JP2001112938A - 遊技機制御装置 - Google Patents
遊技機制御装置Info
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- JP2001112938A JP2001112938A JP29343199A JP29343199A JP2001112938A JP 2001112938 A JP2001112938 A JP 2001112938A JP 29343199 A JP29343199 A JP 29343199A JP 29343199 A JP29343199 A JP 29343199A JP 2001112938 A JP2001112938 A JP 2001112938A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パチンコ遊技機の遊技動作装置を制御する制
御装置を構成する回路素子に損傷を与えることがなく、
かつ制御装置からの出力をノイズの少ないクリアな検査
データとして得ることのできる遊技機制御装置を提供す
ること。 【解決手段】 遊技機の可変表示装置を制御する遊技機
制御装置は、制御装置本体を構成する回路素子が実装さ
れた基板本体51上に、可変表示装置への制御信号に対
応した検査データを出力するデータ出力手段が設けら
れ、このデータ出力手段と制御装置本体との間を電気的
に接続するデータ出力用信号線511は、接地手段51
2によって囲まれている。データ出力用信号線511が
接地手段512によって囲まれているので、検査データ
が静電気等の外部ノイズの影響を受けることを防止し
て、ノイズの少ないクリアな検査データを出力できる。
御装置を構成する回路素子に損傷を与えることがなく、
かつ制御装置からの出力をノイズの少ないクリアな検査
データとして得ることのできる遊技機制御装置を提供す
ること。 【解決手段】 遊技機の可変表示装置を制御する遊技機
制御装置は、制御装置本体を構成する回路素子が実装さ
れた基板本体51上に、可変表示装置への制御信号に対
応した検査データを出力するデータ出力手段が設けら
れ、このデータ出力手段と制御装置本体との間を電気的
に接続するデータ出力用信号線511は、接地手段51
2によって囲まれている。データ出力用信号線511が
接地手段512によって囲まれているので、検査データ
が静電気等の外部ノイズの影響を受けることを防止し
て、ノイズの少ないクリアな検査データを出力できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に設けられ
る遊技動作装置を制御する遊技機制御装置に関し、例え
ば、遊技者の遊技の状態に応じて図柄を変動表示する可
変表示装置を備えたパチンコ遊技機において、当該可変
表示装置を制御する制御装置として利用することができ
る。
る遊技動作装置を制御する遊技機制御装置に関し、例え
ば、遊技者の遊技の状態に応じて図柄を変動表示する可
変表示装置を備えたパチンコ遊技機において、当該可変
表示装置を制御する制御装置として利用することができ
る。
【0002】
【背景技術】近年、遊技機において、電飾装置、音声出
力装置、および可変表示装置等の遊技動作装置と、この
遊技動作装置を制御する制御装置とを備えたものが普及
している。
力装置、および可変表示装置等の遊技動作装置と、この
遊技動作装置を制御する制御装置とを備えたものが普及
している。
【0003】このような遊技機としてはパチンコ遊技機
が知られ、パチンコ遊技機は、遊技者がパチンコ玉を発
射して、所定の入賞口に入賞すると、パチンコ遊技機内
部に設けられる主制御装置が所定の確率に設定されたく
じ引き抽選を行うとともに、可変表示装置等に制御信号
を出力するように構成されている。そして、この制御信
号に基づいて、可変表示装置では表示される図柄が変動
し、電飾装置が点滅し、音声出力装置から効果音が出力
され、パチンコ遊技における華やかさを与えている。
が知られ、パチンコ遊技機は、遊技者がパチンコ玉を発
射して、所定の入賞口に入賞すると、パチンコ遊技機内
部に設けられる主制御装置が所定の確率に設定されたく
じ引き抽選を行うとともに、可変表示装置等に制御信号
を出力するように構成されている。そして、この制御信
号に基づいて、可変表示装置では表示される図柄が変動
し、電飾装置が点滅し、音声出力装置から効果音が出力
され、パチンコ遊技における華やかさを与えている。
【0004】このようなパチンコ遊技機には、前記主制
御装置によるくじ引き抽選に不正があってはならないの
で、一般にパチンコ遊技機を市場投入するためには、検
定機関における検定試験に合格することが必要であり、
また、不正改造がなされているか否かを検査する装置ま
たは機構が搭載されている。例えば、主制御装置からの
制御信号に基づいて、実際に図柄表示を行う画像表示部
と、この画像表示部の裏面に配置され、画像表示部を制
御する制御回路基板とを備えた可変表示装置において、
制御回路基板上に画像表示部に対する制御データを出力
するためのデータ出力用のコネクタが取り付けられる端
子取付部を設けておく。そして、パチンコ遊技機の検査
に際しては、端子取付部にコネクタを取り付け、このコ
ネクタにケーブルを接続して各種の信号を出力すること
により、制御回路基板でやりとりされる信号のすべてを
コンピュータ等で検査することができる。
御装置によるくじ引き抽選に不正があってはならないの
で、一般にパチンコ遊技機を市場投入するためには、検
定機関における検定試験に合格することが必要であり、
また、不正改造がなされているか否かを検査する装置ま
たは機構が搭載されている。例えば、主制御装置からの
制御信号に基づいて、実際に図柄表示を行う画像表示部
と、この画像表示部の裏面に配置され、画像表示部を制
御する制御回路基板とを備えた可変表示装置において、
制御回路基板上に画像表示部に対する制御データを出力
するためのデータ出力用のコネクタが取り付けられる端
子取付部を設けておく。そして、パチンコ遊技機の検査
に際しては、端子取付部にコネクタを取り付け、このコ
ネクタにケーブルを接続して各種の信号を出力すること
により、制御回路基板でやりとりされる信号のすべてを
コンピュータ等で検査することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな検査データ出力用の端子取付部を備えたパチンコ遊
技機は、通常、端子取付部のコネクタを取り外した状態
で使用され、端子取付部が露出した状態となる。この端
子取付部は、制御回路基板を構成するCPU等の回路素
子と電気的に接続されているので、静電気等により、端
子取付部からサージ電流が流れると、CPU等の回路素
子に損傷が生じる可能性がある、という問題がある。特
に、パチンコホール等では、2つのパチンコ遊技機の裏
面同士を対向配置してパチンコ島を構成し、その内部を
多量のパチンコ玉が移動しているので、パチンコ玉同士
の擦過により静電気が発生し易く、このように制御回路
基板上の回路素子を保護する構造が要望されている。
うな検査データ出力用の端子取付部を備えたパチンコ遊
技機は、通常、端子取付部のコネクタを取り外した状態
で使用され、端子取付部が露出した状態となる。この端
子取付部は、制御回路基板を構成するCPU等の回路素
子と電気的に接続されているので、静電気等により、端
子取付部からサージ電流が流れると、CPU等の回路素
子に損傷が生じる可能性がある、という問題がある。特
に、パチンコホール等では、2つのパチンコ遊技機の裏
面同士を対向配置してパチンコ島を構成し、その内部を
多量のパチンコ玉が移動しているので、パチンコ玉同士
の擦過により静電気が発生し易く、このように制御回路
基板上の回路素子を保護する構造が要望されている。
【0006】また、上述したパチンコホール等でパチン
コ遊技機を設置した状態で検査を行う場合、コネクタか
ら信号を出力させてコンピュータ等で検査するが、検査
データとなる出力信号が、回路素子に電源を供給するた
めの電源線から発生するノイズや、静電気等の外部ノイ
ズの影響を受けることがあり、ノイズのないクリアな検
査データが得られにくいという問題がある。
コ遊技機を設置した状態で検査を行う場合、コネクタか
ら信号を出力させてコンピュータ等で検査するが、検査
データとなる出力信号が、回路素子に電源を供給するた
めの電源線から発生するノイズや、静電気等の外部ノイ
ズの影響を受けることがあり、ノイズのないクリアな検
査データが得られにくいという問題がある。
【0007】本発明の目的は、パチンコ遊技機の遊技動
作装置を制御する制御装置を構成する回路素子に損傷を
与えることがなく、かつ制御装置からの出力をノイズの
少ないクリアな検査データとして得ることのできる遊技
機制御装置を提供することにある。
作装置を制御する制御装置を構成する回路素子に損傷を
与えることがなく、かつ制御装置からの出力をノイズの
少ないクリアな検査データとして得ることのできる遊技
機制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る遊技機制御装置は、遊技機に設けられ
た遊技の状態に応じて動作する遊技動作装置を制御する
遊技機制御装置であって、前記遊技動作装置への制御信
号に対応した検査データを出力するデータ出力手段を備
え、このデータ出力手段と、制御装置本体との間を電気
的に接続するデータ出力用信号線は、接地手段によって
囲まれていることを特徴とする。
に、本発明に係る遊技機制御装置は、遊技機に設けられ
た遊技の状態に応じて動作する遊技動作装置を制御する
遊技機制御装置であって、前記遊技動作装置への制御信
号に対応した検査データを出力するデータ出力手段を備
え、このデータ出力手段と、制御装置本体との間を電気
的に接続するデータ出力用信号線は、接地手段によって
囲まれていることを特徴とする。
【0009】ここで、上述した遊技動作装置としては、
パチンコ遊技機等に搭載され、遊技者の遊技の状態に応
じて動作する種々の遊技動作装置が考えられる。例え
ば、パチンコ遊技機であれば、遊技盤の内部および周囲
に設けられるLEDランプ、発光ランプ等の電飾装置、
遊技中に効果音を出力するスピーカ等の音声出力装置、
および遊技盤の略中央に設けられ、主制御装置のくじ引
き抽選に基づいて、種々の図柄の組み合わせを表示する
可変表示装置等が考えられる。
パチンコ遊技機等に搭載され、遊技者の遊技の状態に応
じて動作する種々の遊技動作装置が考えられる。例え
ば、パチンコ遊技機であれば、遊技盤の内部および周囲
に設けられるLEDランプ、発光ランプ等の電飾装置、
遊技中に効果音を出力するスピーカ等の音声出力装置、
および遊技盤の略中央に設けられ、主制御装置のくじ引
き抽選に基づいて、種々の図柄の組み合わせを表示する
可変表示装置等が考えられる。
【0010】また、上述した制御装置は、従来技術で説
明したような所定の入賞口にパチンコ玉が入賞すると、
くじ引き抽選を始める主制御装置の他、各遊技動作装置
に設けられ、主制御装置からの制御信号に基づいて、遊
技動作装置の動作制御を行う補助的な制御装置をも含む
ものである。
明したような所定の入賞口にパチンコ玉が入賞すると、
くじ引き抽選を始める主制御装置の他、各遊技動作装置
に設けられ、主制御装置からの制御信号に基づいて、遊
技動作装置の動作制御を行う補助的な制御装置をも含む
ものである。
【0011】このような本発明によれば、データ出力用
信号線が接地手段によって囲まれているので、データ出
力手段からのサージ電流の流れ込みを防ぐことができ、
制御装置を構成する回路素子に損傷が生じることを防止
できる。従って、このように端子取付部を露出させてお
けるので、実際の使用状態に置かれた遊技機を検査する
に際しても、端子取付部にコネクタを取り付ければ、容
易に検査データを出力させることができる。
信号線が接地手段によって囲まれているので、データ出
力手段からのサージ電流の流れ込みを防ぐことができ、
制御装置を構成する回路素子に損傷が生じることを防止
できる。従って、このように端子取付部を露出させてお
けるので、実際の使用状態に置かれた遊技機を検査する
に際しても、端子取付部にコネクタを取り付ければ、容
易に検査データを出力させることができる。
【0012】また、このようにデータ出力用信号線が接
地手段で囲まれているので、信号線内を流れる信号が静
電気等の外部ノイズや電源回路から発生するノイズの影
響を受けることを防止することができ、制御装置からの
出力をノイズの少ないクリアな検査データとして得るこ
とができる。
地手段で囲まれているので、信号線内を流れる信号が静
電気等の外部ノイズや電源回路から発生するノイズの影
響を受けることを防止することができ、制御装置からの
出力をノイズの少ないクリアな検査データとして得るこ
とができる。
【0013】以上において、上述した遊技動作装置が制
御装置本体からの制御信号に基づいて、所定の図柄を表
示する可変表示装置である場合に、本発明を採用するの
が好ましい。
御装置本体からの制御信号に基づいて、所定の図柄を表
示する可変表示装置である場合に、本発明を採用するの
が好ましい。
【0014】ここで、可変表示装置としては、表面に複
数種類の図柄が形成された複数のドラムから構成され、
主制御装置からの制御信号に基づいて、これらのドラム
を回転させて所定の図柄の組み合わせたものを表示する
ようなものや、液晶パネル等の画像表示部上に主制御装
置からの制御信号に基づいて、所定の図柄を画像表示す
るように構成されたものが考えられる。
数種類の図柄が形成された複数のドラムから構成され、
主制御装置からの制御信号に基づいて、これらのドラム
を回転させて所定の図柄の組み合わせたものを表示する
ようなものや、液晶パネル等の画像表示部上に主制御装
置からの制御信号に基づいて、所定の図柄を画像表示す
るように構成されたものが考えられる。
【0015】すなわち、可変表示装置は、パチンコ遊技
機等において、主制御装置によるくじ引き抽選の結果を
表示する重要な部分であり、図柄表示のための制御信号
は多数のデータから構成され、データ出力用信号線の数
も多いため、データ出力用信号線を接地手段で囲むこと
により、回路素子の保護を確実に行うことができるう
え、ノイズの影響をより受けにくくして可変表示装置の
誤動作を防止できるとともに、検査の効率化が図られ
る。
機等において、主制御装置によるくじ引き抽選の結果を
表示する重要な部分であり、図柄表示のための制御信号
は多数のデータから構成され、データ出力用信号線の数
も多いため、データ出力用信号線を接地手段で囲むこと
により、回路素子の保護を確実に行うことができるう
え、ノイズの影響をより受けにくくして可変表示装置の
誤動作を防止できるとともに、検査の効率化が図られ
る。
【0016】また、前記データ出力手段が、制御装置本
体を構成する制御回路基板に一体的に設けられるととも
に、データ出力用信号線がこの制御基板上に形成される
複数の信号線パターンとして構成されている場合、上述
した接地手段は、次のように構成することができる。
体を構成する制御回路基板に一体的に設けられるととも
に、データ出力用信号線がこの制御基板上に形成される
複数の信号線パターンとして構成されている場合、上述
した接地手段は、次のように構成することができる。
【0017】(1) 制御回路基板の基板面に沿って、複
数の信号線パターンを挟み込むような接地パターンとし
て接地手段を構成することが考えられる。すなわち、接
地手段を基板表面に形成される接地パターンとして構成
しているので、制御回路基板の信号線パターンを形成す
る際に同時に接地パターンを形成することができ、接地
手段を備えた遊技機制御装置の製造の容易化が図られ
る。
数の信号線パターンを挟み込むような接地パターンとし
て接地手段を構成することが考えられる。すなわち、接
地手段を基板表面に形成される接地パターンとして構成
しているので、制御回路基板の信号線パターンを形成す
る際に同時に接地パターンを形成することができ、接地
手段を備えた遊技機制御装置の製造の容易化が図られ
る。
【0018】(2) 制御回路基板が厚さ方向に少なくと
も3層積層された多層基板から構成されている場合、デ
ータ出力用信号線をこの多層基板の中間層に複数の信号
線パターンとして形成し、多層基板の表裏面を構成する
層に接地パターンとして接地手段を構成することが考え
られる。すなわち、このようにデータ出力用信号線を接
地パターンで制御回路基板の厚さ方向に挟み込むこと
で、外部ノイズの影響を確実に遮断することができ、外
部ノイズのない正確な検査データを出力して検査の効率
化を図ることができる。
も3層積層された多層基板から構成されている場合、デ
ータ出力用信号線をこの多層基板の中間層に複数の信号
線パターンとして形成し、多層基板の表裏面を構成する
層に接地パターンとして接地手段を構成することが考え
られる。すなわち、このようにデータ出力用信号線を接
地パターンで制御回路基板の厚さ方向に挟み込むこと
で、外部ノイズの影響を確実に遮断することができ、外
部ノイズのない正確な検査データを出力して検査の効率
化を図ることができる。
【0019】さらに、上記のように、制御回路基板が多
層基板から構成され、データ出力用信号線を多層基板の
中間層に複数の信号線パターンとして形成する場合、多
層基板の表裏面を構成する層には、接地パターンの他
に、制御装置本体を構成する回路素子に電力を供給する
電源線パターンを形成するのが好ましい。
層基板から構成され、データ出力用信号線を多層基板の
中間層に複数の信号線パターンとして形成する場合、多
層基板の表裏面を構成する層には、接地パターンの他
に、制御装置本体を構成する回路素子に電力を供給する
電源線パターンを形成するのが好ましい。
【0020】すなわち、このように多層基板の表裏面を
構成する層に電源線パターンを形成することで、信号線
パターンを流れる出力信号は、電源回路に起因するノイ
ズの影響を受けにくくなり、ノイズの少ないクリアな検
査データを出力することができる。
構成する層に電源線パターンを形成することで、信号線
パターンを流れる出力信号は、電源回路に起因するノイ
ズの影響を受けにくくなり、ノイズの少ないクリアな検
査データを出力することができる。
【0021】そして、上述したデータ出力手段が制御装
置本体に設けられ、当該制御装置本体からの制御信号を
取得する信号取得回路と、この信号取得回路により取得
された制御信号を外部に出力するための信号出力端子と
を備えている場合、信号取得回路および信号出力端子の
間におけるデータ出力用信号線と、接地手段とがサージ
吸収回路を介して電気的に接続されているのが好まし
い。
置本体に設けられ、当該制御装置本体からの制御信号を
取得する信号取得回路と、この信号取得回路により取得
された制御信号を外部に出力するための信号出力端子と
を備えている場合、信号取得回路および信号出力端子の
間におけるデータ出力用信号線と、接地手段とがサージ
吸収回路を介して電気的に接続されているのが好まし
い。
【0022】ここで、サージ吸収回路としては、サージ
電流を吸収できる種々のものを採用することができる。
例えば、データ出力用信号線と接地手段との間にバリス
タ、ダイオード、コイル等の回路素子を単独で介在させ
たり、コンデンサ(C)および抵抗(R)によりCRア
ブソーバを構成し、これを介在させることによりサージ
電流を吸収すればよい。
電流を吸収できる種々のものを採用することができる。
例えば、データ出力用信号線と接地手段との間にバリス
タ、ダイオード、コイル等の回路素子を単独で介在させ
たり、コンデンサ(C)および抵抗(R)によりCRア
ブソーバを構成し、これを介在させることによりサージ
電流を吸収すればよい。
【0023】すなわち、このように信号出力端子および
信号取得回路の間にサージ吸収回路が設けられるので、
静電気等に起因するサージ電流が信号出力端子から流れ
込んでも、サージ吸収回路を介して接地手段に排出し、
信号取得回路、および制御装置本体を構成する回路素子
にサージ電流が流れることを防止して、これらに損傷が
発生することを確実に防止することができる。
信号取得回路の間にサージ吸収回路が設けられるので、
静電気等に起因するサージ電流が信号出力端子から流れ
込んでも、サージ吸収回路を介して接地手段に排出し、
信号取得回路、および制御装置本体を構成する回路素子
にサージ電流が流れることを防止して、これらに損傷が
発生することを確実に防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0025】(1)遊技機の全体構成 図1および図2には、本発明の第1実施形態に係るパチ
ンコ遊技機の遊技盤2が示されている。このパチンコ遊
技機の遊技盤2には、図1に示すように、盤表面の略中
央位置に複数列の図柄を可変的に表示する可変表示装置
11が配置され、その周囲にこの可変表示装置11の動
作とともに点滅するランプ表示装置12およびLED装
置13が配置されている。また、可変表示装置11の下
部には、入賞口14、および大入賞口15、およびアウ
ト口16が設けられている。尚、図1では図示を略した
が、この遊技盤2の周囲には、可変表示装置11の動作
とともに、効果音を発生する音声出力装置となるスピー
カ、およびパチンコ玉を発射するための発射装置等が設
けられている。
ンコ遊技機の遊技盤2が示されている。このパチンコ遊
技機の遊技盤2には、図1に示すように、盤表面の略中
央位置に複数列の図柄を可変的に表示する可変表示装置
11が配置され、その周囲にこの可変表示装置11の動
作とともに点滅するランプ表示装置12およびLED装
置13が配置されている。また、可変表示装置11の下
部には、入賞口14、および大入賞口15、およびアウ
ト口16が設けられている。尚、図1では図示を略した
が、この遊技盤2の周囲には、可変表示装置11の動作
とともに、効果音を発生する音声出力装置となるスピー
カ、およびパチンコ玉を発射するための発射装置等が設
けられている。
【0026】遊技盤2の裏面には、図2に示すように、
可変表示装置11の他、主制御装置17、補助制御装置
としてのランプ制御装置18および音声制御装置19
が、パチンコ玉の遊技盤2に対する供給路の隙間部分に
配置されている。尚、図示を略したが、この遊技盤2の
裏面には、入賞口14または大入賞15にパチンコ玉が
入賞すると、賞球に相当するパチンコ玉を払い出す払出
装置が設けられている。
可変表示装置11の他、主制御装置17、補助制御装置
としてのランプ制御装置18および音声制御装置19
が、パチンコ玉の遊技盤2に対する供給路の隙間部分に
配置されている。尚、図示を略したが、この遊技盤2の
裏面には、入賞口14または大入賞15にパチンコ玉が
入賞すると、賞球に相当するパチンコ玉を払い出す払出
装置が設けられている。
【0027】前記主制御装置17は、プリント基板等の
配線基板にCPU、ROM、RAM、入出力インターフ
ェース、ドライブ回路部品等の電気部品を実装して構成
される。この主制御装置17は、上述した発射装置から
発射されたパチンコ玉が遊技盤2の可変表示装置11の
下に配置される入賞口14にパチンコ玉が入賞すると、
払出装置から賞球として所定の数のパチンコ玉を払い出
させ、くじ引き抽選を開始する。同時に、可変表示装置
11、ランプ制御装置18、および音声制御装置19に
も制御信号を出力して、これらの装置に所定の動作をさ
せる。
配線基板にCPU、ROM、RAM、入出力インターフ
ェース、ドライブ回路部品等の電気部品を実装して構成
される。この主制御装置17は、上述した発射装置から
発射されたパチンコ玉が遊技盤2の可変表示装置11の
下に配置される入賞口14にパチンコ玉が入賞すると、
払出装置から賞球として所定の数のパチンコ玉を払い出
させ、くじ引き抽選を開始する。同時に、可変表示装置
11、ランプ制御装置18、および音声制御装置19に
も制御信号を出力して、これらの装置に所定の動作をさ
せる。
【0028】そして、大当たり、中当たり、小当たり等
のくじ引き抽選の結果に応じて、主制御装置17は、可
変表示装置11、ランプ制御装置18および音声制御装
置19に所定の制御信号を出力し、各装置は、この制御
信号に基づいた表示動作を行う。
のくじ引き抽選の結果に応じて、主制御装置17は、可
変表示装置11、ランプ制御装置18および音声制御装
置19に所定の制御信号を出力し、各装置は、この制御
信号に基づいた表示動作を行う。
【0029】前記ランプ制御装置18は、主制御装置1
7からの制御信号に基づいて、上述したランプ表示装置
12およびLED装置13の点滅制御を行う部分であ
り、図示を略したが、バラスト、インバータ、およびこ
れらを制御する補助CPUを含む回路基板として構成さ
れている。また、前記音声制御装置19は、主制御装置
17からの制御信号に基づいて、遊技盤2の周囲に設け
られるスピーカから効果音を出力する部分であり、効果
音の種類の選択、音量制御等を行うために、ランプ制御
装置18と同様に、補助CPUを備えている。
7からの制御信号に基づいて、上述したランプ表示装置
12およびLED装置13の点滅制御を行う部分であ
り、図示を略したが、バラスト、インバータ、およびこ
れらを制御する補助CPUを含む回路基板として構成さ
れている。また、前記音声制御装置19は、主制御装置
17からの制御信号に基づいて、遊技盤2の周囲に設け
られるスピーカから効果音を出力する部分であり、効果
音の種類の選択、音量制御等を行うために、ランプ制御
装置18と同様に、補助CPUを備えている。
【0030】(2)可変表示装置の構成 前記可変表示装置11は、図3に示すように、画像表示
部となる液晶パネルユニット30と、液晶パネルユニッ
ト30の背面光源となるバックライト40と、前記主制
御装置17からの制御信号に基づいて、液晶パネルユニ
ット30に表示される画像の制御を行う画像表示制御基
板50と、これらを収納して一体化する表ケース61お
よび裏ケース62からなる外装ケース60とを備えてい
る。
部となる液晶パネルユニット30と、液晶パネルユニッ
ト30の背面光源となるバックライト40と、前記主制
御装置17からの制御信号に基づいて、液晶パネルユニ
ット30に表示される画像の制御を行う画像表示制御基
板50と、これらを収納して一体化する表ケース61お
よび裏ケース62からなる外装ケース60とを備えてい
る。
【0031】前記液晶パネルユニット30は、図3では
図示を略したが、バックライト40からの光束を変調す
る光変調装置としての液晶パネル、液晶パネルの透明基
板に接続され、透明基板内部の液晶素子を駆動するため
のドライバIC、液晶パネルの裏面側に設けられバック
ライト40からの光束をほぼ全面にわたって均一化する
拡散板、および液晶パネルの外周部分を覆い、EMI
(電磁妨害)を遮断する金属製のパネルシールド枠を含
んで構成される。
図示を略したが、バックライト40からの光束を変調す
る光変調装置としての液晶パネル、液晶パネルの透明基
板に接続され、透明基板内部の液晶素子を駆動するため
のドライバIC、液晶パネルの裏面側に設けられバック
ライト40からの光束をほぼ全面にわたって均一化する
拡散板、および液晶パネルの外周部分を覆い、EMI
(電磁妨害)を遮断する金属製のパネルシールド枠を含
んで構成される。
【0032】前記バックライト40は、背面光源の本体
となるU字状の蛍光管41、この蛍光管41からの光束
を、液晶パネルユニット30側に反射する反射ケース4
2、および蛍光管41の端子部分41Aに電源供給する
バックライト基板43を備えている。
となるU字状の蛍光管41、この蛍光管41からの光束
を、液晶パネルユニット30側に反射する反射ケース4
2、および蛍光管41の端子部分41Aに電源供給する
バックライト基板43を備えている。
【0033】前記外装ケース60は、金属製の表ケース
61、および透明プラスチック製の裏ケース62を備
え、表ケース61には、液晶パネルユニット30で形成
された画像を遊技盤2上で表示するための開口61Aが
形成されている。
61、および透明プラスチック製の裏ケース62を備
え、表ケース61には、液晶パネルユニット30で形成
された画像を遊技盤2上で表示するための開口61Aが
形成されている。
【0034】前記画像表示制御基板50は、図4および
図5に示すように、基板本体51上に種々の回路素子を
実装することにより構成され、この基板本体51は、画
像表示制御回路52およびデータ出力回路53に区分け
されている。
図5に示すように、基板本体51上に種々の回路素子を
実装することにより構成され、この基板本体51は、画
像表示制御回路52およびデータ出力回路53に区分け
されている。
【0035】画像表示制御回路52は、主制御装置17
からの制御信号に基づいて、液晶パネルユニット30に
所定の図柄を表示させるために設けられ、基板本体51
上に実装されるコネクタ521、補助CPU522、画
像制御IC523、リセットIC524(図5参照)、
ファームROM(Read Only Memory)
525、およびCGROM(Character Ge
nerator Read Only Memory)
526を備えている。
からの制御信号に基づいて、液晶パネルユニット30に
所定の図柄を表示させるために設けられ、基板本体51
上に実装されるコネクタ521、補助CPU522、画
像制御IC523、リセットIC524(図5参照)、
ファームROM(Read Only Memory)
525、およびCGROM(Character Ge
nerator Read Only Memory)
526を備えている。
【0036】コネクタ521には、主制御装置17と接
続されるケーブルが接続され、主制御装置17を介して
電力が供給されるとともに、主制御装置17からの制御
信号が入力される。補助CPU522は、コネクタ52
1を介して入力される制御信号に基づいて、他の回路素
子の動作制御を行う部分である。画像制御IC523
は、補助CPU522からの制御信号に基づいて、CG
ROM526に記憶された所定の図柄を呼び出して、液
晶パネルユニット30に表示出力信号を出力する部分で
ある。尚、リセットIC524は、補助CPU522を
リセットするために設けられ、ファームROM525に
は、補助CPU522上で展開されるプログラムが格納
されている。
続されるケーブルが接続され、主制御装置17を介して
電力が供給されるとともに、主制御装置17からの制御
信号が入力される。補助CPU522は、コネクタ52
1を介して入力される制御信号に基づいて、他の回路素
子の動作制御を行う部分である。画像制御IC523
は、補助CPU522からの制御信号に基づいて、CG
ROM526に記憶された所定の図柄を呼び出して、液
晶パネルユニット30に表示出力信号を出力する部分で
ある。尚、リセットIC524は、補助CPU522を
リセットするために設けられ、ファームROM525に
は、補助CPU522上で展開されるプログラムが格納
されている。
【0037】データ出力手段となるデータ出力回路53
は、前記画像表示制御回路52で出力される信号から検
査に必要な信号を取得し、取得された画像出力信号を検
査データとして外部検査機器に出力する部分であり、複
数の画像出力信号取得用IC531を備えている。画像
出力信号取得用IC531の信号入力端子は、図5に示
すように、上述した補助CPU522と画像制御IC5
23とを結ぶアドレスデータ信号線、データ信号線、お
よびイネーブル信号線の中間部分で接続され、これらの
信号線を流れる信号をそのまま取得できるようになって
いる。そして、取得された画像出力信号は、図5では図
示を略したが、該データ出力回路53上に実装される画
像出力信号用コネクタからケーブルを介して外部検査機
器に出力される。尚、この画像出力信号用コネクタは、
図4に示すように、量産機種には通常取り付けられてお
らず、検査時に画像出力信号用コネクタを簡単に実装で
きるように、基板本体51上にコネクタ取付用の端子取
付部が形成されている。
は、前記画像表示制御回路52で出力される信号から検
査に必要な信号を取得し、取得された画像出力信号を検
査データとして外部検査機器に出力する部分であり、複
数の画像出力信号取得用IC531を備えている。画像
出力信号取得用IC531の信号入力端子は、図5に示
すように、上述した補助CPU522と画像制御IC5
23とを結ぶアドレスデータ信号線、データ信号線、お
よびイネーブル信号線の中間部分で接続され、これらの
信号線を流れる信号をそのまま取得できるようになって
いる。そして、取得された画像出力信号は、図5では図
示を略したが、該データ出力回路53上に実装される画
像出力信号用コネクタからケーブルを介して外部検査機
器に出力される。尚、この画像出力信号用コネクタは、
図4に示すように、量産機種には通常取り付けられてお
らず、検査時に画像出力信号用コネクタを簡単に実装で
きるように、基板本体51上にコネクタ取付用の端子取
付部が形成されている。
【0038】ここで、このデータ出力回路53から出力
される画像出力信号は、液晶パネルユニット30上に現
れる図柄の状態、例えば図柄が変動中である旨の信号、
表示する図柄の組み合わせが確定した旨の信号の他、各
桁の図柄が変動中である旨の信号、各桁の図柄を表すデ
ータおよび図柄の色データを含む多数のデータから構成
されている。また、それぞれのデータは、1または複数
のビットで構成される。このため、前記画像出力信号取
得用IC531は、1個当たり例えば8ビットのデータ
を取得可能に構成され、画像出力信号のデータ数をすべ
て取得できる数だけ、データ出力回路53に設けられ
る。また、画像出力信号用コネクタは、複数の画像出力
信号取得用IC531の取得データ数に応じた信号線を
備えている。
される画像出力信号は、液晶パネルユニット30上に現
れる図柄の状態、例えば図柄が変動中である旨の信号、
表示する図柄の組み合わせが確定した旨の信号の他、各
桁の図柄が変動中である旨の信号、各桁の図柄を表すデ
ータおよび図柄の色データを含む多数のデータから構成
されている。また、それぞれのデータは、1または複数
のビットで構成される。このため、前記画像出力信号取
得用IC531は、1個当たり例えば8ビットのデータ
を取得可能に構成され、画像出力信号のデータ数をすべ
て取得できる数だけ、データ出力回路53に設けられ
る。また、画像出力信号用コネクタは、複数の画像出力
信号取得用IC531の取得データ数に応じた信号線を
備えている。
【0039】(3)データ出力信号線および接地手段の
構成 上述した画像表示制御回路52のアドレスデータ信号
線、データ信号線、およびイネーブル信号線と接続され
るデータ出力回路53のデータ出力信号線は(図5参
照)、図6に示すように、基板本体51の回路素子実装
面とは反対側の面に形成される信号線パターン511と
して構成される。この信号線パターン511は、接地パ
ターン512によって囲まれ、接地パターン512は、
基板本体51の端部まで形成されている。尚、信号線パ
ターン511および接地パターン512は、基板本体5
1の回路パターン形成時に同時に形成される。
構成 上述した画像表示制御回路52のアドレスデータ信号
線、データ信号線、およびイネーブル信号線と接続され
るデータ出力回路53のデータ出力信号線は(図5参
照)、図6に示すように、基板本体51の回路素子実装
面とは反対側の面に形成される信号線パターン511と
して構成される。この信号線パターン511は、接地パ
ターン512によって囲まれ、接地パターン512は、
基板本体51の端部まで形成されている。尚、信号線パ
ターン511および接地パターン512は、基板本体5
1の回路パターン形成時に同時に形成される。
【0040】このような接地パターン512を有する基
板本体51は、図7に示すように、端部が表ケース61
および裏ケース62に狭持されて外装ケース60内に固
定される。接地パターン512は、基板本体51の端部
で金属製の表ケース61と接触し、これにより、接地パ
ターン512および金属製の表ケース61の電気的導通
が確保される。
板本体51は、図7に示すように、端部が表ケース61
および裏ケース62に狭持されて外装ケース60内に固
定される。接地パターン512は、基板本体51の端部
で金属製の表ケース61と接触し、これにより、接地パ
ターン512および金属製の表ケース61の電気的導通
が確保される。
【0041】(4)サージ吸収回路の構造 図8に示すように、前記データ出力回路53を構成する
画像出力信号取得用IC531と、画像出力信号用コネ
クタ532が取り付けられる端子取付部との間には、サ
ージ吸収回路533が設けられている。サージ吸収回路
533は、画像出力信号取得用IC531の信号線の数
に応じた複数のバリスタ533Aから構成されている。
また、画像出力信号取得用IC531および画像出力信
号用コネクタ532の間を連絡する信号線パターンも、
前記と同様に接地パターン512で挟まれている。各バ
リスタ533Aは、一端が画像出力信号取得用IC53
1の各端子に接続される信号線パターンと接続されると
ともに、他端は、この接地パターン512と電気的に接
続される。
画像出力信号取得用IC531と、画像出力信号用コネ
クタ532が取り付けられる端子取付部との間には、サ
ージ吸収回路533が設けられている。サージ吸収回路
533は、画像出力信号取得用IC531の信号線の数
に応じた複数のバリスタ533Aから構成されている。
また、画像出力信号取得用IC531および画像出力信
号用コネクタ532の間を連絡する信号線パターンも、
前記と同様に接地パターン512で挟まれている。各バ
リスタ533Aは、一端が画像出力信号取得用IC53
1の各端子に接続される信号線パターンと接続されると
ともに、他端は、この接地パターン512と電気的に接
続される。
【0042】そして、画像出力信号用コネクタ532を
取り付ける端子取付部が露出した状態において、この端
子取付部から信号線にサージ電流が流れると、その大部
分がバリスタ533Aから接地パターン512を介して
表ケース61から放出され、画像出力信号取得用IC5
31を保護するようになっている。
取り付ける端子取付部が露出した状態において、この端
子取付部から信号線にサージ電流が流れると、その大部
分がバリスタ533Aから接地パターン512を介して
表ケース61から放出され、画像出力信号取得用IC5
31を保護するようになっている。
【0043】(5)機能検査装置の構成 このようなパチンコ遊技機の可変表示装置11は、機能
検査装置を用いて検査が行われる。機能検査装置8は、
図9に示すように、パソコン本体8aと、キーボード8
cおよびマウス8d等の入力機器と、ディスプレイ8b
およびプリンタ8e等の出力機器と、パソコン本体8a
に設けられ、可変表示装置11のコネクタ521に接続
して制御信号を送る出力端子(図示略)とデータ出力回
路53からの画像データ出力信号を取得する入力端子
(図示略)とを含んで構成される。
検査装置を用いて検査が行われる。機能検査装置8は、
図9に示すように、パソコン本体8aと、キーボード8
cおよびマウス8d等の入力機器と、ディスプレイ8b
およびプリンタ8e等の出力機器と、パソコン本体8a
に設けられ、可変表示装置11のコネクタ521に接続
して制御信号を送る出力端子(図示略)とデータ出力回
路53からの画像データ出力信号を取得する入力端子
(図示略)とを含んで構成される。
【0044】パソコン8aには、可変表示装置11の機
能検査に必要な検査データがインストールされている。
例えば、パソコン8aには、可変表示装置11の検査デ
ータとして、主制御装置17から可変表示装置11に出
力される表示のための各種制御信号と、可変表示装置1
1のCGROM526内の図柄データとの対応を定めた
一覧表データが記憶されている。
能検査に必要な検査データがインストールされている。
例えば、パソコン8aには、可変表示装置11の検査デ
ータとして、主制御装置17から可変表示装置11に出
力される表示のための各種制御信号と、可変表示装置1
1のCGROM526内の図柄データとの対応を定めた
一覧表データが記憶されている。
【0045】(6)パチンコ遊技機の動作およびデータ
出力回路53を用いた検査手順 そして、このような機能検査装置8により検査を行うに
あたり、実際の遊技におけるパチンコ遊技機の動作を説
明すれば、以下のようになる。
出力回路53を用いた検査手順 そして、このような機能検査装置8により検査を行うに
あたり、実際の遊技におけるパチンコ遊技機の動作を説
明すれば、以下のようになる。
【0046】(1) パチンコ遊技機の電源を入れた後、
発射装置からパチンコ玉を発射し、可変表示装置11の
下に配置される入賞口14にパチンコ玉が入賞すると、
主制御装置17では、くじ引き抽選を開始するととも
に、可変表示装置11、ランプ制御装置18および音声
制御装置19にくじ引き抽選を開始した旨の制御信号を
出力する。
発射装置からパチンコ玉を発射し、可変表示装置11の
下に配置される入賞口14にパチンコ玉が入賞すると、
主制御装置17では、くじ引き抽選を開始するととも
に、可変表示装置11、ランプ制御装置18および音声
制御装置19にくじ引き抽選を開始した旨の制御信号を
出力する。
【0047】(2) 可変表示装置11、ランプ制御装置
18および音声制御装置19では、この制御信号に基づ
いて、所定の動作を開始する。例えば、可変表示装置1
1であれば、くじ引き抽選を開始した旨の制御信号は、
まず、補助CPU522に入力される。補助CPU52
2は、この制御信号に基づいて、アドレスデータ信号、
データ信号、およびイネーブル信号からなる画像制御I
C用の制御信号を画像制御IC523に出力する。画像
制御IC523は、補助CPU522からの信号に基づ
いて、CGROM526に格納された図柄データを液晶
パネルユニット30に出力し、画像表示部上に抽選中で
ある旨の画像、例えば、図柄が変動している状態の画像
を表示させる。尚、前記ランプ制御装置18、音声制御
装置19においても、同様にくじ引き抽選中である旨を
遊技者に知らせるために、ランプ表示装置12およびL
ED装置13を点滅させたり、スピーカから効果音を出
力する。
18および音声制御装置19では、この制御信号に基づ
いて、所定の動作を開始する。例えば、可変表示装置1
1であれば、くじ引き抽選を開始した旨の制御信号は、
まず、補助CPU522に入力される。補助CPU52
2は、この制御信号に基づいて、アドレスデータ信号、
データ信号、およびイネーブル信号からなる画像制御I
C用の制御信号を画像制御IC523に出力する。画像
制御IC523は、補助CPU522からの信号に基づ
いて、CGROM526に格納された図柄データを液晶
パネルユニット30に出力し、画像表示部上に抽選中で
ある旨の画像、例えば、図柄が変動している状態の画像
を表示させる。尚、前記ランプ制御装置18、音声制御
装置19においても、同様にくじ引き抽選中である旨を
遊技者に知らせるために、ランプ表示装置12およびL
ED装置13を点滅させたり、スピーカから効果音を出
力する。
【0048】(3) くじ引き抽選が終了すると、主制御
装置17は、くじ引き抽選が終了した旨の制御信号と、
くじ引きの結果を表す信号を、可変表示装置11、ラン
プ制御装置18、および音声制御装置19に出力する。
装置17は、くじ引き抽選が終了した旨の制御信号と、
くじ引きの結果を表す信号を、可変表示装置11、ラン
プ制御装置18、および音声制御装置19に出力する。
【0049】(4) 主制御装置17からの出力信号を受
けた可変表示装置11では、補助CPU522が、くじ
引き抽選の終了およびくじ引きの結果に基づく画像制御
IC用の制御信号を、画像制御IC523に出力する。
画像制御IC523は、これらの信号に基づいて、液晶
パネルユニット30にくじ引きの結果を示す図柄データ
を出力して、くじ引きの結果に応じた図柄表示を行う。
けた可変表示装置11では、補助CPU522が、くじ
引き抽選の終了およびくじ引きの結果に基づく画像制御
IC用の制御信号を、画像制御IC523に出力する。
画像制御IC523は、これらの信号に基づいて、液晶
パネルユニット30にくじ引きの結果を示す図柄データ
を出力して、くじ引きの結果に応じた図柄表示を行う。
【0050】上述したパチンコ遊技機の動作に伴う可変
表示装置11の動作を、機能検査装置8により検査を行
う場合には以下のような手順にして行われる。
表示装置11の動作を、機能検査装置8により検査を行
う場合には以下のような手順にして行われる。
【0051】(5) 可変表示装置11のコネクタ521
と、データ出力回路53の画像出力信号用コネクタ53
2にそれぞれケーブルを接続するとともに、これらのケ
ーブルを機能検査装置8に設けられる入出力端子に接続
する。
と、データ出力回路53の画像出力信号用コネクタ53
2にそれぞれケーブルを接続するとともに、これらのケ
ーブルを機能検査装置8に設けられる入出力端子に接続
する。
【0052】(6) 機能検査装置8を起動し、キーボー
ド8cやマウス8d等を操作すると、ディスプレイ8b
上に可変表示装置11に対応する一覧表データが表示さ
れる。キーボード8c、マウス8dを操作して、表示さ
れた一覧表データの中から表示したい画像データの箇所
を選択すると、機能検査装置8は、選択された画像デー
タに対して主制御装置17から出力される制御信号と同
一の信号フォーマットの制御信号を可変表示装置11に
出力する。
ド8cやマウス8d等を操作すると、ディスプレイ8b
上に可変表示装置11に対応する一覧表データが表示さ
れる。キーボード8c、マウス8dを操作して、表示さ
れた一覧表データの中から表示したい画像データの箇所
を選択すると、機能検査装置8は、選択された画像デー
タに対して主制御装置17から出力される制御信号と同
一の信号フォーマットの制御信号を可変表示装置11に
出力する。
【0053】(7) その結果、可変表示装置11が選択
した画像データによる画像を液晶パネルニット30の表
示面上に表示するか否かを確認検査できる。つまり、可
変表示装置11が選択した箇所の画像データを液晶パネ
ルユニット30の表示面上に表示すれば、可変表示装置
11が主制御装置17の制御信号に対応して従属的に正
しく表示動作するものであることの機能検査を確認する
ことができる。
した画像データによる画像を液晶パネルニット30の表
示面上に表示するか否かを確認検査できる。つまり、可
変表示装置11が選択した箇所の画像データを液晶パネ
ルユニット30の表示面上に表示すれば、可変表示装置
11が主制御装置17の制御信号に対応して従属的に正
しく表示動作するものであることの機能検査を確認する
ことができる。
【0054】(8) 逆に、可変表示装置11が選択した
箇所の画像データ以外の画像を液晶パネルユニット30
の表示面上に表示すれば、可変表示装置11が主制御装
置17からの制御信号に対応して従属的に正しくない表
示動作を行うもので、可変表示装置11が改造等の不正
を受けていることの機能検査を目で確認することができ
る。
箇所の画像データ以外の画像を液晶パネルユニット30
の表示面上に表示すれば、可変表示装置11が主制御装
置17からの制御信号に対応して従属的に正しくない表
示動作を行うもので、可変表示装置11が改造等の不正
を受けていることの機能検査を目で確認することができ
る。
【0055】(9) この時、可変表示装置11の画像表
示制御回路52における補助CPU522および画像制
御IC523間の信号は、データ出力回路53の複数の
画像出力信号取得用IC531で取得され、画像出力信
号が画像出力信号用コネクタ532から出力される。そ
して、画像出力信号はケーブルを介して機能検査装置8
に入力される。
示制御回路52における補助CPU522および画像制
御IC523間の信号は、データ出力回路53の複数の
画像出力信号取得用IC531で取得され、画像出力信
号が画像出力信号用コネクタ532から出力される。そ
して、画像出力信号はケーブルを介して機能検査装置8
に入力される。
【0056】(10) この画像出力信号が機能検査装置8
にインストールされている検査データ一覧表データどお
りになっているかを確認することで、可変表示装置11
の表示動作に異常がないかを、実際に表示された画面を
見ることなく機能検査装置8が判断することができる。
にインストールされている検査データ一覧表データどお
りになっているかを確認することで、可変表示装置11
の表示動作に異常がないかを、実際に表示された画面を
見ることなく機能検査装置8が判断することができる。
【0057】(7)実施形態の効果 前述のような第1実施形態によれば、以下のような効果
がある。
がある。
【0058】(1) データ出力用の信号線パターン51
1が接地パターン512に囲まれているので、データ出
力用コネクタ532を取り付ける端子取付部が露出した
状態において、この端子取付部からのサージ電流の流れ
込みを防ぐことができ、画像表示制御回路52を構成す
る補助CPU522等の回路素子に損傷が生じることを
防止できる。従って、端子取付部を露出させても画像表
示制御回路52上の回路素子に損傷が生じないので、実
際の使用状態に置かれた遊技機を検査するに際しても、
端子取付部に画像出力信号用コネクタを取り付ければ、
容易に検査データを出力することができ、検査の簡単化
を図ることができる。
1が接地パターン512に囲まれているので、データ出
力用コネクタ532を取り付ける端子取付部が露出した
状態において、この端子取付部からのサージ電流の流れ
込みを防ぐことができ、画像表示制御回路52を構成す
る補助CPU522等の回路素子に損傷が生じることを
防止できる。従って、端子取付部を露出させても画像表
示制御回路52上の回路素子に損傷が生じないので、実
際の使用状態に置かれた遊技機を検査するに際しても、
端子取付部に画像出力信号用コネクタを取り付ければ、
容易に検査データを出力することができ、検査の簡単化
を図ることができる。
【0059】(2) データ出力用の信号線パターン51
1が接地パターン512で囲まれているので、信号線パ
ターン511内部を流れる画像出力信号が静電気等の外
部ノイズの影響を受けることを防止でき、画像出力信号
をノイズの少ないクリアな検査データとして得ることが
でき、検査の効率が向上する。
1が接地パターン512で囲まれているので、信号線パ
ターン511内部を流れる画像出力信号が静電気等の外
部ノイズの影響を受けることを防止でき、画像出力信号
をノイズの少ないクリアな検査データとして得ることが
でき、検査の効率が向上する。
【0060】(3) 信号線パターン511を囲む接地パ
ターン512の構成が可変表示装置11に採用されてい
るので、データ数の多い画像出力信号のノイズを大幅に
低減して検査の効率化を図ることができる。また、多数
ある画像出力信号が流れる複数の信号線パターン511
を保護することで、画像表示制御基板50上の回路素子
を確実に保護することができる。
ターン512の構成が可変表示装置11に採用されてい
るので、データ数の多い画像出力信号のノイズを大幅に
低減して検査の効率化を図ることができる。また、多数
ある画像出力信号が流れる複数の信号線パターン511
を保護することで、画像表示制御基板50上の回路素子
を確実に保護することができる。
【0061】(4) 接地パターン512が画像表示制御
基板50の表面に形成されているので、該画像表示制御
基板50の基板本体51上に信号線パターン511を形
成する際に同時に接地パターン512を形成することが
でき、このような接地パターン512を備えた遊技機制
御装置の製造の容易化を図ることができる。
基板50の表面に形成されているので、該画像表示制御
基板50の基板本体51上に信号線パターン511を形
成する際に同時に接地パターン512を形成することが
でき、このような接地パターン512を備えた遊技機制
御装置の製造の容易化を図ることができる。
【0062】(5) 画像出力信号取得用IC531およ
びコネクタ532が取り付けられる端子取付部の間に、
複数のバリスタ533Aから構成されるサージ吸収回路
533が介在しているので、端子取付部が露出した状態
で遊技機が使用され、静電気等に起因するサージ電流が
端子取付部から流れ込んでも、サージ電流をこのサージ
吸収回路533を介して接地パターン512に排出する
ことができ、画像表示制御回路52上の回路素子および
データ出力回路53上の画像信号取得用IC531の損
傷を確実に防止することができる。
びコネクタ532が取り付けられる端子取付部の間に、
複数のバリスタ533Aから構成されるサージ吸収回路
533が介在しているので、端子取付部が露出した状態
で遊技機が使用され、静電気等に起因するサージ電流が
端子取付部から流れ込んでも、サージ電流をこのサージ
吸収回路533を介して接地パターン512に排出する
ことができ、画像表示制御回路52上の回路素子および
データ出力回路53上の画像信号取得用IC531の損
傷を確実に防止することができる。
【0063】(8)第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以
下の説明では、既に説明した部分および部材等と同一の
部分等については、同一符号を付してその説明を省略ま
たは簡略する。
下の説明では、既に説明した部分および部材等と同一の
部分等については、同一符号を付してその説明を省略ま
たは簡略する。
【0064】前記第1実施形態では、データ出力用の信
号線パターン511および接地パターン512は、画像
表示制御基板50の裏面側に形成されていた。
号線パターン511および接地パターン512は、画像
表示制御基板50の裏面側に形成されていた。
【0065】これに対して、第2実施形態では、図10
に示すように、画像表示制御基板70は、表層71、中
間層72、および裏層73からなる三層の多層板から構
成されている。そして、データ出力用の信号線パターン
721は中間層72に形成され、接地パターン722
は、表層71および裏層73に形成され、信号線パター
ン721は、画像表示制御基板70の厚さ方向で接地パ
ターン722に囲まれている点が相違する。また、本例
では、図10では図示を略したが、画像表示制御基板7
0上に実装される種々の回路素子に電力を供給するため
の電源線パターンが表層71または裏層73に形成され
ている。
に示すように、画像表示制御基板70は、表層71、中
間層72、および裏層73からなる三層の多層板から構
成されている。そして、データ出力用の信号線パターン
721は中間層72に形成され、接地パターン722
は、表層71および裏層73に形成され、信号線パター
ン721は、画像表示制御基板70の厚さ方向で接地パ
ターン722に囲まれている点が相違する。また、本例
では、図10では図示を略したが、画像表示制御基板7
0上に実装される種々の回路素子に電力を供給するため
の電源線パターンが表層71または裏層73に形成され
ている。
【0066】このような第2実施形態によれば、前記第
1実施形態で述べた効果に加えて、以下のような効果が
ある。
1実施形態で述べた効果に加えて、以下のような効果が
ある。
【0067】(6) データ出力線用の信号線パターン7
21が画像表示制御基板70の厚さ方向で接地パターン
722で挟み込まれているので、静電気等の外部ノイズ
の影響を確実に遮断することができ、外部ノイズのない
正確な検査データを出力することができる。
21が画像表示制御基板70の厚さ方向で接地パターン
722で挟み込まれているので、静電気等の外部ノイズ
の影響を確実に遮断することができ、外部ノイズのない
正確な検査データを出力することができる。
【0068】(7) 画像表示制御基板70の表層71ま
たは裏層73に電源線パターンが形成されているので、
信号線パターン721を流れる検査データは、電源回路
に起因するノイズの影響を受けにくくなり、一層ノイズ
の少ないクリアな検査データを出力することができる。
たは裏層73に電源線パターンが形成されているので、
信号線パターン721を流れる検査データは、電源回路
に起因するノイズの影響を受けにくくなり、一層ノイズ
の少ないクリアな検査データを出力することができる。
【0069】(9)実施形態の変形 尚、本発明は、前述の各実施形態に限定されるものでは
なく、以下に示すような変形をも含むものである。
なく、以下に示すような変形をも含むものである。
【0070】前記第1実施形態では、サージ吸収回路5
33は各信号線パターン511および接地パターン51
2との間にバリスタ533Aを配置して構成されていた
が、これに限られない。すなわち、図11(A)に示す
ように、バリスタ533Aの代わりにツェナーダイオー
ド833を各信号線パターン511および接地パターン
512の間に配置し、このツェナーダイオード833を
サージ吸収素子として利用してもよい。
33は各信号線パターン511および接地パターン51
2との間にバリスタ533Aを配置して構成されていた
が、これに限られない。すなわち、図11(A)に示す
ように、バリスタ533Aの代わりにツェナーダイオー
ド833を各信号線パターン511および接地パターン
512の間に配置し、このツェナーダイオード833を
サージ吸収素子として利用してもよい。
【0071】また、図11(B)に示すように、信号線
パターン511および接地パターン512の間にダイオ
ード834を配置するとともに、信号線パターン511
およびダイオード834の接点部分にダイオード835
を介して電圧VDDを印加するようにサージ吸収回路を
構成してもよく、図11(C)に示すように、これらす
べての機能を有する一つの複合素子836として構成し
てもよい。
パターン511および接地パターン512の間にダイオ
ード834を配置するとともに、信号線パターン511
およびダイオード834の接点部分にダイオード835
を介して電圧VDDを印加するようにサージ吸収回路を
構成してもよく、図11(C)に示すように、これらす
べての機能を有する一つの複合素子836として構成し
てもよい。
【0072】さらに、図12(A)に示すように、サー
ジ吸収回路をコンデンサ837および抵抗838からな
るCRアブソーバとして構成してもよい。
ジ吸収回路をコンデンサ837および抵抗838からな
るCRアブソーバとして構成してもよい。
【0073】そして、図12(B)に示すように、サー
ジ吸収回路を直列接続された2つのコイル839と、2
つのコイル839の接続部分で分岐接続され、他端が接
地パターン512と接続されるコンデンサ840とを含
むLC回路として構成してもよく、図12(C)に示す
ように、これらすべての機能を有する一つの複合素子8
41として構成してもよい。
ジ吸収回路を直列接続された2つのコイル839と、2
つのコイル839の接続部分で分岐接続され、他端が接
地パターン512と接続されるコンデンサ840とを含
むLC回路として構成してもよく、図12(C)に示す
ように、これらすべての機能を有する一つの複合素子8
41として構成してもよい。
【0074】また、図12(D)に示すように、信号線
パターン511中にコイル842を介在させ、このコイ
ル842をサージ吸収素子として利用してもよい。
パターン511中にコイル842を介在させ、このコイ
ル842をサージ吸収素子として利用してもよい。
【0075】さらに、前記各実施形態では、可変表示装
置11は、液晶パネルユニット30を備え、この液晶パ
ネルユニット30の表示面上に所定の図柄を表示するよ
うに構成されていたが、これに限られない。すなわち、
可変表示装置を、表面に複数の図柄が形成された複数の
ドラムから構成し、主制御装置からの制御信号に基づい
て、これらのドラムを回転させることにより、所定の図
柄の組み合わせを表示できるように構成してもよく、
CRT(Cathode Ray Tube)、PDP
(Plasma Display Panel)、7セ
グメントLED、ドットマトリクスLED等により可変
表示装置を構成してもよい。
置11は、液晶パネルユニット30を備え、この液晶パ
ネルユニット30の表示面上に所定の図柄を表示するよ
うに構成されていたが、これに限られない。すなわち、
可変表示装置を、表面に複数の図柄が形成された複数の
ドラムから構成し、主制御装置からの制御信号に基づい
て、これらのドラムを回転させることにより、所定の図
柄の組み合わせを表示できるように構成してもよく、
CRT(Cathode Ray Tube)、PDP
(Plasma Display Panel)、7セ
グメントLED、ドットマトリクスLED等により可変
表示装置を構成してもよい。
【0076】また、前記各実施形態では、液晶パネルユ
ニット30の背面光源として、所謂直下型のバックライ
トを用いたが、これに限られない。すなわち、背面光源
として、所謂エッジ型のバックライトを用いてもよい。
この場合、液晶パネルの裏面側でかつ液晶パネルの側方
に配置された蛍光管から出射された光束は、液晶パネル
の裏面側に配置された導光板などによって導光、拡散さ
れ、液晶パネルユニットの背面に照射される。
ニット30の背面光源として、所謂直下型のバックライ
トを用いたが、これに限られない。すなわち、背面光源
として、所謂エッジ型のバックライトを用いてもよい。
この場合、液晶パネルの裏面側でかつ液晶パネルの側方
に配置された蛍光管から出射された光束は、液晶パネル
の裏面側に配置された導光板などによって導光、拡散さ
れ、液晶パネルユニットの背面に照射される。
【0077】そして、前記各実施形態では、検査データ
を出力する遊技動作装置は、可変表示装置11であった
がこれに限られない。すなわち、効果音を出力するスピ
ーカ等を制御する音声制御装置、電飾装置を制御するラ
ンプ制御装置等、パチンコ遊技機に組み込まれるいかな
る制御装置についても、さらには、くじ引き抽選を行う
主制御装置に本発明を利用してもよい。
を出力する遊技動作装置は、可変表示装置11であった
がこれに限られない。すなわち、効果音を出力するスピ
ーカ等を制御する音声制御装置、電飾装置を制御するラ
ンプ制御装置等、パチンコ遊技機に組み込まれるいかな
る制御装置についても、さらには、くじ引き抽選を行う
主制御装置に本発明を利用してもよい。
【0078】また、前記第1実施形態では、パチンコ遊
技機の検査を行うために、データ出力回路53を利用し
ていたが、これに限らず、スロットマシーン等の検査を
必要とする他の遊技機に本発明を利用してもよい。
技機の検査を行うために、データ出力回路53を利用し
ていたが、これに限らず、スロットマシーン等の検査を
必要とする他の遊技機に本発明を利用してもよい。
【0079】また、前記各実施形態では、信号出力端子
はコネクタであったが、これに限らず、検査の際に接触
式の接続端子等を取付けるようにしてもよい。
はコネクタであったが、これに限らず、検査の際に接触
式の接続端子等を取付けるようにしてもよい。
【0080】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の
構造等としてもよい。
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の
構造等としてもよい。
【0081】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、データ出
力用信号線が接地手段によって囲まれているので、デー
タ出力手段からのサージ電流の流れ込みを防ぐことがで
き、制御装置を構成する回路素子に損傷が生じることを
防止できる。従って、このように端子取付部を露出させ
ておけるので、実際の使用状態に置かれた遊技機を検査
するに際しても、端子取付部にコネクタを取り付けれ
ば、容易に検査データを出力させることができる。
力用信号線が接地手段によって囲まれているので、デー
タ出力手段からのサージ電流の流れ込みを防ぐことがで
き、制御装置を構成する回路素子に損傷が生じることを
防止できる。従って、このように端子取付部を露出させ
ておけるので、実際の使用状態に置かれた遊技機を検査
するに際しても、端子取付部にコネクタを取り付けれ
ば、容易に検査データを出力させることができる。
【0082】また、このようにデータ出力用信号線が接
地手段で囲まれているので、信号線内を流れる信号が静
電気等の外部ノイズや電源回路から発生するノイズの影
響を受けることを防止することができ、制御装置からの
出力をノイズの少ないクリアな検査データとして得るこ
とができる。
地手段で囲まれているので、信号線内を流れる信号が静
電気等の外部ノイズや電源回路から発生するノイズの影
響を受けることを防止することができ、制御装置からの
出力をノイズの少ないクリアな検査データとして得るこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の
構造を表す立面図である。
構造を表す立面図である。
【図2】前記実施形態における遊技盤の裏面の構造を表
す立面図である。
す立面図である。
【図3】前記実施形態における可変表示装置の構造を表
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図4】前記実施形態における画像表示制御基板の構造
を説明するための斜視図である。
を説明するための斜視図である。
【図5】前記実施形態における画像表示制御基板の構造
を表す模式図である。
を表す模式図である。
【図6】前記実施形態におけるデータ出力線用の信号線
パターンおよび接地パターン配置を表す基板の部分平面
図である。
パターンおよび接地パターン配置を表す基板の部分平面
図である。
【図7】前記実施形態における画像表示制御基板と外装
ケースとの接合構造を表す部分断面図である。
ケースとの接合構造を表す部分断面図である。
【図8】前記実施形態におけるサージ吸収素子の構造を
表す模式図である。
表す模式図である。
【図9】前記実施形態における機能検査装置の構造を表
す模式図である。
す模式図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る画像表示制御基
板の構造を表す断面図である。
板の構造を表す断面図である。
【図11】第1実施形態におけるサージ吸収素子の変形
を表す模式図である。
を表す模式図である。
【図12】第1実施形態におけるサージ吸収素子の他の
変形を表す模式図である。
変形を表す模式図である。
11 可変表示装置(遊技動作装置) 12 ランプ表示装置(遊技動作装置) 13 LEDランプ(遊技動作装置) 17 主制御装置 18 ランプ制御装置 19 音声制御装置 53 データ出力回路(データ出力手段) 511、721 データ出力用信号線パターン 512、722 接地パターン(接地手段) 71 表層 72 中間層 73 裏層 533、833、834、836、837,838、8
41、842 サージ吸収回路
41、842 サージ吸収回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 長徳 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 赤津 正 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BC63 DA21 EA10 EB55
Claims (6)
- 【請求項1】遊技機に設けられた遊技の状態に応じて動
作する遊技動作装置を制御する遊技機制御装置であっ
て、 前記遊技動作装置への制御信号に対応した検査データを
出力するデータ出力手段を備え、 このデータ出力手段と、制御装置本体との間を電気的に
接続するデータ出力用信号線は、接地手段によって囲ま
れていることを特徴とする遊技機制御装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の遊技機制御装置におい
て、 前記遊技動作装置は、前記制御装置本体からの制御信号
に基づいて、所定の図柄を表示する可変表示装置である
ことを特徴とする遊技機制御装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の遊技機制御装置におい
て、 前記データ出力手段は、前記制御装置本体を構成する制
御回路基板に一体的に設けられるとともに、前記データ
出力用信号線は、この制御回路基板上に形成される複数
の信号線パターンとして構成され、 前記接地手段は、前記制御回路基板の基板面に沿って前
記複数の信号線パターンを挟み込むような接地パターン
として構成されていることを特徴とする遊技機制御装
置。 - 【請求項4】請求項2に記載の遊技機制御装置におい
て、 前記データ出力手段は、前記制御装置本体を構成する制
御回路基板に一体的に設けられ、この制御回路基板は、
厚さ方向に少なくとも3層積層された多層基板であり、 前記データ出力用信号線は、この多層基板の中間層に複
数の信号線パターンとして形成され、 前記接地手段は、前記多層基板の表裏面を構成する層に
接地パターンとして形成されていることを特徴とする遊
技機制御装置。 - 【請求項5】請求項4に記載の遊技機制御装置におい
て、 前記多層基板の表裏面を構成する層には、前記制御装置
本体を構成する回路素子に電力を供給する電源線パター
ンが形成されていることを特徴とする遊技機制御装置。 - 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載の遊
技機制御装置において、 前記データ出力手段は、前記制御装置本体に設けられ、
当該制御装置本体からの制御信号を取得する信号取得回
路と、この信号取得回路により取得された制御信号を外
部に出力するための信号出力端子とを備え、 前記信号取得回路およびこの信号出力端子の間における
データ出力用信号線と、前記接地手段とは、サージ吸収
回路を介して電気的に接続されていることを特徴とする
遊技機制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29343199A JP2001112938A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 遊技機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29343199A JP2001112938A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 遊技機制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001112938A true JP2001112938A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17794678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29343199A Pending JP2001112938A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 遊技機制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001112938A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003290416A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-14 | Kita Denshi Corp | 遊技機の配線構造及び遊技機の組立方法 |
JP2005312916A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-11-10 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2006041428A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Heiwa Corp | 回路基板、遊技機及び回胴式遊技機 |
JP2007319265A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2013165869A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2014213081A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2016034558A (ja) * | 2015-10-22 | 2016-03-17 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2016127961A (ja) * | 2016-02-12 | 2016-07-14 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2016144552A (ja) * | 2015-02-09 | 2016-08-12 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2016159018A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2016159019A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2020081554A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2020120753A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2020120819A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP29343199A patent/JP2001112938A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003290416A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-14 | Kita Denshi Corp | 遊技機の配線構造及び遊技機の組立方法 |
JP2005312916A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-11-10 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2006041428A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Heiwa Corp | 回路基板、遊技機及び回胴式遊技機 |
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JP2013165869A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2014213081A (ja) * | 2013-04-26 | 2014-11-17 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
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JP2016159018A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2016159019A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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JP2016127961A (ja) * | 2016-02-12 | 2016-07-14 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2020081554A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2020120753A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2020120819A (ja) * | 2019-01-29 | 2020-08-13 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
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Legal Events
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|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080219 |