなく、塊状重合、溶液重合、塊状懸濁重合、懸濁重合、乳化重合など通常の公知の方法が用いられる。また、別々に共重合した樹脂をブレンドすることによって得ることも可能である。
次に(a)芳香族ビニル単量体成分、(b)シアン化ビニル単量体成分および(c)ゴム質重合
体を含む共重合体について説明する。(a)芳香族ビニル単量体成分および(b)シアン化ビニル単量体成分については、前記した同様の例が挙げられる。
エチレン-酢酸ビニル等のエチレンと脂肪酸ビニルとの共重合体、エチレン‐プロピレン-ヘキサジエン共重合体などのエチレン‐プロピレン非共役ジエンターポリマー、ブチレン‐イソブレン共重合体、塩素化ポリエチレン等が挙げられ、これらを1種または2種以上で使用する。好ましいゴム質重合体としては、エチレン-プロピレン非共役ジエンターポ
リマー、ジエン系ゴムおよびアクリル系弾性重合体であり、特に好ましくはポリブタジエンおよびスチレン-ブタジエン共重合体であり、その中のスチレン含有率は50重量%以
下であることが好ましい。
くは30,000〜200,000、より好ましくは30,000〜150,000、特に好ましくは30,000〜110,000であることが望ましい。
芳香族ポリエステル(iv)
芳香族ポリエステルはそれ自体公知のものであり、芳香環を重合体の連鎖単位に有するポリエステルであって、芳香族ジカルボン酸およびジオール(またはそのエステル形成性誘導体)とを主成分とする重縮合反応により得られる重合体または共重合体である。
ルボン酸、アントラセン-2,6-ジカルボン酸、p-ターフェニレン-4,4'-ジカルボン酸、ピ
リジン-2,5-ジカルボン酸等が挙げられ、テレフタル酸が好ましい。
エチレングリコール、ポリ- 1,3-プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどを1種以上共重合させてもよい。
ン-4,4'-ジカルボキシレート、ポリシクロヘキサンジメタノールテレフタレートなどを挙げることができる。なかでも、PBTおよびPETが好ましい。
ポリフェニレンエーテル(PPE)は、置換または非置換のフェニレンエ―テル繰返し単位を有する公知の樹脂である。具体例としては、ポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジエチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2-メチル-6-エチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2-メチル-6-プロピル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジプロピル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2-エチル-6-プロピル-1,4-フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6-ジメトキシ-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジクロロメチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジブロモメチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジフェニル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジトリル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジクロロ-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジベンジル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,5-ジメチル-1,4-フェニレン)エーテルなどが挙げられる。
チレンなどをグラフト重合して得られる共重合体である。PPEは、たとえば日本ジーイープラスチックス社製、商品名NORYLとして市販されている。
ポリエーテルイミドは公知の樹脂であり、たとえば日本ジーイープラスチックス社から商品名ULTEMとして市販されているものが挙げられる。
ポリフェニレンサルファイド(PPS)は、置換または非置換のフェニレンサルファイド繰り返し単位を有する公知の樹脂である。たとえばフィリプスペトロリアム(株)、および東ソー・サスティール(株)、(株)トープレンおよび呉羽化学(株)等から市販されているものが挙げられる。
HIPS(耐衝撃性ポリスチレン)、ABS樹脂(アクリロニトリル‐ブタジエン-スチ
レン共重合体)、AES樹脂(アクリロニトリル-エチレン-プロピレン-スチレン共重合
体)、ACS樹脂(アクリロニトリル-塩素化ポリエチレン-スチレン共重合体)、AAS樹脂(アクリロニトリル-アクリル系弾性体-スチレン共重合体)およびから選択される樹脂が好ましい。
:A-2)が99:1〜1:99、好ましくは30:70〜70:30の範囲にあることが望ましい。
本発明における(B)成分のオルガノシロキサンとしては、下記平均組成式で表されるアルコキシ基含有オルガノシロキサンが使用される。
式中、R1は必須成分としてアリール基を含む置換または非置換の1価炭化水素基を表
し、R2は置換または非置換の1価炭化水素基を表し、R1とR2とは互いに同一であって
も異なっていていもよい。また、0.2≦a≦2.7、0.2≦b≦2.4、a+b<3の範囲にある。
ル基、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基などのアルケニル基、フェニル基、ビフェニル基、ナフタレンなどのアリール基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基などのシクロアルキル基またはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子をハロゲン原子、シアノ基、アミノ基などで置換した基、たとえばクロロメチル基、3,3,3‐トリフルオロプロピル基
、シアノメチル基、γ-アミノプロピル基、N-(β-アミノエチル)−γ-アミノプロピル基などが例示される。合成と入手のしやすさまたはアルコキシ基含有オルガノシロキサンの安全面から、工業的に、メチル基、エチル基、フェニル基が好ましい。
としてアリール基(フェニル基)を含有している。アリール基含有率(フェニル基含有率)は20%以上であることが好ましい。この範囲未満であると、ポリカーボネート系樹脂中の分散性が悪く、燃焼時に芳香族同士の縮合も起こりにくくなり、燃焼効果が低下する場合がある。特にアリール基含有率は、50%以上であることが好ましい。なお、アリール基含有率は、90%以上であると、芳香族基同士の立体障害により、オルガノシロキサン分子の空間的自由度が低下し、樹脂中で自由に移動することができなくなり、顕著な難燃効果を発現できなくなる場合がある。
基が例示される。アルコキシ基としての反応性と工業的な取扱いのしやすさから、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基が好ましく用いられる。本発明で使用されるオルガノシロキサン中のアルコキシ基はオルガノシロキサン化合物に活性を付与するので、アルカリ(土類)金属塩と併用すると、難燃性の相乗効果に寄与するものと考えられる。したがって、平均組成式(a)中のb値、すなわちSi原子1モルに対するアルコキシ基のモル数
は0.2〜2.4(0.2≦c≦2.4)、好ましくは0.4〜2.2の範囲にあることが望ましい。b値が0.2未満ではオルガノシロキサンの活性が低すぎて、充分な難燃化効果が期待できないことがあり、2.4を越えると、オルガノシロキサン自体の耐熱性が低下し、難燃化効果が低下してしまうことがある。
ぎると、オルガノシロキサンのポリカーボネート系樹脂組成物への分散性が悪く、また、a値が高すぎると、オルガノシロキサン自身の耐熱性が悪くなることがあり、優れた難燃
性を発揮できないことがある。
低すぎると、樹脂組成物に混合した後、オルガノシロキサンが成形体表面にブリードしやすいため、難燃効果が低下してしまうことがある。分子量が高すぎると、オルガノシロキサンの樹脂中における分散性が悪くなったり、動きにくくなるため、難燃効果が低下することがある。また、オルガノシロキサンの分子量が高すぎると、ポリカーボネート樹脂に配合する場合、ポリカーボネート樹脂の透明性が落ちることがある。
本発明で使用されるアルコキシ基含有オルガノシロキサンの中には、分岐構造以外に、次のような構造単位(b-1)または(b-2)が含まれていることが好ましい。
R1 1Si(OR2)O…(b-2)
(R1およびR2は、前記式(I)と同じ)
また、アルコキシ基含有オルガノシロキサンの中には、上記構造単位以外に、次のような構造単位(b-3)または(b-4)を含んでもよい。
Si(OR2)3O0.5 …(b-4)
(R1およびR2は、前記式(I)と同じ)
さらに、本発明で使用されるアルコキシ基含有オルガノシロキサンの中には、以下に示すような下記式で表される1個のSi原子に2個の炭化水素基が結合している二官能性単位(b-5)または3個の炭化水素基が結合している単官能性単位(b-6) および(b-7)を含んでもよい。
R1 2Si(OR2)O0.5…(b-6)
R1 3SiO0.5 …(b-7)(R1およびR2は、前記式(I)と同じ)
ただし、このような(b-5)から(b-7)で表される構成単位は、オルガノポリシロキサン中に、85モル%以下、好ましくは50モル%、さらに好ましくは20%以下である。二官能性単位や単官能性単位を多く含むと、オルガノシロキサンの耐熱性や架橋活性が低くなり、難燃性を低下させることがある。
ンを過剰の水で、加水分解・縮合反応させることによって、シラノール基含有ポリオルガノシロキサンを調製し、次いで得られたシラノール基含有ポリオルガノシロキサンを公知の方法を用いて、シラノール基をシリル化することによって、目的のアルコキシ基含有オルガノシロキサンを製造することができる。シリル化を行う際に、シラザン類化合物またはクロロシラン類の化合物が好適に用いられる。
本発明の樹脂組成物においては、(C)成分としてアルカリ(土類)金属塩が使用される。アルカリ(土類)金属塩を構成するアルカリ(土類)金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、セシウム、ルビジウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムが挙げられる。このうち、好ましくはナトリウムまたはカリウムであり、特に好ましくはカリウムである。
基)、特開昭50-98547号公報に記載された芳香族ケトンのスルホン酸アルカリ(土類)金属塩(芳香族環の水素とスルホン酸基とが置換したもの)、特開昭50-116542号公報に記
載された複素環式スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、特開昭50-97642号公報に記載されたハロゲン化非芳香族カルボン酸アルカリ(土類)金属塩、特開昭50-98539号公報に記載された芳香族サルフィドのスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、特開昭50-98543号公報に記載された芳香族エーテルスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、特開昭50-98542号公報に記載された脂肪族系またはオレフィン系スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、特開昭50-98544号公報に記載されたフェノールエステルスルホン酸のアルカリ(土類)金属塩、特開昭50-98538号公報に記載されたハロゲン化オキソ炭素酸のアルカリ(土類)金属塩、特開昭50-98545号公報に記載されたハロゲン置換芳香族スルホン酸のアルカリ(土類)金属塩が使用できる。
ト、カルシウム[4-ブロモフェニル-2,4,5-トリクロロベンゼンスルホネート]-3'-スル
ホネート、ナトリウム[4,4'-ジクロロジフェニルカーボネート]-2-スルホネート、カリウム[トリス(2-クロロフェニル)ホスフェート]-4-スルホネート、バリウム[ビス(4-ブロモフェニル)サルフェート]-3-スルホネート、ナトリウム[ビス-2,4,5-トリクロロフ
ェニルテレフタレート]スルホネート、ジナトリウム[ジフェニルオキザレート]-4,4'-ジスルホネート、ナトリウム[フェニルペンタクロロベンゼンホスホネート]-4'-スルホネート、ジナトリウム[ジフェニルジブロモマレエート]-4,4'-ジスルホネート、ジナトリウム[ビスフェノール−A−ビス(2,4,5-トリクロロベンゼン)スルホネート]-2,2'-ジスルホネート、ポリナトリウム[ビスフェノール−A−ポリカーボネート]ポリスルホネート、ポリナトリウム[(ビスフェノール−A)-(テトラブロモ-ビスフェノール−A)コポリカーボネート]ポリスルホネート、ポリナトリウム[(ビスフェノール−A)-(テトラクロロ-ビスフェノール−A)コポリカーボネート]ポリスルホネート、ナトリウム[ペンタクロロフェニルベンゾエート]-3-スルホネート、ナトリウム[ビス(p-クロロフェニル)イソフタレート]-5-スルホネート、ハイドロキノン[チオノベンゾエート][2',4',5'-トリクロロベンゼンスルホネート]-2-スルホン酸のナトリウム塩、カリウム(ペンタクロロフェニル)フェニルメチル-ホスホネート-4-スルホネート、ナトリウム2-クロロフェニルベンゼンスルフィネート-4-スルホネート、ジナトリウムビス(4-クロロフェニル)サクシネート2,2'-スルホネート、ビス(2-クロロフェノキシ)メチルフェニルシラン4,4'-ジスルホン酸のナトリウム塩などが挙げられる。またトリフェニルトリメリテートジスルホン酸、4-クロロフェニルチオノベンゾエートスルホン酸、4,4'-ジクロロジフェニルサルファイトジスルホン酸、4,5-ジブロモフェニルベンゼンスルホネートスルホン酸、ジフェニルサルフェートスルホン酸、トリ(α-ナフチル)ホスフェートトリスルホン酸、ハイドロキノンビス(フェニルフェニルホスホネート)スルホン酸、テトラブロモビスフェノール−A-ビス(4-クロロフェニルスルフェート)ジスルホン酸、ジフェニルジブロモマレエートジスルホン酸ビスフェノール−A−ビス[ビス(4-クロロフェニル)チオホスフェート]ジスルホン酸、ポリ(ジフェニルシロキサン)ポリスルホン酸、ポリ(ビスフェノール−A-テトラクロロビスフェノール−A)-ポリスルホン酸、ビスフェノール−A-ビス(2,4,5-トリクロロベンゼンスルホネート)スルホン酸のアルカリ(土類)金属塩などが挙げられる。
ホン酸ナトリウム、ベンゾフェノン-3,3'-ジスルホン酸ジナトリウム、4,4'-ジクロロベ
ンゾフェノン-3,3'-ジスルホン酸ナトリウム、4,4'-ジクロロベンゾフェノン-3-スルホン
酸カルシウム、3,3',4,4'-テトラクロロベンジル-5-スルホン酸ナトリウム、2,3-ジクロ
ロナフトキノン-χ-スルホン酸カルシウム、4,4'-ジクロロベンゾフェノン-3-スルホン酸バリウム、1,5-ジクロロアントラキノン-ジスルホン酸ナトリウム、2,5-ジクロロアント
ラキノン-ジスルホン酸ナトリウム、4-(トリフルオロメチル)-4'-ニトロベンゾフェノン
スルホン酸ナトリウム、4-シアノベンゾフェノン-4'-スルホン酸ナトリウムなどを用いることができる。
ウム塩、4,4'-ジブロモジフェニル-スルホン-3-スルホン酸のナトリウム塩、4-クロロ-4'-ニトロジフェニルスルホン-3-スルホン酸のカルシウム塩、4-クロロ-3'-(トリフルオロメチル)ジフェニルスルホン-3-スルホン酸のカリウム塩、ジフェニルスルホン-3,3'-ジスルホン酸のジナトリウム塩、4,4'-ジクロロジフェニルスルホン-3,3'-スルホン酸のジナトリウム塩、4,2',4'5'-テトラクロロジフェニルスルホン-3,5-ジスルホン酸のジナトリウム塩、4,4'-ジクロロ-1,1'-ジナフチルスルホン-5,5'-スルホン酸のカルシウム塩、
ロロベンゼンスルホン酸カルシウム、2,5-ジクロロベンゼン-1,3-ジスルホン酸ジナトリ
ウム、4,4'-ジブロモフェニル-3-スルホン酸ナトリウム、2,5-ジクロロベンゼン-1,1-ビ
ス(4'-クロロフェニル)エチレン-3,3'-ジスルホン酸ジナトリウム、2,4-ジニトロベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、2-クロロ-5-ニトロベンゼンスルホン酸カルシウム、3-(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホン酸カルシウム、2-クロロ-5-ニトロベンゼンスルホン酸カルシウムなどのを使用することもできる。
シンナトリウムメート、カリウムジクロロフルオロアセテート、カルシウム1,4,5,6,7,7-ペキサクロロノルボルネン-2-カルボキシレートなどを用いることができる。
ン酸ジナトリウム、ビフェニル-3,3'-ジスルホン酸カリウム、1,1,1-トリクロロ-2,2-ジ
フェニルエタン-4,4'-ジスルホン酸ジナトリウム、ビベンジル-4,4-ジスルホン酸ジナト
リウム、トリフェニルメタン-4,4'-ジスルホン酸ジナトリウム、トランス-α,α'-ジクロロスチレン-4,4'-ジスルホン酸カリウム、o-トルエンスルホン酸ナトリウムなどを用いることができる。
パーフルオロアルカンスルホン酸金属塩としては、好ましくは炭素数1〜19の、より
好ましくは炭素数4〜8のパーフルオロアルカン基を有するスルホン酸金属塩である。
リカーボネート系樹脂(A-1)と熱可塑性樹脂(A-2)との合計100重量部に対して、0.0
1〜3重量部、好ましくは0.01〜0.1重量部、より好ましくは0.02〜0.09重量部、さらに好ましくは 0.03〜0.08重量部の範囲にあることが望ましい。この
ような範囲にあると、透明性および難燃性のいずれにも優れたポリカーボネート樹脂組成物を得ることができる。
本発明に係る難燃性樹脂組成物は、さらに必要に応じて、(D)ドリップ防止剤を含んでいてもよい。ドリップ防止剤とは、燃焼の際に、ドリップ(滴下)を抑制する働きのある添加剤であり、公知のものが使用できる。本発明では、特に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などに代表されるポリカーボネート系樹脂中でフィブリル構造を形成するものがドリップの抑制効果が高いので好適である。
ポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量部に対し、ポリカーボネート系樹脂(A-1)と熱可塑性樹脂(A-2)とが併用されている場合には(A-1)と(A-2)との合計100重量
部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.05〜2重量部、さらに好ましくは0.1〜0.5重量部の範囲で添加される。
としては、ポリ(2,6-ジメチル-1,4 -フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジエチル-1,4 -フ
ェニレン)エーテル、ポリ(2-メチル-6-エチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2-メチル-6-プロピル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジプロピル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2-エチル-6-プロピル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6‐ジメトキシ-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジクロロメチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジブロモメチル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジフェニル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジトリル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジクロロ-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,6-ジベンジル-1,4-フェニレン)エーテル、ポリ(2,5-ジメチル-1,4-フェニレン)エーテルなどが挙げられる。特に好ましいPPE系樹脂は、ポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレン)エーテルである。またポリフェニレンエーテル共重合体としては、上記ポリフェニレンエーテル繰り返し単位中にアルキル三置換フェノールたとえば2,3,6-トリメチルフェノールを一部含有する共重合体を挙げることができる。またこれらのポリフェニレンエーテルに、スチレン系化合物がグラフトした共重合体であってもよい。スチレン系化合物グラフト化ポリフェニレンエーテルとしては上記ポリフェニレンエーテルにスチレン系化合物として、たとえばスチレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレンなどをグラフト重合して得られる共重合体が挙げられる。
本発明に係る難燃性樹脂組成物は、さらに耐加水分解性を向上させる目的で(E)エポキシ系安定剤を含んでいてもよい。このエポキシ系安定剤としては、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、フェニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、t-ブチルフェニルグリシジルエーテル、3,4-エポキシシクロヘキシルメチル-3',4'-エポキシシ
クロヘキシルカルボキシレート、3,4-エポキシ-6-メチルシクロヘキシルメチル-3',4'-エポキシ-6'-メチルシクロヘキシルカルボキシレート、2,3-エポキシシクロヘキシルメチル-3',4'-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、4-(3,4-エポキシ-5-メチルシクロヘキシル)ブチル-3',4'-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、3,4-エポキシシクロヘキシルエチレンオキシド、シクロヘキシルメチル-3,4-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、3,4-エポキシ-6-メチルシクロヘキシルメチル-6'-メチルシロヘキシルカルボキシレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノールAグリシジルエーテル、フタル酸のジグリシジルエステル、ヘキサヒドロフタル酸のジグリシジルエステル、ビス-エポキシジシクロペンタジエニルエーテル、ビス-エポキシエチレングリコール、ビス-エポキシシクロヘキシルアジペート、ブタジエンジエポキシド、テトラフェニルエチレンエポキシド、オクチルエポキシタレート、エポキシ化ポリブタジエン、3,4-ジメチル-1,2-エポキシシクロヘキサン、3,5-ジメチル-1,2- エポキシシクロヘキサン、3-メチル-5-t-ブチル-1,2-エポキシシクロヘキサン、オクタデシル-2,2-ジメチル-3,4-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、N-ブチル-2,2- ジメチル-3,4-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、シクロヘキシル-2-メチル-3,4-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、N-ブチル-2-イソプロピル-3,4-エポキシ-5-メチルシクロヘキシルカルボキシレート、オクタデシル-3,4- エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、2-エチルヘキシル-3',4'-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、4,6-ジメチル-2,3-エポキシシクロヘキシル -3',4'-エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、4,5-エポキシ無水テトラヒドロフタル酸、3-t-ブチル-4,5-エポキシ無水テトラヒドロフタル酸、ジエチル-4,5-エポキシ-シス-1,2-シクロヘキシルジカルボキシレート、ジ-n-ブチル-3-t-ブチル-4,5-エポキシ-シス-1,2-シクロヘキシルジカルボキシレートなどが挙げられる。
[その他成分]
本発明の樹脂組成物は、さらに、紫外線吸収剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、離型剤などが含まれていてもよい。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、サリチレート系紫外線吸収剤などが挙げられる。
本発明の樹脂組成物を製造するための方法としては、特に制限はなく、公知の方法が使用できる。特に、溶融混合法が望ましい。樹脂組成物を製造する際には、少量の溶剤を添加してもよい。装置としては特に押出機、バンバリーミキサー、ローラー、ニーダーなどを例として挙げることができ、これらを回分的または連続的に運転する。このとき、成分の混合順は特に限定されない。
本発明に係る(A-1)、(B)および(C)成分から構成されるポリカーボネート樹脂組
成物から成形される成形品は特に難燃性および透明性と耐熱性に優れている。また、(A-1)、(A-2)、(B)および(C)成分から構成されるポリカーボネート樹脂組成物から成形される成形品は難燃性に優れるとともに、耐熱性、耐衝撃性および加工性にも優れている。
限定されるものではない。なお、特にことわりのない限り、実施例中の部は重量部を、%は重量%を表す。
(i)ポリカーボネート系樹脂(PC):
ビスフェノールAのポリカーボネート:LEXAN(商品名、日本ジーイープラスチックス社製)、300℃、1.2kg荷重にて測定したメルトインデックス値が12.3g/10分、塩化メチレン中、25℃で測定した固有粘度0.49dl/g、粘度平均分子量(Mv)=21760(計算値)。
サンタック AT−07 (商標、日本A&L(株)製)、ゴム含有量=20%、MI=2.5g/10分)
(iii)オルガノシロキサン:
オルガノシロキサンとして、(B-1):組成式 Ph1.1(CH3)0.6Si(OCH3)0.7O0.8(Mw=900)、(B-2):組成式 (CH3)1.0Si(OCH3)0.7O1.2(Mw=1200)を使用した。(Phはフェニル基)
(iv)アルカリ(土類)金属塩:アルカリ(土類)金属塩の例として、パーフルオロブタンスルホン酸カリウム(C4F9SO3K、Bayowet C4,商標、Bayer社製)を使用した。
ポリフロン D−2C(商標、ダイキン化学工業(株))。 水にPTFEを乳化分散させたもので、PTFE含有量が60%。 なお、ポリフロン D−2Cは、ポリカーボネート系樹脂に対して、0.5%の量で添加されるので、実際のPTFEは、0.3%添加されたことになる。また、水は、樹脂組成物調製時に揮散する。
3,4-エポキシシクロヘキシルメチル-3',4'-エポキシシクロヘキサンカルボキシレート
(セロキサイド 2021P、商標、ダイセル化学工業株式会社製)
[実施例1]
、PTFE0.5重量部で混合し、日本製鋼所(株)製の2軸押出機(TEX44αII)により
、スクリュー回転数300rpm、バレル温度250〜260℃の条件にて押出しを行い、
所定の長さに切断してペレットを製造した。このペレットを用いて、100t 射出成形機により、バレル温度260℃、金型温度50℃の成形条件にて、所定の大きさの試験片を射出成形した。得られた成形品について、UL−94に準拠した難燃性試験を行った。
[実施例2および3、比較例1〜6]
ように特定のフェニル基含有オルガノシロキサンとアルカリ(土類)金属塩を含んでいないポリカーボネートは、難燃性が不充分である。
、難燃性が低くなっている。さらにまた、比較例3のようにフェニル基を含んでいないオルガノシロキサンと特定のアルカリ(土類)金属塩とを含んでいるものでは、実施例2と
比較しても明らかなように、燃焼時間が長く、難燃性が不充分である。
ニル基を含んでいないオルガノシロキサンと特定のアルカリ(土類)金属塩とを配合しているポリカーボネートとABSの組成物では、燃焼時間が長く、難燃性を発揮できなかった
。
Claims (9)
- (A-1)ポリカーボネート系樹脂と、
(B)下記平均組成式(1)で表されるアルコキシ基含有オルガノシロキサンと、
R1 aSi(OR2)bO(4-a-b)/2 …(1)
(式中、R1は必須成分としてアリール基を含む置換または非置換の1価炭化水素基を表
し、R2は置換または非置換の1価炭化水素基を表し、R1とR2とは互いに同一であって
も異なっていてもよい。また、0.2≦a≦2.7、0.2≦b≦2.4、a+b<3の範囲である。)
(C)芳香族スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族スルホン・スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族ケトンのスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、複素環式スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族サルフィドのスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、芳香族エーテルスルホン酸アルカリ(土類)金属塩、脂肪族系またはオレフィン系スルホン酸アルカリ(土類)金属塩、フェノールエステルスルホン酸のアルカリ(土類)金属塩、ハロゲン置換芳香族スルホン酸のアルカリ(土類)金属塩からなる群から選ばれるアルカリ(土類)金属塩を含み、かつポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量部に対して、
アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)を0.05〜10重量部の量で、(C)アルカリ(土類)金属塩を0.01〜3重量部の量で含み、
前記アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)のR2が、メチル基またはエチル基
であり、さらにR1は必須成分としてフェニル基を50%以上90%未満含むことを特徴
とするポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。 - (A-1)ポリカーボネート系樹脂と、(A-2)ポリカーボネート系樹脂以外の熱可塑性樹脂と、
(B)下記平均組成式で表されるアルコキシ基含有オルガノシロキサンと、
R1 aSi(OR2)bO(4-a-b)/2…(1)
(式中、R1は必須成分としてアリール基を含む置換または非置換の1価炭化水素基を表
し、R2は置換または非置換の1価炭化水素基を表し、R1とR2とは互いに同一であって
も異なっていてもよい。また、0.2≦a≦2.7、0.2≦b≦2.4、a+b<3の範囲である。)
(C)アルカリ(土類)金属塩を含み、かつポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量
部に対して、アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)を0.05〜10重量部の量で、(C)アルカリ(土類)金属塩を0.01〜3重量部の量で含み、
前記アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)のR2が、メチル基またはエチル基で
あり、さらにR1は必須成分としてフェニル基を50%以上90%未満含むことを特徴と
するポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。 - 熱可塑性樹脂(A-2)が、(a)芳香族ビニル単量体成分を重合体の構成成分として含む重合体;
(a)芳香族ビニル単量体成分および(b)シアン化ビニル単量体成分を共重合体の構成成分として含む共重合体;
(a)芳香族ビニル単量体成分、(b)シアン化ビニル単量体成分および(c)ゴム質重合体を
共重合体の構成成分として含む共重合体;芳香族ポリエステル;ポリフェニレンエーテル;ポリエーテルイミド;およびポリフェニレンサルファイドからなる群より選択される1種以上の樹脂であることを特徴とする請求項2に記載のポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。 - 熱可塑性樹脂(A-2)が、ABS樹脂、AES樹脂、ACS樹脂、AAS樹脂およびポリ
スチレン樹脂からなる群より選択される1種以上の樹脂であることを特徴とする請求項2または3に記載のポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。 - アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)の重量平均分子量が300〜6000の範囲にあることを特徴とする請求項1または2に記載のポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。
- アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)が分岐構造を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。
- アルコキシ基含有オルガノシロキサン(B)が実質的にシラノール基(SiOH)を含んでいないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。
- さらに(E)エポキシ系安定剤を、ポリカーボネート系樹脂(A-1)100重量部に対
して、またはポリカーボネート系樹脂(A-1)と熱可塑性樹脂(A-2)との合計100重量部に対して、0.01〜5重量部の量で含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。 - 前記エポキシ系安定剤が、3,4-エポキシシクロヘキシルメチル-3',4'-エポキシシクロ
ヘキサンカルボキシレートまたはビス-(3,4-エポキシシクロヘキシル)アジペートである
ことを特徴とする請求項8に記載のポリカーボネート系難燃性樹脂組成物。
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