JP3853501B2 - ミシンの糸張力調整装置 - Google Patents

ミシンの糸張力調整装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縫い糸を挟持して縫い糸に張力を与える糸調子器において、複数の糸調子器が一斉にそれぞれ所定の糸張力に調節できるようにしたミシンの糸張力調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ミシンによって適正な縫い目を形成するには、縫い目や糸の種類等に応じて適正な張力を設定することが不可欠であり、そのため、糸の挟持圧力を変化させることにより糸張力を調整する糸調子器が用いられている。特に、複数の糸を用いるオーバーロックミシンでは、各糸の張力バランスを適正に保つことが極めて重要なため、従来より、複数の糸調子器を縫い目の種類により各々所定の基準糸張力に同時に調整した上で、更に、糸の種類などに応じて各糸ごとに独立した微調整を行うことのできる糸張力調整装置が用いられている。
しかしながら、該糸張力調整装置では正確な糸張力設定を行うことができる反面、縫い目の種類の変更などに伴い糸張力を再設定する場合には、前に設定されていた微量調整量の影響をなくすために、全ての微調整つまみを一旦基準位置へ復帰させなけらばならないという煩わしさがあった。そのため、作業効率が低下したり、また、該復帰操作は糸張力を設定する上での補助的な操作であり、操作忘れが発生しやすく、製品品質の悪化も招いていた。
そこで、このような作業効率と製品品質の低下を起こすことなく、適正な糸張力設定を容易に行う装置としては、例えば、パルスモータを各糸調節器毎に組み込み、縫い目、糸の種類などに応じて糸張力を全自動で制御する自動パルス制御装置が実用化されている。また、機械的な基準糸張力復帰手段を前記糸張力調整装置の前面に別途併設した装置、あるいは、特開平6−190174号のように基準糸張力復帰手段を前記糸張力調整装置内部に組み込んだ装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来装置のうち、自動パルス制御装置は、縫い目と糸の種類により正確かつ迅速な設定が可能であり、しかも、小型化も容易であるが、装置自体が極めて高価になる問題があった。
また、機械的な基準糸張力復帰手段を別途併設した装置は、安価なために従来より多用されてきたが、サイズが大きく、縫い目、糸の種類や糸張力レベルなどを表示させる液晶表示部などを糸張力調整装置の前面に組み込むに際し、必要なスペースが確保できないという問題があった。
特開平6−190174号の装置については、基準糸張力復帰手段を糸張力調整装置内部に組み込んだため、前記のようなスペースの問題は解消されているが、糸張力設定操作自体が全体的に煩雑なものとなっている。すなわち、通常は調整ダイヤルを回転して略必要な糸張力である基準糸張力に設定するのであるが、該発明では、調整ダイヤルを一旦外側方向に引き出し、手で保持したまま所定の位置まで回転させる必要があり、この時、該調整ダイヤルは内側方向に付勢されているため、指が滑り所定位置に嵌め込めずに設定し直すこともあり、作業効率の面で好ましくない。更に、該発明の装置内部に組み込まれた基準糸張力復帰用のレバーにあっては、調整ダイヤルの回転軸に対して平行かつ水平方向に移動可能な構造とするために、必ずしも制作が容易な構造とはなっていない。
【0004】
本発明は、前記の点に鑑み、構造が簡単で安価な上、スペースを取らずに、しかも、略必要な値である基準糸張力への設定、正確な値への微調整、及び基準糸張力への復帰に必要な操作が極めて簡単なミシンの糸張力調整装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、縫い目の種類に適した糸挟持力に設定可能な糸張力設定手段と、該糸張力設定手段により設定した基準糸挟持力を糸の種類に応じて更に微量調整可能な糸張力微調整手段と、該糸張力微調整手段により設定した糸挟持力を前記基準糸挟持力に一斉に復帰可能な基準糸張力復帰手段とを有すると共に、該基準糸張力復帰手段の作動軸を前記糸張力設定手段と同一にして該両手段の操作を連動させた、ミシンの糸張力調整装置において、糸調子器と微調整つまみを複数組配置した支持軸をフレームに固定し、該フレームには、支持軸と平行にカム軸を回動自在に横架し、該カム軸上には、カム面を有するカム部と該カム部のカムリフトピッチに応じた凹凸を円板外周面に有する押下部とから成る円板カムを複数個固定し、該円板カムに隣接して、基部が円板カムのカム部側に付勢された押圧子を同軸上に遊嵌させ、該押圧子の中間の押圧ピンを円板カムのカム面に当接させ、下方の脚部を糸調子器の加圧ばねに抗して糸調子器の加圧部材に圧接させた構成からなる前記糸張力設定手段と、該円板カムの押下部に位置決め板を隣接させ、該位置決め板の中間の位置決めピンは押下部の外周面の凹凸に係合させ、下方の押下アームは調節レバーから横に突出した調節ピン上に位置させ、該調節レバーは、カム軸と支持軸の間に横架させた調節レバー軸上に回動自在に設けると共に、前記糸調子器の皿受け部材に螺挿された微調整つまみの外周面の一部に噛合させた構成からなるものである。
【0006】
請求項2においては、前記調節レバー軸には、下部に挿入板を突出する開放レバーを固定し、該開放レバーの操作により前記糸調子器の糸調子皿間に前記挿入板を介挿可能な構成とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
図1は実施例の一部切欠平面図、図2は同じく拡大図、図3は図1のA−A’線に沿った一部切欠左側面図、図4は図1のB−B’線に沿った一部切欠右側面図、図5は糸調子器の斜視図である。
【0008】
まず、本発明に係わるミシンの糸張力調整装置の全体構成を図1、図2により説明する。
左右のフレーム13、14間には、支持軸1、カム軸2、調節レバー軸3、及び掛止軸4からなる4軸が、互いに平行に横架されている。
該支持軸1上には複数組の糸調子器5と微調整つまみ6が間隔をおいて配置されており、カム軸2上には、該糸調子器5の配置間隔に対応する間隔で複数組の円板カム7と押圧子8が配置されると共に、該カム軸2の両端は左右のフレーム13、14に回動自在に軸支されている。
該支持軸1とカム軸2の間には、調節レバー9を軸支し開放レバー11を固定した調節レバー軸3と、皿受け15、糸調子皿10、皿受け部材22及び微調整つまみ6が掛止可能な掛止軸4とを設け、さらに左右のフレーム13、14に対して、該調節レバー軸3は軸支され、該掛止軸4は固定されている。
カム軸2上では、押圧子8が円板カム7のカム部側に隣接され、該押圧子8の下方は、支持軸1上に配設された糸調子器5の加圧部材20に圧接されている。また、該円板カム7の位置決め板支持部16には位置決め板12の挟支部21が上下動可能に係止され、該位置決め板12は、調節レバー軸3に軸支された調節レバー9を介して支持軸1上の微調整つまみ6に連結されている。
【0009】
以上のような全体構成から成るミシンの糸張力調整装置おける糸張力設定手段および糸張力微調整手段について、図2、図4、図5により詳細に説明する。
まず、糸調子器5について説明する。
支持軸1に回動自在に軸支された微調整つまみ6は、左方にねじ部28を有し、該ねじ部28には、内周面にねじ山を設けた中抜き円板状の皿受け部材22が螺合され、該皿受け部材22の左方には、糸を挟持するための一対の糸調子皿10と該糸調子皿10の一方に接合する受け皿15とが連設されている。該受け皿15と加圧部材20との間には、一対の糸調子皿10同士を互いに圧接させるための押圧ばね27が介装されている。
従って、糸調子器5では、受け皿15または加圧部材20を軸方向へ移動させることにより、押圧ばね27の圧縮状態を変化させることができ、糸に対する挟持力を変化させることができるのである。
【0010】
本発明において略必要な糸張力に設定するための糸張力設定手段とは、該加圧部材20を全ての糸調子器5について軸方向に一斉に移動し、基準糸張力に設定させるものである。
該加圧部材20は、押圧子8下端の逆U字状の脚部26によって、掛合されると同時に糸調子皿10の方向に押圧されている。該押圧子8の基部23は、該基部23の右方に外嵌させた支持ばね24により付勢された状態で同軸上に遊嵌され、中間の押圧ピン17は、前記円板カム7のカム面25に当接されている。なお、該カム面25には、縫い目の種類に応じた糸張力が得られるよう設定したカムリフトを形成している。
従って、カム軸2の一端に固定した調節ダイヤル19を回動させることにより、前記各円板カム7も一斉に回動し、前記カムリフトに応じて押圧ピン17の軸方向位置も変化するため、それに従動する脚部26を介して、前記加圧部材20を軸方向へ移動させることができるのである。
【0011】
また、本発明における糸張力微調整手段とは、基準糸張力に設定した後、各糸調子器5の前記受け皿15を、それぞれ単独で軸方向に移動させ、糸張力の微調整を図るものである。
この受け皿15の移動は微調整つまみ6を回動させることにより行うことができる。すなわち、微調整つまみ6を回動させるとそのねじ部28が回動し、螺合されている皿受け部材22も軸方向を左右動するため、糸調子皿10を介して受け皿15が移動し、押圧ばね27の圧縮状態を変化させることができるのである。
なお、微調整つまみ6は、右側をEリング29で固定して定位置に支持され、該微調整つまみ6および皿受け部材22、糸調子皿10、受け皿15は全て、支持軸1と平行に左右のフレーム13、14に横架した掛止軸4に掛止させて回り止めされている。
【0012】
以上の糸張力設定手段および糸張力微調整手段を用いることで、単一の調整ダイヤル19を用いて、全ての糸に対し縫い目の種類に応じた張力設定を行い、さらに、微調整つまみ6を用いて、各糸毎に使用する糸の種類などに応じた微調整を行い、正確な設定値に糸張力を補正することができるのである。
【0013】
次に、基準糸張力復帰手段について、図2、図3により詳細に説明する。
前記円板カム7は、カム面25を有するカム部30と、該カム部30の裏面側にあり縫い目種類の区分に応じた歯車上凹凸部を外周面に有する押下部31と、円板カム7に隣接する位置決め板12を支持する位置決め板支持部16とから構成される。
このうちの押下部31下端の凹凸部の凹部には、位置決め板12の略中央から軸方向に突出した位置決めピン18が係合しているため、縫い目の種類を変えるため円板カム7を回動させる度に、該凹部の隣の凸部によって位置決めピン18が押下される。位置決め板12からは、該位置決めピン18以外にも、その両側面より押下アーム32を横方向に突出させ、該押下アーム32の下方には、調節レバー軸3に軸支された調節レバー9より突出させた調節ピン33を配置している。そのため、前記位置決めピン18の下降に伴い、押下アーム32も下降して調節ピン33を押下し、調節レバー9を基準糸張力時の基準姿勢に復帰させる。なお、この後は、位置決めピン18と調節レバー軸3の間に介装された保持ばね37により、位置決め板12は元の状態に戻る。
その際、該調節ピン33は左右の押下アーム32下方に各々1本ずつ設けているため、前回の糸張力の微調整操作によって調節レバー9の姿勢が例え前後いずれに傾いていても、押下アーム32に近い方の調節ピン33が先に押下され、調節レバー9は基準糸張力時の姿勢に簡単に復帰されるのである。一方、該調節レバー9の前側面は、支持軸1上に回動自在に設けられた前記微調整つまみ6の後側面に噛合されている。
【0014】
従って、調整ダイヤル19で一斉に円板カム7を回動させて新たな基準糸張力に設定し直す度に、調節レバー9も全て基準糸張力時の姿勢に戻り、それにより、微調整つまみ6も基準糸張力を示す位置に回動・復帰される。すなわち、本発明における基準糸張力復帰手段においては、糸の種類などに応じて微調整した時の補正分が、調整ダイヤル19を回動させるという通常の糸張力設定操作に連動して、全ての糸について一斉に消去され基準糸張力に復帰するようになっている。
【0015】
以上のように、本発明では、基準糸張力復帰手段は、糸張力設定手段を作動させる軸と同一軸であるカム軸2の回動によってその作動を開始するために、操作に無駄がなく、構造も簡単なものにできるのである。従って、本実施例以外でも、基準糸張力復帰手段の作動軸を糸張力設定手段と同一にしたものであればよく、特に限定されない。
【0016】
なお、前記調節レバー軸3上には、軸支された調節レバー9以外に、下部に挿入板35を突出させた開放レバー11がねじ36により固定されているため、糸の取り付けや張り替えなどの際には、該調節レバー軸3を糸調子器5の方に回転させることにより、左右の前記糸調子皿10の間に該挿入板35を介挿して隙間をあけ、簡単に糸を着脱できるようにしている。
また、本実施例においては、4個の糸調子器に対して設けられる糸張力調整装置を例に説明したが、その他の数の糸調子器、例えば単独の糸調子器、または4個以外の複数の糸調子器を有するものに対しても本発明は適用可能である。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
すなわち、請求項1の如く、縫い目の種類に適した糸挟持力に設定可能な糸張力設定手段と、該糸張力設定手段により設定した基準糸挟持力を糸の種類に応じて更に微量調整可能な糸張力微調整手段と、該糸張力微調整手段により設定した糸挟持力を前記基準糸挟持力に一斉に復帰可能な基準糸張力復帰手段とを有すると共に、該基準糸張力復帰手段の作動軸を前記糸張力設定手段と同一にして該両手段の操作を連動させた、ミシンの糸張力調整装置において、糸調子器と微調整つまみを複数組配置した支持軸をフレームに固定し、該フレームには、支持軸と平行にカム軸を回動自在に横架し、該カム軸上には、カム面を有するカム部と該カム部のカムリフトピッチに応じた凹凸を円板外周面に有する押下部とから成る円板カムを複数個固定し、該円板カムに隣接して、基部が円板カムのカム部側に付勢された押圧子を同軸上に遊嵌させ、該押圧子の中間の押圧ピンを円板カムのカム面に当接させ、下方の脚部を糸調子器の加圧ばねに抗して糸調子器の加圧部材に圧接させた構成からなる前記糸張力設定手段と、該円板カムの押下部に位置決め板を隣接させ、該位置決め板の中間の位置決めピンは押下部の外周面の凹凸に係合させ、下方の押下アームは調節レバーから横に突出した調節ピン上に位置させ、該調節レバーは、カム軸と支持軸の間に横架させた調節レバー軸上に回動自在に設けると共に、前記糸調子器の皿受け部材に螺挿された微調整つまみの外周面の一部に噛合させた構成からなる前記基準糸張力復帰手段とを有するので、単一の調整ダイヤルの回動により基準糸張力への復帰と新たな糸張力への設定を連動して行うことができ、改めて糸張力微調整手段を補正なしの状態に戻さなくても、再設定した糸張力の値に、直前の糸張力微調整手段によって設定されていた不要な補正量が含まれることがなくなり、適正な糸張力設定を極めて簡単な操作により迅速かつ確実に行うことができ、生産性および品質の向上を図ることができる。更に、基準糸張力復帰手段の構造が簡素化できるため、機械的故障自体が起こりにくく装置の保守管理が容易となり、また、スペース的に余裕ができ液晶表示部などの新しい装置の組み込みが可能となる。
【0018】
請求項2の如く、前記調節レバー軸には、下部に挿入板を突出する開放レバーを固定し、該開放レバーの操作により前記糸調子器の糸調子皿間に前記挿入板を介挿可能な構成とするので、糸の取り付けや張り替えなどの際には、調節レバー軸を糸調子器の方に回転させて開放レバーを操作するだけで、前記挿入板によって糸調子皿間に隙間をあけ簡単に糸を着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の一部切欠平面図である。
【図2】 同じく拡大図である。
【図3】 図1のA−A’線に沿った一部切欠左側面図である。
【図4】 図1のB−B’線に沿った一部切欠右側面図である。
【図5】 糸調子器の斜視図である。
【符号の説明】
1 支持軸
2 カム軸
3 調節レバー軸
5 糸調子器
6 微調整つまみ
7 円板カム
8 押圧子
9 調節レバー
10 糸調子皿
11 開放レバー
12 位置決め板
13 左クレーム
14 右クレーム
17 押圧ピン
18 位置決めピン
20 加圧部材
22 皿受け部材
23 基部
25 カム面
26 脚部
27 加圧ばね
30 カム部
31 押下部
32 押下アーム
33 調節ピン
35 挿入板

Claims (2)

  1. 縫い目の種類に適した糸挟持力に設定可能な糸張力設定手段と、該糸張力設定手段により設定した基準糸挟持力を糸の種類に応じて更に微量調整可能な糸張力微調整手段と、該糸張力微調整手段により設定した糸挟持力を前記基準糸挟持力に一斉に復帰可能な基準糸張力復帰手段とを有すると共に、該基準糸張力復帰手段の作動軸を前記糸張力設定手段と同一にして該両手段の操作を連動させた、ミシンの糸張力調整装置において、糸調子器と微調整つまみを複数組配置した支持軸をフレームに固定し、該フレームには、支持軸と平行にカム軸を回動自在に横架し、該カム軸上には、カム面を有するカム部と該カム部のカムリフトピッチに応じた凹凸を円板外周面に有する押下部とから成る円板カムを複数個固定し、該円板カムに隣接して、基部が円板カムのカム部側に付勢された押圧子を同軸上に遊嵌させ、該押圧子の中間の押圧ピンを円板カムのカム面に当接させ、下方の脚部を糸調子器の加圧ばねに抗して糸調子器の加圧部材に圧接させた構成からなる前記糸張力設定手段と、該円板カムの押下部に位置決め板を隣接させ、該位置決め板の中間の位置決めピンは押下部の外周面の凹凸に係合させ、下方の押下アームは調節レバーから横に突出した調節ピン上に位置させ、該調節レバーは、カム軸と支持軸の間に横架させた調節レバー軸上に回動自在に設けると共に、前記糸調子器の皿受け部材に螺挿された微調整つまみの外周面の一部に噛合させた構成からなる前記基準糸張力復帰手段とを有することを特徴とするのミシンの糸張力調整装置。
  2. 前記調節レバー軸には、下部に挿入板を突出する開放レバーを固定し、該開放レバーの操作により前記糸調子器の糸調子皿間に前記挿入板を介挿可能な構成とすることを特徴とする請求項1記載のミシンの糸張力調整装置。
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