JP2000206197A - 半導体装置およびその試験方法、および半導体集積回路 - Google Patents

半導体装置およびその試験方法、および半導体集積回路

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健一 川崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボード等に実装された半導体装置の端子のコ
ンタクト試験等を安価に行う機能を備えた試験回路およ
びその試験方法、および半導体集積回路に関し、専用の
端子を必要とせずに簡単な起動シーケンスで起動し、か
つ、通常の使用状態では容易に起動しないようにするこ
とを目的とする。 【解決手段】 外部端子のコンタクト状態を試験するた
めの端子試験回路と、電源を印加すると第1の動作モー
ドを示す信号を出力し、第1の動作モードにおいて、チ
ップ選択用端子等の特定の端子に入力される制御信号に
応答して端子試験回路に試験モード信号を出力し、特定
の端子に入力される信号のレベル変化の回数に応答して
第2の動作モードを示す信号を出力する試験モード制御
回路部とを有する。好ましくは、第1の動作モードは、
端子試験モードであり、第2の動作モードは、通常動作
モードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボード等に実装さ
れた半導体装置の端子のコンタクトを確認するためのコ
ンタクト試験等を安価に行う機能を備えた半導体装置お
よびその試験方法、および半導体集積回路に関する。D
RAM(dynamic random access memory:ダイナミック
ランダムアクセスメモリ)等のメモリデバイスからなる
半導体装置をボード等に実装する工程では、メモリデバ
イスの端子とボードの端子とが半田付け等により確実に
接続されていることを確認すること、すなわち、実装後
のメモリデバイスの端子のコンタクトチェックを行うこ
とが重要である。
【0002】一般に、DRAM等のメモリデバイスは、
TSOP(thin small out-line package )等の薄型の
表面実装タイプのパッケージに搭載されている。これら
のパッケージでは、ボードに実装した状態で端子の半田
付けの状態を目視で確認することができるため、実装後
のメモリデバイスの端子のコンタクトチェックを目視で
行っていた。
【0003】しかしながら、パーソナルコンピュータが
年々小型化されるに伴って、メモリデバイスの実装面積
も年々縮小される傾向にある。このようなメモリデバイ
スの実装面積の縮小化の傾向に対応するために、近年
は、チップ(例えば、1cm角)とほぼ同じ外径寸法を
有するCSP(chip size package :チップサイズパッ
ケージ)等のさらに実装面積が少ないパッケージが登場
してきた。この種のパッケージでは、多数の電極がパッ
ケージの底面にマトリクス状に配置されており、上記パ
ッケージをボードに実装してしまうと、メモリデバイス
の端子の接続状況を目視でチェックすることはもはや困
難である。
【0004】
【従来の技術】上記のように、DRAM等のメモリデバ
イスをCSP等のパッケージに搭載し、このパッケージ
をボードに実装してから同メモリデバイスの端子のコン
タクトチェックを行う場合、同メモリデバイスの端子の
コンタクトチェックを目視でチェックすることは困難な
ので、実際にDRAM等を動作させてコンタクトチェッ
クを行う必要がある。このために、従来は、高精度でタ
イミング設定をすることによりコンタクトチェックを行
えるような試験回路を用意していたが、どうしても試験
コストが高くなってしまうという不都合が生じてきた。
【0005】ゲートアレイ等のロジックデバイスについ
ては、このような不都合な事態に対処するために、業界
標準となっているバウンダリスキャン(boundary scan
)等によりロジックデバイスの端子のコンタクトチェ
ックを行うための簡単な試験回路を搭載するようにして
いる。このタイプの試験回路は、複雑なタイミング設定
を必要としないので、ロジックデバイスの端子のコンタ
クトチェックを容易に遂行することができる。
【0006】ただし、上記のバウンダリスキャン等によ
りコンタクトチェックを行う場合、通常は、コンタクト
チェック用の試験回路を起動させるための余分な端子を
必要とする。ロジックデバイスでは端子数が多く(例え
ば、200〜256ピン)、かつ、ユーザ特定の仕様に
よるカスタム品が多いので、コンタクトチェック用の試
験回路を起動させるための端子を専用に設けることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなロジックデバイスに使用されているコンタクトチ
ェック用の試験回路をDRAM等のメモリデバイスに適
用する場合、この試験回路を起動する方法に関して次の
ような問題が生じてくる。メモリデバイスは汎用品とし
て製造される場合が多く、このような汎用品は、通常、
端子数が最小になるように設計されている。したがっ
て、DRAM等のメモリデバイスでは、試験回路専用の
余分な外部端子を設けることが難しい。
【0008】さらに、メモリデバイスをボードに実装し
た状態で試験することが必要なために、ある特定の端子
に特殊な電圧を印加して試験回路を起動させることも難
しい。よって、DRAM等のメモリデバイスからなる半
導体装置において端子のコンタクトチェックを行う場
合、既存の端子を利用して、通常印加される電圧の範囲
内で、簡単なタイミング設定により起動することができ
る試験回路が必要となる。また一方で、このような試験
回路は、メモリデバイスの通常の動作に影響を及ぼさな
いようにするために、端子のコンタクトチェック以外の
通常の使用状態では容易に起動しないようにすることも
必要となる。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、専用の端子を必要とせずに簡単な起動シーケン
スで起動し、なおかつ、通常の使用状態においては容易
に起動しないような試験回路を有する半導体装置、およ
び同試験回路等を利用した端子試験方法、および上記試
験回路を有する半導体集積回路を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の半導体装置は、外部端子のコンタクト状
態を試験するための端子試験回路と、電源を印加すると
第1の動作モードを示す信号を出力し、該第1の動作モ
ードにおいて、特定の端子に入力される制御信号に応答
して前記端子試験回路に試験モード信号を出力し、前記
特定の端子に入力される信号のレベル変化の回数に応答
して第2の動作モードを示す信号を出力する試験モード
制御回路部とを有する。
【0011】また一方で、本発明の半導体装置の端子試
験方法は、前記半導体装置の電源端子に電源を印加し、
前記半導体装置内のチップ選択用端子に活性化レベルの
チップ選択用信号を供給して前記チップ選択用端子、お
よび、前記電源端子のコンタクトを確認するための第1
の試験を行い、前記チップ選択用信号を一旦非活性レベ
ルに戻したあと再度活性化レベルにし、前記チップ選択
用端子以外の入力端子のコンタクト良否を確認するため
の試験回路を活性化して、前記入力端子のコンタクトを
確認するための第2の試験を行い、さらに、前記チップ
選択用信号を一旦非活性レベルに戻したあと再度活性化
レベルにし、データ入出力端子のコンタクト良否を確認
するための試験回路を活性化して、前記データ入出力端
子のコンタクトを確認するための第3の試験を行う。
【0012】また一方で、本発明の半導体集積回路は、
内部回路に接続された第1の外部端子および第2の外部
端子と、電源の印加に応答して活性化され、前記第1の
外部端子に印加された制御信号に応答して試験モード信
号を出力し、前記制御信号の論理レベル変化の回数が設
定値になると非活性状態となる試験モード制御回路部
と、前記第2の外部端子に接続され、前記試験モード信
号に応答して、該第2の外部端子のコンタクト状態を判
定する端子試験回路部とを有する。
【0013】さらに詳しく説明すると、本発明の半導体
装置およびその試験方法においては、電源投入、およ
び、チップ選択用端子等の特定の端子にチップ選択用信
号を供給することによって、クロック非同期で試験回路
を起動し、上記チップ選択用信号を所定の回数供給した
ときに自動的に試験回路が停止するようにしている。こ
こで、チップ選択用端子からのチップ選択用信号により
試験回路を制御する理由として、次の点が挙げられる。
【0014】すなわち、複数のメモリデバイスが実装さ
れたボード上でデータバス線を共有している複数のメモ
リデバイスから1個のメモリデバイスを選択するのがチ
ップ選択用信号であり、したがって、チップ選択用信号
により1個のメモリデバイスを選択し、選択したメモリ
デバイスのデータ出力端子からデータバス線へ試験結果
を出力するようにすれば、個々のメモリデバイスについ
て別々に試験を行うことができるからである。
【0015】より具体的には、次のようなシーケンス
(1) 〜(4) に従って、ボードに実装されたメモリデバイ
スの試験を行う。 (1) 電源を印加するとメモリデバイス内でスタータ信号
等が発生し、これでメモリデバイスは試験モードに入
る。 (2) メモリデバイス内のチップ選択用端子を第1のレベ
ル(例えば、“H(high)”レベル)にし、メモリデバ
イスを非選択状態にする。
【0016】(3) チップ選択用端子にチップ選択用信号
を供給して同チップ選択用端子を第2のレベル(例え
ば、“L(low )”レベル)にすると、メモリデバイス
内の試験回路が起動して試験を行う。 (4) チップ選択用端子を再び第1のレベルにすると、試
験回路が停止して通常動作モードになり、これ以降は試
験モードには入らない。
【0017】すなわち、この場合は、電源印加で試験モ
ードに入り、チップ選択用端子が第1のレベルになった
ことを2度検出すると、通常動作モードになるような試
験回路をメモリデバイスに搭載しておく。また一方で、
メモリデバイスの端子を複数のグループに分けて試験す
る場合は、次のようなシーケンス〜に従って試験を
行う。ここでは、例えば、第1のグループの端子(チッ
プ選択用端子、および、電源端子)、第2のグループの
端子(チップ選択用端子以外の入力端子)、および第3
のグループの端子(データ入出力端子)からなる3つの
グループに分けて試験を行う場合を想定する。
【0018】 電源を印加するとスタータ信号等が発
生し、これでメモリデバイスは試験モードに入る。 チップ選択用端子を第1のレベル(例えば、“H”
レベル)にし、メモリデバイスを非選択状態にする。 チップ選択用端子にチップ選択用信号を供給して同
チップ選択用端子を第2のレベル(例えば、“L”レベ
ル)にすると、試験回路が起動して第1のグループの端
子の試験を行う。
【0019】 チップ選択用端子を第1のレベル(例
えば、“H”レベル)にすると、試験回路が停止する。 再度、チップ選択用端子を第2のレベル(例えば、
“L”レベル)にすると、試験回路が起動して第2のグ
ループの端子の試験を行う。 チップ選択用端子を第1のレベル(例えば、“H”
レベル)にすると、試験回路が停止する。
【0020】 再度、チップ選択用端子を第2のレベ
ル(例えば、“L”レベル)にすると、試験回路が起動
して第3のグループの端子の試験を行う。 チップ選択用端子を第1のレベル(例えば、“H”
レベル)にすると、試験回路が停止して通常動作モード
になり、これ以降は試験モードには入らない。すなわ
ち、この場合は、電源印加で試験モードに入り、チップ
選択用端子が第1のレベルになったことを4度検出する
と、通常動作モードになるような試験回路をメモリデバ
イスに搭載しておく。
【0021】パーソナルコンピュータ等において端子の
コンタクトチェックを行いたい場合は、上記のシーケン
スに従って複数のグループの端子のコンタクトを確認す
るための試験を順次行えばよい。また一方で、通常の使
用時においては、パーソナルコンピュータ等を起動した
後に、所定のレベルの信号を所定の回数だけチップ選択
用端子に入力して通常動作モードにしてしまえば、その
後、誤って試験モードに入ることはない。
【0022】かくして、本発明によれば、チップ選択用
端子等の既存の端子を利用して、通常印加される電圧の
範囲内で、簡単な起動シーケンスで試験回路を起動さ
せ、し、なおかつ、通常の使用状態では容易に試験回路
を起動させないようにしているので、通常の使用状態に
影響を及ぼすことなく、従来よりも簡易な方法で端子の
コンタクトチェック等の試験を遂行することが可能にな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面(図1〜図11)
を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態を説明す
る。図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。ここでは、メモリデバイスにおいて端子のコン
タクトチェックの試験を行うための試験回路の主要部を
示すこととする。
【0024】図1に示す試験回路の実施例は、メモリデ
バイスの複数の端子を3つのグループに分けて試験を行
う構成になっている。第1のグループは、試験回路を動
作させるための必須の端子であり、チップ選択用信号/
CS(ここで、記号CSの前の/はアクティブローの信
号を表す)を入力するためのチップ選択用端子や、メモ
リデバイス内の各種の回路に電源電圧を供給するための
電源端子が含まれる。この電源端子は、データ出力回路
部(図9および図11にて後述する)専用の高電圧側の
電源電圧VCCQおよび低電圧側の電源電圧VSSQ
と、その他の内部回路用の高電圧側の電源電圧VCCお
よび低電圧側の電源電圧VSSとを供給するために使用
される。
【0025】第2のグループは入力端子であり、クロッ
クCLKおよびクロックイネーブル信号CKEを入力す
るための端子や、チップ選択用信号/CS以外の各種の
コマンド信号(メモリデバイスの動作モードを選択する
ためのローアドレスストローブ信号/RAS、コラムア
ドレスストローブ信号/CAS、およびライトイネーブ
ル信号/WE)を入力するための端子や、一部のデータ
をマスクして書き換えないようにするデータマスク信号
DQMを入力するためのDQM端子や、アドレスA0〜
Am(mは任意の正の整数)を入力するためのアドレス
入力端子が含まれる。ここで、記号RAS、CASおよ
びWEの前の/はアクティブローの信号を表している。
【0026】第3のグループはデータ入出力端子(I/
O端子と略記することもある)であり、データDQ0〜
DQn(nは任意の正の整数)を入力するための端子が
含まれる。図1に示す実施例は、第1および第2のグル
ープの端子のコンタクトを確認するための試験を行う入
力端子試験回路部1が設けられている。試験モード制御
回路部2は、上記の3つのグループに分類された端子の
コンタクトを確認するための試験のシーケンスを制御す
る機能を有する。
【0027】図1において、クロックCLKおよびクロ
ックイネーブル信号CKEは、入力端子試験回路部1に
供給されると共に、クロック入力バッファ11を経由し
てメモリデバイス内部に供給される。ローアドレススト
ローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/
CAS、およびライトイネーブル信号/WEは、入力端
子試験回路部1に供給されると共に、コマンド入力バッ
ファ13を経由してメモリデバイス内部に供給される。
アドレスA0〜Amは、入力端子試験回路部1に供給さ
れると共にアドレス入力バッファ12を経由してメモリ
デバイスに供給される。
【0028】さらに、図1に示す実施例は、電源端子を
介して電源が印加されたことを検出してスタータ信号を
生成するスタータ3と、このスタータ信号およびチップ
選択用信号/CSによってメモリデバイスをどの種類の
試験モードにするかまたは通常動作モードにするかを決
定し、さらに試験モードの場合、どのグループの端子の
試験を行うのかを決定する試験モード制御回路部2とを
設けている。なお、スタータ3の電源は、データ出力回
路部(図9および図11にて後述する)専用の電源電圧
VCCQ、VSSQを供給するための電源端子に接続す
るのが好ましい。その理由としては、後述するように、
本実施例では試験結果を、電源電圧VCCQ、VSSQ
が供給されるデータ出力回路部から出力するため、端子
接続試験時に、電源電圧VCCQ、VSSQがデータ出
力回路部に確実に供給されていることが必須条件になっ
ていることが挙げられる。
【0029】上記の電源端子を介してスタータ3に電源
が印加されると、スタータ3は、スタータ信号を生成
し、このスタータ信号が試験モード制御回路部2に入力
されると、試験モード制御回路部2は活性化される。つ
いで、チップ選択用信号/CSが“L”レベルになるこ
とによって、試験モード制御回路部2は試験モード信号
Smを出力する。この試験モード制御回路部2から出力
される試験モード信号Smによってメモリデバイスを試
験モードにする。さらに、試験モード制御回路部2は、
チップ選択用信号/CSに従って端子接続試験用の回路
を制御し、“H”レベルのチップ選択用信号/CSを所
定の回数だけ検出したときに試験を終了してメモリデバ
イスを通常動作モードにする。
【0030】チップ選択用信号/CSを入力するための
チップ選択用端子と、高電圧側の電源電圧VCCを供給
するための電源線との間に挿入されている抵抗は、チッ
プ選択用端子が接続不良であった場合でも“H”レベル
のチップ選択用信号/CSを試験モード制御回路部2に
供給できるようにすると共に(/CS=“H”)、これ
によってデータ入出力端子DQ0〜DQn(一つのデー
タ入出力端子を代表してDQと表すこともある)をハイ
インピーダンスの状態に保持し(DQ=“High−
Z”)、他のメモリデバイスの試験に影響を与えないよ
うにする機能を有する。
【0031】さらに、図1に示す実施例は、データ(D
Q0〜DQn)を入力する試験データ切り替え回路部5
を設けている。この試験データ切り替え回路部5は、第
1のグループ〜第3グループの端子の試験結果を試験モ
ード信号Smにより切り替えてデータ入出力バッファ6
に送信する回路である。データ入出力バッファ6は、デ
ータバスとの間でデータ(DQ0〜DQn)のやり取り
を行う機能を有し、データ切り替え部16を備えてい
る。メモリデバイスが端子接続試験モードになっている
ときは、端子の試験結果を示す信号が、クロックCLK
とは非同期で出力される。これに対し、メモリデバイス
が通常動作モードになっているときは、データバスから
の信号が、クロックCLKに同期して出力される。
【0032】図2および図3は、本発明の半導体装置の
試験方法を説明するためのフローチャートのその1およ
びその2であり、図4は、入力端子試験用テーブルの一
例を示す図であり、図5は、I/O端子(データ入出力
端子)試験用テーブルの一例を示す図である。ただし、
ここでは、図1の実施例にて説明したように、3つのグ
ループの端子のコンタクトを確認するための試験を行う
方法を説明する。なお、これ以降、前述した構成要素と
同様のものについては、同一の参照番号を付して表すこ
ととする。
【0033】図2のフローチャートにおいて、電源を印
加すると、スタータにてスタータ信号が生成され、メモ
リデバイスが試験モードに入る。このときに、ステップ
S1に示すように、チップ選択用端子に“H”レベルの
チップ選択用信号/CSを入力し、メモリデバイスを非
選択状態にする。これによって、ステップS2に示すよ
うに、データ入出力端子DQ0〜DQnをハイインピー
ダンスの状態に保持する(DQ=“High−Z”)。
【0034】つぎに、ステップS3に示すように、チッ
プ選択用端子に“L”レベルのチップ選択用信号/CS
を入力する(1回目の/CS=“L”)。この“L”レ
ベルのチップ選択用信号/CSによって端子接続試験用
の回路が起動し、第1のグループの端子の試験を行う。
もし、第1のグループの端子のコンタクトが全て良好で
あれば(ステップS4)、特定のデータ入出力端子DQ
から出力されるデータは全て“L”レベルになる(DQ
=“L”)。
【0035】第1のグループの端子の試験は、1回目の
“L”レベルのチップ選択用信号/CSが入力されたと
きに、DQ=“L”になると合格である。換言すれば、
次のような試験結果が得られたときに、第1のグループ
の端子の試験に合格したことになる。すなわち、 スタータ信号が生成されたということは、電源電圧
VCCQ、VSSQを供給するための電源端子の接続は
良好であることを意味する。または、 端子接続試験を行う回路が動作したということは、
電源電圧VCC、VSSを供給するための電源端子の接
続は良好であることを意味する。さらに、 データ(DQ)が全て“L”レベルとなったという
ことは、チップ選択用信号/CSを入力するためのチッ
プ選択用端子の接続は良好であることを意味する。
【0036】また一方で、上記の試験の結果として(ス
テップS4)、出力されるデータ(DQ)が“H”レベ
ルになっていることが確認されたときは、第1のグルー
プのいずれかの端子のコンタクトが不良になっていると
判定される(ステップS5)。つぎに、ステップS6に
示すように、チップ選択用端子に“H”レベルのチップ
選択用信号/CSを入力すると(/CS=“H”)、ス
テップS7に示すように、データ入出力端子DQ0〜D
Qnはハイインピーダンスの状態になる(DQ=“Hi
gh−Z”)。
【0037】さらに、ステップS8に示すように、チッ
プ選択用端子に“L”レベルのチップ選択用信号/CS
を再び入力する(2回目の/CS=“L”)。この
“L”レベルのチップ選択用信号/CSによって第2の
グループの端子の試験が開始される。第2のグループの
端子の試験は、2回目の/CS=“L”のときに、図4
のテーブルNo.1の入力端子試験用テーブルに従って
遂行される。
【0038】図4の入力端子試験用テーブルは、アドレ
スA0〜A6、データマスク信号DQM、ライトイネー
ブル信号/WE、コラムアドレスストローブ信号/CA
S、ローアドレスストローブ信号/RAS、クロックイ
ネーブル信号CKE、およびクロックCLKを入力する
ための複数の入力端子のいずれか一つに“H”レベル
(“1”のレベル)の信号が入力されたときに、試験結
果を出力するデータ入出力端子DQ(DQ0〜DQ7の
いずれか一つ。ただし、同一の試験結果を複数のデータ
入出力端子DQから同時出力可能な構成にしてもよい)
が“H”レベル(“1”のレベル)になるか否かを試験
するようになっている(図2のステップS9)。
【0039】さらに、図2のフローチャートのステップ
S10において、複数の入力端子のいずれか一つに
“H”レベル(“1”のレベル)の信号を入力したとき
にデータDQが“H”レベルになっている場合は、上記
の入力端子のコンタクトが良好であると判定する。さら
に、入力端子試験用テーブルに従って、“H”レベル
(“1”のレベル)の信号を入力する入力端子の位置を
順次変化させることにより、全ての入力端子のコンタク
トが良好であるか否かを試験する。いずれの入力端子を
試験してもデータDQが“H”レベルになっていること
が確認された場合、第2のグループの端子の試験に合格
したことになる(ステップS12)。
【0040】また一方で、0本または2本以上の入力端
子が“H”レベルであることを入力端子試験回路部が検
出した場合、“L”レベル(“0”のレベル)のデータ
が出力され、入力端子のコンタクトが不良と判定される
(ステップS11)。つぎに、ステップS13に示すよ
うに、チップ選択用端子に“H”レベルのチップ選択用
信号/CSを入力し(/CS=“H”)、ステップS1
4に示すように、データ入出力端子DQ0〜DQnをハ
イインピーダンスの状態にする(DQ=“High−
Z”)。
【0041】さらに、図3のフローチャートにおいて、
ステップS15に示すように、チップ選択用端子に
“L”レベルのチップ選択用信号/CSを再び入力する
(3回目の/CS=“L”)。この“L”レベルのチッ
プ選択用信号/CSに応答してステップS16からステ
ップS21までの第3のグループの端子の試験を行う。
第3のグループの端子の試験は、3回目の/CS=
“L”のときに、図5のテーブルNo.2のI/O端子
試験用テーブルに従って遂行される。
【0042】図5のI/O端子試験用テーブルは、8ビ
ットのデータ(DQ0〜DQ7)をそれぞれ入力するた
めの8つのI/O端子のうち、特定のI/O端子に
“H”レベル(“1”のレベル)のデータをその他のI
/O端子に“L”レベル(“0”のレベル)のデータを
同時に入力するようにしたものである。ここでは、特定
のI/O端子の位置を変えることにより、入力されるデ
ータ(DQ0〜DQ7)について、5通りの“H”レベ
ル(“1”のレベル)およびL”レベル(“0”のレベ
ル)の組み合わせを作成している。このような組み合わ
せにより、各々のI/O端子のコンタクトの試験だけで
なく、隣り同士のI/O端子間のショート等も試験する
ことができる。この場合、I/O端子に不良がないとき
は、I/O端子に入力された信号(データ)は、そのま
まI/O端子から出力される。
【0043】このステップS16からS21までの工程
を具体的に説明すると、図3のフローチャートのS16
において、ライトイネーブル信号/WEを入力するため
の端子を利用して、データ(DQ0〜DQ7)の入力と
出力との切り替えを行う。すなわち、ライトイネーブル
信号/WEを“H”レベルにしデータ入力状態とした上
で、I/O端子試験用テーブルに従って各I/O端子に
データDQ0〜DQ7を同時に入力し(ステップS1
7)、ついでライトイネーブル信号/WEを“L”レベ
ルに変えデータ出力状態に切り替えて(ステップS1
8)、入力したデータ(DQ0〜DQ7)を再び各I/
O端子より出力する。
【0044】図3のステップS19において、入力した
データDQ0〜DQ7がそのまま出力された場合、I/
O端子のコンタクトに不良がないと判定される。さら
に、I/O端子試験用テーブルに従ってデータ(DQ0
〜DQ7)の“1”および“0”の組み合わせを変える
ことにより、全ての組み合わせに対しI/O端子のコン
タクトが良好であるか否かを試験する(ステップS2
1)。この結果、どの組み合わせに対してもデータ(D
Q0〜DQ7)がそのまま出力されることが確認された
場合、第3のグループの端子の試験にも合格したことに
なる。このときに、全ての端子のコンタクトの試験結果
が良好である、すなわち、試験対象のメモリデバイスが
良品であると判定される(ステップS22)。
【0045】つぎに、ステップS23に示すように、チ
ップ選択用端子に“H”レベルのチップ選択用信号/C
Sを入力すると(/CS=“H”)、ステップS24に
示すように、データ入出力端子DQ0〜DQnがハイイ
ンピーダンスの状態になる(DQ=“High−
Z”)。このときに、メモリデバイスが通常動作モード
になり、これ以降は試験モードには入らない。すなわ
ち、図2および図3のフローチャートによる試験方法で
は、チップ選択用端子が“H”レベルになったことを4
度検出すると、通常動作モードになる。
【0046】以上、一つのメモリデバイスの端子接続良
否判定試験を行うためのフローを説明したが、このメモ
リデバイスとデータパスを共有する他のメモリデバイス
の端子接続良否を判定する場合は、他のメモリデバイス
に対し活性化レベルのチップ選択用信号/CSを繰り返
し投入し、図2および図3で示したフローと同様の試験
を行えばよい。
【0047】図6は、図1の試験モード制御回路部の具
体的な構成例を示す回路図であり、図7は、図1の試験
モード制御回路部の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。図6に示す試験モード制御回路部2は、
pチャネル型MOSトランジスタ(以下、pMOSトラ
ンジスタと略記する)およびnチャネル型MOSトラン
ジスタ(以下、nMOSトランジスタと略記する)から
なるトランスファスイッチ(例えば、トランスファスイ
ッチ26)と、一対のインバータ(例えば、インバータ
27、28)とを組み合わせたラッチ回路で構成される
回路要素を複数段(図6では、7段)縦続形式で接続す
ることにより構成される。
【0048】より詳しくいえば、1段目の回路要素は、
チップ選択用信号/CSに応答して開閉動作するトラン
スファスイッチ26と、一対のインバータ27、28か
らなるラッチ回路部とを有する。ここで、トランスファ
スイッチ26を構成するpMOSトランジスタとnMO
Sトランジスタとは、互いに並列に接続されている。p
MOSトランジスタのゲートには、NORゲート24の
出力がインバータ25を介して接続されるが、nMOS
トランジスタのゲートには、NORゲート24の出力が
そのまま入力される。さらに、pMOSトランジスタの
ソースおよびnMOSトランジスタのドレインは、デー
タ出力回路部(図9および図11にて後述する)専用の
電源電圧VCCQを供給するための電源端子(ノード
A)に接続される。また一方で、pMOSトランジスタ
のドレインおよびnMOSトランジスタのソースは、1
段目の回路要素内のラッチ回路部の入力端に接続され
る。
【0049】1段目のラッチ回路部の入力端は、nMO
Sトランジスタ20aのドレインに接続される。このn
MOSトランジスタ20aのゲートには、スタータ3か
らのスタータ信号(STARTQ)が入力される。nM
OSトランジスタ20aは、スタータからのスタータ信
号に応じてオン・オフ(ON/OFF)動作を行うこと
により、1段目のラッチ回路部の状態を制御する。すな
わち、“H”レベルのパルスのスタータ信号に応答し
て、nMOSトランジスタ20aはオンし、ラッチ回路
部の入力端は“L”レベルにリセットされる。
【0050】さらに、2段目の回路要素は、1段目の回
路要素と同じように、チップ選択用信号/CSに応答し
て開閉動作するトランスファスイッチ29と、一対のイ
ンバータ30、31からなるラッチ回路部とを有する。
ここで、1段目のラッチ回路部の出力端(ノードB)
は、2段目のトランスファスイッチ29のpMOSトラ
ンジスタのソースおよびnMOSトランジスタのドレイ
ンに接続される。
【0051】さらに、3段目の回路要素は、前段部の回
路要素と同じように、チップ選択用信号/CSに応答し
て開閉動作するトランスファスイッチ32と、一対のイ
ンバータ33、34からなるラッチ回路部とを有する。
ここで、2段目のラッチ回路部の出力端(ノードC)
は、3段目のトランスファスイッチ32のpMOSトラ
ンジスタのソースおよびnMOSトランジスタのドレイ
ンに接続される。3段目のラッチ回路部の入力端は、n
MOSトランジスタ20bのドレインに接続される。こ
のnMOSトランジスタ20bのゲートには、スタータ
3からのスタータ信号(STARTQ)が入力される。
nMOSトランジスタ20bは、スタータからのスター
タ信号に応じてオン・オフ動作を行うことにより、3段
目のラッチ回路部の状態を制御する。
【0052】さらに、4段目の回路要素は、前段部の回
路要素と同じように、チップ選択用信号/CSに応答し
て開閉動作するトランスファスイッチ35と、一対のイ
ンバータ36、37からなるラッチ回路部とを有する。
ここで、3段目のラッチ回路部の出力端(ノードD)
は、4段目のトランスファスイッチ35のpMOSトラ
ンジスタのソースおよびnMOSトランジスタのドレイ
ンに接続される。
【0053】さらに、5段目の回路要素は、前段部の回
路要素と同じように、チップ選択用信号/CSに応答し
て開閉動作するトランスファスイッチ38と、一対のイ
ンバータ39、40からなるラッチ回路部とを有する。
ここで、4段目のラッチ回路部の出力端(ノードE)
は、5段目のトランスファスイッチ38のpMOSトラ
ンジスタのソースおよびnMOSトランジスタのドレイ
ンに接続される。5段目のラッチ回路部の入力端は、n
MOSトランジスタ20cのドレインに接続される。こ
のnMOSトランジスタ20cのゲートには、スタータ
3からのスタータ信号(STARTQ)が入力される。
nMOSトランジスタ20cは、スタータからのスター
タ信号に応じてオン・オフ動作を行うことにより、5段
目のラッチ回路部の状態を制御する。
【0054】さらに、6段目の回路要素は、前段部の回
路要素と同じように、チップ選択用信号/CSに応答し
て開閉動作するトランスファスイッチ41と、一対のイ
ンバータ42、43からなるラッチ回路部とを有する。
ここで、5段目のラッチ回路部の出力端(ノードF)
は、6段目のトランスファスイッチ41のpMOSトラ
ンジスタのソースおよびnMOSトランジスタのドレイ
ンに接続される。
【0055】さらに、7段目(最終段)の回路要素は、
前段部の回路要素と同じように、チップ選択用信号に応
答して開閉動作するトランスファスイッチ44と、一対
のインバータ45、46からなるラッチ回路部とを有す
る。ここで、6段目のラッチ回路部の出力端(ノード
G)は、7段目のトランスファスイッチ44のpMOS
トランジスタのソースおよびnMOSトランジスタのド
レインに接続される。7段目のラッチ回路部の出力端
(ノードH)は、NANDゲート49aの入力端に接続
される。
【0056】さらに、図6に示す試験モード制御回路部
2は、1段目の回路要素の入力側に、チップ選択用信号
/CSおよびスタータ信号(STARTQ)を処理して
上記7段の回路要素に供給するためのNORゲート24
と、NANDゲート22とを設けている。さらに、図6
に示す試験モード制御回路部2は、ノードCからの信号
とノードDからの信号とを受信するNANDゲート47
aと、このNANDゲート47aの出力端に接続される
インバータ47bと、ノードEからの信号とノードFか
らの信号とを受信するNANDゲート48aと、このN
ANDゲート48aの出力端に接続されるインバータ4
8bと、ノードGからの信号とノードHからの信号とを
受信するNANDゲート49aと、このNANDゲート
49aの出力端に接続されるインバータ49bとを設け
ている。試験モードと通常動作モードとを切り替える場
合に、試験モード切り替え信号TEST4が、ノードH
から出力される。また一方で、試験モードになっている
場合に、第1のグループの端子を試験するための第1の
試験モード信号TEST1が、インバータ47bから出
力され、第2のグループの端子を試験するための第2の
試験モード信号TEST2が、インバータ48bから出
力され、第3のグループの端子を試験するための第3の
試験モード信号TEST3が、インバータ49bから出
力される。
【0057】ついで、図7のタイミングチャートに基づ
いて、図6の試験モード制御回路部の各部の動作を説明
する。メモリデバイスの端子の試験を行う場合、まず、
データ出力回路部専用の電源電圧VCCQを供給するた
めの電源端子に電源を印加する(図7の(a)部)。つ
ぎに、上記電源端子に電源が印加されたことをスタータ
により検出して、“H”レベルのスタータ信号(STA
RTQ)を生成する(図7の(b)部)。この“H”レ
ベルのスタータ信号がnMOSトランジスタ20a〜2
0dのゲートに入力され、対応するラッチ回路部の出力
端が“H”レベルになる。したがって、7段目のラッチ
回路の出力端のノードHも“H”レベルになり、“H”
レベルの試験モード切り替え信号TEST4がノードH
から出力されので、通常動作モードから試験モードに切
り替わる(図7の(d)部)。なお、このとき、“H”
レベルのスタータ信号によりNORゲート24の出力は
“L”レベルであるので、トランスファスイッチ26、
32、38および44はオフ状態、トランスファスイッ
チ29、35および41はオン状態となる。したがっ
て、ノードC、D、E、F、GおよびHのレベルは、そ
れぞれ“L”、“H”、“L”、“H”、“L”および
“H”となり、試験モード信号TEST1、TEST
2、TEST4はいずれも“L”レベルとなる。
【0058】ついで、チップ選択用端子からNANDゲ
ート22へ“H”レベルのチップ選択用信号/CSを供
給する(図7の(c)部)。このために、NORゲート
22の出力レベルが“L”レベルになる。また一方で、
スタータ信号は“L”レベルになるので、NORゲート
24の出力レベルが“H”レベルになり、トランスファ
スイッチの状態が反転する。すなわち、トランスファス
イッチ29、35および41がオフ状態、トランスファ
スイッチ36、32および44がオン状態になる。さら
に、“L”レベルのスタータ信号がnMOSトランジス
タ20a〜20dのゲートに入力されているので、対応
するラッチ回路部の出力端が“L”レベルになって(例
えば、ノードBが“H”レベルから“L”レベルにな
る)、試験モード制御回路部内のリセット動作は終了す
る。また一方で、ノードAには、電源電圧VCCQの
“H”レベルが印加されるので、1段目のラッチ回路の
出力端(ノードB)のレベルは“H”レベルから“L”
レベルへ反転する。
【0059】つぎに、1回目の“L”レベルのチップ選
択用信号/CSがNANDゲート22に供給されると、
NORゲート24の出力レベルが“L”レベルになり、
トランスファスイッチ29が動作状態になる。それゆえ
に、1段目のラッチ回路部の出力端のノードBの“L”
レベルがトランスファスイッチ29を介して2段目のラ
ッチ回路部に入力し、2段目のラッチ回路部の出力端
(ノードC)は“L”レベルから“H”レベルに変化す
る。一方、このとき、ノードD、E、FおよびGのレベ
ルは変化しない。したがって、ノードCおよびノードD
のレベルが“H”レベルとなるので、NANDゲート4
7aの2つの入力端のいずれにも“H”レベルの信号が
供給される。この結果、NANDゲート47aの出力レ
ベルが“L”レベルになり、インバータ47bを通して
“H”レベルの第1の試験モード信号TEST1が出力
される。このときに、第1のグループの端子を試験する
ための第1の試験モードになる。この第1の試験モード
は、対応するラッチ回路部によって、“H”レベルのチ
ップ選択用信号/CSが供給されるまで保持される(図
7の(e)部)。
【0060】その後、“H”レベルのチップ選択用信号
/CSがNANDゲート22に供給されると、NORゲ
ート24の出力レベルが“H”レベルになり、トランス
ファスイッチ32が動作状態になる。それゆえに、2段
目のラッチ回路部の出力端のノードCの“H”レベルに
よりノードDが“H”レベルから“L”レベルに変化
し、NANDゲート47aの一方の入力端には“H”レ
ベル、他方の入力端には“L”レベルの信号が供給され
る。この結果、NANDゲート47aの出力レベルが
“H”レベルになり、インバータ47bを通して“L”
レベルの第1の試験モード信号TEST1が出力され
る。このときに、試験回路が停止し、第1の試験モード
が終了する。
【0061】その後、スタータ信号が“L”レベルにな
っている状態で、2回目の“L”レベルのチップ選択用
信号/CSがNANDゲート22に供給されると、NO
Rゲート24の出力レベルが“L”レベルになり、トラ
ンスファスイッチ35が動作状態になる。それゆえに、
4段目および5段目のラッチ回路部の出力端のノードE
およびノードFがいずれも“H”レベルになる。この結
果、NANDゲート48aの出力レベルが“L”レベル
になり、インバータ48bを通して“H”レベルの第2
の試験モード信号TEST2が出力される。このとき
に、第2のグループの端子を試験するための第2の試験
モードになる。この第2の試験モードは、対応するラッ
チ回路部によって、“H”レベルのチップ選択用信号/
CSが供給されるまで保持される(図7の(f)部)。
【0062】その後、“H”レベルのチップ選択用信号
/CSがNANDゲート22に再度供給されると、NO
Rゲート24の出力レベルが再度“H”レベルになり、
トランスファスイッチ38が動作状態になる。それゆえ
に、5段目のラッチ回路部の出力端のノードFが“H”
レベルから“L”レベルに変化し、NANDゲート48
aの出力レベルが“H”レベルになり、インバータ48
bを通して“L”レベルの第2の試験モード信号TES
T2が出力される。このときに、試験回路が停止し、第
2の試験モードが終了する。
【0063】その後、スタータ信号が“L”レベルにな
っている状態で、3回目の“L”レベルのチップ選択用
信号/CSがNANDゲート22に供給されると、NO
Rゲート24の出力レベルが“L”レベルになり、トラ
ンスファスイッチ41が動作状態になる。それゆえに、
6段目および7段目のラッチ回路部の出力端のノードG
およびノードHが共に“H”レベルとなり、NANDゲ
ート49aの2つの入力端のいずれにも“H”レベルの
信号が供給される。この結果、NANDゲート49aの
出力レベルが“L”レベルになり、インバータ49bを
通して“H”レベルの第3の試験モード信号TEST3
が出力される。このときに、第3のグループの端子を試
験するための第3の試験モードになる。この第3の試験
モードは、対応するラッチ回路部によって、“H”レベ
ルのチップ選択用信号/CSが供給されるまで保持され
る(図7の(g)部)。
【0064】その後、“H”レベルのチップ選択用信号
/CSがNANDゲート22に再度供給されると、NO
Rゲート24の出力レベルが再度“H”レベルになり、
トランスファスイッチ44が動作状態になる。それゆえ
に、6段目および7段目のラッチ回路部の出力端のノー
ドHが“H”レベルから“L”レベルに変化し、NAN
Dゲート49aの2つの入力端には、それぞれ“H”レ
ベルと“L”レベルの信号が供給される。この結果、N
ANDゲート49aの出力レベルが“H”レベルにな
り、インバータ49bを通して“L”レベルの第3の試
験モード信号TEST3が出力される。このときに、試
験回路が停止し、第3の試験モードが終了する。
【0065】同時に、7段目のラッチ回路の出力端のノ
ードHが“H”レベルから“L”レベルに変化すること
により、このノードHから出力される試験モード切り替
え信号TEST4も“L”レベルになる。これによっ
て、試験モードが終了して通常動作モードに入る。ま
た、この状態では、NANDゲート22の一方の入力端
が常に“L”レベルになるので、それ以後のチップ選択
用信号/CSを受け付けなくなる。すなわち、“L”レ
ベルのチップ選択用信号/CSが所定の回数だけ(ここ
では、4回)入力されると、試験モードから通常動作モ
ードに自動的に切り替わることになると共に、これ以
後、誤って試験モードに入ることはない。
【0066】図8は、図1の入力端子試験回路部の具体
的な構成例を示す回路図である。入力端子試験回路部1
は、前述したように、第2のグループの端子のコンタク
トを確認するための試験を行う。図8に示す入力端子試
験回路部は、第2のグループの端子(すなわち、入力端
子)のコンタクトを確認するための第2の試験モード信
号TEST2が入力されるインバータ1−1と、抵抗を
介して直列に接続されるpMOSトランジスタ1−2お
よびnMOSトランジスタ1−3と、nMOSトランジ
スタ1−3のドレインからの信号を受け取る2つのイン
バータ1−4、1−5とを設けている。ここで、pMO
Sトランジスタ1−2およびnMOSトランジスタ1−
3はインバータ回路を構成し、インバータ1−1からの
信号を反転出力する機能を有する。
【0067】さらに、図8に示す入力端子試験回路部
は、アドレスA0〜Am(ここでは、アドレスA0〜A
4を処理するNORゲートを代表して示す)およびクロ
ックCLKや、(/CS以外の)各種のコマンド信号を
受ける端子のコンタクト状態を判定するための複数のN
ORゲート1−7、1−10、1−16、1−22、1
−28、…と、これらのNORゲートにそれぞれ接続さ
れる複数のインバータ1−8、1−11、1−17、1
−23、1−29、…とを設けている(ただし、最終段
のNORゲート1−34の出力にはインバータは設けら
れていない)。アドレスA0、A1、…、Am、クロッ
クCLKおよびデータマスク信号DQMは、入力ラッチ
回路にも伝達される。
【0068】さらに、上記の入力端子試験回路部は、ア
ドレスA1〜Am(ここでは、アドレスA1〜A4を処
理するNORゲートを代表して示す)およびクロックC
LKや(/CS以外の)各種のコマンド信号を受ける端
子のコンタクト状態を判定するための複数のNANDゲ
ート1−12、1−18、1−24、1−30、…、1
−35と、これらのNANDゲートにそれぞれ接続され
る複数のインバータ1−13、1−19、1−25、1
−31、…、1−36と、これらのインバータにそれぞ
れ接続される複数のnMOSトランジスタ1−14、1
−20、1−26、1−32、…、1−37とを設けて
いる。これらのnMOSトランジスタ1−14、1−2
0、1−26、1−32、…、1−37の各々のドレイ
ンは、前述のnMOSトランジスタ1−3のドレインに
共通に接続されている。
【0069】アドレス入力端子からのアドレスA0〜A
4およびクロック端子や、各種コマンド端子や、DQM
端子は、コンパレータ1−6、1−9、1−15、1−
21、1−27、…、1−33を介して増幅された後
に、それぞれ対応するNORゲートおよびNANDゲー
トに入力するのが好ましい。この理由として、これら入
力端子に印加される信号の信号振幅は一般に小さいの
で、アドレス入力端子のパッドから入力信号を直接取り
出しても充分なSN比を確保しにくいことが挙げられ
る。ただし、充分なSN比が保証される場合は、アドレ
ス入力端子のパッドから信号を直接入力してもよい。
【0070】さらに、図8に示す入力端子試験回路部
は、最終段のNORゲート1−34を設けている。つぎ
に、図8の回路の動作を説明する。“H”レベルの第2
の試験モード信号TEST2がインバータ1−1に供給
されると、上記の入力端子試験回路部が起動して第2の
試験モードに入る。ここで、例えば、2段目のNORゲ
ート(NOR1)1−10の2つの入力端のノードn1
およびノードn2が、いずれも“L”レベルにある場
合、インバータ(INV1)1−11を通して、“L”
レベルの信号が次段のNORゲート1−16に伝達され
る。このときに、NANDゲート(NAND1)1−1
2およびインバータ(INV2)1−13を通して、
“L”レベルの信号がnMOSトランジスタ(TR1)
1−14のゲートに伝達され、nMOSトランジスタ1
−14はオフになる。
【0071】一方、ノードn1およびノードn2のうち
一方が“H”レベルで、他方が“L”レベルの場合、イ
ンバータ(INV1)の出力ノードn3は“L”レベル
から“H”レベルに変化するが、トランジスタ(TR
1)はオフのままで、ノードn4は“H”レベルを維持
する。また一方で、ノードn1およびノードn2が、い
ずれも“H”レベルにある場合、インバータ1−11を
通して、“H”レベルの信号が次段のNORゲート1−
16に伝達される。このときに、nMOSトランジスタ
1−14はオンになり、ノードn4を“L”レベルに引
き下げる。
【0072】ここで、アドレスA0〜A4〜Am、クロ
ックCLK、コマンド信号およびデータマスク信号DQ
M等を含む全ての入力信号用の入力端子が“L”レベル
にある場合、ノードn5が“H”レベルになってnMO
Sトランジスタ1−38がオンになり、ノードn4を
“L”に引き下げる。一方、これら入力端子の一つのみ
が“H”レベルで、他の端子が全て“H”レベルの場合
は、トランジスタ1−14、1−20、…、1−37、
1−38は全てオフ状態を維持するので、ノードn4は
“H”レベルのままである。さらに、これら入力端子の
2つ以上が“H”レベルで他の端子が“L”レベルの場
合は、例えばアドレス入力端子(A0)およびアドレス
入力端子(A1)が“H”レベルの場合、トランジスタ
1−14がオンすることにより、ノードn4のレベルは
“L”に引き下げられる。
【0073】以上のことから、第2のグループにおける
複数の入力端子の1本のみが“H”レベルであって、残
りの入力端子が“L”レベルである場合は、ノードn4
が“H”レベルになり、試験結果出力信号TSD−AD
D(TSD1)が“H”レベルになる。すなわち、第2
のグループの端子の試験に合格したことを意味する。こ
れに対し、入力端子のレベルが全て“L”レベルである
か、または入力端子の2本以上が“H”レベルである場
合は、ノードn4が“L”レベルになり、試験結果出力
信号TSD−ADDが“L”レベルになる。すなわち、
第2のグループの端子の試験に不合格になったことを意
味する。なお、トランジスタ1−14、1−20、…、
1−37、1−38のいずれかがオンしてノードn4の
レベルを引き下げる際、インバータのPMOSトランジ
スタ1−2はオンしていて、このトランジスタはノード
n4のレベルを引き上げようとするが、nMOSトラン
ジスタ1−2のチャネル長/チャネル幅の比を大きくし
て、トランジスタ1−2のオン抵抗を大きくするか、あ
るいは、図8のごとく、トランジスタ1−2のドレイン
側に抵抗を設けて高電圧側の電源からノードn4への電
流の流れ込みを抑制することにより、ノードn4のレベ
ルをインバータ1−4の入力しきい値より低い値に引き
下げることができる。
【0074】図9は、図1の試験データ切り替え回路部
5、データ切り替え部15およびデータ入出力バッファ
6の具体的な構成例を示す回路図であり、図10は、図
9の試験データ切り替え回路部およびデータ入出力バッ
ファの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。データ入出力バッファ6内のデータ切り替え部16
は、試験モード切り替え信号TEST4によって、試験
信号と通常出力データ信号とを切り替えてデータ出力回
路部8に出力するように構成される。より具体的には、
データ切り替え部16は、試験モード切り替え信号TE
ST4に応じて動作状態(オン状態)または非動作状態
(オフ状態)になる2つのトランスファスイッチ17、
19(SW1およびSW2)と、試験モード切り替え信
号TEST4の極性を反転するインバータ18とを設け
ている。
【0075】試験モードになっている場合(TEST4
=“H”)、トランスファスイッチ19が動作状態にな
り、データD1として、試験データ切り替え回路部5か
らのデータD2をデータ出力回路部8に伝達する。また
一方で、通常動作モードになっている場合(TEST4
=“L”)、トランスファスイッチ17が動作状態にな
り、データD1として、データバスからのデータDAT
Aをデータ出力回路部8に伝達する。このデータ出力回
路部8は、試験回路からのデータ、またはデータバスか
らのデータをデータ入出力端子DQ0〜DQn(DQ)
から外部に送出する機能を有する。このデータ出力回路
部8から送出されるデータ入出力端子DQは、データ入
力回路部9の入力端に接続されており、このデータ入力
回路部は、第3の試験モードになっているとき(TES
T3=“H”のとき)、インバータ69の出力
(“H”)によりイネーブルされ、データ入出力端子D
Qに印加された試験入力データを試験データ切り替え回
路部5へ出力する。
【0076】第1、第2および第3の試験モード信号T
EST1、TEST2およびTEST3とライトイネー
ブル信号/WEにより、インバータ60、63およびN
ORゲート61、62は、信号TESTZを生成する。
この信号TESTZは、第1および第2の試験モード時
と、第3の試験モードであって試験データ出力時に試験
回路からのデータを、クロックCLKとは非同期でデー
タ出力回路部8から出力させる信号である。上記の信号
TESTZは、NORゲート64および66の一方の入
力端に接続され、NORゲート64、66の出力信号は
インバータ65、67をそれぞれ経由してデータ出力回
路部8に入力される。
【0077】図9に示す試験データ切り替え回路部5
は、第1、第2および第3の試験モード信号TEST
1、TEST2およびTEST3に応じて、どの試験結
果をデータD2として出力するかを選択する回路であ
る。より具体的には、試験データ切り替え回路部5は、
第1の試験モード信号TEST1を入力するnMOSト
ランジスタ50と、第1の試験モードにおける試験結果
を保持するための一対のインバータ51、52からなる
ラッチ回路部と、このラッチ回路部の出力側に接続され
るインバータ53と、第2の試験モード信号TEST2
を入力するインバータ54と、トランスファスイッチ5
5(SW3)とを設けている。さらに、上記の試験デー
タ切り替え回路部5は、第3の試験モード信号TEST
3およびライトイネーブル信号/WE(WE−TES)
を入力するNANDゲート56と、このNANDゲート
56の出力に接続されるインバータ57と、トランスフ
ァスイッチ58(SW4)とを設けている。このトラン
スファスイッチ58には、データ入力回路部9のコンパ
レータ90から送出された信号が入力される。さらに、
第3の試験モード信号TEST3は、データ入力イネー
ブル信号DIEと共にNORゲート68に入力される。
このNORゲート68から出力される信号は、インバー
タ69を経由して、データ入力回路部9内のコンパレー
タ90に供給される。
【0078】ついで、図10のタイミングチャートに基
づいて、図9の試験データ切り替え回路部5およびデー
タ入出力バッファ6の動作を説明する。図10の(a)
部、(e)部、(h)部および(i)部に示すように、
まず電源が印加されてスタータ信号(STARTQ)が
“H”レベルになると、試験モード切り替え信号TES
T4が“H”レベルになる。これにより、データ切り替
え部16内のトランスファスイッチ17(SW1)がオ
フ状態になると共に、トランスファスイッチ19(SW
2)がオン状態になり、通常出力データ信号に代えて、
試験信号がデータ出力回路部の入力端に接続される。こ
こで、“H”レベルのチップ選択用信号/CSが全ての
チップに供給され、メモリデバイスのリセットが行われ
る。
【0079】つぎに、図10の(b)部に示すように、
“L”レベルのチップ選択用信号/CSが供給されると
第1の試験モードに入り、電源端子(VCCQ、VSS
Q)とチップ選択用端子(/CS)のコンタクトが良好
であれば第1の試験モード信号TEST1が“H”レベ
ルになる。この場合、nMOSトランジスタ50がオン
になり、一対のインバータ51、52からなるラッチ回
路部の出力レベルが“H”レベルになる。このとき、T
EST2=“L”でトランスファスイッチ55(SW
3)がオフ状態なので、試験結果出力信号TSD−AD
D(TSD1)のレベルに関係なく、試験データ切り替
え回路部5のインバータ53から“L”レベルのデータ
D2が出力され、データ出力回路部8から“L”レベル
の試験データが出力される。なお、この第1の試験モー
ドのとき、TESTZ信号は“H”レベルであるので、
NORゲート64、66は、クロックCLKおよび出力
イネーブル信号DOEのレベルに関係なく、共に“L”
レベルの信号を出力し、結局、データ出力回路部はクロ
ック信号CLKとは無関係にイネーブル状態になる(図
10の(1)部)。
【0080】つぎに、“H”レベルのチップ選択用信号
/CSが再度供給されて第1の試験が終了する(TES
T1=“L”)。このときに、TESTZ=“L”とな
り、クロックCLKおよび出力イネーブル信号DOEが
データ出力回路部に供給されるようになる。そして、出
力イネーブル信号DOEを非活性レベルにすることによ
り、データ出力回路部8の出力レベル(データ(DQ)
のレベル)は“High−Z”(ハイインピーダンス状
態)になる(図10の(l)部)。
【0081】つぎに、図10の(c)部および(j)部
に示すように、2回目の“L”レベルのチップ選択用信
号/CSが供給されると共に、第2の試験モード信号T
EST2が“H”レベルになり、第2の試験モードに入
る。この第2の試験モードでは、チップ選択用端子以外
の入力端子のコンタクトの試験が行われる。この場合、
試験モード切り替え信号TESTZが“H”レベルとな
り、データ出力回路部8がクロックCLKに関係なく活
性状態となる。また、第2の試験モード信号TEST2
によりトランスファスイッチ55(SW3)がオン状態
になっており、図8の入力端子試験回路部からの試験結
果出力信号TSD−ADDが、一対のインバータ51、
52からなるラッチ回路部、トランスファスイッチ(S
W2)、およびデータ出力回路部8を介して、データ入
出力端子DQに出力される。
【0082】つぎに、“H”レベルのチップ選択用信号
/CSが再度供給されて第2の試験が終了する(TES
T2=“L”)。このときに、データ出力回路部8の出
力レベル(データDQのレベル)は“High−Z”に
なる(図10の(l)部)。つぎに、図10の(d)
部、(f)部および(k)部に示すように、3回目の
“L”レベルのチップ選択用信号/CSが供給されると
共に、第3の試験モード信号TEST3が“H”レベル
になり、第3の試験モードに入る。この第3の試験モー
ドでは、I/O端子のコンタクトの試験が行われる。こ
の第3の試験モード信号TEST3により、インバータ
69の出力が“H”レベルになり、データ出力回路部8
が活性状態となり、データ入出力端子DQに印加される
試験データを試験データ切り替え回路部5へ出力する。
ライトイネーブル信号/WE(WE−TES)が“H”
レベルになっているので、トランスファスイッチ58
(SW4)がオン状態になっており、データ入力回路部
9の出力を、トランスファスイッチ(SW4)を介して
インバータ51、52からなるラッチ回路部にラッチす
る。このときに、NORゲート61の出力は“L”レベ
ルでTESTZ=“L”レベルであり、不活性状態をな
す出力イネーブル信号DOEがデータ出力回路部9へ入
力されるので、データ出力回路部の出力は、“High
−Z”になっているままである。このようにして書き込
まれたデータは、一対のインバータ51、52からなる
ラッチ回路部に保持される。
【0083】その後、ライトイネーブル信号/WEを
“L”レベルにする。“H”レベルの信号TESTZが
生成され、データ出力回路8がクロックCLKとは非同
期に活性化され、インバータ51、52からなるラッチ
回路部に保持された試験データが、トランスファスイッ
チ(SW2)およびデータ出力回路部8を介して、デー
タ入出力端子DQへ出力される(図10の(g)部)。
なお、このとき、トランスファスイッチ58(SW4)
がオフ状態である。
【0084】つぎに、“H”レベルのチップ選択用信号
/CSが再度供給されて第3の試験が終了する。このと
きに、図10の(e)部に示すように、試験モード切り
替え信号TEST4が“L”レベルになってトランスフ
ァスイッチ17(SW1)がオン状態になり、試験結果
出力に代えて、通常の出力データが、データ出力回路部
に供給できる状態となる。
【0085】図11は、本発明の実施例に適用されるデ
ータ出力回路部の構成例を示す回路図である。ここで
は、図10の本発明の実施例に最適なデータ出力回路部
と、このデータ出力回路部に関連する回路とを図示する
こととする。図11に示すデータ出力回路部8は、デー
タ出力回路部専用の高電圧側の電源電圧VCCQおよび
低電圧側の電源電圧VSSQを供給するための電源端子
のコンタクトが良好であって、その他の内部回路用の高
電圧側の電源電圧VCCおよび低電圧側の電源電圧VS
Sとを供給するための電源端子のコンタクトが不良の場
合でも、ハイインピーダンスの状態を示す“High−
Z”の出力レベルを確保することができる回路である。
このようなデータ出力回路を本発明の試験回路に適用す
れば、上記のような電源端子(VCC、VSS)のコン
タクト不良が発生した場合でも、他のメモリデバイスの
試験に影響を与えない。
【0086】図11においては、データ出力回路部以外
の内部回路用の高電圧側の電源電圧VCCの立ち上がり
を監視するVCC立ち上がり検出回路102が設けられ
ている。このVCC立ち上がり検出回路102は、内部
回路用の電源電圧VCCの立ち上がりを検出したときに
は、パルス状のVCC立ち上がり検出信号STTを出力
する。
【0087】さらに、図11においては、データ出力回
路部の活性/非活性を制御する出力イネーブル信号DO
Eを生成する出力イネーブル信号発生回路103が設け
られている。ここで、出力イネーブル信号DOEは、V
CC立ち上がり検出回路102からVCC立ち上がり検
出信号STTが出力された場合に“H”レベルになる
(これにより、データ入出力端子DQは“High−
Z”の状態になる)。その後、リードコマンド信号が取
り込まれて、CASレイテンシにより決定されるデータ
出力サイクルになった場合に“L”レベルになる(これ
により、データ出力回路部の読み出しデータ(DAT
A)をデータ入出力端子DQに出力可能な状態とな
る)。
【0088】さらに、図11においては、データ出力回
路部専用の電源電圧VCCQを監視するVCCQ立ち上
がり検出回路104が設けられている。このVCCQ立
ち上がり検出回路104は、データ出力回路部専用の電
源電圧VCCQの立ち上がりを検出したときには、パル
ス状のVCCQ立ち上がり検出信号、すなわち、スター
タ信号STARTQを出力する(その間、データ入出力
端子DQを“High−Z”の状態にする)。これによ
り、VCCおよびVCCQのいずれか一方が他方よりも
先に立ち上がった場合でも、データ入出力端子DQを
“High−Z”の状態に維持できる。
【0089】図11の出力制御回路部7は、VCC立ち
上がり検出信号STARTQを反転するインバータ70
と、クロックバッファ101から出力される負論理のク
ロック/CLKとインバータ70の出力信号とを受ける
NANDゲート71とを設けている。さらに、図11の
出力制御回路部7において、72は、読み出したデータ
DATA(リードデータRD)を反転するインバータで
あり、73は、インバータ72の出力信号と出力イネー
ブル信号DOEとを受けるNORゲートであり、74
は、NOR回路73の出力信号を反転するインバータで
ある。
【0090】さらに、図11の出力制御回路部7におい
て、75は、リードデータRDと出力イネーブル信号D
OEとを受けるNORゲートであり、76は、NORゲ
ート75の出力信号を反転するインバータである。さら
に、77は、NANDゲート71の出力信号とNORゲ
ート73の出力信号とを受けるNANDゲートであり、
78は、NANDゲート77の出力信号を反転するイン
バータである。さらに、79は、NANDゲート71の
出力信号とインバータ74の出力信号とを受けるNAN
Dゲートであり、80はNANDゲート79の出力信号
を反転するインバータである。
【0091】さらに、図11の出力制御回路部7におい
て、81は、NANDゲート71の出力信号とインバー
タ56の出力信号とを受けるNANDゲートであり、8
2は、NANDゲート81の出力信号を反転するインバ
ータである。さらに、83は、NANDゲート71の出
力信号とNORゲート75の出力信号とを受けるNAN
Dゲートであり、84はNANDゲート83の出力信号
を反転するインバータである。
【0092】なお、インバータ70、72、74、7
6、78、80、82および84と、NANDゲート7
1、77、79、81および83と、NORゲート7
3、75には、電源電圧として、データ出力回路部以外
の内部回路用の電源電圧VCCが供給される。ついで、
本発明の実施例に最適なデータ出力回路部8の構成を詳
しく説明する。図11のデータ出力回路部8において
は、ソースが接地線に接続され、ゲートがインバータ7
8の出力端に接続され、インバータ78の出力信号によ
りオン/オフ動作が制御されるスイッチ素子をなすnM
OSトランジスタ85が設けられている。また一方で、
ソースが接地線に接続され、ゲートがインバータ80の
出力端に接続され、インバータ80の出力信号によりオ
ン/オフ動作が制御されるようなスイッチ素子をなすn
MOSトランジスタ86が設けられている。さらに、ソ
ースが接地線に接続され、VCCQ立ち上がり検出信号
(STARTQ)によりオンになるスイッチ素子をなす
nMOSトランジスタ87が設けられている。
【0093】さらに、図11のデータ出力回路部8にお
いては、一対のインバータ89、90からなるラッチ回
路部88が設けられている。このラッチ回路88では、
インバータ90の出力端とインバータ89の入力端との
接続点がnMOSトランジスタ85のドレインに接続さ
れ、インバータ89の出力端とインバータ90の入力端
との接続点がnMOSトランジスタ86、87のドレイ
ンに接続されている。さらに、インバータ89の出力信
号を反転するインバータ91と、ソースが電源電圧VC
CQ供給用の電源線に接続され、ドレインがデータ入出
力端子DQに接続され、ゲートがインバータ91の出力
端に接続され、インバータ91の出力信号によりオン/
オフ動作が制御されるpMOSトランジスタ92とが設
けられている。
【0094】さらに、図11のデータ出力回路部8にお
いては、ソースが接地線に接続され、ゲートがインバー
タ82の出力端に接続され、インバータ82の出力信号
によりオン/オフ動作が制御されるようなスイッチ素子
をなすnMOSトランジスタ93が設けられている。さ
らに、ソースが接地線に接続され、VCCQ立ち上がり
検出信号(STARTQ)によりオンになるようなスイ
ッチ素子をなすnMOSトランジスタ94が設けられて
いる。さらに、ソースが接地線に接続され、ゲートがイ
ンバータ84の出力端に接続され、インバータ84の出
力信号によりオン,オフが制御されるようなスイッチ素
子をなすnMOSトランジスタ95が設けられている。
【0095】さらに、図11のデータ出力回路部8にお
いては、一対のインバータ97、98からなるラッチ回
路部96が設けられている。このラッチ回路部96で
は、インバータ98の出力端とインバータ97の入力端
との接続点がnMOSトランジスタ93、94のドレイ
ンに接続され、インバータ97の出力端とインバータ9
8の入力端との接続点がnMOSトランジスタ95のド
レインに接続されている。さらに、インバータ97の出
力信号を反転するインバータ99と、ドレインがデータ
入出力端子DQに接続され、ソースが接地線に接続さ
れ、ゲートがインバータ99の出力端に接続され、イン
バータ99の出力信号によりオン/オフ動作が制御され
るnMOSトランジスタ100が設けられている。
【0096】つぎに、このデータ出力回路部の動作を説
明する。なお、インバータ89、90、91、97、9
8および99には、電源電圧として、データ出力回路部
専用の電源電圧VCCQが供給される。上記のような回
路構成においては、電源起動時、電源電圧VCCが立ち
上がった場合には、VCC立ち上がり検出回路102か
らVCC立ち上がり検出信号STTが出力される。
【0097】この結果、インバータ70の出力レベルが
“L”レベル、NANDゲート71の出力レベルが
“H”レベルとなり、NANDゲート77は、NORゲ
ート73の出力信号に対してインバータとして機能し、
NANDゲート79は、インバータ74の出力信号に対
してインバータとして機能し、NANDゲート81は、
インバータ76の出力信号に対してインバータとして機
能し、NANDゲート83は、NORゲート75の出力
信号に対してインバータとして機能することになる。
【0098】さらに、この場合には、出力イネーブル信
号DOEが“H”レベルになり、読み出しデータ(DA
TA)の伝送が、NORゲート73および75において
阻止される。そして、NORゲート73の出力レベルが
“L”レベル、NANDゲート77の出力レベルが
“H”レベル、インバータ78の出力レベルが“L”レ
ベル、nMOSトランジスタ85がオフになると共に、
インバータ74の出力レベルが“H”レベル、NAND
ゲート79の出力レベルが“L”レベル、インバータ8
0の出力レベルが“H”レベル、nMOSトランジスタ
86がオンになる。
【0099】この結果、インバータ91の入力レベルが
“L”レベル、インバータ91の出力レベルが“H”レ
ベル、pMOSトランジスタ92がオフになる。また一
方で、NORゲート75の出力レベルが“L”レベル、
インバータ76の出力レベルが“H”レベル、NAND
ゲート81の出力レベルが“L”レベル、インバータ8
2の出力レベルが“H”レベル、nMOSトランジスタ
93がオンとなると共に、NANDゲート83の出力レ
ベルが“H”レベル、インバータ84の出力レベルが
“L”レベル、nMOSトランジスタ95がオフにな
る。
【0100】この結果、インバータ97の入力レベルが
“L”レベル、インバータ97の出力レベルが“H”レ
ベル、インバータ99の出力レベルが“L”レベル、n
MOSトランジスタ100がオフになる。このように、
電源起動時、データ出力回路部以外の内部回路用の電源
電圧VCCが立ち上がった場合には、出力制御回路部7
は、VCC立ち上がり検出信号STTおよび出力イネー
ブル信号DOEにより制御され、pMOSトランジスタ
92がオフ、nMOSトランジスタ100がオフとなる
ようにデータ出力回路部8を制御する。
【0101】したがって、データ出力回路部以外の内部
回路用の電源電圧VCCが、データ出力回路部専用の電
源電圧VCCQよりも先に立ち上がってしまうような場
合であっても、データDQが出力されるデータ入出力端
子をハイインピーダンスの状態にすることができる。こ
れに対して、電源起動時に、データ出力回路部専用の電
源電圧VCCQが立ち上がった場合には、VCCQ立ち
上がり検出回路104からVCCQ立ち上がり検出信号
(STARTQ)が出力される。
【0102】この結果、nMOSトランジスタ87がオ
ンとなり、インバータ91の入力レベルが“L”レベ
ル、インバータ91の出力レベルが“H”レベル、pM
OSトランジスタ92がオフになる。また、nMOSト
ランジスタ94がオンになり、インバータ97の入力レ
べルが“L”レベル、インバータ97の出力レベルが
“H”レベル、インバータ99の出力レベルが“L”レ
ベル、nMOSトランジスタ100がオフになる。
【0103】このように、電源起動時、データ出力回路
部専用の電源電圧VCCQが立ち上がった場合には、出
力制御回路部7は、VCCQ立ち上がり検出信号(ST
ARTQ)により制御され、pMOSトランジスタ92
がオフ、nMOSトランジスタ100がオフになる。し
たがって、データ出力回路部専用の電源電圧VCCQ
が、データ出力回路部以外の内部回路用の電源電圧VC
Cよりも先に立ち上がってしまうような場合であって
も、データ入出力端子をハイインピーダンスの状態にす
ることができる。
【0104】そして、データ出力回路部専用の内部回路
用の電源電圧VCCが立ち上がった後は、VCC立ち上
がり検出信号STTは立ち下がり、インバータ70の出
力レベルが“H”レベルとなり、NANDゲート71
は、クロック信号(ここでは、アクティブローの信号/
CLK)に対してインバータとして機能する。また、デ
ータ出力回路部専用の電源電圧VCCQが立ち上がった
後は、VCCQ立ち上がり検出信号(STARTQ)は
立ち下がり、nMOSトランジスタ87、94がオフに
なる。
【0105】図11のような回路構成によれば、電源起
動時、データ出力回路部専用の電源電圧VCCQ、およ
びデータ出力回路部以外の内部回路用の電源電圧VCC
のいずれかが先に立ち上がってしまうような場合であっ
ても、データ入出力端子をハイインピーダンスの状態に
することができるので、同一の外部データバスに接続さ
れている他のSDRAM(シンクロナスDRAM)との
間に貫通電流が流れることを回避し、消費電力の低減化
を図ることができる。
【0106】また一方で、図11に示したようなデータ
出力回路部では、ラッチ回路部88、96を設けている
ので、データ出力回路部専用の電源電圧VCCQの立ち
上がりと、データ出力回路部以外の内部回路用の電源電
圧VCCの立ち上がりとの間の時間差が大きい場合にお
いても、同一の外部データバスに接続されている他のS
DRAMとの間に貫通電流が流れることを回避すること
ができる。
【0107】電源電圧VCC、VQQの立ち上がり後、
VCC立ち上がり検出信号STTは“L”レベルとなる
が、内部回路からの読み出しデータが出力制御回路部に
到達し、所定のCASレイテンシが経過するまでの間
は、出力イネーブル信号DOEは“H”レベルのままで
ある。したがって、読み出しデータDATAはNORゲ
ート73および75において阻止される。一方、インバ
ータ70の出力が“H”レベルになるので、NAND7
1はクロック信号(/CLK)を反転して出力する。こ
の状態において、トランジスタ85および95はオフ状
態を保つ。一方、トランジスタ86および93は、クロ
ック信号(/CLK)によりオン・オフするが、インバ
ータ91および97の入力は、そのオン・オフ動作にか
かわらず“L”レベルのままである。したがって、PM
OSトランジスタ92のゲートは“H”レベル、nMO
Sトランジスタ100のゲートは“L”レベルであり、
データ入出力端子DQは“High−Z”の状態を保
つ。
【0108】つぎに、読み出しデータ出力期間になる
と、出力イネーブル信号DOEが“L”レベルに変化
し、読み出しデータ(DATA)が出力制御回路部およ
びデータ出力回路部を介してデータ入出力端子DQへ出
力される。クロック信号(/CLK)に同期して、すな
わち、出力イネーブル信号が“L”の期間においてクロ
ック信号(/CLK)が“L”レベルになると、NAN
Dゲート77、79、81および83がイネーブル状態
となり、読み出しデータDATAをデータ出力回路部へ
出力する。読み出しデータDATAが“H”レベルのと
き、データ入出力端子は“H”レベルに、読み出しデー
タDATAが“L”レベルのとき、データ入出力端子は
“L”レベルになる。ついで、クロック信号(/CL
K)が“H”レベルになると、NANDゲート77、7
9、81および83の出力が“H”レベルに固定され、
トランジスタ85、86、93および95はオフし、ラ
ッチ回路部88および96が保持しているデータにより
データ入出力端子の出力状態を維持する。
【0109】なお、これまで述べた実施例においては、
メモリデバイスの端子を3つのグループに分けて端子の
コンタクトを確認するための試験を行っているが、本発
明では、このような3つのグループに限定されるもので
はなく、任意のグループに分けて試験を行うことが可能
である。例えば、メモリデバイスの端子を、2つのグル
ープまたは4つ以上のグループに分けて試験を行うこと
もできる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、電源を印加してチップ選択用信号(/CS)に
特定レベルの信号を印加するだけで第1の端子接続試験
用の動作モードに入り、この第1の動作モードでは、特
定の端子(VCCQ、VSSQ、/CS)のコンタクト
良否を判定できるので、端子接続良否試験回路専用の端
子をわざわざ設けることなく、従来よりも簡単な起動シ
ーケンスで端子接続良否試験を行うことが可能になる。
【0111】さらに、本発明によれば、第2に、電源を
印加し、チップ選択用信号(/CS)に特定レベルの信
号を印加すると端子接続試験モードに入り、特定の端子
(/CS)に印加する信号を所定回数分上げ下げすると
通常動作モードになり、以後試験モードに戻ることはな
いので、通常の使用状態に影響を及ぼすことなく、従来
よりも簡易な方法で端子のコンタクトチェック等の試験
を遂行することが可能になる。
【0112】さらに、本発明によれば、第3に、上記特
定の端子としてチップ選択用端子を使用しているので、
既存の端子を旨く利用して、従来よりも簡易な方法で試
験を遂行することが可能になる。さらに、本発明によれ
ば、第4に、複数の種類の端子接続良否試験を行う場合
に、試験モードに入った時点からチップ選択用信号の活
性化レベルがチップ選択用端子に何回供給されたかに応
じて、試験の種類を切り替えることが可能であるので、
既存の端子を旨く利用して、従来よりも簡単なシーケン
スで複数の種類の試験を行うことが可能になる。
【0113】さらに、本発明によれば、第5に、チップ
選択用信号をチップ選択用端子に供給して試験回路を所
定の回数だけ選択状態にした後、この試験回路を非選択
状態にするようにしているので、通常の使用状態に影響
を及ぼすことなく、従来よりも簡易な方法で試験を遂行
することが可能になる。さらに、本発明によれば、第6
に、チップに搭載した端子接続良否試験用の回路を使用
して電気的に端子のコンタクト試験を行うので、従来の
目視による検査に比べ簡易な方法で確実に端子のコンタ
クトチェックを行うことが可能になる。
【0114】さらに、本発明によれば、第7に、チップ
選択用端子および電源端子のコンタクトを確認するため
の第1の試験と、チップ選択用端子以外の入力端子のコ
ンタクトを確認するための第2の試験と、データ入出力
端子のコンタクトを確認するための第3の試験とに分け
て複数の種類の試験を行っているので、従来よりも簡単
なシーケンスで複数の種類の試験を効率良く行うことが
可能になる。
【0115】さらに、本発明によれば、第8に、チップ
選択用端子が、抵抗等の負荷を介して電源線に接続され
ているので、チップ選択用端子が接続不良であった場合
でも、所定のレベルのチップ選択用信号を確保して他の
メモリデバイスの試験に影響を与えないようにすること
が可能になる。さらに、本発明によれば、第9に、試験
結果を出力するためのデータ出力回路部に対し専用に用
いられる電源端子に電源が印加されたことを検出して試
験モードに入るようにしているので、データ出力回路部
以外の電源電圧供給用の電源端子がコンタクト不良であ
った場合でも、他のメモリデバイスの試験に影響を与え
ないようにすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の半導体装置の試験方法を説明するため
のフローチャート(その1)である。
【図3】本発明の半導体装置の試験方法を説明するため
のフローチャート(その2)である。
【図4】入力端子試験用テーブルの一例を示す図であ
る。
【図5】I/O端子試験用テーブルの一例を示す図であ
る。
【図6】図1の試験モード制御回路部の具体的な構成例
を示す回路図である。
【図7】図6の試験モード制御回路部の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図8】図1の入力端子試験回路部の具体的な構成例を
示す回路図である。
【図9】図1の試験データ切り替え回路部およびデータ
入出力バッファの具体的な構成例を示す回路図である。
【図10】図9の試験データ切り替え回路部およびデー
タ入出力バッファの動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図11】本発明の実施例に適用されるデータ出力回路
部の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…入力端子試験回路部 1−2…pMOSトランジスタ 1−3…nMOSトランジスタ 1−6、1−9、1−15、1−21および1−27…
コンパレータ 1−7、1−10、1−16、1−22および1−28
…NORゲート 1−12、1−18、1−24および1−30…NAN
Dゲート 1−14、1−20、1−26および1−32…nMO
Sトランジスタ 1−33…コンパレータ 1−34…NORゲート 1−35…NANDゲート 1−37、1−38…nMOSトランジスタ 2…試験モード制御回路部 3…スタータ 5…試験データ切り替え回路部 6…データ入出力バッファ 7…出力制御回路部 8…データ出力回路部 9…データ入力回路部 11…クロック入力バッファ 12…アドレス入力バッファ 13…コマンド入力バッファ 16…データ切り替え部 17、19…トランスファスイッチ 20a、20b、20cおよび20d…nMOSトラン
ジスタ 22、24…NORゲート 26、29、32、35、38、41および44…トラ
ンスファスイッチ 47a、48aおよび49a…NANDゲート 50…nMOSトランジスタ 55、58…トランスファスイッチ 56…NANDゲート 61、62…NORゲート 64、66および68…NORゲート 71…NANDゲート 73、75…NORゲート 77、79、81および83…NANDゲート 85、86および87…nMOSトランジスタ 88…ラッチ回路部 90…コンパレータ 92…pMOSトランジスタ 93、94および95…nMOSトランジスタ 96…ラッチ回路部 100…nMOSトランジスタ 101…クロックバッファ 102…VCC立ち上がり検出回路 103…出力イネーブル信号発生回路 104…VCCQ立ち上がり検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 敏也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 畠山 淳 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 川崎 健一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 藤井 康弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2G032 AA07 AG07 AH04 AK01 AK14 AL04 5L106 AA01 DD12 DD22 EE00 9A001 BB05 LL05

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子のコンタクト状態を試験するた
    めの端子試験回路と、 電源を印加すると第1の動作モードを示す信号を出力
    し、 該第1の動作モードにおいて、特定の端子に入力される
    制御信号に応答して前記端子試験回路に試験モード信号
    を出力し、 前記特定の端子に入力される信号のレベル変化の回数に
    応答して第2の動作モードを示す信号を出力する試験モ
    ード制御回路部とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の動作モードが、端子試験モー
    ドであり、前記第2の動作モードが、通常動作モードで
    ある請求項1記載の試験回路。
  3. 【請求項3】 前記特定の端子が、チップ選択用端子で
    あり、前記端子試験モードにおいて前記チップ選択用端
    子に活性化レベルのチップ選択用信号を供給すると、前
    記端子試験回路が動作するようになっている請求項2記
    載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記端子試験回路が、複数の種類の試験
    を行う回路からなり、前記試験モード制御回路部は、前
    記端子試験モードに入った時点から前記チップ選択用信
    号が何回活性化レベルになったかに応じて、前記複数の
    種類の試験を行う回路のうちのいずれかを選択的に動作
    させる請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記端子試験モードは、前記端子試験モ
    ードにおいて、活性化レベルの前記チップ選択用信号が
    所定の回数だけ入力されると、該端子試験回路を非選択
    状態にして前記通常動作モードにする請求項3または4
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体装置が複数、基板
    上に実装され、これらの複数の半導体装置のうち、一つ
    の半導体装置の前記特定の端子に選択的に活性化レベル
    の前記制御信号を印加し、選択した一つの半導体装置の
    端子接続試験を行うことを特徴とする半導体装置の試験
    方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の種類の試験を行う回路が、該
    チップ選択用端子以外の入力端子のコンタクトを確認す
    るための第1の試験回路と、 データ入出力端子のコンタクトを確認するための第2の
    試験回路とを少なくとも含む請求項4記載の半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 前記チップ選択用端子が、所定の負荷を
    介して電源線に接続されている請求項3記載の半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 前記端子試験モードにおいて試験結果を
    出力するためのデータ出力回路部に対し専用に用いられ
    る電源端子と、 前記データ出力回路部専用の前記電源端子に電源が印加
    されたことを検出してスタータ信号を生成するスタータ
    とをさらに備え、前記試験モード制御回路部は、該スタ
    ータ信号によって前記端子試験モードに入る請求項2記
    載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 第1のグループおよび第2のグループ
    の端子を有する半導体装置の端子試験方法であって、 前記半導体装置に電源を印加し、 前記半導体装置に活性化レベルのチップ選択用信号を供
    給して前記第1のグループの端子のコンタクト良否を確
    認するための試験回路を活性化し、前記第1のグループ
    の端子のコンタクトを確認するための第1の試験を行
    い、 引き続き、前記チップ選択用信号を一旦非活性レベルに
    戻してから再度活性化レベルにし、前記第2のグループ
    の端子のコンタクト良否を確認するための試験回路を活
    性化して前記第2のグループの端子のコンタクトを確認
    するための第2の試験を行うことを特徴とする、半導体
    装置の端子試験方法。
  11. 【請求項11】 前記電源投入後、前記半導体装置の端
    子のグループの数だけ、前記チップ選択用信号を活性化
    レベルにする動作を繰り返す請求項10記載の試験方
    法。
  12. 【請求項12】 半導体装置の端子試験方法であって、 前記半導体装置の電源端子に電源を印加し、 前記半導体装置内のチップ選択用端子に活性化レベルの
    チップ選択用信号を供給して前記チップ選択用端子、お
    よび、前記電源端子のコンタクトを確認するための第1
    の試験を行い、 前記チップ選択用信号を一旦非活性レベルに戻したあと
    再度活性化レベルにし、前記チップ選択用端子以外の入
    力端子のコンタクト良否を確認するための試験回路を活
    性化して、前記入力端子のコンタクトを確認するための
    第2の試験を行い、 さらに、前記チップ選択用信号を一旦非活性レベルに戻
    したあと再度活性化レベルにし、データ入出力端子のコ
    ンタクト良否を確認するための試験回路を活性化して、
    前記データ入出力端子のコンタクトを確認するための第
    3の試験を行うことを特徴とする、半導体装置の試験方
    法。
  13. 【請求項13】 内部回路に接続された第1の外部端子
    および第2の外部端子と、 電源の印加に応答して活性化され、前記第1の外部端子
    に印加された制御信号に応答して試験モード信号を出力
    し、前記制御信号の論理レベル変化の回数が設定値にな
    ると非活性状態となる試験モード制御回路部と、 前記第2の外部端子に接続され、前記試験モード信号に
    応答して、該第2の外部端子のコンタクト状態を判定す
    る端子試験回路部とを有することを特徴とする半導体集
    積回路。
  14. 【請求項14】 前記第1の外部端子は、チップ選択用
    信号の入力端子である請求項13記載の半導体集積回
    路。
  15. 【請求項15】 前記制御信号を前記電源のレベルにプ
    ルアップするためのプルアップ抵抗をさらに有する請求
    項13記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 外部データ端子と、読み出しデータを
    前記外部データ端子に出力するためのデータ出力回路部
    をさらに有し、 前記電源は、前記データ出力回路部に供給されている請
    求項13記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 外部データ端子と、 読み出しデータを前記外部データ端子に出力するための
    データ出力回路部をさらに有し、 前記試験モード制御回路部は、前記制御信号の第1の活
    性化エッジに応答して、第1の試験モード信号を出力
    し、前記制御信号の第2の活性化エッジに応答して第2
    の試験モード信号を出力し、 前記端子試験回路部は、前記第2の試験モード信号に応
    答して動作し、 前記データ出力回路部は、前記第1の試験モード信号に
    応答して、該第1の試験モード信号のレベルに対応した
    信号を前記外部データ端子から出力し、前記第2の試験
    モード信号に応答して、前記端子試験回路部からの試験
    信号を前記外部データ端子へ出力する請求項13記載の
    半導体集積回路。
  18. 【請求項18】 外部データ端子に印加された入力デー
    タを受けるデータ入力回路部をさらに有し、 前記試験モード制御回路部は、前記制御信号の第3の活
    性化エッジに応答して、第3の試験モード信号を出力
    し、 前記データ入力回路部は、前記第3の試験モード信号に
    応答して、前記入力データを前記データ出力回路部へ出
    力し、 前記データ出力回路部は、前記第3の試験モード信号に
    応答して、前記入力データを前記外部データ端子へ出力
    する請求項17記載の半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 前記データ出力回路部は、前記第1、
    第2および第3の試験モード信号に応答して、クロック
    非同期で入力信号を前記外部データ端子へ出力する請求
    項18記載の半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 前記試験モード制御回路部は、その活
    性化期間に応答して、第4の試験モード信号を出力し、
    前記出力データ回路部は、前記第4の試験モード信号に
    応答して、通常の入力信号と試験用の入力信号を選択的
    に受ける請求項17または18記載の半導体集積回路。
  21. 【請求項21】 前記第2の外部端子は複数の外部端子
    からなり、 前記端子試験回路部は、前記複数の外部端子のうち、一
    つの外部端子に一方の論理レベルの信号が入力され、他
    の入力端子に他方の論理レベルの信号が入力されている
    かどうかを判定する請求項13記載の半導体集積回路。
  22. 【請求項22】 前記試験モード制御回路部は、 前記電源の印加に応答してリセットされるラッチ回路
    と、 第1のノードと前記ラッチ回路の入力端との間に設けら
    れ、前記制御信号に応答してオン・オフ動作を行うスイ
    ッチと、 前記ラッチ回路の出力端に接続された第2のノードと、 前記第1および第2のノードの論理レベルが一致する期
    間中、前記試験モード信号を出力するゲート回路とを有
    する請求項13記載の半導体集積回路。
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