JP2000201398A - スピ―カ - Google Patents

スピ―カ

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JP2000201398A
JP2000201398A JP11186869A JP18686999A JP2000201398A JP 2000201398 A JP2000201398 A JP 2000201398A JP 11186869 A JP11186869 A JP 11186869A JP 18686999 A JP18686999 A JP 18686999A JP 2000201398 A JP2000201398 A JP 2000201398A
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JP
Japan
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piezoelectric
diaphragm
acoustic diaphragm
speaker
vibration
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JP11186869A
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English (en)
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Sei Tsutsumi
▲菁▼ 堤
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Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
Original Assignee
Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電スピーカの指向性を緩和すること。 【解決手段】 平板状の音響振動板16の周縁部に沿っ
て薄肉部16bを形成し、音響振動板16の中心部に圧
電振動板14を固着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電振動体を用いた
スピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人による実用新案登録第303
7167号には、スピーカの発音源としてバイモルフ等
の圧電素子を用いたスピーカ構造が開示されている。こ
のスピーカは、炭素繊維等の繊維強化プラスチックの音
響振動板に圧電振動板を取り付けてスピーカの発音源と
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の実用新案登録に
開示されている構成のスピーカは、特に高温特性に優れ
ているが、指向性が非常に高いために聴取者の位置が僅
かにずれることにより、聴取者の耳に聞こえる音圧が著
しく変化する問題がある。更に、特定の周波数について
音響振動板内部に共振を生じて、音響特性に悪影響を与
えるピーク特性を持っている。また、特に、小型の圧電
振動体を用いた場合に音圧が不足することがある。
【0004】本発明は、こうした従来技術による圧電ス
ピーカの問題を解決することを技術課題としており、圧
電スピーカの指向性を緩和することを目的としている。
更に本発明は、薄型、軽量のスピーカを提供することを
目的としている。更に、本発明は、圧電スピーカの音圧
を高くするよう改善することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板状の音響
振動板の周縁部に沿ってぜい弱部を形成し、該音響振動
板の中心部に圧電振動板を固着したスピーカを要旨とす
る。
【0006】
【作用】音響振動板が薄肉部で湾曲または屈曲するの
で、音響振動板の振動は全体的に見て平面振動となり、
その指向性が緩和される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。先ず図1、2を参照すると、本
発明第1の実施形態によるスピーカ10は、矩形の底壁
12aと、該底壁12aの周縁部に沿って延設された側
壁12bとにより形成される有底状の筐体12を具備し
ている。底壁12aに対面させて設けられた矩形の音響
振動板16により筐体12の開口部が閉鎖される。
【0008】音響振動板16は、例えば炭素繊維強化プ
ラスチックにより形成することができ、その周縁部に沿
って薄肉部16bが設けられている。音響振動板16の
中心部内面から連結部16aが筐体12の内部に向かっ
て突出しており、該連結部16aに圧電振動板14が固
定される。本実施形態では、圧電振動板14の中心部に
貫通孔を形成して、連結部16aを前記貫通孔に挿入
し、該連結部16aに熱を適用して熱融着することによ
り、圧電振動板14を連結部16aへ固定されている
が、例えば、接着剤を用いて圧電振動板14を連結部1
6aに接着しても良い。
【0009】圧電振動板14は、対向する一対の辺が他
の対の辺よりも長い概ね矩形の薄板状を呈しており、ア
ルミニウムやステンレス鋼等の金属板14aの両面にセ
ラミック等により圧電素子層14b、14cを設けて形
成されている。圧電振動板14の対向する一対の短辺に
沿って振動制御片14dが取り付けられている。本実施
形態において、振動制御片14dは鉛より成り、金属板
14aの対向する一対の辺に沿って金属板14aの両面
に取り付けられた別部材として形成されているが、図3
に示すように、断面がコの字状に形成された振動制御片
14d′とすることもできる。圧電振動板14は、周知
となっているように電線(図示せず)を介してアンプ
(図示せず)の出力端子に接続されている。圧電振動板
14は、金属板14aの片面にのみ圧電素子層を備えて
いても良い。上述のように、圧電振動板14を矩形薄板
状に形成し、両端に振動制御片14dを取り付けること
により、円形の圧電振動板に比較して、矩形の圧電振動
板14は、振動制御片14dを両端とする長手方向の軸
線に垂直で、かつ、連結部16aを通過する軸線を中心
として振動し易くなり、音圧を高めることが可能とな
る。
【0010】筐体12の底壁12aと、該底壁12aに
対面する振動制御片14dの間には、筐体12内部にお
いて圧電振動板14を安定させるための支持部材として
ウレタンゴムよりなる小片18が配設されている。
【0011】次に、本実施形態によるスピーカ10の作
用を説明する。圧電振動板14にアンプからの音声信号
が印加されると、圧電振動板14は前後方向、つまり図
1において上下方向に湾曲を繰り返す。圧電振動板14
が湾曲したときに、振動制御片14dは慣性質量体とし
ての作用をなし、従って、このとき、振動制御片14d
は慣性力によって元の位置に停止し続けようとするの
で、圧電振動板14の中心部が前後方向に移動する。こ
うして、圧電振動板14の振動が連結部16aを介して
音響振動板16に伝達され、音響振動板16から外部の
空気に音波として伝播することとなる。このとき、音響
振動板16が、その周縁部に沿ってぜい弱部としての薄
肉部16bを備えているので、音響振動板16は主とし
て薄肉部16bにおいて湾曲を繰り返し、撓み振動とい
うよりはむしろ音響振動板16全体が前後方向に変位す
る面振動に近い振動を行う。更に、音響振動板16と筐
体12の側壁12bとの接合部分で生じる反射波は、薄
肉部16bにより吸収されるために、この反射波と圧電
振動板14から伝達される振動が干渉して音響振動板1
6内部に特定周波数での共振が発生することが抑制され
る。更に、音響振動板16の内面に音響振動板振動制御
片16cを設けて、音響振動板16内部の共振を抑制し
てもよい。
【0012】次に、図4を参照して本発明の第2の実施
形態を説明する。第2の実施形態によるスピーカ20
は、矩形の底壁22bと、該底壁22bの周縁部に沿っ
て延設された側壁22cとにより形成される有底状の筐
体22を具備している。底壁22bの中心部には、連結
部22a筐体22の内部方向に突出しており、該連結部
22aに圧電振動板24が固定される。
【0013】圧電振動板24は概ね矩形の薄板状を呈し
ており、アルミニウムやステンレス鋼等の金属板24a
の両面にセラミック等により圧電素子層24b、24c
を設けて形成されている。圧電振動板24の対向する一
対の辺に沿って、振動制御片24dが取り付けられてい
る。圧電振動板24は、第1の実施形態と同様にアンプ
(図示せず)の出力端子に接続されている。
【0014】図4から理解されるように、第2の実施形
態によるスピーカ20は、第1の実施形態によるスピー
カ10とは異なり、筐体とは別個の音響振動板を備えて
おらず、筐体22の底壁22bが同時に音響振動板とし
て作用するように形成されている。そのために、底壁2
2bは、第1の実施形態の音響振動板16と同様に、そ
の周縁部に沿ってぜい弱部としての薄肉部22dが形成
されている。
【0015】次に第2の実施形態の作用を説明する。圧
電振動板24にアンプからの音声信号が印加されると、
圧電振動板24は前後方向、つまり図4において上下方
向に湾曲を繰り返す。圧電振動板24が湾曲したとき
に、振動制御片24dは慣性質量体としての作用をな
し、従って、このとき、振動制御片24dは慣性力によ
って元の位置に停止し続けようとするので、圧電振動板
24の中心部が前後方向に移動する。こうして、圧電振
動板24の振動が連結部22aを介して筐体22の底壁
22bに伝達され、底壁22bから外部の空気に音波と
して伝播することとなる。このとき、底壁22bが、そ
の周縁部に沿って薄肉部22dを備えているので、底壁
22bが主として面振動を行うこと、および、底壁22
b内部における特定周波数での共振が抑制されること第
1の実施形態と同様である。
【0016】次に、図5から図7を参照して、本発明の
第3の実施形態を説明する。第3の実施形態によるスピ
ーカ30は、薄型の筐体32内に圧電振動板34が配設
されている。筐体32は、塩化ビニル等の合成樹脂また
はステンレス鋼等の金属から成るシート状の材料から、
真空成形またはプレス成形された皿状の一対のカバー部
36、38を具備して成る。一対のカバー部36、38
は、図6、7に示すように、その周縁部に沿って外方に
突出するフランジ部36a、38aと、中心部において
内側に突き出した凹所より成る支持部36b、38bと
を有している。また、支持部36b、38bは、好まし
くは、フランジ部36a、38aが形成する平面を越え
て突出している。これにより、後述するようにスピーカ
30を組み立てたときに、筐体32において支持部36
b、38bが設けられている側壁が外方に膨出して、こ
の側壁に張力が作用する。
【0017】更に、カバー部36、38は、上記真空成
形またはプレス成形する際、波形またはリブ状の補強部
が同時に形成される。この補強部は、図5において参照
番号32b、32cにて指示されている。この補強部3
2b、32cは、シート状材料から成る筐体に剛性を与
えスピーカ30の音圧を高める効果を奏する。特に、図
5に示す実施形態では、補強部32bは筐体32におい
て上述した支持部36b、38bが形成されている壁に
設けられており、補強部32cは、この壁と取付フラン
ジ32aの間に設けられている。両者間には補強用の波
形またはリブ状の構造を備えていない平坦な領域32d
が設けられており、これが、第1と第2の実施形態にお
ける薄肉部と同様の作用をなす。つまり、ぜい弱部を形
成する。このように、補強部32b、32cまたは領域
32dの配置、数、大きさ等を変更することにより、筐
体32の音響特性を変化させることができる。
【0018】一対のカバー部36、38は、その内面を
互いに向き合わせ、両者間に圧電振動板34を挟んだ状
態で、フランジ部36a、38aにおいて熱融着または
接着剤にて接合される。こうして接合されたカバー部3
6、38により筐体32が形成され、かつ、カバー部3
6、38のフランジ部36a、38aにより、筐体32
の取付フランジ32aが形成される。このとき、圧電振
動板34が支持部36b、38bの間に挟持される。支
持部36b、38bは、カバー部36、38をシート状
の材料から真空成形またはプレス成形する際に内側に突
出する中空の凹所として形成することができるが、好ま
しくは、その強度または剛性を高めるために樹脂または
接着剤にて充填される。
【0019】圧電振動板44は、既述した実施形態と概
ね同一の構成を有しており、概ね矩形の薄板状を呈して
おり、アルミニウムやステンレス鋼等の金属板34aの
両面にセラミック等により圧電素子層34b、34cを
設けて形成されている。圧電振動板34の対向する一対
の辺に沿って、振動制御片34dが取り付けられてい
る。圧電振動板34は、第1と第2のの実施形態と同様
にアンプ(図示せず)の出力端子に接続されている。
カバー部36、38の一方または両方と圧電振動板34
または振動制御片34dの間には、筐体32内部におい
て圧電振動板34を安定させるための支持部材としてウ
レタンゴムよりなる小片40が配設されている。
【0020】本実施形態によれば、圧電振動板34の振
動が支持部36b、38bを介してカバー36、38に
伝達される。カバー部36、38は、既述したように薄
いシート状の材料から成り、非常に軽量な音響振動板を
構成し、カバー36、38を介して圧電振動板34の振
動が周囲の空気に伝達される。カバー36、38は、波
形またはリブ状の補強部32b、32cによる高い剛性
を有し、かつ、支持部36b、38bによる張力が付与
されていることから、第3の実施形態によれば高い音圧
を得ることができる。また、筐体32の全体をシート状
材料にて形成したために、筐体32の全体が音響振動板
として作用し、より効率的に音圧を高めることが可能と
なる。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、音響
振動板が薄肉部で湾曲または屈曲するので、音響振動板
の振動は全体的に見て平面振動となり、その指向性が緩
和され、視聴者の位置によらず一定の音圧で試聴するこ
とが可能となる。また、請求項2に記載の本発明によれ
ば、非常に軽量で薄型のスピーカを形成することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態によるスピーカの断面図であ
る。
【図2】図1において矢視線II−IIに沿う断面図で
ある。
【図3】振動制御片の他の実施形態を示す部分拡大断面
図である。
【図4】第2の実施形態によるスピーカの断面図であ
る。
【図5】第3の実施形態によるスピーカの斜視図であ
る。
【図6】第3の実施形態によるスピーカの断面図であ
る。
【図7】図6の分解図である。
【符号の説明】
10…スピーカ 12…筐体 14…圧電振動板 16…音響振動板 16a…音響振動板の薄肉部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の音響振動板の周縁部に沿ってぜ
    い弱部を形成し、該音響振動板の中心部に圧電振動板を
    固着したことを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】 シート状材料から筐体を形成し、該筐体
    は、その内面に相対向して内側に突出する一対の支持部
    を有しており、前記一対の支持部の間に挟持させて圧電
    振動板を固着したことを特徴とするスピーカ。
JP11186869A 1998-06-30 1999-06-30 スピ―カ Pending JP2000201398A (ja)

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JP10-305736 1998-10-27
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JP30573698 1998-10-27
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108810770A (zh) * 2018-08-06 2018-11-13 歌尔股份有限公司 一种发声器

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