JP2000211317A - 二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents
二輪車用空気入りタイヤInfo
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- JP2000211317A JP2000211317A JP11013106A JP1310699A JP2000211317A JP 2000211317 A JP2000211317 A JP 2000211317A JP 11013106 A JP11013106 A JP 11013106A JP 1310699 A JP1310699 A JP 1310699A JP 2000211317 A JP2000211317 A JP 2000211317A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
心地性能を維持して操縦安定性を向上させる。 【解決手段】 第1のカーカスプライ12をベルト端部
まで巻き上げ、かつベルト端部領域とカーカス層16と
の間で挟持係止し、さらに、第2のカーカスプライ14
を少なくともベルト端領域からカーカスプライ最大幅位
置Pを越えてビード部20まで延在させる構造を採るこ
とにより、バットレス領域からビード部20にかけてカ
ーカス層数が3層で一定となり、タイヤサイド全域に渡
り均質で適度なタイヤケース剛性を得ることができるの
で、乗り心地性能を低下させることなく操縦安定性能を
大幅に向上することができる。
Description
タイヤに係り、特に乗り心地性能を維持して操縦安定性
を向上させることのできる二輪車用空気入りタイヤに関
する。
等のポリアミド、或いはポリエステル等のテキスタイル
コードがカーカス層として用いられており、車両の排気
量ランクに応じてそのカーカス層数が1層、或いは2層
と適宜選択されている。
を用いる自動二輪車用タイヤにおいては、従来2層のラ
ジアルカーカスをビードコアの内側から外側へ向けてカ
ーカス最大幅付近まで同時に巻き上げ係止させた構造
(所謂2アッププライ構造)、或いは2層のラジアルカ
ーカスの内の内側プライを上述した巻き上げ構造とし、
外側プライを一方の側のビード部から他方のビード部に
渡り、その終端をビードコア側方位置まで延在させた構
造(所謂アップ・ダウン構造)が一般的に用いられてい
た。
アルカーカスをビードコアの内側から外側に向けてカー
カス最大幅付近まで同時に巻き上げ係止させた構造にお
いては、特にカーカス最大幅下方(タイヤ半径方向内
方)域のカーカス層数が本体部分と巻き上げ部分とで合
計4層となって剛性が高くなり過ぎて乗り心地性能に劣
り、更にカーカス最大幅上方(タイヤ半径方向外方)
域、特にバットレス領域ではカーカス層数が本体部分2
層だけのために、カーカス最大幅上下領域での剛性段差
が大きく、コーナリング等の操縦安定性に劣る問題があ
る。
プライをビードコアの内側から外側へ向けてカーカス最
大幅付近迄巻き上げ係止させ、外側プライを一方の側の
ビード部から他方の側のビード部に渡り、その終端をビ
ードコア側方位置まで延在させた構造においては、カー
カス最大幅下方領域のカーカス層数が3層となって上述
した剛性段差が緩和されるものの、カーカス最大幅上方
域、特にバットレス領域でのカーカス層数は2枚のまま
であるので、コーナリング等の操縦安定性能の改善には
至っていなかった。
動二輪車においては、より一層の操縦安定性が望まれて
きている。
性能を維持して操縦安定性を向上させることのできる二
輪車用空気入りタイヤを提供することが目的である。
用空気入りタイヤは、左右一対のビード部に埋設された
ビードコアと、一方のビード部から他方のビード部にト
ロイド状に跨がり端部分が前記ビードコアの周りをタイ
ヤ内側から外側へ向けて巻き上げて折り返す第1のカー
カスプライ及び、前記第1のカーカスプライの外側に隣
接配置される第2のカーカスプライによって形成される
カーカス層と、前記カーカス層のクラウン部のタイヤ径
方向外側に配置される少なくとも1層のベルト層と、前
記ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッド部
と、を備え、前記第1のカーカスプライ及び第2のカー
カスプライは複数本の有機繊維コードからなる有機繊維
コード層であり、かつ、少なくともタイヤクラウンセン
ターにおける前記有機繊維コードのタイヤ赤道面に対す
る角度が実質的に60°〜90°であり、前記第1のカ
ーカスプライの端部分は、カーカス最大幅位置よりもタ
イヤ半径方向外側へ延設され、前記カーカス層と前記ベ
ルト層を通り前記ベルト層と重複し、かつ、両端部分が
互いに重複することなく互いに離間した状態で前記ベル
ト層の端部領域と前記カーカス層との間に挟持係止され
ており、前記第2のカーカスプライは、少なくとも前記
第1のカーカスプライの巻き上げ端を被覆すると共に前
記ベルト層の端部領域からタイヤ半径方向内側へ延設さ
れてサイドウォール部を通りかつカーカス最大幅位置を
越えてビード部領域にて終端している、ことを特徴とし
ている。
タイヤの作用を説明する。
では、第1のカーカスプライをベルト端部まで巻き上
げ、かつベルト端部領域とカーカス層との間で挟持係止
し、さらに、第2のカーカスプライを少なくともベルト
端領域からカーカスプライ最大幅位置を越えてビード部
まで延在させる構造を採ることにより、バットレス領域
からビード部にかけてカーカス層数(カーカスプライの
枚数)が3層で一定となり、タイヤサイド全域に渡り均
質で適度なタイヤケース剛性を得ることができるので、
乗り心地性能を低下させることなく操縦安定性能を大幅
に向上することができる。
の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記第2のカーカ
スプライは、タイヤクラウン中央領域にて中抜きされて
いる、ことを特徴としている。
タイヤの作用を説明する。
領域において第2のカーカスプライを中抜き構造(タイ
ヤクラウン中央付近にプライの無い部分を設けるこ
と。)とすると、副次効果として軽量化、低燃費化にも
有効であるが、タイヤクラウン部の剛性を適度に調整で
きるため乗り心地性能を向上することができ、かつクラ
ウン部の曲げ剛性を適度に調整できてロードホールディ
ング性能を向上させて操縦安定性能を向上することがで
きる。
請求項2に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前
記ベルト層は、アラミドコードを用いたスパイラルベル
トプライを有することを特徴としている。
タイヤの作用を説明する。
(商品名)コード等)をゴムで被覆した長尺状のゴム被
覆コードまたは複数本のコードをゴムで被覆した帯状プ
ライをカーカスのクラウン部に螺旋状に巻き回して形成
され、コード方向が実質的にタイヤ周方向とされたスパ
イラルベルトを設けたことにより、従来のクロスベルト
に比較して高速耐久性を向上することができ、また、高
速走行時のクラウンセンターのせり出しを抑えることが
できるので、接地形状が大きく変化することによって生
じる高速域の接地性不足を解消することができる。この
ため、高速走行下での操縦安定性能を向上することがで
きる。
求項3の何れか1項に記載の二輪車用空気入りタイヤに
おいて、前記ベルト層は、1層以上のスパイラルベルト
プライを有し、少なくとも1層のスパイラルベルトの打
ち込み密度が、タイヤクラウン中央領域に比してベルト
端領域において密である、ことを特徴としている。
タイヤの作用を説明する。
造的特徴を利用して、コードの打ち込み密度(単位長さ
当たりのコード本数)をタイヤクラウン中央領域に比し
てベルト端領域において密にする事により、タイヤクラ
ウン部の剛性を適度に調整できて乗り心地性能を向上す
ることができ、かつクラウン部の曲げ剛性を適度に調整
できてロードホールディング性能を向上させて操縦安定
性能を向上させることができる。
求項4の何れか1項に記載の二輪車用空気入りタイヤに
おいて、少なくともタイヤクラウンセンターにおいてタ
イヤ赤道面に対する角度が実質的に15°〜35°であ
る有機繊維コードからなる少なくとも1層のバイアスベ
ルトプライを有することを特徴としている。
タイヤの作用を説明する。
に15°〜35°としたバイアスベルトプライを少なく
とも1層、好ましくはスパイラルベルト層を併用するこ
とにより、タイヤクラウン剛性を過度に高くすることな
く適度な剛性の下でスパイラルベルトによる高速耐久性
効果を、スパイラルベルトにおいて低いベルト層のタイ
ヤ幅方向曲げ剛性をバイアスベルトプライによって補っ
て操縦安定性能を向上することができる。
求項5の何れか1項に記載の二輪車用空気入りタイヤに
おいて、トレッド最大幅間距離wと、トレッド最大幅間
を通る直線からトレッドクラウン頂部までの高さhとの
比であるトレッド曲率比h/wが0.3以上であること
を特徴としている。
タイヤの作用を説明する。
タイヤの構造は、特に、トレッド最大幅間距離wと、ト
レッド最大幅間を通る直線からトレッドクラウン頂部ま
での高さhとの比であるトレッド曲率比h/wが0.3
以上で設計されることが多いフロントタイヤにおいて
は、乗り心地性能と操縦安定性能との両立技術として特
に有効となる。
hがタイヤ幅に対して充分確保できないため、路面から
の突き上げ大きくなりすぎて本構造をもってしても充分
な乗り心地性能が確保できない。また、操縦性の面でも
コーナリングアクティビティーが不足して良くない。
の二輪車用空気入りタイヤの第1の実施形態を図1にし
たがって説明する。
空気入りタイヤ10は、タイヤ赤道面CLに対して交差
する方向に延びるコードが埋設された第1のカーカスプ
ライ12及び第2のカーカスプライ14から構成された
カーカス層16を備えている。
側には、ベルト層18が設けられている。
カスプライ14は、各々複数本の有機繊維コード(図示
せず。例えば、ナイロンコード等。)を平行に並べてゴ
ムコーティングした有機繊維コード層である。
ド及び第2のカーカスプライ14の有機繊維コードは、
各々タイヤクラウンセンターにおけるタイヤ赤道面に対
する角度が実質的に60°〜90°の範囲内に設定され
ている。
ド部20、サイド部21から他方のサイド部21、ビー
ド部20にトロイド状に跨がり、端部分がビード部20
のビードコア22の周りをタイヤ内側から外側へ向けて
巻き上げて折り返されている。
Bは、カーカス最大幅位置Pよりもタイヤ半径方向外側
へ延設され、カーカス層16とベルト層18との間を通
り、ベルト層18と重複(オーバーラップ)している。
の折返部分12Bは、互いに重複することなく互いに離
間した状態でベルト層18の端部領域とカーカス層16
との間に挟持された状態で係止されている。
分12Bとベルト層18との重複量OLは、少なくとも
5mm以上取ることが好ましい。
には、第1のカーカスプライ12の本体部分12Aと折
返部分12Bとの間に硬質のゴムからなるビードフィラ
ー24が設けられている。
カスプライ12のタイヤ外側を被覆するように、一方の
ビード部20から他方のビード部20へ向けて連続して
設けられており、両方の終端14Aはリムフランジ26
のタイヤ径方向外側端26Aよりもタイヤ径方向外側に
位置している。したがって、第1のカーカスプライ12
の巻き上げ端12Cは第2のカーカスプライ14により
被覆されている。
維コードと第2のカーカスプライ14の有機繊維コード
とは互いに交差しており、また、タイヤ赤道面CLに対
して互いに反対方向に傾斜している。
トプライ28と第2のベルトプライ30を備えている。
プライ30は、各々複数本の有機繊維コード(図示せ
ず。例えば、ナイロンコード等。)を平行に並べてゴム
コーティングしたものであり、これらの有機繊維コード
は実質的にタイヤ周方向に延びている。
ッド32が配置されている。このトレッド32は、単一
のゴムから構成されていても良く、キャップゴム層とベ
ースゴム層との2層に分かれている所謂キャップ・ベー
ス構造であっても良い。
フロントタイヤとして用いる場合には、トレッド最大幅
間距離wとトレッド最大幅間を通る直線wLからトレッ
ドクラウン頂部までの高さhとの比であるトレッド曲率
比h/wを、0.3以上とすることが好ましい。
ヤ10の作用を説明する。
においては、第1のカーカスプライ12をベルト層18
の端部まで巻き上げてその折返部分12Bの端付近をベ
ルト層18の端部領域とカーカス層16との間で挟持係
止し、さらに、第2のカーカスプライ14を一方のビー
ド部20から他方のビード部20に延在させたので、バ
ットレス領域19からビード部20にかけてカーカス層
数(カーカスプライの枚数)が3層で一定となり、タイ
ヤサイド全域に渡り均質で適度なタイヤケース剛性を得
ることができる。
タイヤ10は、乗り心地性能を低下させることなく操縦
安定性能を大幅に向上することができる。
をフロントタイヤとして用いる場合には、トレッド最大
幅間距離wと、トレッド最大幅間を通る直線WLからト
レッドクラウン頂部までの高さhとの比であるトレッド
曲率比h/wを0.3以上とすることにより、乗り心地
性能と操縦安定性能とを両立することができる。
になると、hがタイヤ幅に対して充分確保できないた
め、路面からの突き上げ大きくなりすぎて本構造をもっ
てしても充分な乗り心地性能が確保できない。また、操
縦性の面でもコーナリングアクティビティーが不足して
良くない。
て本発明の第2の実施形態に係る二輪車用空気入りタイ
ヤ40を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成
には同一符号を付し、その説明は省略する。
14は、中抜き構造、即ち、タイヤクラウン中央付近で
第2のカーカスプライ14の無い部分を設けた構造とし
ている。
ン領域は、ベルト層18により強固に補強されている
が、第2のカーカスプライ14を中抜き構造としている
ので、副次効果として軽量化、低燃費化にも有効である
が、タイヤクラウン部の剛性を適度に調整(第2のカー
カスプライ14の無い部分の幅により調整可能。)でき
るため乗り心地性能の向上にも効果があり、かつタイヤ
クラウン部の曲げ剛性を適度に調整できるのでロードホ
ールディング性能を向上させ操縦安定性能を向上するこ
とができる。[第3の実施形態]次に、図3にしたがっ
て本発明の第3の実施形態に係る二輪車用空気入りタイ
ヤ50を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成
には同一符号を付し、その説明は省略する。
カーカスプライ14のクラウン部には、1本のコードを
ゴムで被覆した長尺状のゴム被覆コード(図示せず)ま
たは複数本のコードをゴムで被覆した帯状プライ(図示
せず)を螺旋状に巻き回して形成され、コード方向が実
質的にタイヤ周方向とされたスパイラルベルト42が設
けられている。
高強度高張力のアラミド繊維コード(例えば、ケブラー
(商品名)繊維コード等)が好ましいが、アラミド繊維
コードと同等の強度を有するものであれば他の有機繊維
コードであっても良い。
では、カーカス層16のタイヤクラウン部分が、コード
方向が実質的にタイヤ周方向とされ、かつ高強度高張力
のコードからなるスパイラルベルト42により補強され
ているので、高速走行下での遠心力に対抗でき、高速走
行下での操縦安定性能を更に向上することができる。
覆コードを螺旋状に巻き回して形成するので、タイヤ幅
方向のコードピッチを部分部分で容易に変更可能であ
る。例えば、ゴム被覆コードの打ち込み密度をタイヤク
ラウン中央領域に比してベルト端領域において密にする
ことにより、タイヤクラウン部の剛性を調整できて乗り
心地性能を向上することができ、かつタイヤクラウン部
の曲げ剛性を調整できてロードホールディング性能を向
上させて操縦安定性能を向上することができる。
っては2層以上設けても良く、少なくとも1層のコード
の打ち込み密度を部分的に変えても良い。 [第4の実施形態]次に、図4にしたがって本発明の第
4の実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ60を説明
する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号
を付し、その説明は省略する。
は、第2のカーカスプライ14が中抜き構造とされ、カ
ーカス層16のタイヤクラウン部分にスパイラルベルト
42が設けられている。
においても、第2のカーカスプライ14を中抜き構造と
しているので、軽量化、低燃費化に有効であり、タイヤ
クラウン部の剛性を適度に調整できるため乗り心地性能
の向上にも効果があり、かつタイヤクラウン部の曲げ剛
性を適度に調整できるのでロードホールディング性能を
向上させ操縦安定性能を向上することができる。
ベルト42のみであるためより軽量化が図られている。
42は、場合によっては2層以上設けても良く、少なく
とも1層のコードの打ち込み密度を部分的に変えても良
い。 [第5の実施形態]次に、図5にしたがって本発明の第
5の実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ70を説明
する。なお、本実施形態の二輪車用空気入りタイヤ70
は、前述した第4の二輪車用空気入りタイヤ60の変形
例であり、第4の実施形態と同一構成には同一符号を付
し、その説明は省略する。
は、スパイラルベルト42の内側に、バイアスベルトプ
ライ72が1層設けられている。
機繊維コード(図示せず。例えば、アラミドコード)を
平行に並べてゴムコーティングした有機繊維コード層で
あり、有機繊維コードのタイヤ赤道面に対するコード角
度は実質的に15°〜35°である。
では、スパイラルベルト42を併用することにより、タ
イヤクラウン剛性を過度に高くさせることなく適度な剛
性の下でスパイラルベルト42による高速耐久性効果を
得ることができる。
がタイヤ周方向であるためにクロスベルトに比較してタ
イヤ幅方向の曲げ剛性は低い性質を有するが、タイヤ幅
方向の曲げ剛性を増強したい場合には、ベルト層18の
タイヤ幅方向曲げ剛性をバイアスベルトプライ72によ
って補うことができ、これにより操縦安定性能を向上す
ることができる。
以上設けても良い。 (試験例1)本発明の効果を確かめるために、従来例の
タイヤ2種と、本発明の適用された実施例のタイヤ6種
を用意し、試験タイヤ(フロント、リア共に同サイズ)
を装着したテスト車をテストライダーがテストコースに
て走行させ、ハンドリング、タイヤグリップ、操縦安定
性及び乗り心地に付いて評価を行った。
ド部120から他方のビード部120へトロイド状に跨
がる第1のカーカスプライ112及び第2のカーカスプ
ライ114から構成されたカーカス層116を備えてお
り、第1のカーカスプライ112及び第2のカーカスプ
ライ114の各々の端部分はビードコア122の周りを
タイヤ内側から外側へ向けて巻き上げて折り返されてい
る(所謂2プライアップ構造)。ベルト層118は、各
々複数本の有機繊維コードを平行に並べてゴムコーティ
ングした第1のベルトプライ128と第2のベルトプラ
イ130を備えている。なお、第1のカーカスプライ1
12及び第2のカーカスプライ114の各々のプライ端
は、ベルト層118の端部とは離間している。
ド部120から他方のビード部120へトロイド状に跨
がる第1のカーカスプライ112及び第2のカーカスプ
ライ114から構成されたカーカス層116を備えてお
り、第1のカーカスプライ112の端部分はビードコア
122の周りをタイヤ内側から外側へ向けて巻き上げて
折り返されており第2のカーカスプライ114はビード
コア122の周りを巻き上げることなく第1のカーカス
プライ112の折返部分112Aの外側に配置されてい
る。ベルト層118は、各々複数本の有機繊維コードを
平行に並べてゴムコーティングした第1のベルトプライ
128と第2のベルトプライ130を備えている。な
お、第1のカーカスプライ112及び第2のカーカスプ
ライ114の各々のプライ端は、ベルト層118の端部
とは離間している。
構造を有するタイヤである。
構造を有するタイヤである。
構造を有するタイヤである。
構造を有するタイヤである。
構造を有するタイヤである。
構造を有するタイヤである。
の表1に示す通りである。
下の表2〜5内に記載した通りである。
二輪車用空気入りタイヤは、従来例の二輪車用空気入り
タイヤよりも操縦安定性と乗り心地が向上しているのが
分かる。
空気入りタイヤは上記の構成としたので、乗り心地性能
を維持して操縦安定性を向上させることができる、とい
う優れた効果を有する。
りタイヤの断面図である。
りタイヤの断面図である。
りタイヤの断面図である。
りタイヤの断面図である。
りタイヤの断面図である。
である。
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 左右一対のビード部に埋設されたビード
コアと、 一方のビード部から他方のビード部にトロイド状に跨が
り端部分が前記ビードコアの周りをタイヤ内側から外側
へ向けて巻き上げて折り返す第1のカーカスプライ及
び、前記第1のカーカスプライの外側に隣接配置される
第2のカーカスプライによって形成されるカーカス層
と、 前記カーカス層のクラウン部のタイヤ径方向外側に配置
される少なくとも1層のベルト層と、 前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッド
部と、 を備え、 前記第1のカーカスプライ及び第2のカーカスプライは
複数本の有機繊維コードからなる有機繊維コード層であ
り、かつ、少なくともタイヤクラウンセンターにおける
前記有機繊維コードのタイヤ赤道面に対する角度が実質
的に60°〜90°であり、 前記第1のカーカスプライの端部分は、カーカス最大幅
位置よりもタイヤ半径方向外側へ延設され、前記カーカ
ス層と前記ベルト層を通り前記ベルト層と重複し、か
つ、両端部分が互いに重複することなく互いに離間した
状態で前記ベルト層の端部領域と前記カーカス層との間
に挟持係止されており、 前記第2のカーカスプライは、少なくとも前記第1のカ
ーカスプライの巻き上げ端を被覆すると共に前記ベルト
層の端部領域からタイヤ半径方向内側へ延設されてサイ
ドウォール部を通りかつカーカス最大幅位置を越えてビ
ード部領域にて終端している、 ことを特徴とする二輪車用空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記第2のカーカスプライは、タイヤク
ラウン中央領域にて中抜きされている、ことを特徴とす
る請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記ベルト層は、アラミドコードを用い
たスパイラルベルトプライを有することを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の二輪車用空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項4】 前記ベルト層は、1層以上のスパイラル
ベルトプライを有し、少なくとも1層のスパイラルベル
トの打ち込み密度が、タイヤクラウン中央領域に比して
ベルト端領域において密である、ことを特徴とする請求
項1乃至請求項3の何れか1項に記載の二輪車用空気入
りタイヤ。 - 【請求項5】 前記ベルト層は、少なくともタイヤクラ
ウンセンターにおいてタイヤ赤道面に対する角度が実質
的に15°〜35°である有機繊維コードからなる少な
くとも1層のバイアスベルトプライを有することを特徴
とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の二輪
車用空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 トレッド最大幅間距離wと、トレッド最
大幅間を通る直線からトレッドクラウン頂部までの高さ
hとの比であるトレッド曲率比h/wが0.3以上であ
ることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項
に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01310699A JP4319278B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 二輪車用空気入りタイヤ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01310699A JP4319278B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 二輪車用空気入りタイヤ |
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JP2000211317A true JP2000211317A (ja) | 2000-08-02 |
JP4319278B2 JP4319278B2 (ja) | 2009-08-26 |
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ID=11823912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01310699A Expired - Lifetime JP4319278B2 (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | 二輪車用空気入りタイヤ |
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