JP2000199660A - 冷媒回収方法および冷媒回収装置 - Google Patents

冷媒回収方法および冷媒回収装置

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JP2000199660A
JP2000199660A JP10373502A JP37350298A JP2000199660A JP 2000199660 A JP2000199660 A JP 2000199660A JP 10373502 A JP10373502 A JP 10373502A JP 37350298 A JP37350298 A JP 37350298A JP 2000199660 A JP2000199660 A JP 2000199660A
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洋一 大沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒回収率を向上できる冷媒回収方法および
冷媒回収装置を提供する。 【解決手段】 この冷媒回収装置は、回収制御部8が、
圧縮機2が所定温度以上であると判断し、外気温度が設
定温度以上であると判断したときに、冷凍機100をポ
ンプダウン運転をしないで、冷媒回収を行う。これによ
り、冷凍機油にガス冷媒を溶解させることなく、効率良
く冷媒を回収する。一方、圧縮機101が所定温度以上
であると判断し、かつ外気温度が設定温度未満であると
判断したときには、冷凍機油にガス冷媒が溶け込み難い
から、ポンプダウン運転をして室外熱交換器106に冷
媒を溜め込んでから、冷媒を効率良く回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒回収方法お
よび冷媒回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍機を現地に据付けた状態での
冷媒回収においても、廃棄施設内での冷媒回収において
も、冷凍機油の中に冷媒が多量に寝込んだ状態で、冷媒
が回収されていた。このため、冷媒回収率が非常に悪い
状態で、冷凍機が解体されることとなり、未回収の冷媒
が大気中に多量に放出されることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の目
的は、冷媒回収率を向上できる冷媒回収方法および冷媒
回収装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の冷媒回収方法は、冷媒回収対象の
圧縮機の温度が所定温度以上、かつ、外気温度が設定温
度以上であるときに、上記冷媒回収対象のポンプダウン
運転をしないで、上記冷媒回収対象から冷媒を回収し、
上記圧縮機の温度が上記所定温度以上、かつ、外気温度
が設定温度未満であるときに、上記冷媒回収対象のポン
プダウン運転をしてから、上記冷媒回収対象から冷媒を
回収することを特徴としている。
【0005】圧縮機の温度が所定温度以上で、かつ、外
気温度が設定温度以上である場合には、室外熱交換器内
の冷媒がガス相で高圧になり、冷媒が冷凍機油にガス相
で溶解する。したがって、この場合、ポンプダウン運転
を行うとかえって、冷凍機油からガス相の冷媒を引き出
すのに時間がかかるから、ポンプダウン運転を行わない
で冷媒を回収することによって、冷媒回収効率を向上さ
せている。
【0006】一方、外気温度が設定温度未満であるとき
には、冷凍機油への冷媒の溶け込みが少ないから、ポン
プダウン運転を行って室外熱交換器に冷媒を溜め込んで
から、冷媒を回収することによって、冷媒回収効率を向
上させている。
【0007】また、請求項2の発明の冷媒回収方法は、
冷媒回収対象の圧縮機の温度が所定温度未満、かつ、外
気温度が設定温度以上であるときに、上記圧縮機の暖気
運転を行い、かつ、上記冷媒回収対象のポンプダウン運
転を行なわないで、上記冷媒回収対象から冷媒を回収
し、上記圧縮機の温度が上記所定温度未満、かつ、外気
温度が設定温度未満であるときに、上記圧縮機の暖気運
転を行い、かつ、上記冷媒回収対象のポンプダウン運転
をしてから、上記冷媒回収対象から冷媒を回収すること
を特徴としている。
【0008】この請求項2の発明では、圧縮機の温度が
所定温度未満であるときに、圧縮機の暖気運転を行っ
て、冷凍機油の中に溶け込んでいる冷媒を引き出して、
冷媒を回収するから、冷媒回収効率を向上できる。な
お、外気温度が設定温度以上であるときには、冷凍機油
への冷媒溶け込みを避けるために、ポンプダウン運転を
行なわず、外気温度が設定温度未満であるときには、ポ
ンプダウン運転を行って、冷媒回収効率の向上を図る点
は、請求項1の発明と同様である。
【0009】また、請求項3の発明の冷媒回収方法は、
冷媒回収対象の圧縮機の温度が所定温度以上、かつ、外
気温度が所定温度以上であるときに、上記冷媒回収対象
のポンプダウン運転をしないで、上記冷媒回収対象から
冷媒を回収し、上記圧縮機の温度が上記所定温度以上、
かつ、外気温度が設定温度未満であるときに、上記冷媒
回収対象のポンプダウン運転をしてから、上記冷媒回収
対象から冷媒を回収し、上記圧縮機の温度が上記所定温
度未満であるときに、上記冷媒回収対象のポンプダウン
運転をしてから、上記冷媒回収対象から冷媒を回収する
ことを特徴としている。
【0010】この請求項3の発明では、圧縮機の温度が
所定温度以上である場合に、外気温度が高ければ、ポン
プダウン運転せず、外気温度が低ければ、ポンプダウン
運転してから、冷媒を回収することで、冷媒回収効率の
向上を図る点は請求項1の発明と同様である。これに加
え、請求項3の発明では、圧縮機の温度が所定温度未満
であるときには、外気温度の高低にかかわらず、冷凍機
油へのガス冷媒の溶け込みが起こらないから、ポンプダ
ウン運転してから、冷媒を回収する。これにより、冷媒
を効率よく回収できる。
【0011】また、請求項4の発明の冷媒回収装置は、
冷媒回収対象の圧縮機の温度が所定温度以上であるか否
かを判断する圧縮機温度判断手段と、外気温度が設定温
度以上であるか否かを判断する外気温度判断手段と、上
記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機が上記所定温度以
上であると判断し、かつ、上記外気温度判断手段が、上
記外気温度が上記設定温度以上であると判断したとき
に、上記冷媒回収対象をポンプダウン運転をしないで、
冷媒回収を行うように制御する第1回収制御手段と、上
記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機が上記所定温度以
上であると判断し、かつ、上記外気温度判断手段が、上
記外気温度が上記設定温度未満であると判断したとき
に、上記冷媒回収対象をポンプダウン運転をしてから、
冷媒回収を行うように制御する第2回収制御手段とを備
えたことを特徴としている。
【0012】この請求項4の発明の冷媒回収装置は、圧
縮機温度判断手段で圧縮機が所定温度以上であると判断
され、外気温度判断手段で外気温度が設定温度以上であ
ると判断されたときに、冷媒回収対象をポンプダウン運
転をしないで、冷媒回収を行うように、第1回収制御手
段によって制御される。これにより、請求項1の発明と
同様、冷凍機油にガス冷媒を溶解させることなく、冷媒
を回収して、冷媒回収効率を向上させることができる。
【0013】一方、圧縮機が所定温度以上であると判断
され、かつ、外気温度が設定温度未満であると判断され
たときには、冷凍機油にガス冷媒が溶け込み難い。した
がって、第2回収制御手段は、ポンプダウン運転をして
室外熱交換器に冷媒を溜め込んでから、冷媒を効率良く
回収するように制御している。
【0014】また、請求項5の発明の冷媒回収装置は、
冷媒回収対象の圧縮機の温度が所定温度以上であるか否
かを判断する圧縮機温度判断手段と、外気温度が設定温
度以上であるか否かを判断する外気温度判断手段と、上
記圧縮機を暖気運転する圧縮機加熱手段と、上記圧縮機
温度判断手段が、上記圧縮機が上記所定温度未満である
と判断し、かつ、上記外気温度判断手段が、上記外気温
度が上記設定温度以上であると判断したときに、上記圧
縮機加熱手段で圧縮機の暖気運転を行い、かつ、上記冷
媒回収対象のポンプダウン運転を行わずに、冷媒回収を
行うように制御する第1回収制御手段と、上記圧縮機温
度判断手段が、上記圧縮機が上記所定温度未満であると
判断し、かつ、上記外気温度判断手段が、上記外気温度
が上記設定温度未満であると判断したときに、上記圧縮
機加熱手段で圧縮機の暖気運転を行い、かつ、上記冷媒
回収対象のポンプダウン運転を行なってから、冷媒回収
を行うように制御する第2回収制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0015】この請求項5の発明では、圧縮機温度判断
手段で圧縮機が所定温度未満であると判断されたとき
に、第1,第2回収制御手段が、圧縮機加熱手段を制御
して圧縮機の暖気運転を行わせる。これにより、冷凍機
油の中に溶け込んでいる冷媒を引き出して、効率良く冷
媒回収できる。なお、外気温度が設定温度以上であると
きには、第1回収制御手段は、冷凍機油への冷媒溶け込
みを避けるため、回収前のポンプダウン運転を行わず、
外気温度が設定温度未満であるときには、第2回収制御
手段は、ポンプダウン運転を行って、冷媒回収効率の向
上を図る点は、請求項4の発明と同様である。
【0016】また、請求項6の発明の冷媒回収装置は、
冷媒回収対象の圧縮機の温度が所定温度以上であるか否
かを判断する圧縮機温度判断手段と、外気温度が設定温
度以上であるか否かを判断する外気温度判断手段と、上
記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機が上記所定温度以
上であると判断し、かつ、上記外気温度判断手段が、上
記外気温度が上記設定温度以上であると判断したとき
に、上記冷媒回収対象のポンプダウン運転を行わずに、
冷媒回収を行うように制御する第1回収制御手段と、上
記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機が上記所定温度以
上であると判断し、かつ、上記外気温度判断手段が、上
記外気温度が上記設定温度未満であると判断したとき
に、上記冷媒回収対象のポンプダウン運転を行なってか
ら、冷媒回収を行うように制御する第2回収制御手段
と、上記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機が上記所定
温度以下であると判断したときに、上記冷媒回収対象の
ポンプダウン運転を行ってから、冷媒回収を行うように
制御する第3回収制御手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0017】この請求項6の発明では、圧縮機温度判断
手段が判断した圧縮機の温度が所定温度以上である場合
に、外気温度判断手段が判断した外気温度が高ければ、
第1回収制御手段は、ポンプダウン運転せずに冷媒を回
収するように制御する。一方、外気温度が低ければ、第
2回収制御手段は、ポンプダウン運転してから、冷媒を
回収することで、冷媒回収効率の向上を図る点は請求項
4の発明と同様である。これに加え、この請求項6の発
明では、圧縮機の温度が所定温度未満であると圧縮機温
度判断手段が判断したときには、外気温度の高低にかか
わらず、冷凍機油へのガス冷媒の溶け込みが起こらない
から、第3回収制御手段は、ポンプダウン運転してから
冷媒を回収する。これにより、冷媒を効率よく回収でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0019】図1に、この発明の冷媒回収装置の実施形
態を示す。この冷媒回収装置1は、吸入側2Aが熱交換
器3を経由して回収ポート5に接続された圧縮機2と、
この圧縮機2の吐出側2Bに接続された閉鎖弁6を備え
ている。この閉鎖弁6は、上記熱交換器3を経由して、
排出ポート7に接続されている。排出ポート7は、回収
冷媒タンク(図示せず)に接続される。
【0020】また、この冷媒回収装置1は、回収制御部
8を有している。この回収制御部8は、冷媒回収対象で
ある冷凍機100の圧縮機101の吐出管温度を検出す
る第1温度センサ10と、外気温度を検出する第2温度
センサ11に接続されている。そして、この回収制御部
8は、上記吐出管温度と外気温度とに基づいて、圧縮機
2による冷媒回収の前に、冷凍機100のポンプダウン
運転を行うか否か、室外機ファン102を運転するか否
か、圧縮機101の暖気運転を行うか否かを判断する。
【0021】この冷媒回収装置1で、冷凍機100の冷
媒を回収するには、まず、回収ポート5を、圧縮機10
1と室外熱交換器106との間の冷媒配管110に設け
た接続ポート111に連結する。そして、この冷媒回収
装置1の回収制御部8は、図2に示すフローチャートに
したがって、この冷媒回収装置1の冷媒回収前準備動作
を制御する。
【0022】まず、ステップS1では、回収制御部8
は、第1温度センサ10からの温度信号を受けて、圧縮
機101の吐出管温度が所定温度(約20℃乃至30℃)
以上であるか否かを判断し、吐出管温度が所定温度以上
であると判断すれば,ステップS2に進み、第2温度セ
ンサ11からの温度信号によって、外気温度が15℃以
上であるか否かを判断する。一方、ステップS1で、上
記圧縮機101の吐出管温度が所定温度未満であると判
断すれば、ステップS6に進んで、圧縮機101を高周
波で運転し、暖気運転を始める。次に、ステップS7に
進んで、吐出管温度が40℃乃至50℃になったか否か
を判断し、吐出管温度が40℃乃至50℃になったと判
断すれば、ステップS2に進み、吐出管温度が40℃乃
至50℃になっていないと判断すれば、ステップS6に
戻る。
【0023】次に、ステップS2で、室外温度が15℃
以上であると判断すれば、ステップS8に進み、冷媒回
収を開始してよいことを表す表示を行う。このとき、同
時に、閉鎖弁6を開き、回収用圧縮機2を運転して、冷
凍機100から冷媒を回収してもよい。圧縮機2によっ
て、回収ポート5から吸い込まれた冷媒は、熱交換器3
で凝縮されてから、排出ポート7に接続された回収タン
ク(図示せず)に貯留される。
【0024】一方、ステップS2で、室外温度が15℃
未満であると判断すれば、ステップS3に進み、回収制
御部8は、膨張弁103を閉じ、圧縮機101を運転し
て、室外熱交換器106に冷媒を溜め込む(ポンプダウ
ン運転)。次に、ステップS4に進み、室外機ファン1
02を運転してから、ステップS5に進んで、冷媒回収
を開始してよいことを表す表示を行う。このとき、同時
に、閉鎖弁6を開き、回収用圧縮機2を運転して、冷凍
機100から冷媒を回収してもよい。
【0025】この実施形態では、上記ステップS3で、
ポンプダウン運転を行うことによって、室外熱交換器1
06に冷媒を溜め込むから、冷媒配管110から冷媒を
効率良く回収できる。
【0026】また、上記ステップS4で、室外機ファン
102を運転することによって、冷媒回収の後半におい
て、室外熱交換器106内の熱交換管内壁面に付着して
いる残存液冷媒を蒸発させることができ、回収効率を向
上できる。
【0027】なお、ステップS2において、室外温度が
15℃以上である場合には、ポンプダウン運転を行う
と、冷凍機油にガス冷媒が溶解し、ガス相の冷媒を引き
出すのに時間がかかる。したがって、ステップS8に示
すように、ポンプダウン運転を行わないで、冷媒回収を
行って、冷媒回収効率を向上させている。また、ステッ
プS2において、室外温度が15℃以上である場合に
は、室外機ファン102を回すと冷凍機油への冷媒の溶
け込みを促進させてしまう。したがって、ステップS8
に示すように、室外機ファン102を回さないで、冷媒
回収を行って、冷媒回収効率を向上させている。
【0028】尚、上記実施形態では、図2のステップS
1,S6,S7に示すように、圧縮機101の吐出管温度
が所定温度(約20〜30℃)未満のときに、圧縮機10
1を暖気運転したが、暖気運転を行わない場合には、図
2に一点鎖線で示すように、ステップS6,S7を削除
し、ステップS1から直接ステップS3に進むようにし
てもよい。暖気運転を行わない場合には、圧縮機101
が冷えているので、冷凍機油にガス冷媒が溶け込む心配
がないから、室外温度に関係無く、ポンプダウン運転を
行うことで、冷媒回収効率を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の冷媒回収方法は、冷媒回収対象の圧縮機の温度が所
定温度以上、かつ、外気温度が設定温度以上であるとき
に、冷媒回収対象のポンプダウン運転をしないから、室
外熱交換器内で冷媒を冷凍機油に溶解させずに、効率良
く冷媒を回収できる。また、圧縮機の温度が所定温度以
上、かつ、外気温度が設定温度未満であるときには、室
外熱交換器内で冷媒がガス相で冷凍機油に溶解する心配
がないから、冷媒回収対象のポンプダウン運転をして、
室外熱交換器に冷媒を溜め込むことで、冷媒回収効率を
向上できる。
【0030】また、請求項2の発明の冷媒回収方法は、
圧縮機の温度が所定温度未満であるときに、圧縮機の暖
気運転を行って、冷凍機油の中に溶け込んでいる冷媒を
引き出して、冷媒を回収するから、冷媒回収効率を向上
できる。なお、外気温度が設定温度以上であるときに
は、冷凍機油への冷媒溶け込みを避けるために、ポンプ
ダウン運転を行なわず、外気温度が設定温度未満である
ときには、ポンプダウン運転を行って、冷媒回収効率の
向上を図る点は、請求項1の発明と同様である。
【0031】また、請求項3の発明の冷媒回収方法は、
圧縮機の温度が所定温度以上である場合に、外気温度が
高ければ、ポンプダウン運転せず、外気温度が低けれ
ば、ポンプダウン運転してから、冷媒を回収すること
で、冷媒回収効率の向上を図る点は請求項1の発明と同
様である。これに加え、請求項3の発明では、圧縮機の
温度が所定温度未満であるときには、外気温度の高低に
かかわらず、冷凍機油へのガス冷媒の溶け込みが起こら
ないから、ポンプダウン運転してから、冷媒を回収す
る。これにより、冷媒を効率よく回収できる。
【0032】また、請求項4の発明の冷媒回収装置は、
圧縮機温度判断手段で圧縮機が所定温度以上であると判
断され、外気温度判断手段で外気温度が設定温度以上で
あると判断されたときに、冷媒回収対象をポンプダウン
運転をしないで、冷媒回収を行うように、第1回収制御
手段によって制御される。これにより、請求項1の発明
と同様、冷凍機油にガス冷媒を溶解させることなく、冷
媒を回収して、冷媒回収効率を向上させることができ
る。
【0033】一方、圧縮機が所定温度以上であると判断
され、かつ、外気温度が設定温度未満であると判断され
たときには、冷凍機油にガス冷媒が溶け込み難い。した
がって、第2回収制御手段は、ポンプダウン運転をして
室外熱交換器に冷媒を溜め込んでから、冷媒を効率良く
回収するように制御している。
【0034】また、請求項5の発明の冷媒回収装置は、
圧縮機温度判断手段で圧縮機が所定温度未満であると判
断されたときに、第1,第2回収制御手段が、圧縮機加
熱手段を制御して圧縮機の暖気運転を行わせる。これに
より、冷凍機油の中に溶け込んでいる冷媒を引き出し
て、効率良く冷媒回収できる。なお、外気温度が設定温
度以上であるときには、第1回収制御手段は、冷凍機油
への冷媒溶け込みを避けるため、回収前のポンプダウン
運転を行わず、外気温度が設定温度未満であるときに
は、第2回収制御手段は、ポンプダウン運転を行って、
冷媒回収効率の向上を図る点は、請求項4の発明と同様
である。
【0035】また、請求項6の発明の冷媒回収装置は、
圧縮機温度判断手段が判断した圧縮機の温度が所定温度
以上である場合に、外気温度判断手段が判断した外気温
度が高ければ、第1回収制御手段は、ポンプダウン運転
せずに冷媒を回収するように制御する。一方、外気温度
が低ければ、第2回収制御手段は、ポンプダウン運転し
てから、冷媒を回収することで、冷媒回収効率の向上を
図る点は請求項4の発明と同様である。これに加え、こ
の請求項6の発明では、圧縮機の温度が所定温度未満で
あると圧縮機温度判断手段が判断したときには、外気温
度の高低にかかわらず、冷凍機油へのガス冷媒の溶け込
みが起こらないから、第3回収制御手段は、ポンプダウ
ン運転してから冷媒を回収する。これにより、冷媒を効
率よく回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の冷媒回収装置の実施形態を示す冷
媒回路図である。
【図2】 上記実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…冷媒回収装置、2…圧縮機、2A…吸入側、2B…
吐出側、3…熱交換器、5…回収ポート、6…閉鎖弁、
7…排出ポート、8…回収制御部、10…第1温度セン
サ、11…第2温度センサ、100…冷凍機、101…
圧縮機、102…室外機ファン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月25日(2000.4.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の冷媒回収方法は、冷媒回収対象の
圧縮機の吐出管温度が所定温度以上、かつ、外気温度が
設定温度以上であるときに、上記冷媒回収対象のポンプ
ダウン運転をしないで、上記冷媒回収対象から冷媒を回
収し、上記圧縮機の吐出管温度が上記所定温度以上、か
つ、外気温度が設定温度未満であるときに、上記冷媒回
収対象のポンプダウン運転をしてから、上記冷媒回収対
象から冷媒を回収することを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】圧縮機の吐出管温度が所定温度以上で、か
つ、外気温度が設定温度以上である場合には、室外熱交
換器内の冷媒がガス相で高圧になり、冷媒が冷凍機油に
ガス相で溶解する。したがって、この場合、ポンプダウ
ン運転を行うとかえって、冷凍機油からガス相の冷媒を
引き出すのに時間がかかるから、ポンプダウン運転を行
わないで冷媒を回収することによって、冷媒回収効率を
向上させている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、請求項2の発明の冷媒回収方法は、
冷媒回収対象の圧縮機の吐出管温度が所定温度未満、か
つ、外気温度が設定温度以上であるときに、上記圧縮機
の暖気運転を行い、かつ、上記冷媒回収対象のポンプダ
ウン運転を行なわないで、上記冷媒回収対象から冷媒を
回収し、上記圧縮機の吐出管温度が上記所定温度未満、
かつ、外気温度が設定温度未満であるときに、上記圧縮
機の暖気運転を行い、かつ、上記冷媒回収対象のポンプ
ダウン運転をしてから、上記冷媒回収対象から冷媒を回
収することを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】この請求項2の発明では、圧縮機の吐出管
温度が所定温度未満であるときに、圧縮機の暖気運転を
行って、冷凍機油の中に溶け込んでいる冷媒を引き出し
て、冷媒を回収するから、冷媒回収効率を向上できる。
なお、外気温度が設定温度以上であるときには、冷凍機
油への冷媒溶け込みを避けるために、ポンプダウン運転
を行なわず、外気温度が設定温度未満であるときには、
ポンプダウン運転を行って、冷媒回収効率の向上を図る
点は、請求項1の発明と同様である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、請求項3の発明の冷媒回収方法は、
冷媒回収対象の圧縮機の吐出管温度が所定温度以上、か
つ、外気温度が所定温度以上であるときに、上記冷媒回
収対象のポンプダウン運転をしないで、上記冷媒回収対
象から冷媒を回収し、上記圧縮機の吐出管温度が上記所
定温度以上、かつ、外気温度が設定温度未満であるとき
に、上記冷媒回収対象のポンプダウン運転をしてから、
上記冷媒回収対象から冷媒を回収し、上記圧縮機の吐出
温度が上記所定温度未満であるときに、上記冷媒回収
対象のポンプダウン運転をしてから、上記冷媒回収対象
から冷媒を回収することを特徴としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】この請求項3の発明では、圧縮機の吐出管
温度が所定温度以上である場合に、外気温度が高けれ
ば、ポンプダウン運転せず、外気温度が低ければ、ポン
プダウン運転してから、冷媒を回収することで、冷媒回
収効率の向上を図る点は請求項1の発明と同様である。
これに加え、請求項3の発明では、圧縮機の吐出管の
度が所定温度未満であるときには、外気温度の高低にか
かわらず、冷凍機油へのガス冷媒の溶け込みが起こらな
いから、ポンプダウン運転してから、冷媒を回収する。
これにより、冷媒を効率よく回収できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、請求項4の発明の冷媒回収装置は、
冷媒回収対象の圧縮機の吐出管温度が所定温度以上であ
るか否かを判断する圧縮機温度判断手段と、外気温度が
設定温度以上であるか否かを判断する外気温度判断手段
と、上記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機の吐出管温
が上記所定温度以上であると判断し、かつ、上記外気
温度判断手段が、上記外気温度が上記設定温度以上であ
ると判断したときに、上記冷媒回収対象をポンプダウン
運転をしないで、冷媒回収を行うように制御する第1回
収制御手段と、上記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機
の吐出管温度が上記所定温度以上であると判断し、か
つ、上記外気温度判断手段が、上記外気温度が上記設定
温度未満であると判断したときに、上記冷媒回収対象を
ポンプダウン運転をしてから、冷媒回収を行うように制
御する第2回収制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この請求項4の発明の冷媒回収装置は、圧
縮機温度判断手段で圧縮機の吐出管温度が所定温度以上
であると判断され、外気温度判断手段で外気温度が設定
温度以上であると判断されたときに、冷媒回収対象をポ
ンプダウン運転をしないで、冷媒回収を行うように、第
1回収制御手段によって制御される。これにより、請求
項1の発明と同様、冷凍機油にガス冷媒を溶解させるこ
となく、冷媒を回収して、冷媒回収効率を向上させるこ
とができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】一方、圧縮機の吐出管の温度が所定温度以
上であると判断され、かつ、外気温度が設定温度未満で
あると判断されたときには、冷凍機油にガス冷媒が溶け
込み難い。したがって、第2回収制御手段は、ポンプダ
ウン運転をして室外熱交換器に冷媒を溜め込んでから、
冷媒を効率良く回収するように制御している。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、請求項5の発明の冷媒回収装置は、
冷媒回収対象の圧縮機の吐出管温度が所定温度以上であ
るか否かを判断する圧縮機温度判断手段と、外気温度が
設定温度以上であるか否かを判断する外気温度判断手段
と、上記圧縮機を暖気運転する圧縮機加熱手段と、上記
圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機の吐出管温度が上記
所定温度未満であると判断し、かつ、上記外気温度判断
手段が、上記外気温度が上記設定温度以上であると判断
したときに、上記圧縮機加熱手段で圧縮機の暖気運転を
行い、かつ、上記冷媒回収対象のポンプダウン運転を行
わずに、冷媒回収を行うように制御する第1回収制御手
段と、上記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機の吐出管
温度が上記所定温度未満であると判断し、かつ、上記外
気温度判断手段が、上記外気温度が上記設定温度未満で
あると判断したときに、上記圧縮機加熱手段で圧縮機の
暖気運転を行い、かつ、上記冷媒回収対象のポンプダウ
ン運転を行なってから、冷媒回収を行うように制御する
第2回収制御手段とを備えたことを特徴としている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この請求項5の発明では、圧縮機温度判断
手段で圧縮機の吐出管温度が所定温度未満であると判断
されたときに、第1,第2回収制御手段が、圧縮機加熱
手段を制御して圧縮機の暖気運転を行わせる。これによ
り、冷凍機油の中に溶け込んでいる冷媒を引き出して、
効率良く冷媒回収できる。なお、外気温度が設定温度以
上であるときには、第1回収制御手段は、冷凍機油への
冷媒溶け込みを避けるため、回収前のポンプダウン運転
を行わず、外気温度が設定温度未満であるときには、第
2回収制御手段は、ポンプダウン運転を行って、冷媒回
収効率の向上を図る点は、請求項4の発明と同様であ
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、請求項6の発明の冷媒回収装置は、
冷媒回収対象の圧縮機の吐出管温度が所定温度以上であ
るか否かを判断する圧縮機温度判断手段と、外気温度が
設定温度以上であるか否かを判断する外気温度判断手段
と、上記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機の吐出管温
が上記所定温度以上であると判断し、かつ、上記外気
温度判断手段が、上記外気温度が上記設定温度以上であ
ると判断したときに、上記冷媒回収対象のポンプダウン
運転を行わずに、冷媒回収を行うように制御する第1回
収制御手段と、上記圧縮機温度判断手段が、上記圧縮機
の吐出管温度が上記所定温度以上であると判断し、か
つ、上記外気温度判断手段が、上記外気温度が上記設定
温度未満であると判断したときに、上記冷媒回収対象の
ポンプダウン運転を行なってから、冷媒回収を行うよう
に制御する第2回収制御手段と、上記圧縮機温度判断手
段が、上記圧縮機の吐出管温度が上記所定温度以下であ
ると判断したときに、上記冷媒回収対象のポンプダウン
運転を行ってから、冷媒回収を行うように制御する第3
回収制御手段を備えたことを特徴としている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】この請求項6の発明では、圧縮機温度判断
手段が判断した圧縮機の吐出管の温度が所定温度以上で
ある場合に、外気温度判断手段が判断した外気温度が高
ければ、第1回収制御手段は、ポンプダウン運転せずに
冷媒を回収するように制御する。一方、外気温度が低け
れば、第2回収制御手段は、ポンプダウン運転してか
ら、冷媒を回収することで、冷媒回収効率の向上を図る
点は請求項4の発明と同様である。これに加え、この請
求項6の発明では、圧縮機の吐出管の温度が所定温度未
満であると圧縮機温度判断手段が判断したときには、外
気温度の高低にかかわらず、冷凍機油へのガス冷媒の溶
け込みが起こらないから、第3回収制御手段は、ポンプ
ダウン運転してから冷媒を回収する。これにより、冷媒
を効率よく回収できる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の冷媒回収方法は、冷媒回収対象の圧縮機の吐出管
度が所定温度以上、かつ、外気温度が設定温度以上であ
るときに、冷媒回収対象のポンプダウン運転をしないか
ら、室外熱交換器内で冷媒を冷凍機油に溶解させずに、
効率良く冷媒を回収できる。また、圧縮機の吐出管温度
が所定温度以上、かつ、外気温度が設定温度未満である
ときには、室外熱交換器内で冷媒がガス相で冷凍機油に
溶解する心配がないから、冷媒回収対象のポンプダウン
運転をして、室外熱交換器に冷媒を溜め込むことで、冷
媒回収効率を向上できる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、請求項2の発明の冷媒回収方法は、
圧縮機の吐出管温度が所定温度未満であるときに、圧縮
機の暖気運転を行って、冷凍機油の中に溶け込んでいる
冷媒を引き出して、冷媒を回収するから、冷媒回収効率
を向上できる。なお、外気温度が設定温度以上であると
きには、冷凍機油への冷媒溶け込みを避けるために、ポ
ンプダウン運転を行なわず、外気温度が設定温度未満で
あるときには、ポンプダウン運転を行って、冷媒回収効
率の向上を図る点は、請求項1の発明と同様である。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、請求項3の発明の冷媒回収方法は、
圧縮機の吐出管温度が所定温度以上である場合に、外気
温度が高ければ、ポンプダウン運転せず、外気温度が低
ければ、ポンプダウン運転してから、冷媒を回収するこ
とで、冷媒回収効率の向上を図る点は請求項1の発明と
同様である。これに加え、請求項3の発明では、圧縮機
吐出管温度が所定温度未満であるときには、外気温度
の高低にかかわらず、冷凍機油へのガス冷媒の溶け込み
が起こらないから、ポンプダウン運転してから、冷媒を
回収する。これにより、冷媒を効率よく回収できる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、請求項4の発明の冷媒回収装置は、
圧縮機温度判断手段で圧縮機の吐出管温度が所定温度以
上であると判断され、外気温度判断手段で外気温度が設
定温度以上であると判断されたときに、冷媒回収対象を
ポンプダウン運転をしないで、冷媒回収を行うように、
第1回収制御手段によって制御される。これにより、請
求項1の発明と同様、冷凍機油にガス冷媒を溶解させる
ことなく、冷媒を回収して、冷媒回収効率を向上させる
ことができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】一方、圧縮機の吐出管温度が所定温度以上
であると判断され、かつ、外気温度が設定温度未満であ
ると判断されたときには、冷凍機油にガス冷媒が溶け込
み難い。したがって、第2回収制御手段は、ポンプダウ
ン運転をして室外熱交換器に冷媒を溜め込んでから、冷
媒を効率良く回収するように制御している。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、請求項5の発明の冷媒回収装置は、
圧縮機温度判断手段で圧縮機の吐出管温度が所定温度未
満であると判断されたときに、第1,第2回収制御手段
が、圧縮機加熱手段を制御して圧縮機の暖気運転を行わ
せる。これにより、冷凍機油の中に溶け込んでいる冷媒
を引き出して、効率良く冷媒回収できる。なお、外気温
度が設定温度以上であるときには、第1回収制御手段
は、冷凍機油への冷媒溶け込みを避けるため、回収前の
ポンプダウン運転を行わず、外気温度が設定温度未満で
あるときには、第2回収制御手段は、ポンプダウン運転
を行って、冷媒回収効率の向上を図る点は、請求項4の
発明と同様である。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、請求項6の発明の冷媒回収装置は、
圧縮機温度判断手段が判断した圧縮機の吐出管温度が所
定温度以上である場合に、外気温度判断手段が判断した
外気温度が高ければ、第1回収制御手段は、ポンプダウ
ン運転せずに冷媒を回収するように制御する。一方、外
気温度が低ければ、第2回収制御手段は、ポンプダウン
運転してから、冷媒を回収することで、冷媒回収効率の
向上を図る点は請求項4の発明と同様である。これに加
え、この請求項6の発明では、圧縮機の吐出管温度が所
定温度未満であると圧縮機温度判断手段が判断したとき
には、外気温度の高低にかかわらず、冷凍機油へのガス
冷媒の溶け込みが起こらないから、第3回収制御手段
は、ポンプダウン運転してから冷媒を回収する。これに
より、冷媒を効率よく回収できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒回収対象(100)の圧縮機(101)
    の温度が所定温度以上、かつ、外気温度が設定温度以上
    であるときに、上記冷媒回収対象(100)のポンプダウ
    ン運転をしないで、上記冷媒回収対象(100)から冷媒
    を回収し、 上記圧縮機(101)の温度が上記所定温度以上、かつ、
    外気温度が設定温度未満であるときに、上記冷媒回収対
    象(100)のポンプダウン運転をしてから、上記冷媒回
    収対象(100)から冷媒を回収することを特徴とする冷
    媒回収方法。
  2. 【請求項2】 冷媒回収対象(100)の圧縮機(101)
    の温度が所定温度未満、かつ、外気温度が設定温度以上
    であるときに、上記圧縮機(101)の暖気運転を行い、
    かつ、上記冷媒回収対象(100)のポンプダウン運転を
    行なわないで、上記冷媒回収対象(100)から冷媒を回
    収し、 上記圧縮機(101)の温度が上記所定温度未満、かつ、
    外気温度が設定温度未満であるときに、上記圧縮機(1
    01)の暖気運転を行い、かつ、上記冷媒回収対象(10
    0)のポンプダウン運転をしてから、上記冷媒回収対象
    (100)から冷媒を回収することを特徴とする冷媒回収
    方法。
  3. 【請求項3】 冷媒回収対象(100)の圧縮機(101)
    の温度が所定温度以上、かつ、外気温度が所定温度以上
    であるときに、上記冷媒回収対象(100)のポンプダウ
    ン運転をしないで、上記冷媒回収対象(100)から冷媒
    を回収し、 上記圧縮機(101)の温度が上記所定温度以上、かつ、
    外気温度が設定温度未満であるときに、上記冷媒回収対
    象(100)のポンプダウン運転をしてから、上記冷媒回
    収対象(100)から冷媒を回収し、 上記圧縮機(101)の温度が上記所定温度未満であると
    きに、上記冷媒回収対象(100)のポンプダウン運転を
    してから、上記冷媒回収対象(100)から冷媒を回収す
    ることを特徴とする冷媒回収方法。
  4. 【請求項4】 冷媒回収対象(100)の圧縮機(101)
    の温度が所定温度以上であるか否かを判断する圧縮機温
    度判断手段(8,10)と、 外気温度が設定温度以上であるか否かを判断する外気温
    度判断手段(8,11)と、 上記圧縮機温度判断手段(8,10)が、上記圧縮機(10
    1)が上記所定温度以上であると判断し、かつ、上記外
    気温度判断手段(8,11)が、上記外気温度が上記設定
    温度以上であると判断したときに、上記冷媒回収対象
    (100)をポンプダウン運転しないで、冷媒回収を行う
    ように制御する第1回収制御手段(8,S1,S2,S8)
    と、 上記圧縮機温度判断手段(8,10)が、上記圧縮機(10
    1)が上記所定温度以上であると判断し、かつ、上記外
    気温度判断手段(8,11)が、上記外気温度が上記設定
    温度未満であると判断したときに、上記冷媒回収対象
    (100)をポンプダウン運転してから、冷媒回収を行う
    ように制御する第2回収制御手段(8,S1,S2,S3,
    S5)とを備えたことを特徴とする冷媒回収装置。
  5. 【請求項5】 冷媒回収対象(100)の圧縮機(101)
    の温度が所定温度以上であるか否かを判断する圧縮機温
    度判断手段(8,10)と、 外気温度が設定温度以上であるか否かを判断する外気温
    度判断手段(8,11)と、 上記圧縮機(101)を暖気運転する圧縮機加熱手段(8,
    S6,S7)と、 上記圧縮機温度判断手段(8,10)が、上記圧縮機(10
    1)が上記所定温度未満であると判断し、かつ、上記外
    気温度判断手段(8,11)が、上記外気温度が上記設定
    温度以上であると判断したときに、上記圧縮機加熱手段
    (8,S6,S7)で圧縮機(101)の暖気運転を行い、か
    つ、上記冷媒回収対象(100)のポンプダウン運転を行
    わずに、冷媒回収を行うように制御する第1回収制御手
    段(8,S1,S2,S6,S7,S8)と、 上記圧縮機温度判断手段(8,10)が、上記圧縮機(10
    1)が上記所定温度未満であると判断し、かつ、上記外
    気温度判断手段(8,11)が、上記外気温度が上記設定
    温度未満であると判断したときに、上記圧縮機加熱手段
    (8,S6,S7)で圧縮機(101)の暖気運転を行い、か
    つ、上記冷媒回収対象(100)のポンプダウン運転を行
    なってから、冷媒回収を行うように制御する第2回収制
    御手段(8,S1,S2,S6,S7,S8)とを備えたこと
    を特徴とする冷媒回収装置。
  6. 【請求項6】 冷媒回収対象(100)の圧縮機(101)
    の温度が所定温度以上であるか否かを判断する圧縮機温
    度判断手段(8,10)と、 外気温度が設定温度以上であるか否かを判断する外気温
    度判断手段(8,11)と、 上記圧縮機温度判断手段(8,10)が、上記圧縮機(10
    1)が上記所定温度以上であると判断し、かつ、上記外
    気温度判断手段(8,11)が、上記外気温度が上記設定
    温度以上であると判断したときに、上記冷媒回収対象
    (100)のポンプダウン運転を行わずに、冷媒回収を行
    うように制御する第1回収制御手段(8,S1,S2,S
    8)と、 上記圧縮機温度判断手段(8,10)が、上記圧縮機(10
    1)が上記所定温度以上であると判断し、かつ、上記外
    気温度判断手段(8,11)が、上記外気温度が上記設定
    温度未満であると判断したときに、上記冷媒回収対象
    (100)のポンプダウン運転を行なってから、冷媒回収
    を行うように制御する第2回収制御手段(8,S1,S2,
    S3,S5)と、 上記圧縮機温度判断手段(8,10)が、上記圧縮機(10
    1)が上記所定温度以下であると判断したときに、上記
    冷媒回収対象(100)のポンプダウン運転を行ってか
    ら、冷媒回収を行うように制御する第3回収制御手段
    (8,S1,S3,S5)を備えたことを特徴とする冷媒回
    収装置。
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