JP2014108683A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 操縦安定性を良好に維持しながら、タイヤの軽量化と転がり抵抗の低減を可能にすると共に、耐セパレーション性能を改善することを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 一対のビード部3,3間に複数本のカーカスコードを含む2層のカーカス層4を装架し、各ビード部3にビードコア5とビードフィラー6を配置し、カーカス層4の外周側に少なくとも2層のベルト層7を配置した空気入りタイヤにおいて、外周側カーカス層4Bの両端部を各ビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返し、外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byの端末4Beを内周側ベルト層7Aと外周側カーカス層4Bの本体部4Bxとの間に配置する一方で、内周側カーカス層4Aの両端部を少なくともビードフィラー6と重なる位置まで延在させ、内周側カーカス層4Aの両端部を各ビードコア5の廻りに折り返すことなく各ビード部3で終端させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数層のカーカス層を備えた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、操縦安定性を良好に維持しながら、タイヤの軽量化と転がり抵抗の低減を可能にすると共に、耐セパレーション性能を改善することを可能にした空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、高内圧を保持するために、一対のビード部間に複数層のカーカス層を装架した補強構造が採用されている。例えば、一対のビード部間に3層のカーカス層を装架し、2層の内周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ折り返す一方で、1層の外周側カーカス層の両端部を内周側カーカス層の折り返し部のタイヤ幅方向外側に配置した構造を有する空気入りタイヤ(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
図7は従来の3層のカーカス層を有する空気入りタイヤを概略的に示すものである。図7に示すように、内周側カーカス層41,42の両端部はビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返され、外周側カーカス層43の両端部は内周側カーカス層41,42の折り返し部の外側に配置されている。このような構造を有する空気入りタイヤでは、サイドウォール部に3層のカーカス層41,42,43が存在するため良好な操縦安定性を発揮することができる。
しかしながら、空気入りタイヤは、過積載等に起因する高負荷状態や負荷能力を確保するための高内圧状態のように過酷な使用環境にしばしば晒されるので、ビード部又はサイドウォール部において撓みを生じ易い部位にカーカス層の端末が多く配置されていると、これら端末を起点とするセパレーション故障を生じ易くなる。また、3層のカーカス層を使用した場合、タイヤ重量が増加し、それに起因してタイヤの転動抵抗が増加するという問題もある。
なお、カーカス層の枚数を削減することで上記問題を克服し得るが、この場合、タイヤ全体の剛性が低下して操縦安定性の低下を招くことになる。
特開平11−321217号公報
本発明の目的は、操縦安定性を良好に維持しながら、タイヤの軽量化と転がり抵抗の低減を可能にすると共に、耐セパレーション性能を改善することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、一対のビード部間に複数本のカーカスコードを含む2層のカーカス層を装架し、各ビード部にビードコアとビードフィラーを配置し、前記カーカス層の外周側に少なくとも2層のベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、外周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ折り返し、該外周側カーカス層の折り返し部の端末を内周側ベルト層と外周側カーカス層の本体部との間に配置する一方で、内周側カーカス層の両端部を少なくとも前記ビードフィラーと重なる位置まで延在させ、該内周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りに折り返すことなく各ビード部で終端させたことを特徴とするものである。
本発明では、外周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ折り返し、該外周側カーカス層の折り返し部を内周側ベルト層と重なる位置まで延在させる一方で、内周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りに折り返すことなく各ビード部で終端させることにより、サイドウォール部ではカーカス層を3層構造として空気入りタイヤの剛性を十分に確保し、良好な操縦安定性を発揮することができる。その一方で、タイヤの骨格構造として2層のカーカス層のみを使用し、カーカス層の余剰部分を可及的に排除しているので、従来のように3層のカーカス層を備えた空気入りタイヤとの対比において、タイヤの軽量化を可能にし、延いては、タイヤの転動抵抗を低減することができる。
また、上述した本発明の構成によれば、タイヤ片側におけるカーカス層の端末が2箇所となり、しかも、そのうちの1箇所は内周側ベルト層と外周側カーカス層との間の歪みが少ない部位であるので、カーカス層の端末を起点とするセパレーション故障を抑制し、耐セパレーション性能を改善することができる。
本発明において、ビードコアのタイヤ径方向最内側端から内周側カーカス層の端末までのタイヤ径方向高さPHは、ビードコアのタイヤ径方向高さBH及びビードフィラーのタイヤ径方向高さFHに対して、0.05×(BH+FH)≦PH≦0.7×(BH+FH)の関係を満足することが好ましい。これにより、内周側カーカス層の端末の位置を適正化し、耐セパレーション性能を改善することができる。
内周側カーカス層の各端部と外周側カーカス層の本体部との間には破断強度が15MPa〜25MPaで60℃における損失正接が0.10〜0.25である第1の緩衝ゴム層を配置することが好ましい。これにより、内周側カーカス層と外周側カーカス層との間の剪断変形を抑制し、耐セパレーション性能を改善することができる。
第1の緩衝ゴム層は幅が10mm〜30mmで厚さが0.5mm〜2mmであり、該第1の緩衝ゴム層のタイヤ径方向内側端末を内周側カーカス層の端末と同位置又は内周側カーカス層の端末よりもタイヤ径方向内側に配置することが好ましい。これにより、必要最小限の重量増加を伴うだけで、内周側カーカス層の端末を外周側カーカス層の本体部から分断し、内周側カーカス層と外周側カーカス層との間の剪断歪みを効果的に緩和することができる。
ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHは、タイヤ断面高さSHに対して、0.05SH≦FH≦0.5SHの関係を満足することが好ましい。これにより、ビード部に高い曲げ剛性を確保し、接地時におけるビードフィラーの曲げ変形を抑制するので、ビードフィラーの内側に位置する内周側カーカス層の端末に掛かる張力を軽減することができる。このことは、耐セパレーション性能を改善すると共に、ビードフィラーの発熱や疲労破断を抑制する。
外周側カーカス層の折り返し部と内周側ベルト層とのオーバーラップ量Wは5mm〜40mmであることが好ましい。これにより、良好な耐セパレーション性能を確保することができる。
外周側カーカス層の折り返し部と内周側ベルト層との間には厚さが0.5mm〜2mmで破断強度が20MPa以上である第2の緩衝ゴム層を配置することが好ましい。これにより、当該箇所の剪断歪みを緩和し、耐セパレーション性能を改善することができる。
第2の緩衝ゴム層のタイヤ幅方向外側端末は内周側ベルト層の端末よりもタイヤ幅方向外側に配置し、第2の緩衝ゴム層のタイヤ幅方向内側端末は外周側カーカス層の折り返し部の端末よりもタイヤ幅方向内側に配置することが好ましい。これにより、当該箇所の剪断歪みを効果的に緩和することができる。
ビード部における外周側カーカス層の折り返し部よりもタイヤ幅方向外側にはビードフィラーよりもJIS硬度が3ポイント以上低い補助フィラーを設けることが好ましい。このような補助フィラーを付加することにより、ビードフィラーの曲げ変形を抑制し、内周側カーカス層の端末に掛かる張力を軽減することができる。このことは、耐セパレーション性能を改善すると共に、ビードフィラーの発熱や破断疲労を抑制する。
補助フィラーのタイヤ径方向外側端末はビードフィラーのタイヤ径方向外側端末よりもタイヤ径方向外側に配置し、補助フィラーのタイヤ径方向内側端末はビードフィラーのタイヤ径方向高さFHの範囲内に配置することが好ましい。これにより、ビードフィラーの曲げ変形を効果的に抑制することができる。
補助フィラーのタイヤ径方向高さSFHは、ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHに対して、0.5FH≦SFH≦1.5FHの関係を満足し、補助フィラーはタイヤ径方向両側に向かって徐々に薄くなる形状を有し、該補助フィラーの最大厚さとなる部位をビードフィラーのタイヤ径方向高さFHの範囲内に配置することが好ましい。これにより、過度な重量増加を伴うことなくビードフィラーの曲げ変形を効果的に抑制し、耐久性を向上することができる。
本発明において、JIS硬度は、JIS K−6253に準拠して、Aタイプのデュロメータを用いて温度20℃の条件にて測定されるデュロメータ硬さである。破断強度は、JIS K−6251に準拠して、ダンベル状試験片を用いて温度20℃の条件にて測定される引張強さである。損失正接(tanδ)は、JIS−K6394に準拠して、粘弾性スペクトロメーター(東洋精機製作所製)を用い、周波数20Hz、初期歪み10%、動歪み±2%、温度60℃の条件にて測定されるものである。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 図1の空気入りタイヤを概略的に示す子午線半断面図である。 図2の空気入りタイヤのビード部を拡大して示す断面図である。 図2の空気入りタイヤのビード部の変形例を概略的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを概略的に示す子午線半断面図である。 図5の空気入りタイヤのビード部を拡大して示す断面図である。 従来の3層のカーカス層を有する空気入りタイヤを概略的に示す子午線断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図4は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。
一対のビード部3,3間にはタイヤ径方向に延びる複数本のカーカスコードを含む2層のカーカス層4が装架されている。カーカス層4は、トレッド部1においてタイヤ径方向内側に位置する内周側カーカス層4Aと、トレッド部1においてタイヤ径方向外側に位置する外周側カーカス層4Bとを含んでいる。これらカーカス層4を構成するカーカスコードとしては、ナイロンやポリエステル等の有機繊維コードが好ましく使用される。各ビード部3には環状のビードコア5が埋設されており、そのビードコア5の外周上に三角形状断面のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には少なくとも2層のベルト層7が埋設されている。ベルト層7は、タイヤ径方向内側に位置する内周側ベルト層7Aと、タイヤ径方向外側に位置する外周側ベルト層7Bとを含んでいる。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。
ベルト層7の外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層のベルトカバー層8が配置されている。ベルトカバー層8は少なくとも1本の補強コードを引き揃えてゴム被覆してなるストリップ材をタイヤ周方向に連続的に巻回したジョイントレス構造とすることが望ましい。また、ベルトカバー層8はベルト層7の幅方向の全域を覆うように配置しても良く、或いは、ベルト層7の幅方向外側のエッジ部のみを覆うように配置しても良い。ベルトカバー層8の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
上記空気入りタイヤにおいて、外周側カーカス層4Bの両端部は各ビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返され、ビードコア5及びビードフィラー6を包み込むように配置されている。この外周側カーカス層4Bはビードコア5を境としてタイヤ内側の本体部4Bxとタイヤ外側の折り返し部4Byと有している。そして、外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byの端末4Beは内周側ベルト層7Aと外周側カーカス層4Bの本体部4Bxとの間に配置されている。一方、内周側カーカス層4Aの両端部は少なくともビードフィラー6とタイヤ径方向に重なる位置まで延在し、これら内周側カーカス層4Aの両端部は各ビードコア5の廻りに折り返されることなく各ビード部3で終端している。即ち、内周側カーカス層4Aの端末4Aeはビードコア5の近傍に配置されている。ここで、内周側カーカス層4Aはビードコア5の下側まで延在していても良いが、ビードコア5の径方向最内端位置からタイヤ径方向外側に向かって延在するものではない。
上記空気入りタイヤでは、外周側カーカス層4Bの両端部を各ビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返し、外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byを内周側ベルト層7Aと重なる位置まで延在させる一方で、内周側カーカス層4Aの両端部を各ビードコア5の廻りに折り返すことなく各ビード部3で終端させているので、サイドウォール部2ではカーカス層4を3層構造として空気入りタイヤの剛性を十分に確保し、良好な操縦安定性を発揮することができる。
その一方で、タイヤの骨格構造として2層のカーカス層4A,4Bのみを使用し、カーカス層4の余剰部分を可及的に排除しているので、従来のように3層のカーカス層を備えた空気入りタイヤとの対比において、タイヤの軽量化が可能になる。特に、外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byを内周側ベルト層7Aと重なる位置まで延在させているので、サイドウォール部2ではカーカス層4を3層構造とする一方で、トレッド部1におけるベルト層7の下方域ではカーカス層4を2層構造とすることができる。また、内周側カーカス層4Aの両端部を各ビードコア5の廻りに折り返していないので、ビード部3廻りの重量を低減することができる。これにより、タイヤを軽量化し、それに伴ってタイヤの転動抵抗を低減することができる。
更に、上記空気入りタイヤによれば、タイヤ片側におけるカーカス層4の端末(4Ae,4Be)が2箇所となり、しかも、そのうちの1箇所は内周側ベルト層7Aと外周側カーカス層4Bとの間の歪みが少ない部位であるので、カーカス層4の端末を起点とするセパレーション故障を抑制し、耐セパレーション性能を改善することができる。
上記空気入りタイヤにおいて、図3に示すように、ビードコア5のタイヤ径方向最内側端から内周側カーカス層4Aの端末4Aeまでのタイヤ径方向高さPHは、ビードコア5のタイヤ径方向高さBH及びビードフィラー6のタイヤ径方向高さFHに対して、0.05×(BH+FH)≦PH≦0.7×(BH+FH)の関係を満足すると良い。これにより、内周側カーカス層4Aの端末4Aeの位置を適正化し、耐セパレーション性能を改善することができる。PH<0.05×(BH+FH)であると、製造誤差により内周側カーカス層4Aの端末4Aeがビードコア5の下側に配置されることがあり、タイヤ性能が不安定になる恐れがある。また、PH>0.7×(BH+FH)であると、内周側カーカス層4Aの端末4Aeとビードフィラー6の頂点とが近接するため耐セパレーション性能の改善効果が低下する。
なお、ビードコア5のタイヤ径方向高さBHとは、ビードコア5の径方向最内側端から最外側端までのタイヤ径方向の高さである。ビードコア5としては、例えば、断面形状が四角形であるものや六角形であるものを使用することができるが、その形状は特に限定されるものではない。いずれの場合も、上記規定に基づいてビードコア5のタイヤ径方向高さBHが特定される。
また、ビードフィラー6のタイヤ径方向高さFHとは、ビードフィラー6の径方向最内側端から最外側端までのタイヤ径方向の高さである。
図4に示すように、内周側カーカス層4Aの各端部と外周側カーカス層4Bの本体部4Bxとの間には破断強度が15MPa〜25MPaで60℃における損失正接が0.10〜0.25である緩衝ゴム層11(第1の緩衝ゴム層)を配置することができる。これにより、内周側カーカス層4Aと外周側カーカス層4Bとの間の剪断変形を抑制し、耐セパレーション性能を改善することができる。ここで、緩衝ゴム層11の破断強度が15MPa未満であると耐セパレーション性能を改善効果が低下し、逆に25MPaを超えると疲労破断を生じ易くなる。緩衝ゴム層11の60℃における損失正接が0.25を超えると変形による発熱を生じ易くなり、転がり抵抗の増大要因となる。また、緩衝ゴム層11とカーカス層4A,4Bとの接着性を確保するために、緩衝ゴム層11を構成するゴム組成物とカーカス層4A,4Bのコートゴムに使用されるゴム組成物とを互いに一致させることが望ましい。
緩衝ゴム層11は幅Wrが10mm〜30mmで厚さが0.5mm〜2mmであり、緩衝ゴム層11のタイヤ径方向内側端末は内周側カーカス層4Aの端末4Aeと同位置又は内周側カーカス層4Aの端末4Aeよりもタイヤ径方向内側に配置すると良い。これにより、必要最小限の重量増加を伴うだけで、内周側カーカス層4Aの端末4Aeを外周側カーカス層4Bの本体部4Bxから分断し、内周側カーカス層4Aと外周側カーカス層4Bとの間の剪断歪みを効果的に緩和することができる。ここで、緩衝ゴム層11は幅Wr又は厚さが上限値を超えると重量増加が顕著になり、逆に下限値を下回ると剪断歪みを緩和する効果が低下する。
ビードフィラー6のタイヤ径方向高さFHは、タイヤ断面高さSHに対して、0.05SH≦FH≦0.5SH、より好ましくは、0.1SH≦FH≦0.4SHの関係を満足すると良い。ビードフィラー6のタイヤ径方向高さFHを上記範囲に設定した場合、外周側カーカス層4Bの本体部4Bxと折り返し部4Byとの間に挟まれる所謂サンドウィッチ効果によりビード部3に高い曲げ剛性を確保し、接地時におけるビードフィラー6の曲げ変形を抑制するので、ビードフィラー6の内側に位置する内周側カーカス層4Aの端末4Aeに掛かる張力を軽減することができる。このことは、耐セパレーション性能を改善する共に、ビードフィラー6の発熱や疲労破断を抑制する。
図2に示すように、外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byと内周側ベルト層7Aとのオーバーラップ量Wは5mm〜40mmであると良い。これにより、良好な耐セパレーション性能を確保することができる。オーバーラップ量Wが5mm未満であると外周側カーカス層4Bの端末4Beと内周側ベルト層7Aの端末とが近接するため耐セパレーション性能の改善効果が低下し、逆に40mmを超えるとカーカス層4の使用量が増加するため転がり抵抗の低減効果が低下する。
なお、オーバーラップ量Wとは、外周側カーカス層4Bの端末4Beを通り内周側ベルト層7Aに対して直交する基準線を求めたとき、内周側ベルト層7Aの基準線から外側となる部分の幅である。
図5〜図6は本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。図5〜図6において、図1〜図3と同一物には同一符号を付してその部分の詳細な説明は省略する。
図5に示すように、外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byと内周側ベルト層7Aとの間には緩衝ゴム層12(第2の緩衝ゴム層)が配置されている。この緩衝ゴム層12は、厚さが0.5mm〜2mmで破断強度が20MPa以上である。このような緩衝ゴム層12を付加することにより、当該箇所の剪断歪みを緩和し、耐セパレーション性能を改善することができる。緩衝ゴム層12の厚さが0.5mm未満であると耐セパレーション性能の改善効果が低下し、逆に2mmを超えると重量増加により転がり抵抗の低減効果が低下する。また、緩衝ゴム層12の破断強度が20MPa未満であると耐セパレーション性能の改善効果が低下する。
緩衝ゴム層12のタイヤ幅方向外側端末は内周側ベルト層7Aの端末よりもタイヤ幅方向外側に配置し、緩衝ゴム層12のタイヤ幅方向内側端末は外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byの端末4Beよりもタイヤ幅方向内側に配置すると良い。これにより、当該箇所の剪断歪みを効果的に緩和することができる。
一方、ビード部3における外周側カーカス層4Bの折り返し部4Byよりもタイヤ幅方向外側には補助フィラー13が配設されている。この補助フィラー13はタイヤ外表面に配置される不図示のサイドウォールゴム層やリムクッションゴム層と内周側カーカス層4Bの折り返し部4Byとの間に埋設される。補助フィラー13のJIS硬度はビードフィラー6のJIS硬度よりも3ポイント以上低く設定されている。このような補助フィラー13を付加することにより、ビードフィラー6の曲げ変形を抑制し、内周側カーカス層4Aの端末4Aeに掛かる張力を軽減することができる。このことは、耐セパレーション性能を改善すると共に、ビードフィラー6の発熱や疲労破断を抑制する。ここで、補助フィラー13のJIS硬度とビードフィラー6のJIS硬度との差が3ポイント未満であると、上述のような効果が期待できなくなる。ビードフィラー6のJIS硬度は75〜97の範囲に設定し、補助フィラー13のJIS硬度は72〜94の範囲に設定することが好ましい。
補助フィラー13のタイヤ径方向外側端末はビードフィラー6のタイヤ径方向外側端末よりもタイヤ径方向外側に配置し、補助フィラー13のタイヤ径方向内側端末はビードフィラー6のタイヤ径方向高さFHの範囲内に配置すると良い。これにより、ビードフィラー6の曲げ変形を効果的に抑制することができる。つまり、補助フィラー13をビードフィラー6に対してタイヤ径方向外側にずれた位置に配置することで、リムフランジを支点とするビード部3の曲げ変形を効果的に抑制することができる。
補助フィラー13のタイヤ径方向高さSFHは、ビードフィラー6のタイヤ径方向高さFHに対して、0.5FH≦SFH≦1.5FHの関係を満足し、補助フィラー13はタイヤ径方向両側に向かって徐々に薄くなる三日月状の断面形状を有し、補助フィラー13の最大厚さとなる部位をビードフィラー6のタイヤ径方向高さFHの範囲内に配置すると良い。これにより、過度な重量増加を伴うことなくビードフィラー6の曲げ変形を効果的に抑制し、耐久性を向上することができる。SFH<0.5FHであると上述のような効果が期待できず、逆にSFH>1.5FHであると過度な重量増加により転がり抵抗の増大要因となる。なお、補助フィラー13の断面形状が三日月状ではなく、補助フィラー13の厚さがタイヤ径方向に沿って一定である場合、過度な重量増加により転がり抵抗の増大要因となる。同様の理由から、補助フィラー13の最大厚さは6mm以下に設定すると良い。
上述した実施形態では、トレッド部1に緩衝ゴム層12を配設すると共に、ビード部3に補助フィラー13を配設したものであるが、両者を同時に設ける必要はなく、いずれか一方だけを設けることも可能である。
タイヤサイズ225/70R16で、一対のビード部間に複数本のカーカスコードを含む複数層のカーカス層を装架し、各ビード部にビードコアとビードフィラーを配置し、カーカス層の外周側に2層のベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、カーカス層の構造を種々異ならせた従来例、比較例1,2及び実施例1〜8のタイヤを製作した。
従来例のタイヤは、3層のカーカス層を用いた構造(図7参照)を有し、内周側カーカス層(第1プライ及び第2プライ)の両端部を各ビードコアの廻りに折り返す一方で、外周側カーカス層(第3プライ)の両端部を各ビードコアの廻りに折り返すことなく各ビード部で終端させたものである。
比較例1のタイヤは、2層のカーカス層を用いた構造を有し、内周側カーカス層(第1プライ)の両端部を各ビードコアの廻りに折り返すことなく終端させる一方で、外周側カーカス層(第2プライ)の両端部を各ビードコアの廻りに折り返し、外周側カーカス層の折り返し部の端末を内周側ベルト層と外周側カーカス層の本体部との間に配置したものである。比較例1において、内周側カーカス層の両端部はビードフィラーに到達していない。
比較例2のタイヤは、2層のカーカス層を用いた構造を有し、内周側カーカス層(第1プライ)の両端部を少なくともビードフィラーと重なる位置まで延在させ、内周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りに折り返すことなく各ビード部で終端させる一方で、外周側カーカス層(第2プライ)の両端部を各ビードコアの廻りに折り返したものである。比較例2において、外周側カーカス層の折り返し部の端末は内周側ベルト層と重なる位置に到達していない。
実施例1〜8のタイヤは、2層のカーカス層を用いた構造(図1〜図6参照)を有し、内周側カーカス層(第1プライ)の両端部を少なくともビードフィラーと重なる位置まで延在させ、内周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りに折り返すことなく各ビード部で終端させる一方で、外周側カーカス層(第2プライ)の両端部を各ビードコアの廻りに折り返し、外周側カーカス層の折り返し部の端末を内周側ベルト層と外周側カーカス層の本体部との間に配置したものである。
特に、実施例3〜8のタイヤでは、内周側カーカス層の各端部と外周側カーカス層の本体部との間に第1の緩衝ゴム層を配置した。実施例7のタイヤでは、外周側カーカス層の折り返し部と内周側ベルト層との間に第2の緩衝ゴム層を配置した。実施例8のタイヤでは、外周側カーカス層の折り返し部と内周側ベルト層との間に第2の緩衝ゴム層を配置すると共に、ビード部における外周側カーカス層の折り返し部よりもタイヤ幅方向外側に補助フィラーを配置した。
上述した従来例、比較例1,2及び実施例1〜8において、カーカス層(第1〜第3プライ)の端末位置(ビードコアのタイヤ径方向最外側端からのタイヤ径方向外側への距離)、ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHとタイヤ断面高さSHとの比(FH/SH)、ビードコアのタイヤ径方向高さBH及びビードフィラーのタイヤ径方向高さFHに対する内周側カーカス層の端末のタイヤ径方向高さPHの比〔PH/(BH+FH)〕、第1の緩衝ゴム層の破断強度及び損失正接、第1の緩衝ゴム層の幅及び厚さ、内周側カーカス層の端末から第1の緩衝ゴム層のタイヤ径方向内側端末までのタイヤ径方向の距離(「内側端末位置」と表記)を表1のように設定した。第1の緩衝ゴム層の内側端末位置は、当該内側端末が内周側カーカス層の端末よりもタイヤ径方向外側に位置する場合をプラス値にて示し、当該内側端末が内周側カーカス層の端末よりもタイヤ径方向内側に位置する場合をマイナス値にて示した。
実施例1〜8及び比較例1において、外周側カーカス層の折り返し部と内周側ベルト層とのオーバーラップ量Wは30mmとした。実施例7,8において、第2の緩衝ゴム層の厚さは1.0mmとし、破断強度は10MPaとした。実施例8において、補助フィラーのJIS硬度は85とし、ビードフィラーのJIS硬度は全てのタイヤにおいて90とした。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、耐セパレーション性能、タイヤ重量、転がり抵抗、操縦安定性を評価し、その結果を表1に併せて示した。
耐セパレーション性能:
各試験タイヤをリムサイズ16×6 1/2JJのホイールに組み付けてドラム耐久試験機に装着し、空気圧400kPa、荷重11.8kN、速度80km/hの条件にて走行試験を実施し、カーカス層のセパレーション故障に至るまでの走行距離を計測した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐セパレーション性能が優れていることを意味する。
タイヤ重量:
各試験タイヤの重量を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど軽量であることを意味する。
転がり抵抗:
各試験タイヤをリムサイズ16×6 1/2JJのホイールに組み付けて半径854mmのドラムを備えた転がり抵抗試験機に装着し、空気圧210kPa、荷重6.47kN、速度80km/hの条件にて30分間の予備走行を行った後、同条件にて転がり抵抗を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど転がり抵抗が小さいことを意味する。
操縦安定性:
各試験タイヤをリムサイズ16×6 1/2JJのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧210kPaの条件にて、テストドライバーによるテストコースでの官能評価を実施した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど操縦安定性は優れていることを意味する。
Figure 2014108683
表1から判るように、実施例1〜8のタイヤは、従来例との対比において、操縦安定性を良好に維持しながら、タイヤの軽量化と転がり抵抗の低減を可能にし、しかも耐セパレーション性能を改善することができた。
一方、比較例1のタイヤは、内周側カーカス層の両端部がビードフィラーに到達していないので、従来例よりも操縦安定性が悪化し、耐セパレーション性能も低下していた。また、比較例2のタイヤは、外周側カーカス層の折り返し部の端末が内周側ベルト層と重なる位置に到達していないので、従来例よりも操縦安定性が悪化し、耐セパレーション性能も低下していた。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
4A 内周側カーカス層
4B 外周側カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
7A 内周側ベルト層
7B 外周側ベルト層
8 ベルトカバー層
11 緩衝ゴム層(第1の緩衝ゴム層)
12 緩衝ゴム層(第2の緩衝ゴム層)
13 補助フィラー

Claims (11)

  1. 一対のビード部間に複数本のカーカスコードを含む2層のカーカス層を装架し、各ビード部にビードコアとビードフィラーを配置し、前記カーカス層の外周側に少なくとも2層のベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、外周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ折り返し、該外周側カーカス層の折り返し部の端末を内周側ベルト層と外周側カーカス層の本体部との間に配置する一方で、内周側カーカス層の両端部を少なくとも前記ビードフィラーと重なる位置まで延在させ、該内周側カーカス層の両端部を各ビードコアの廻りに折り返すことなく各ビード部で終端させたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ビードコアのタイヤ径方向最内側端から前記内周側カーカス層の端末までのタイヤ径方向高さPHが、前記ビードコアのタイヤ径方向高さBH及び前記ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHに対して、0.05×(BH+FH)≦PH≦0.7×(BH+FH)の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記内周側カーカス層の各端部と前記外周側カーカス層の本体部との間に破断強度が15MPa〜25MPaで60℃における損失正接が0.10〜0.25である第1の緩衝ゴム層を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1の緩衝ゴム層の幅が10mm〜30mmで厚さが0.5mm〜2mmであり、該第1の緩衝ゴム層のタイヤ径方向内側端末を前記内周側カーカス層の端末と同位置又は前記内周側カーカス層の端末よりもタイヤ径方向内側に配置したことを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHが、タイヤ断面高さSHに対して、0.05SH≦FH≦0.5SHの関係を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記外周側カーカス層の折り返し部と前記内周側ベルト層とのオーバーラップ量Wが5mm〜40mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記外周側カーカス層の折り返し部と前記内周側ベルト層との間に厚さが0.5mm〜2mmで破断強度が20MPa以上である第2の緩衝ゴム層を配置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第2の緩衝ゴム層のタイヤ幅方向外側端末を前記内周側ベルト層の端末よりもタイヤ幅方向外側に配置し、前記第2の緩衝ゴム層のタイヤ幅方向内側端末を前記外周側カーカス層の折り返し部の端末よりもタイヤ幅方向内側に配置したことを特徴とする請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記ビード部における前記外周側カーカス層の折り返し部よりもタイヤ幅方向外側に前記ビードフィラーよりもJIS硬度が3ポイント以上低い補助フィラーを設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記補助フィラーのタイヤ径方向外側端末を前記ビードフィラーのタイヤ径方向外側端末よりもタイヤ径方向外側に配置し、前記補助フィラーのタイヤ径方向内側端末を前記ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHの範囲内に配置したことを特徴とする請求項9に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記補助フィラーのタイヤ径方向高さSFHが、前記ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHに対して、0.5FH≦SFH≦1.5FHの関係を満足し、前記補助フィラーがタイヤ径方向両側に向かって徐々に薄くなる形状を有し、該補助フィラーの最大厚さとなる部位を前記ビードフィラーのタイヤ径方向高さFHの範囲内に配置したことを特徴とする請求項9又は10に記載の空気入りタイヤ。
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