JP2000206671A - フォトマスク、フォトマスクの製造方法、および半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

フォトマスク、フォトマスクの製造方法、および半導体集積回路装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトマスク表面に複雑なトポグラフィーが
形成され、製造工程での耐久性は低く欠陥を引起し低品
質でこれを使用して製造される半導体集積回路装置の歩
留まりが低下するといった課題があった。 【解決手段】 透明ガラス基板10とその面上の凹部2
3内に形成された遮光パターン11と、透明ガラス基板
10と遮光パターン11上に選択的に形成され、その表
面が平坦である位相シフトパターン102が形成された
フォトマスクおよびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶ディスプレ
イ等の半導体集積回路装置の製造に使用されるフォトマ
スク、フォトマスクの製造方法、およびこのフォトマス
クを用いた半導体集積回路装置の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】フォトマスク上に描かれた半導体素子等
の回路パタンをウエハ上に投影させるために使用される
投影露光装置の機能としては、解像度が高く微細なパタ
ーンの転写が可能なものが要求される。一般に、投影露
光装置の機能において、投稿レンズの開口数NAが大き
なものほど、また露光光の波長が短いものほどその解像
度は向上する。ここで、開口数NAを増大すればするほ
ど、パターン転写時に焦点深度が小さくなるため、開口
数NAを大きくする方法には限界がある。また、露光光
を短波長化する場合、転写プロセスを大幅に改造する必
要がある。
【0003】そこで、位相反転させる位相シフターを、
フォトマスク上の光透過領域の一部に形成し、光の振幅
に加えて位相をも制御することにより結像特性を改善し
向上させる方法が過去に提案されている。例えば、特開
昭57−62052号、特開昭58−173744号、
特開昭62−67514号、特開昭62−67547
号、特開昭63−304257号、特開平3−2630
45号公報等に位相シフト方法に関しての記載がある。
【0004】図22は、従来のフォトマスクの製造法を
示す説明図であり、図において、220は透明ガラス基
板、222は遮光膜、224はレジスト膜であり、最終
的に図22の(f)に示すように、透明ガラス基板22
0上に所定の間隔で遮光パターン111が形成される。
【0005】また図23は、従来の低反射フォトマスク
の製造方法を示す説明図であり、図において、231お
よび232は遮光膜222を挟んで形成された反射防止
膜であり、最終的に図23の(f)に示すように、その
上面および下面に反射防止膜231,232の層を透明
ガラス基板220上に形成した遮光パターン111が、
所定の間隔で形成される。
【0006】さらに、図24は、従来の位相シフトフォ
トマスクの製造方法を示す説明図であり、図において、
226は位相シフト部、225は凹部である。この従来
の位相シフトフォトマスクの製造方法では、最終的に図
24の(d)に示すように、透明ガラス基板220に形
成された凹部の両側に遮光パターン111を形成し、こ
の遮光パターン111の隣に位相シフト部226が設け
られ位相シフトフォトマスクが形成されている。
【0007】このように、従来のフォトマスクの製造方
法では、フォトマスク上に所定の間隔で遮光パターンを
形成する方法(図22の(f)および図23の(f)を
参照)、あるいはフォトマスク上に所定の間隔で位相シ
フトパターンを形成し配置する方法(図24の(d)を
参照)であったので、得られたフォトマスクの表面に
は、複雑なトポグラフィーが形成されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォトマスクは
以上のように構成されているので、得られたフォトマス
クの表面には複雑なトポグラフィーが形成され、このた
め、洗浄工程において、例えば、洗浄工程で使用される
ブラシ等による異物除去処理において遮光膜が剥がされ
る場合があり、このため製造工程での耐久性が低く、さ
らに得られたフォトマスクの品質は低下し、ひいてはこ
のフォトマスクを用いて製造される半導体集積回路装置
の歩留まりが低下し、かつその品質も低下するといった
課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、フォトマスクを製造する製造工程
における機械的耐久性が高く、高い結像性能を備え、高
品質で高転写精度の、また製造工程における歩留まりを
向上可能な構成を備えたフォトマスク、フォトマスクの
製造方法、およびこのフォトマスクを使用した液晶ディ
スプレイ等の半導体集積回路装置の製造方法を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフォトマ
スクは、透明基板と、前記透明基板の面上に形成された
所定数の凹部と、前記凹部内のそれぞれに形成された遮
光膜からなる遮光パターンと、前記遮光パターンの各々
の表面、または裏面、または表面および裏面に反射防止
膜が形成されていることを特徴とするものである。
【0011】この発明に係るフォトマスクは、透明基板
と、前記透明基板の面上に形成された遮光パターンと、
前記透明基板と前記遮光パターン上に選択的に形成さ
れ、その表面が平坦である位相シフトパターンとを備え
たことを特徴とするものである。
【0012】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンの端部において、透明基板に接する部分にお
ける前記位相シフトパターンの膜厚が徐々に薄くなって
いることを特徴とするものである。
【0013】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンの端部において、透明基板に接する部分にお
ける前記位相シフトパターンの段差が徐々に小さくなっ
ていることを特徴とするものである。
【0014】この発明に係るフォトマスクは、透明基板
と、前記透明基板の面上に形成された所定数の凹部と、
前記凹部内のそれぞれに形成された遮光膜からなる遮光
パターンと、前記凹部内に形成された遮光パターンを有
する前記透明基板上に、選択的に形成された位相シフト
パターンとを備えたことを特徴とするものである。
【0015】この発明に係るフォトマスクは、透明基板
に接する部分の位相シフトパターンの端部の膜厚が徐々
に薄くなった構成を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】この発明に係るフォトマスクは、透明基板
と、前記透明基板の面上に形成された所定数の凹部と、
前記凹部内のそれぞれに形成された遮光膜からなる遮光
パターンと、前記凹部内に形成された遮光パターンを有
する前記透明基板に形成された位相シフトパターンを備
えたことを特徴とするものである。
【0017】この発明に係るフォトマスクは、透明基板
と接する位相シフトパターンの端部の膜厚が徐々に薄く
なった構造を持つことを特徴とするものである。
【0018】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンが、レベンソン型位相シフトパターンを含む
ことを特徴とするものである。
【0019】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンが、補助シフター型位相シフトパターンを含
むことを特徴とするものである。
【0020】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンが、エッジ強調型位相シフトパターンを含む
ことを特徴とするものである。
【0021】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンが、ハーフトーン型位相シフトパターンを含
むことを特徴とするものである。
【0022】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンが、遮光パターン付きハーフトーン型位相シ
フトパターンを含むことを特徴とするものである。
【0023】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンが、遮光パターン付きシフター遮光型位相シ
フトパターンを含むことを特徴とするものである。
【0024】この発明に係るフォトマスクは、位相シフ
トパターンが、中間位相型位相シフトパターンを含むこ
とを特徴とするものである。
【0025】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
透明基板上にレジスト膜を形成する工程と、放射線によ
り前記レジスト膜を選択的に露光した後に現像して所定
のパターンを形成する工程と、前記レジスト膜をマスク
にして前記透明基板を選択エッチングして前記透明基板
に凹部を形成する工程と、前記レジスト膜を剥離する工
程と、前記凹部に第1の反射防止膜を形成する工程と、
前記第1の反射防止膜を形成した凹部内に遮光膜を形成
する工程と、前記遮光膜を化学的機械的研磨して遮光パ
ターンを形成する工程と、前記遮光パターン上に第2の
反射防止膜を形成する工程をさらに含み、あるいは前記
第1の反射防止膜および前記第2の反射防止膜を形成す
る工程のいずれかの工程のみを含むことを特徴とするも
のである。
【0026】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
透明基板上に遮光パターンを形成する工程と、前記透明
基板および前記遮光パターン上に位相シフト膜を塗布す
る工程と、放射線により前記位相シフト膜を選択的にエ
ッチングして、位相シフトパターンを形成する工程と、
前記位相シフトパターンの表面を化学的機械的研磨し
て、所定の膜厚を有する位相シフトパターンを形成する
工程とを含むことを特徴とするものである。
【0027】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
位相シフトパターンを形成する工程の後に、放射線によ
り前記位相シフトパターンを選択エッチングする工程
と、エッチングされた前記位相シフトパターンの表面を
化学的機械的研磨して、所定の膜厚を有する平坦な位相
シフトパターンを形成する工程とをさらに含むことを特
徴とするものである。
【0028】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
透明基板上に遮光パターンを形成する工程の後に、前記
遮光パターン上にレジスト膜を形成する工程と、放射線
により前記レジスト膜を選択エッチングし、レジストパ
ターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマス
クにして前記透明基板を選択エッチングする工程と、前
記レジストパターンを剥離する工程と、化学的機械的研
磨する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0029】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
透明基板上にレジスト膜を形成する工程と、放射線によ
り前記レジスト膜を選択的に露光した後に現像して所定
のパターンを形成する工程と、前記レジスト膜をマスク
にして前記透明基板を選択エッチングして前記透明基板
に凹部を形成する工程と、前記レジスト膜を剥離する工
程と、前記凹部内に遮光膜を形成する工程と、前記遮光
膜を化学的機械的研磨して遮光パターンを形成する工程
と、位相シフト膜を前記透明基板上に形成する工程と、
放射線により前記位相シフト膜を選択的にエッチングし
て、位相シフトパターンを形成する工程を含むことを特
徴とするものである。
【0030】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
放射線により位相シフト膜を選択的にエッチングして、
位相シフトパターンを形成する工程の後に、透明基板上
に形成された前記位相シフトパターンの化学的機械的研
磨を行うことをさらに含むことを特徴とするものであ
る。
【0031】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
透明基板上にレジスト膜を形成する工程と、放射線によ
り前記レジスト膜を選択的に露光した後に現像して所定
のパターンを形成する工程と、前記レジスト膜をマスク
にして前記透明基板を選択エッチングして前記透明基板
に凹部を形成する工程と、前記レジスト膜を剥離する工
程と、前記凹部内に遮光膜を形成する工程と、前記遮光
膜を化学的機械的研磨して遮光パターンを形成する工程
と、前記遮光パターンが形成された前記透明基板上にレ
ジスト膜を形成する工程と、放射線により前記レジスト
膜を選択的にエッチングする工程と、前記透明基板を選
択的にエッチングする工程とを含むことを特徴とするも
のである。
【0032】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
放射線により透明基板を選択的にエッチングする工程の
後に、化学的機械的研磨を実施する工程をさらに含むこ
とを特徴とするものである。
【0033】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
放射線として電子線を使用することを特徴とするもので
ある。
【0034】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
放射線としてレーザ光を使用することを特徴とするもの
である。
【0035】この発明に係るフォトマスク製造方法は、
放射線として単色光を使用することを特徴とするもので
ある。
【0036】この発明に係る半導体集積回路装置や液晶
ディスプレイの製造方法は、この発明のフォトマスクあ
るいはこの発明のフォトマスクの製造方法を用いて、半
導体集積回路装置や液晶ディスプレイを製造することを
特徴とするものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
フォトマスクを示す構成図であり、図において、10は
透明ガラス基板(透明基板)、11は、透明ガラス基板
10上の凹部に形成された遮光パターンである。図1に
示すように、実施の形態1のフォトマスクの構成は、透
明ガラス基板10上の所定の間隔で形成された凹部内に
クロムCrやMoSiなどの遮光膜を形成し、その後、
化学的機械的研磨(CMP:Chemical Mec
hanical Polishing)を実施してフォ
トマスクの表面上に、遮光パターン11と透明ガラス基
板10とが同一平面となるように平坦化されてる。
【0038】図22の(f)に図示した様に、従来の製
造方法で得られたフォトマスクは、透明ガラス基板上に
遮光パターンが形成されており、フォトマスクの表面に
複雑なトポグラフィが形成されるので、洗浄工程におけ
る機械的化学的研磨に対する耐久性は小さい。これに対
して、実施の形態1のフォトマスクでは、透明ガラス基
板10上の凹部内に遮光パターン11を形成し、遮光パ
ターン11と透明ガラス基板10とが平坦な同一平面と
なる構成を有するので、フォトマスクの表面に複雑なト
ポグラフィが形成されるようなことは無く、洗浄工程に
おける機械的化学的研磨に対する耐久性は大きくなる。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、透明ガラス基板10上の凹部に遮光パターン11を
形成し、遮光パターン11と透明ガラス基板10とが同
一平面となる構成を有するので、従来のフォトマスクの
ように、フォトマスクの表面に複雑なトポグラフィが形
成されるようなことは無く、洗浄工程における機械的化
学的研磨に対する耐久性が大きい、このフォトマスクを
用いて製造される半導体集積回路装置の歩留まりが向上
する。
【0040】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2によるフォトマスクの製造工程を示す説明図であ
り、図において、21はレジスト膜、23は透明ガラス
基板10上に所定間隔で形成された複数の凹部、24は
遮光膜である。その他の構成要素は、実施の形態1のフ
ォトマスクで説明したものと同一のものなので、同一符
号を付して、ここではその説明を省略する。
【0041】次に動作について説明する。図1に示した
構成の実施の形態1のフォトマスクは、以下の製造工程
を用いて形成される。先ず、図2の(b)に示されるよ
うに、透明ガラス基板10上にレジスト膜21を形成す
る。電子線、レーザ線、単色光等の放射線を用いて選択
的なエッチングを実施する場合において、レジスト膜2
1としては、電子線(EB:Electron Bea
m)で露光する場合は日本ゼオン社製のZEP520、
レーザ光で露光する場合は三菱化学社製のMCPRi5
00などが最適である。また、単色光でも露光可能であ
る。これは、以下で詳細に説明する実施の形態3〜17
の場合においても同様の事項である。
【0042】次に、図2の(c)に示されるように、電
子線、レーザ光、あるいは単色光等の放射線により、レ
ジスト膜21を選択的に露光し、その後、現像液(例え
ば、TMAH水溶液等)でアルカリ現像し、図2の
(c)に示すように、レジストパターン22を形成す
る。次に、図2の(d)に示すように、レジストパター
ン22をマスクにして透明ガラス基板10を選択エッチ
ングした後に、レジストパターン22を剥離すること
で、透明ガラス基板10上に複数の凹部23が形成され
る。
【0043】その後、凹部23を備えた透明ガラス基板
10上に、CrやMoSi等の遮光膜24を形成する。
その後、図2の(f)に示すように、この遮光膜24
を、透明ガラス基板10および遮光パターン11が同一
平面となるように化学的機械的研磨することで、フォト
マスクが形成される。
【0044】次に、図2の(e)で形成された遮光膜2
4を研磨する化学的機械的研磨方法を以下に説明する。
図3は、遮光膜24を化学的機械的研磨する方法に使用
する装置を示す説明図であり、図において、31は回転
テーブル、32は回転テーブル31上に配置された回転
式のマスクホルダーであり、図3では4個のマスクホル
ダーが配置されている。このマスクホルダー32は、回
転テーブル31の回転とは別個に自転する機能を有して
いる。そして、33は回転テーブル31上に配置された
研磨布であり、この研磨布33上にアルミナやシリカな
どの微粒子を含むスラリーが設けられている。
【0045】図2の(e)に示す透明ガラス基板10
を、各回転テーブル31上に配置する。その場合、透明
ガラス基板10上の遮光膜24が形成されている面、即
ちパターン面が研磨布33と対面するように、透明ガラ
ス基板10を回転テーブル31上に配置する。
【0046】その後、回転テーブル31を図3の矢印で
示す方向に回転して研磨を行う。回転テーブル31の回
転に際しては、マスクホルダー32の回転テーブル31
に対する押しつけ圧力、回転テーブル31やマスクホル
ダー32の回転数等を調節することで、所定の研磨工程
が実施され、透明ガラス基板10上に形成された遮光膜
24は、図2の(f)に示されるように、遮光膜24が
形成された透明ガラス基板10の面が平坦となるまで研
磨されて、フォトマスクの表面は平滑化される。
【0047】図4は、実施の形態2で示したフォトマス
クの製造工程で得られたフォトマスクを洗浄するための
洗浄工程を示す説明図であり、(a)は従来の製造方法
で形成されたフォトマスクに対する洗浄工程を示す説明
図であり、(b)はこの発明の実施の形態2に係る製造
方法で形成されたフォトマスクに対する洗浄工程を示す
説明図である。図において、41はブラシ、42はフォ
トマスク上の異物であり、洗浄工程で除去されるべきも
のである。
【0048】図4の(a)で示した様に、従来の製造方
法で形成されたフォトマスクは、透明ガラス基板(透明
基板)220の平面上に遮光パターン111が、複雑な
トポグラフィーとなって形成されており、洗浄工程にお
けるブラシ41等の機械的なストレスにより透明ガラス
基板220上から剥離される場合が生じる可能性が高
い。これによりパターン欠陥を引き起こすので、フォト
マスクの品質は低下し、さらにフォトマスクを用いて製
造される液晶ディスプレイ、液晶パネル等の半導体集積
回路装置の品質が低下し、また半導体集積回路装置の歩
留まりが低下することにつながる。
【0049】一方、図4の(b)に示した様に、この発
明の実施の形態2に係る製造方法で形成されたフォトマ
スクは、その表面は平滑化され平面状態であるので、洗
浄工程におけるブラシ41等の機械的なストレスの発生
はなく、高品質のフォトマスクが得られ、この発明のフ
ォトマスクを用いて製造される液晶ディスプレイや液晶
パネル等の半導体集積回路装置の品質は向上し、また半
導体集積回路装置の歩留まりも向上する。
【0050】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、表面が平滑化されたフォトマスクを製造することが
できるので、高品質のフォトマスクが得られ、このフォ
トマスクを用いて製造される液晶ディスプレイや液晶パ
ネル等の半導体集積回路装置の品質を向上することがで
き、さらに半導体集積回路装置の製造工程における歩留
まりを向上することができる。
【0051】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3によるフォトマスクの製造工程を示す説明図であ
り、図において、50は第1の反射防止膜であり、51
は第2の反射防止膜である。その他の構成要素は、実施
の形態2で説明したものと同一のものなので、同一符号
を付して、ここではその説明を省略する。
【0052】次に動作について説明する。図2の(a)
〜(d)で示した実施の形態2の製造工程を用いて、透
明ガラス基板10を加工し、透明ガラス基板10上に凹
部23を形成する(図5の(a)〜(d))。次に、図
5の(e)に示すように、凹部23および透明ガラス基
板10上に第1の反射防止膜50を形成する。この場
合、凹部23が埋まらない厚さとなるように第1の反射
防止膜50を形成する。その後、第1の反射防止膜50
上にCrやMoSi等の遮光膜24を形成する。
【0053】次に、遮光膜24を化学的機械的研磨し
て、透明ガラス基板10と同一平面のの遮光パターン1
1を形成する。その後、図5の(f)に示すように、遮
光パターン11上に第2の反射防止膜51を形成する。
この第2の反射防止膜51の材質としては、MgF2
CrO等を用いる。図5の(f)に示した構成のフォト
マスクでは、第1の反射防止膜50および第2の反射防
止膜51を形成したが、この発明はこの構成に限定され
るものではなく、反射防止膜は遮光パターン11の上部
あるいは下部のいずれかのみに形成してもよい。
【0054】図23の(f)に示した従来の製造方法で
得られた低反射フォトマスクは、多層構造で形成されて
いるため、図4の(a)に示したような、洗浄工程にお
けるブラシ41等の機械的なストレスが発生し、これに
より品質が低下することがあったが、図5の(f)に示
される実施の形態3のフォトマスクは、透明ガラス基板
10の内部に遮光パターン11を形成しているので、機
械的ストレスに対する強度は大きく、遮光パターン11
の欠陥の発生が減少する。
【0055】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、透明ガラス基板10の内部に遮光パターン11を形
成し、また表面が平滑化されたフォトマスクを製造する
ことができるので、機械的ストレスに対する強度は大き
く、遮光パターン11の欠陥の発生を減少することがで
き、高品質のフォトマスクが得られ、このフォトマスク
を用いて製造される液晶ディスプレイや液晶パネル等の
半導体集積回路装置の品質を向上することができ、さら
に半導体集積回路装置の歩留まりを向上することが可能
となる。
【0056】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4によるフォトマスクの製造工程を示す説明図であ
り、図において、60はシフター材を塗布して形成され
た位相シフト膜、61は遮光パターン、62は位相シフ
トパターンである。その他の構成要素は、実施の形態2
で説明したものと同一のものなので、同一符号を付し
て、ここではその説明を省略する。
【0057】次に動作について説明する。まず、図6の
(a)に示すように、透明ガラス基板10の平面上に遮
光パターン61を形成する。その後、図6の(b)に示
すように、透明ガラス基板10および遮光パターン61
上に、SOG(Spin On Glass)等のシフ
ター材を塗布する。シフター材を塗布することで得られ
た位相シフト膜60は、凸部形状の複雑なトポグラフィ
ーである遮光パターン61上に形成されるので、図6の
(b)に示すように山形となる。
【0058】次に、化学的機械的研磨を行い、図6の
(c)に示す平面状の位相シフト膜60を形成する。そ
の後、この平面状の位相シフト膜60を選択的にエッチ
ングすると(選択エッチング)、図6の(d)に示すよ
うに、シフターの膜厚が均一な位相シフトパターン62
を有する位相シフトマスクが形成される。
【0059】図24の(c)に示した様に、従来の製造
方法で得られた位相シフトマスクでは、シフターの膜厚
が局所的に高くなり均一ではないので、位相シフトマス
クの機能が充分に発揮できない。これに対して、実施の
形態4の位相シフトマスクの製造方法では、シフターの
膜厚が均一の位相シフトマスクを製造することができ
る。
【0060】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、透明ガラス基板10上に、膜厚が均一の位相シフト
パターンを有する位相シフトマスクを製造することがで
きるので、この位相シフトマスクを用いて半導体集積回
路装置を製造する場合、光学像のコントラストを向上す
ることができる。
【0061】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5によるフォトマスクの製造工程を示す説明図であ
り、図において、63は位相シフトパターン、70は位
相シフトパターンと透明ガラス基板10との境界領域で
ある。その他の構成要素は、実施の形態4で説明したも
のと同一のものなので、同一符号を付して、ここではそ
の説明を省略する。
【0062】次に動作について説明する。先ず、図6の
(a),(b)に示した実施の形態4のフォトマスクの
製造工程を用いて、図7の(a),(b)に示すように
透明ガラス基板10上に遮光パターン61と位相シフト
膜60を形成する。
【0063】次に、図7の(c)に示すように選択的に
エッチングを行った後、図7の(d)に示すように、塗
布膜である位相シフト膜60に対して、さらに化学的機
械的研磨を行って表面を平滑化する。これにより、位相
シフトパターン63の上面が平坦な位相シフトパターン
を有するフォトマスクを形成できる。得られた実施の形
態5のフォトマスクを用いて半導体集積回路装置を製造
すれば、位相誤差が発生しない。
【0064】また、図7の(d)の右側部分に示す様
に、遮光パターン61に隣接して形成された位相シフト
部において、位相シフト部と透明ガラス基板10との境
界領域70は、角がとれて徐々に位相が変化した構造と
なっているので、化学的機械的研磨を実施することで、
中間位相シフターが自動的に形成されていることと等化
となる。つまり、境界領域70は、典型的な位相矛盾箇
所であるが、化学的機械的研磨を実施することにより位
相矛盾箇所の形成を回避できるので、境界領域70で遮
光領域が形成されない。さらに、図7の(d)に示す様
に、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されており、洗浄工程におけるブラシ41等による
機械的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程での耐
久性が高い。
【0065】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、化学的機械的研磨を実施することにより、境界領域
70で位相矛盾箇所の形成を回避でき、境界領域70に
おける遮光領域のない構造の位相シフトマスクを製造す
ることができるので、フォトマスク表面で形成されるト
ポグラフィーは平坦化されており、洗浄工程においてブ
ラシ41等による機械的なストレスの発生はなく、つま
り洗浄工程での耐久性が高いフォトマスクを得ることが
できる。
【0066】実施の形態6.図8は、この発明の実施の
形態6によるフォトマスクの製造工程を示す説明図であ
り、図において、80はレジスト膜、82は位相シフト
パターン、83は凹部である。その他の構成要素は、実
施の形態5で説明したものと同一のものなので、同一符
号を付して、ここではその説明を省略する。
【0067】次に動作について説明する。先ず、図8の
(a)に示す様に、透明ガラス基板10上に遮光パター
ン61を形成する。次に、透明ガラス基板10および遮
光パターン61上にレジスト膜80を形成する。この場
合、透明ガラス基板10上に遮光パターン61が形成さ
れているので、図8の(b)に示すように、レジスト膜
80は凸部形状の複雑なトポグラフィーを有する。
【0068】次に、図8の(c)および(d)に示すよ
うに、レジスト膜80及び遮光パターン61をマスクに
して透明ガラス基板10を選択エッチングすると、凹部
83が透明ガラス基板10内に形成され、位相シフトパ
ターン82が遮光パターン61の近隣に形成される。
【0069】次に、化学的機械的研磨を行うと、図8の
(e)に示すように、位相シフトパターン82と透明ガ
ラス基板10との境界領域70の角は除去され、そこで
は徐々に位相が変化する部分が形成される。これは、化
学的機械的研磨を実施することにより、中間位相シフタ
ーが自動的に形成されていることと等化となる。つま
り、境界領域70は、典型的な位相矛盾箇所であるが、
化学的機械的研磨を実施することにより位相矛盾箇所の
形成を回避できるので、境界領域70で遮光領域が形成
されない。さらに、図8の(d)に示す様に、フォトマ
スク表面で形成されるトポグラフィーは、例えば、図2
4の(d)に示した従来のものと比較して、位相シフト
部等が形成されている箇所以外では平坦化されている。
これにより、洗浄工程におけるブラシ41等による機械
的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程での耐久性
が高い。
【0070】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、化学的機械的研磨を実施することにより、境界領域
70で位相矛盾箇所の形成を回避でき、境界領域70に
おける遮光領域のない構造の位相シフトパターンを有す
るフォトマスクを製造することができる。また、フォト
マスク表面で形成されるトポグラフィーが平坦化されて
いるので、洗浄工程においてブラシ41等による機械的
なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程での耐久性が
高いフォトマスクを得ることができる。
【0071】実施の形態7.図9の(a)〜(c)は、
この発明の実施の形態7によるフォトマスクの製造工程
を示す説明図であり、図において、63は位相シフトパ
ターンである。その他の構成要素は、実施の形態5で説
明したものと同一のものなので、同一符号を付して、こ
こではその説明を省略する。
【0072】次に動作について説明する。先ず、図9の
(a)に示す様に、透明ガラス基板10上に形成した凹
部内に遮光パターン11を形成する。これは、図2を用
いて説明した実施の形態2の製造方法を用いる。
【0073】次に、遮光パターン11を含む透明ガラス
基板10上にSOG(Spin On Glass)等
のシフター材を用いて位相シフト膜60を塗布する。透
明ガラス基板10の表面は平坦なので、図9の(b)に
示すように、位相シフト膜60の表面は平坦となる。こ
の位相シフト膜60を選択エッチングすると、図9の
(c)に示す様に、均一の膜厚を有する位相シフトパタ
ーン63が形成される。
【0074】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、実施の形態1のフォトマスク上に、位相シフトパタ
ーンを形成した構成のフォトマスクを得ることができる
ので、この位相シフトマスクを用いて半導体集積回路装
置を製造する場合、光学像のコントラストを向上するこ
とができる。
【0075】実施の形態8.図9の(d)は、この発明
の実施の形態8によるフォトマスクの製造工程を示す説
明図であり、図において、70は透明ガラス基板10と
位相シフトパターン63との境界領域である。その他の
構成要素は、実施の形態7で説明したものと同一のもの
なので、同一符号を付して、ここではその説明を省略す
る。
【0076】次に動作について説明する。図9の(a)
〜(c)で示した実施の形態7の製造方法で得られたフ
ォトマスクを、さらに化学的機械的研磨を行うと、図9
の(d)の右側に示す様に、境界領域70の位相シフト
パターンの膜厚が徐々に薄く形成されたフォトマスクが
得られる。従って、図9の(d)の右側部分に示す様
に、遮光パターン11上に形成された位相シフトパター
ン63において、位相シフトパターン63と透明ガラス
基板10との境界領域70は、角がとれて徐々に位相が
変化した構造となっている。これは、化学的機械的研磨
を実施して中間位相シフターを自動的に形成したことと
等化となる。
【0077】つまり、境界領域70は、典型的な位相矛
盾箇所であるが、化学的機械的研磨を実施することによ
り位相矛盾箇所の形成を回避できるので、境界領域70
で遮光領域が形成されない。さらに図9の(d)に示す
様に、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは
平坦化されており、洗浄工程におけるブラシ41等によ
る機械的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程での
耐久性が高い。
【0078】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、実施の形態1の製造方法で得られたフォトマスク上
に、位相シフトパターンを形成した構成のフォトマスク
を形成することができるので、このフォトマスクを用い
て半導体集積回路装置を製造する場合、光学像のコント
ラストを向上することができ、またフォトマスク表面で
形成されるトポグラフィーは平坦化されているので、洗
浄工程におけるブラシ41等による機械的なストレスの
発生はなく洗浄工程での耐久性が高くなる。
【0079】実施の形態9.図10の(a)〜(d)
は、この発明の実施の形態9によるフォトマスクの製造
工程を示す説明図であり、図において、100はレジス
ト膜、101はレジストパターン、102は位相シフト
パターン、103は凹部である。その他の構成要素は、
実施の形態6で説明したものと同一のものなので、同一
符号を付して、ここではその説明を省略する。
【0080】次に動作について説明する。先ず、図2に
示した実施の形態2のフォトマスクの製造方法に従っ
て、図10の(a)に示すような、凹部に遮光パターン
11が形成された表面が平坦な構造を有するフォトマス
クを形成する。次に、レジスト膜100を、遮光パター
ン11が形成された透明ガラス基板10上に塗布する。
本発明の製造方法で形成されたフォトマスクは、遮光パ
ターン11が凹部に形成されているので、その表面が平
滑化され平面となるので、レジスト膜100も平坦とな
る。
【0081】一方、図24の(b)に示した従来の製造
方法で形成されたフォトマスクにおけるレジスト膜22
4の表面は、透明ガラス基板220の平面上に遮光パタ
ーン111が複雑なトポグラフィーとなって形成されて
いるので、その表面には複雑なトポグラフィーが形成さ
れる。
【0082】次に、図10の(b)で得られたレジスト
膜100を現像すると、図10の(c)に示すレジスト
パターン101が得られる。次に、レジストパターン1
01と遮光パターン11とをマスクとして、透明ガラス
基板10を選択エッチングすると、図10の(d)に示
す様な凹部103を有する位相シフトパターン102が
形成される。
【0083】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、実施の形態1のフォトマスク上に、位相シフトパタ
ーンを形成した構成の位相シフトパターンを備えたフォ
トマスクを得ることができるので、このフォトマスクを
用いて半導体集積回路装置を製造する場合、光学像のコ
ントラストを向上することができ、またフォトマスク表
面で形成されるトポグラフィーは平坦化されているの
で、洗浄工程におけるブラシ41等による機械的なスト
レスの発生はなく洗浄工程での耐久性が高くなる。
【0084】実施の形態10.図10の(e)は、この
発明の実施の形態10によるフォトマスクの製造工程を
示す説明図であり、図において、70は透明ガラス基板
10と位相シフトパターン102との境界領域である。
その他の構成要素は、実施の形態9で説明したものと同
一のものなので、同一符号を付して、ここではその説明
を省略する。
【0085】次に動作について説明する。図10の
(a)〜(d)で示した実施の形態9の製造方法で得ら
れたフォトマスクの表面をさらに化学的機械的研磨を行
って、図10の(e)に示す様なフォトマスクを形成す
る。位相シフトパターン102と透明ガラス基板10と
の境界領域70で形成される角は除去され、徐々に位相
が変化する構成が形成される。従って、化学的機械的研
磨を実施することで、中間位相シフターを自動的に形成
したことと等化となる。つまり、境界領域70は、典型
的な位相矛盾箇所であるが、化学的機械的研磨を実施す
ることにより位相矛盾箇所の形成を回避できるので、境
界領域70で遮光領域が形成されない。さらに、図10
の(d)に示す様に、フォトマスク表面で形成されるト
ポグラフィーは、例えば、図24の(d)に示した従来
のものと比較して、位相シフト部等が形成されている箇
所以外では平坦化されている。これにより、洗浄工程に
おけるブラシ41等による機械的なストレスの発生はな
く、つまり洗浄工程での耐久性が高い。
【0086】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、実施の形態9の製造方法により得られたフォトマス
クに化学的機械的研磨を実施することにより、境界領域
70で位相矛盾箇所の形成を回避でき、境界領域70に
おける遮光領域のない構造の位相シフトパターンを有す
るフォトマスクを製造することができるので、フォトマ
スク表面で形成されるトポグラフィーは平坦化されてお
り、洗浄工程においてブラシ41等による機械的なスト
レスの発生はなく、つまり洗浄工程での耐久性が高いフ
ォトマスクを得ることができる。
【0087】実施の形態11.図11は、この発明の実
施の形態11によるレベンソン型位相シフトパターンを
有するフォトマスクを示す構成図であり、特に、図11
の(b),(c),(d),および(f)は、実施の形
態2〜10によるフォトマスクの製造方法を使用しての
み形成可能なレベンソン型位相シフトパターンを有する
フォトマスクである。また、図11の(a),(e),
(g),および(h)のレベンソン型位相シフトパター
ンを有するフォトマスクは、従来のフォトマスクの製造
方法で形成されたものである。尚、各構成要素は、実施
の形態1〜10で説明したものと同一のものなので、同
一符号を付してここではその説明を省略する。
【0088】次に動作について説明する。位相シフトパ
ターンを持つフォトマスクは、位相シフトパターンが形
成される位相シフト部、遮光パターンが形成される遮光
部、放射線が透明する透過部の配置により、放射線の結
像原理や、効果が異なってくる。
【0089】従来のレベンソン型位相シフトパターンを
有するフォトマスクと比較した場合、図11の(b),
(c),(d),および(f)に示す実施の形態11の
レベンソン型位相シフトパターンを有するフォトマスク
の構造は、位相シフターの膜厚が均一であり、フォトマ
スク表面が平坦なので、フォトマスク表面で形成される
トポグラフィーは、図11の(a),(e),(g),
および(h)に示したものと比較して、平坦化されてい
る。これにより、位相制御性が向上し、光学像のコント
ラストが向上する。また、洗浄工程におけるブラシ41
等による機械的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工
程での耐久性が高い。
【0090】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されており、図11の(b),(c),(d),お
よび(f)に示した様に、シフター部の段差が低減され
ているので、導波管効果が緩和され、シフター部と透過
部との差が減少して、例えば、このフォトマスクを半導
体集積回路装置の製造に用いる場合、結像性能が向上す
ることができる。また、フォトマスク表面で形成される
トポグラフィーは、従来のものと比較して平坦化されて
いるので、洗浄工程においてブラシ41等による機械的
なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程での耐久性が
高い。
【0091】実施の形態12.図12および図13は、
この発明の実施の形態12による補助シフター型位相シ
フトパターンを有するフォトマスクを示す構成図であ
り、特に、図12および図13の(b),(c),
(d),および(f)は、実施の形態2〜10によるフ
ォトマスクの製造方法を使用してのみ形成可能なレベン
ソン型位相シフトパターンを有するフォトマスクであ
る。また、図12および図13の(a),(e),
(g),および(h)の補助シフター型位相シフトパタ
ーンを有するフォトマスクは、従来のフォトマスクの製
造方法で形成されたものである。尚、各構成要素は、実
施の形態1〜10で説明したものと同一のものなので、
同一符号を付してここではその説明を省略する。
【0092】次に動作について説明する。従来の補助シ
フター型位相シフトパターンを有するフォトマスクと比
較した場合、図12および図13の(b),(c),
(d),および(f)に示した実施の形態12の補助シ
フター型位相シフトパターンを有する有するフォトマス
クの構造は、位相シフターの膜厚が均一であり、フォト
マスク表面が平坦なので、フォトマスク表面で形成され
るトポグラフィーは、図12および図13の(a),
(e),(g),および(h)に示したものと比較し
て、平坦化されている。これにより、位相制御性が向上
し、光学像のコントラストが向上する。また、洗浄工程
におけるブラシ41等による機械的なストレスの発生は
なく、つまり洗浄工程での耐久性が高い。
【0093】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されており、位相制御性が向上し、光学像のコント
ラストが向上する。つまり、図12および図13の
(b),(c),(d),および(f)に示した様に、
シフター部の段差が低減されているので、導波管効果が
緩和され、シフター部と透過部との差が減少して、例え
ば、このフォトマスクを半導体集積回路装置の製造に用
いる場合、結像性能が向上することができる。また、フ
ォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは、図12
および図13の(a),(e),(g),および(h)
に示したものと比較して平坦化されているので、洗浄工
程においてブラシ41等による機械的なストレスの発生
はなく、つまり洗浄工程での耐久性が高い。
【0094】実施の形態13.図14および図15は、
この発明の実施の形態13によるエッジ強調型位相シフ
トパターンを有するフォトマスクを示す構成図であり、
特に、図14および図15の(b),(c),(d),
および(f)は、実施の形態2〜10によるフォトマス
クの製造方法を使用してのみ形成可能なエッジ強調型位
相シフトパターンを有するフォトマスクである。また、
図14および図15の(a),(e),(g),および
(h)のエッジ強調型位相シフトパターンを有するフォ
トマスクは、従来のフォトマスクの製造方法で形成され
たものである。尚、各構成要素は、実施の形態1〜10
で説明したものと同一のものなので、同一符号を付して
ここではその説明を省略する。
【0095】次に動作について説明する。従来のエッジ
強調型位相シフトパターンを有するフォトマスクと比較
した場合、図14および図15の(b),(c),
(d),および(f)に示した実施の形態13のエジ強
調型位相シフトパターンを有するフォトマスクの構造
は、位相シフターの膜厚が均一であり、フォトマスク表
面が平坦であり、特に、フォトマスク表面で形成される
トポグラフィーは、例えば、図14および図15の
(a),(e),(g),および(h)に示したものと
比較して、平坦化されているので、位相制御性が向上
し、光学像のコントラストが向上する。また、洗浄工程
におけるブラシ41等による機械的なストレスの発生は
なく、つまり洗浄工程での耐久性が高い。
【0096】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されており、位相制御性が向上し、光学像のコント
ラストが向上する。つまり、図14および図15の
(b),(c),(d),および(f)に示した様に、
シフター部の段差が低減されているので、導波管効果が
緩和され、シフター部と透過部との差が減少して、例え
ば、このフォトマスクを半導体集積回路装置の製造に用
いる場合、結像性能が向上することができる。また、フ
ォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは、図14
および図15の(a),(e),(g),および(h)
のものと比較して平坦化されているので、洗浄工程にお
いてブラシ41等による機械的なストレスの発生はな
く、つまり洗浄工程での耐久性が高い。
【0097】実施の形態14.図16は、この発明の実
施の形態14によるハーフトーン型位相シフトパターン
を有するフォトマスクを示す構成図であり、特に、図1
6の(b)は、実施の形態2によるフォトマスクの製造
方法を使用してのみ形成可能なハーフトーン型位相シフ
トパターンを有するフォトマスクである。また、図16
の(a)に示す構造のハーフトーン型位相シフトパター
ンを有するフォトマスクは、従来のフォトマスクの製造
方法で形成されたものである。尚、各構成要素は、実施
の形態1〜10で説明したものと同一のものなので、同
一符号を付してここではその説明を省略する。
【0098】次に動作について説明する。従来のハーフ
トーン型位相シフトパターンを有するフォトマスクと比
較した場合、図16の(b)に示した実施の形態14の
ハーフトーン型位相シフトパターンを有するフォトマス
クの構造は、フォトマスク表面が平坦であり、特に、フ
ォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは、図16
の(a)のものと比較して平坦化されているので、洗浄
工程におけるブラシ41等による機械的なストレスの発
生はなく、洗浄工程での耐久性が高い。
【0099】ハーフトーン型位相シフトパターンを有す
るフォトマスクにおけるハーフトーン材料としては、M
oSiON、CrON等の酸窒化膜を使用する。
【0100】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されているので、洗浄工程においてブラシ41等に
よる機械的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程で
の耐久性が高いフォトマスクを得ることができる。
【0101】実施の形態15.図17は、この発明の実
施の形態15による遮光パターン付ハーフトーン型位相
シフトパターンを有するフォトマスクを示す構成図であ
り、特に、図17の(b),(c),(d),および
(f)は、実施の形態2〜10によるフォトマスクの製
造方法を使用してのみ形成可能な遮光パターン付ハーフ
トーン型位相シフトパターンを有するフォトマスクであ
る。また、図17の(a),(e),(g),および
(h)に示す構造の遮光パターン付ハーフトーン型位相
シフトパターンを有するフォトマスクは、従来のフォト
マスクの製造方法で形成されたものである。尚、各構成
要素は、実施の形態1〜10で説明したものと同一のも
のなので、同一符号を付してここではその説明を省略す
る。
【0102】次に動作について説明する。従来の遮光パ
ターン付ハーフトーン型位相シフトパターンを有するフ
ォトマスクと比較した場合、図17の(b),(c),
(d),および(f)に示した実施の形態15の遮光パ
ターン付ハーフトーン型位相シフトパターンを有するフ
ォトマスクの構造は、フォトマスク表面が平坦であり、
特に、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィー
は、図17の(a),(e),(g),および(h)の
ものと比較して、平坦化されているので、洗浄工程にお
けるブラシ41等による機械的なストレスの発生はな
く、つまり洗浄工程での耐久性が高いフォトマスクを得
ることができる。
【0103】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されているので、洗浄工程においてブラシ41等に
よる機械的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程で
の耐久性が高い。
【0104】実施の形態16.図18および図19は、
この発明の実施の形態16による遮光パターン付シフタ
ー遮光型位相シフトパターンを有するフォトマスクを示
す構成図であり、特に、図18および図19の(b),
(c),(d),および(f)は、実施の形態2〜10
によるフォトマスクの製造方法を使用してのみ形成可能
な遮光パターン付シフター遮光型位相シフトパターンを
有するフォトマスクである。また、図18および図19
の(a),(e),(g),および(h)に示す構造の
遮光パターン付シフター遮光型位相シフトパターンを有
するフォトマスクは、従来のフォトマスクの製造方法で
形成されたものである。尚、各構成要素は、実施の形態
1〜10で説明したものと同一のものなので、同一符号
を付してここではその説明を省略する。
【0105】次に動作について説明する。図18および
図19の(a),(e),(g),および(h)に示す
構造の遮光パターン付シフター遮光型位相シフトパター
ンを有するフォトマスクと比較した場合、図18および
図19の(b),(c),(d),および(f)に示し
た実施の形態16の遮光パターン付シフター遮光型位相
シフトパターンを有するフォトマスクの構造は、フォト
マスク表面が平坦であり、シフターの膜厚が均一に形成
されているので、位相制御性が向上し、光学像のコント
ラストが向上する。また、洗浄工程におけるブラシ41
等による機械的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工
程での耐久性が高い。
【0106】以上のように、この実施の形態16によれ
ば、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されており、位相制御性が向上し、光学像のコント
ラストが向上する。つまり、図18および図19の
(b),(c),(d),および(f)に示した様に、
シフター部の段差が低減されているので、導波管効果が
緩和され、シフター部と透過部との差が減少して、例え
ば、このフォトマスクを半導体集積回路装置の製造に用
いる場合、結像性能が向上することができる。また、フ
ォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは、図18
および図19の(a),(e),(g),および(h)
に示したものと比較して、より平坦化されているので、
洗浄工程においてブラシ41等による機械的なストレス
の発生はなく、つまり洗浄工程での耐久性が高いフォト
マスクを得ることができる。
【0107】実施の形態17.図20は、この発明の実
施の形態17による中間位相型シフトパターンを有する
フォトマスクを示す構成図であり、特に、図20の
(b),(c),(d),および(f)は、実施の形態
2〜10によるフォトマスクの製造方法を使用してのみ
形成可能な中間位相型位相シフトパターンを有するフォ
トマスクである。また、図20の(a),(e),
(g),および(h)に示す構造の中間位相型位相シフ
トパターンを有するフォトマスクにおける境界領域70
以外の構成は、従来のフォトマスクの製造方法で形成し
たものである。尚、各構成要素は、実施の形態1〜10
で説明したものと同一のものなので、同一符号を付して
ここではその説明を省略する。
【0108】次に動作について説明する。図20の
(a),(e),(g),および(h)に示す構造の中
間位相型位相シフトパターンを有するフォトマスクと比
較した場合、図20の(b),(c),(d),および
(f)に示した実施の形態17の中間位相型位相シフト
パターンを有するフォトマスクの構造は、フォトマスク
表面が平坦であり、シフターの膜厚が遮光パターンの近
傍でも変化せず均一に形成されているので、位相を高精
度に制御でき、光学像のコントラストが向上する。ま
た、洗浄工程におけるブラシ41等による機械的なスト
レスの発生はなく、つまり洗浄工程での耐久性が高い。
【0109】以上のように、この実施の形態17によれ
ば、フォトマスク表面で形成されるトポグラフィーは平
坦化されており、位相制御性が向上し、光学像のコント
ラストが向上する。つまり、図20の(b),(c),
(d),および(f)に示した様に、シフター部の段差
が低減されているので、導波管効果が緩和され、シフタ
ー部と透過部との差が減少して、例えば、このフォトマ
スクを半導体集積回路装置の製造に用いる場合、結像性
能が向上することができる。また、フォトマスク表面で
形成されるトポグラフィーは、従来のものと比較して平
坦化されているので、洗浄工程においてブラシ41等に
よる機械的なストレスの発生はなく、つまり洗浄工程で
の耐久性が高いフォトマスクを得ることができる。
【0110】実施の形態18.図21は、この発明の実
施の形態1〜17に係る高精度のフォトマスクを使用し
半導体集積回路装置を製造するために使用される投影露
光装置(ステップ アンド リピート エクスポロジャ
ー アパラタス)を示す説明図であり、図において、2
15は実施の形態1〜17に係わるフォトマスク、21
6は半導体集積回路装置等の製造で使用されるウエー
ハ、217はウエーハ216上に塗布されたレジストで
ある。図21に示すこの投影露光装置は、液晶ディスプ
レイ等の半導体集積回路装置の製造に使用されるもので
ある。
【0111】次に動作について説明する。図1〜図20
に示した各実施の形態1〜17に係るフォトマスク21
5を用いて、液晶ディスプレイ等の半導体集積回路装置
を製造する場合、図21に示す投影露光装置にフォトマ
スク215を装着する。そして、ウエーハ216上にレ
ジスト217を塗布する。
【0112】次に、投影露光装置の露光用の光源から、
単色光、電子線、レーザ光、X線等をフォトマスク21
5上に照射し、フォトマスク215のパターンをレジス
ト217が塗布されたウエーハ216上に転写する。そ
の後、ウエーハ216の現像処理工程、エッチング処理
工程、ホトレジストの除去工程等を経て、時にはこれら
の処理工程を繰り返して所望の液晶ディスプレイ等の半
導体集積回路装置を製造する。
【0113】以上のように、この実施の形態18によれ
ば、実施の形態1〜17で得られた遮光パターン等の欠
陥の少ない高品質のフォトマスクを、投影露光装置に配
置して、投影露光装置の露光用の光源から得られる単色
光、電子線、レーザ光、X線等をこのフォトマスク上に
照射し、露光して液晶ディスプレイ等の半導体集積回路
装置を製造するので、位相制御性が向上でき、また光学
像のコントラストを向上でき、結果として、歩留まりの
高い高品質の液晶ディスプレイ等の半導体集積回路装置
を製造することができる。
【0114】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、透明
ガラス基板等の透明基板上の凹部に遮光パターンを形成
し、遮光パターンと透明基板とが同一平面となり、また
フォトマスクの表面が平滑化するように構成したので、
従来のフォトマスクのように、フォトマスクの表面に複
雑なトポグラフィが形成されるようなことは無く、洗浄
工程における機械的化学的研磨における機械的ストレス
等に対する耐久性が大きく、従って、遮光パターン等の
欠陥が少ない高品質のフォトマスクが得られ、さらに、
このフォトマスクを用いて液晶ディスプレイや半導体集
積回路装置を製造すれば歩留まりを向上可能であるとい
う効果がある。
【0115】また、この発明によれば、膜厚が均一で平
坦な各種の位相シフトパターンを透明基板上に形成する
ように構成したので、位相シフトパターンと透明基板と
の境界領域で位相矛盾箇所の形成を回避でき、境界領域
における遮光領域のない構造の位相シフトマスクを製造
することができる。また、位相シフトパターンと透明基
板との境界領域での段差が低減するように構成したの
で、導波管効果が緩和され、位相シフターパターンの領
域と透過部との差が減少して、例えば、このフォトマス
クを半導体集積回路装置の製造に用いる場合、結像性能
が向上することができる。さらに、フォトマスク表面で
形成されるトポグラフィーは平坦化されており、洗浄工
程における機械的ストレスに対する耐久性が高いので、
この位相シフトパターンを備えたフォトマスクを用いて
液晶ディスプレイや半導体集積回路装置を製造する場
合、歩留まりが向上するという効果がある。さらに、こ
の位相シフトパターンを備えたフォトマスクを用いて液
晶ディスプレイや半導体集積回路装置を製造する場合、
位相制御性が向上できるので光学像のコントラストを向
上でき、歩留まりが高い高品質の半導体集積回路装置を
製造することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフォトマスク
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるフォトマスク
の製造工程を示す説明図である。
【図3】 化学的機械的研磨する方法で用いる装置を示
す説明図である。
【図4】 フォトマスクを洗浄するための洗浄工程を示
す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるフォトマスク
の製造工程を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるフォトマスク
の製造工程を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるフォトマスク
の製造工程を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるフォトマスク
の製造工程を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態7および実施の形態8
によるフォトマスクの製造工程を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態9および実施の形態
10によるフォトマスクの製造工程を示す説明図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態11によるレベンソ
ン型位相シフトパターンを有するフォトマスクを示す構
成図である。
【図12】 この発明の実施の形態12による補助シフ
ター型位相シフトパターンを有するフォトマスクを示す
構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態12による補助シフ
ター型位相シフトパターンを有するフォトマスクを示す
構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態13によるエッジ強
調型位相シフトパターンを有するフォトマスクを示す構
成図である。
【図15】 この発明の実施の形態13によるエッジ強
調型位相シフトパターンを有するフォトマスクを示す構
成図である。
【図16】 この発明の実施の形態14によるハーフト
ーン型位相シフトパターンを有するフォトマスクを示す
構成図である。
【図17】 この発明の実施の形態15による遮光パタ
ーン付ハーフトーン型位相シフトパターンを有するフォ
トマスクを示す構成図である。
【図18】 この発明の実施の形態16による遮光パタ
ーン付シフター遮光型位相シフトパターンを有するフォ
トマスクを示す構成図である。
【図19】 この発明の実施の形態16による遮光パタ
ーン付シフター遮光型位相シフトパターンを有するフォ
トマスクを示す構成図である。
【図20】 この発明の実施の形態17による中間位相
型シフトパターンを有するフォトマスクを示す構成図で
ある。
【図21】 この発明の実施の形態1〜17のフォトマ
スクの使用に用いられる露光装置を示す説明図である。
【図22】 従来のフォトマスクの製造法を示す説明図
である。
【図23】 従来の低反射フォトマスクの製造方法を示
す説明図である。
【図24】 従来の位相シフトフォトマスクの製造方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
10,220 透明ガラス基板(透明基板)、11,6
1 遮光パターン、21,80,100 レジスト膜、
23 凹部、24 遮光膜、50 第1の反射防止膜、
51 第2の反射防止膜、60 位相シフト膜、62,
63,82,102 位相シフトパターン、215 フ
ォトマスク。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と、前記透明基板の面上に形成
    された所定数の凹部と、前記凹部内のそれぞれに形成さ
    れた遮光膜からなる遮光パターンと、前記遮光パターン
    の各々の表面、または裏面、または表面および裏面に反
    射防止膜が形成されたフォトマスク。
  2. 【請求項2】 透明基板と、前記透明基板の面上に形成
    された遮光パターンと、前記透明基板と前記遮光パター
    ン上に選択的に形成され、その表面が平坦である位相シ
    フトパターンが形成されたフォトマスク。
  3. 【請求項3】 位相シフトパターンの端部において、透
    明基板に接する部分における前記位相シフトパターンの
    膜厚が徐々に薄くなっていることを特徴とする請求項2
    記載のフォトマスク。
  4. 【請求項4】 位相シフトパターンの端部において、透
    明基板に接する部分における前記位相シフトパターンの
    段差が徐々に小さくなっていることを特徴とする請求項
    2記載のフォトマスク。
  5. 【請求項5】 透明基板と、前記透明基板の面上に形成
    された所定数の凹部と、前記凹部内のそれぞれに形成さ
    れた遮光膜からなる遮光パターンと、前記凹部内に形成
    された前記遮光パターンを有する前記透明基板上に選択
    的に形成され、その表面が平坦な位相シフトパターンを
    形成したフォトマスク。
  6. 【請求項6】 透明基板に接する部分の位相シフトパタ
    ーンの端部の膜厚が徐々に薄くなった構成を備えた請求
    項5記載のフォトマスク。
  7. 【請求項7】 透明基板と、前記透明基板の面上に形成
    された所定数の凹部と、前記凹部内のそれぞれに形成さ
    れた遮光膜からなる遮光パターンと、前記凹部内に形成
    された前記遮光パターンを有する前記透明基板に形成さ
    れた位相シフトパターンを備えたフォトマスク。
  8. 【請求項8】 透明基板と接する位相シフトパターンの
    端部の膜厚が徐々に薄くなった構造を有することを特徴
    とする請求項7記載のフォトマスク。
  9. 【請求項9】 位相シフトパターンは、レベンソン型位
    相シフトパターンを含むことを特徴とする請求項2から
    請求項8のうちのいずれか1項記載のフォトマスク。
  10. 【請求項10】 位相シフトパターンは、補助シフター
    型位相シフトパターンを含むことを特徴とする請求項2
    から請求項8のうちのいずれか1項記載のフォトマス
    ク。
  11. 【請求項11】 位相シフトパターンは、エッジ強調型
    位相シフトパターンを含むことを特徴とする請求項2,
    請求項5または請求項7のうちのいずれか1項記載のフ
    ォトマスク。
  12. 【請求項12】 位相シフトパターンは、ハーフトーン
    型位相シフトパターンを含むことを特徴とする請求項
    2,5,7のうちのいずれか1項記載のフォトマスク。
  13. 【請求項13】 位相シフトパターンは、遮光パターン
    付ハーフトーン型位相シフトパターンを含むことを特徴
    とする請求項2,請求項5または請求項7のうちのいず
    れか1項記載のフォトマスク。
  14. 【請求項14】 位相シフトパターンは、遮光パターン
    付シフター遮光型位相シフトパターンを含むことを特徴
    とする請求項2,請求項5または請求項7のうちのいず
    れか1項記載のフォトマスク。
  15. 【請求項15】 位相シフトパターンは、中間位相型位
    相シフトパターンを含むことを特徴とする請求項2,請
    求項5または請求項7のうちのいずれか1項記載のフォ
    トマスク。
  16. 【請求項16】 透明基板上にレジスト膜を形成する工
    程と、放射線により前記レジスト膜を選択的に露光した
    後に現像して所定のパターンを形成する工程と、前記レ
    ジスト膜をマスクにして前記透明基板を選択エッチング
    して前記透明基板に凹部を形成する工程と、前記レジス
    ト膜を剥離する工程と、前記凹部に第1の反射防止膜を
    形成する工程と、前記第1の反射防止膜を形成した凹部
    内に遮光膜を形成する工程と、前記遮光膜を化学的機械
    的研磨して遮光パターンを形成する工程と、前記遮光パ
    ターン上に第2の反射防止膜を形成する工程をさらに含
    み、あるいは前記第1の反射防止膜および前記第2の反
    射防止膜を形成する工程のいずれかの工程のみからなる
    フォトマスク製造方法。
  17. 【請求項17】 透明基板上に遮光パターンを形成する
    工程と、前記透明基板および前記遮光パターン上に位相
    シフト膜を塗布する工程と、放射線により前記位相シフ
    ト膜を選択的にエッチングして、位相シフトパターンを
    形成する工程と、前記位相シフトパターンの表面を化学
    的機械的研磨して、所定の膜厚を有する位相シフトパタ
    ーンを形成する工程とを含むフォトマスク製造方法。
  18. 【請求項18】 位相シフトパターンを形成する工程の
    後に、放射線により前記位相シフトパターンを選択エッ
    チングする工程と、エッチングされた前記位相シフトパ
    ターンの表面を化学的機械的研磨して、所定の膜厚を有
    する平坦な位相シフトパターンを形成する工程とをさら
    に含むことを特徴とする請求項17記載のフォトマスク
    製造方法。
  19. 【請求項19】 透明基板上に遮光パターンを形成する
    工程の後に、前記遮光パターン上にレジスト膜を形成す
    る工程と、放射線により前記レジスト膜を選択エッチン
    グし、レジストパターンを形成する工程と、前記レジス
    トパターンをマスクにして前記透明基板を選択エッチン
    グする工程と、前記レジストパターンを剥離する工程
    と、化学的機械的研磨する工程とをさらに含むことを特
    徴とする請求項17記載のフォトマスク製造方法。
  20. 【請求項20】 透明基板上にレジスト膜を形成する工
    程と、放射線により前記レジスト膜を選択的に露光した
    後に現像して所定のパターンを形成する工程と、前記レ
    ジスト膜をマスクにして前記透明基板を選択エッチング
    して前記透明基板に凹部を形成する工程と、前記レジス
    ト膜を剥離する工程と、前記凹部内に遮光膜を形成する
    工程と、前記遮光膜を化学的機械的研磨して遮光パター
    ンを形成する工程と、位相シフト膜を前記透明基板上に
    形成する工程と、放射線により前記位相シフト膜を選択
    的にエッチングして、位相シフトパターンを形成する工
    程からなるフォトマスク製造方法。
  21. 【請求項21】 放射線により位相シフト膜を選択的に
    エッチングして、位相シフトパターンを形成する工程の
    後に、透明基板上に形成された前記位相シフトパターン
    の化学的機械的研磨を行うことをさらに含むことを特徴
    とする請求項20記載のフォトマスク製造方法。
  22. 【請求項22】 透明基板上にレジスト膜を形成する工
    程と、放射線により前記レジスト膜を選択的に露光した
    後に現像して所定のパターンを形成する工程と、前記レ
    ジスト膜をマスクにして前記透明基板を選択エッチング
    して前記透明基板に凹部を形成する工程と、前記レジス
    ト膜を剥離する工程と、前記凹部内に遮光膜を形成する
    工程と、前記遮光膜を化学的機械的研磨して遮光パター
    ンを形成する工程と、前記遮光パターンが形成された前
    記透明基板上にレジスト膜を形成する工程と、放射線に
    より前記レジスト膜を選択的にエッチングする工程と、
    前記透明基板を選択的にエッチングする工程とからなる
    フォトマスク製造方法。
  23. 【請求項23】 放射線により透明基板を選択的にエッ
    チングする工程の後に、化学的機械的研磨を実施する工
    程をさらに含むことを特徴とする請求項22記載のフォ
    トマスク製造方法。
  24. 【請求項24】 放射線として電子線を使用することを
    特徴とする請求項16から請求項23のうちのいずれか
    1項記載のフォトマスクの製造方法。
  25. 【請求項25】 放射線としてレーザ光を使用すること
    を特徴とする請求項16から請求項23のうちのいずれ
    か1項記載のフォトマスクの製造方法。
  26. 【請求項26】 放射線として単色光を使用することを
    特徴とする請求項16から請求項23のうちのいずれか
    1項記載のフォトマスクの製造方法。
  27. 【請求項27】 請求項1から請求項15のうちのいず
    れか1項記載のフォトマスクを使用した半導体集積回路
    装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 請求項1から請求項15のうちのいず
    れか1項記載のフォトマスクを使用した液晶ディスプレ
    イの製造方法。
  29. 【請求項29】 請求項16から請求項26のうちのい
    ずれか1項記載のフォトマスクの製造方法を含む半導体
    集積回路装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 請求項16から請求項26のうちのい
    ずれか1項記載のフォトマスクの製造方法を含む液晶デ
    ィスプレイの製造方法。
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