JP2000208756A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2000208756A
JP2000208756A JP11007778A JP777899A JP2000208756A JP 2000208756 A JP2000208756 A JP 2000208756A JP 11007778 A JP11007778 A JP 11007778A JP 777899 A JP777899 A JP 777899A JP 2000208756 A JP2000208756 A JP 2000208756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impurity
semiconductor device
region
drain region
source region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11007778A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Hashimoto
真吾 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11007778A priority Critical patent/JP2000208756A/ja
Publication of JP2000208756A publication Critical patent/JP2000208756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスターの高性能化と高信頼性を損な
うことのない高集積化、高微細化された半導体装置及び
その製造方法を容易に得る。 【解決手段】 電界効果型トランジスタに於ける、適宜
の基板1上に設けたゲート電極2の下部に形成されるチ
ャネル領域10を挟んで形成されているソース領域Sと
ドレイン領域Dが、当該ゲート電極2の中心縦線Oに対
して互いに非対称に形成されている半導体装置100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及び半
導体装置の製造方法に関するものであり、特に詳しく
は、高微細化、高集積化半導体装置に於ける高性能化及
び高信頼性を有する半導体装置及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置の高集積化、高微
細化が進展しきている反面、係る高集積化、高微細化さ
れた半導体装置の性能の劣化や信頼性の低下という問題
も同時に発生してきており、その為、高集積化、高微細
化された半導体装置であって且つ高性能化を維持し且
つ、高信頼性を保った半導体装置の製造技術の開発が急
務となっている。
【0003】即ち、高集積化トランジスタに於ける高性
能化と高信頼性を両立させることが重要な課題となって
きている。処で、上記した高性能化とは、例えば電流駆
動能力の増加を目標とするものであり、又、高信頼性と
は、例えば、高電界によって発生するホットキャリアに
よるトランジスター特性の変動や劣化が生じるが、係る
劣化を防止する事を目標としているものである。
【0004】このようなトランジスターの高性能化と高
信頼性を両立させようとする従来の技術の一例として、
USP5,719,424号明細書に開示されている技
術がある。以下に当該米国特許明細書に記載された方法
を図7を参照しながら製造手順に従って説明する。
【0005】まず、図7(A)に示す様に、半導体基板
主面上にゲート電極を形成する。次にP型不純物(ボロ
ン等)をゲート電極をマスクに半導体基板主面にイオン
注入する。続いて、図7(B)に示す様に、第1のN型
不純物をイオン注入する。ここでは、比較的濃度の薄い
ヒ素をイオン注入している。次に、図7(C)に示す様
に、ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成
する。
【0006】次に、図7(D)に示す様に、半導体基板
主面上に第2のN型不純物をイオン注入する。ここで
は、比較的濃度の濃いヒ素をイオン注入している。続い
て、図7(E)に示す様に、半導体基板主面上に第3の
N型不純物をイオン注入する。ここでは、比較的濃度の
薄いリンをイオン注入している。最後に熱処理を行い、
第3のN型不純物を熱拡散させてチャンネル領域と第1
のN型不純物層との間に形成されるようにする。
【0007】以上の工程からなる製法によるトランジス
ターは、確かに第1のN型不純物を拡散係数の小さなヒ
素で形成しているので、短チャネル効果を抑制すること
ができる。そして、ヒ素を用いたことで不純物分布が急
峻になることを、第3のN型不純物にリンを適用して、
熱処理で熱拡散させて不純物分布を緩やかにすることで
ホットキャリア耐性を向上させている。
【0008】しかしながら、サイドウォールスペーサの
端から第1のN型不純物層を覆うために熱拡散させる為
には、かなりの熱処理を行う必要がある。熱拡散は等法
的に起こるため、半導体基板に対して垂直方向にもN型
不純物が拡散する。つまり、不純物の拡散深さXjが深
くなり短チャネル効果が現れやすい。ここでは、P型不
純物をN型不純物層の周りを覆うように配置させてい
る。これは、N型不純物層から延びる空乏層を押さえ込
み、短チャネル効果を抑制しようとしている。しかしな
がら、この構造を取るとリーク電流の発生や容量増加な
どデメリットが生じる。
【0009】又、他の従来例としては、例えば特開平3
−184346号公報に記載されている様にソース領域
とドレイン領域にりんのみによる不純物拡散層領域とり
んと砒素からなる不純物拡散層領域とを2段に形成した
構成が開示されているが、当該ソース領域とドレイン領
域とも同一の形状、構造であり従って、当該ソース領域
とドレイン領域は当該ゲート電極の中心部からみて対称
的に形成されているに過ぎない。
【0010】つまり、同公報に開示された技術は、所謂
LDD法と称されるものであって、詳細には、図8
(A)及び(B)に示す様に、サイドウォール直下のソ
ース領域とドレイン領域部分に低濃度のN型不純物領域
を形成すると共に、サイドウォールから外側のソース領
域とドレイン領域を高濃度のN型不純物領域に形成する
ものである。
【0011】然しながら、係る構成では、高微細化され
た半導体装置に於いて、ドレイン側の耐圧を向上させ、
駆動力を向上させる事は不可能であった。一方、特開昭
63−302566号公報には、ソース領域とドレイン
領域の当該ゲート電極の側壁部に設けられたサイドウォ
ール部直下の当該各領域内に、N型不純物を含む拡散層
領域とP型不純物を含む拡散層領域とを重畳した形の領
域を形成しているが、当該ソース領域とドレイン領域と
も同一の形状、構造であり従って、当該ソース領域とド
レイン領域は当該ゲート電極の中心部からみて対称的に
形成されているに過ぎない。
【0012】更に、特開平10−56171号公報に
は、ゲート電極の側壁部に設けられたサイドウォール部
を介して、N型不純物を基板内に導入してソース領域と
ドレイン領域を形成するに際し、最初に砒素をイオン注
入した後リンをイオン注入する技術が開示されている
が、当該ソース領域とドレイン領域とも同一の形状、構
造であり従って、当該ソース領域とドレイン領域は当該
ゲート電極の中心部からみて対称的に形成されているに
過ぎない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、上記した従来技術の欠点を改良し、トランジス
ターの高性能化と高信頼性を損なうことのない高集積
化、高微細化された半導体装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には以下に記載されたような技術
構成を採用するものである。即ち、本発明に係る第1の
態様としては、電界効果型トランジスタに於けるゲート
電極下部に形成されるチャネル領域を挟んで形成されて
いるソース領域とドレイン領域が、当該ゲート電極の中
心縦線に対して互いに非対称に形成されている半導体装
置であり、又本発明に係る第2の態様としては、電界効
果型トランジスタに於けるゲート電極下部に形成される
チャネル領域を挟んでその両側に配置されるソース領域
とドレイン領域を形成するに際し、当該ソース領域とド
レイン領域が、当該ゲート電極の中心縦線に対して互い
に非対称に形成される様に、不純物を基板内に導入する
半導体装置の製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明にかかる当該半導体装置及
び当該半導体装置の製造方法は、上記したような構成を
採用しているので、具体的には、例えば、トランジスタ
ー構造をソース側とドレイン側を非対称構造にすると共
に、当該ソース領域とドレイン領域をそれぞれ少なくと
も2段階構造となし、特に好ましい態様としては、2重
サイドウォールスペーサ+3重ドレイン、ソースプロフ
ァイルの非対称構造にすることで高性能かつ高信頼性を
両立させることである。
【0016】特に、本発明に係る当該半導体装置に於け
る不純物濃度と不純物の拡散深さ(Xj)がゲート電極
に近づくに従い3段階に渡って薄く、浅くなる不純物プ
ロファイルを持つこと、そしてドレインとソースそれぞ
れが高性能と高信頼性の効果を出すために不純物の種類
と不純物濃度、Xjを異なるものにすることが特徴であ
る。
【0017】更に、本発明に於いては、2重サイドウォ
ールプロセスを用いる事によって、セルフアラインメン
ト(自己整合的)で3重ドレイン構造及びソース構造を
精度良く形成出来る。
【0018】
【実施例】以下に、本発明に係る半導体装置及び当該半
導体装置の製造方法の具体例を図面を参照しながら詳細
に説明する。即ち、図1は、本発明に係る半導体装置の
一具体例の構造を示す断面図であり、図中、電界効果型
トランジスタに於ける、適宜の基板1上に設けたゲート
電極2の下部に形成されるチャネル領域10を挟んで形
成されているソース領域Sとドレイン領域Dが、当該ゲ
ート電極2の中心縦線Oに対して互いに非対称に形成さ
れている半導体装置100が示されている。
【0019】本発明に係る当該半導体装置100に於い
て当該ソース領域とドレイン領域が、非対称であると言
う事は、当該ゲート電極2の縦方向に設けられた仮想中
心縦線Oに対して互いに、異なった構成を有している事
を意味している。本発明に於ける当該非対称構造は、特
には、当該半導体装置100に於けるソース領域とドレ
イン領域であって、該ゲート電極の側壁に設けられてい
るサイドウォール部直下の部位が、互いに非対称である
事が好ましい。
【0020】本発明に於ける、当該ソース領域とドレイ
ン領域とが非対称であるとは、例えば、両領域に於ける
不純物の材質、不純物の組成、当該不純物の濃度、当該
不純物の拡散深さ等がそれぞれ互いに異なるか、上記し
た各要素の組合せに於いても互いに異なる様に構成され
ている事を意味する。又、本発明に於いては、当該ソー
ス領域とドレイン領域の一部に於いては、多段にイオン
注入操作が実行されて、少なくとも2重ソース領域と2
重ドレイン領域をそれぞれ形成しているものである事も
好ましい。
【0021】他の具体例としては、3段階に形成された
ソース領域とドレイン領域を有するものであっても良
い。本発明に於いては、例えば、当該ソース領域とドレ
イン領域が、2段階状、或いは3段階状に形成される場
合には、当該ソース領域とドレイン領域に於けるそれぞ
れの不純物濃度は、当該ゲート電極に接近するに従って
薄くなる様に構成されている事が望ましい。
【0022】更には、本発明に於いて当該ソース領域と
ドレイン領域が、2段階状、或いは3段階状に形成され
る場合には、当該ソース領域とドレイン領域に於けるそ
れぞれの不純物の拡散深さは、当該ゲート電極に接近す
るに従って浅くなる様に構成されている事も望ましい。
より具体的には、例えば、当該ドレイン領域に於ける当
該不純物の濃度若しくは当該不純物の拡散深さは、当該
ソース領域に於ける当該不純物の濃度よりも濃いか若し
くは当該ソース領域に於ける当該不純物の拡散深さより
も深くなる様に構成されていることが望ましく、逆に言
うならば、当該ソース領域に於ける当該不純物の濃度若
しくは当該不純物の拡散深さは、当該ドレイン領域に於
ける当該不純物の濃度よりも薄いか若しくは当該ドレイ
ン領域に於ける当該不純物の拡散深さよりも浅くなる様
に構成されている事が望ましい。
【0023】以下に本発明に係る当該半導体装置100
の具体的な構成及びその製造方法について図面を参照し
ながら説明する。即ち、図1に於いては、当該ソース領
域Sとドレイン領域Dが、サイドウォールを2重に採用
し且つそれぞれ3段の多重イオン注入方法を使用して形
成された3段階の拡散層厚みS1、S2、S3及びD
1、D2、D3を有しており、図2は、図1に於ける当
該ドレイン領域Dの拡大図であり、図3は、図1に於け
る当該ソース領域Sの拡大図である。
【0024】図2及び図3から理解される様に、本具体
例に於いては、当該ソース領域Sとドレイン領域Dに於
ける当該電極2に最も近接し、第1のサイドウォール3
の直下の部分であるソース領域S1とドレイン領域D1
は、共にリンが略同一の濃度と同一拡散深さを以て形成
されているが、第2のサイドウォール33の直下の部分
であるソース領域S2にはリンと砒素とが混在して拡散
層を形成しているのに対し、ドレイン領域D2は、リン
のみで拡散層を形成しており、然かも、ソース領域S2
の拡散濃度は、ドレイン領域D2の拡散濃度よりも薄く
なる様に構成され、且つ拡散深さXjもソース領域S2
の拡散深さXjが、ドレイン領域D2の拡散深さXjよ
りも深くなる様に構成されている。
【0025】最後に、当該ソース領域Sとドレイン領域
Dに於ける当該電極2に最も遠方に形成されている、第
2のサイドウォール33の直下を外れた基板領域に形成
されているソース領域S3とドレイン領域D3は、共に
リンと砒素とが略同一の濃度と同一拡散深さを以て形成
されている構成を採用している。つまり、本具体例に於
いては、2重のサイドウォールを使用し、3段階の不純
物注入操作を実行して、3段階状のソース領域とドレイ
ン領域を形成すると共に、当該ソース領域S2とドレイ
ン領域D2の不純物の組成を互いに異ならせると同時
に、両領域に於ける不純物濃度を異ならせる事によっ
て、非対称形の半導体装置を形成している。
【0026】本具体例の構成を更に詳述するならば、図
1中に於いて、第2のサイドウォール33の直下の不純
物が非対称構造に構成されている。更に具体的に説明す
るならば、図2に示す様に、ドレイン側領域Dの第2の
サイドウォールスペーサ33の直下に形成されるN型不
純物層D2は1種類の不純物で形成されており比較的不
純物濃度が薄く、Xjが浅く出来ている。
【0027】一方、図3に示すようにソース側領域Sの
第2のサイドウォールスペーサ33の直下に形成される
N型不純物は2種類で形成されており不純物濃度が濃
く、Xjが比較的深く形成される。更に第1のサイドウ
ォールスペーサ3の直下と第2のサイドウォールスペー
サ33の直下を含めた不純物層領域の不純物濃度と不純
物層の深さ(Xj)がゲート電極2下に設けられるチャ
ネル形成領域10に近づくに従い階段的に薄く、浅くな
るように形成する。
【0028】当該ドレイン領域Dに於ける当該不純物の
拡散深さXjを浅くすることは、短チャネル効果を抑制
する効果があることは周知である。また、ソース側に形
成されている第2のサイドウォールスペーサ33直下に
位置する領域S2の不純物濃度を意図的に濃く、かつX
jを深くすることでソース側の不純物層の抵抗を低くす
ることが出来る。これにより、電流駆動能力を上げるこ
とができる。
【0029】更に、上記した構成によって、ドレイン領
域Dに於ける耐圧性も向上する事になり、半導体装置の
信頼性に向上に寄与する事になる。そして、第2のサイ
ドウォールスペーサ33の直下に形成する不純物層をソ
ース側Sとドレイン側Dで異なる拡散係数を持ったイオ
ン種で形成することで更に効果を上げることが出来る。
【0030】例えば、ドレイン側Dに形成される第2の
サイドウォールスペーサ33の直下には拡散係数が高い
リンを使用して後の熱処理で拡散させて濃度勾配を小さ
くし、電界を緩和することでホットキャリア耐性を向上
させる。一方、ソース側Sに形成される第2のサイドウ
ォールスペーサ33の直下には比較的高濃度の拡散係数
が低いヒ素を併用することで、チャネルへの影響を最小
限に押さえながらも不純物層の抵抗を下げることができ
るので電流駆動能力を上げることが出来る。
【0031】本発明に係る当該具体例に於いて、当該ソ
ース領域Sとドレイン領域Dとに形成される各領域S1
〜S3、D1〜D3に於いて当該不純物の拡散深さXj
を変更する要因としては、例えば、当該不純物のドーズ
量を変更するか、イオン注入時に於ける電気エネルギー
を変更する事によって実行される。また、以上のような
構造を精度良く形成するために二重サイドウォールプロ
セスを併用している。
【0032】つまり、本発明のトランジスターはソース
側とドレイン側各々3つのN型不純物層領域で構成され
ているが、それぞれのN型不純物層領域の大きさはこれ
まで述べた効果を大きく左右する。例えば、第1のサイ
ドウォールスペーサ3の幅を狭くしてしまうと第1のサ
イドウォールスペーサ3直下に位置するN型不純物層の
領域S1及びD1も小さくなってしまう。これでは階段
的に形成したN型不純物層構造が崩れてしまい、短チャ
ネル効果の抑制効果や電界緩和効果が損なわれたりす
る。
【0033】次に、この半導体装置100を製造するた
めの過程を図4を参照しながら具体的に説明する。ま
ず、図4(A)に示す様に、半導体基板1上にゲート電
極2を形成し、第1のN型不純物をイオン注入する事に
よって第1の不純物層F1を形成する。ここでは、20
〜30KeV程度のエネルギーで1〜2E13atom
s/cm2 のリンを使用した。
【0034】ここで形成されたN型不純物層を第1のN
型不純物層F1とする。この状態では、左右対称の構造
を得ている。次に、図4(B)に示す様に、第1のサイ
ドウォールスペーサ3を形成する。このサイドウォール
スペーサ3はCVD法により酸化膜等の絶縁膜を半導体
基板全面に成膜し、続いて異方性ドライエッチングによ
りエッチバックすれば容易に形成できる。
【0035】なお、この第1のサイドウォールスペーサ
3の幅で第1のN型不純物層領域F1が規定される。次
に、図4(C)に示す様に、当該第1のサイドウォール
スペーサ3と当該電極2をマスクトして、半導体基板1
主面上に第2のN型不純物をイオン注入し、第2のN型
不純物層領域F2を形成する。
【0036】ここでは30〜40KeV程度のエネルギ
ーで2〜4E13atoms/cm 2 のリンを使用し
た。当該第2のN型不純物層F2は、第1のN型不純物
層F1より不純物濃度が高く、深い位置まで形成されて
いる。ここで形成された第2のN型不純物層F2はドレ
イン側領域Dに位置する第2のサイドウォールスペーサ
33の直下の不純物分布を規定する。
【0037】次に、図4(D)に示す様に、ドレイン側
領域Dの第2のN型不純物層F2を覆うようにレジスト
マスク4を形成する。続いて、第3のN型不純物を当該
レジスト4と電極2及び第1のサイドウォール3をマス
クとして、当該半導体基板の主面上にイオン注入する。
この時、ドレイン側領域Dの第2のN型不純物層F2は
レジストマスク4で覆われているので、イオン注入され
ない。
【0038】ここでは30〜80KeV程度のエネルギ
ーで3〜6E13atoms/cm 2 のヒ素を使用し
た。このイオン注入された領域Sには、第2のN型不純
物層F2がすでに存在しており、更に打ち足すようにな
る。ここで形成されたN型不純物層を第3のN型不純物
層F3とする。
【0039】この時点で、左右非対称の構造を得てい
る。この第3のN型不純物層F3は、第1のN型不純物
層F1と第2のN型不純物層F2の不純物濃度より濃
く、深い位置まで形成される。この第3のN型不純物層
F3の存在によって、ソース側領域Sの抵抗が下げられ
電流駆動能力を上げる効果を得ることができる。
【0040】次に、図4(E)に示す様に、レジストマ
スク4を除去して、第1のサイドウォールスペーサ3を
形成する時と同じ手順で、第2のサイドウォールスペー
サ33を形成する。この第2のサイドウォールスペーサ
33の幅で、第2のN型不純物層領域F2と第3のN型
不純物層領域F3を規定している。
【0041】最後に、図4(F)に示す様に、電極2及
び第2のサイドウォール33をマスクとして、第4のN
型不純物を半導体基板1の主面上にイオン注入する。こ
こでは、30〜100KeV程度のエネルギーで3〜7
E15atoms/cm2 のヒ素を使用した。以後の工
程で、通常の熱処理を行う事によって、半導体装置に係
る一連の製造過程が完了する。
【0042】これまで示した製造方法では、第2のサイ
ドウォールスペーサ33の直下に位置するN型不純物層
F2はドレイン側Dとソース側Sで異なる構造を得てい
るがドレイン側はリンのみだが、二回に分けてイオン注
入されて形成されている。一方、ソース側Sに関して
は、リンが二回に分けてイオン注入されて更にヒ素が1
回、計3回のイオン注入が行われて形成されている。
【0043】次に、本発明に係る半導体装置の他の具体
例について図5を参照しながら詳細に説明する。つま
り、上記した具体例では、サイドウォールスペーサ3直
下のN型不純物層、つまり第1のN型不純物層F1はド
レイン側領域Dとソース側領域Sで同じイオン種が用い
られている。
【0044】そこで、本具体例に於いては、当該サイド
ウォール3の直下に於けるドレイン側領域Dをリンのみ
で拡散層を形成し、当該ソース側領域Sに於いては、リ
ンとヒ素の二種類のイオン種を混在させて拡散層を形成
させるものである。まず、図5(A)に示す様に、半導
体基板1上にゲート電極2を形成し、続いて、ソース側
領域Sに位置する半導体基板1上に第1のレジストマス
ク41を形成する。
【0045】次で、当該レジスト41と当該電極7をマ
スクとして、第1のN型不純物をイオン注入し、第1の
N型不純物層F1を形成する。ここでは20〜30Ke
V程度のエネルギーで2〜4E13atoms/cm 2
のリンを使用した。ここで形成されたN型不純物層を第
1のN型不純物層F1とする。
【0046】次に、図5(B)に示す様に、第1のレジ
ストマスク41を除去した後、ドレイン側領域Dに位置
する半導体基板1上に第2のレジストマスク42を形成
する。続いてレジスト42と当該電極7をマスクとし
て、第2のN型不純物をイオン注入する。ここでは、3
0〜40KeV程度のエネルギーで2〜4E13ato
ms/cm2 のヒ素を使用した。
【0047】ここで形成されたN型不純物層を第2のN
型不純物層F2とする。この時点ではソース領域Sとド
レイン領域Dとが当該電極2の仮想中心線Oから見て、
左右非対称の構造を得ている。次に、図5(C)に示す
様に、第1のサイドウォールスペーサ3を形成する。こ
のサイドウォールスペーサ3はCVD法により酸化膜等
を半導体基板全面に成膜し、続いて異方性ドライエッチ
ングによりエッチバックすれば容易に形成できる。
【0048】なお、この第1のサイドウォールスペーサ
3の幅で第1のN型不純物層領域F1及び第2のN型不
純物層領域F2が規定される。次に、図5(D)に示す
様に、ソース側領域Sに位置する半導体基板1上に第3
のレジストマスク43を形成し、当該第3のレジストマ
スク43と当該電極2及び第1のサイドウォール3をマ
スクとして第3のN型不純物をイオン注入する。
【0049】ここでは、30〜40KeV程度のエネル
ギーで3〜5E13atoms/cm2 のリンを使用し
た。ここで形成されたN型不純物層を第3のN型不純物
層F3とする。次に、図5(E)に示す様に、第3のレ
ジストマスク43を除去した後、ドレイン側領域Dに位
置する半導体基板1上に第4のレジストマスク44を形
成し、続いて当該第4のレジストマスク44と当該電極
2及び第1のサイドウォール3をマスクとし第4のN型
不純物をイオン注入する。
【0050】ここでは、50〜70KeV程度のエネル
ギーで6〜9E13atoms/cm2 のヒ素を使用し
た。ここで形成されたN型不純物層を第4のN型不純物
層F4とする。次に、図5(F)に示す様に、第4のレ
ジストマスク44を除去して、第1のサイドウォールス
ペーサ3を形成する時と同じ手順で、第2のサイドウォ
ールスペーサ33を形成する。この第2のサイドウォー
ルスペーサ33の幅で、第3のN型不純物層領域F3と
第4のN型不純物層領域F4を規定している。
【0051】最後に第5のN型不純物を半導体基板1の
主面上にイオン注入する。ここでは、30〜100Ke
V程度のエネルギーで3〜7E15atoms/cm2
のヒ素を使用した。通常はこれ以降の工程で熱処理を行
う事によって、半導体装置の一連の製造過程が完了す
る。以上の工程を経ることで、サイドウォールスペーサ
3、33直下のN型不純物層をドレイン側Dとソース側
Sで異なるイオン種にて形成することが出来る。
【0052】ただしこの製法を用いても、ゲート電極に
近づくほどN型不純物層が階段的に不純物濃度が薄く、
Xjが浅くなる構造を得る。この製法は、レジストマス
クを多く使用するので製法がやや複雑だが、ソース側の
N型不純物層を拡散係数の小さなヒ素のみで形成するの
で短チャネル効果を、前記具体例より抑制することが出
来る。
【0053】以上の製造方法は、レジストマスクを4回
使用しなければならず工程数、製造コストの増加が伴っ
てしまう。次にレジストマスクの使用回数を2回まで減
らした本発明に係る当該半導体装置の製造方法に関する
別の具体例を図6を参照しながら、以下に説明する。ま
ず、図6(A)に示す様に、半導体基板1上にゲート電
極2を形成し、更に、当該ゲート電極2をマスクとして
当該基板1上から第1のN型不純物をイオン注入する。
【0054】ここでは20〜30KeV程度のエネルギ
ーで1〜2E13atoms/cm 2 のリンを使用し
た。ここで形成されたN型不純物層を第1のN型不純物
層F1とする。この状態では、左右対称の構造を得てい
る。次に、図6(B)に示す様に、第1のサイドウォー
ルスペーサ3を形成する。
【0055】このサイドウォールスペーサ3はCVD法
により酸化膜等を半導体基板全面に成膜し、続いて異方
性ドライエッチングによりエッチバックすれば容易に形
成できる。なお、この第1のサイドウォールスペーサ3
の幅で第1のN型不純物層領域F1が規定される。
【0056】次に、図6(C)に示す様に、ソース側領
域Sに位置する半導体基板1上に第1のレジストマスク
45を形成し、続いて当該レジストマスク45と電極2
及び当該サイドウォール3をマスクとして、第2のN型
不純物をイオン注入する。ここでは、30〜40KeV
程度のエネルギーで2〜4E13atoms/cm2
リンを使用した。ここで形成されたN型不純物層を第2
のN型不純物層F2とする。
【0057】次に、図6(D)に示す様に、ドレイン側
領域Dに位置する半導体基板1上に第2のレジストマス
ク46を形成し、続いて第3のN型不純物をイオン注入
する。ここでは、30〜80KeV程度のエネルギーで
3〜6E13atoms/cm2 のヒ素を使用した。こ
こで形成されたN型不純物層を第3のN型不純物層F3
とする。
【0058】次に、図6(E)に示す様に、第2のレジ
ストマスク46を除去して、第1のサイドウォールスペ
ーサ3を形成する時と同じ手順で、第2のサイドウォー
ルスペーサ33を形成する。当該第2のサイドウォール
スペーサ33の幅で、第2のN型不純物層領域F2と第
3のN型不純物層領域F3を規定している。
【0059】最後に、図6(F)に示す様に、第4のN
型不純物を、当該電極2及び第2のサイドウォール33
をマスクとして、半導体基板1の主面上にイオン注入す
る事によって第4のN型不純物層領域F4が形成され
る。ここでは、30〜100KeV程度のエネルギーで
3〜7E15atoms/cm2 のヒ素を使用した。
【0060】その後、所定の熱処理を行うことによっ
て、当該半導体装置の製造方法に係る一連の製造過程が
完了する。以上の工程を経ることで、ゲート電極2に近
づくほどN型不純物層が階段的に不純物濃度が薄く、X
jが浅くなる構造を得ることが出来る。上記した各具体
例の説明から理解される様に、本発明に係る当該半導体
装置の製造方法の基本的な構成としては、電界効果型ト
ランジスタに於けるゲート電極下部に形成されるチャネ
ル領域を挟んでその両側に配置されるソース領域とドレ
イン領域を形成するに際し、当該ソース領域とドレイン
領域が、当該ゲート電極の中心縦線に対して互いに非対
称に形成される様に、不純物を基板内に導入する様に構
成された半導体装置の製造方法である。
【0061】本発明に於ける当該半導体装置の製造方法
のより具体的な構成としては、当該ソース領域とドレイ
ン領域を形成するに際し、当該ゲート電極の側面にサイ
ドウォールを形成した後、当該サイドウォール部直下の
ソース領域とドレイン領域に於けるそれぞれの部位が、
互いに非対称となる様に当該不純物を基板内に導入する
事が望ましい。
【0062】又、本発明に於ける当該半導体装置の製造
方法と他の具体例としては、当該ソース領域とドレイン
領域は、少なくとも2重ソース領域と2重ドレイン領域
が形成される様に当該不純物を基板内に導入する様に構
成されるものである。更に、本発明に於いては、当該ソ
ース領域とドレイン領域は、それぞれが少なくとも2段
の段階状に形成される事も望ましい。
【0063】又、本発明に於ける当該半導体装置の製造
方法としては、当該ソース領域とドレイン領域に導入さ
れるそれぞれの不純物を互いに相違させる様に当該不純
物を基板内に導入する様に構成するものであり、又、他
の具体例としては、当該ソース領域とドレイン領域を構
成するそれぞれの領域の不純物の濃度が互いに相違する
様に当該不純物を基板内に導入する様に構成することで
ある。
【0064】又、本発明に於ける当該半導体装置の製造
方法に於いては、当該ソース領域とドレイン領域を構成
するそれぞれの領域に於ける当該不純物の拡散深さが互
いに相違する様に当該不純物を基板内に導入する様に構
成されている事が望ましい。更に、本発明に於いては、
当該半導体装置の製造方法において、当該ソース領域と
ドレイン領域に於けるそれぞれの不純物濃度が、当該ゲ
ート電極に接近するに従って薄くなる様に当該不純物を
基板内に導入する様に構成するか、当該ソース領域とド
レイン領域に於けるそれぞれの不純物の拡散深さが、当
該ゲート電極に接近するに従って浅くなる様に当該不純
物を基板内に導入する様に構成する事も望ましい。
【0065】一方、本発明に於ける当該半導体装置の製
造方法に於いては、当該ドレイン領域に於ける当該不純
物の濃度若しくは当該不純物の拡散深さは、当該ソース
領域に於ける当該不純物の濃度よりも濃いか若しくは当
該ソース領域に於ける当該不純物の拡散深さよりも深く
なる様に、当該不純物を基板内に導入するか或いは、当
該ソース領域に於ける当該不純物の濃度若しくは当該不
純物の拡散深さが、当該ドレイン領域に於ける当該不純
物の濃度よりも薄いか若しくは当該ドレイン領域に於け
る当該不純物の拡散深さよりも浅くなる様に、当該不純
物を基板内に導入する様に構成する事も望ましい。
【0066】本発明に係る当該半導体装置の製造方法の
より特定された具体例としては、半導体基板上にゲート
電極を形成する工程と、前記半導体基板主面上に第1の
N型不純物をイオン注入する工程と、前記ゲート電極の
側壁に第1のサイドウォールスペーサを形成する工程
と、前記半導体基板主面上に第2のN型不純物をイオン
注入する工程と、ドレイン領域にレジストマスクを形成
し第3のN型不純物をイオン注入する工程と、前記サイ
ドウォールスペーサの側壁に第2のサイドウォールスペ
ーサを形成する工程と、前記半導体基板に第4のN型不
純物をイオン注入する様に構成されているものである。
【0067】本発明に係る当該半導体装置及びその製造
方法は、上記した具体例に特定されるものではなく、非
対称構造のソース領域とドレイン領域を持つ半導体装置
全般に適用されるものであり、当該イオン注入される不
純物も上記した具体例に係わらず任意の種類、濃度、拡
散層深さ、混合条件を採用することが可能である。又、
本発明に係る当該半導体装置に於いては、3段階の階段
状を持つソース領域とドレイン領域に特定されるもので
はなく、2段階の階段状形状を持つソース領域とドレイ
ン領域を構成するもので有っても良い事は言うまでもな
い。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る当該半導体装置及び半導体
装置の製造方法に於いては、上記した様な技術構成を採
用しているので、トランジスターの高性能化と高信頼性
を損なうことのない高集積化、高微細化された半導体装
置及びその製造方法を容易に得る事が出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る半導体装置の一具体例の
構成を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明に係る図1に示された半導体装
置に於けるドレイン側部分の拡大断面図である。
【図3】図3は、本発明に係る図1に示された半導体装
置に於けるソース側部分の拡大断面図である。
【図4】図4(A)から図4(F)は、本発明に係る半
導体装置の他の具体例に於ける製造方法の要部工程での
断面図である。
【図5】図5(A)から図5(F)は、本発明に係る半
導体装置の別の具体例に於ける製造方法の要部工程での
断面図である。
【図6】図6(A)から図6(F)は、本発明に係る半
導体装置の更に他の具体例に於ける製造方法の要部工程
での断面図である。
【図7】図7(A)から図7(E)は、従来に於ける半
導体装置の製造方法の要部工程での断面図である。
【図8】図8(A)及び図8(B)は、従来に於ける半
導体装置の一具体例の構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板 2…ゲート電極 3…第1のサイドウォール 33…第3のサイドウォール 4…レジスト膜 41〜46…レジスト膜 S、S1、S2、S3…ソース領域 D、D1、D2、D3…ドレイン領域 F1…第1のN型不純物領域 F2…第2のN型不純物領域 F3…第3のN型不純物領域 F4…第4のN型不純物領域

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果型トランジスタに於けるゲート
    電極下部に形成されるチャネル領域を挟んで形成されて
    いるソース領域とドレイン領域が、当該ゲート電極の中
    心縦線に対して互いに非対称に形成されている事を特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 当該ゲート電極の側壁に設けられている
    サイドウォール部直下のソース領域とドレイン領域に於
    けるそれぞれの部位が、互いに非対称である事を特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 当該ソース領域とドレイン領域は、少な
    くとも2重ソース領域と2重ドレイン領域をそれぞれ形
    成しているものである事を特徴とする請求項1又は2に
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 当該ソース領域とドレイン領域は、それ
    ぞれが少なくとも2段の段階状に形成されている事を特
    徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 当該ソース領域とドレイン領域を構成す
    るそれぞれの不純物が互いに相違している事を特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 当該ソース領域とドレイン領域を構成す
    るそれぞれの領域の不純物濃度が互いに相違している事
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 当該ソース領域とドレイン領域を構成す
    るそれぞれの領域に於ける当該不純物の拡散深さが互い
    に相違している事を特徴とする請求項1乃至6の何れか
    に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 当該ソース領域とドレイン領域に於ける
    それぞれの不純物濃度は、当該ゲート電極に接近するに
    従って薄くなる様に構成されている事を特徴とする請求
    項1乃至7の何れかに記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 当該ソース領域とドレイン領域に於ける
    それぞれの不純物の拡散深さは、当該ゲート電極に接近
    するに従って浅くなる様に構成されている事を特徴とす
    る請求項1乃至8の何れかに記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 当該ドレイン領域に於ける当該不純物
    の濃度若しくは当該不純物の拡散深さは、当該ソース領
    域に於ける当該不純物の濃度よりも濃いか若しくは当該
    ソース領域に於ける当該不純物の拡散深さよりも深い事
    を特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の半導体装
    置。
  11. 【請求項11】 当該ソース領域に於ける当該不純物の
    濃度若しくは当該不純物の拡散深さは、当該ドレイン領
    域に於ける当該不純物の濃度よりも薄いか若しくは当該
    ドレイン領域に於ける当該不純物の拡散深さよりも浅い
    事を特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の半導
    体装置。
  12. 【請求項12】 電界効果型トランジスタに於けるゲー
    ト電極下部に形成されるチャネル領域を挟んでその両側
    に配置されるソース領域とドレイン領域を形成するに際
    し、当該ソース領域とドレイン領域が、当該ゲート電極
    の中心縦線に対して互いに非対称に形成される様に、不
    純物を基板内に導入する事を特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 当該ソース領域とドレイン領域を形成
    するに際し、当該ゲート電極の側面にサイドウォールを
    形成した後、当該サイドウォール部直下のソース領域と
    ドレイン領域に於けるそれぞれの部位が、互いに非対称
    となる様に当該不純物を基板内に導入する事を特徴とす
    る請求項12記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 当該ソース領域とドレイン領域は、少
    なくとも2重ソース領域と2重ドレイン領域が形成され
    る様に当該不純物を基板内に導入する事を特徴とする請
    求項12又は13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 当該ソース領域とドレイン領域は、そ
    れぞれが少なくとも2段の段階状に形成される事を特徴
    とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 当該ソース領域とドレイン領域に導入
    されるそれぞれの不純物を互いに相違させる様に当該不
    純物を基板内に導入する事を特徴とする請求項12乃至
    15の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 当該ソース領域とドレイン領域を構成
    するそれぞれの領域の不純物の濃度が互いに相違する様
    に当該不純物を基板内に導入する事を特徴とする請求項
    12乃至16の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 当該ソース領域とドレイン領域を構成
    するそれぞれの領域に於ける当該不純物の拡散深さが互
    いに相違する様に当該不純物を基板内に導入する事を特
    徴とする請求項12乃至17の何れかに記載の半導体装
    置の製造方法。
  19. 【請求項19】 当該ソース領域とドレイン領域に於け
    るそれぞれの不純物濃度が、当該ゲート電極に接近する
    に従って薄くなる様に当該不純物を基板内に導入する事
    を特徴とする請求項12乃至18の何れかに記載の半導
    体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 当該ソース領域とドレイン領域に於け
    るそれぞれの不純物の拡散深さが、当該ゲート電極に接
    近するに従って浅くなる様に当該不純物を基板内に導入
    する事を特徴とする請求項12乃至19の何れかに記載
    の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 当該ドレイン領域に於ける当該不純物
    の濃度若しくは当該不純物の拡散深さは、当該ソース領
    域に於ける当該不純物の濃度よりも濃いか若しくは当該
    ソース領域に於ける当該不純物の拡散深さよりも深くな
    る様に、当該不純物を基板内に導入する事を特徴とする
    請求項12乃至20の何れかに記載の半導体装置の製造
    方法。
  22. 【請求項22】 当該ソース領域に於ける当該不純物の
    濃度若しくは当該不純物の拡散深さが、当該ドレイン領
    域に於ける当該不純物の濃度よりも薄いか若しくは当該
    ドレイン領域に於ける当該不純物の拡散深さよりも浅く
    なる様に、当該不純物を基板内に導入する事を特徴とす
    る請求項12乃至20の何れかに記載の半導体装置の製
    造方法。
  23. 【請求項23】 当該サイドウォールの形成工程を少な
    くとも2工程実行する事を特徴とする請求項13乃至2
    2の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 半導体基板上にゲート電極を形成する
    工程と、前記半導体基板主面上に第1のN型不純物をイ
    オン注入する工程と、前記ゲート電極の側壁に第1のサ
    イドウォールスペーサを形成する工程と、前記半導体基
    板主面上に第2のN型不純物をイオン注入する工程と、
    ドレイン領域にレジストマスクを形成し第3のN型不純
    物をイオン注入する工程と、前記サイドウォールスペー
    サの側壁に第2のサイドウォールスペーサを形成する工
    程と、前記半導体基板に第4のN型不純物をイオン注入
    することを特徴とする請求項12乃至15の何れかに記
    載の半導体装置の製造方法。
JP11007778A 1999-01-14 1999-01-14 半導体装置及び半導体装置の製造方法 Pending JP2000208756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007778A JP2000208756A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007778A JP2000208756A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000208756A true JP2000208756A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11675146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11007778A Pending JP2000208756A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000208756A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006049781A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Fujitsu Ltd 絶縁ゲート型半導体装置及びその駆動方法
KR100707590B1 (ko) * 2005-09-07 2007-04-13 동부일렉트로닉스 주식회사 다중 엘디디형 모스 트랜지스터 및 그 제조 방법
US8686579B2 (en) 2000-02-22 2014-04-01 Creative Kingdoms, Llc Dual-range wireless controller
US8702515B2 (en) 2002-04-05 2014-04-22 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming system using RFID-tagged toys
US8708821B2 (en) 2000-02-22 2014-04-29 Creative Kingdoms, Llc Systems and methods for providing interactive game play
US8753165B2 (en) 2000-10-20 2014-06-17 Mq Gaming, Llc Wireless toy systems and methods for interactive entertainment
US8758136B2 (en) 1999-02-26 2014-06-24 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming systems and methods
US8913011B2 (en) 2001-02-22 2014-12-16 Creative Kingdoms, Llc Wireless entertainment device, system, and method
US9272206B2 (en) 2002-04-05 2016-03-01 Mq Gaming, Llc System and method for playing an interactive game
US9446319B2 (en) 2003-03-25 2016-09-20 Mq Gaming, Llc Interactive gaming toy
CN111341833A (zh) * 2018-12-19 2020-06-26 夏泰鑫半导体(青岛)有限公司 半导体结构及其形成方法
US11552169B2 (en) * 2019-03-27 2023-01-10 Intel Corporation Source or drain structures with phosphorous and arsenic co-dopants

Cited By (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10300374B2 (en) 1999-02-26 2019-05-28 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming systems and methods
US9731194B2 (en) 1999-02-26 2017-08-15 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming systems and methods
US9186585B2 (en) 1999-02-26 2015-11-17 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming systems and methods
US9861887B1 (en) 1999-02-26 2018-01-09 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming systems and methods
US9468854B2 (en) 1999-02-26 2016-10-18 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming systems and methods
US8888576B2 (en) 1999-02-26 2014-11-18 Mq Gaming, Llc Multi-media interactive play system
US8758136B2 (en) 1999-02-26 2014-06-24 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming systems and methods
US8915785B2 (en) 2000-02-22 2014-12-23 Creative Kingdoms, Llc Interactive entertainment system
US10307671B2 (en) 2000-02-22 2019-06-04 Mq Gaming, Llc Interactive entertainment system
US10188953B2 (en) 2000-02-22 2019-01-29 Mq Gaming, Llc Dual-range wireless interactive entertainment device
US8708821B2 (en) 2000-02-22 2014-04-29 Creative Kingdoms, Llc Systems and methods for providing interactive game play
US9474962B2 (en) 2000-02-22 2016-10-25 Mq Gaming, Llc Interactive entertainment system
US9579568B2 (en) 2000-02-22 2017-02-28 Mq Gaming, Llc Dual-range wireless interactive entertainment device
US9713766B2 (en) 2000-02-22 2017-07-25 Mq Gaming, Llc Dual-range wireless interactive entertainment device
US9814973B2 (en) 2000-02-22 2017-11-14 Mq Gaming, Llc Interactive entertainment system
US8686579B2 (en) 2000-02-22 2014-04-01 Creative Kingdoms, Llc Dual-range wireless controller
US9931578B2 (en) 2000-10-20 2018-04-03 Mq Gaming, Llc Toy incorporating RFID tag
US9320976B2 (en) 2000-10-20 2016-04-26 Mq Gaming, Llc Wireless toy systems and methods for interactive entertainment
US10307683B2 (en) 2000-10-20 2019-06-04 Mq Gaming, Llc Toy incorporating RFID tag
US8961260B2 (en) 2000-10-20 2015-02-24 Mq Gaming, Llc Toy incorporating RFID tracking device
US9480929B2 (en) 2000-10-20 2016-11-01 Mq Gaming, Llc Toy incorporating RFID tag
US8753165B2 (en) 2000-10-20 2014-06-17 Mq Gaming, Llc Wireless toy systems and methods for interactive entertainment
US10179283B2 (en) 2001-02-22 2019-01-15 Mq Gaming, Llc Wireless entertainment device, system, and method
US9737797B2 (en) 2001-02-22 2017-08-22 Mq Gaming, Llc Wireless entertainment device, system, and method
US10758818B2 (en) 2001-02-22 2020-09-01 Mq Gaming, Llc Wireless entertainment device, system, and method
US9393491B2 (en) 2001-02-22 2016-07-19 Mq Gaming, Llc Wireless entertainment device, system, and method
US8913011B2 (en) 2001-02-22 2014-12-16 Creative Kingdoms, Llc Wireless entertainment device, system, and method
US9162148B2 (en) 2001-02-22 2015-10-20 Mq Gaming, Llc Wireless entertainment device, system, and method
US10010790B2 (en) 2002-04-05 2018-07-03 Mq Gaming, Llc System and method for playing an interactive game
US9463380B2 (en) 2002-04-05 2016-10-11 Mq Gaming, Llc System and method for playing an interactive game
US9272206B2 (en) 2002-04-05 2016-03-01 Mq Gaming, Llc System and method for playing an interactive game
US11278796B2 (en) 2002-04-05 2022-03-22 Mq Gaming, Llc Methods and systems for providing personalized interactive entertainment
US10507387B2 (en) 2002-04-05 2019-12-17 Mq Gaming, Llc System and method for playing an interactive game
US10478719B2 (en) 2002-04-05 2019-11-19 Mq Gaming, Llc Methods and systems for providing personalized interactive entertainment
US8702515B2 (en) 2002-04-05 2014-04-22 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming system using RFID-tagged toys
US8827810B2 (en) 2002-04-05 2014-09-09 Mq Gaming, Llc Methods for providing interactive entertainment
US9616334B2 (en) 2002-04-05 2017-04-11 Mq Gaming, Llc Multi-platform gaming system using RFID-tagged toys
US8961312B2 (en) 2003-03-25 2015-02-24 Creative Kingdoms, Llc Motion-sensitive controller and associated gaming applications
US10369463B2 (en) 2003-03-25 2019-08-06 Mq Gaming, Llc Wireless interactive game having both physical and virtual elements
US9707478B2 (en) 2003-03-25 2017-07-18 Mq Gaming, Llc Motion-sensitive controller and associated gaming applications
US9993724B2 (en) 2003-03-25 2018-06-12 Mq Gaming, Llc Interactive gaming toy
US9393500B2 (en) 2003-03-25 2016-07-19 Mq Gaming, Llc Wireless interactive game having both physical and virtual elements
US9039533B2 (en) 2003-03-25 2015-05-26 Creative Kingdoms, Llc Wireless interactive game having both physical and virtual elements
US11052309B2 (en) 2003-03-25 2021-07-06 Mq Gaming, Llc Wireless interactive game having both physical and virtual elements
US10022624B2 (en) 2003-03-25 2018-07-17 Mq Gaming, Llc Wireless interactive game having both physical and virtual elements
US9446319B2 (en) 2003-03-25 2016-09-20 Mq Gaming, Llc Interactive gaming toy
US9770652B2 (en) 2003-03-25 2017-09-26 Mq Gaming, Llc Wireless interactive game having both physical and virtual elements
US10583357B2 (en) 2003-03-25 2020-03-10 Mq Gaming, Llc Interactive gaming toy
JP2006049781A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Fujitsu Ltd 絶縁ゲート型半導体装置及びその駆動方法
US9675878B2 (en) 2004-09-29 2017-06-13 Mq Gaming, Llc System and method for playing a virtual game by sensing physical movements
KR100707590B1 (ko) * 2005-09-07 2007-04-13 동부일렉트로닉스 주식회사 다중 엘디디형 모스 트랜지스터 및 그 제조 방법
CN111341833A (zh) * 2018-12-19 2020-06-26 夏泰鑫半导体(青岛)有限公司 半导体结构及其形成方法
US11552169B2 (en) * 2019-03-27 2023-01-10 Intel Corporation Source or drain structures with phosphorous and arsenic co-dopants

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3489871B2 (ja) Mosトランジスタおよびその製造方法
JP4469677B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH06333942A (ja) トランジスタの製造方法
KR20020067795A (ko) 엘디디 구조를 갖는 모오스 트랜지스터의 제조방법
US5061649A (en) Field effect transistor with lightly doped drain structure and method for manufacturing the same
KR19980029024A (ko) 모스펫 및 그 제조방법
JPH10178104A (ja) Cmosfet製造方法
US6709939B2 (en) Method for fabricating semiconductor device
JPH09181307A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2000196079A (ja) Mos半導体の製造方法
JP2000208756A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JPH1012742A (ja) 半導体デバイス製造方法
US10269972B2 (en) Fin-FET devices and fabrication methods thereof
JP2005191576A (ja) 半導体デバイス及びその製造方法
KR20060013110A (ko) 반도체소자의 제조방법
JPH06326122A (ja) Mos型半導体装置およびその製造方法
JP5445895B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP2924947B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH09312397A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6875658B2 (en) High-voltage device with improved punch through voltage and process for same compatible with low-voltage device process
KR20000066568A (ko) 반도체 소자의 제조방법
JPH11220128A (ja) Mosfet及びその製造方法
KR100873816B1 (ko) 트랜지스터 제조 방법
KR20020002012A (ko) 트랜지스터 및 그 제조 방법
US20020089021A1 (en) Semiconductor device with an anti-doped region