JP2000205231A - 連結シ―ルワッシャの構造 - Google Patents

連結シ―ルワッシャの構造

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JP2000205231A
JP2000205231A JP11003614A JP361499A JP2000205231A JP 2000205231 A JP2000205231 A JP 2000205231A JP 11003614 A JP11003614 A JP 11003614A JP 361499 A JP361499 A JP 361499A JP 2000205231 A JP2000205231 A JP 2000205231A
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JP
Japan
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washer
eye connector
connecting portion
eye
connector
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JP11003614A
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English (en)
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Tamotsu Yamatani
谷 保 山
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造簡単で、位置決めが容易且つ、確実であ
り、取付ミスのないアイコネクタの連結シールワッシャ
の構造を提供すること。 【解決手段】 アイコネクタ(4)の上下面(4a、4
b)に取り付けられる第1のワッシャ(20)と第2の
ワッシャ(21)とを帯状の連結部(16)で連結し、
その帯状の連結部(16)はアイコネクタ(4)の外周
と内面が全域で係合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイコネクタの上
下面をシールする連結シールワッシャの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばエンジンの冷却水、燃料及
び潤滑オイルの配管がアイボルトによりシリンダブロッ
クに接続される場合、図4で示す状態から連結部6を除
いた状態となる。すなわち、シリンダブロック1のオイ
ル通路に連通するねじ穴2に、例えば銅またはアルミニ
ウム等の軟質金属材からなるシールワッシャ21を、そ
の上にアイコネクタ4を、更にその上にシールワッシャ
20とを順に載置してから、アイボルト5がシールワッ
シャ20、アイコネクタ4及びシールワッシャ21を貫
通してねじ穴2に螺合される。この様な技術は公知であ
る。
【0003】しかしながら、上記の技術においてはアイ
ボルト5の脱着作業中に、シールワッシャ20、21の
穴位置が、アイコネクタ4の対応する穴中心とずれてし
まい、所謂「芯ずれ」が生ずる恐れがある。そして芯ず
れが発生すれば、オイル洩れが生じたり、シールワッシ
ャ20、21が落下・紛失したり、シールワッシャ2
0、21のいずれかを装着し忘れたり、更には紛失分を
補給するため余分にシールワッシャを手配する等、作業
性及び部品管理において無視できない重大な問題を発生
してしまう恐れがある。
【0004】これに対して図4に示すように、一対のシ
ールワッシャ20、21を連結部6を介して互いに一体
に連結した構造が、実開平4−39316号公報及び実
公平開5−43322号公報に開示されている。この技
術によれば、シールワッシャの落下・紛失及び装着忘れ
は防止される。しかしながら、シールワッシャ20、2
1の位置決めは為されず、芯ずれ防止されなかった。
【0005】その解決策として、図5を参照して、連結
部を折り曲げて衝き当て部25を設けた技術が開示され
ている(特開平8−189523号公報参照)。
【0006】上記の技術によれば、芯ずれという問題点
は一応は解決される。しかし、取付精度をより向上した
いという要請が存在すると共に、組み立てに必要な労力
を更に軽減したいという要請が存在する。その様な要請
に対して、図5の従来技術は応えていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、構造が
簡単で安価にでき、取付が容易で、しかも芯ずれを起こ
さない様な連結シールワッシャの構造を提供することを
目的としている。
【0008】また、本発明は、一方のシールワッシャの
装着忘れ、又は脱落を防止する連結シールワッシャの構
造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の連結シールワッ
シャの構造は、中空の通路を有するアイボルトにより取
り付けられるアイコネクタの第1の面に取り付けられた
第1のワッシャと、そのアイコネクタの第2の面に取り
付けられた第2のワッシャと、第1及び第2のワッシャ
を連結する帯状の連結部とを有しており、前記連結部の
アイコネクタ側の全面が前記アイコネクタの外周面と面
接触している。
【0010】かかる構成を具備する本発明の連結シール
ワッシャの構造によれば、組み立て(或いは組み付け)
に際して、第1のシールワッシャと第2のシールワッシ
ャでアイコネクタの上下面を挟持するように、且つ、前
記連結部の内周面が確実にアイコネクタの外周に当接
(或いは面接触)するように取り付けることにより、連
結部の内周面全面がガイド部材として作用して、ワッシ
ャの取付位置精度が極めて向上する。従って、第1及び
第2のワッシャの孔が、コネクタの孔に対して、確実に
合致する。そして、アイボルトをそれらの孔に貫通して
供給口に締結すれば、容易に且つ正確にアイコネクタを
取り付けることが出来る。そして、一方のワッシャが脱
落したり、つけ忘れたりすることもない。
【0011】ここで、前記連結部は1本のみ設けても良
いが、複数個所に設ける事も出来る。例えば第1及び第
2のシールワッシャの反力が強い場合は、前記連結部を
複数本に分割して設け、ワッシャ周縁部の複数個所に取
り付けるように構成して、1本の連結部当たりの幅寸法
を小さくする事が出来る。
【0012】また本発明の連結シールワッシャの構造
は、中空の通路を有するアイボルトにより取り付けられ
るアイコネクタの第1の面に取り付けられた第1のワッ
シャと、そのアイコネクタの第2の面に取り付けられた
第2のワッシャと、第1及び第2のワッシャを連結する
帯状の連結部とを有しており、該連結部にはアイコネク
タとは反対側に突出する箇所が設けられており、前記連
結部のアイコネクタ側の面は、前記突出する箇所を除い
た全領域が前記アイコネクタと面接触していることを特
徴とする。
【0013】かかる構成によれば、アイコネクタとは反
対側に突出する箇所が設けられており、当該箇所は、連
結部の上下方向に作用する外力に対して弾性反発力を発
揮するバネとして作用するので、組み立てに際して、公
差或いは誤差に起因する組み立て応力が発生しても、当
該バネとしての作用によりその様な応力(或いは公差、
誤差)を吸収する。そのため、組み立てが容易となり、
その効率を向上する事が出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1−図3を参照して、本
発明の実施の形態を説明する。なお、図1−図3におい
て、従来技術と同じ機能を有する部材には同じ符号を付
して重複説明は省略する。
【0015】図1において、図示しないシリンダブロッ
クのボス1には、例えば潤滑油を他のユニットに供給す
る供給口2が設けられ、その供給口2には雌ねじが設け
られており、その雌ネジには全体を符号10で示す連結
シールワッシャーに挟まれたアイコネクタ4に挿入され
たアイボルト5が螺合されている。
【0016】また、図2をも参照して、アイコネクタ4
の両面中央には孔11、11が設けられ、その内部には
オイル通過室11aが形成され、オイル通過室11aに
連通するボス12にはオイルパイプ13が溶着されてい
る。
【0017】そして、アイボルト5には先端中央から頭
部に向かって穿設された穴5aに直交する貫通孔15が
設けられオイル通路が形成される。
【0018】連結シールワッシャ10は、例えば、厚さ
0.8〜2.0mmの板材からなり、供給口2にアイボル
ト5により固着されるアイコネクタ4の第1の面4a
(図における上面)及び第2の面4b(図における下
面)と供給口2との間に挟まれる第1のワッシャ20
と、第2のワッシャ21とは帯状の連結部16で連結さ
れている。
【0019】その連結部16は、ほぼ球面に形成された
アイコネクタ4の外周4cに連結部16の内面16aが
全域にわたって当接するよう形成されており、全体の縦
断面は第1のワッシャ20、第2のワッシャ21と共
に、ほぼコ字状に構成されている。
【0020】そして、第1のワッシャ20と第2のワッ
シャ21との内幅Wはアイコネクタ4の高さHに等しく
形成されており、この構成の場合、連結部16の剛性は
高くなるため、アイボルト5の締め付けによる捩じれは
少ないが、一方で第1及び第2のシールワッシャの弾性
変形に対する反発力も大となるので、内幅Wは高い精度
が要求される。
【0021】連結シールワッシャ10は型を用いてプレ
スで成形すれば、簡単に製作でき、かつ寸法誤差をなく
すことができる。
【0022】以下、作用について説明する。
【0023】供給口2にアイコネクタを用いて配管する
場合、まずアイコネクタ4に連結シールワッシャ10を
その第1のシールワッシャ20と第2のシールワッシャ
21とでコネクタ4の上下面を挟持するように、且つ、
連結部16が確実にコネクタ4の外周に当接するよう取
り付ければ、シールワッシャ20、21の孔23、24
がコネクタの孔11に合致する。そこで、アイボルト5
をそれらの孔に通してアイボルト5で供給口2に締結す
れば、容易に且つ正確にアイコネクタを取り付けること
が出来る。そして、一方のワッシャが脱落したり、つけ
忘れたりすることもない。
【0024】また、第1及び第2のシールワッシャの反
力が強い場合は、連結部16を分割して幅を狭くし、複
数個所に取り付けるようにしてもよい。
【0025】図3は本発明の第2実施形態を示してい
る。図1及び図2の第1実施形態では、アイコネクタ4
の外周4Cに対して連結部16の内面16aが全域に亘
って当接或いは面接触している。これに対して図3の第
2実施形態では、連結部16は矢印30で示す個所(外
方に凸となった箇所:アイコネクタとは反対側に突出す
る箇所)の内面はアイコネクタ4に面接触しておらず、
連結部16の内面16aとアイコネクタ4の外周4Cと
の間には、空間32が画定されている。
【0026】図3の第2実施形態によれば、外方に凸と
なった箇所30は、連結部16について図3の上下方向
に作用する外力に対して弾性反発力を有するバネとして
作用する。それにより、図3の上下方向について、公差
或いは誤差を吸収して、組み立て効率を向上する作用を
奏するのである。
【0027】図3の実施形態におけるその他の構成及び
作用については、図1及び図2で示す実施形態と同様で
あるため、重複説明は省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
構造簡単で取付作業が容易であり、取付時の上下の両ワ
ッシャの捩じれが減少しシール性が向上するとともに、
プレス加工で安価に提供できる。また、両ワッシャの一
方の取付時における落下紛失や装着忘れを防止でき、品
質向上に寄与する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す連結シールワッシ
ャ付きアイコネクタの分解斜視図。
【図2】図1の組み立てた状態を示す側断面図。
【図3】本発明の第2実施形態を示す側断面図。
【図4】従来技術の例を示すアイコネクタの分解斜視
図。
【図5】従来技術の他の例を示すアイコネクタの分解斜
視図。
【符号の説明】
2・・・供給口 4・・・アイコネクタ 5・・・アイボルト 10・・・連結シールワッシャ 11、23、24・・・孔 16・・・連結部 20・・・第1のワッシャ 21・・・第2のワッシャ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の通路を有するアイボルトにより取
    り付けられるアイコネクタの第1の面に取り付けられた
    第1のワッシャと、そのアイコネクタの第2の面に取り
    付けられた第2のワッシャと、第1及び第2のワッシャ
    を連結する帯状の連結部とを有しており、前記連結部の
    アイコネクタ側の全面が前記アイコネクタの外周面と面
    接触していることを特徴とする連結シールワッシャの構
    造。
  2. 【請求項2】 前記連結部が複数個所に設けられている
    請求項1記載の連結シールワッシャの構造。
  3. 【請求項3】 中空の通路を有するアイボルトにより取
    り付けられるアイコネクタの第1の面に取り付けられた
    第1のワッシャと、そのアイコネクタの第2の面に取り
    付けられた第2のワッシャと、第1及び第2のワッシャ
    を連結する帯状の連結部とを有しており、該連結部には
    アイコネクタとは反対側に突出する箇所が設けられてお
    り、前記連結部のアイコネクタ側の面は、前記突出する
    箇所を除いた全領域が前記アイコネクタと面接触してい
    ることを特徴とする連結シールワッシャの構造。
JP11003614A 1999-01-11 1999-01-11 連結シ―ルワッシャの構造 Pending JP2000205231A (ja)

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