JP4073135B2 - 遊技機の認識システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技用ワンチップマイクロコンピュータを使用した遊技制御装置を備えたパチンコ遊技機等の遊技機の認識システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機、例えばパチンコ遊技機にあっては、遊技制御プログラムを格納した読み出し専用メモリROMが、不正なROM、具体的には遊技制御プログラムを不正に改竄して不当に賞球を獲得し易くした不正ROMと交換されることがある。そこで、従来、遊技機では、この不正を防止するために、ROM、RAM、及びCPUを1つのパッケージ内に設けたいわゆる遊技用ワンチップマイクロコンピュータを採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技用ワンチップマイクロコンピュータを採用しても、確実に不正を防止できるとは言えない。例えば、正規の遊技用ワンチップマイクロコンピュータを取り外して不正なワンチップマイクロコンピュータと交換したり、或いは遊技制御基板全体を不正なものと交換されるがことが稀に行われる。そして、ワンチップマイクロコンピュータだけを不正に交換されても、遊技制御装置の外部から発見することは極めて困難なことであり、遊技制御装置の基板ボックスが封印されている昨今の遊技機においては一層困難である。
【0004】
本発明は上記した現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技機において正規の遊技用ワンチップマイクロコンピュータを取り外して他のものと不正に交換された場合に、外部から検査することができる遊技機の認識システムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため提案されたもので、請求項1に記載の発明は、遊技制御プログラムを格納した遊技用ワンチップマイクロコンピュータを実装した遊技制御基板を、基板ボックス内に収納するとともに、該基板ボックスを封止機構により封止して構成された遊技制御装置を備えた遊技機の認識システムにおいて、
前記遊技用ワンチップマイクロコンピュータは、固有の識別情報を備え、
前記基板ボックスの蓋部材に、前記固有の識別情報を認識する読取機能を有する検査ユニット装置を収納するための凹室若しくは段差を設け、
前記検査ユニット装置には、前記読取機能により前記遊技制御装置の固有の識別情報を読み取るための外部接触電極を設け、
前記遊技制御装置の一部には、前記検査ユニット装置を載せたとき、当該検査ユニット装置の外部接触電極と接触して前記固有の識別情報の認識を可能とする相手側接触電極を有する載置台を設けたことを特徴とする遊技機の認識システムである
【0006】
請求項2に記載のものは、前記載置台を、前記基板ボックスの蓋部材の上面側の一部に、差し込み式の受け台として設け、該受け台に前記検査ユニット装置を差し込んだとき、当該受け台内の相手側接触電極に前記検査ユニット装置の接触電極が接触して前記固有識別情報の認識が可能となるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の認識システムである
【0007】
請求項3に記載のものは、前記検査ユニット装置が、前記固有の識別情報を読み取って自己が記憶している識別情報と比較し、両者が一致或いは不一致であった場合に、それらを識別可能に表示する表示機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の認識システムである。
【0008】
請求項4に記載のものは、前記検査ユニット装置が、読み取り開始用のスイッチを有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機の認識システムである。
【0009】
請求項5に記載のものは、前記検査ユニット装置が、遊技制御装置から供給される電源により作動することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の遊技機の認識システムである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機(以下、単にパチンコ機1という。)の背面図、図2は遊技制御ユニット(遊技制御装置)2および電源供給ユニット3の斜視図、図3は共通のベース部材4に遊技制御ユニット2と電源供給ユニット3を取り付ける前の状態の斜視図、図4は遊技制御手段である遊技制御ユニット2の遊技制御基板5の斜視図である。
【0011】
パチンコ機1は、機枠6の前面開口部分に額縁状の前面枠7を開閉可能に取り付け、この前面枠7の開口部分を裏側から塞ぐようにして遊技盤9を取り付け、この遊技盤9の表面に、ガイドレール等の区画部材により区画して形成した遊技領域(図示せず)内に、入賞具、始動口に入賞することを条件として図柄合わせ遊技等の別遊技を行う特別図柄表示装置、別遊技で大当りになると開く大入賞口などを設けてある。また、前面枠7の裏側に裏機構盤10を取り付け、この裏機構盤10に球貯留タンク11、球導出樋12、球排出ユニット13などを取り付けるとともに、各種の制御装置を取り付ける。
【0012】
本実施形態では、制御装置を機能別に分けてそれぞれ別個のケース(基板ボックス)に収納してユニット化し、遊技制御ユニット(遊技制御装置)2、表示制御ユニット14、装飾制御ユニット15、音制御ユニット16、排出制御ユニット17、及び、発射制御ユニット19とし、中継基盤20や配線21を介して各制御ユニットを電気的に接続している。なお、これらの制御ユニットは、それぞれを独立した状態で取り付ける。
【0013】
遊技制御ユニット2は、遊技領域に配設された入賞具、始動口、特別図柄表示装置(特図表示装置)、大入賞口などの電気部品を統括的に制御する制御装置である。また、表示制御ユニット14は、可変表示による別遊技を行うための特図表示装置の画像表示を制御する制御装置である。装飾制御ユニット15は、サイドランプ等の発光装飾部材の発光を制御する制御装置である。音制御ユニット16は、効果音を生成する等、音に関する制御を行う制御装置である。排出制御ユニット17は、上記した球排出ユニット13を制御し、所定数の遊技球を排出させる制御装置である。発射制御ユニット19は、発射操作部の回動量に応じて球発射装置を制御し、回動量に対応した強さで遊技球を発射させる制御装置である。
【0014】
遊技制御装置たる遊技制御ユニット2は、図1から図3に示すように、下部にヒンジ機構22を、上部に閉状態保持用の係止具23を有する上蓋部材24と底蓋部材25からなる遊技制御基板ケース(基板ボックス)26の内部に遊技制御基板5を収納したもので、係止具23側と一側(電源供給ユニット3側)に封止機構の一部として設けたかしめ部材(図示せず)をワンウエイネジで締着することにより封止することができ、遊技制御基板ケース26の他側(電源供給ユニット3とは反対側)には、遊技制御基板ケース26の外部に露出して他の制御ユニット等に接続するための配線接続領域30を備え、この配線接続領域30にはコネクタカバー31を別途着脱可能に取り付けてある。そして、このコネクタカバー31の側面には、後述する検査用出力端子32に検査用配線を接続するための貫通部として貫通窓33を横向きに開設してある。
【0015】
底蓋部材25は、透明なプラスチック製の上面開放の浅い箱状体であり、無数の小孔を開設した底面部の四周(遊技制御基板5を収納し得る大きさ)から低い側壁を立設するとともに、ヒンジ機構22の一部を構成する軸受部、係止具23の一部を構成する受片、かしめ部材の一部を構成する連結筒部などを一体成型し、底面部の内側に、遊技制御基板5を支持する突起状の連通部(図示せず)を設けてある。
【0016】
上蓋部材24は、底蓋部材25と同様に透明なプラスチック製の下面開放の箱状体であり、無数の小孔を開設した天井部(遊技制御基板5の配線接続領域30を除いた部分を収納し得る大きさ)の四周から側壁を垂設するとともに、ヒンジ機構22の一部を構成する軸部、係止具23の一部を構成する係止突部、かしめ部材の一部を構成する連結筒部、配線21を一時的に束ねる鈎状のケーブルフック34などを一体成型してある。
なお、封止機構は、上蓋部材24と底蓋部材25とを一旦閉状態に止着して閉操作したならば、その後は開操作を受け付けず、かしめ部材の基端を切断するなどして、破損しない限り開くことができない機能を備えていればどのような構成でもよい。
【0017】
遊技制御基板5には、図4に示すように、ROM、RAM、及びCPUを1つのチップとして構成した遊技用ワンチップマイクロコンピュータ(ワンチップマイコン)35を始めとして他の電子部品36が実装され、ワンチップマイコン35内のROMには、遊技制御プログラム及び当該ワンチップマイコン35固有の識別情報(ここでは識別番号ID)が書換え不能に格納されている。遊技制御基板5には、その一側に形成した配線接続領域30に、遊技関連の入出力用コネクタ40を配線接続領域30の左右ほぼ中央に二列×3の6個並べて取り付けるとともに、該入出力用コネクタ列の近傍であって配線接続領域30の隅角部に、上記固有識別情報IDを読み出し可能な検査用出力端子32が設けられ、管理装置と接続できるようになっている。そして、本実施形態では、遊技関連の入出力用コネクタ40には、遊技制御基板5に対して垂直方向に接続ピンを立設して外部接続配線21を遊技制御基板5に垂直方向に接続する形式のコネクタを使用し、検査用出力端子32には、入出力用コネクタ40とは異なる形式であって検査用配線の接続方向も異なるタイプのコネクタを使用する。
【0018】
この検査用出力端子32は、いわゆるモジュラージャックと呼ばれるコネクタであり、図5に示すように、側面に開口を有して内部に凹部41を形成した略立方体形であり、凹部41の内面(具体的には開口から底面にわたる面)に、ピン状の接点42を複数(本実施形態では6つ)備えており、凹部41の天井面には抜け止め受部43が形成され、この抜け止め受部43に、検査用配線44の先端に設けたプラグ45の抜け止め部46が係合するように構成してある。
【0019】
なお、このモジュラータイプのコネクタは、検査用配線44の絶縁被覆自体をプラグ45に固着し、このプラグ45の抜け止め部46と上記抜け止め受部43との係合により、検査用出力端子32を遊技制御基板5に確実に固定してあれば検査用配線44を引っ張っても抜け難く、導通状態を確実に維持することができる。また、検査用出力端子32の凹部41の開口は、図6に示すように、遊技球47の大きさよりも小さく設定されており、遊技球47が開口に当接しても、凹部41内に入り込むことはない。したがって、接点42間が遊技球47によって短絡されることもない。なお、開口の縁部分の接点は、溝49内に収納されて突出していないので、遊技球が開口の縁部分に接触しても短絡することはない。
【0020】
上記した構成からなる遊技制御基板5を上蓋部材24と下蓋部材25とからなる遊技制御基板ケース(基板ボックス)26内に収納すると、図3に示すように、上蓋部材24の左右寸法が下蓋部材25よりも小さいので、この大きさの違い分だけ遊技制御基板5の一部、すなわち配線接続領域30が外部に露出する。したがって、かしめ部材等の封止機構により上蓋部材24と下蓋部材25とを閉じた状態で封止した後であっても、遊技関連の入出力用コネクタ40に、表示制御ユニット14、装飾制御ユニット15、音制御ユニット16、排出制御ユニット17などとの間を電気的に接続する外部配線21の各コネクタを、遊技関連入出力用コネクタ40にそれぞれ差し込むことができる。そして、配線接続作業が終了したならば、コネクタカバー31を配線接続領域30に取り付けることにより、入出力用コネクタ40等を覆い隠すことができ、落下してきた遊技球が各コネクタに当たらないように保護することができる。
【0021】
次に、上記のように、遊技制御装置固有の識別情報IDをワンチップマイコン35に書換え不能に格納した遊技機において、遊技制御装置たる遊技制御ユニット2の一部には、内蔵電池により作動して上記固有の識別情報IDを認識する読取機能を有する検査ユニット装置50が着脱可能に設けられている。本実施形態では、図2に示すように、遊技制御装置の基板ボックス26の上蓋部材24の表面側の一部に凹室27を設け、そこにタバコ箱大の、換言すると手のひらに横幅が収まる大きさの検査ユニット装置50をはめ込む形態で収納している。また、遊技制御ユニット2の一部、ここでは基板ボックス26の上蓋部材24の上面側には、検査ユニット装置50の載置台28が差し込み式の受け台29の形で設けられている。
【0022】
検査ユニット装置50には、上記読取機能により遊技制御装置の固有の識別情報IDを読み取るための接続部として外部接触電極51が設けられており、これに対応して、上蓋部材24上面の載置台28(受け台29)内には、遊技制御装置から取り出した検査ユニット装置50を載せたとき(差し込んとき)、当該検査ユニット装置50の外部接触電極51と接触して、上記固有の識別情報IDの認識を可能とする相手側接触電極52が設けられている。
【0023】
このように本実施形態においては、遊技制御装置の基板ボックス26の上蓋部材24の表面側の一部に設けた凹室27に、検査ユニット装置50を収納させているため、常に1台の遊技機に対して1個の検査ユニット装置50を所属させる関係が保たれる。
【0024】
上記のように遊技制御装置の基板ボックスに凹室27を設けられるのは、次の理由による。即ち、通常、遊技制御基板5の納められている基板ボックス26の大きさは、遊技制御基板5に付いている電子部品36のうちで最も背の高い電子部品を基準とし、これを被うことができるように設定されている。従って、それ以外の背の低い電子部品36と基板ボックス26の背板部分との間のスペースは、比較的電子部品36の頭部の上(裏面側)が空いていて自由度があるためである。換言すれば、その電子部品36の頭部より上の部分のスペースを有効に使用するために、電子部品のうちの高さが低いものが取り付けられている位置に凹室27を設け、そこに検査ユニット装置50を取り付ける。これにより遊技機裏面の限られたスペースが有効活用できるものである。
【0025】
上記検査ユニット装置50は、これを受け台29内に差し込んだとき、その下面の外部接触電極51が、当該受け台29内の相手側接触電極52に接触して、上記固有の識別情報IDの認識が可能となる。即ち、検査ユニット装置50は、上記固有の識別情報IDを読み取って自己が記憶している識別情報と比較し、両者が一致したとき、つまり読み取ることができたとき、その固有の識別情報IDを液晶表示装置53に表示し、他方、不一致であったときは、つまり認識ができないワンチップマイクロコンピュータであったときは、液晶表示装置53にエラーメッセージを表示する。本実施形態の場合、検査ユニット装置50には、読み取り開始用のスイッチ54が設けられ、これを押すことにより読み取りが開始されるが、このスイッチ54は必ずしも必要ではなく、これを省略し、受け台29内に差し込むだけで読み取りが開始されるように構成することもできる。
なお、前記したように、一致或いは不一致であった場合に、それらを識別可能に表示する表示機能は、前記液晶表示装置53に限定されるものではなく、例えば、ドットマトリクス表示、セグメント表示などにより、一致した場合は、全消灯とすることによりその旨を可視表示し、不一致のみ文字等を表示してその旨を報知するように構成してもよい。
【0026】
上記構成によれば、次のような作用効果が得られる。即ち、検査ユニット装置50は手のひらに収まる大きさ(タバコ箱大)であり、必要に応じて遊技制御装置からこの検査ユニット装置50を取り出して受け台29に載せることで、当該検査ユニット装置50の外部接触電極51が受け台の相手側接触電極52と接触して導通するので、検査ユニット装置50による上記固有の識別情報IDの認識が可能となる。従って、必要に応じ、いつでも遊技制御装置の固有の識別情報IDを認識することができる。この場合、検査ユニット装置50は遊技機1台につき1個宛設けられる。従って、遊技店内でのワンチップマイコン35のすり替えや、遊技機の輸送途中でのすり替えがあったかどうかにつき、その確認をいつでもすばやく行うことができる。
【0027】
しかも、検査ユニット装置50とワンチップマイコン35の接続は、検査ユニット装置50側の外部接触電極51と受け台29側の相手側接触電極52との接触により行われ、いわゆる配線なしで行われるため、遊技制御装置の一部にある受け台29に単に検査ユニット装置50を載置すればよく、極めて簡単に電気的接続を達成することができる。この接触電極による接続は、いわゆる携帯電話機とその充電装置の受け台との関係と同様に、極めて簡単に電気的接続を果たすことができる。なお、接触電極は、ここでは弾力性のあるワイヤバネ状のもので形成しているが、平板状、ピン状、爪状等の任意の形状のもので構成することができる。
【0028】
また、上記検査ユニット装置50は電池式であり、内蔵電池が消耗した場合にはその交換が必要となるが、検査ユニット装置50と遊技制御基板5(受け台29)との電気的接続は接触電極同士の接触により行われ、検査ユニット装置50からは接続線が引き出されていないので、極めて簡単に検査ユニット装置50の内蔵電池を交換することができる。なお、電源は、充電式としてもよい。
【0029】
一方、本実施形態においては、検査用出力端子32を併せて備えているので、これに遊技店の管理室に設置された検査装置からの検査用配線44を接続すると、遊技制御ユニット(遊技制御装置)2のワンチップマイコン35の真偽を検査することができる。検査装置との接続を行なうため、遊技機設置島には、パチンコ機1ごとの検査用配線44が予め設けてある。したがって、この様な遊技店に新たにパチンコ機1を設置した場合には、パチンコ機1の遊技制御装置たる遊技制御ユニット2に検査用配線44を台数分だけ接続する必要があり、その作業の容易化が望まれる。この点に関しては、検査用出力端子32が遊技制御基板ケース(基板ボックス)26の外部に露出しているので、かしめ部材等の封止機構により上蓋部材24と下蓋部材25とを閉じた状態で封止した後であっても、上記した遊技関連の外部配線21を接続する作業と共に行うことができる。そして、本実施形態では、検査用出力端子32を入出力用コネクタ40の近傍に配置してあるので、他の配線接続作業といっしょに行い易く作業能率を高めることができる。しかも、入出力用コネクタ40と検査用出力端子32とでは、配線21,44の接続方向が異なるので、誤った接続、すなわち配線接続ミスを未然に確実に防止することができる。
【0030】
また、本実施形態では、コネクタカバー31に貫通窓33を開設してあるので、入出力用コネクタ40の配線接続作業が終了してコネクタカバー31を取り付けた後であっても、コネクタカバー31を取り外すことなく検査用出力端子32に検査用配線44を容易に接続することができる。したがって、遊技制御ユニット2をパチンコ機本体に取り付けて工場で遊技関連の配線作業を終了してコネクタカバー31を取り付け、この状態で遊技店に搬入された場合であっても、コネクタカバー31をその都度取り外し、取り付けすることなくそのままの状態で、検査用配線44を容易に接続することができる。なお、コネクタカバー31に形成する貫通部は貫通窓33に限らず検査用配線を通すことができればどのような構成でもよく、例えば切欠でもよい。
【0031】
この様にして、検査用出力端子32に島設備の検査用配線44を接続すると、管理室の検査装置により、パチンコ機1に取り付けられている遊技制御ユニット2内のワンチップマイコン35の固有識別情報を読み出すことができる。従って、外部接触電極に代えて上記検査ユニット装置50にリード線により接続されたモジュラー式のプラグを設け、このプラグを検査用出力端子32に差し込むことにより、遊技制御装置の固有の識別情報を読み取ることもできる。
【0032】
検査ユニット装置50又は検査装置には、遊技制御装置たる遊技制御ユニット2ごとに、すなわちパチンコ機1ごとに別個付与した固有の識別情報に対応した情報が予め記憶されているので、この読み出した固有識別情報を照合することにより当該パチンコ機1の遊技制御装置2(正確にはその遊技制御装置2のワンチップマイコン35)が正規のものであるか否かを簡単に検査できる。そして、読み出した固有識別情報が検査ユニット装置50又は検査装置の情報と一致していれば、当該パチンコ機1の遊技制御ユニット2が正規のもの、すなわち正規のワンチップマイコン35であると判断し、一致しかった場合には、不正なものであると判断する。したがって、ワンチップマイコン35を不正に交換したり、遊技制御装置2自体を交換した場合には、読み出された固有の識別情報が検査装置の情報と一致することがなく、不正なものと判断される。なお、正規なものと判断した場合、不正なものと判断した場合のいずれも検査ユニット装置50又は検査装置の表示装置に可視表示され、係員にその旨報知される。
【0033】
また、本実施形態では、検査ユニット装置50又は検査用出力端子32から遊技制御装置たる遊技制御ユニット2のワンチップマイコン35に格納されている遊技制御プログラムも識別情報と共に読み出すことができる。この場合、検査ユニット装置50又は検査装置に、機種毎の基準となる遊技制御プログラムが格納されている。したがって、パチンコ機1の遊技制御装置2から読み出した遊技制御プログラムと検査装置の基準遊技制御プログラムとを比較し、一致すれば正規なものであると判断し、不一致であれば改竄された不正遊技制御プログラムであると判断することができる。なお、遊技制御プログラムの検査は、固有識別情報が一致して正規の遊技制御装置2であると判断されたことを前提として行なうことが望ましい。
【0034】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、上記遊技制御装置の基板ボックス26の上蓋部材24において、その表面側の一部に、検査ユニット装置50を収納するための凹室27を設けたが、上蓋部材24の一側面の一部に段差を設け、その段差部に上記検査ユニット装置を設置することもできる。
【0035】
また、上記外部接触電極に代えて検査ユニット装置50に無線による送受信機能を設けると共に、上記相手側接触電極に代えて上記遊技制御装置に無線による送受信機能を設け、両者の送受信機能による通信により上記遊技制御装置の固有の識別情報を読み取るように構成することもできる。この無線による送受信機能は、電波、光、音波のいずれによる送受信機能であってもよい。
【0036】
更に、上記外部接触電極51に代えて、上記検査ユニット装置50にリード線により接続されたプラグを設けると共に、上記相手側接触電極52に代えて、上記遊技制御装置に上記プラグの差し込まれるコネクタを設け、両者の接続により上記固有の識別情報を読み取ることもできる。この場合、モジュラータイプのプラグとし、コネクタには、上記検査用出力端子32を兼用することができる。
【0037】
更にまた、上記検査ユニット装置50が、電池の代わりに、遊技制御装置から供給される電源により作動するように構成することもできる。
なお、上記実施形態では検査用出力端子32にモジュラータイプのコネクタを採用したが、これに限定されるものではなく、検査ユニット装置50や検査装置に対して電気的接続ができてワンチップマイコン35の識別情報を読み出すことができればどのような形式でもよい。
【0038】
なお、前記実施形態ではパチンコ機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばアレンジボール式遊技機、スロット式遊技機、雀球遊技機などにも適用することができる。
【0039】
また、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1〜4記載の発明によれば、遊技制御装置の固有の識別情報を認識する検査ユニット装置を遊技制御装置の一部に設けられた載置台に載せれば、当該検査ユニット装置の外部接触電極が載置台相手側接触電極と接触して上記固有の識別情報を認識できる
また、検査ユニット装置と遊技用ワンチップマイクロコンピュータの接続は、検査ユニット装置側の外部接触電極と受け台側の相手側接触電極との接触により行われ、いわゆる配線なしで行われるため、遊技制御装置の一部にある載置台又は受け台に単に検査ユニット装置を載置すればよく、極めて簡単に電気的に接続することができる
【0041】
請求項に記載の発明によれば、遊技制御装置側から得た電力により検査ユニット装置を作動させて、上記固有の識別情報を確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の認識システムに係るパチンコ機の背面図である。
【図2】 図1の遊技制御ユニット(遊技制御装置)および電源供給ユニットの斜視図である。
【図3】 図1の遊技制御ユニットと電源供給ユニットの取り付け前の状態を示す斜視図である。
【図4】 遊技制御基板の斜視図である。
【図5】 検査用出力端子の斜視図である。
【図6】 検査用出力端子と遊技球の大きさの違いを示す説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 遊技制御ユニット(遊技制御装置)
3 電源供給ユニット
4 ベース部材
5 遊技制御基板
6 機枠
7 前面枠
9 遊技盤
10 裏機構盤
11 球貯留タンク
12 球導出樋
13 球排出ユニット
14 表示制御ユニット
15 装飾制御ユニット
16 音制御ユニット
17 排出制御ユニット
19 発射制御ユニット
20 中継基盤
21 配線
22 ヒンジ機構
23 係止具
24 上蓋部材
25 下蓋部材
26 遊技制御基板ケース(基板ボックス)
27 凹室
28 載置台
29 受け台
30 配線接続領域
31 コネクタカバー
32 検査用出力端子
33 貫通窓部
34 ケーブルフック
35 遊技用ワンチップマイクロコンピュータ
36 電子部品
40 遊技関連の入出力用コネクタ
41 凹部
42 接点
43 抜け止め受部
44 検査用配線
45 プラグ
46 抜け止め部
47 遊技球
49 溝
50 検査ユニット装置
51 外部接触電極
52 相手側接触電極
53 液晶表示装置
54 読み取り開始用のスイッチ

Claims (5)

  1. 遊技制御プログラムを格納した遊技用ワンチップマイクロコンピュータを実装した遊技制御基板を、基板ボックス内に収納するとともに、該基板ボックスを封止機構により封止して構成された遊技制御装置を備えた遊技機の認識システムにおいて、
    前記遊技用ワンチップマイクロコンピュータは、固有の識別情報を備え、
    前記基板ボックスの蓋部材に、前記固有の識別情報を認識する読取機能を有する検査ユニット装置を収納するための凹室若しくは段差を設け、
    前記検査ユニット装置には、前記読取機能により前記遊技制御装置の固有の識別情報を読み取るための外部接触電極を設け、
    前記遊技制御装置の一部には、前記検査ユニット装置を載せたとき、当該検査ユニット装置の外部接触電極と接触して前記固有の識別情報の認識を可能とする相手側接触電極を有する載置台を設けたことを特徴とする遊技機の認識システム。
  2. 前記載置台を、前記基板ボックスの蓋部材の上面側の一部に、差し込み式の受け台として設け、該受け台に前記検査ユニット装置を差し込んだとき、当該受け台内の相手側接触電極に前記検査ユニット装置の接触電極が接触して前記固有識別情報の認識が可能となるようにしたことを特徴とする請求項に記載の遊技機の認識システム。
  3. 前記検査ユニット装置が、前記固有の識別情報を読み取って自己が記憶している識別情報と比較し、両者が一致或いは不一致であった場合に、それらを識別可能に表示する表示機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の認識システム。
  4. 前記検査ユニット装置が、読み取り開始用のスイッチを有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機の認識システム。
  5. 前記検査ユニット装置が、遊技制御装置から供給される電源により作動することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の遊技機の認識システム。
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