JP2006089599A - 光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる光反射板 - Google Patents

光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる光反射板 Download PDF

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Abstract


【解決手段】ポリカーボネート樹脂(A)100重量部、芳香族ビニル単量体成分(a)及びシアン化ビニル単量体成分(b)を含む共重合体(B)1〜15重量部、酸化チタン(C)5〜25重量部、ポリオルガノ水素シロキサン(D)0.01〜3重量部、主鎖が分岐構造でかつ含有する有機官能基が芳香族基か、又はこれと炭化水素基(芳香族基を除く)とからなるシリコーン化合物(E)0.01〜1重量部、有機金属塩(F)0.01〜2重量部、二官能シロキサン単位および三官能シロキサン単位からなる骨格と表面に有機官能基とを有するシリコーンゴム弾性体(G)0.1〜5重量部及び繊維形成型の含フッ素ポリマー(H)0.01〜2重量部からなる。
【効果】ハロゲン系又はリン系難燃剤を含まず、環境保護に優れ、薄肉成形品でも高度な難燃性と光反射性を示し、優れた成形性及び流動性を有し、液晶バックライト等の反射板の素材として好適に用いられる。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリカーボネート樹脂、芳香族ビニル単量体成分とシアン化ビニル単量体成分を共重合体の構成成分として含む共重合体、酸化チタン、ポリオルガノ水素シロキサン、シリコーン系難燃剤、有機金属塩、シリコーンゴム弾性体および滴下防止剤が配合された光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物、および該組成物より成形されてなる光反射板に関する。本発明に係わる樹脂組成物は、光反射性に優れ、さらには、成形時の流動性や熱安定性、機械的強度、難燃性、外観にも優れていることから、特に液晶バックライト等の光反射板に好適に使用できる。
ポリカーボネート樹脂は、耐衝撃性、耐熱性などに優れた熱可塑性樹脂であり、電気、電子、機械、自動車などの分野に広く用いられている。一方、ポリカーボネート樹脂が有するこれらの優れた性能に加えて、電気、電子、OA分野では安全上の要求を満たすため、高い難燃性を具備した材料が求められている。そこで、最近ではポリカーボネート樹脂の難燃性を向上するために、従来から使用されてきた有機臭素化合物やリン系化合物などに替わって、より環境面への影響を配慮したシリコーン系難燃剤を使用する難燃化の方法が種々提案され、採用されつつある。また、液晶バックライト等の光反射板の用途においても同様の状況である。(例えば、特許文献1、2、3、4参照)
特開平11−263903号公報 特開2000−159996号公報 特開2002−146171号公報 特開2002−194198号公報
ポリカーボネート樹脂にシリコーン系難燃剤を配合してなる難燃ポリカーボネート樹脂にあっては、ベースとなる樹脂がポリカーボネート樹脂であるが故に、成形時の加工性(流動性)がリン系難燃ポリカーボネート樹脂やリン系難燃ポリカーボネート樹脂/スチレン系樹脂のポリマーアロイの樹脂材料に比べ劣るといった指摘がなされており、特に年々薄肉化傾向にある液晶バックライト等の光反射板用途においては樹脂材料の成形加工性の改善が望まれてきた。
そこで、先の問題点を改善すべくポリカーボネート樹脂をスチレン系樹脂によりアロイ化し、これをシリコーン系難燃剤で難燃化しようという試みがなされている。
特開2004−203998号公報
しかしながら、前述の技術は難燃性の改善に限度がみられるため、薄肉での難燃化が困難という欠点があり、従来からその改善が強く求められてきた。
本発明の課題は、光反射性に優れるとともに、難燃手法として主には環境面への影響を配慮したシリコーン系難燃剤を使用し、成形時の流動性を大きく改良するとともに薄肉での難燃化を可能とした液晶バックライト等の光反射板に好適に使用できるポリカーボネート樹脂を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行った結果、ポリカーボネート樹脂に、流動性改質剤として芳香族ビニル単量体成分とシアン化ビニル単量体成分を共重合体の構成成分として含む共重合体を用い、難燃剤として特定構造のシリコーン化合物、難燃性をさらに強化するための特定構造のシリコーンゴム弾性体を配合し、これらと酸化チタン、ポリオルガノ水素シロキサン、有機金属塩および繊維形成型の含フッ素ポリマーとを併用することにより、驚くべきことに、高度の光反射性の維持、成形性の飛躍的向上、さらには極めて薄肉での難燃化等が達成されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(A)ポリカーボネート樹脂:100重量部、
(B)芳香族ビニル単量体成分(a)とシアン化ビニル単量体成分(b)を共重合体の
構成成分として含む共重合体:1〜15重量部、
(C)酸化チタン:5〜25重量部、
(D)ポリオルガノ水素シロキサン:0.01〜3重量部、
(E)主鎖が分岐構造でかつ含有する有機官能基が芳香族基からなるか、または芳香族
基と炭化水素基(芳香族基を除く)とからなるシリコーン化合物:0.01〜1
重量部、
(F)有機金属塩:0.01〜2重量部、
(G)二官能シロキサン単位および三官能シロキサン単位からなる骨格と表面に有機官
能基とを有するシリコーンゴム弾性体:0.1〜5重量部、および
(H)繊維形成型の含フッ素ポリマー:0.01〜2重量部、
からなることを特徴とする光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物、ならびにこれを成形してなる光反射板を提供するものである。
本発明の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は、塩素、臭素化合物等からなるハロゲン系難燃剤やリン系難燃剤を含まないことから、環境保護の面において優れた性能を持ち、さらには薄肉成形品であっても高度な難燃性と光反射性を具備するのみならず優れた成形性および流動性を有しており、とりわけ液晶バックライト用途等の反射板の素材として好適に用いることができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用されるポリカーボネート樹脂(A)とは、種々のジヒドロキシジアリール化合物とホスゲンとを反応させるホスゲン法、またはジヒドロキシジアリール化合物とジフェニルカーボネートなどの炭酸エステルとを反応させるエステル交換法によって得られる重合体であり、代表的なものとしては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)から製造されたポリカーボネート樹脂が挙げられる。
上記ジヒドロキシジアリール化合物としては、ビスフェノールAの他に、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3、5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパンのようなビス(ヒドロキシアリール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンのようなビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルエーテルのようなジヒドロキシジアリールエーテル類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィドのようなジヒドロキシジアリールスルフィド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルスルホキシドのようなジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルスルホンのようなジヒドロキシジアリールスルホン類等が挙げられる。
これらは、単独または2種類以上混合して使用されるが、ハロゲンで置換されていない方が燃焼時に懸念される当該ハロゲンを含むガスの環境への排出防止の面から好ましい。これらの他に、ピペラジン、ジピペリジルハイドロキノン、レゾルシン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル等を混合して使用してもよい。
さらに、上記のジヒドロキシアリール化合物と以下に示すような3価以上のフェノール化合物を混合使用してもよい。3価以上のフェノールとしてはフロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン、2,4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンゾール、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−エタンおよび2,2−ビス−[4,4−(4,4′−ジヒドロキシジフェニル)−シクロヘキシル]−プロパンなどが挙げられる。
ポリカーボネート樹脂(A)の粘度平均分子量は通常10000〜100000、好ましくは15000〜35000である。かかる芳香族ポリカーボネート樹脂を製造するに際し、分子量調節剤、触媒等を必要に応じて使用することができる。
芳香族ビニル単量体成分(a)とシアン化ビニル単量体成分(b)を共重合体の構成成分として含む共重合体(B)は、難燃性ポリカーボネート樹脂組成物の成形性および流動性の改善に寄与する。また、共重合体(B)の重合方法については塊状重合、懸濁重合、乳化重合、これらの組合せがあげられ、塊状重合、懸濁重合で得られたものが好適に使用できる。
芳香族ビニル単量体成分(a)としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、o−、m−もしくはp−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、モノブロモスチレン、ジブロモスチレン、フルオロスチレン、p−tert−ブチルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレン等を挙げることができ、これらを一種または二種以上使用することができる。好ましくは、スチレンが使用される。
シアン化ビニル単量体成分(b)としては、例えばアクリロニトリル、メタアクリロニトリル等を挙げることができ、これらを一種または二種以上使用することができる。好ましくは、アクリロニトリルが使用される。
これら(a)、(b)成分の組成比は特に制限されず、用途に応じて選択されるが、共重合体(B)成分中において好ましくは(a)が95〜50重量%、(b)が5〜50重量%であり、さらに好ましくは(a)が90〜65重量%、(b)が10〜35重量%である。共重合体(B)の好ましい例としては、例えばSAN樹脂(スチレン−アクリロニトリル共重合体)が挙げられる。
共重合体(B)の重量平均分子量(Mw)は20000〜200000が好ましく、更に好ましくは20000〜120000である。
共重合体(B)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり1〜15重量部である。配合量が1重量部未満では、流動性の改良効果という面で劣り、また15重量部を越えると、難燃性が悪化するので好ましくない。
本発明で使用される酸化チタン(C)としては、塩素法、硫酸法どちらで製造されたものでもよく、その結晶形態としてはルチル型、アナターゼ型のどちらであっても構わない。また、酸化チタンの粒径としては0.1〜0.5μm程度のものが好適である。とりわけ、ポリエンのリン酸化物により表面処理されている酸化チタンが好適に用いられる。
酸化チタン(C)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり5〜25重量部である。配合量が5重量部未満では光反射性に劣り、また25重量部を超えると外観や難燃性が悪化するので好ましくない。より好適な配合量は 9〜16重量部の範囲である。
本発明にて使用されるポリオルガノ水素シロキサン(D)としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシクロシロキサン等が挙げられ、とりわけ下記一般式1〜3の構成単位から選択された化合物が好ましい。
一般式1:
Figure 2006089599
(式中、Rは脂肪族不飽和を含まない一価の炭化水素基、
aは1.00〜2.10、
bは0.1〜1.0、
(a+b)は2.00〜2.67である。)
一般式2:
Figure 2006089599
一般式3:
Figure 2006089599
(式中、A、Bは、一般式2に示すものと同一である。)
これら以外のポリオルガノ水素シロキサンを使用すると、高温下での溶融混練時にポリカーボネート樹脂の分子量低下や黄色度の上昇がみられたり、成形加工時に多量のガスの発生や成形品へのシルバーストリーク等が発生することがある。
前記酸化チタン(C)とポリオルガノ水素シロキサン(D)は、そのままの状態で直接ポリカーボネート樹脂(A)に配合することも可能である。また、ポリカーボネート樹脂(A)に配合する前に、酸化チタン(C)を一旦ポリオルガノ水素シロキサン(C)で表面処理し、これをポリカーボネート樹脂(A)に配合しても良い。
前記の表面処理の方法としては、湿式、乾式いずれの方法を用いても良い。湿式法としては、ポリオルガノ水素シロキサン(D)と低沸点溶媒との混合溶液に酸化チタン(C)を添加し、これを攪拌後、脱溶媒処理を行う方法等が挙げられる。その後、さらに120〜200℃の温度で熱処理しても良い。乾式法としては、ポリオルガノ水素シロキサン(D)と酸化チタン(C)をスーパーミキサー、ヘンシェルミキサー、V型タンブラー等の混合装置により混合攪拌処理する方法等が挙げられる。この際に、120〜200℃の温度条件で熱処理しても良い。
本発明にて使用されるシリコーン化合物(E)としては、下記一般式4に示されるような、主鎖が分岐構造でかつ有機官能基が芳香族基からなるか、または芳香族基と炭化水素基(芳香族基を除く)とからなるものである。
一般式4:
Figure 2006089599
すなわち、分岐単位としてT単位(RSiO1.5)および/またはQ単位(SiO2.0)を持つことを特徴とする。これらは全体のシロキサン単位(R3〜0SiO2〜0.5)の20モル%以上含有することが好ましい。(Rは有機官能基をあらわす。)また、シリコーン化合物(E)は、含有される有機官能基のうち芳香族基が20モル%以上であることが好ましい。
この含有される芳香族基としては、フェニル、ビフェニル、ナフタレンまたはこれらの誘導体であるが、フェニル基が好適に使用できる。
シリコーン化合物(E)中の有機官能基で、主鎖や分岐した側鎖に付いたもののうち芳香族基以外の有機基としては、炭素数4以下の炭化水素基が好ましく、メチル基が好適に使用できる。さらに、末端基はメチル基、フェニル基、水酸基の内から選ばれた1種またはこれらの2種から3種までの混合物であることが好ましい。
シリコーン化合物(E)の平均分子量(重量平均)は、好ましくは3000〜50万であり、更に好ましくは5000〜27万の範囲である。
シリコーン化合物(E)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり0.01〜1重量部である。配合量が当該範囲外においてはいずれの場合も難燃効果が不十分であるので好ましくない。より好ましくは0.05〜0.8重量部、さらに好ましくは0.1〜0.5重量部の範囲である。
本発明にて使用される(F)有機金属塩とは、芳香族スルホン酸の金属塩、パーフルオロアルカンスルホン酸の金属塩があげられ、好適には、4−メチル−N−(4−メチルフェニル)スルフォニル−ベンゼンスルフォンアミドのカリウム塩、ジフェニルスルホン-3−スルホン酸カリウム、ジフェニルスルホン-3−3'―ジスルホン酸カリウム、パラトルエンスルホン酸ナトリウム、パーフルオロブタンスルホン酸カリウム塩等が使用できる。
有機金属塩(F)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり0.01〜2重量部である。配合量が0.01重量部未満では、難燃性が低下するので好ましくない。また、2重量部を超えると、機械物性や難燃性が得られなかったり、表面外観が悪化するといった問題が発生する。より好適な配合量は0.05〜1重量部、さら
に好適には0.1〜0.7重量部の範囲である。
本発明のシリコーンゴム弾性体(G)は、一般式5で示される二官能シロキサン単位および一般式6で示される三官能シロキサン単位の骨格からなり、有機官能基が粒子の表面に存在しているものである。
一般式5:
Figure 2006089599
一般式6:
Figure 2006089599
本発明のシリコーンゴム弾性体(G)を構成する骨格の内、二官能シロキサン単位の比率は、30〜95重量%が好ましく、より好ましくは40〜70重量%の範囲である。
また、三官能シロキサン単位は、シリコーンゴム弾性体(G)を構成するシロキサン単位の5〜70重量%が好ましく、より好ましくは30〜60重量%の範囲である。三官能シロキサン単位は、シリコーンゴム弾性体(G)を架橋構造にするために用いられる。
一般式5および一般式6に示されるR 、R およびR は、有機官能基であるが、なかでも炭素数1〜20の炭化水素基が一般的である。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基;フェニル基、ベンジル基、トリル基、ナフチル基;ならびに後述の有機官能基が該当する。芳香族系の炭化水素基を用いた場合は、シリコーンゴム弾性体(G)の耐熱性が高くなる。
本発明のシリコーンゴム弾性体(G)は、公知の方法で作ることができる。まずその骨格は、例えば、「有機ケイ素ポリマーの合成と応用」(1989年11月30日株式会社シーエムシー発行)に記載のごとく、二官能性と三官能性のクロロシランまたはアルコキシシランの共加水分解、共縮合による方法がある。この際用いるクロロシラン又はアルコキシシランのSiに直接結合している有機基を選択することにより、R 、R およびRを決めることができる。
二官能シロキサン単位と三官能シロキサン単位の量比は、所望のシリコーンゴム弾性体(G)のTgで選択すればよい。なお、シリコーンゴム弾性体(G)のTgは、−50〜−200℃が適している。
本発明のシリコーンゴム弾性体(G)の表面に存在している有機官能基とは、シリコーンゴム弾性体(G)とポリカーボネート樹脂(A)との親和性を発現させるものであり、具体的には、ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパルギル基のような不飽和アルキル系官能基;メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基のようなエーテル系官能基;ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、アクリロイル基、メタアクリロイル基のようなアシル系官能基;カルボキシ基のようなカルボン酸系官能基;アセトキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基のようなエステル系官能基;シアノ基のようなニトリル系官能基、シアナト基のようなシアン酸エステル系官能基、グリシジル基のようなエポキシ系官能基などが挙げられる。中でも、不飽和アルキル系官能基、エーテル系官能基、アシル系官能基、エステル系官能基、エポキシ系官能基が好ましい。
有機官能基の含有量はシリコーンゴム弾性体(G)全体の0.05〜10重量%である。とりわけ0.5〜10重量%が好適である。
シリコーンゴム弾性体(G)表面に有機官能基を存在させるには、周知の方法がある。例えば、前述のシリコーンゴム弾性体(G)の骨格を構成させる際、原料のクロルシラン、アルコキシシランのR 、R およびRが該有機官能基を有するものを選択する。あるいは、「有機ケイ素ポリマーの合成と応用」に記載の方法を利用して、該シリコーンゴム弾性体樹脂の骨格を形成させた後、まず表面に有る炭化水素基を塩素化し、これに有機官能基を有するグリニア試薬と反応させる方法などがある。
シリコーンゴム弾性体(G)の粒径は、重量平均粒径で0.5〜10μmであることが好ましい。より好ましくは、1〜5μmの範囲である。粒径が0.5μm未満であると、ポリカーボネート樹脂組成物中での分散が困難となり難燃性が得られにくくなる場合がある。また、10μmを超えると得られたポリカーボネート樹脂組成物の耐衝撃強度が低下する場合がある。
なお、シリコーンゴム弾性体(G)は、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のトレフィルEシリーズ等の市販品として容易に入手可能である。
シリコーンゴム弾性体(G)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり0.1〜5重量部である。より好適には0.5〜3重量部、さらに好適には0.5〜2重量部の範囲である。配合量が0.1重量部未満であると、充分な難燃化効果が得られず、好ましくない。又、5重量部を超えると、得られたポリカーボネート樹脂組成物の難燃性が悪化したり、耐衝撃性が低下するので好ましくない。
本発明にて使用される繊維形成型の含フッ素ポリマー(H)としては、ポリカーボネート樹脂(A)中でフィブリル状構造を形成するものがよく、例えばポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン系共重合体(例えば、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、等)、米国特許第4379910号に示される様な部分フッ素化ポリマー、フッ素化ジフェノールから製造されるポリカーボネート等が挙げられる。とりわけ、分子量1000000以上で二次粒子径100μm以上のフィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエチレンが好適に使用される。
繊維形成型の含フッ素ポリマー(H)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり0.01〜2重量部である。配合量が0.01重量部未満では滴下防止性に劣り、また2重量部を超えると表面外観や機械物性(衝撃強度)が悪化するので好ましくない。より好適には、0.2〜1重量部の範囲である。
更に、本発明の効果を損なわない範囲で、本発明のポリカーボネート樹脂組成物に各種の熱安定剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、充填材、離型剤、軟化材、帯電防止剤、展着剤等の添加剤、他のポリマーを配合しても良い。
充填材としては、例えばガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、炭素繊維、タルク粉、クレイ粉、マイカ、チタン酸カリウムウィスカー、ワラストナイト粉、シリカ粉、アルミナ粉等が挙げられる。
他のポリマーとしては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン等のスチレン系ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系ポリマー、さらにポリカーボネートとアロイ化して通常使用されるポリマーが挙げられる。
ポリカーボネート樹脂(A)、共重合体(B)、酸化チタン(C)、ポリオルガノ水素シロキサン(D)、含フッ素ポリマー(D)、シリコーン化合物(E)、有機金属塩(F)、シリコーンゴム弾性体(G)ならびに繊維形成型の含フッ素ポリマー(H)を混合する方法や順序には特に制限はなく、任意の混合機、例えばタンブラー、リボンブレンダー、高速ミキサー等で混合し、通常の一軸またはニ軸押出機等で容易に溶融混練することができる。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はそれら実施例に制限されるものではない。尚、「部」は断りのない限り重量基準に基づく。
実施例にて使用された材料の詳細は、以下のとおりである:
(A)ポリカーボネート樹脂(以下、PCと略記)
住友ダウ社製カリバー200−20(分子量:18600)
(B)アクリロニトリル-スチレン共重合樹脂(以下、SANと略記)
日本A&L社製の懸濁重合AS樹脂MD1
(C)酸化チタン(以下、TiO2と略記)
ミレミアム社製TIONA188
(D)ポリオルガノ水素シロキサン(以下、Si−Hと略記)
信越化学工業社製KF99(粘度:20cSt、25℃)
(E)シリコーン化合物(以下、Si難燃剤と略記)
シリコーン化合物は、一般的な製造方法に従って製造した。すなわち、適量のジ
オルガノジクロロシラン、モノオルガノトリクロロシランおよびテトラクロロシ
ラン、あるいはそれらの部分加水分解縮合物を有機溶剤中に溶解し、水を添加し
て加水分解して、部分的に縮合したシリコーン化合物を形成し、さらにトリオル
ガノクロロシランを添加して反応させることによって重合を終了させ、その後、
溶媒を蒸留等で分離した。上記方法で合成したシリコーン化合物の構造特性は、
以下のとおり:
・主鎖構造のD/T/Q単位の比率:40/60/0(モル比)
・全有機官能基中のフェニル基の比率(*):60モル%
・末端基:メチル基のみ
・重量平均分子量(**):15000
*:フェニル基は、T単位を含むシリコーン中ではT単位にまず含まれ、残っ
た場合がD単位に含まれる。D単位にフェニル基が付く場合、1個付くも
のが優先し、さらにフェニル基が残余する場合に2個付く。末端基を除き
、有機官能基は、フェニル基以外は全てメチル基である。
**:重量平均分子量は、有効数字2桁。
(F)有機金属塩(以下、金属塩と略記)
パラトルエンスルホン酸ナトリウム
(G)シリコーンゴム弾性体(以下、Si−Eと略記)
東レ・ダウコーニング・シリコーン社製トレフィルE601
(官能基:エポキシ基)
(H)ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと略記)
ダイキン工業社製ネオフロンFA500
前述の各種材料を表1〜2に示す配合比率にて一括してタンブラーに投入し、10分間乾式混合した後、二軸押出機(神戸製鋼製KTX37)を用いて、溶融温度280℃にて溶融混練し、難燃性ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを得た。
得られたペレットを用いて、日本製鋼社製J100E−C5射出成形にて溶融温度270℃の条件下、ASTM仕様の機械物性評価用試験片とUL94燃焼性評価用の試験片(1.2mm厚み)を作成した。
評価方法はそれぞれ下記のとおりである。
1.燃焼性
下記のUL94V垂直燃焼試験法に準拠して燃焼性を評価した。
該試験片を温度23℃湿度50%の恒温室の中で48時間放置し、アンダーライタ
ーズ・ラボラトリーズが定めているUL94試験(機器の部品用プラスチック材料
の燃焼性試験)に準拠した難燃性の評価を行った。UL94Vとは、鉛直に保持し
た所定の大きさの試験片にバーナーの炎を10秒間接炎した後の残炎時間やドリッ
プ性から難燃性を評価する方法であり、以下のクラスに分けられる。
V−0 V−1 V−2
各試料の 10秒以下 30秒以下 30秒以下
残炎時間
5試料の 50秒以下 50秒以下 250秒以下
全残炎時間
ドリップによ なし なし あり
る綿の着火
上に示す残炎時間とは、着火源を遠ざけた後の試験片が有炎燃焼を続ける時間の長
さであり、ドリップによる綿の着火とは、試験片の下端から約300mm下にある
標識用の綿が、試験片からの滴下(ドリップ)物によって着火されるかどうかによ
って決定される。
評価の基準は、1.2mm厚さの試験においてV−0を合格とした。
2.光反射性
長さ90mm、幅40mmの3段プレート(厚み3、2、1mm)状試験片を作成
し、厚み1mmの部分につき波長400〜800nmにおけるY値を分光光度計(
村上色彩技術研究所製CMS−35SP)により測定した。Y値が94%以上とな
るものを合格とした。
3.流れ性
日本製鋼社製J100E−C5射出成形を用いて、溶融温度:280℃、射出圧力
1600Kg/cmの条件下、スパイラル流動長(流路厚み:1mm)を測定した
。流動長が130mm以上を合格とした。
結果を表1〜2に示す。
Figure 2006089599
Figure 2006089599
注;難燃性がNRとは、No Ratingの略。
実施例1〜6に示すように、本発明の必須成分および各配合成分の配合量の規定値範囲を満足するものについては、難燃性、光反射性、流動性等全ての性能の規格を満たしていた。一方、比較例1〜6に示すように、本発明の必須成分および各配合成分の配合量の規定値範囲を満足しないものについては、それぞれ欠点を有していた。
比較例1においては、本発明のシリコーンゴム弾性体(G)が全く配合されていないため、難燃性が規格を満足しなかった。
比較例2、3のように、本発明のシリコーンゴム弾性体(G)の配合量が規定範囲の上限、下限から外れる場合には、いずれも難燃性が規格を満足しなかった。
比較例4においては、芳香族ビニル単量体成分(a)およびシアン化ビニル単量体成分(b)を共重合体の構成成分として含む共重合体(B)の配合量が規定範囲の上限よりさらに多いため、難燃性が規格を満足しなかった。
比較例5、6のように、シリコーン化合物(E)の配合量が規定範囲の上限、下限から外れる場合には、いずれも難燃性が規格を満足しなかった。

Claims (9)

  1. ポリカーボネート樹脂(A)100重量部、芳香族ビニル単量体成分(a)およびシアン化ビニル単量体成分(b)を共重合体の構成成分として含む共重合体(B)1〜15重量部、酸化チタン(C)5〜25重量部、ポリオルガノ水素シロキサン(D)0.01〜3重量部、主鎖が分岐構造でかつ含有する有機官能基が芳香族基からなるか、または芳香族基と炭化水素基(芳香族基を除く)とからなるシリコーン化合物(E)0.01〜1重量部、有機金属塩(F)0.01〜2重量部、二官能シロキサン単位および三官能シロキサン単位からなる骨格と表面に有機官能基とを有するシリコーンゴム弾性体(G)0.1〜5重量部および繊維形成型の含フッ素ポリマー(H)0.01〜2重量部からなることを特徴とする光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 主鎖が分岐構造でかつ含有する有機官能基が芳香族基からなるか、または芳香族基と炭化水素基(芳香族基を除く)とからなるシリコーン化合物(E)が、式RSiO1.5の単位(T単位)および/または式SiO2.0の単位(Q単位)を全体のシロキサン単位(R3〜0SiO2〜0.5)に対して20モル%以上含有することを特徴とする請求項1に記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。(Rは有機官能基を表わす。)
  3. 主鎖が分岐構造でかつ含有する有機官能基が芳香族基からなるか、または芳香族基と炭化水素基(芳香族基を除く)とからなるシリコーン化合物(E)が、含有される有機官能基のうち芳香族基が20モル%以上であることを特徴とする請求項1に記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 主鎖が分岐構造でかつ含有する有機官能基が芳香族基からなるか、または芳香族基と炭化水素基(芳香族基を除く)とからなるシリコーン化合物(E)が、含有される有機官能基のうち芳香族基がフェニル基であり、残りがメチル基であり、また末端基がメチル基、フェニル基、水酸基の内から選ばれた1種またはこれらの2種から3種までの混合物であることを特徴とする請求項1に記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
  5. 有機金属塩(F)が、芳香族スルホン酸の金属塩またはパーフルオロアルカンスルホン酸の金属塩であることを特徴とする請求項1記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  6. 二官能シロキサン単位および三官能シロキサン単位からなる骨格と表面に有機官能基とを有するシリコーンゴム弾性体(G)の重量平均粒径が0.5〜10μmであることを特徴とする請求項1記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  7. 繊維形成型の含フッ素ポリマー(H)が、ポリテトラフルオロエチレンである請求項1記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を用いて成形されてなる光反射板。
  9. 請求項1〜7の何れか一項に記載の光反射性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を用いて成形されてなる液晶バックライト用光反射板。





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