JP2000204465A - カソ―ド室排気部シ―ル方法及びスパッタ装置 - Google Patents

カソ―ド室排気部シ―ル方法及びスパッタ装置

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JP2000204465A
JP2000204465A JP11004763A JP476399A JP2000204465A JP 2000204465 A JP2000204465 A JP 2000204465A JP 11004763 A JP11004763 A JP 11004763A JP 476399 A JP476399 A JP 476399A JP 2000204465 A JP2000204465 A JP 2000204465A
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JP
Japan
Prior art keywords
cathode chamber
chamber
sealing
exhaust
bellows
Prior art date
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Pending
Application number
JP11004763A
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English (en)
Inventor
Soichi Naganuma
壮一 長沼
Takahiro Takizawa
貴博 滝澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JP2000204465A publication Critical patent/JP2000204465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスを行う際には、作業者に排気配
管を着脱させる負担をかけずにカソード室を開閉でき、
真空引きまでできるようにしたカソード室排気部シール
方法及びスパッタ装置を提供する。 【解決手段】 ターゲット3を隔壁とした成膜室1とカ
ソード室2を有し、カソード室2を開閉動作して成膜室
1のメンテナンスを行う際に、カソード室排気用の配管
5は、着脱せずに、シール面をフローティングさせて排
気のシールを行う。排気用の配管をそのままにして、カ
ソード室の閉動作のみで真空シールを確実に行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターゲットを隔壁
とした成膜室とカソード室を有し、このカソード室を開
閉して成膜室のメンテナンスを行うスパッタ装置におけ
るカソード室排気部シール方法及びスパッタ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスパッタ装置において、カソード
室の排気配管部のシール方法について図3を参照して説
明する。
【0003】図3において、21は成膜室、22はカソ
ード室であり、両室21,22はターゲット23を隔壁
として配置される。そして、前記カソード室22には排
気配管24が設けられている。
【0004】このような従来の構成において、成膜室2
1をメンテナンスする際には、排気配管24をカソード
室22から一旦切り離した上で、カソード室22を開
く。逆にメンテナンスが終わり元に戻す場合は、カソー
ド室22を閉じた後、このカソード室22に排気配管2
4を取り付け、真空引きを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、カソード室22を開閉Bしてメンテナン
スを行う際に、一回一回排気配管24を着脱しなければ
ならず、作業者に負担を与えるという問題があった。ま
た、作業者のミスで排気配管24を取り外すのをうっか
り忘れてカソード室22を開けた場合、装置を破損させ
る恐れがあるという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、メン
テナンスを行う際には、作業者に排気配管を着脱させる
負担をかけずにカソード室を開閉し得、しかも真空引き
までできるようにしたカソード室排気部シール方法及び
スパッタ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカソード室排気
部シール方法は、ターゲットを隔壁とした成膜室とカソ
ード室を有し、カソード室を開閉動作して成膜室のメン
テナンスを行う際に、カソード室排気用の配管は、着脱
せずに、シール面をフローティングさせて排気のシール
を行うものである。
【0008】この発明によれば、排気用の配管をそのま
まにして、カソード室の閉動作のみで真空シールを確実
に行うことができる。
【0009】また、本発明のスパッタ装置は、成膜が行
われる成膜室と、マグネットを収納したカソード室と、
両室の隔壁となるターゲットと、排気配管部にてフロー
ティングが可能なベローズと、ターゲットとベローズ間
を封止するシールと、ベローズをカソード室シール面に
対して押圧させる弾性体と、ベローズの反押圧方向への
フローティングを制限するストッパーとを備えたもので
ある。
【0010】この発明によれば、排気用の配管を着脱せ
ずにカソード室の開閉動作が可能となり、排気用の配管
をそのままにして、カソード室の閉動作のみで真空シー
ルを確実に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカソード室排気部
シール方法を適用したスパッタ装置の一実施の形態につ
いて、図1、図2を参照して説明する。
【0012】図1において、1は成膜が行われる成膜
室、2はマグネットを収納したカソード室、3は両室
1,2の隔壁になっているターゲットである。ここでカ
ソード室2ならびにターゲット3は成膜室1に対して側
方に突出形成され、その突出部分においてターゲット3
には排気口4が形成されている。5はカソード室2を排
気する配管で、前記排気口4に対向して配置され、この
対向部分が排気配管部6に形成される。
【0013】ベローズ7の両端にはフランジ部8が溶接
されていて、その一端のフランジ部8は前記配管5に連
結され、また他端のフランジ部8は自由端となってい
る。9はターゲット3とベローズ7との間を封止するO
リング(シールの一例)で、前記ターゲット3の外面に
より形成されるカソード室シール面10に当接可能とし
て、前記フランジ部8に配設されている。
【0014】11はベローズ7の自由端側のフランジ部
8を受けているレバー、12はレバー11の直線運動を
案内するリニアガイドである。13はスプリング(弾性
体の一例)で、レバー11を介してベローズ7のフラン
ジ部8をカソード室シール面10に対して押圧させるよ
うに配設されている。14はメカストッパー(ストッパ
ー)で、ベローズ7の反押圧方向へのフローティング
(本実施の形態では縮み)を制限する位置に配設されて
いる。なお、15は成膜室1とターゲット3との間をシ
ールするOリングである。
【0015】以上の構成において、成膜室1をメンテナ
ンスするためには、カソード室2を開く(開閉Aする)
必要があり、このときターゲット3はカソード室2と共
に動作する。ここでは、配管5を取り外すことなく(着
脱せずに)カソード室2を開けるようにするため、配管
5とベローズ7の排気配管部6をカソード室2の開く方
向とは反対方向に配置させる。
【0016】次にカソード室2を閉じて、ターゲット3
とベローズ7をシールさせる方法について、図2を用い
て説明する。図2の(A)に示すように、カソード室2
を開いている状態では、成膜室1に装着されているOリ
ング15よりも、ベローズ7側に装着しているOリング
9が僅か出るようにしておく。
【0017】これによりカソード室2を閉じた時、まず
ターゲット3のカソード室シール面10がOリング9に
当たり、次に成膜室1のOリング15に当たるまで、ベ
ローズ7とスプリング13はたわみ、以て図2の(B)
に示すように、カソード室シール面10が成膜室1のO
リング15に当たる。このとき、ベローズ7とスプリン
グ13との二つの弾性力によって、Oリング9はターゲ
ット3のカソード室シール面10に対して押圧される。
【0018】ここで成膜室1とターゲット3の当たり面
間距離をaとし、ベローズ5とターゲット3の当たり面
間距離をbとすると、一般的にa>bであり、メカスト
ッパ14は、レバー11との隙間がa−bとなるように
調整しておく。
【0019】この状態で、成膜室1とカソード室2の真
空引きを行う場合を考える。通常ターゲット3に無理な
力をかけないようにするため、両室1,2を同時に真空
引きさせる。成膜室1側のOリング15、ベローズ7側
のOリング9のいずれもターゲット3のカソード室シー
ル面10に当接しているので、リークすることなく排気
することが可能である。そして真空度が高くなるにつれ
て、両者のOリング9,15はつぶされてくる。
【0020】このとき、通常Oリング9のつぶし力はス
プリング13の弾性力より大きく、成膜室1のOリング
15がつぶされてくると、ターゲット3はつぶされた
分、閉じ側に下がり、ベローズ7もその分たわみ始め
る。a−bだけたわむと、ベローズ7を支えるレバー1
1がメカストッパ14に当たり、その瞬間からOリング
9がつぶされる。
【0021】ベローズ7の方は、メカストッパ14に当
たるまでは、スプリング13の弾性力のみでOリング9
がつぶされていて、この間もターゲット3とのシール性
が確保されている。このようにして作業者の手を借りる
ことなく、ターゲット3側の閉動作で、図2の(C)に
示すように、カソード室2の排気配管部6を完全にシー
ルし、リークすることなく真空引きすることができる。
【0022】上記した実施の形態において、ベローズ7
の反押圧方向へのフローティングを制限するメカストッ
パー14は、たとえばねじ軸形式とすることで、その制
限位置を任意に調整することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のカソード室排気部シール方法に
よれば、カソード室を開閉動作して成膜室のメンテナン
スを行う際に、カソード室排気用の配管は、着脱せず
に、シール面をフローティングさせて排気のシールを行
うものであり、排気用の配管をそのままにして、カソー
ド室の閉動作のみで真空シールを確実に行うことができ
る。
【0024】また、本発明のスパッタ装置によれば、成
膜が行われる成膜室と、マグネットを収納したカソード
室と、両室の隔壁となるターゲットと、排気配管部にて
フローティングが可能なベローズと、ターゲットとベロ
ーズ間を封止するシールと、ベローズをカソード室シー
ル面に対して押圧させる弾性体と、ベローズの反押圧方
向へのフローティングを制限するストッパーとを備えて
いるので、排気用の配管を着脱せずにカソード室の開閉
動作が可能となり、排気用の配管をそのままにして、カ
ソード室の閉動作のみで真空シールを確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパッタ装置の一実施形態の要部の概
略構成図である。
【図2】同実施形態のカソード室排気配管部の動作及び
排気過程の説明図で、(A)はカソード室を開いた状態
での要部の断面図、(B)はカソード室を閉じた状態で
の要部の断面図、(C)は真空引きした状態での要部の
断面図である。
【図3】従来例のスパッタ装置の要部の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 成膜室 2 カソード室 3 ターゲット 5 配管 6 排気配管部 7 ベローズ 9 Oリング(シール) 10 カソード室シール面 11 レバー 13 スプリング(弾性体) 14 メカストッパー A 開閉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットを隔壁とした成膜室とカソー
    ド室を有し、カソード室を開閉動作して成膜室のメンテ
    ナンスを行う際に、カソード室排気用の配管は、着脱せ
    ずに、シール面をフローティングさせて排気のシールを
    行うことを特徴とするカソード室排気部シール方法。
  2. 【請求項2】 成膜が行われる成膜室と、マグネットを
    収納したカソード室と、両室の隔壁となるターゲット
    と、排気配管部にてフローティングが可能なベローズ
    と、ターゲットとベローズ間を封止するシールと、ベロ
    ーズをカソード室シール面に対して押圧させる弾性体
    と、ベローズの反押圧方向へのフローティングを制限す
    るストッパーとを備えたことを特徴とするスパッタ装
    置。
JP11004763A 1999-01-12 1999-01-12 カソ―ド室排気部シ―ル方法及びスパッタ装置 Pending JP2000204465A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111850516A (zh) * 2020-07-28 2020-10-30 光驰科技(上海)有限公司 一种原子层沉积镀膜设备的上下片系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111850516A (zh) * 2020-07-28 2020-10-30 光驰科技(上海)有限公司 一种原子层沉积镀膜设备的上下片系统

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