JP2000205232A - 連結シ―ルワッシャの構造 - Google Patents

連結シ―ルワッシャの構造

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JP2000205232A
JP2000205232A JP11006134A JP613499A JP2000205232A JP 2000205232 A JP2000205232 A JP 2000205232A JP 11006134 A JP11006134 A JP 11006134A JP 613499 A JP613499 A JP 613499A JP 2000205232 A JP2000205232 A JP 2000205232A
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JP
Japan
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washer
tongue
connector
seal washer
washers
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Application number
JP11006134A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Yamatani
谷 保 山
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造簡単で、位置決めが容易且つ、確実であ
り、取付ミスのないアイコネクタの連結シールワッシャ
の構造を提供すること。 【解決手段】 アイコネクタ(4)の上下面(4a、4
b)に取り付けられる第1のワッシャ(20)と第2の
ワッシャ(21)とを帯状の連結部(25)で連結し、
第1および第2のワッシャ(20、21)の周縁部から
突出する舌状部材(27、28)が設けられ、舌状部材
(27、28)の先端部(27a、28a)がコネクタ
(4)の外周と係合するよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイコネクタの上
下面をシールする連結シールワッシャの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばエンジンの潤滑オイルの配
管がアイボルトによりシリンダブロックに接続される場
合、又は、冷却水の配管をシリンダヘッド等に接続する
場合等には、図4で示す機構から連結部6を削除した様
な状態で接続が行われる。すなわち、シリンダブロック
1のオイル通路に連通するねじ穴2に、例えば銅または
アルミニウム等の軟質金属材からなるシールワッシャ2
1を、その上にアイコネクタ4を、更にその上にシール
ワッシャ20とを順に載置してから、アイボルト5をシ
ールワッシャ20、アイコネクタ4及びシールワッシャ
21を貫通してねじ穴2に螺合する技術は知られてい
る。
【0003】しかしながら、上記の技術においてはアイ
ボルト5の脱着作業中に、シールワッシャ20、21の
穴位置がアイコネクタ4の対応する穴中心に対してずれ
てしまう、所謂「芯ずれ」が生じる。そして芯ずれが発
生すると、オイル洩れが生じたり、シールワッシャ2
0、21が落下・紛失したり、シールワッシャ20、2
1のいずれかを装着し忘れたり、更には紛失分を補給す
るため余分にシールワッシャを手配する等、作業性及び
部品管理上の問題があった。
【0004】そこで図4に示すように、一対のシールワ
ッシャ20、21を連結部6を介して互いに一体に連結
した構造が、実開平4−39316号公報及び実公平開
5−43322号公報に開示されている。この技術によ
れば、シールワッシャの落下・紛失及び装着忘れは防止
されるが、連結部6はアイコネクタ4の外周に当接して
いないため、シールワッシャ20、21は位置決めされ
ておらず、芯ずれを防止する事が出来ない。
【0005】その解決策として、図5を参照して、連結
部を折り曲げて衝き当て部25を設けた技術が開示され
ている(特開平8−189523号公報参照)。
【0006】上記の技術において芯ずれその他の上述し
た様な問題は解決されている。しかし、特開平8−18
9523号公報の技術によれば、締めつけ時の上下のワ
ッシャの捩じれ、耐久性等の問題が解消していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した様
な従来技術の問題点に鑑みて提案されたもので、構造が
簡単で、安価に製造する事ができて、取付が容易であ
り、しかも芯ずれを起こさない様な連結シールワッシャ
の構造を提供することを目的としている。
【0008】また、本発明は、一方のシールワッシャの
装着忘れや脱落を防止する事が出来る連結シールワッシ
ャの構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の連結シールワッ
シャの構造は、中空の通路を有するアイボルトにより取
り付けられるアイコネクタの第1の面に位置する第1の
ワッシャと、前記アイコネクタの第2の面に位置する第
2のワッシャと、それらのワッシャを連結する帯状の連
結部とを含み、ワッシャに舌状部材を突設すると共に、
該舌状部材の先端部が前記アイコネクタの外周と係合し
ている。
【0010】本発明の実施に際して、前記舌状部材の両
側に前記帯状の連結部が設けるのが好ましい。
【0011】前記舌状部材の両側に前記連結部が設けら
れているということは、少なくとも2本の連結部を設け
た事を意味している。そして、複数の連結部を設けた結
果、第1及び第2のワッシャが締め付けられるとき、第
1のワッシャと第2のワッシャとを相互に捻るように変
位せしめる力が作用したとしても、複数の連結部は捩じ
りに対して強いので、第1、第2のワッシャは変形せず
に締結されるのである。そのため、シール性が向上す
る。
【0012】この際に、前記舌状部材の両側に設けられ
た前記帯状の連結部は、第1のワッシャと第2のワッシ
ャとの間の中間位置で帯状部材により一体的に接続され
ているように構成することも出来る。
【0013】この様に構成する事により、前記舌状部材
の両側に設けられた複数(例えば2カ所)の連結部は、
その中間で(第1のワッシャと第2のワッシャとの間の
中間位置で)帯状部材により接続されてH字状となる。
このように構成する事により、前記連結部の捩じり剛性
が向上し、舌状部材に対する捩じりの影響が少なくな
り、シールワッシャの位置決め精度が向上する。
【0014】また本発明の実施に際して、前記帯状の連
結部におけるワッシャとの接合部分には空隙部が形成さ
れており、該空隙部には前記舌状部材が設けられている
のが好ましい。
【0015】この様に構成した場合には、プレス加工に
より製造することが可能となり、材料費及び加工コスト
を抑えることが出来るので、安価で且つ有効な部材を提
供することが可能である。
【0016】さらに本発明において、前記帯状の連結部
の両側に、前記舌状部材が設けられているのが好まし
い。
【0017】かかる構成おいては、前記帯状の連結部の
両側に前記舌状部材が設けられているので、一方のワッ
シャについて舌状部材は少なくとも2個設けられる事と
なる。そして、上下のワッシャについて少なくとも2個
所ずつ設けられた舌状部材により、第1のワッシャ及び
第2のワッシャの孔と、アイコネクタの孔との芯出し精
度が向上する。さらに、連結シールワッシャの捩じりに
対する剛性が高過ぎる場合に、その弾性反発力によって
シール面からオイル等が漏洩する、という可能性を排除
して、オイル等の漏洩事故の防止対策となる利点があ
る。
【0018】本発明の実施に際して、前記舌状部材を前
記第1及び第2のワッシャの周縁部から突設することが
好ましい。上面及び下面のワッシャの周縁部に舌状部材
を設ける事により、該舌状部材の端部がアイコネクタ外
周の複数箇所に係合する。そのため、芯ずれ防止効果が
より向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0020】図において、従来技術と同じ機能を有する
部材には同じ符号を付して重複説明は省略する。
【0021】図1において、図示しないシリンダブロッ
クのボス1には、例えば潤滑油を他のユニットに供給す
る供給口2が設けられ、その供給口2には雌ねじが設け
られ、この雌ネジには全体を符号10で示す連結シール
ワッシャー10に挟まれたアイコネクタ4に挿通したア
イボルト5が螺合されている。
【0022】また、アイコネクタ4の両面中央には孔1
1、11が設けられ、その内部にはオイル通過室11a
が形成され、オイル通過室11aに連通するボス12に
はオイルパイプ13が溶着されている。
【0023】そして、アイボルト5には先端中央から頭
部に向かって穿設される図示を省略した穴に直交する貫
通孔15が設けられオイル通路が形成される。
【0024】連結シールワッシャ10は、厚さ0.8〜
2.0mmの板材からなり、供給口2にアイボルト5によ
り固着されるアイコネクタ4の第1の面4a(図におけ
る上面)及び第2の面4b(図における下面)と供給口
2との間に挟まれる第1のワッシャ20と、第2のワッ
シャ21とは2カ所の連結部25、25で連結されてい
る。
【0025】さらに、第1及び第2のワッシャ20、2
1に舌状部材27、28を突設している。すなわち、連
結部25、25には第1のワッシャ20の周縁部から突
出するよう形成された(突設された)舌状部材27と、
第2のワッシャ21の周縁部から突出するよう形成され
た(突設された)舌状部材28とが対向するよう設けら
れている。そして、それらの舌状部材27、28の先端
部27a、28aはそれぞれコネクタ4の外周に向くよ
う折り曲げられてアイコネクタ4の外周に当接してい
る。
【0026】また、第1のワッシャ20及び第2ワッシ
ャ21の中心にはアイボルト5用の孔23、24がそれ
ぞれ設けられ、第1のワッシャ20と第2のワッシャ2
1と連結部25、25とで全体としてコ字状を形成する
よう折り曲げられている。
【0027】第1のワッシャ20と第2ワッシャ21と
の内幅Wはアイコネクタ4の高さHに等しく、かつ両ワ
ッシャの孔23及び24の中心を結ぶ中心線と舌状部材
の先端部27a、28aとの距離はアイコネクタ4の孔
11の中心線と先端部27a、28aが当接するコネク
タ4の外周との距離と等しく設定されている。
【0028】連結シールワッシャ10は型を用いてプレ
スで成形すれば、簡単に製作でき、かつ寸法誤差をなく
すことができる。
【0029】以下、作用について説明する。
【0030】供給口2にアイコネクタを用いて配管する
場合、まずアイコネクタ4に連結ワッシャ10をその第
1のワッシャ20と第2のワッシャ21とでコネクタ4
の上下面を挟持するように、且つ、2カ所の舌状部材2
7、28の先端部27a、28aがコネクタ4の外周に
当接するよう取り付ければ、ワッシャの孔23、24が
コネクタの孔11に合致する。そこで、アイボルト5を
それらの孔に通してアイボルト5で供給口2に締結すれ
ば、容易に且つ正確にアイコネクタを取り付けることが
出来、一方のワッシャが脱落したり、つけ忘れたりする
こともない。
【0031】また、複数の連結部25が設けられている
ので、第1及び第2のワッシャが締め付けられるとき、
連結部25に生ずる捩じりに対して強く、第1、第2の
ワッシャが変形がない状態で締結されるため、シール性
が向上するのに加えて、ワッシャ部品としての耐久性も
向上する。
【0032】上記の例では複数の連結部は平行に設けら
れているが、この例に限定されるものでなく、例えばX
字状に曲げた形状にすれば、捻じりに対する抵抗力はさ
らに向上する。
【0033】図2は本発明の別の実施形態を示し、第1
の実施形態に対して、複数(図示の例は2カ所)の連結
部の中間を帯状部材25aで接続してH字状の連結部と
してその帯状部材の上下に空隙部30、30を形成し、
その空隙部30に舌状部材27と28とをそれぞれ設け
た(突設した)ものであり、捩じり剛性が向上し、舌状
部材27、28は捩じりの影響が少ないため、シールワ
ッシャの位置決め精度が向上する利点がある。
【0034】尚、図2は第1、第2のワッシャとの両方
の接合部分に空隙部を設けたものであるが、一方の接合
部分にのみ空隙部を設けてもいいのは勿論である。
【0035】図3は本発明の他の実施形態を示し、第1
の実施形態に対して、連結部25を1個所とし、第1の
ワッシャ20と第2のワッシャ21の連結部25の両側
にそれぞれ舌状部材27b、27cと28b、28cと
を設けた(突設した)ものである。
【0036】かかる実施形態によれば、上下2個所宛の
舌状部材により第1のワッシャ20、第2のワッシャ2
1の孔23、24とアイコネクタ4の孔11との芯出し
精度の向上と、捩じりに対する剛性が高過ぎて弾性力に
伴う反力からシール面からオイル等が漏洩する事の防止
対策となる利点がある。
【0037】上述した実施形態はあくまでも例示であ
り、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。例え
ば、図示の実施形態においては、舌状部材は上下のワッ
シャの周縁部に突設されているが、当該舌状部材をいず
れか一方のワッシャにのみ突設しても良い。
【0038】さらに、図示の実施形態では何れも、潤滑
油、燃料油等のオイル配管のコネクタを例として実施形
態を説明しているが、オイル配管に限定されるものでな
く、水、エア等の流体の配管に適用出来、実施形態もそ
れぞれの特性に応じて選択使用すればより効果を発揮す
ることが出来る。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
構造簡単で取付作業が容易であり、ワッシャの位置決め
が向上するのでシール性が向上するとともに、プレス加
工で安価に提供できる。また、両ワッシャの一方の取付
時における落下紛失や装着忘れを防止でき、品質向上に
寄与する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる連結シールワッ
シャ付きアイコネクタの分解斜視図。
【図2】本発明の別の実施形態を示す連結シールワッシ
ャ付きアイコネクタの分解斜視図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す連結シールワッシ
ャ付きアイコネクタの分解斜視図。
【図4】従来技術の例を示す連結シールワッシャの分解
斜視図。
【図5】従来技術の他の例を示す連結シールワッシャの
分解斜視図。
【符号の説明】
2・・・供給口 4・・・アイコネクタ 5・・・アイボルト 10・・・連結シールワッシャ 11、23、24・・・孔 20・・・第1のワッシャ 21・・・第2のワッシャ 25・・・連結部 27、28・・・舌状部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の通路を有するアイボルトにより取
    り付けられるアイコネクタの第1の面に位置する第1の
    ワッシャと、前記アイコネクタの第2の面に位置する第
    2のワッシャと、それらのワッシャを連結する帯状の連
    結部とを含み、ワッシャに舌状部材を突設すると共に、
    該舌状部材の先端部が前記アイコネクタの外周と係合し
    ていることを特徴とする連結シールワッシャの構造。
  2. 【請求項2】 前記舌状部材の両側に前記帯状の連結部
    が設けられている請求項1の連結シールワッシャの構
    造。
  3. 【請求項3】 前記帯状の連結部におけるワッシャとの
    接合部分には空隙部が形成されており、該空隙部には前
    記舌状部材が設けられている請求項1の連結シールワッ
    シャの構造。
  4. 【請求項4】 前記帯状の連結部の両側に、前記舌状部
    材が設けられている請求項1の連結シールワッシャの構
    造。
JP11006134A 1999-01-13 1999-01-13 連結シ―ルワッシャの構造 Pending JP2000205232A (ja)

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