JP2001113015A - 遊技機の制御装置 - Google Patents

遊技機の制御装置

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JP2001113015A
JP2001113015A JP29343299A JP29343299A JP2001113015A JP 2001113015 A JP2001113015 A JP 2001113015A JP 29343299 A JP29343299 A JP 29343299A JP 29343299 A JP29343299 A JP 29343299A JP 2001113015 A JP2001113015 A JP 2001113015A
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control device
case
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data output
signal
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JP29343299A
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Yoshiyuki Moriyama
佳行 森山
Kunihisa Nakamura
訓久 中村
Tadashi Akatsu
正 赤津
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Seiko Epson Corp
Heiwa Corp
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Seiko Epson Corp
Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号出力端子を、ケースを取り外すことなく
簡単に設けることができ、各種制御装置への不正改造を
行い難くするとともに、検査の簡素化、迅速化を図れる
遊技機の制御装置を提供する。 【解決手段】 遊技機または遊技機に設けられる遊技動
作装置を制御する遊技機の制御装置は、制御装置から出
力される制御信号を検査データとして出力するために、
コネクタ532を取り付け可能なデータ出力手段53を
備え、コネクタ532を取り付ける端子取り付け部50
Aは、制御回路基板等を覆うケースの外側に配置され
る。そのため、後付でも、ケースを取り外すことなくコ
ネクタ532を簡単に設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技の状態に応じ
て動作する遊技動作装置や遊技機そのものを制御する遊
技機の制御装置に関し、例えば、電飾装置、音声出力装
置、および可変表示装置を備えたパチンコ遊技機に利用
することができる。
【0002】
【背景技術】近年、遊技機において、電飾装置、音声出
力装置、および可変表示装置等の遊技動作装置と、この
遊技動作装置を制御する制御装置とを備えたものが普及
している。
【0003】このような遊技機としてはパチンコ遊技機
が知られ、このパチンコ遊技機は、遊技者がパチンコ玉
を発射して、所定の入賞口に入賞すると、制御装置が所
定の確率に設定されたくじ引き抽選を行うとともに、各
遊技動作装置に制御信号を出力し、可変表示装置に表示
される図柄を変動させ、電飾装置を点滅させ、音声出力
装置から効果音を出力させるように構成され、パチンコ
遊技における華やかさを与えている。
【0004】一方、このようなパチンコ遊技機には、前
記制御装置によるくじ引き抽選に不正があってはならな
いので、一般にパチンコ遊技機を市場投入するために
は、検定機関における検定試験に合格することが必要で
あり、また、市場投入後、市場での不正改造を防止する
ための制御装置または機構が搭載されている。
【0005】パチンコ遊技機の不正検査は市場で行う場
合もあり、検査の簡素化および迅速化が必要とされる。
検査の簡素化を図るために、遊技機の制御装置を機能別
にユニット化し、ユニット単位での検査ができるような
構造が考えられており、このような場合には、ユニット
化された各々の制御装置から検査データを出力させると
いうような方法が要望されている。
【0006】この場合、検査時には、各々の制御装置に
信号出力端子(コネクタ等)を取り付けることが必要と
なるため、制御装置の制御回路基板には、信号出力端子
を取り付けるための端子取り付け部が設けられ、必要に
応じて、つまり検査の際に、その端子取り付け部に信号
出力端子としてのコネクタを取り付けたり、端子取り付
け部に直接接触させる接触式検査用端子をセットしたり
して検査を実施している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技機が市
場に投入されると、遊技機の各種制御基板の制御回路に
対して不正な改造を行って、自分に有利となるように遊
技機を制御するという不正行為が行われる恐れがある。
そのため、不正改造を発見し易いように各種制御基板を
覆うケースに透視可能な部分を設けたり、ケースが開け
られたことを発見するための封印テープ等を貼り付ける
等の対策が取られている。
【0008】一方、検査を市場で行う場合は、その際に
コネクタ等の検査データ出力用の信号出力端子を制御装
置の制御基板に実装する必要がある。しかしながら、制
御装置は、通常、ケースで覆われているため、信号出力
端子の実装作業時には、このケースを取り外さなければ
ならず、場合によっては、制御基板ごと取り外さなけれ
ばならないこともある。そのため、実装作業が面倒で、
多くの手間がかかるという問題がある。また、検査のた
めにケースが開けられるので、封印テープ等の不正対策
を再度実施しなければならないという問題がある。
【0009】更に、信号出力端子を実装する際には、密
集した回路素子にぶつからないように注意をはらいなが
ら取り付け、実装しなければならず、半田付けがしづら
いなど、実装作業に多くの手間がかかるという問題もあ
り、その結果、検査の簡素化、迅速化が阻まれることに
なる。
【0010】本発明の目的は、信号出力端子を、ケース
を開けることなく簡単に実装することができ、制御装置
への不正改造を行い難くするとともに、検査の簡素化、
迅速化を図れる遊技機の制御装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る遊技機の制御装置は、遊技機または遊
技機に設けられる遊技動作装置を制御する制御信号を出
力する遊技機の制御装置であって、前記制御信号を検査
データとして出力するために、信号出力端子を取り付け
可能なデータ出力手段と、前記制御装置本体を構成する
制御回路基板と、前記制御回路基板を覆うケースとを備
え、前記信号出力端子を取り付ける端子取り付け部は、
前記ケースの外側に設けられていることを特徴とするも
のである。
【0012】このような本発明によれば、信号出力端子
をケースの外側に取り付けることができるので、検査時
にケースを開ける必要がなく、したがって、制御装置へ
の不正改造を行い難くするとともに検査の簡素化及び迅
速化を図ることができる。
【0013】ここで、前記遊技動作装置としては、例え
ば、パチンコ遊技機であれば、遊技盤中央に設置される
可変表示装置、遊技盤周囲に設けられる電飾装置、およ
び遊技中に効果音を出力する音声出力装置等が考えられ
る。
【0014】また、ケースは、表ケースおよび裏ケース
を含み構成される。
【0015】本発明においては、前記ケースに端子取り
付け部を露出させる凹部が形成されていてもよい。
【0016】このような本発明によれば、端子取り付け
部がケース外周から飛び出さないので、端子取り付け部
の破損等を防止でき制御装置の取り扱いが容易になると
ともに、凹部に信号出力端子を収容させればよく、凹部
が信号出力端子を取り付ける際のガイドとなるので、信
号出力端子の取り付けが容易となる。
【0017】さらに本発明は、前記端子取り付け部を覆
うケース蓋を備えることが好ましく、このケース蓋は、
ケースに着脱可能に取り付けられていてもよい。また、
このケース蓋は、絶縁部材で形成することもできる。
【0018】この場合、端子取り付け部がケース蓋で覆
われているので、保護される。その結果、端子取り付け
部にゴミ等が付着することがなく、市場での検査時に、
信号出力端子を容易に取り付けたり安定した接続を確保
することができる。また、ケース蓋は、ケースに着脱可
能に取り付けられているので、検査時にはケース蓋を取
り外し、検査終了後には、簡単にケース蓋を取り付ける
ことができて、検査後も端子取り付け部を保護すること
ができる。さらにまた、ケース蓋は絶縁部材で形成され
ているので、端子取り付け部をケース蓋で覆うことによ
って、静電気等により端子取り付け部から制御回路基板
にサージ電流が流れ込むのを防止でき、回路素子等の損
傷を防止することができる。
【0019】本発明において、前記データ出力手段は、
前記制御回路基板とは別体のデータ出力用回路基板とし
て構成され、前記制御回路基板に対して前記ケースの外
側から挿脱可能に設けられていることが好ましい。
【0020】このような本発明によれば、信号出力端子
を取り付ける際には、ケースを開けることなくデータ出
力用回路基板を取りはずすことができ、したがって、デ
ータ出力用回路基板単体で取り付け作業を容易に行うこ
とができる。また、データ出力用回路基板に予め信号出
力端子を取り付けておき、検査時に、その出力基板を制
御回路基板に取り付けてもよいので、信号出力端子を容
易に取り付けることができる。
【0021】本発明において、前記ケースには、データ
出力用回路基板を挿入する溝部が形成されていることが
好ましい。
【0022】このような本発明によれば、データ出力用
回路基板を溝部に沿って差し込めばよいので、データ出
力用回路基板の取り付け位置の確認が容易であり、か
つ、挿入が容易である。
【0023】またこの場合、前記ケースには前記データ
出力用回路基板の挿入位置を規制する挿入位置規制手段
が形成されていることが好ましい。
【0024】このような本発明によれば、データ出力用
回路基板が必要量挿入された状態でデータ出力用回路基
板が挿入位置規制手段に当接するので、データ出力用回
路基板を挿入する際の挿入力をケースで受けることがで
き、したがって、挿入する際の必要以上の力により制御
回路基板が湾曲したり破損したりすることを防止でき
る。
【0025】本発明においては、前記遊技機の前面の遊
技盤に配置された装飾装置を備え、前記データ出力用回
路基板は、前記装飾装置を外すことによって前記遊技機
の前面から挿脱可能に設けられていてもよい。
【0026】このような本発明によれば、遊技盤上のガ
ラス部分を開けるだけでデータ出力用回路基板の挿入が
可能であり、遊技盤の裏側からユニットを外さなくてよ
いので、信号出力端子の取り付けが容易になる。
【0027】さらに本発明においては、前記端子取り付
け部の周囲には、他の回路素子が配置されていないこと
が好ましい。
【0028】この場合、信号出力端子を取り付ける際、
端子取り付け部の周囲に回路部品が配置されていないの
で、周囲に注意をはらいながら作業しなくてよく、後付
けでも、信号出力端子を簡単に取り付けることができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】(1)遊技機の全体構成 以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明す
る。
【0030】図1および図2には、本発明の第1実施形
態に係るパチンコ遊技機の遊技盤2が示されている。こ
のパチンコ遊技機の遊技盤2には、図1に示すように、
盤表面の略中央位置に複数列の図柄を可変的に表示する
可変表示装置11が配置され、その周囲にこの可変表示
装置11の動作とともに点滅するランプ表示装置12お
よびLED装置13が配置されている。また、可変表示
装置11の下部には、入賞口14、および大入賞口1
5、およびアウト口16が設けられている。尚、図1で
は図示を略したが、この遊技盤2の周囲には、可変表示
装置11の動作とともに、効果音を発生する音声出力装
置となるスピーカ等が設けられている。
【0031】遊技盤2の裏面には、図2に示すように、
可変表示装置11の他、主制御装置17、ランプ制御装
置18、音声制御装置19が、パチンコ玉の遊技盤2に
対する供給路の隙間部分に配置されている。
【0032】前記主制御装置17は、遊技盤2の可変表
示装置11の下に配置される入賞口14にパチンコ玉が
入賞すると、当該主制御装置17の内部で所定の確率に
設定されたくじ引き抽選を行うように構成されている。
そして、大当たり、中当たり、小当たり等のくじ引き抽
選の結果に基づいて、この主制御装置17は、可変表示
装置11、ランプ制御装置18および音声制御装置19
に所定の制御信号を出力する。
【0033】前記ランプ制御装置18は、主制御装置1
7からの制御信号に基づいて、上述したランプ表示装置
12およびLED装置13の点滅制御を行う部分であ
り、図示を略したが、バラスト、インバータ、およびこ
れらを制御する補助CPUを含む回路基板として構成さ
れている。また、前記音声制御装置19は、主制御装置
17からの制御信号に基づいて、遊技盤2の周囲に設け
られるスピーカから効果音を出力する部分であり、効果
音の種類の選択、音量制御等を行うために、ランプ制御
装置18と同様に、補助CPUを備えている。
【0034】(2)可変表示装置の構成 前記可変表示装置11は、図3に示すように、画像表示
部となる液晶パネルユニット30と、液晶パネルユニッ
ト30の背面光源となるバックライト40と、前記主制
御装置17からの制御信号に基づいて、液晶パネルユニ
ット30に表示される画像の制御を行う画像表示制御基
板50(制御回路基板)と、これらを収納して一体化す
る表ケース61および裏ケース62からなる外装ケース
60とを備えている。
【0035】前記液晶パネルユニット30は、図3では
図示を略したが、バックライト40からの光束を変調す
る光変調装置としての液晶パネル、液晶パネルの透明基
板に接続され、透明基板内部の液晶素子を駆動するため
のドライバIC、液晶パネルの裏面側に設けられバック
ライト40からの光束をほぼ全面にわたって均一化する
拡散板、および液晶パネルの外周部分を覆い、EMI
(電磁妨害)を遮断する金属製のパネルシールド枠を含
んで構成される。
【0036】前記バックライト40は、背面光源の本体
となるU字状の蛍光管41、この蛍光管41からの光束
を、液晶パネルユニット30側に反射する反射ケース4
2、および蛍光管41の端子部分41Aに電源供給する
バックライト基板43を備えている。
【0037】前記外装ケース60は、金属製の表ケース
61、および透明プラスチック製の裏ケース62を備
え、表ケース61には、液晶パネルユニット30で形成
された画像を遊技盤2上で表示するための開口61Aが
形成されている。
【0038】前記画像表示制御基板50は、図4および
図5に示すように、基板本体51上に種々の回路素子を
実装することにより構成され、この基板本体51は、画
像表示制御回路52およびデータ出力回路53に区分け
されている。
【0039】画像表示制御回路52は、主制御装置17
からの制御信号に基づいて、液晶パネルユニット30に
所定の図柄を表示させるために設けられ、基板本体51
上に実装されるコネクタ521、補助CPU522、画
像制御IC523、リセットIC524(図5参照)、
ファームROM(Read Only Memory)
525、およびCGROM( Character G
enerator Read Only Memor
y)526を備えている。
【0040】コネクタ521には、主制御装置17と接
続されるケーブルが接続され、主制御装置17を介して
電力が供給されるとともに、主制御装置17からの制御
信号が入力される。補助CPU522は、コネクタ52
1を介して入力される制御信号に基づいて、他の回路素
子の動作制御を行う部分である。画像制御IC523
は、補助CPU522からの制御信号に基づいて、CG
ROM526に記憶された所定の図柄を呼び出して、液
晶パネルユニット30に表示出力信号を出力する部分で
ある。尚、リセットIC524は、補助CPU522を
リセットするために設けられ、ファームROM525に
は、補助CPU522上で展開されるプログラムが格納
されている。
【0041】データ出力手段を構成するデータ出力回路
53は、前記画像表示制御回路52で出力される信号か
ら検査に必要な信号を取得し、取得された画像出力信号
を検査データとして外部検査機器に出力する部分であ
り、複数の画像出力信号取得用IC531を備えてい
る。画像出力信号取得用IC531の信号入力端子は、
図5に示すように、上述した補助CPU522と画像制
御IC523とを結ぶアドレスデータ信号線、データ信
号線、およびイネーブル信号線の中間部分で接続され、
これらの信号線を流れる信号をそのまま取得できるよう
になっている。そして、取得された画像出力信号は、図
5では図示を略したが、該データ出力回路53上に実装
される画像出力信号用コネクタ532(図7参照)から
ケーブルを介して外部検査機器に出力される。
【0042】尚、この画像出力信号用コネクタ532
は、図4に示すように、量産機種には通常取り付けられ
ていない。しかし、検査時に、画像出力信号用コネクタ
532を簡単に実装できるように、画像表示制御基板5
0の1辺側に、コネクタ取付用の端子取付部50Aが形
成されている。
【0043】ここで、このデータ出力回路53から出力
される画像出力信号は、液晶パネルユニット30上に現
れる図柄の状態、例えば図柄が変動中である旨の信号、
表示する図柄の組み合わせが確定した旨の信号の他、各
桁の図柄が変動中である旨の信号、各桁の図柄を表すデ
ータおよび図柄の色データを含む多数のデータから構成
されている。また、それぞれのデータは、1または複数
のビットで構成される。このため、前記画像出力信号取
得用IC531は、1個当たり例えば8ビットのデータ
を取得可能に構成され、画像出力信号のデータ数をすべ
て取得できる数だけ、データ出力回路53に設けられ
る。また、画像出力信号用コネクタ532は、複数の画
像出力信号取得用IC531の取得データ数に応じた信
号線を備えている。
【0044】図6に示すように、画像出力信号取得用I
C531と、画像出力信号用コネクタ532の間には、
サージ吸収回路533が設けられている。サージ吸収回
路533は、画像出力信号取得用IC531の信号線の
数に応じた複数のバリスタ533Aから構成されてい
る。各バリスタ533Aは、一端が画像出力信号取得用
IC531の各端子に接続される信号線と接続されると
ともに、他端は、基板本体51裏面に形成されるGND
(ground)パターン部分と電気的に接続される。
このGNDパターンは、基板本体51の端部まで延び、
上述した外装ケース60を構成する金属製の表ケース6
1と電気的に接続されている。
【0045】そして、画像出力信号用コネクタ532か
ら信号線にサージ電流が流れると、その大部分がバリス
タ533AからGNDパターンを介して表ケース61か
ら放出され、画像出力信号取得用IC531を保護する
ようになっている。
【0046】前記基板本体51は、平面ほぼ四角形状に
形成され、その一辺側には、前述のように、端子取り付
け部50Aが設けられ、この端子取り付け部50Aは、
図3,4に示すように、多数のスルーホールで構成され
ている。
【0047】これに対して、表ケース61および裏ケー
ス62において上記端子取り付け部50Aに対応する位
置には、その端子取り付け部50Aを囲むように、平面
コ字形の切り欠き部61B,62Aがそれぞれ形成され
ている。これらの切り欠き部61B,62Aは、その内
部に、画像出力信号用コネクタ532を収容できる大き
さとなっており、図7に示すように、表ケース61およ
び裏ケース62等を組み立てたとき、画像表示制御基板
50を挟んで上下方向(表ケースおよび裏ケースの厚み
方向)に凹部63,63が形成されるようになってい
る。従って、端子取り付け部50Aの半田面側(表ケー
ス61側)周囲には、他の回路素子は実装されていない
ことになる。
【0048】検査時には、図7に示すように、一方の凹
部63内に画像出力信号用コネクタ532が裏ケース6
2側から収容され、かつ、そのコネクタ532が端子取
り付け部50Aに差し込まれて実装されるようになって
いる。そして、その後、表ケース61側から端子取り付
け部50Aに半田付けが行われるようになっている。
【0049】(3)機能検査装置の構成 このようなパチンコ遊技機の可変表示装置11は、機能
検査装置を用いて検査が行われる。機能検査装置8は、
図8に示すように、パソコン本体8aと、キーボード8
cおよびマウス8d等の入力機器と、ディスプレイ8b
およびプリンタ8e等の出力機器と、パソコン本体8a
に設けられ、可変表示装置11のコネクタ521に接続
して制御信号を送る出力端子(図示略)とデータ出力回
路53からの画像データ出力信号を取得する入力端子
(図示略)とを含んで構成される。
【0050】パソコン8aには、可変表示装置11の機
能検査に必要な検査データがインストールされている。
例えば、パソコン8aには、可変表示装置11の検査デ
ータとして、主制御装置17から可変表示装置11に出
力される表示のための各種制御信号と、可変表示装置1
1のCGROM526内の図柄データとの対応を定めた
一覧表データが記憶されている。
【0051】(4)パチンコ遊技機の動作およびデータ
出力回路53を用いた検査手順 次に、データ出力回路53を用いてパチンコ遊技機の可
変表示装置11の検査を行うにあたり、実際の遊技にお
けるパチンコ遊技機の動作を説明すれば、以下のように
なる。
【0052】1) パチンコ遊技機の電源を入れた後、発
射装置からパチンコ玉を発射し、可変表示装置11の下
に配置される入賞口14にパチンコ玉が入賞すると、主
制御装置17では、くじ引き抽選を開始するとともに、
可変表示装置11、ランプ制御装置18および音声制御
装置19にくじ引き抽選を開始した旨の制御信号を出力
する。
【0053】2) 可変表示装置11、ランプ制御装置1
8および音声制御装置19では、この制御信号に基づい
て、所定の動作を開始する。例えば、可変表示装置11
であれば、くじ引き抽選を開始した旨の制御信号は、ま
ず、補助CPU522に入力される。補助CPU522
は、この制御信号に基づいて、アドレスデータ信号、デ
ータ信号、およびイネーブル信号からなる制御信号を画
像制御IC523に出力する。画像制御IC523は、
補助CPU522からの信号に基づいて、CGROM5
26に格納された図柄を変動させる旨の信号を液晶パネ
ルユニット30に出力し、画像表示部上に抽選中である
旨の画像、例えば、図柄が変動している状態の画像を表
示させる。尚、前記ランプ制御装置18、音声制御装置
19においても、同様にくじ引き抽選中である旨を遊技
者に知らせるために、ランプ表示装置12およびLED
装置13を点滅させたり、スピーカから効果音を出力す
る。
【0054】3) くじ引き抽選が終了すると、主制御装
置17は、くじ引き抽選が終了した旨の制御信号と、く
じ引きの結果を表す信号を、可変表示装置11、ランプ
制御装置18、および音声制御装置19に出力する。
【0055】4) 主制御装置17からの出力信号を受け
た可変表示装置11では、補助CPU522が、くじ引
き抽選が終了した旨の制御信号、およびくじ引きの結果
を表す信号を、画像制御IC523に出力する。画像制
御IC523は、これらの信号に基づいて、液晶パネル
ユニット30の画像表示を停止させる旨の信号を出力し
て、くじ引きの結果に応じた図柄表示を行う。そして、
液晶パネルユニット30上の表示画面が停止すると、画
像制御IC523は、その旨の信号を補助CPU522
に返し、補助CPU522では、この信号に基づいて、
リセットIC524により、主制御装置17から入力さ
れた制御信号をリセットする。
【0056】上述したパチンコ遊技機の動作に伴う可変
表示装置11の動作を、機能検査装置8により検査を行
う場合には以下のような手順にして行われる。
【0057】5) 可変表示装置11のコネクタ521
と、データ出力回路53の画像出力信号用コネクタ53
2にそれぞれケーブルを接続するとともに、これらのケ
ーブルを機能検査装置8に設けられる入出力端子に接続
する。
【0058】6) 機能検査装置8を起動し、キーボード
8cやマウス8d等を操作すると、ディスプレイ8b上
に可変表示装置11に対応する一覧表データが表示され
る。キーボード8c、マウス8dを操作して、表示され
た一覧表データの中から表示したい画像データの箇所を
選択すると、機能検査装置8は、選択された画像データ
に対して主制御装置17から出力される制御信号と同一
の信号フォーマットの制御信号を可変表示装置11に出
力する。
【0059】7) その結果、可変表示装置11が選択し
た画像データによる画像を液晶パネルニット30の表示
面上に表示するか否かを確認検査できる。つまり、可変
表示装置11が選択した箇所の画像データを液晶パネル
ユニット30の表示面上に表示すれば、可変表示装置1
1が主制御装置17の制御信号に対応して従属的に正し
く表示動作するものであることの機能検査を確認するこ
とができる。
【0060】8) 逆に、可変表示装置11が選択した箇
所の画像データ以外の画像を液晶パネルユニット30の
表示面上に表示すれば、可変表示装置11が主制御装置
17からの制御信号に対応して従属的に正しくない表示
動作を行うもので、可変表示装置11が改造等の不正を
受けていることの機能検査を目で確認することができ
る。
【0061】9) この時、可変表示装置11の画像表示
制御回路52における補助CPU522および画像制御
IC523間の信号は、データ出力回路53の複数の画
像出力信号取得用IC531で取得され、画像出力信号
が画像出力信号用コネクタ532から出力される。そし
て、画像出力信号はケーブルを介して機能検査装置8に
入力される。
【0062】10) この画像出力信号が機能検査装置8
にインストールされている検査データ一覧表データどお
りになっているかを確認することで、可変表示装置11
の表示動作に異常がないかを、実際に表示された画面を
見ることなく機能検査装置8が判断することができる。
【0063】(5)第1実施形態の効果 以上のような第1実施形態によれば、次のような効果が
ある。
【0064】(1) 画像出力信号用コネクタ532を取
り付ける端子取り付け部50Aがケース60の外側に設
けられているので、画像出力信号用コネクタ532を取
り付ける際に表ケース61や裏ケース62を取り外した
り、画像表示制御基板50を取り外す必要がなく、した
がって、可変表示装置11への不正改造を行い難くする
とともに検査の簡素化、迅速化を図ることができる。
【0065】(2) ケース60に端子取り付け部50A
をケース外側に露出させる凹部63が形成されているの
で、端子取り付け部50Aがケース60の外周から飛び
出さず、端子取り付け部50Aの破損等を防止でき、可
変表示装置11の取り扱いが容易になる。また、画像出
力信号用コネクタ532の端子取り付け部50Aへの取
り付けは、表ケース61、裏ケース62および画像表示
制御基板50で形成された凹部63に、裏ケース62側
からコネクタ532を差し込んで行えばよく、凹部63
がガイドの役割を果たし、かつ、取り付け位置の確認を
も果たし、これにより、実装作業が容易となる。
【0066】(3) 画像出力信号用コネクタ532を取
り付ける端子取り付け部50Aは、表ケース61および
裏ケース62の切り欠き部61B,62Aに囲まれた画
像表示制御基板50に設けられているので、コネクタ5
32が取り付けられるとき、その端子側、つまり、半田
面側周囲に他の回路素子が配置されていないことにな
る。従って、画像出力信号用コネクタ532の実装時
に、他の回路素子に接触すること等がないので、実装作
業が容易であり、検査の簡素化、迅速化を図ることがで
きる。
【0067】(6)第2実施形態 次に、図9に基づいて本発明の第2実施形態について説
明する。
【0068】以下の説明では、既に説明した部分または
部材と同一の部分等については、同一符号を付してその
説明を省略または簡略化する。
【0069】前記第1実施形態では、表ケース61およ
び裏ケース62を平面コ字状に切り欠くとともに、両ケ
ース61,62の間に画像表示制御基板50を挟んで凹
部63を形成し、その凹部63に端子取り付け部50A
を設けていた。
【0070】これに対して、第2実施形態に係る可変表
示装置81では、図8に示すように、裏ケース82に凹
部83を形成するとともに、その凹部83を覆うケース
蓋86を着脱可能に設けたものである。
【0071】すなわち、裏ケース82の一外周に沿った
一部には、平面コ字状となった切り欠き部82Aが形成
され、この切り欠き部82Aには3面からなる側面部材
84が設けられている。そして、これら側面部材84お
よび前記画像表示制御基板50と同様の画像表示制御基
板80で凹部83が形成されている。この凹部83内に
は、裏ケース82の一側面に沿い、かつ、画像表示制御
基板80とは別体の画像データ出力基板85が取り付け
られ、これにより、凹部83内は、2つに仕切られた形
状となっている。また、画像データ出力基板85には、
前記端子取り付け部50Aと同様の、多数のスルーホー
ルからなる端子取り付け部85Aが形成されている。従
って、端子取り付け部85Aは、凹部83内に露出され
ていることになる。
【0072】このような凹部83には、通常時、つまり
検査を行わないとき、当該凹部83を覆うケース蓋86
が着脱可能に設けられている。このケース蓋86は、例
えば、絶縁材料からなる透明なプラスチックで形成さ
れ、断面L字状に形成されている。ケース蓋86におい
て凹部83と係合する平面部および垂直部先端には、引
っ掛け部を有する係止部86A,86Bがそれぞれ設け
られ、係止部86Aは、前記側面部材84の係止部84
Aと係合し合い、係止部86Bは、裏ケース82の図示
しない部位に形成された係止部と係合し合い、ワンタッ
チで係止、あるいは取り外せるようになっている。
【0073】検査を行う際は、まず、ケース蓋86を凹
部83から取り外す。次に、画像出力信号用コネクタ5
32を、画像データ出力基板85と凹部83の内側空間
に挿入した後、画像データ出力基板85に向けて押し付
けるとともに、画像データ出力基板85の外側から半田
付けして実装する。
【0074】検査終了後は、凹部83に再びケース蓋8
6を被せる。
【0075】このような第2実施形態に係る可変表示装
置81によれば、前記第1実施形態で述べた効果に加
え、以下のような効果がある。
【0076】(4) 裏ケース82に形成された凹部83
が、通常時、ケース蓋86で覆われているので、凹部8
3内に露出して設けられた端子取り付け部85Aが保護
される。従って、端子取り付け部85Aにゴミ等が付着
することがなく、長期間経過後の市場での検査時でも、
画像出力信号用コネクタ532の端子取り付け部85A
への取り付けが容易となるとともに、安定した接続を確
保することができる。
【0077】(5) ケース蓋86は、裏ケース82に着
脱可能に取り付けられているので、検査時にはケース蓋
86を取り外し、検査終了後には、簡単にケースを取り
付けることができて、検査後も端子取り付け部85Aを
保護することができる。
【0078】(6) ケース蓋86は、絶縁材料(絶縁部
材)で形成されているので、端子取り付け部85Aをケ
ース蓋86で覆うことによって、静電気等により端子取
り付け部85Aから画像表示制御基板80にサージ電流
が流れ込むのを防止でき、回路素子等の損傷を防止する
ことができる。
【0079】(7)第3実施形態 次に、図10,11に基づいて本発明の第3実施形態に
ついて説明する。
【0080】前記第1,2実施形態では、表ケース61
および裏ケース62等の外側に凹部63等を設け、そこ
に、端子取り付け部50A等が設けられていた。
【0081】これに対して、第3実施形態に係る可変表
示装置91では、図10に示すように、データ出力手段
として可変表示装置本体を構成する画像表示制御基板9
0(制御回路基板)とは別体の回路基板として構成され
た画像データ出力基板95(データ出力用回路基板)
を、表ケース94および裏ケース92を取り付けた状態
で、画像表示制御基板90から挿脱可能とされているも
のである。なお、画像表示制御基板90は、前記画像表
示制御基板50と同様の構造である。
【0082】すなわち、裏ケース92には、その一側面
に沿った溝部92Aが形成されており、この溝部92A
の途中には、一部が溝部92Aの長手方向に直交する方
向に拡張されて形成された凹部93が設けられている。
【0083】一方、画像データ出力基板95には端子取
り付け部95Aが設けられ、この端子取り付け部95A
に画像出力信号用コネクタ532が実装されるようにな
っている。画像データ出力基板95は、前記溝部92A
に差し込めるようになっており、また、コネクタ532
は凹部93に収容可能となっている。そして、コネクタ
532が実装された画像データ出力基板95を溝部92
Aに差し込めば、図11に示すように、画像データ出力
基板95に実装されたコネクタ533と画像表示制御基
板90に実装されたコネクタ534とが接続されて検査
可能な状態となる。なお、画像表示制御基板90の凹部
93に対応する領域、すなわち、コネクタ532に対向
する領域は裏ケース92で覆われており、また、溝部9
2Aは、画像データ出力基板95と画像表示制御基板9
0とを接続させるために、少なくともコネクタ533及
びコネクタ534を接続するのに必要な大きさの開口を
有していればよい。
【0084】また、上述のコネクタ533とコネクタ5
34とが接続されて検査可能となった状態からさらに画
像データ出力基板95を挿入しようとした場合、画像デ
ータ出力基板95の両端部に設けた凸部95B、95B
が、裏ケース92の溝部92Aの両側に設けた受け部9
2B、92Bに当接して、それ以上の挿入を規制するよ
うに構成してある。すなわち、凸部95Bと受け部92
Bとで画像データ出力基板95の挿入位置を規制する挿
入位置規制手段を構成してあり、それによって、画像デ
ータ出力基板95が必要以上に挿入されるのを規制して
いる。
【0085】このような第3実施形態に係る可変表示装
置91によれば、前記第1,2実施形態で述べた効果に
加え、以下のような効果がある。
【0086】(7) 画像データ出力基板95が画像表示
制御基板90と別体として設けられ、画像表示制御基板
90に対して裏ケース92の外側から挿脱可能に設けら
れており、この画像データ出力基板95に画像出力信号
用コネクタ532を実装できるようになっている。従っ
て、画像データ出力基板95に画像出力信号用コネクタ
532を取り付ける際には、裏ケース92を取り外すこ
となく画像データ出力基板95を取り外すことができ、
他の回路素子のないところで信号用コネクタ532の実
装作業を行えるので、実装作業が容易となる。また、画
像データ出力基板95に画像出力信号用コネクタ532
を予め実装しておき、検査時に画像データ出力基板95
を溝部92Aに差し込んで画像表示制御基板90と接続
するだけで検査可能となり、検査の迅速化が図られる。
【0087】(8) 検査に際しては、画像データ出力基
板95を溝部92Aに沿って差し込めばよいので、画像
データ出力基板95の取り付け位置の確認が容易である
とともに、溝部92Aが挿入時のガイドとなるので、取
り付けが容易となる。
【0088】(9) 画像データ出力基板95の挿入位置
を規制する挿入位置規制手段を構成してあるので、画像
データ出力基板95を必要以上に挿入しようとした場
合、その際の挿入力を裏ケース92で受けることがで
き、したがって、挿入する際の必要以上の力により画像
表示制御基板90が湾曲したり破損したりすることを防
止できる。
【0089】(8)第4実施形態 次に、図12に基づいて本発明の第4実施形態について
説明する。
【0090】前記各実施形態では、裏ケース62等に設
けられた凹部63等に信号用コネクタ532を取り付け
るようになっていた。
【0091】これに対して、第4実施形態に係る可変表
示装置111では、図12に示すように、表ケース10
1の外側に露出するように画像表示制御基板の凸部10
5を設け、その画像表示制御基板の凸部105に信号用
コネクタ532を取り付けるようにしたものである。
【0092】すなわち、画像表示制御基板の一部が表ケ
ース101の一側面の外側に露出しており、この露出し
た凸部105に端子取り付け部105Aが形成されてい
る。そして、画像出力信号用コネクタ532は、例えば
裏ケース102側から差し込まれ画像表示制御基板に取
り付けられるようになっている。
【0093】このような第4実施形態に係る可変表示装
置111によれば、前記各実施形態で述べた効果に加
え、以下のような効果がある。
【0094】(10) 端子取り付け部105Aが形成され
た画像表示制御基板の凸部105は表ケース101の外
側に露出しているので、画像出力信号用コネクタ532
の実装時に、半田面側に邪魔がなく、その結果、実装作
業が容易となる。
【0095】(11) 端子取り付け部105Aを画像表示
制御基板の凸部に形成し、その凸部を表ケース101の
外側に露出させればよいので、表ケース101および裏
ケース102に凹部等の複雑な形状を形成しなくてもよ
く、その分の製作の手間が少なくてすむ。
【0096】(9)実施形態の変形 尚、本発明は、前述の各実施形態に限定されるものでは
なく、以下に示すような変形をも含むものである。
【0097】前記各実施形態では、可変表示装置11、
81、91、111は、液晶パネルユニット30を備
え、この液晶パネルユニットの表示面上に所定の図柄を
表示するように構成されていたが、これに限られない。
すなわち、可変表示装置を、表面に複数の図柄が形成さ
れた複数のドラムから構成し、制御装置からの制御信号
に基づいて、これらのドラムを回転させることにより、
所定の図柄の組み合わせを表示できるように構成しても
よく、CRT(Cathode Ray Tube)、
PDP(Plasma Display Pane
l)、7セグメントLED、ドットマトリクスLED等
により可変表示装置を構成してもよい。
【0098】また、前記各実施形態では、液晶パネルユ
ニット30の背面光源として、所謂直下型のバックライ
トを用いたが、これに限られない。すなわち、背面光源
として、所謂エッジ型のバックライトを用いることもで
きる。この場合、液晶パネルの裏面側でかつ液晶パネル
の側方に配置された蛍光管から出射された光束は、液晶
パネルの裏面側に配置された導光板などによって導光、
拡散され、液晶パネルユニットの背面に照射される。
【0099】さらに、前記各実施形態では、検査データ
を出力する遊技動作装置は、可変表示装置11、81、
91、111であったがこれに限られない。すなわち、
効果音を出力するスピーカ等を制御する音声制御装置、
電飾装置を制御するランプ制御装置等、パチンコ遊技機
に組み込まれるいかなる制御装置についても、本発明を
利用してもよい。
【0100】そして、前記各実施形態では、パチンコ遊
技機の検査を行うためのものであったが、これに限ら
ず、スロットマシーン等の検査を必要とする遊技機に本
発明を利用してもよい。
【0101】また、前記各実施形態では、信号出力端子
は、基板のスルーホールに取り付けるコネクタであった
が、これに限らず、表面実装タイプのコネクタや、接触
式の接続端子等を利用してもよい。
【0102】また、前記第1〜3実施形態では、画像出
力信号用コネクタ532を取り付ける端子取り付け部5
0A等は、裏ケース62の凹部63等に設けられていた
が、これに限らない。例えば、表ケース91側に開口部
を形成し、画像データ出力基板95を表ケース91側か
ら差し込むようにして、図13に示すように、端子取り
付け部115Aが設けられた画像データ出力基板115
に画像出力信号用コネクタ532を取り付け、その画像
データ出力基板115を、遊技機の遊技盤2上のガラス
面22を含む装飾装置21を外して、遊技盤2の前面側
から挿脱できるようにしてもよい。
【0103】また、前記第3実施形態では、画像データ
出力基板95に画像出力信号用コネクタ532を実装し
た後で、画像データ出力基板95を裏ケース92の開口
部92A、凹部93に差し込んで実装していたが、これ
に限らない。例えば、まず、画像データ出力基板95を
差し込んで、凹部93にコネクタ532を差し込むとと
もに、そのコネクタ532を、画像データ出力基板95
に形成された端子取り付け部95Aに取り付けて実装し
てもよい。
【0104】その他、本発明を実施する際の具体的な構
造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他
の構造等としてもよい。
【0105】
【発明の効果】前述のような本発明の遊技機の制御装置
によれば、信号出力端子をケースの外側に取り付けるこ
とができるので、信号出力端子を取り付ける際にケース
を取り外したり、制御基板を取り外す必要がなく、した
がって、可変表示装置への不正改造を行い難くするとと
もに検査の簡素化、迅速化を図ることができる。
【0106】また、信号出力端子を取り付ける際、端子
取り付け部の半田面側の周囲に回路部品が配置されてい
ないので、周囲に注意をはらいながら作業をしなくても
よく、後付けでも、信号出力端子を簡単に設けることが
できる。その結果、検査の簡素化、迅速化を図れる。
【0107】また、本発明に係る他の遊技機の制御装置
によれば、データ出力手段が、制御装置本体の制御回路
基板とは別体のデータ出力用回路基板として構成され、
制御回路基板に対して挿脱可能となっているので、デー
タ出力用回路基板に予め信号出力端子を取り付けてお
き、検査時に、そのデータ出力用回路基板を取り付けれ
ばよく、これにより、ケースを取り外さなくても信号出
力端子を容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の
構造を表す立面図である。
【図2】前記実施形態における遊技盤の裏面の構造を表
す立面図である。
【図3】前記実施形態における可変表示装置の構造を表
す分解斜視図である。
【図4】前記実施形態における画像表示制御基板の構造
を説明するための斜視図である。
【図5】前記実施形態における画像表示制御基板の構造
を表す模式図である。
【図6】前記実施形態におけるデータ出力基板の構造を
表す模式図である。
【図7】前記実施形態における可変表示装置に信号出力
用コネクタを取り付ける状態を表す斜視図である。
【図8】前記実施形態における機能検査装置の構造を表
す模式図である。
【図9】本発明の第2実施形態における可変表示装置と
信号出力用コネクタおよびケース蓋を表す分解斜視図で
ある。
【図10】本発明の第3実施形態における可変表示装置
を取り付ける状態を表す分解斜視図である。
【図11】図9で可変表示装置を取り付けた状態を表す
断面図である。
【図12】本発明の第4実施形態における可変表示装置
を取り付ける状態を表す分解斜視図である。
【図13】本発明の変形形態を表す分解斜視図である。
【符号の説明】
11、81、91、101 可変表示装置 30 画像表示部(液晶パネルユニット) 41 蛍光管 50A、85A、95A 端子取り付け部 93A 端子取り付け部 52 画像表示制御部 53 データ出力装置 431 蛍光管の端子部分 500 スルーホール 501 マスキング部材 522 中央演算処理装置(補助CPU) 523 表示制御集積回路 531 画像出力信号取得回路 532 画像出力信号用コネクタ(信号出力端子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 訓久 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 赤津 正 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BC22 BC23 BC45 DA10 DA21 EA10 EA11 EA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機または遊技機に設けられる遊技動
    作装置を制御する制御信号を出力する遊技機の制御装置
    であって、前記制御信号を検査データとして出力するた
    めに、信号出力端子を取り付け可能なデータ出力手段
    と、 前記制御装置本体を構成する制御回路基板と、 前記制御回路基板を覆うケースとを備え、 前記信号出力端子を取り付ける端子取り付け部は、前記
    ケースの外側に設けられていることを特徴とする遊技機
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機の制御装置にお
    いて、 前記ケースには前記端子取り付け部を露出させる凹部が
    形成されていることを特徴とする遊技機の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の遊技機の制御
    装置において、 前記端子取り付け部を覆うケース蓋を備えていることを
    特徴とする遊技機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技機の制御装置にお
    いて、 前記ケース蓋は、前記ケースに着脱可能に取り付けられ
    ていることを特徴とする遊技機の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の遊技機の制御
    装置において、 前記ケース蓋は、絶縁部材で形成されていることを特徴
    とする遊技機の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の遊技機の制御装置にお
    いて、 前記データ出力手段は、前記制御回路基板とは別体のデ
    ータ出力用回路基板として構成され、前記制御回路基板
    に対して前記ケースの外側から挿脱可能に設けられてい
    ることを特徴とする遊技機の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の遊技機の制御装置にお
    いて、 前記ケースには、前記データ出力用回路基板の少なくと
    も一部を挿入する溝部が形成されていることを特徴とす
    る遊技機の制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の遊技機の制御
    装置において、 前記ケースには、前記データ出力用回路基板の挿入位置
    を規制する挿入位置規制手段が形成されていることを特
    徴とする遊技機の制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれかに記載の遊技
    機の制御装置において、 前記遊技機の前面の遊技盤に配置された装飾装置を備
    え、 前記データ出力用回路基板は、前記装飾装置を外すこと
    によって前記遊技機の前面側から挿脱可能に設けられて
    いることを特徴とする遊技機の制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の遊
    技機の制御装置において、 前記端子取り付け部の周囲には、他の回路素子が配置さ
    れていないことを特徴とする遊技機の制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149883A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006204831A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011016008A (ja) * 2010-10-25 2011-01-27 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011041819A (ja) * 2010-10-25 2011-03-03 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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