JP2000210416A - パチンコ遊技機における配線処理構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における配線処理構造

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JP2000210416A
JP2000210416A JP11016392A JP1639299A JP2000210416A JP 2000210416 A JP2000210416 A JP 2000210416A JP 11016392 A JP11016392 A JP 11016392A JP 1639299 A JP1639299 A JP 1639299A JP 2000210416 A JP2000210416 A JP 2000210416A
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Japan
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connector
cable
transparent
board
circuit board
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JP11016392A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
Tatsuo Hattori
辰雄 服部
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Mitsuboshi Inc
Original Assignee
Mitsuboshi Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続配線手段に透視手段を設けて、接続配線
手段のコネクタ等に不正回路基板等不正機器をセットす
る不正行為を防止する。 【解決手段】 パチンコ遊技機に設けられる第1の電気
回路部と第2の電気回路部とを相互に接続する電気接続
配線手段に内部の配線処理状態を透視可能とした透視手
段30を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ遊技機に
設けられた電気回路部を接続する電気接続配線手段に対
して不正行為者が不正回路基板(所謂、ぶら下がり基
板)等不正機器を取付ける不正行為を防止しうるパチン
コ遊技機における配線処理構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機において、パチンコ機
の遊技盤の背面の図柄表示基板と主基板、外部接続端子
基板と主基板、プリペードカードユニットとカードイン
ターフェース基板等に備えられる第1電気回路部と第2
電気回路部がフラットケーブル、リード線等で接続され
ている。遊技盤中央の図柄表示装置の背面の図柄表示基
板の電気回路部と遊技盤の背面に設けた主基板の電気回
路部等がフラットケーブルで接続されている。フラット
ケーブルの両端に設けられる差込みコネクタはコネクタ
部材とケーブルエンドカバー部材とケーブル押さえ部材
とからなり、コネクタ部材とケーブルエンドカバー部材
との間に固定したケーブルをエンドカバー部材の上にま
わしてその上にケーブル押さえ部材を被せてケーブル押
さえ部材の両端の係止爪をコネクタ部材とケーブルエン
ドカバー部材の両側の係受け孔に弾性を利用して係止し
うるように設けられている。従来のコネクタは黒色の合
成樹脂製であるから、コネクタを構成するコネクタ部材
とエンドカバー部材とケーブル押さえ部材の内部の配線
処理状態は外部より全く見ることができない。また、多
数の線をフラットに収束したフラットケーブルは青、赤
等種々の色彩の皮膜が施された不透明なものが使用さ
れ、透視できるものは使用されておらず、ケーブルの下
方の配線処理状態は全く見ることができないものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図柄表示装置の入賞の
確率を多くして不正に多くの賞球を獲得しようとする不
正行為者は、この黒色のコネクタが内部を透視できない
ことを利用して、コネクタに不正回路基板を外部より見
えないように取付けたフラットケーブルを用意して、パ
チンコ機の背面カバーを外して内部の正規のコネクタ付
きフラットケーブルと交換されることが巧妙に行われ
る。すなわち、図9に示すように、不正行為者が内部の
見えない黒色の合成樹脂製で、コネクタ部材51とケー
ブルエンドカバー部材52とケーブル押さえ部材53か
らなるコネクタ50に不正行為を実現するために黒色の
コネクタ部材51の片面側壁を残して上面を低く形成し
て不正回路基板54を収容する空間部55を設け、その
空間部55においてコネクタ部材51の上に接続したケ
ーブルに不正行為を実現するために不正回路基板54を
取付け、その上にケーブルエンドカバー部材52を被せ
て不正回路基板54を隠し、コネクタ部材51とケーブ
ルエンドカバー部材52に狭持固定したケーブルをケー
ブルエンドカバー52の上に被せてその上に黒色のケー
ブル押さえ部材53を被せ、外部より見えないようにし
てセットした正規のケーブルと外観上は同一と見られる
不正フラットケーブルを用意して、パチンコ遊技機の遊
技盤中央の図柄表示装置の背面の図柄表示基板の電気回
路部と遊技盤の背面に設けた主基板の電気回路部とに取
付けられた正規のフラットケーブル、リード線と交換し
たり、不透明な黒色のホルダー等により収容される近接
スイッチ等検出ユニット、パチンコ遊技機の本体枠部
や、遊技機に装着される、ランプやLEDの装飾情報表
示用電気部品の収容ケース、入賞装置駆動用の電気部品
ケースと交換してセットして不正に入賞の確率を高くし
て賞球を獲得することが問題となっている。不正部材、
不正回路基板、不正電気素子をコネクタや、電気配線経
路内に係入し不正することが問題ともなっている。
【0004】この発明はこのような問題を解決するもの
で、不正行為者がコネクタの内部に不正回路基板等不正
機器をセットしたフラットケーブル、リード線等、或い
は不透明な黒色のホルダー等により収容される近接スイ
ッチ等の検出ユニット、パチンコ遊技機の本体枠部や、
遊技機に装着される、ランプやLEDの装飾情報表示用
電気部品の収容ケース、入賞装置駆動用の電気部品ケー
スと交換した不正行為を容易に発見できるように、接続
配線手段や電気部品の電気配線系統の配線処理状態を外
部より透視できる透視手段、例えば、コネクタの透視の
必要な部分、ケーブルの皮膜等を透明体として構成し
て、コネクタ等に不正回路基板等不正機器をセットした
場合に外部より直ぐに分かるようにして不正行為を防止
するパチンコ遊技機における配線処理構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の請求項1のパチンコ
遊技機における配線処理構造は、パチンコ遊技機に設け
られる第1の電気回路部と第2の電気回路部とを相互に
接続する電気接続配線手段に内部の配線処理状態を透視
可能とした透視手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の前記電気接
続配線手段の透視手段として、コネクタ部材のエンドカ
バー部材、ケーブル押さえ部材等コネクタ構成部材の少
なくとも1つを透明体として構成したものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の前記電気接
続配線手段の透視手段として、フラットケーブルまたは
リード線の絶縁皮膜を透明体として構成したものであ
る。
【0008】この第1の発明の構成による作用は、パチ
ンコ遊技機に設けられる第1の電気回路部と第2の電気
回路部とを相互に接続する電気接続配線手段に透視手段
を設けて、配線処理状態を透視可能としたことにより不
正行為者が不正行為実現のために不正回路基板等不正機
器を内蔵させても外部より透視できるからテスター、シ
ンクロなど電気検査装置を用いることなく容易に発見で
きるので、不正行為者が不正回路基板等不正機器を取付
けることを防止することができる。
【0009】この第2の発明の構成による作用は、電気
接続部におけるコネクタ部材のフラットエンドカバー部
材、ケーブル押さえ部材等コネクタ構成部材の少なくと
も1つを透明体とし、コネクタの内部に不正回路基板等
不正機器を内臓させても外部より透視でき、容易に発見
できるようにしたので、不正行為者が不正回路基板等不
正機器を取付けることを防止することができる。
【0010】この第3の発明の構成による作用は、電気
接続手段におけるフラットケーブルまたはリード線の絶
縁皮膜を透明体とし、ケーブル、リード線の下部のコネ
クタ内に不正回路基板等不正機器を取付けてもケーブ
ル、リード線の上から透視して発見できるようにしたの
で、不正行為者が不正回路基板等不正機器を取付けるこ
とを防止することができる。
【0011】
【発明の実施形態】この発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1はこの発明の配線処理構造を備えた電
気配線、リード線、ケーブルの一例であるフラットケー
ブルを示す正面図、図2は固定側コネクタの正面図、図
3はこの発明のコネクタ部材、透明なケーブルエンドカ
バー部材、透明なケーブル押さえ部材を分離して示す斜
視図、図4はフラットケーブルの一部を示す斜視図、図
5はコネクタ部材とエンドカバーにケーブルを固定し、
ケーブル押さえ部材を外して示す斜視図、図6はケーブ
ル押さえ部材でケーブルを押さえた状態の斜視図、図7
は遊技盤と主基板収容ボックスの背面側斜視図、図8は
遊戯機の背面側斜視図、図9はケーブル押さえ部材を外
して不正回路基板を組込んだコネクタ部材を示す斜視図
である。
【0012】図8において、1は機枠、2は機枠に開閉
自在とした前面枠体、3は機構基板である。機構基板3
にはタンク10、タンクレール11、外部接続端子基板
12、賞球払出し装置13、裏カバー14、主基板収容
ボックス15、主基板16、賞球払出し制御基板17、
打球発射装置18等が備えられ、また機枠1の側部にプ
リペードカードユニット4が備えられている。そして、
外部接続端子基板12と主基板16、主基板16と中継
基板(図示せず)、賞球払出し制御基板17、主基板1
6と特別図柄表示基板、中継基板と大入賞口基板、普通
図柄表示基板等の第1の電気回路部と第2の電気回路部
がそれぞれ電気接続配線手段、すなわち、コネクタ付き
フラットケーブル、リード線等接続線25で接続されて
いる。
【0013】図7において前面枠体2に備える遊技盤5
には、前面中央に図柄表示装置20と、入賞口、入賞始
動口、大入賞口(図示せず)等が備えられ、該図柄表示
装置の背面に特別図柄表示制御基板21を収納した制御
基板収納ボックス22が備えられている。また、遊技盤
5の背面には各入賞口より排出される入賞球を集合する
入賞球集合通路23が設けられ、入賞球集合通路23の
背面には主基板収容ボックス取付け台24が設けられ、
該主基板収容ボックス取付け台24に主基板収容ボック
ス15が備えられ、主基板収容ボックス15に主基板1
6が収容されている。上記特別図柄表示制御基板21に
第1電気回路部の固定コネクタ26、主基板16に第2
電気回路部の固定コネクタ27が設けられ、両端にコネ
クタ30を備えたフラットケーブル25で接続されてい
る。
【0014】差込みコネクタ30は合成樹脂製等で成型
されるもので、コネクタ部材32、ケーブルエンドカバ
ー部材33、ケーブル押さえ部材34とからなり、コネ
クタ部材32は下面に前記固定コネクタの多数の端子に
差し込み嵌合する多数の嵌合孔(図示せず)が形成さ
れ、上面には該多数の嵌合孔に植設した導電性の上端を
二股とした端子片35を突出させ、かつ両端には嵌合溝
36が設けられ、その嵌合溝36内には係止突起37、
38が設けられている。ケーブルエンドカバー部材33
は下面に前記端子片35が入りうる多数の穴を形成した
カバー体33aと両側下面に前記嵌合溝36に嵌合しう
る嵌合枠39を一体形成したものである。ケーブル押さ
え部材34はケーブル25を押さえる押さえ体34aと
両側下面に前記嵌合枠39の内部の嵌合口39aに嵌合
しうる嵌合片40が一体形成されている。41は極性キ
ー溝、42は極性ガイドである。
【0015】図1乃至図6に示す実施形態は、図柄表示
装置20の背面に設けた制御基板収納ボックス22の特
別図柄表示制御基板21の電気回路に設けた固定コネク
タ26と、主基板収容ボックス15の主基板16に設け
た固定コネクタ27とをこの発明の透視可能な透視手段
31を有するコネクタ30を備えたフラットケーブル2
5で接続する場合について説明する。
【0016】この発明は透視手段31として、上記コネ
クタ30のうち基板の固定側コネクタに差し込むコネク
タ30の配線処理部分を外部より透視できるようにコネ
クタの上部構成体を透明体として構成したものである。
すなわち、コネクタ30を構成する部材うちで、ケーブ
ルエンドカバー部材33とケーブル押さえ部材34を透
明な合成樹脂材等で成型する。
【0017】この発明の透明な構成体を被着したコネク
タに通常の不透明なフラットケーブル25を接続する場
合につき説明する。図2に示すようにコネクタ部材32
の上面の端子片35にフラットケーブル25のエンドを
突き刺して接続後、透明なケーブルエンドカバー部材3
3を被せてカバー部材33の両端の嵌合枠39をコネク
タ部材32の両端の嵌合溝36に弾性を利用して嵌合し
て嵌合枠39を係止突起38に係止する。しかる後、フ
ラットケーブル25を透明なケーブルエンドカバー部材
33の上に折り曲げて回し、その上に透明なケーブル押
さえ部材34を被せ、ケーブル押さえ部材34の両端の
嵌合片40をケーブルエンドカバー部材33の両端の嵌
合枠39内に弾性を利用して嵌合し、嵌合片40の内面
の凹部40aをコネクタ部材32の両端の係止突起37
に係止させてフラットケーブルをコネクタに取付けるも
のである。而して、透明としたケーブルエンドカバー部
材33およびケーブル押さえ部材34とにより外部より
フラットケーブルの配線処理状態を外部より透視するこ
とができる。従って、不正行為者がコネクタ部材32内
に空間を作って、不正回路基板を取付けても簡単に外部
より見つけることができる。また、不透明な黒色のコネ
クタ部材に不正回路基板を取付け、不透明なケーブル押
さえ部材を被せたものと交換すれば、コネクタを構成す
る部分が透明でないことで簡単に不正なコネクタである
ことを判別することができる。
【0018】上記実施形態ではフラットケーブル25自
体が不透明であるために、その下部のコネクタ部材32
の上面に取付けた不正回路基板がフラットケーブルで見
にくいので、図4において、別の実施形態として、フラ
ットケーブル25またはリード線に透視手段31とし
て、その絶縁皮膜25aを透明体として内部を見えるよ
うに構成したものを示す。少なくともフラットケーブル
25、リード線のコネクタに接続する皮膜部分を透視で
きるように透明とする。リード線の絶縁皮膜25aを透
明とすることによりリード線に収容されている不透明な
導線(芯線)の外周部が透視可能になる。リード線が図
4に示すフラットケーブルの場合には導線と透明部とが
断続的に形成されリード線(ケーブル)で包み隠される
不正部材(不正回路基板、不正電気素子等)が透視で
き、不正部材を発見することが可能となる。
【0019】フラットケーブル25、或いはリード線等
接続線の絶縁皮膜25aを透明体とした場合には、コネ
クタのコネクタ部材32の上に不正回路基板を取付けて
もその上に被せるケーブルエンドカバー部材33、フラ
ットケーブル25の皮膜25aが透明であることにより
透明部分を通して不正回路基板の取付けが容易に判明す
るので、不正行為を未然に防止することができる。
【0020】また、コネクタのケーブルエンドカバー部
材33とケーブル押さえ部材34と、フラットケーブル
25、リード線の絶縁皮膜25aを透明体とした場合に
は、ケーブル押さえ部材34、ケーブル25の皮膜25
a、ケーブルエンドカバー部材33を通してコネクタ部
材の上面に接続したケーブルの上に不正回路基板を取付
けると不正回路基板が丸見えとなり、不正行為者が不正
回路基板を取付けることができない。また、不透明なコ
ネクタ、或いは不透明なフラットケーブルのものに不正
回路基板をセットしたフラットケーブルを用意して、正
規の透明なコネクタ付きフラットケーブルと交換しても
透明でないことが直ぐに判明するので、不正行為を未然
に防止することができる。
【0021】前記では透明なケーブル押さえ部材34を
被せる場合について説明したが、これに限られるもので
はなく、このケーブル押さえ部材34は外して使用する
場合がある。この場合にはエンドカバー部材、或いはケ
ーブルの絶縁皮膜を透明にしたことにより、コネクタ部
材に不正回路基板を取付けたことが判別することができ
る。なお、コネクタ部材32において端子片35が収容
される基体全体を透明樹脂で形成する構成としてもよい
ことは勿論である。
【0022】以上の実施形態を示したが、この発明はこ
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で様々な形態を実施しうるものである。す
なわち、上記本実施形態においては、パチンコ遊技機の
主制御回路基板と図柄表示装置制御回路基板とを相互に
接続するコネクタ部材や、ケーブルの絶縁皮膜を透明と
したものであるが、このほかコネクタ部材が接続される
ケーブルや、パチンコ遊技機に設けられる各種検出ユニ
ット(例えば、セーフ球、賞球、貸し球検出スイッチの
端子を収容するケースやホルダー)、更に、パチンコ遊
技機に使用される電気部品収容部(装飾情報表示用のラ
ンプやLED収容ケース、入賞装置駆動用のソレノイド
やモーター駆動収容部)、パチンコ遊技機に設けられる
各種制御回路基板ユニットのうち、従前より、パチンコ
遊技機の許可検査機関の指定により、透明な合成樹脂製
材で形成されていたメイン制御回路、主基板を収容する
制御回路基板収容ボックス以外の各種制御回路基板ユニ
ット(払出し用、入賞球制御用、打球発射用、パチンコ
遊技機内外に電気信号を入出力する入出力回路用、カー
ドデーター処理用、ランプLED表示回路用、液晶制御
回路用、スピーカー出力回路用、球貸し操作やパチンコ
遊技情報表示回路用各種ケースやホルダー)を透明体で
形成し、不正手段を検出ユニットのケースや電気部品ホ
ルダー内に組込んだり、不正手段のコネクタやケーブル
に対して施される不正な処理や不正な部品の組付けを発
見できるように構成してもよい。このようにすれば、パ
チンコ遊技機に設けられる検出ユニットに対して施され
パチンコ遊技機に使用される電気部品に対して行われる
不正手段の検出ユニット単位、電気部品単位での組込み
を透視発見することが可能となる。パチンコ遊技機に設
けられる電気部品からの複数の配線を整理するパチンコ
遊技機配線結束手段を透明体で形成して配線間に不正手
段が配置されることを発見できるようにしてもよい。ま
た、パチンコ遊技機本体や遊技盤を収容し球誘導路が形
成される機構基板に設けられる配線処理用収容部(溝の
壁面、蓋、底面など)を透明体で形成して配線処理収容
部に不正手段が設置されることを発見できるように構成
してもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、パチンコ
遊技機に設けられる第1の電気回路部と第2の電気回路
部とを相互に接続する電気接続配線手段に透視手段を設
け、配線処理状態を透視可能としたので、不正行為者が
不正行為実現のために不正回路基板等不正機器を内蔵さ
せても外部より透視できるからテスター、シンクロなど
電気検査装置を用いること無く容易に発見でき、不正行
為者が不正回路基板等不正機器を取付けることを防止す
ることができる。
【0024】請求項2の発明によれば、電気接続部にお
けるコネクタ部材のフラットエンドカバー部材、ケーブ
ル押さえ部材等コネクタ構成部材の少なくとも1つを透
明体とし、コネクタの内部に不正回路基板等不正機器を
内臓させても外部より透視でき、容易に発見できるよう
にしたので、不正行為者が不正回路基板等不正機器を取
付けることを防止することができる。
【0025】請求項3の発明によれば、電気接続部にお
けるフラットケーブルの絶縁皮膜を透明体とし、ケーブ
ルの下部に不正回路基板を内臓させても外部より透視で
きるから容易に発見されるようにしたので、不正行為者
が不正回路基板等不正機器を取付けることを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の配線処理構造を備えたフラットケー
ブルを示す正面図である。
【図2】固定側コネクタの正面図である。
【図3】この発明のコネクタ部材、透明なケーブルエン
ドカバー部材、透明なケーブル押さえ部材を分離して示
す斜視図である。
【図4】フラットケーブルの一部を示す斜視図である。
【図5】コネクタ部材と透明なエンドカバー部材にケー
ブルを固定し、透明なケーブル押さえ部材を外して示す
斜視図である。
【図6】透明なケーブル押さえ部材でケーブルを押さえ
た状態の斜視図である。
【図7】遊技盤と主基板収容ボックスの背面側斜視図で
ある。
【図8】遊戯機の背面側斜視図である。
【図9】ケーブル押さえ部材を外して不正回路基板を組
込んだコネクタ部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 遊技盤 16 主基板 20 図柄表示装置 21 特別図柄表示制御基板 25 フラットケーブル 30 コネクタ 31 透視手段 32 コネクタ部材 33 透明なケーブルエンドカバー部材 1 透明なケーブル押さえ部材
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月28日(1999.1.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図柄表示装置の入賞の
確率を多くして不正に多くの賞球を獲得しようとする不
正行為者は、この黒色のコネクタが内部を透視できない
ことを利用して、コネクタに不正回路基板を外部より見
えないように取付けたフラットケーブルを用意して、パ
チンコ機の背面カバーを外して内部の正規のコネクタ付
きフラットケーブルと交換されることが巧妙に行われ
る。すなわち、図9に示すように、不正行為者が内部の
見えない黒色の合成樹脂製で、コネクタ部材51とケー
ブルエンドカバー部材52とケーブル押さえ部材53か
らなるコネクタ50に不正行為を実現するために黒色の
ケーブルエンドカバー部材52の片面側壁を残して不
回路基板54を収容する空間部55を設け、その空間部
55においてコネクタ部材51の上に接続したケーブル
に不正行為を実現するために不正回路基板54を取付
け、その上にコネクタ部材51とケーブルエンドカバー
部材52に狭持固定したケーブルを被せて不正回路基板
54を隠し、その上に黒色のケーブル押さえ部材53を
被せ、外部より見えないようにしてセットした正規のケ
ーブルと外観上は同一と見られる不正フラットケーブル
を用意して、パチンコ遊技機の遊技盤中央の図柄表示装
置の背面の図柄表示基板の電気回路部と遊技盤の背面に
設けた主基板の電気回路部とに取付けられた正規のフラ
ットケーブル、リード線と交換したり、不透明な黒色の
ホルダー等により収容される近接スイッチ等検出ユニッ
ト、パチンコ遊技機の本体枠部や、遊技機に装着され
る、ランプやLEDの装飾情報表示用電気部品の収容ケ
ース、入賞装置駆動用の電気部品ケースと交換してセッ
トして不正に入賞の確率を高くして賞球を獲得すること
が問題となっている。不正部材、不正回路基板、不正電
気素子をコネクタや、電気配線経路内に係入し不正する
ことが問題ともなっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】この発明の透明な構成体を被着したコネク
タに通常の不透明なフラットケーブル25を接続する場
合につき説明する。図2に示すようにコネクタ部材32
の上面の端子片35にフラットケーブル25のエンドを
突き刺して接続後、透明なケーブルエンドカバー部材3
3を被せてカバー部材33の両端の嵌合枠39をコネク
タ部材32の両端の嵌合溝36に弾性を利用して嵌合し
て嵌合枠39を係止突起38に係止する。しかる後、フ
ラットケーブル25を透明なケーブルエンドカバー部材
33の上に折り曲げて回し、その上に透明なケーブル押
さえ部材34を被せ、ケーブル押さえ部材34の両端の
嵌合片40をケーブルエンドカバー部材33の両端の嵌
合枠39内に弾性を利用して嵌合し、嵌合片40の内面
の凹部40aをコネクタ部材32の両端の係止突起37
に係止させてフラットケーブルをコネクタに取付けるも
のである。而して、透明としたケーブルエンドカバー部
材33およびケーブル押さえ部材34とにより外部より
フラットケーブルの配線処理状態を外部より透視するこ
とができる。従って、不正行為者がケーブルエンドカバ
ー部材33内に空間を作って、不正回路基板を取付けて
も簡単に外部より見つけることができる。また、不透明
な黒色のコネクタ部材に不正回路基板を取付け、不透明
なケーブル押さえ部材を被せたものと交換すれば、コネ
クタを構成する部分が透明でないことで簡単に不正なコ
ネクタであることを判別することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記実施形態ではフラットケーブル25自
体が不透明であるために、その下部のコネクタ部材32
の上面のケーブルに取付けた不正回路基板がフラットケ
ーブルで見にくいので、図4において、別の実施形態と
して、フラットケーブル25またはリード線に透視手段
31として、その絶縁皮膜25aを透明体として内部を
見えるように構成したものを示す。少なくともフラット
ケーブル25、リード線のコネクタに接続する皮膜部分
を透視できるように透明とする。リード線の絶縁皮膜2
5aを透明とすることによりリード線に収容されている
不透明な導線(芯線)の外周部が透視可能になる。リー
ド線が図4に示すフラットケーブルの場合には導線と透
明部とが断続的に形成されリード線(ケーブル)で包み
隠される不正部材(不正回路基板、不正電気素子等)が
透視でき、不正部材を発見することが可能となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】フラットケーブル25、或いはリード線等
接続線の絶縁皮膜25aを透明体とした場合には、コネ
クタのコネクタ部材32の上のケーブルに不正回路基板
を取付けてもその上に被せるケーブルエンドカバー部材
33、フラットケーブル25の皮膜25aが透明である
ことにより透明部分を通して不正回路基板の取付けが容
易に判明するので、不正行為を未然に防止することがで
きる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】前記では透明なケーブル押さえ部材34を
被せる場合について説明したが、これに限られるもので
はなく、このケーブル押さえ部材34は外して使用する
場合がある。この場合にはエンドカバー部材、或いはケ
ーブルの絶縁皮膜を透明にしたことにより、コネクタ部
のケーブルに不正回路基板を取付けたことが判別する
ことができる。なお、コネクタ部材32において端子片
35が収容される基体全体を透明樹脂で形成する構成と
してもよいことは勿論である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の配線処理構造を備えたフラットケー
ブルを示す正面図である。
【図2】固定側コネクタの正面図である。
【図3】この発明のコネクタ部材、透明なケーブルエン
ドカバー部材、透明なケーブル押さえ部材を分離して示
す斜視図である。
【図4】フラットケーブルの一部を示す斜視図である。
【図5】コネクタ部材と透明なエンドカバー部材にケー
ブルを固定し、透明なケーブル押さえ部材を外して示す
斜視図である。
【図6】透明なケーブル押さえ部材でケーブルを押さえ
た状態の斜視図である。
【図7】遊技盤と主基板収容ボックスの背面側斜視図で
ある。
【図8】遊戯機の背面側斜視図である。
【図9】ケーブル押さえ部材を外して不正回路基板を組
込んだコネクタ部材を示す斜視図である。
【符号の説明】 4 遊技盤 16 主基板 20 図柄表示装置 21 特別図柄表示制御基板 25 フラットケーブル 30 コネクタ 31 透視手段 32 コネクタ部材 33 透明なケーブルエンドカバー部材34 透明なケーブル押さえ部材
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月28日(1999.1.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この第2の発明の構成による作用は、電気
接続部におけるコネクタ部材のフラットエンドカバー部
材、ケーブル押さえ部材等コネクタ構成部材の少なくと
も1つを透明体とし、コネクタの内部に不正回路基板等
不正機器を内蔵させても外部より透視でき、容易に発見
できるようにしたので、不正行為者が不正回路基板等不
正機器を取付けることを防止することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項2の発明によれば、電気接続部にお
けるコネクタ部材のフラットエンドカバー部材、ケーブ
ル押さえ部材等コネクタ構成部材の少なくとも1つを透
明体とし、コネクタの内部に不正回路基板等不正機器を
内蔵させても外部より透視でき、容易に発見できるよう
にしたので、不正行為者が不正回路基板等不正機器を取
付けることを防止することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項3の発明によれば、電気接続部にお
けるフラットケーブルの絶縁皮膜を透明体とし、ケーブ
ルの下部に不正回路基板を内蔵させても外部より透視で
きるから容易に発見されるようにしたので、不正行為者
が不正回路基板等不正機器を取付けることを防止するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BC34 BC47 EA02 EA05 5E087 EE15 FF12 HH02 HH04 MM02 QQ06 RR22 RR41 RR49 5G309 FA01 FA06 5G333 AA11 AB18 AB23 CC11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機に設けられる第1の電気
    回路部と第2の電気回路部とを相互に接続する電気接続
    配線手段に内部の配線処理状態を透視可能とした透視手
    段を有することを特徴とするパチンコ遊技機における配
    線処理構造。
  2. 【請求項2】 前記電気接続配線手段の透視手段とし
    て、コネクタ構成部材の少なくとも1つを透明体として
    構成した請求項1記載のパチンコ遊技機における配線処
    理構造。
  3. 【請求項3】 前記電気接続配線手段の透視手段とし
    て、フラットケーブルまたはリード線の絶縁皮膜を透明
    体として構成した請求項1記載のパチンコ遊技機におけ
    る配線処理構造。
JP11016392A 1999-01-26 1999-01-26 パチンコ遊技機における配線処理構造 Pending JP2000210416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024520A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Heiwa Corp パチンコ機の入賞装置
JP2012081107A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Fujishoji Co Ltd 遊技機

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