JP2000210489A - ミシンの糸張力調整装置 - Google Patents
ミシンの糸張力調整装置Info
- Publication number
- JP2000210489A JP2000210489A JP11014371A JP1437199A JP2000210489A JP 2000210489 A JP2000210489 A JP 2000210489A JP 11014371 A JP11014371 A JP 11014371A JP 1437199 A JP1437199 A JP 1437199A JP 2000210489 A JP2000210489 A JP 2000210489A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread tension
- knob
- thread
- sewing machine
- tension adjusting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
みの操作荷重がほぼ均一で、操作性の良いミシンの糸張
力調整装置を提供することを目的とする。 【解決手段】糸調子皿に接離可能に支持された糸調子調
節部材16と、ミシンカバ−に形成された案内部2aに
沿って上下動可能に形成された支持された糸調子つまみ
1と、糸調子つまみに連動して回動するともに糸調子調
節部材16をさせる複数のギア8、13と、この糸調子
つまみ1に連動して回動するタイミングベルト10とを
備えた。
Description
整装置に関するものである。
は、特開平1−299587号公報に記載されているも
のが知られている。この装置は、一対の糸調子部材に糸
調子圧力を付与するための板ばねと、その板ばねに押圧
係合した状態で上下方向に移動可能な調節部材と、この
調節部材に突設された操作つまみと、を備えている。
ねのたわみ量が増減し、糸調子部材に付与される糸調子
圧力が増減する。
糸張力調整装置は、板ばねのたわみの反発力が直接操作
つまみに作用する。このため、糸調子圧力が高い範囲で
操作つまみを移動させると、操作つまみの移動に大きな
力が必要となる。このため、操作つまみの操作性が悪
く、微調整が難しいという問題点があった。
は操作つまみの移動に必要な力が著しく異なるため、作
業者が操作しにくいという問題点があった。さらに、設
定糸調子圧力が低い場合、ミシンの振動により縫製中に
操作つまみが移動してしまい、被縫製物に対する縫い調
子が変化してしまうという問題点があった。
囲と高い範囲で、操作つまみの操作荷重がほぼ均一で、
操作性の良いミシンの糸張力調整装置を提供することを
第1の目的とする。また、設定糸調子圧力が低い場合で
も、ミシンの振動等により糸調子圧力が変化しないミシ
ンの糸張力調整装置を提供することを第2の目的とす
る。
に、請求項1に記載の発明に係るミシンの糸張力調整装
置は、糸供給源と縫針またはル−パとの間の糸供給経路
(2c)に配置された糸を挟持する一対の糸調子皿
(4)と、この糸調子皿に接離可能に支持された糸調子
調節部材(16)と、一端が前記糸調子調節部材に他端
が前記糸調子皿に係合して、糸調子皿に糸調子圧力を付
与する糸調子ばね(17)と、ミシンカバ−に形成され
た案内部に(2a)沿って上下動可能に支持された糸調
子つまみ(1)と、この糸調子つまみに連動して回動す
るとともに、前記糸調子調節部材を移動可能な連結部材
(5、8、13、31、33、34)と、前記糸調子つ
まみの上下動を前記連結部材の回動に変換する動力伝達
部材(10)と、を備えた。
調整装置によれば、糸調子つまみ(1)と一端が糸調子
ばねに係合する糸調子調節部材(16)とは、動力伝達
部材(10)及び連結部材(5、8、13、31、3
3、34)を介して連結されている。これらの部材によ
り、糸調子ばねのばね力が直接糸調子つまみ(1)に作
用しない。このため、糸調子圧力が高い範囲と低い範囲
で、糸調子つまみの操作荷重がほぼ均一であり、操作性
が良く、正確に微調整等を行うことができる。また、設
定糸調子圧力が低い場合でも、ミシンの振動により糸調
子つまみが移動することがないので、均一な縫製をする
ことができる。
装置は、前記動力伝達部材がタイミングベルト(10)
であるので、より操作性が良く、正確に微調整等を行う
ことができる。また、設定糸調子圧力が低い場合でも、
ミシンの振動により糸調子圧力が変化しないので、均一
な縫製をすることができる。また、請求項3記載のミシ
ンの糸張力調整装置は、前記連結部材が複数のギア
(8、13、33、34)から構成されているので、よ
り操作性が良く、正確に微調整等を行うことができる。
また、設定糸調子圧力が低い場合でも、ミシンの振動等
により糸調子圧力が変化しないので、均一な縫製をする
ことができる。
装置は、前記複数のギア間の連結・解除を行う連結解除
手段(7、8、32、33、34)を備えている。この
ため、設定された糸調子圧力(初期値)を保持したまま
で、糸調子つまみの指示値を変更したい場合、連結解除
手段によりギア間の連結を解除する。そして、このギア
間の連結を解除した状態で、糸調子つまみを所定位置に
移動し、その後ギア間を連結する。すなわち、連結・解
除手段により、設定された糸調子圧力(初期値)に対す
る糸調子つまみの指示する相対位置の変更を容易に行う
ことができる。
は、連結・解除手段の操作位置は、ミシンカバ−に形成
された糸供給経路に近接して設けた。このため、設定さ
れた糸調子圧力(初期値)に対する糸調子つまみの指示
する相対位置の変更を行う場合、ミシンカバ−を取り外
す必要がない。すなわち、糸供給経路からドライバ−等
を用いて、連結解除手段の操作位置(E,I)を押圧
し、連結を解除した状態で、糸調子つまみの位置を変更
することにより、容易に行うことができる。
は、前記糸調子つまみと動力伝達部材は着脱可能であ
る。そして、糸調子つまみと動力伝達部材とを着脱する
ことにより、設定された糸調子圧力に対する糸調子つま
みの指示値の変更をより容易に行うことができる。
糸張力調整装置の一実施形態について説明する。最初
に、第1図〜第4図に基づき、本発明の第1実施形態に
ついて説明する。第1図はミシン正面図であり、第2図
は第1図のA−A断面図である。第3図は糸調子つまみ
とタイミングベルトの分解斜視図である。第4図は第2
図のB−B断面図である。
糸調子つまみ1は、ミシン正面カバ−(ミシンカバ−)
2の上下方向に形成された断面Lの字状の溝(案内部)
2aに沿って、それぞれ上下動可能に支持される。この
案内部2aの左側には糸調子目盛り2b,糸供給経路2
cが、それぞれの糸調子つまみ1に対応して、上下方向
に設けられている。
つまみ1の停止位置、すなわち糸調子圧力の設定値を表
示する。また、糸供給経路2cは、一対の糸調子皿4に
対向する貫通溝と糸調子目盛り上端部付近から下部に向
けて形成される断面Uの字状の溝とよりなる。そして、
図示省略の糸巻き(糸供給源)からの糸は、この糸供給
経路2cを経由した後、縫針3またはル−パ(図示省
略)に供給される。この糸供給経路2cを経由した糸
は、糸供給経路2c上部に突設された一対の糸調子皿4
に挟持される。
ト駆動プ−リ(アイドラプ−リ)22、23が、ミシン
正面カバ−の案内部2aの上下端部に、回動自在に支持
されている。そして、各タイミングベルト10(動力伝
達部材)は、ミシン正面カバ−の案内部2aに沿って、
このベルト駆動プ−リ22、23と、糸調子プ−リ5
(アイドラプ−リ)とを掛け渡されている。
正面カバ−の案内部2aに上下動可能に支持される。そ
して、糸調子つまみ1はその下部において、上記複数の
プ−リに掛け渡されたタイミングベルト10を所定位置
で係止している。図3に示すように、この糸調子つまみ
1は、糸調子ベルト止め24、糸調子つまみ台座25、
操作つまみ26とから構成されている。
ト10の凹凸部と噛み合う突部24aと、突起状の第1
フック部24bと第2フック部24cとを備えている。
糸調子つまみ台座25は、プラスチック材料で形成され
ている。この糸調子つまみ台座25には、糸調子ベルト
止めの第1フック部24bと第2フック部24cに、そ
れぞれ係合する第1係合孔25bと、第2係合孔25c
を備えている。また、糸調子つまみ台座25は、その本
体に水平面状に突設された、一対のアンダ−カット部2
5aを備えている。このアンダ−カット部25aは、先
端部が爪状であり、図示D1方向に押圧すると、容易に
弾性変形する。そして、操作つまみ26には、この一対
のアンダ−カット部25aに嵌合する係合孔26aが形
成されている。この係合孔26aは図示D2方向に幅広
の段差形状である。この糸調子つまみ1をタイミングベ
ルト10に装着する順序について説明する。なお、タイ
ミングベルト2は予め図2に示すように、ベルト駆動プ
−リ22、23と、糸調子プ−リ5(アイドラプ−リ)
とに掛け渡されているものとする。
−案内部2a上に載置する。次に、ミシン正面カバ−2
の裏側から糸調子つまみ台座25のアンダ−カット部2
5aと本体部25dで、断面Lの字状のミシン正面カバ
−の案内部2aを挟み込むように装着する。次に、糸調
子つまみ台座25をD2方向に移動させて、糸調子つま
み台座25の一対のアンダ−カット部25aを、操作つ
まみの係合孔26aに嵌合させる。この嵌合により、糸
調子つまみ1はミシン正面カバ−の案内部に摺動可能に
支持される。
調子ベルト止め突部24aを噛み合わせた後、糸調子ベ
ルト止め24の各フック部に糸調子つまみ台座25の各
係合孔が係合するように装着する。この結果、糸調子つ
まみ1の上下動に伴いタイミングベルト10は連動す
る。そして、糸調子つまみ1をタイミングベルト10か
ら離脱させる場合は、上記装着方法の逆の順序により、
容易に分解することができる。すなわち、糸調子つまみ
台座25を反D2方向に移動させると、糸調子つまみ台
座のアンダ−カット部25a,25aが互いに接近する
ように弾性変形するので、糸調子つまみ台座25と操作
つまみ26は容易に離脱可能である。
た糸調子調節板である。糸調子調節板21には、下方よ
り上方に向けて、糸調子駆動部L,中間部M,糸調子軸
部Nが設けられている。そして、糸調子調節板21に
は、糸調子駆動部Lの糸調子駆動軸6、中間部Mの中間
軸11、糸調子軸部Nの糸調子軸15の各先端部が所定
位置において、嵌合する孔が設けられている。これらの
各軸は、糸調子調節板21にカシメられることにより、
図示水平方向に突設される。
供給経路2cに向けて圧縮バネ7、糸調子駆動ギア8、
糸調子プ−リ5が水平方向に積み重ねられており、Eリ
ング9により所定位置に係止される。糸調子プ−リ5は
糸調子駆動軸6に回動可能に支持されている。そして、
糸調子プ−リ5は、所定位置に糸調子つまみ1を固定し
たタイミングベルト10(連結部材)を掛け渡してい
る。このため、糸調子つまみ1の上下動に応じて、タイ
ミングベルト10が駆動すると、糸調子プ−リ5が回動
する。
の凹部5aを備えており、この糸調子プ−リの凹部5a
に糸調子駆動ギア8の先端部8aは嵌合する。このた
め、糸調子プ−リ5の回動に伴い、糸調子駆動ギア8が
回動する。また、糸調子駆動ギア8は、糸調子調節板1
2に向けて、バネ受け孔8bが形成されている。そし
て、圧縮バネ7は、一端が糸調子調節板12に、他端が
糸調子駆動ギアバネ受け孔8b端部に係止される。この
圧縮ばね7の付勢力により、糸調子駆動ギア8と糸調子
プ−リ5は糸供給経路2cに向けて付勢されるがEリン
グ9により係止される。この時、糸調子調節ギア8の歯
車部は中間ギア13の歯車部と噛み合っている。しか
し、作業者が糸供給経路2cからドライバ−等を用い
て、圧縮ばね7の付勢力に抗して糸調子プ−リ5の端部
を図示E方向(操作位置)に所定量押圧すると、糸調子
プ−リ5と糸調子駆動ギア8は糸調子調節板21側に移
動し、糸調子駆動ギア8と中間ギア13の歯車部の噛み
合いが解除される。この圧縮バネ7と糸調子駆動ギア8
とが、第1連結解除手段を構成する。
リング14とから構成される。中間ギア13は、糸調子
調節板21に突設された中間軸11の段部と、中間軸端
部に装着されたEリング14と、により回動可能に支持
される。糸調子軸部Nは、糸調子軸15、糸調子調節ギ
ア16、圧縮ばね17、糸調子バネ受け18、一対の糸
調子皿4、糸調子軸板19より構成されている。この糸
調子軸15は前端部15a,段部15b,ネジ部15
c,を備えている。
部材)のギア部(歯車部)16aは、中間ギア13と噛
み合い、貫通ネジ部16bは糸調子軸15のネジ部15
cと螺合可能である。また、糸調子軸15の中央部に形
成された段部15bは、一対の糸調子皿4と糸調子バネ
受け18とを、軸心方向(図示J方向)に摺動可能に支
持する。そして、糸調子軸の前端部15aはネジであ
り、糸調子軸板19をナット20により固定する。
調子バネ受け18に、他端が糸調子ギア前端部16cに
係止される。そして、糸調子調節ギア16(糸調子調節
部材)と糸調子軸15とはそのネジ部が螺合しているの
で、糸調子調節ギア16を回動させると、糸調子調節ギ
ア16は糸調子皿4に接近離間する。この糸調子調節ギ
ア16の接近離間により、圧縮バネ(糸調子ばね)17
の付勢力が増減し、一対の糸調子皿4に挟持された糸の
張力が増減する。
明する。以下に糸張力を増加する場合について説明する
が、糸張力を減少する場合はこの操作の逆の操作であり
省略する。糸張力を増加させる場合、糸調子つまみ1を
第2図C方向に上昇させる。この糸調子つまみ1の上昇
に伴い、タイミングベルト10もC方向に回転する。こ
のタイミングベルト10のC方向の回転に伴い、糸調子
プ−リ5はF方向に回転する。そして、糸調子駆動ギア
8は、糸調子プ−リ5共に一体となるように、嵌合組み
付けされている。このため、糸調子プ−リ5のF方向の
回転に伴い糸調子駆動ギア8もF方向に回転する。
中間ギア13がG方向に回転し、糸調子調節ギア16は
H方向に回転する。この糸調子調節ギア16のH方向の
回転に伴い、糸調子調節ギア16自体が、第4図に示す
J方向に移動する。この糸調子調節ギア16のJ方向の
移動(糸調子皿4への接近)により、圧縮バネ(糸調子
ばね)17の付勢力が増加し、一対の糸調子皿4に挟持
された糸の張力が増加する。
けると、設定された糸調子圧力(初期状態)に対して、
糸調子つまみ1は、ミシンカバ−の糸調子目盛り2bの
所定値を指示する。この時、設定された糸調子圧力を変
えずに、糸調子つまみ1とミシンカバ−の糸調子目盛り
2bの相対位置を変更する操作について説明する。最初
に作業者が糸供給経路2cからドライバ−等を用いて、
圧縮ばね7の付勢力に抗して糸調子プ−リ5の端部を図
示E方向に所定量押圧すると、糸調子プ−リ5と糸調子
駆動ギア8は糸調子調節板21側に移動し、糸調子駆動
ギア8と中間ギア13の歯車部の噛み合いが解除され
る。この糸調子駆動ギア8と中間ギア13の解除された
状態を保ちながら、糸調子目盛り2bに対して、糸調子
つまみ1を所定の位置に移動させる。その後、ドライバ
−による糸調子プ−リ5の押圧を解除すると、糸調子プ
−リ5と糸調子駆動ギア8は圧縮バネ7により、初期状
態に戻る。
の糸張力調整装置は、糸調子つまみ1と一端が糸調子ば
ねに係合する糸調子調節部材16とは、タイミングベル
ト10及び連結部材(糸調子プ−リ5、糸調子駆動ギア
8、中間ギア13)を介して連結されている。これらの
部材により、糸調子ばね17のばね力が直接糸調子つま
み1に作用しない。このため、糸調子圧力が高い範囲と
低い範囲で、糸調子つまみの操作荷重がほぼ均一であ
り、操作性が良く、正確に微調整等を行うことができ
る。また、設定糸調子圧力が低い場合でも、ミシンの振
動により糸調子つまみが移動することがないので、均一
な縫製をすることができる。
8、中間ギア13)の連結・解除を行う第1連結解除手
段(圧縮ばね7、糸調子駆動ギア8)を備えている。こ
のため、設定された糸調子圧力(初期値)に対して、糸
調子つまみ1の指示値を変更したい場合、第1連結解除
手段によりギア間の連結を解除した後、糸調子つまみ1
を所定位置に移動し、その後ギア間を連結する。すなわ
ち、連結・解除手段により、設定された糸調子圧力(初
期値)に対する糸調子つまみの指示する相対位置の変更
を容易に行うことができる。
は、ミシンカバ−に形成された糸供給経路2cに近接し
て設けた。このため、設定された糸調子圧力(初期値)
に対する糸調子つまみ1の指示する相対位置の変更を行
う場合、ミシンカバ−を取り外す必要がない。すなわ
ち、糸供給経路2cからドライバ−等を用いて、第1連
結解除手段の操作位置Eを押圧し、連結を解除した状態
で、糸調子つまみ1の位置を変更することにより、容易
に行うことができる。
ト10(動力伝達部材)は着脱可能である。そして、調
節つまみ1とタイミングベルト10とを着脱することに
より、設定された糸調子圧力に対する糸調子つまみ1の
指示値の変更をより容易に行うことができる。次に、本
発明の第2実施形態を図5〜図6に基づき説明する。
図6はその要部断面図である。第2実施形態は、第1実
施形態と連結解除手段のみ異なり他は同一である。この
ため、同一の部材は同じ番号を付し、同一箇所の説明は
省略する。糸調子駆動軸6は、Eリング30、35よ
り、コの字状の糸調子調節板21に突設されている。
に向けて第2糸調子駆動ギア31、第2圧縮バネ32、
第2糸調子プ−リ33、糸調子駆動カラ−34が積み重
ねられている。第2糸調子駆動ギア31は、内側に糸調
子軸6に回動可能に支持される貫通孔31aを有し、外
側に中間ギア13と噛み合う歯車31bを備えている。
そして、第1段部31cは断面楕円状のであり、後述す
る糸調子駆動カラ−34に嵌合する。
給経路側にバネ受け孔33aを備えるとともに、その糸
供給経路側前端面33bは放射状の凹凸溝が形成されて
いる。そして、第2圧縮バネ32は、一端が第2糸調子
プ−リバネ受け孔33aに、他端が第2糸調子駆動ギア
31側部に係止される。
供給経路側側面に、第2糸調子プ−リ凹凸溝と噛み合う
溝34aが形成されており、この第2糸調子プ−リ33
b凹凸溝と糸調子駆動カラ−溝34aでラチェット機構
を構成している。このラチェット機構(34a,33
b)と圧縮バネ32で第2連結解除手段を構成する。本
第2実施形態の動作について説明する。
するが、糸張力を減少する場合はこの操作の逆の操作で
あり省略する。図2において、糸張力を増加させる場
合、糸調子つまみ1を上昇させる。この糸調子つまみ1
の上昇に伴い、タイミングベルト10もC方向に回転す
る。このタイミングベルト10のC方向の回転に伴い、
第2糸調子プ−リ33はF方向に回転する。そして、第
2糸調子プ−リ33と糸調子駆動カラ−34のラチェッ
ト機構は、圧縮バネ32の付勢力により係合している。
そして、第2糸調子プ−リ33の回転に伴い、糸調子駆
動カラ−34が回転し、第2糸調子駆動ギア31もF方
向に回転する。
伴い、中間ギア13がG方向に回転し、糸調子調節ギア
16はH方向に回転する。この糸調子調節ギア16のH
方向の回転に伴い、糸調子調節ギア16自体が、第6図
に示すJ方向に移動する。この糸調子調節ギア16のJ
方向の移動(糸調子皿4への接近)により、圧縮バネ
(糸調子ばね)17の付勢力が増加し、一対の糸調子皿
4に挟持された糸の張力が増加する。
けると、設定された糸調子圧力(初期状態)に対して、
糸調子つまみ1は、ミシンカバ−の糸調子目盛り2bの
所定値を指示する。この時、設定された糸調子圧力を変
えずに、糸調子つまみ1とミシンカバ−の糸調子目盛り
2bの相対位置を変更する操作について説明する。最初
に作業者が糸供給経路2cからドライバ−等を用いて、
圧縮ばね32の付勢力に抗して第2糸調子プ−リ33の
端部を図示I方向に所定量押圧すると、第2糸調子プ−
リ33はI方向に移動し、第2連結解除手段を構成する
第2糸調子プ−リ33と糸調子駆動カラ−34のラチェ
ットの噛み合いが解除される。この解除された状態を保
ちながら、糸調子目盛り2bに対して、糸調子つまみ1
を所定の位置に移動させる。ラチェット機構は解除され
ているので、糸調子つまみ1の移動より、第2糸調子駆
動ギア31は回転しない。そして、ドライバ−による第
2糸調子プ−リ33の押圧を解除すると、第2糸調子プ
−リ5と糸調子駆動カラ−34のラチェットの噛み合い
は圧縮バネ7により、初期状態に戻る。
の糸張力調整装置は、糸調子つまみ1と一端が糸調子ば
ねに係合する糸調子調節部材16とは、タイミングベル
ト10及び連結部材(第2糸調子プ−リ33、第2糸調
子駆動ギア31、中間ギア13)を介して連結されてい
る。これらの部材により、糸調子ばね17のばね力が直
接糸調子つまみ1に作用しない。このため、糸調子圧力
が高い範囲と低い範囲で、糸調子つまみの操作荷重がほ
ぼ均一であり、操作性が良く、正確に微調整等を行うこ
とができる。また、設定糸調子圧力が低い場合でも、ミ
シンの振動により糸調子つまみが移動することがないの
で、均一な縫製をすることができる。
う第2連結解除手段(圧縮バネ32、第2糸調子プ−リ
33、糸調子駆動カラ−34)を備えている。このた
め、設定された糸調子圧力(初期値)に対して、糸調子
つまみ1の指示値を変更したい場合、第2連結解除手段
のラチェット機構の連結を解除した後、糸調子つまみ1
を所定位置に移動し、そのラチェット機構を連結する。
すなわち、第2連結・解除手段により、設定された糸調
子圧力(初期値)に対する糸調子つまみの指示する相対
位置の変更を容易に行うことができる。
は、ミシンカバ−に形成された糸供給経路2cに近接し
て設けた。このため、設定された糸調子圧力(初期値)
に対する糸調子つまみ1の指示する相対位置の変更を行
う場合、ミシンカバ−を取り外す必要がない。すなわ
ち、糸供給経路2cからドライバ−等を用いて、第2連
結解除手段の操作位置Iを押圧し、連結を解除した状態
で、糸調子つまみ1の位置を変更することにより、容易
に行うことができる。
なく種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、
糸調子調節ギア16は中間ギア13を介して糸調子駆動
ギア8に連動する。これに代えて、糸調子調節ギアが直
接糸調子駆動ギアの歯車部分に噛み合うようにし、中間
ギアを廃止することも容易に考えられる。また、上記実
施形態では、糸調子調節ギア16と中間ギア13と糸調
子駆動ギア8の歯車部分が噛み合っているが、これに代
えて糸調子アイドラプ−リ、糸調子駆動アイドラプ−リ
と、このプ−リ間を掛け渡すタイミングベルトを用いる
ことも容易に考えられる。この際、糸調子アイドラプ−
リは軸心方向に移動しても、タイミングベルトは弾性部
材であるので、糸張力の変更に十分対応することができ
る。
リ(アイドラプ−リ)22、23と糸調子プ−リ(アイ
ドラプ−リ)5と、これらアイドラプ−リに噛み合いス
リップ現象が生じないタイミングベルト(動力伝達部
材)10とを用いた。これに代えて、例えば、通常の回
転部が平滑な3個のプ−リと、ワイヤまたは紐等からな
る動力伝達部材を用いて、糸調子プ−リに相当するプ−
リのみ複数回この動力伝達部材を巻回することも容易に
考えられる。さらに、チェ−ンとスプロケットを用いる
ことも容易に考えられる。
糸張力調整装置によれば、糸調子つまみ(1)と一端が
糸調子ばねに係合する糸調子調節部材(16)とは、動
力伝達部材(10)及び連結部材(5、8、13、3
1、33、34)を介して連結されている。これらの部
材により、糸調子ばねのばね力が直接糸調子つまみ
(1)に作用しない。このため、糸調子圧力が高い範囲
と低い範囲で、糸調子つまみの操作荷重がほぼ均一であ
り、操作性が良く、正確に微調整等を行うことができ
る。また、設定糸調子圧力が低い場合でも、ミシンの振
動により糸調子つまみが移動することがないので、均一
な縫製をすることができる。
装置によれば、前記動力伝達部材がタイミングベルト
(10)であるので、より操作性が良く、正確に微調整
等を行うことができる。また、設定糸調子圧力が低い場
合でも、ミシンの振動により糸調子圧力が変化しないの
で、均一な縫製をすることができる。また、請求項3記
載のミシンの糸張力調整装置よれば、前記連結部材が複
数のギア(8、13、33、34)から構成されている
ので、より操作性が良く、正確に微調整等を行うことが
できる。また、設定糸調子圧力が低い場合でも、ミシン
の振動等により糸調子圧力が変化しないので、均一な縫
製をすることができる。
装置よれば、請求項1の効果に加えて、設定された糸調
子圧力(初期値)に対して、糸調子つまみの指示値を変
更したい場合、連結解除手段によりギア間の連結を解除
した後、糸調子つまみを所定位置に移動し、その後ギア
間を連結する。すなわち、連結・解除手段により、設定
された糸調子圧力(初期値)に対する糸調子つまみの指
示する相対位置の変更を容易に行うことができる。
よれば、請求項4の効果に加えて、は、連結・解除手段
の操作位置は、ミシンカバ−に形成された糸供給経路に
近接して設けたので、設定された糸調子圧力(初期値)
に対する糸調子つまみの指示する相対位置の変更を行う
場合、ミシンカバ−を取り外す必要がない。すなわち、
糸供給経路からドライバ−等を用いて、連結解除手段の
操作位置(E,I)を押圧し、連結を解除した状態で、
糸調子つまみの位置を変更することにより、容易に行う
ことができる。
によれば、糸調子つまみと動力伝達部材とを着脱するこ
とにより、設定された糸調子圧力に対する糸調子つまみ
の指示値の変更をより容易に行うことができる。
ミシン正面図
要部斜視図
段) 10−−−−−タイミングベルト(動力伝達部材) 13−−−−−中間ギア(連結部材) 17−−−−−糸調子ばね 34−−−−−糸調子駆動カラ−(連結部材、連結解除
手段) 31−−−−−第2糸調子駆動ギア(連結部材) 32−−−−−第2圧縮バネ(連結解除手段) 33−−−−−第2糸調子プ−リ(連結部材、連結解除
手段) 34−−−−−糸調子駆動カラ−(連結部材、連結解除
手段) E−−−−−−操作位置 I−−−−−−操作位置
Claims (6)
- 【請求項1】糸供給源と縫針またはル−パとの間の糸供
給経路(2c)に配置された糸を挟持する一対の糸調子
皿(4)と、 この糸調子皿に接離可能に支持された糸調子調節部材
(16)と、 一端が前記糸調子調節部材に他端が前記糸調子皿に係合
して、糸調子皿に糸調子圧力を付与する糸調子ばね(1
7)と、 ミシンカバ−に形成された案内部に(2a)沿って上下
動可能に支持された糸調子つまみ(1)と、 この糸調子つまみに連動して回動するとともに、前記糸
調子調節部材を移動可能な連結部材(5、8、13、3
1、33、34)と、 前記糸調子つまみの上下動を前記連結部材の回動に変換
する動力伝達部材(10)と、を備えていることを特徴
とするミシンの糸張力調整装置。 - 【請求項2】請求項1記載のミシンの糸張力調整装置に
おいて、 前記動力伝達部材はタイミングベルト(10)であるこ
とを特徴とするミシンの糸張力調整装置。 - 【請求項3】請求項1記載のミシンの糸張力調整装置に
おいて、 前記連結部材は複数のギア(8、13、33、34)か
ら構成されていることを特徴とするミシンの糸張力調整
装置。 - 【請求項4】請求項3記載のミシンの糸張力調整装置に
おいて、 前記複数のギア間の連結・解除を行う連結解除手段
(7、8、32、33、34)を備えることを特徴とす
るミシンの糸張力調整装置。 - 【請求項5】請求項4記載のミシンの糸張力調整装置に
おいて、 前記連結解除手段の操作位置(E,I)は、ミシンカバ
−に形成れた糸供給経路に近接して設けられいることを
特徴とするミシンの糸張力調整装置 - 【請求項6】請求項1または2記載のミシンの糸張力装
置において、 前記糸調子つまみと動力伝達部材は着脱可能であること
を特徴とするミシンの糸張力調整装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014371A JP2000210489A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | ミシンの糸張力調整装置 |
TW89101008A TW445324B (en) | 1999-01-22 | 2000-01-21 | Thread tension apparatus for sewing machine |
CN 00101638 CN1130479C (zh) | 1999-01-22 | 2000-01-21 | 缝纫机纱线张力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11014371A JP2000210489A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | ミシンの糸張力調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000210489A true JP2000210489A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11859202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11014371A Pending JP2000210489A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | ミシンの糸張力調整装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000210489A (ja) |
CN (1) | CN1130479C (ja) |
TW (1) | TW445324B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8479672B2 (en) | 2011-02-21 | 2013-07-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Sewing machine |
CN111235772A (zh) * | 2020-02-26 | 2020-06-05 | 宁波舒普机电股份有限公司 | 一种夹线器 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5458748B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-04-02 | アイシン精機株式会社 | 上糸張力調整装置を備えたミシン |
TWI560332B (en) * | 2013-06-27 | 2016-12-01 | Xian Chang Tseng | Pressure relief device for removing mechanism error of thread pressing device of sewing machine |
CN104278443B (zh) * | 2013-07-11 | 2016-08-10 | 曾贤长 | 缝纫机可消除缝线张力线压装置机构误差的释压装置 |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014371A patent/JP2000210489A/ja active Pending
-
2000
- 2000-01-21 CN CN 00101638 patent/CN1130479C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-01-21 TW TW89101008A patent/TW445324B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8479672B2 (en) | 2011-02-21 | 2013-07-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Sewing machine |
CN111235772A (zh) * | 2020-02-26 | 2020-06-05 | 宁波舒普机电股份有限公司 | 一种夹线器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1262350A (zh) | 2000-08-09 |
CN1130479C (zh) | 2003-12-10 |
TW445324B (en) | 2001-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7255052B2 (en) | Embroidery frame | |
CN102207744A (zh) | 摇杆装置 | |
US9106818B2 (en) | Display device with camera and transmission unit for automatically adjusting camera angle | |
US7882763B2 (en) | Shift control device for a bicycle transmission | |
JP2000210489A (ja) | ミシンの糸張力調整装置 | |
KR930003968Y1 (ko) | 릴 구동장치 | |
JPS595926B2 (ja) | 変速機用操作装置 | |
JP4789079B2 (ja) | ミシンの糸調子器 | |
CN221075882U (zh) | Led显示模块及其弧度调节机构 | |
JPH1076731A (ja) | アイドラプーリホルダ | |
JPH0530700Y2 (ja) | ||
JP3046602B2 (ja) | ミシンの糸張力調整装置 | |
KR100396600B1 (ko) | 프로젝터의 화면정합 조정장치 | |
JPH02154788A (ja) | ロック縫一巻縫自動変換装置 | |
JP2001319395A (ja) | 磁気テープ装置 | |
JPS5817158Y2 (ja) | 移動農機におけるベルトテンションクラッチ | |
JP2000271372A (ja) | ミシンの糸通し装置 | |
JP2002362834A (ja) | テンション装置 | |
JP3470178B2 (ja) | シートベルトの圧接防止装置 | |
JP3853501B2 (ja) | ミシンの糸張力調整装置 | |
JP2009160073A (ja) | ミシンの糸調子装置 | |
KR100413123B1 (ko) | 슬라이드 파스너 제조기의 감속장치 | |
JP3342527B2 (ja) | ミシンの糸調子器 | |
JP2002051972A (ja) | 内視鏡の湾曲操作装置 | |
JPH11226273A (ja) | 二本針ミシン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20071228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071228 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20071228 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080812 |