JP2002035357A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002035357A
JP2002035357A JP2000220278A JP2000220278A JP2002035357A JP 2002035357 A JP2002035357 A JP 2002035357A JP 2000220278 A JP2000220278 A JP 2000220278A JP 2000220278 A JP2000220278 A JP 2000220278A JP 2002035357 A JP2002035357 A JP 2002035357A
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board
control device
gaming machine
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JP2000220278A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御基板を機能等により分けてたとしても限
られたスペースに合理的に取り付けることが可能であ
り、上方から落下してきた遊技球等により外部情報出力
基板が破損されることのない遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤の裏面側に表示制御装置を設け、
該表示制御装置の背面に、制御基板を箱状の上蓋部材4
1に収納した音制御装置23と、外部情報出力基板40
とを備えたパチンコ遊技機において、前記外部情報出力
基板の上方に、この外部情報出力基板よりも後方に突出
した状態で前記音制御装置を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機な
どの遊技機、特に可変表示装置などの遊技関連電気部品
を制御するための制御装置と遊技情報を外部に出力可能
な外部情報出力基板を設けた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機に
おいては、その背面に、各種電気部品を制御するための
制御装置が複数設けられている。電気部品の代表的なも
のに、LCD(液晶表示装置)からなる表示部を備えた
特別図柄表示装置(可変表示装置の一種)がある。この
特別図柄表示装置は、LCD及び表示制御基板を透明な
樹脂製ボックス内に収納してユニット化され、通常、遊
技盤の中央に後端部分を遊技盤の裏面側に突出した状態
で取り付けられる。そして、この表示ユニットは、最近
の傾向として、遊技者へのインパクトを高めるためにL
CDの大きさが5インチ、6インチ、それ以上と大型化
され、このLCDの大型化に伴い収納ボックスも大型化
している。
【0003】この様に特別図柄表示装置が大型化する
と、他の電気部品の制御装置の取付場所が狭められてし
まい、表示ユニットの周囲の限られたスペースでしかな
く、また、遊技機の裏面には、各種電気部品を制御装置
に接続するための配線が多数存在する。これらの配線
は、中継基板等を経由して合理的に接続できるように工
夫されるが、実際には充分に単純化できずに、いくつか
の部品や配線が重なり合いながら狭いスペースに取り付
けられている。
【0004】そこで、限られた環境の中で、残されたス
ペースを有効に活用しようとして、表示ユニットの背面
も使用することとし、ここに基板等を配置することが提
案されている。具体的には、遊技制御装置からの遊技情
報(大当りや確率変動等の情報)を外部に出力するため
の遊技盤用外部情報出力基板を表示ユニットの背面に固
定した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示ユ
ニットの背面に外部情報出力基板等を取り付けると、遊
技機設置島や遊技機上部に設けられた球貯留タンクから
のこぼれ球が外部情報出力基板等に当たり、断線や中継
基板自体の破損を招く虞れがあった。また、交換作業や
検査作業を考慮すると制御基板を機能別に分けることが
望ましいが、制御関係の装置をすべて機能別に分けて取
り付けるにはスペース的に配置が容易でない。
【0006】そこで本発明の目的は、制御基板を機能等
により分けてたとしても限られたスペースに合理的に取
り付けることが可能であり、上方から落下してきた遊技
球等により外部情報出力基板が破損されることのない遊
技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、遊技盤の裏面側に表示制御装置を設け、該表示制御
装置の背面に、制御基板を箱状の収納部材に収納した制
御装置と、外部情報出力基板とを備えた遊技機におい
て、前記外部情報出力基板の上方に、この外部情報出力
基板よりも後方に突出した状態で前記制御装置を配置し
たことを特徴とする遊技機である。
【0008】請求項2に記載のものは、前記制御基板に
実装した電子部品に、当該遊技機の機種が識別可能な識
別情報を表記し、前記収納部材は、透光性を有するクリ
ア樹脂により成型するとともに、遊技球が通過不能な通
気開口部を開設し、この収納部材内に制御基板を収納し
た状態で電子部品の前記識別情報を外部から視認可能と
したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
【0009】請求項3に記載のものは、前記通気開口部
が、制御装置の取り付けた状態で上方に位置する部位に
配置したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機であ
る。
【0010】請求項4に記載のものは、前記外部情報出
力基板が、データの伝達を入力部から出力部への一方向
に規制する不可逆性処理手段を設けたことを特徴とする
請求項1から3のいずれかに記載の遊技機である。
【0011】請求項5に記載のものは、前記外部情報出
力基板が、信号線にノイズ吸収用のコンデンサを備えた
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊
技機である。
【0012】請求項6に記載のものは、前記制御装置
が、音量調節部を備えた音制御基板を収納部材内に収納
して音を制御する音制御装置を含み、前記収納部材は、
音制御基板側に凹んだ凹室を形成し、該凹室の底面に前
記音量調節部を貫通可能な開口部を開設し、前記音制御
基板を収納部材内に収納した状態で音量調節部の先端ま
で凹室内に収納したことを特徴とする請求項1から5の
いずれかに記載の遊技機である。
【0013】請求項7に記載のものは、前記遊技盤に始
動口を設けるとともに、該始動口に対する入賞に基づい
て可変表示ゲームを行なう可変表示装置を設け、前記外
部情報出力基板は、可変表示ゲームの実行に基づいて信
号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1から
6のいずれかに記載の遊技機である。
【0014】請求項8に記載のものは、前記遊技盤に始
動口を設けるとともに、該始動口に対する入賞に基づい
て可変表示ゲームを行なう可変表示装置を設け、前記外
部情報出力基板は、可変表示ゲームの通常大当りに基づ
いて信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項
1から6のいずれかに記載の遊技機である。
【0015】請求項9に記載のものは、前記遊技盤に始
動口を設けるとともに、該始動口に対する入賞に基づい
て可変表示ゲームを行なう可変表示装置を設け、前記外
部情報出力基板は、可変表示ゲームの確率変動に基づい
て信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1
から6のいずれかに記載の遊技機である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は代表的な遊技機であるパチ
ンコ遊技機1(以下、単にパチンコ機1という。)1の
背面図、図2は遊技盤2の正面図、図3は遊技盤2の背
面図である。
【0017】パチンコ機は、図1に示すように、前後が
開放した機枠3の前面開口部分に額縁状の前面枠4を開
閉可能に一側方に軸支して取り付け、この前面枠4の裏
面に、遊技盤2を収納する金属製の遊技盤収納フレーム
5を取り付け、その遊技盤収納フレーム5の裏面に設け
た裏機構盤6に電源供給ユニット7及び各種制御装置を
取り付けている。また前面枠4の下部には、駆動用モー
タ及び発射杵からなる発射装置8が設けられている。な
お、パチンコ機1の側方にはプリペイドカード用のカー
ドユニット9を具備する。
【0018】上記した遊技盤2には、図2に示すよう
に、前面にガイドレール等の区画部材10により区画さ
れたほぼ円形状の遊技領域11のほぼ中央に、始動口1
2に入賞したことを条件として図柄合わせ遊技(可変表
示ゲーム)等の特別遊技を行う特図表示装置13(特別
図柄表示装置)を配設してあり、特図表示装置13の下
方には始動口12を、また始動口12の下方には特別遊
技で大当りになると開く変動入賞装置14(アタッカ
ー)をそれぞれ配設してある。また、始動口12の左右
両側には、それぞれ普図ゲート(普通図柄ゲート)1
5,15を配設してある。
【0019】即ち、このパチンコ機1は、遊技盤2の遊
技領域11に配設された始動口12に球が入賞したこと
に基づき特図表示装置13により所定の抽選(可変表示
ゲーム)を行い、その抽選結果により遊技者に有利な特
別遊技状態(大当り)が起生される遊技機であって、遊
技盤2に、上記特別遊技状態が起生されることに基づい
て開放制御されて球の入賞が可能となる変動入賞装置1
4を具備する構成となっている。そして、特図表示装置
13により行なった抽選結果の内、その後の所定期間だ
け抽選で大当りが出る確率が高められる確率変動があ
り、この確率変動中は通常の抽選に比較して大当りとな
り易く、遊技者にとって有利な遊技状態となる。
【0020】次にパチンコ機1の裏面側の構成について
説明する。前面枠4の裏面側に取り付けた裏機構盤6に
は、図1に示すように、球貯留タンク16、球導出樋1
7、球排出ユニット19などを設け、球貯留タンク16
から導出した遊技球が球導出樋17内で整列されながら
球排出ユニット19に流下案内され、貸し球や賞球とし
て排出された後、球流下路を通って前面側の上皿や下皿
に排出されるように構成してある。
【0021】また、遊技機裏面の上下中央から少し上方
であって左右略中央には、遊技盤2に取り付けられた特
図表示装置13の後部が位置している。この他に、遊技
機裏面には、電源供給ユニット7や、遊技球を遊技領域
11に向けて弾発する発射装置8が設けられている。ま
た、パチンコ機1における各種の制御を行う制御装置が
機能別に分けて、即ち、遊技制御装置20、表示制御装
置21(表示制御基板)、装飾制御装置22、音制御装
置23、排出制御装置24、発射制御装置25等に分け
て設けられ、中継基板や接続ケーブルを介して電気的に
接続されている。
【0022】遊技制御装置20は、特図表示装置13で
行なう抽選(可変表示ゲーム)をはじめとして遊技の統
括的な制御を行う制御装置である。そして、表示制御装
置21は、特図表示装置13の画像表示を制御する制御
装置であり、特図表示装置13に電源を供給している。
また、装飾制御装置22は、サイドランプ等の発光装飾
部材の発光を制御する制御装置であり、この発光装飾部
材に電源を供給している。音制御装置23は、効果音を
生成する等、効果音に関する制御を行う制御装置であ
る。排出制御装置24は、上記した球排出ユニット19
の制御を行う制御装置である。発射制御装置25は、発
射操作部の回動に応じて発射装置8のモータを制御し、
遊技球を発射させる制御装置である。
【0023】このうち、表示制御装置21は上記特図表
示装置13の内部に表示制御基板として収納され、また
装飾制御装置22と音制御装置23は後述するように上
記特図表示装置13の背面に取り付けられている。この
ように、裏機構盤6において、特図表示装置13の背面
に表示制御装置21を配置するとともに、この表示制御
装置21の背面側に、遊技盤2の種類毎に制御内容の異
なる複数の制御装置(本実施形態では、装飾制御装置2
2及び音制御装置23)を配置しており、表示制御装置
21の背面に異なる機能を有する複数の制御装置を重ね
て配置したので、遊技機裏面の限られたスペースを有効
活用することができる。
【0024】具体的な構成を説明すると、表示制御装置
21のケース(基板ボックス)の背面には、図3から図
7に示すように、取付ベース30が設けられている。取
付ベース30は、本発明の箱状収納部材の一部を構成す
る部材であり、浅い開口容器状成型体として形成され、
表示制御装置21のケースの上蓋部材(図示せず)上
に、例えば舌片31等を利用してビス、係止部材、嵌合
部材、接着剤等により固定される。この取付ベース30
には、底部に相当する共通基板ベース32から起立した
区画壁33が一体成形され、この区画壁33によって取
付ベース30内が複数の基板収納スペース34,35,
36に区画されている。すなわち、取付ベース30の底
面が共通基板ベース32となり、例えば合成樹脂によ
り、区画壁33とともに一体成形されている。
【0025】本実施形態では、取付ベース30内が区画
壁33によってつの基板収納スペース34,35,3
6,に区画されており、図4において、左側の基板収納
スペース34には装飾制御基板37が収納され、右側上
部の基板収納スペース35には音制御基板39が収納さ
れ、右側下部の基板収納スペース36には遊技盤用外部
情報出力基板40が収納されている。なお、図4のB−
B線矢視図(図7)では、遊技盤用外部情報出力基板4
0上の電子部品、及び後述する上蓋部材が省略されてい
る。
【0026】そして、取付ベース30の開口部は、取付
ベース30よりも小さな上蓋部材41でその大部分が閉
じられており、各基板37,39の収納された基板収納
スペース34,35が共通の上蓋部材41によって覆わ
れ、遊技盤用外部情報出力基板40が外部に露出してい
る。すなわち、本実施形態では、取付ベース30と上蓋
部材41とが組み合わされて本発明の箱状収納部材を構
成しており、図5に示すように、外部情報出力基板40
の上方に、この外部情報出力基板40よりも後方に突出
した状態で音制御装置23が配置される。したがって、
球補給樋や球貯留タンク16等から遊技球が落下してき
た場合、外部情報出力基板40に当たることを防止で
き、後述する外部出力端子に接続した配線の断線等のト
ラブルを未然に防止できる。
【0027】上蓋部材41の内部には、上記区画壁33
に当接して各収納スペース34,35内を密閉するとと
もに、上蓋部材41の補強壁として機能する支持壁42
が区画形成されている。この上蓋部材41は、遊技盤用
外部情報出力基板40の基板収納スペース36を除いて
取付ベース30の開口部を覆っているため、横長略長方
形を呈しており、例えば透光性を有するクリア樹脂によ
り、支持壁42とともに一体成形されている。
【0028】そして、本実施形態では、図4に示すよう
に、装飾制御基板37や音制御基板39上に実装した電
子部品、例えばCPUとROMとを一体化したワンチッ
プマイコン43a,43bの表面に当該パチンコ遊技機
1の機種が識別可能な識別情報、具体的には「CR××
×装飾基板用」、「CR×××音基板用」というように
表記し、この識別情報の表記に対応する部位から外れた
部位の上蓋部材41、好ましくは上蓋部材41の上部側
面に遊技球よりも小さな通気開口部44を開設する。こ
の様に構成すると、外部から電子部品の識別情報が視認
し易く、また、通気開口部44からの放熱を効率良く行
なうことができ、しかも通気開口部44から遊技球が内
部に入り込むことがない。
【0029】このようにユニット化した構成において、
上蓋部材41を開放すると、装飾制御基板37を収納し
た部分が装飾制御装置22、音制御基板39を収納した
部分が音制御装置23となり、上記区画壁33によって
機能別に区画されている。なお、上蓋部材41と取付ベ
ース30との係合構造については後述する。
【0030】このように、表示制御装置21の背面に取
付ベース30を設け、この取付ベース30の裏面に区画
壁33によって複数の基板収納スペース34,35,3
6に区画された共通基板ベース32を備え、これらの基
板収納スペース34,35,36に少なくとも装飾制御
基板37と音制御基板39を収納し、その開口部を共通
の上蓋部材41で閉じたので、ユニット化した可変表示
装置の背面空間を有効活用することができ、遊技盤2の
交換の際に、遊技盤2の種類により異なる機能を有する
制御装置である表示、装飾、音制御装置21,22,2
3を一緒に交換することができる。
【0031】また、図4に示すように、上蓋部材41の
音制御装置23の音制御基板39右下部分には、ボリュ
ーム等の音調節部45が後方に突き出すように取り付け
られている。そして、図8に示すように、音調節部45
分に対応する上蓋部材41には音制御基板39側に凹ん
だ凹室46を形成し、該凹室46の底面に音調節部4
5、具体的にはダイヤル状の音量調節部47が貫通可能
な開口部49を開設し、音制御基板39を収納部材(上
蓋部材41)内に収納した状態で音量調節部47の先端
まで凹室46内に収納できるように構成している。した
がって、遊技球等が落下してきても、これが音量調節部
47に当たって不用意に音量が変化したり故障を防止で
きる。なお、この音量調節部47の周りには指が入る程
度の空間が形成されているので、音量調整部が凹室46
内に収納されていても容易に操作することができる。
【0032】本実施形態では、上蓋部材41と取付ベー
ス30とは、取付ベース30の両端部に一体的に成形さ
れた雄の係止部材50,51と、上蓋部材41の両端部
に一体的に成形された雌の係止部材52,53とにより
係合されている。すなわち、図4に示すA−A線断面
(図6)において、取付ベース30の左側端部には、第
1の雄の係止部材50が2箇所設けられており、この雄
の係止部材50は横方向外方へ突出した矩形の舌片とし
て形成されている。
【0033】一方、取付ベース30の右側端部には、第
2の雄の係止部材51が2箇所設けられており、この雄
の係止部材51は横方向外方へ突出した後背面方向へL
字状に突き出し、先端部が鏃状の係止片として形成され
ている。
【0034】さらに、図4に示すB−B線断面(図7)
において、遊技盤用外部情報出力基板40を止着するた
めに、取付ベース30の右側端部には、第3の雄の係止
部材54が設けられており、左側端部には、舌片状の係
止片55が内側に向けて突設されている。この雄の係止
部材54は横方向外方へ突出した後背面方向へL字状に
突き出し、先端部が鏃状の係止片として形成されてい
る。したがって、先ず遊技盤用外部情報出力基板40の
一端を斜め下方に向けて係止片55の下方に引っ掛け、
その後、この引っ掛けた一端を中心にして遊技盤用外部
情報出力基板40を取付ベース30側に回動して他端を
係止部材54の鏃状係止片に当接し、さらに押圧する
と、遊技盤用外部情報出力基板40の他端が鏃状部分を
外側に彎曲させながら回動し、所定位置まで到達すると
上記他端が鏃状部分に係止し、これにより遊技盤用外部
情報出力基板40が係止部材54と係止片55により取
付ベース30に止着される。
【0035】また、図4に示すA−A線断面において、
上蓋部材41の左側端部には、第1の雌の係止部材52
が設けられており、この雌の係止部材52は、前記係止
部材50が内側略横方向から挿入可能なように、表面方
向へ突出した孔開きの矩形片として形成されている。第
1の雌の係止部材52は、上蓋部材41の左側端部の上
下方向において、上記第1の雄の係止部材50に相当す
る位置の2箇所に設けられている。すなわち、第1の雌
の係止部材52の矩形片の孔内に、第1の雄の係止部材
50の矩形舌片が挿入されることにより、これらが係合
するようになっている。したがって、第1の雌の係止部
材52は、弾力性を有するような肉厚に形成されてい
る。
【0036】一方、上蓋部材41の右側端部には、第2
の雌の係止部材53が設けられており、この雌の係止部
材53は、前記係止部材51が下方から挿入可能なよう
に、横方向外方へ突出した孔開きの矩形片として形成さ
れている。第2の雌の係止部材53は、上蓋部材41の
右側端部の上下方向において、上記第2の雄の係止部材
51に相当する位置の2箇所に設けられている。すなわ
ち、第2の雌の係止部材53の矩形片の孔内に、第2の
雄の係止部材51の鏃状係止片が圧入されることによ
り、これらが係合するようになっている。したがって、
第2の雄の係止部材51は、その屈曲部において弾力性
を有するように形成されており、圧入された鏃状先端部
が第2の雌の係止部材53の孔開き矩形片の縁部に係止
される。
【0037】なお、本実施形態では、取付ベース30の
両端部に雄の係止部材50,51,を一体的に成形し、
上蓋部材41の両端部に雌の係止部材52,53を一体
的に成形したが、これに限るものではなく、取付ベース
30の両端部に雌の係止部材を一体的に成形し、上蓋部
材41の両端部に雄の係止部材を一体的に成形してもよ
く、また各係止部材の形状等も本実施形態に限られな
い。さらに、取付ベース30及び上蓋部材41の構成材
料も、合成樹脂に限られない。
【0038】前記外部情報出力基板40には、図4及び
図9に示すように、遊技制御装置20に近い左側に遊技
制御装置20からのデータ信号を入力する入力部のコネ
クタ60を、その右側にデータの伝達を入力部から出力
部への一方向に規制する不可逆性処理手段としてリレー
スイッチ61を配設し、各リレースイッチ61の下方に
は、各信号線のノイズを吸収するためのコンデンサ62
を設け、前面枠4のヒンジ側に近い右側に遊技盤用外部
出力端子を配設する。本実施形態では、出力頻度の最も
高い、すなわち最も重要な図柄確定出力端子63をヒン
ジ側に最も近い右端に、その左隣りに大当り情報出力端
子64を、その左隣りに確率変動情報出力端子65を配
置している。また、本実施形態では、図柄確定出力端子
63を赤、大当り情報出力端子64を青、確率変動情報
出力端子65を黄というように各端子に異なる色彩を付
けて識別を容易にしている。なお、端子の種別を明確に
して配線接続のミスをなくすために、各端子の近傍に信
号の種類、名称を文字等により明記しておくことも有効
である。
【0039】したがって、パチンコ遊技機1を島に設置
した後に、管理コンピュータへの信号用の配線を前記外
部情報出力基板40の各端子63,64,65に接続す
る場合に、誤配線を防止することができる。そして、稼
働中は、図柄確定出力端子63から図柄確定信号を出力
して特図表示装置13における可変表示ゲームの回数
を、大当り情報出力端子64から通常の大当り信号を出
力して通常の大当り回数を、確率変動情報出力端子65
から確率変動信号を出力して確率変動を引き当てた回数
をそれぞれ遊技情報として管理コンピュータに送ること
ができる。なお、前記実施形態では、図柄が確定したと
きに信号を出力したが、これに限らず可変表示ゲームの
開始時に出力してもよく、要するに可変表示ゲームの実
行に基づいて信号を出力すればよい。
【0040】ところで、今回開示した実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えるべ
きである。本発明の範囲は、前記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。例えば、本発明は、パチンコ遊技機に限定さ
れるものではなく、アレンジボール式遊技機や雀球遊技
機などでもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、外部情報
出力基板の上方に、この外部情報出力基板よりも後方に
突出した状態で前記制御装置を配置したので、外部情報
出力基板に落下球等の落下物が当たり難くなり、これに
より出力端子と外部配線との接続部分でのトラブル、例
えば断線やショートを防止することができる。
【0042】請求項2の発明によれば、制御基板に実装
した電子部品に、当該遊技機の機種が識別可能な識別情
報を表記し、透光性を有するクリア樹脂により収納部材
を成型するとともに、遊技球が通過不能な通気開口部を
開設したので、この収納部材内に制御基板を収納した状
態で電子部品の前記識別情報を外部から視認できる。こ
のため、電子部品が不正に交換された場合にも発見し易
く、また、作業員が当該機種と制御装置との組み合せを
容易に判別することができ、組み付けのミスの発生を有
効に抑制することができる。そして、通気開口部からの
通気を効率良く行なうことができるので、加熱に起因す
るトラブルを有効に防止することができ、また、通気開
口部から遊技球が内部に入り込むことを防止できる。
【0043】請求項3の発明によれば、通気開口部を収
納部材の上方に配置したので、一層効率良く確実に通気
することができる。
【0044】請求項4の発明によれば、データの伝達を
入力部から出力部への一方向に規制する不可逆性処理手
段を設けたので、外部から不正なデータが伝達されるこ
とを防止でき、遊技機の誤差動を防止できる。
【0045】請求項5の発明によれば、外部情報出力基
板は、信号線にノイズ吸収用のコンデンサを備えたの
で、出力端子近傍においてノイズを効果的に除去するこ
とができ、誤作動を有効に防止できる。
【0046】請求項6の発明によれば、音制御装置の収
納部材に、音制御基板側に凹んだ凹室を形成し、該凹室
の底面に前記音量調節部を貫通可能な開口部を開設し、
音制御基板を収納部材内に収納した状態で音量調節部の
先端まで凹室内に収納したので、落下球等の落下物が音
量調節部に当たって不用意に音量が変化したり、或は故
障することを未然に防止できる。
【0047】請求項7から9の発明によれば、図柄確
定、大当り、確率変動の情報を出力するので、遊技機に
関するより詳細な遊技情報を遊技店側で管理することが
でき、これにより健全な営業を維持でき、また、遊技者
が求める遊技情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の背面図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】遊技盤の背面図である。
【図4】装飾制御装置と音制御装置を表示制御装置の背
面でユニット化した状態の正面図である。
【図5】音制御装置と外部情報出力基板の側面図であ
る。
【図6】図4に示す制御装置のA−A断面図である。
【図7】図4に示す制御装置のB−B断面図である。
【図8】音制御装置の音量調節部近傍の拡大断面図であ
る。
【図9】外部情報出力基板の正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 遊技盤 3 機枠 4 前面枠 5 遊技盤収納フレーム 6 裏機構盤 7 電源供給ユニット 8 発射装置 9 カードユニット 10 区画部材 11 遊技領域 12 始動口 13 特図表示装置(可変表示装置) 14 変動入賞装置 15 普図ゲート 16 球貯留タンク 17 球導出樋 19 球排出ユニット 20 遊技制御装置 21 表示制御装置 22 装飾制御装置 23 音制御装置 24 排出制御装置 25 発射制御装置 30 取付ベース 31 舌片 32 共通基板ベース 33 区画壁 34,35,36 基板収納スペース 37 装飾制御基板 39 音制御基板 40 外部情報出力基板 41 上蓋部材 42 支持壁 43 ワンチップマイコン 44 通気開口部 45 音調節部 46 凹室 47 音量調節部 49 開口部 50,51,52,53,54 係止部材 55 係止片 60 コネクタ 61 リレースイッチ 62 コンデンサ 63 図柄確定出力端子 64 大当り情報出力端子 65 確率変動情報出力端子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の裏面側に表示制御装置を設け、
    該表示制御装置の背面に、制御基板を箱状の収納部材に
    収納した制御装置と、外部情報出力基板とを備えた遊技
    機において、 前記外部情報出力基板の上方に、この外部情報出力基板
    よりも後方に突出した状態で前記制御装置を配置したこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記制御基板に実装した電子部品に、当
    該遊技機の機種が識別可能な識別情報を表記し、 前記収納部材は、透光性を有するクリア樹脂により成型
    するとともに、遊技球が通過不能な通気開口部を開設
    し、 この収納部材内に制御基板を収納した状態で電子部品の
    前記識別情報を外部から視認可能としたことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記通気開口部は、制御装置の取り付け
    た状態で上方に位置する部位に配置したことを特徴とす
    る請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記外部情報出力基板は、データの伝達
    を入力部から出力部への一方向に規制する不可逆性処理
    手段を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記外部情報出力基板は、信号線にノイ
    ズ吸収用のコンデンサを備えたことを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、音量調節部を備えた音
    制御基板を収納部材内に収納して音を制御する音制御装
    置を含み、 前記収納部材は、音制御基板側に凹んだ凹室を形成し、
    該凹室の底面に前記音量調節部を貫通可能な開口部を開
    設し、 前記音制御基板を収納部材内に収納した状態で音量調節
    部の先端まで凹室内に収納したことを特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技盤に始動口を設けるとともに、
    該始動口に対する入賞に基づいて可変表示ゲームを行な
    う可変表示装置を設け、 前記外部情報出力基板は、可変表示ゲームの実行に基づ
    いて信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項
    1から6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技盤に始動口を設けるとともに、
    該始動口に対する入賞に基づいて可変表示ゲームを行な
    う可変表示装置を設け、 前記外部情報出力基板は、可変表示ゲームの通常大当り
    に基づいて信号を出力するようにしたことを特徴とする
    請求項1から6のいずれかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技盤に始動口を設けるとともに、
    該始動口に対する入賞に基づいて可変表示ゲームを行な
    う可変表示装置を設け、 前記外部情報出力基板は、可変表示ゲームの確率変動に
    基づいて信号を出力するようにしたことを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の遊技機。
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