JP2006049781A - 絶縁ゲート型半導体装置及びその駆動方法 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体装置及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 絶縁ゲート型半導体装置及びその駆動方法に関し、高駆動電流化及び微細化構造においても基板バイアス効果によってオフリークIoff を低減して低消費電力化を実現する。
【解決手段】 幅が3〜20nmの第1のサイドウォール4、幅が30nm〜60nmの第2のサイドウォール5、及び、その外側に第3のサイドウォール6を有するとともに、第1のサイドウォール4の直下に第1のサイドウォール4と自己整合する長さのエクスエンション領域7を設けるとともに、第2のサイドウォール5の直下に第2のサイドウォール5と自己整合する長さで且つエクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の中間の深さのバッファ領域8を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、絶縁ゲート型半導体装置及びその駆動方法に関するものであり、特に、絶縁ゲート型電界効果型半導体装置における高駆動電流・低消費電力を実現するためのソース・ドレイン構造に特徴のある絶縁ゲート型半導体装置及びその駆動方法に関するものである。
近年、MOSFETに対しては高駆動電流化及び微細化への要請があり、高駆動電流を目指すには、サブスレッショルドリーク、或いは、オフリークIoff 、即ち、ゲート電圧が0Vにおけるドレイン電流Ids(at Vg =0V)の問題があるための制御が難しい。
一方、低消費電力への要求も強いが、高駆動電流化は低消費電力化の妨げになるので両者の両立は厳しいのが現状である。
この両立を実現するために、基板バイアス効果を利用して半導体基板内の不純物濃度を変えることなく、任意にしきい値Vthを変動させることでオフリークIoff を制御することが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
MOSFETの高駆動電流を達成するためには、ソースドレインエクステンションの不純物濃度を高める必要があるが、微細化も同時に達成するためにはチャネル長Lを短くする必要がある。
チャネル長Lを短くすると、短チャネル効果が顕著になるためゲート電極で制御できるキャリアが減ってしまい、ソース領域及びドレイン領域の空間電荷(空乏層)の影響を強く受けるために、上述の基板バイアス効果が起きにくくなるので、この事情を図21乃至図24を参照して説明する。
図21参照
図21は、ゲート長が43〜45nm程度のMOSFETの概念的断面図であり、チャネル電荷領域48、即ち、ゲート電圧により制御できるキャリアが存在する領域の基板バイアスVb 依存性を模式的に示したものであり、ここでは、nチャネル型MOSFETについて、Vb =0Vの場合を破線で、Vb =−2Vの場合を一点鎖線で、Vb =−4Vの場合を二点鎖線で示している。
図から明らかなように、基板バイアスVb を深くするほどチャネル電荷領域48が広がっており、基板バイアス効果が効果的に生じていることが分かる。
図22参照
図22は、ゲート長が38〜40nm程度のMOSFETの概念的断面図であり、チャネル電荷領域58の基板バイアスVb 依存性を模式的に示したものであり、ここでも、nチャネル型MOSFETについて、Vb =0Vの場合を破線で、Vb =−2Vの場合を一点鎖線で、Vb =−4Vの場合を二点鎖線で示している。
図から明らかなように、基板バイアスVb を深くしてもチャネル電荷領域58はほとんど拡がらない状態となり、基板バイアス効果が起きにくくなっている。
図23参照
図23は、ゲート長Lg =40nmのnチャネル型MOSFETのI−V特性図であり、実線はVd /Vb =1V/0VのI−V特性を示し、Vd /Vb =1V/−4VのI−V特性を示しており、実際に基板バイアスを−4V印加しても、オフリークIoff 及びしきい値Vthにほとんど変化が見られないことが確認された。
ここで、基板バイアス効果を見るために、Ioff 比を上述のように
off 比=待機時のIoff /駆動時のIoff
と定義すると、図23においてはIoff 比=21.9%となる。
図24参照
図24は、同様に形成したゲート長Lg =40nmのpチャネル型MOSFETのI−V特性図であり、実線はVd /Vb =−1V/0VのI−V特性を示し、Vd /Vb =−1V/4VのI−V特性を示しており、実際に基板バイアスを4V印加しても、オフリークIoff 及びしきい値Vthにほとんど変化が見られないことが確認された。
この場合は、Ioff 比=30.3%となる。
そこで、通常は、図22における網掛け部分59より少し上側に、しきい値調整のためのチャネルドープ工程を利用して、通常のチャネルドープよりも高濃度の不純物をドープしたり、或いは、チャネルドープとは別工程で、網掛け部分59にさらに追加チャネル注入を行って、空間電荷(空乏層)の影響を軽減することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
2004 Symposium on VLSI Technology,Digest of Technical Papers,pp.88−89,2004 特開平11−354785号公報
しかし、上述の特許文献1による方法は、基板バイアス依存性に対しては効果が見られるものの、しきい値調整のためのチャネルドープに加えて行われる、或いは、チャネルドープの替わりに行われるため、任意のしきい値Vthが得られなくなるという問題があるので、この様子を図25及び図26を参照して説明する。
図25参照
図25は、ゲート長Lg =40nmのnチャネル型MOSFETに追加チャネル注入した場合のI−V特性図であり、実線はVd /Vb =1V/0VのI−V特性を示し、Vd /Vb =1V/−4VのI−V特性を示しており、基板バイアスによってVthが大きく変化していることが分かる。
また、図から明らかなように、オフリークIoff が大幅に増加し、低消費電力化に逆行することになり、Ioff 比=118.2%となる。
さらに、追加チャネル注入は、当然チャネル部の不純物濃度等に影響を及ぼすため、移動度、駆動電流にも影響が及び劣化が見られる。
また、基板不純物濃度が高くなるため、接合リーク電流(GIDL)や接合容量の増加も懸念され、これは、基板不純物濃度を変化させずにオフリークIoff を制御するために基板バイアス効果を導入した趣旨と矛盾することになる。
図26参照
図26は、ゲート長Lg =40nmのpチャネル型MOSFETに追加チャネル注入した場合のI−V特性図であり、実線はVd /Vb =−1V/0VのI−V特性を示し、Vd /Vb =−1V/4VのI−V特性を示しており、基板バイアスによってVthが大きく変化していることが分かる。
また、この場合も、オフリークIoff が大幅に増加し、低消費電力化に逆行することになり、Ioff 比=306.3%となり、図25に示したnチャネル型MOSFETよりもオフリークIoff が増加することになる。
一方、本出願人は、高駆動電流化及び微細化を実現するために、ソースドレインエクステンション領域とソース・ドレイン領域との間に拡散制御元素をドープした中間領域を設けて3重のソース・ドレイン構造にすることを提案している(例えば、特願2003−373499参照)。
しかし、上述の提案においても、オフリークIoff を低減するための基板バイアス効果については究明が成されていないものである。
したがって、本発明は、高駆動電流化及び微細化構造においても基板バイアス効果によってオフリークIoff を低減して低消費電力化を実現することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
なお、図における符号2は、ゲート絶縁膜である。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、絶縁ゲート型半導体装置において、幅が3〜20nmの第1のサイドウォール4、幅が30nm〜60nmの第2のサイドウォール5、及び、その外側に第3のサイドウォール6を有するとともに、第1のサイドウォール4の直下に第1のサイドウォール4と自己整合する長さのエクステンション領域7を有するとともに、第2のサイドウォール5の直下に第2のサイドウォール5と自己整合する長さで、且つ、エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の中間の深さのバッファ領域8を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にしたことを特徴とする。
本発明者は、鋭意研究の結果、上述の3重ソース・ドレイン構造のMOSFETにおける中間領域、即ち、バッファ層の幅を30nm〜60nmの第2のサイドウォール5に自己整合する幅とした場合に、基板バイアス効果を有効に発揮できることを発見したものである。
また、この場合に、幅が3〜20nmの第1のサイドウォール4を設けることによって、空間電荷の影響をより少なくして、基板バイアス効果をさらに有効に発揮させることができる。
この場合、第3のサイドウォール6の外側壁面の下端と半導体基板1の主面とのなす角を60°以下としても良いものであり、それによって、深接合のソース・ドレイン領域9の端部形状が滑らかになるのでバッファ領域8との境界が融合されて寄生抵抗が低減し、オン電流を増加させることができる。
また、第2のサイドウォール5及び第3のサイドウォール6を、550℃以下の低温で成膜可能な低温酸化膜で構成することが望ましく、それによって、サイドウォールの形成工程に伴う熱工程によるエクステンション領域7の横方向拡散を低減することができる。 特に、第1のサイドウォール4を設けてオフセット領域を予め形成しておく場合には、最終的なエクステンション領域7の端部とゲート電極3の端部をほぼ一致させることができる。
また、本発明は、絶縁ゲート型半導体装置において、エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の間に幅が30nm〜60nmのサイドウォールと自己整合する長さで、且つ、エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の中間の深さのバッファ領域8を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にするとともに、少なくとも0Vと異なる基板バイアスを印加するための基板バイアス印加手段10を備えたことを特徴とする。
上述のように、本発明者は、鋭意研究の結果、3重ソース・ドレイン構造のMOSFETにおける中間領域、即ち、バッファ層を幅が30nm〜60nmのサイドウォールに自己整合する幅とした場合に、基板バイアス効果を有効に発揮できることを発見したものである。
この場合、待機時に0Vと異なる基板バイアスを印加することによって、サブスレッショルドを減らしてオフリーク電流Ioff を低減することができる。
また、駆動時にも待機時と同様に0V以外の基板バイアスを印加するようにしても良いものである。
或いは、駆動時には0Vを含む第1の基板バイアスを印加するとともに、待機時には第1の基板バイアスより絶対値において大きな第2の基板バイアスを印加するようにしても良いものであり、それによって、高駆動電流化と低消費電力化を両立することができる。
上述の構成は、ゲート長Lg が0.1μm以下、特に、40nm以下の絶縁ゲート型半導体装置において効果的であり、その場合のドレイン電圧は1V以下が典型的な値となり、また、待機時の基板バイアスとしては、絶対値において0.1V以上とすれば良い。
本発明によれば、30nm〜60nmの幅のサイドウォールに自己整合する長さのバッファ領域を設けることによって、微細な高駆動電流絶縁ゲート半導体装置において基板バイアス効果を効果的に発揮することができ、高駆動電流と低消費電力化の両立が可能になる。
本発明は、幅が30nm〜60nmのサイドウォール、即ち、バッファ層と、その外側にもサイドウォールを設け、バッファ層の直下にバッファ層と自己整合する長さで、且つ、エクステンション領域とソース・ドレイン領域の中間の深さのバッファ領域を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にし、待機時に絶対値において0.1V以上、例えば、2〜6Vの基板バイアスを印加するようにしたものである。
また、エクステンション領域の形成に際して、幅が3〜20nmのサイドウォールを設けることによって、予めオフセット領域を形成しておき、最終的な熱処理工程によりエクステンション領域の端部とゲート電極の端部とをほぼ一致させるようにしても良いものである。
ここで、図2乃至図11を参照して、本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の製造工程を説明するが、CMOSであることは本質的ではないのでnチャネル型MOSFETのみを図示し、pチャネル型MOSFETについては、図示を省略する。
図2参照
まず、p型シリコン基板11に例えば、STI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離絶縁層12を形成したのち、nチャネル型MOSFETを形成する領域にはBをイオン注入してp型ウエル領域13を形成し、pチャネル型MOSFETを形成する領域にはAsをイオン注入してn型ウエル領域を形成する。
次いで、p型ウエル領域13に、例えば、Bを5〜20KeVの加速エネルギーで0.1〜2×1013cm-2のドーズ量でチャネル注入を行った後、Inを35〜180KeVの加速エネルギーで0.1〜5×1013cm-2のドーズ量で追加チャネル注入を行う。
一方、n型ウエル領域には、例えば、Asを70〜180KeVの加速エネルギーで0.1〜2×1013cm-2のドーズ量でチャネル注入を行った後、Asを100〜230KeVの加速エネルギーで0.1〜5×1013cm-2のドーズ量で追加チャネル注入を行う。
図3参照
次いで、プラズマCVD法を用いて、全面に厚さが例えば、物理膜厚として0.7〜1.5nmのシリコン酸窒化膜からなるゲート絶縁膜を形成した後、全面に、プラズマCVD法を用いて厚さが50から150nmの多結晶シリコン膜を順次堆積させ、次いで、パターニングすることによってゲート長が38nm〜40nm、例えば、40nmのゲート電極15及びゲート絶縁膜14を形成する。
図4参照
次いで、全面にTEOS(テトラエトキシシラン)を用いた減圧CVD法を用いて、例えば、580℃において厚さが3〜20nm、例えば、10nmのシリコン酸化膜を堆積させた後、異方性エッチングを施すことによって、ゲート構造の側壁にオフセット用のサイドウォール16を形成する。
この時、サイドウォール16の厚さは、成膜したシリコン酸化膜の膜厚とほぼ同じになる。
図5参照
次いで、n型ウエル領域をフォトレジストで覆った後、例えば、Inを30〜100KeVの加速エネルギーで0.1〜3×1013cm-2のドーズ量で4方向から注入することによってポケット領域17を形成し、次いで、Asを0.5〜10KeVの加速エネルギーで0.5〜5×1015cm-2のドーズ量で注入することによってn型エクステンション領域18を形成する。
次いで、フォトレジストを除去した後、p型ウエル領域13を新たなフォトレジストで覆い、次いで、例えば、Asを40〜90KeVの加速エネルギーで0.1〜3×1013cm-2のドーズ量で4方向から注入することによってポケット領域を形成した後、Bを0.1〜5KeVの加速エネルギーで0.5〜5×1015cm-2のドーズ量で注入することによってp型エクステンション領域を形成する。
図6参照
次いで、フォトレジストを除去した後、BTBAS(Bis Tertiary−Butylamino Silane)とO2 を原料として用いた減圧CVD法によって、500℃〜580℃、好適には、550℃以下の温度において、全面に厚さが30〜60nmのシリコン酸化膜を堆積させた後、異方性エッチングを施すことによって第2のサイドウォール、即ち、バッファ層19を形成する。
この時、バッファ層19の厚さは、成膜したシリコン酸化膜の膜厚とほぼ同じになる。
図7参照
次いで、n型ウエル領域をフォトレジストで覆った後、例えば、Asを1〜15KeVの加速エネルギーで0.1〜4×1015cm-2のドーズ量で注入することによってn型バッファ領域20を形成する。
次いで、フォトレジストを除去した後、p型ウエル領域13を新たなフォトレジストで覆い、次いで、例えば、Bを0.1〜7KeVの加速エネルギーで0.1〜4×1015cm-2のドーズ量で注入することによってp型バッファ領域を形成する。
図8参照
次いで、フォトレジストを除去した後、再び、BTBASとO2 を原料として用いた減圧CVD法によって、500℃〜580℃、好適には、550℃以下の温度において、全面に厚さが50〜100nm、例えば、90nmのシリコン酸化膜を堆積させた後、異方性エッチングを施すことによってサイドウォール21を形成する。
この時、サイドウォール21の外側面の下端の基板の主面に対するなす角が60°以下の裾引き構造となる。
図9参照
次いで、n型ウエル領域をフォトレジストで覆った後、例えば、Pを2から25KeVの加速エネルギーで0.1〜5×1016cm-2のドーズ量で注入することによってn型ソース・ドレイン領域22を形成する。
この時、サイドウォール21の外側面の下端の基板の主面に対するなす角が60°以下の裾引き構造であるので、n型ソース・ドレイン領域22の端部形状が滑らかになり、n型バッファ領域20との境界が融合されて寄生抵抗が低減し、オン電流を増加させることができる。
次いで、フォトレジストを除去した後、p型ウエル領域13を新たなフォトレジストで覆い、次いで、例えば、Bを0.1〜10KeVの加速エネルギーで0.1〜5×1016cm-2のドーズ量で注入することによってp型ソース・ドレイン領域を形成する。
図10参照
次いで、窒素雰囲気中で、800℃〜1200℃の温度でスパイクアニール処理を 行うことにより、注入した不純物イオンを活性化する。
この時、n型エクステンション領域18等のイオン注入領域は不純物が横方向拡散し、n型エクステンション領域18の端部はゲート電極15の端部とほぼ一致してオフセット領域は消失する。
図11参照
次いで、全面にCo膜を堆積させた後、熱処理によりシリサイド化を行ってn型ソース・ドレイン領域22及びp型ソース・ドレイン領域の露出表面にCoSi2 からなるCoシリサイド層23を形成し、次いで、未反応のCo膜(図示を省略)を除去する。
以降は、図示を省略するものの、全面に層間絶縁膜の形成工程、ビアの形成工程、導電膜の堆積工程、導電膜のパターニング工程等を繰り返すことによって多層配線構造を形成することによってCMOS型半導体装置の基本的構成が完成する。
図12乃至図14参照
図12は、オフセット用サイドウォールを形成せず、且つ、追加チャネル注入を行わないnチャネル型MOSFETのバッファ層を30nmとした場合のI−V特性図であり、実線はVd /Vb =1V/0Vの駆動時の特性を示し、破線はVd /Vb =0.6V/−4Vの待機時の特性を示したものである。
ここで、基板バイアス効果を見るために、Ioff 比を上述のように
off 比=待機時のIoff /駆動時のIoff
と定義すると、図12においてはIoff 比=12.0%となり、バッファ層を設けた効果が現れ始める。
図13参照
図13は、実施例1のMOSFETにおけるバッファ層の厚さを40nmとした場合の駆動時及び待機時のI−V特性図であり、この場合はIoff 比=2.7%となり、大幅な改善効果が得られた。
図14参照
図14は、実施例1のMOSFETにおけるバッファ層の厚さを50nmとした場合の駆動時及び待機時のI−V特性図であり、この場合はIoff 比=1.9%となりバッファ層を40nmとした場合より改善効果が得られた。
図15乃至図17参照
図15は、オフセット用サイドウォールを形成せず、且つ、追加チャネル注入を行わないpチャネル型MOSFETのバッファ層を30nmとした場合のI−V特性図であり、実線はVd /Vb =−1V/0Vの駆動時の特性を示し、破線はVd /Vb =−0.6V/4Vの待機時の特性を示したものであり、p型MOSFETの場合も、Ioff 比=11.9となりバッファ層を設け効果が現れ始める。
図16参照
図16は、実施例1のMOSFETにおけるバッファ層の厚さを40nmとした場合の駆動時及び待機時のI−V特性図であり、この場合はIoff 比=1.6%となり大幅な改善効果が得られた。
図17参照
図17は、実施例1のMOSFETにおけるバッファ層の厚さを50nmとした場合の駆動時及び待機時のI−V特性図であり、この場合はIoff 比=1.3%となりバッファ層を40nmとした場合より改善効果が得られた。
このように、本発明の実施例1においては、幅が30nm〜60nmのバッファ層を設けて、その直下にバッファ層と自己整合し、且つ、エクステンション領域とソース・ドレイン領域の中間の深さのバッファ領域を設けているので、高駆動電流を維持した状態でIoff 比を小さく、即ち、待機時のIoff を基板バイアスで制御することができ、待機時の消費電力を低減することができる。
また、実施例1においては、エクステンション領域を形成する際に、オフセット用サイドウォールを設けてオフセットを形成しているので、スパイクアニール処理工程において、横方向拡散によりゲート電極との重なりを不所望に増大させることがないので、短チャネル効果を軽減することができるとともに、寄生容量を低減することができる。
次に、図18を参照して、本発明の実施例2のCMOS型半導体装置の製造工程を説明するが、エクステンション領域を形成する際にオフセット用サイドウォールを形成しない以外は基本的には上記の実施例1と同様であるので最終構造のみを図示するとともに、実施例1との相違点を説明する。
図18参照
上記の実施例1における図5のエクステンション領域を形成する際にオフセット用サイドウォールを形成せずに、n型ウエル領域をフォトレジストで覆った後、例えば、Inを25〜95KeVの加速エネルギーで0.1〜3×1013cm-2のドーズ量で4方向から注入することによってポケット領域31を形成し、次いで、Asを0.5〜10KeVの加速エネルギーで0.5〜4.5×1015cm-2のドーズ量で4方向から注入することによってn型エクステンション領域32を形成する。
次いで、フォトレジストを除去した後、p型ウエル領域13を新たなフォトレジストで覆い、次いで、例えば、Asを30〜80KeVの加速エネルギーで0.1〜3×1013cm-2のドーズ量で4方向から注入することによってポケット領域を形成した後、Bを0.1〜5KeVの加速エネルギーで0.5〜4.5×1015cm-2のドーズ量で4方向から注入することによってp型エクステンション領域を形成する。
以降は、上記の実施例1と全く同じ工程を行うことによって、図18に示したCMOS半導体装置の基本的構造が得られる。
図19参照
図19は、実施例2のnチャネル型MOSFETにおけるバッファ層の厚さを40nmとした場合の駆動時及び待機時のI−V特性図であり、この場合もIoff 比=3.4%となり大幅な改善効果が得られた。
但し、オフセット構造を採用した実施例1に比べると若干特性が劣る。
なお、駆動時及び待機時の印加電圧は上記の実施例1の場合と同様である。
図20参照
図20は、実施例2のpチャネル型MOSFETにおけるバッファ層の厚さを40nmとした場合の駆動時及び待機時のI−V特性図であり、この場合もIoff 比=1.9%となり大幅な改善効果が得られた。
但し、このp型MOSFETにおいてもn型MOSFETの場合と同様に、オフセット構造を採用した実施例1に比べると若干特性が劣ることになる。
このように、本発明の実施例2の場合もバッファ領域を設けることによって、上述の実施例1の場合と同様な効果が得られる。
以上、本発明の各実施例を説明したが、本発明は各実施例に記載された構成・条件に限られるものではなく、ドーズ量、加速エネルギー、材質、不純物種等は各種の変更が可能である。
例えば、上記の各実施例においてはバッファ層をBTBASで構成しているが、BTBASに限られるものではなく、低温で成膜可能であれば良く、例えば、TEOSを用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては、外側のサイドウォールの外側壁の下端の基板の主面に対するなす各を60°以下としているが、通常のサイドウォールと同様にほぼ垂直な側壁であっても良い。
また、上記の各実施例においては、n型バッファ層を形成する際にAsを用い、n型ソース・ドレイン領域を形成する際にPを用いているが、n型バッファ層を形成する際にSbを用い、n型ソース・ドレイン領域を形成する際にAsを用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては、Coを用いてシリサイド層を設けているが、Coに限られるものではなく、Niを用いてNiSiからなるシリサイド層を形成しても良いものである。
また、上記の各実施例においては、ゲート絶縁膜としてシリコン酸窒化膜を用いてるが、シリコン酸窒化膜に限られるものでなく、SiO2 膜、Si3 4 膜、或いは、Ta2 5 膜等の高誘電率膜を用いても良いものであり、さらには、これらの多層構造膜を用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては、シリコン基板を用いているが、シリコン基板に限られるものではなく、任意の組成比のSiGe基板或いは、シリコン基板上に任意の組成比のSiGeエピタキシャル層を設けたエピタキシャルウェハを用いても良いものであり、さらには、シリコン基板の一部に任意の組成比のSiGeエピタキシャル層を設け、シリコン基板側にnチャネル型MOSFETを形成し、SiGeエピタキシャル層側にpチャネル型MOSFETを設けて動作速度のバランスを改善しても良いものである。
また、上記の各実施例においては、CMOS型半導体装置として説明しているが、CMOS型半導体装置に限られるものではなく、単独のnチャネル型MOSFET或いは単独のpチャネル型MOSFETにも適用されるものである。
また、上記の各実施例においては、追加チャネル注入及びポケット注入を行っているが、追加チャネル注入及びポケット注入は必須ではなく、いずれか一方のみでも良く、さらには、両者を行わなくても良いものである。
また、上記の各実施例においては、駆動時のドレイン電圧Vd の絶対値を1Vとしているが、ドレイン電圧Vd は、任意であり、1V以上でも良いが、微細化するにつれて、1V以下で駆動することが望ましい。
また、上記の各実施例においては、待機時のドレイン電圧Vd の絶対値を0.6Vとしているが、ドレイン電圧Vd は、任意であり、0V、0.2V或いは0.4V等の他の電圧を採用しても良いものである。
また、上記の各実施例においては、待機時の基板バイアスVb の絶対値を4Vとしているが、基板バイアスVb の絶対値は任意であり、0V以外、少なくとも0.1V以上であれば良い。
また、上記の各実施例においては、駆動時の基板バイアスVb を0Vとしているが、0Vに限られるものではなく、任意の電圧を印加しても良いものであり、例えば、待機時と同じ電位の基板バイアスを印加しても良いものである。
また、上記の各実施例においては、ゲート長を38〜40nmとしているが、ゲート長は任意であり、40nm以上の場合にも効果があるが、38nm以下の場合に基板バイアス効果がより顕著になる。
ここで、再び、図1を参照して、本発明の詳細な構成を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) 幅が3〜20nmの第1のサイドウォール3、幅が30nm〜60nmの第2のサイドウォール5、及び、その外側に第3のサイドウォール6を有するとともに、前記第1のサイドウォール3の直下に第1のサイドウォール3と自己整合する長さのエクステンション領域7を有するとともに、前記第2のサイドウォール5の直下に第2のサイドウォール5と自己整合する長さで、且つ、前記エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の中間の深さのバッファ領域8を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にしたことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
(付記2) 上記第3のサイドウォール6の外側壁面の下端と半導体基板1の主面とのなす角が60°以下であることを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導体装置。
(付記3) 上記第2のサイドウォール5及び第3のサイドウォール6が、550℃以下の低温で成膜可能な低温酸化膜からなることを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁ゲート型半導体装置。
(付記4) エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の間に、幅が30nm〜60nmのサイドウォールと自己整合する長さで、エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の中間の深さのバッファ領域8を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にするとともに、少なくとも0Vと異なる基板バイアスを印加するための基板バイアス印加手段10を備えたことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
(付記5) 上記基板バイアス印加手段10が、待機時における基板バイアス印加手段10であることを特徴とする請求項4記載の絶縁ゲート型半導体装置。
(付記6) 上記基板バイアス印加手段10が、待機時と駆動時とにおいて常時印加するための基板バイアス印加手段10であることを特徴とする請求項4記載の絶縁ゲート型半導体装置。
(付記7) エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の間に、幅が30nm〜60nmのサイドウォールと自己整合する長さで、エクステンション領域7と深接合のソース・ドレイン領域9の中間の深さのバッファ領域8を有する3重構造のソース・ドレイン領域を有するとともに、駆動時の基板バイアスを印加するための第1の基板バイアス印加手段と、待機時に前記駆動時の基板バイアスよりも絶対値において大きな基板バイアスを印加するための第2の基板バイアス印加手段を備えたことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
(付記8) 請求項4乃至7のいずれか1に記載の絶縁ゲート型半導体装置の駆動方法において、ドレイン電圧を1V以下にするとともに、待機時の基板バイアスを絶対値において0.1V以上とすることを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の駆動方法。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図2以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図3以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図4以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図5以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図6以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図7以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図8以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図9以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1のCMOS型半導体装置の図10以降の製造工程の説明図である。 バッファ層の厚さを30nmとしたnチャネル型MOSFETのI−V特性図である。 本発明の実施例1のnチャネル型MOSFETにおけるバッファ層を40nmとした場合のI−V特性図である。 本発明の実施例1のnチャネル型MOSFETにおけるバッファ層を50nmとした場合のI−V特性図である。 バッファ層の厚さを30nmとしたpチャネル型MOSFETのI−V特性図である。 本発明の実施例1のpチャネル型MOSFETにおけるバッファ層を40nmとした場合のI−V特性図である。 本発明の実施例1のpチャネル型MOSFETにおけるバッファ層を50nmとした場合のI−V特性図である。 本発明の実施例2のCMOS型半導体装置を構成するnチャネル型MOSFETの概略的断面図である。 本発明の実施例2のnチャネル型MOSFETにおけるバッファ層を40nmとした場合のI−V特性図である。 本発明の実施例2のpチャネル型MOSFETにおけるバッファ層を40nmとした場合のI−V特性図である。 ゲート長が43〜45nm程度の従来のnチャネル型MOSFETの概念的断面図である。 ゲート長が38〜40nm程度の従来のnチャネル型MOSFETの概念的断面図である。 ゲート長Lg =40nmの従来のnチャネル型MOSFETのI−V特性図である。 ゲート長Lg =40nmの従来のpチャネル型MOSFETのI−V特性図である。 ゲート長Lg =40nmの従来のnチャネル型MOSFETに追加チャネル注入した場合のI−V特性図である。 ゲート長Lg =40nmの従来のpチャネル型MOSFETに追加チャネル注入した場合のI−V特性図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 ゲート絶縁膜
3 ゲート電極
4 第1のサイドウォール
5 第2のサイドウォール
6 第3のサイドウォール
7 エクステンション領域
8 バッファ領域
9 深接合のソース・ドレイン領域
10 基板バイアス印加手段
11 p型シリコン基板
12 素子分離絶縁層
13 p型ウエル領域
14 ゲート絶縁膜
15 ゲート電極
16 サイドウォール
17 ポケット領域
18 n型エクステンション領域
19 バッファ層
20 n型バッファ領域
21 サイドウォール
22 n型ソース・ドレイン領域
23 Coシリサイド層
31 ポケット領域
32 n型エクステンション領域
41 p型ウエル領域
42 ゲート絶縁膜
43 ゲート電極
44 n型エクステンション領域
45 n型ソース領域
46 n型ドレイン領域
47 空間電荷領域
48 チャネル電荷領域
51 p型ウエル領域
52 ゲート絶縁膜
53 ゲート電極
54 n型エクステンション領域
55 n型ソース領域
56 n型ドレイン領域
57 空間電荷領域
58 チャネル電荷領域
59 網掛け部分

Claims (5)

  1. 幅が3〜20nmの第1のサイドウォール、幅が30nm〜60nmの第2のサイドウォール、及び、その外側に第3のサイドウォールを有するとともに、前記第1のサイドウォールの直下に第1のサイドウォールと自己整合する長さのエクスエンション領域を設けるとともに、前記第2のサイドウォールの直下に第2のサイドウォールと自己整合する長さで、且つ、前記エクステンション領域と深接合のソース・ドレイン領域の中間の深さのバッファ領域を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にしたことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
  2. 上記第3のサイドウォールの外側壁面の下端と基板の主面とのなす角が60°以下であることを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導体装置。
  3. エクステンション領域と深接合のソース・ドレイン領域の間に、幅が30nm〜60nmのサイドウォールと自己整合する長さで、且つ、前記エクステンション領域と深接合のソース・ドレイン領域の中間の深さのバッファ領域を設けてソース・ドレイン構造を3重構造にするとともに、少なくとも0Vと異なる基板バイアスを印加するための基板バイアス印加手段を備えたことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
  4. エクステンション領域と深接合のソース・ドレイン領域の間に、幅が30nm〜60nmのサイドウォールと自己整合する長さで、且つ、エクステンション領域と深接合のソース・ドレイン領域の中間の深さのバッファ領域を有する3重構造のソース・ドレイン領域を有するとともに、駆動時の基板バイアスを印加するための第1の基板バイアス手段と、待機時に前記駆動時の基板バイアスよりも絶対値において大きな基板バイアスを印加するための第2の基板バイアス印加手段を備えたことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
  5. 請求項3または請求項4記載の絶縁ゲート型半導体装置の駆動方法において、ドレイン電圧を1V以下にするとともに、待機時の基板バイアスを絶対値において0.1V以上とすることを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の駆動方法。
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