JP2017083061A - 空気調和機 - Google Patents

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Takahiro Nakata
貴裕 仲田
大介 豊田
Daisuke Toyoda
大介 豊田
顕 木下
Akira Kinoshita
顕 木下
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Abstract

【課題】ポンプダウンを確実に強制冷房運転で実施されるようにすることができる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機は、圧縮機(6)、室外熱交換器、減圧機構(10)および室内熱交換器を有する冷媒回路と、冷媒回路のポンプダウンを行うための作業が行われたか否かを判定するポンプダウン作業判定部(50a)と、ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定されたとき、冷媒回路を制御して、通常冷房運転は行えなくする一方、強制冷房運転は行えるようにする冷房運転制御部(50b)とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、空気調和機に関する。
従来、空気調和機としては、圧縮機、室外熱交換器、減圧機構および室内熱交換器を冷媒配管で環状に接続することにより、冷媒回路を構成しているものがある(例えば特開2000−161749号公報(特許文献1)参照)。
特開2000−161749号公報
ところで、上記従来の空気調和機の据付説明書には、室外熱交換器などに冷媒を回収するためのポンプダウンは、強制冷房運転で実施すべきと記載されている。これは、上記圧縮機ではポンプダウンを行ってもよい上限回転数が決められており、強制冷房運転であれば、上記上限回転数を超える回転数で圧縮機が駆動しないからである。もし、上記上限回転数を超える回転数で圧縮機を駆動させてポンプダウンを行えば、圧縮機が故障する可能性が高くなる。
しかしながら、上記ポンプダウンは、実際、通常冷房運転で実施されることが多い。この通常冷房運転は、圧縮機の回転数が上昇することがあるため、圧縮機の故障に繋がる懸念がある。
すなわち、上記従来の空気調和機には、ポンプダウンが通常冷房運転で実施されてしまうことがあるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、ポンプダウンを確実に強制冷房運転で実施されるようにすることができる空気調和機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の空気調和機は、
圧縮機、室外熱交換器、減圧機構および室内熱交換器を有する冷媒回路と、
上記冷媒回路のポンプダウンを行うための作業が行われたか否かを判定するポンプダウン作業判定部と、
上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定されたとき、上記冷媒回路を制御して、通常冷房運転は行えなくする一方、強制冷房運転は行えるようにする冷房運転制御部と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定されたとき、冷房運転制御部が冷媒回路を制御することにより、通常冷房運転は行えなくなる一方、強制冷房運転は行えるようになる。したがって、上記ポンプダウンを確実に強制冷房運転で実施されるようにすることができる。
一実施形態の空気調和機は、
室外機と、
取り外し検知部と
を備え、
上記冷媒回路は、通常冷房運転時に気相の冷媒が流れるガス側閉鎖弁を有し、
上記室外機は、
ケーシングと、
上記ケーシングに着脱可能に取り付けられ、上記ガス側閉鎖弁を覆う閉鎖弁カバーと
を有し、
上記取り外し検知部は、上記閉鎖弁カバーの取り外しを検知し、
上記ポンプダウン作業判定部は、上記取り外し検知部が上記閉鎖弁カバーの取り外しを検知したとき、上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定する。
上記実施形態によれば、上記ポンプダウン作業判定部は、取り外し検知部が上記閉鎖弁カバーの取り外しを検知したとき、上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定するので、この判定の信頼性を高めることができる。
一実施形態の空気調和機は、
室外機と、
閉鎖検知部と
を備え、
上記室外機は、通常冷房運転時に気相の冷媒が流れ、上記冷媒回路の一部となるガス側閉鎖弁を有し、
上記閉鎖検知部は、上記ガス側閉鎖弁の閉鎖を検知し、
上記ポンプダウン作業判定部は、上記閉鎖検知部が上記ガス側閉鎖弁の閉鎖を検知したとき、上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定する。
上記実施形態によれば、上記ポンプダウン作業判定部は、閉鎖検知部がガス側閉鎖弁の閉鎖を検知したとき、ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定するので、この判定の信頼性を高めることができる。
一実施形態の空気調和機は、
上記冷媒回路内への空気の流入を検知する空気流入検知部を備える。
上記実施形態によれば、上記空気流入検知部により、冷媒回路内への空気の流入が検知された場合、圧縮機を停止させることにより、圧縮機による空気圧縮を防ぐことができる。
一実施形態の空気調和機では、
上記圧縮機は、冷媒を外部へ吐出するための吐出管を有し、
上記空気流入検知部は、上記圧縮機の吐出管の温度と、上記室内熱交換器の温度と、上記室外熱交換器の温度とのうちの少なくとも一つに基づいて、上記冷媒回路内への空気の流入を検知する。
上記実施形態によれば、上記空気流入検知部は、圧縮機の吐出管の温度と、室内熱交換器の温度と、室外熱交換器の温度とのうちの少なくとも一つに基づいて、冷媒回路内への空気の流入を検知するので、この検知の確実性を高めることができる。
一実施形態の空気調和機では、
上記空気流入検知部は、上記圧縮機の入力電流に基づいて、上記冷媒回路内への空気の流入を検知する。
上記実施形態によれば、上記空気流入検知部は、圧縮機の入力電流に基づいて、冷媒回路内への空気の流入を検知するので、この検知の確実性を高めることができる。
以上から明らかなように、この発明は、ポンプダウンを確実に強制冷房で実施されるようにすることができる空気調和機を提供できる。
この発明の第1実施形態の空気調和機を説明するための冷媒回路図である。 上記空気調和機の室外機の模式斜視図である。 上記室外機の他の状態の模式斜視図である。 上記空気調和機の制御ブロック図である。 上記空気調和機の制御を説明するためのフローチャートである。 上記空気調和機の一変形例の制御ブロック図である。 図6の空気調和機の制御を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2実施形態の空気調和機の制御ブロック図である。 この発明の第3実施形態の空気調和機の制御ブロック図である。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、この発明の第1実施形態の空気調和機を説明するための冷媒回路図である。
上記空気調和機は、冷媒回路1と、室内に設置される1台の室内機2と、室外に設置される1台の室外機3とを備える。このように、上記空気調和機は、室内機2と室外機3とが一対一のペア型の空気調和機である。
上記冷媒回路1では、例えば、R22冷媒、R410A冷媒、R32冷媒などの冷媒が流れるようになっている。
上記室内機2は、第1,第2連絡配管91,92を介して室外機3に接続されている共に、室内熱交換器4および室内ファン5を有している。この第1,第2連絡配管91,92および室内熱交換器4は、それぞれ、冷媒回路1の一部を構成している。
上記室外機3は、圧縮機6,四路切換弁7,室外熱交換器8,室外ファン9,減圧機構の一例としての電動膨張弁(以下、「膨張弁」と言う)10およびアキュムレータ11を有している。また、室外機3内には、冷媒の流れを制御するための第1,第2閉鎖弁12,13が配置されている。また、圧縮機6,四路切換弁7,室外熱交換器8,室外ファン9,膨張弁10,アキュムレータ11および第1,第2閉鎖弁12,13は、それぞれ、冷媒回路1の一部を構成している。なお、第1閉鎖弁12はガス側閉鎖弁の一例である。
上記圧縮機6は、冷媒を外部へ吐出するための吐出管61を吐出側に有する一方、アキュムレータ11からの冷媒を吸い込むための吸入管62を吸込側に有している。
上記第1閉鎖弁12は、膨張弁10と第1連絡配管91の間に介設され、通常冷房運転時に液相の冷媒が流れる。一方、第2閉鎖弁13は、四路切換弁7と第2連絡配管92の間に介設され、通常冷房運転時に気相の冷媒が流れる。
図2は、上記室外機3を斜め上方から見た模式斜視図である。また、図3は、室外機3のケーシング31から閉鎖弁カバー32を取り外した状態を斜め上方から見た模式斜視図である。
上記室外機3は、図2,図3に示すように、ケーシング31と、このケーシング31の右側方に配置された閉鎖弁カバー32とを備えている。
上記ケーシング31内には、圧縮機6,四路切換弁7,室外熱交換器8,膨張弁10,室外ファン9(図1に示す)などが収容されている。この室外ファン9が駆動すると、外気が、ケーシング31の後部および左側部の吸込口(図示せず)から、ケーシング31内に吸い込まれた後、室外熱交換器8と熱交換する。この熱交換を行った外気は、ケーシング31の前部の排気口31aから前方へ吹き出される。
上記閉鎖弁カバー32は、ケーシング31の右側部に着脱可能に取り付けられ、第1,第2閉鎖弁12,13を覆う。このケーシング31の右側部への閉鎖弁カバー32の取り付けは、例えば、ネジを締め付けることで行われる。この場合、上記ネジを緩めれば、ケーシング31の右側部から閉鎖弁カバー32を取り外すことが可能である。
また、上記ケーシング31の右側部には、取り外し検知部の一例としてのリミットスイッチ33が設けられている。このリミットスイッチ33は、閉鎖弁カバー32の取り外しを検知するためのものである。より詳しくは、ケーシング31に閉鎖弁カバー32を取り付けているとき、閉鎖弁カバー32がリミットスイッチ33を押す。このとき、リミットスイッチ33から制御装置(図3に示す)に信号が送出される。一方、ケーシング31から閉鎖弁カバー32が取り外したとき、閉鎖弁カバー32がリミットスイッチ33を押さなくなる。これにより、リミットスイッチ33から制御装置に信号が送出されなくなる。
図4は、上記空気調和機の制御ブロック図である。
上記空気調和機は、マイクロコンピュータ、入出力回路などからなる制御装置50を備えている。この制御装置50は、演算処理、判定処理などを行って、圧縮機6,四路切換弁7,膨張弁10,室内ファン5および室外ファン9などを制御する。また、制御装置50は、運転/停止ボタン16およびリモコン60からの指令信号(強制冷房運転,通常冷房運転,暖房運転などの運転の開始を指令する運転開始指令信号や、室内温度設定指令信号など)を受信する。また、制御装置50は、吐出管温度センサ71,室外熱交換器温度センサ72,外気温度センサ73,室内熱交換器温度センサ74,室内温度センサ75などからの検出信号も受信する。これらの指令信号および検出信号は、圧縮機6,四路切換弁7,膨張弁10,室内ファン5および室外ファン9などの制御に利用される。すなわち、圧縮機6,四路切換弁7,膨張弁10,室内ファン5および室外ファン9などは、指令信号および検出信号に基づいて制御される。なお、上記吐出管温度センサ71,室外熱交換器温度センサ72,外気温度センサ73,室内熱交換器温度センサ74および室内温度センサ75は、それぞれ、例えばサーミスタからなる。
上記運転/停止ボタン16は室内機2に設けられている。この運転/停止ボタン16が長押しされると、強制冷房運転が開始される。このとき、ポンプダウンを安全に行うため、圧縮機6の回転数は一定に維持される。別の言い方すれば、圧縮機6は一定の周波数(例えば50Hz)で駆動される。
上記リモコン60は、室内設定温度、時間などを表示する表示部60aを有している。この表示部60aは、例えば、少なくとも文字および数字を表示可能なモノクロ液晶表示部で構成される。
上記吐出管温度センサ71は、圧縮機6の吐出管61に取り付けられて、吐出管61の温度を示す検出信号を制御装置50に送出する。このとき、制御装置50は、例えば、予め作成されたテーブルを用いて、吐出管温度センサ71からの検出信号に基づいて、吐出管61から四路切換弁7へ向かう冷媒の温度を検出できるようになっている。このように、吐出管温度センサ71は、圧縮機6で圧縮された冷媒の温度を検出するための温度センサである。
上記室外熱交換器温度センサ72は、室外熱交換器8に取り付けられて、室外熱交換器8の温度を示す検出信号を制御装置50に送出する。すなわち、室外熱交換器温度センサ72は、室外熱交換器8内を流れる冷媒の温度を検出するための温度センサである。
上記外気温度センサ73は、室外機3内における室外と連通する箇所に設置されて、室外温度を示す検出信号を制御装置50に送出する。
上記室内熱交換器温度センサ74は、室内熱交換器4に取り付けられ、室内熱交換器4の温度を示す検出信号を制御装置50に送出する。すなわち、室内熱交換器温度センサ74は、室内熱交換器4内を流れる冷媒の温度を検出するための温度センサである。
上記室内温度センサ75は、室内機2内における室内と連通する箇所に設置され、室内温度を示す検出信号を制御装置50に送出する。
また、上記制御装置50は、ポンプダウン作業判定部50aおよび冷房運転制御部50bを有している。このポンプダウン作業判定部50aおよび冷房運転制御部50bは、それぞれ、ソフトウェアで構成されている。
上記ポンプダウン作業判定部50aは、ポンプダウンを行うための作業が行われたか否かを判定する。より詳しくは、制御装置50がリミットスイッチ33からの信号を受信していないとき、閉鎖弁カバー32は取り外されていないから、ポンプダウンを行うための作業は行われていないと判定される。一方、制御装置50がリミットスイッチ33からの信号を受信しているとき、閉鎖弁カバー32は取り外されているので、ポンプダウンを行うための作業は行われたと判定される。
上記冷房運転制御部50bは、ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定されたとき、通常冷房運転は行えなくする一方、強制冷房運転は行えるようにする。より具体的に言うと、ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定された場合、作業者が、リモコン60を操作し、通常冷房運転を行うように制御装置50に指示しても、強制冷房運転が行われる。ここで、通常冷房運転とは、ユーザが室内を冷房するために空気調和機に行わせる冷房運転であり、冷房負荷などに応じて、圧縮機6の回転数が変化する冷房運転のことである。一方、強制冷房運転とは、ポンプダウンを行うために空気調和機に行わせる冷房運転であり、圧縮機6の回転数を一定に維持する冷房運転のことである。
上記構成の空気調和機は、ユーザがリモコン60を操作することにより、室内機2および室外機3に通常冷房運転または暖房運転を行わせることができる。
上記通常冷房運転中は、図1の実線の矢印で示すように、圧縮機6から吐出された冷媒が、四路切換弁7から室外熱交換器8,膨張弁10および室内熱交換器4へと、この順で流れた後、四路切換弁7およびアキュムレータ11を通って圧縮機6に戻る冷房サイクルが実行される。すなわち、室外熱交換器8が凝縮器として機能する一方、室内熱交換器4が蒸発器として機能する。
一方、上記暖房運転中は、四路切換弁7が切り換えられて、図1の破線の矢印で示すように、圧縮機6から吐出された冷媒が、四路切換弁7から室内熱交換器4,膨張弁10および室外熱交換器8へと、この順で流れた後、四路切換弁7およびアキュムレータ11を通って圧縮機6に戻る暖房サイクルが実行される。すなわち、室内熱交換器4が凝縮器として機能する一方、室外熱交換器8が蒸発器として機能する。
また、上記空気調和機を移設または修理する場合、室外熱交換器8に冷媒を回収するため、作業者はポンプダウンを行う。より詳しくは、通常、作業者は、閉鎖弁カバー32は取り外し、第1,第2閉鎖弁12,13を露出さて、第1閉鎖弁12を閉鎖した後、運転/停止ボタン16を長押し、強制冷房運転を開始させる。
以下、図3のフローチャートを用いて、ポンプダウン作業判定部50aおよび冷房運転制御部50bが行う制御について説明する。なお、上記制御は電源が入ると開始される。
上記制御が開始されると、まず、ステップS1で、リミットスイッチ33からの信号の有無に基づいて、ケーシング31から閉鎖弁カバー32が取り外された否かを判定する。このステップS1で、閉鎖弁カバー32が取り外されたと判定すると、次のステップS2に進む。なお、ステップS1は、閉鎖弁カバー32が取り外されたと判定するまで繰り返される。
次に、ステップS2で、通常冷房運転が行われているか否かを判定する。このステップS2で、通常冷房運転が行われていると判定されると、次のステップS3に進む。なお、ステップS2は、通常冷房運転が行われていると判定されるまで繰り返される。
最後に、ステップS3で、通常冷房運転を強制冷房運転に切り替えて、上記制御が終了する。
ここで、ステップS1はポンプダウン作業判定部50aによって行われる。また、ステップS3は冷房運転制御部50bによって行われる。
このように、上記ケーシング31から閉鎖弁カバー32が取り外されたとき、通常冷房運転が行われていれば、この通常冷房運転は強制冷房運転に切り替えられる。したがって、上記通常冷房運転でポンプダウンが行われるのを防ぐことができる。すなわち、上記ポンプダウンを確実に強制冷房運転で実施されるようにすることができる。
また、上記冷媒回路1に空気が流入している場合、強制冷房運転が行われていれば、圧縮機6の回転数が、ポンプダウンを行ってもよい上限回転数を超えないので、空気の流入量を減らすことができる。
また、上記閉鎖弁カバー32の取り外しに基づいて、ポンプダウンの作業が行われているか否かを判定するので、この判定の信頼性を高めることができる。
上記第1実施形態では、空気調和機は、1台の室内機2を備えていたが、複数台の室内機を備えてもよい。すなわち、この発明はマルチ型の空気調和機に適用してもよい。
上記第1実施形態では、膨張弁10を減圧機構の一例として用いていたが、例えば、キャピラリーチューブを減圧機構の一例として用いてもよい。
上記第1実施形態では、ポンプダウン作業判定部50aおよび冷房運転制御部50bは、ソフトウェアで構成されていたが、少なくとも一方がハードウェアで構成されるようにしてもよい。
上記第1実施形態において、室内機2とリモコン60の間では、無線で信号が送受信されてもよいし、有線で信号が送受信されてもよい。
上記第1実施形態では、図3のフローチャートの制御は、通常冷房運転を強制冷房運転に切り替えた後、終了していたが、その後、ステップS2に戻るようにしてもよい。このようにすれば、通常冷房運転でポンプダウンが行われる可能性をさらに下げることができる。
上記第1実施形態では、閉鎖弁カバー32の取り外しは、リミットスイッチ33で検知していたが、例えば、光センサ、ホールセンサなどで検知するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、閉鎖弁カバー32の取り外しに基づいて、ポンプダウンの作業が行われているか否かを判定していたが、第1閉鎖弁12の閉鎖に基づいて、ポンプダウンの作業が行われているか否かを判定するようにしても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
上記第1閉鎖弁12の閉鎖に基づいて、ポンプダウンの作業が行われているか否かを判定する場合、空気調和機の制御ブロック図は、例えば図6に示すようになる。なお、図6では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
図6の空気調和機は、第1閉鎖弁12の閉鎖を検知する閉鎖検知センサ133と、制御装置150とを備えている。なお、閉鎖検知センサ133は閉鎖検知部の一例である。
上記閉鎖検知センサ133は、第1閉鎖弁12が閉鎖されたとき、この閉鎖を示す信号を制御装置150に送出する。この閉鎖検知センサ133は、例えばリミットスイッチにしてもよい。このようにする場合、例えば、第1閉鎖弁12の弁体に突起部を設け、第1閉鎖弁12が閉鎖されと、上記突起部が上記リミットスイッチを押すようにしてもよい。
上記ポンプダウン作業判定部150aは、ポンプダウンを行うための作業が行われたか否かを判定する。より詳しくは、制御装置150が閉鎖検知センサ133からの信号を受信していないとき、第1閉鎖弁12は閉鎖されていないから、ポンプダウンを行うための作業は行われていないと判定される。一方、制御装置150が閉鎖検知センサ133からの信号を受信しているとき、第1閉鎖弁12は閉鎖されているので、ポンプダウンを行うための作業は行われたと判定される。
図7は、ポンプダウン作業判定部150aおよび冷房運転制御部50bが行う制御について説明するためのフローチャートである。なお、上記制御も電源が入ると開始される。
上記制御では、最初のステップS11で、閉鎖検知センサ133からの信号の有無に基づいて、第1閉鎖弁12が閉鎖されたか否かを判定する。このステップS11で、第1閉鎖弁12が閉鎖されたと判定すると、上記第1実施形態のステップS2,S3が順次行われる。
ここで、ステップS11はポンプダウン作業判定部150aによって行われる。
〔第2実施形態〕
図8は、この発明の第2実施形態の空気調和機の制御ブロック図である。なお、図8では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。なお、以下の説明においても、第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記空気調和機は、制御装置50と異なる制御装置250を備えている点が、上記第1実施形態と異なる。より詳しくは、制御装置250は、ポンプダウン作業判定部50aおよび冷房運転制御部50bを有する他、ソフトウェアからなる空気流入検知部250cを有している。
上記空気流入検知部50dは、圧縮機6の吐出管61の温度に基づいて、冷媒回路1内への空気の流入を検知する。このとき、例えば、吐出管温度センサ71によって検出される温度が、所定温度以上になったとき、冷媒回路1内に空気が流入していると、空気流入検知部250cが判断してもよい。
上記構成の空気調和機によれば、空気流入検知部250cにより、冷媒回路1内への空気の流入が検知された場合、圧縮機6を停止させることにより、圧縮機6による空気圧縮を防ぐことができる。
また、上記圧縮機6の吐出管61の温度に基づいて、冷媒回路1内への空気の流入を検知することにより、この検知の確実性を高めることができる。
上記第2実施形態では、空気流入検知部250cは、圧縮機6の吐出管61の温度に基づいて、冷媒回路1内への空気の流入を検知していたが、例えば、圧縮機6の吐出管61の温度と、室内熱交換器4または室外熱交換器8の温度とに基づいて、冷媒回路1内への空気の流入を検知するようにしてもよい。あるいは、空気流入検知部250cは、圧縮機6の吐出管61の温度と、室内熱交換器4の温度と、室外熱交換器8の温度とに基づいて、冷媒回路1内への空気の流入を検知するようにしてもよい。
すなわち、上記冷媒回路1内への空気の流入は、圧縮機6の吐出管61の温度と、室内熱交換器4の温度と、室外熱交換器8の温度とのうちの少なくとも一つに基づいて、検知されてもよい。
上記第2実施形態では、空気流入検知部250cは、ソフトウェアで構成されていたが、ハードウェアで構成されるようにしてもよい。
〔第3実施形態〕
図9は、この発明の第3実施形態の空気調和機の制御ブロック図である。なお、図9では、上記第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。なお、以下の説明においても、第1実施形態の構成部と同一構成部に、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記空気調和機は、制御装置50と異なる制御装置250を備えている点が、上記第1実施形態と異なる。より詳しくは、制御装置250は、ポンプダウン作業判定部50aおよび冷房運転制御部50bを有する他、ソフトウェアからなる空気流入検知部350cを有している。
上記空気流入検知部50dは、圧縮機6の入力電流に基づいて、冷媒回路1内への空気の流入を検知する。このとき、例えば、圧縮機6の入力電流、所定値以上になったとき、冷媒回路1内に空気が流入していると、空気流入検知部350cが判断してもよい。
上記構成の空気調和機によれば、空気流入検知部350cにより、冷媒回路1内への空気の流入が検知された場合、圧縮機6を停止させることにより、圧縮機6による空気圧縮を防ぐことができる。
また、上記圧縮機6の吐出管61の温度に基づいて、冷媒回路1内への空気の流入を検知することにより、この検知の確実性を高めることができる。
上記第3実施形態では、空気流入検知部350cは、ソフトウェアで構成されていたが、ハードウェアで構成されるようにしてもよい。
以上、この発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 冷媒回路
2 室内機
3 室外機
4 室内熱交換器
5 室内ファン
6 圧縮機
7 四路切換弁
8 室外熱交換器
9 室外ファン
10 膨張弁
11 アキュムレータ
12 第1閉鎖弁
13 第2閉鎖弁
16 運転/停止ボタン
31 ケーシング
32 閉鎖弁カバー
33 リミットスイッチ
50,150,250,350 制御装置
50a,150a ポンプダウン作業判定部
50b 冷房運転制御部
60 リモコン
71 吐出管温度センサ
72 室外熱交換器温度センサ
73 外気温度センサ
74 室内熱交換器温度センサ
75 室内温度センサ
91 第1連絡配管
92 第2連絡配管
133 閉鎖検知センサ
250c,350c 空気流入検知部

Claims (6)

  1. 圧縮機(6)、室外熱交換器(8)、減圧機構(10)および室内熱交換器(4)を有する冷媒回路(1)と、
    上記冷媒回路(1)のポンプダウンを行うための作業が行われたか否かを判定するポンプダウン作業判定部(50a,150a)と、
    上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定されたとき、上記冷媒回路(1)を制御して、通常冷房運転は行えなくする一方、強制冷房運転は行えるようにする冷房運転制御部(50b)と
    を備えることを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    室外機(3)と、
    取り外し検知部(33)と
    を備え、
    上記室外機(3)は、
    ケーシング(31)と、
    通常冷房運転時に気相の冷媒が流れ、上記冷媒回路(1)の一部となるガス側閉鎖弁(12)と、
    上記ケーシング(31)に着脱可能に取り付けられ、上記ガス側閉鎖弁(12)を覆う閉鎖弁カバー(32)と
    を有し、
    上記取り外し検知部(33)は、上記閉鎖弁カバー(32)の取り外しを検知し、
    上記ポンプダウン作業判定部(50a)は、上記取り外し検知部(33)が上記閉鎖弁カバー(32)の取り外しを検知したとき、上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定することを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機において、
    室外機(3)と、
    閉鎖検知部(133)と
    を備え、
    上記室外機(3)は、通常冷房運転時に気相の冷媒が流れ、上記冷媒回路(1)の一部となるガス側閉鎖弁(12)を有し、
    上記閉鎖検知部(133)は、上記ガス側閉鎖弁(12)の閉鎖を検知し、
    上記ポンプダウン作業判定部(150a)は、上記閉鎖検知部(133)が上記ガス側閉鎖弁(12)の閉鎖を検知したとき、上記ポンプダウンを行うための作業が行われたと判定することを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の空気調和機において、
    上記冷媒回路(1)内への空気の流入を検知する空気流入検知部(250c,350c)を備えることを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項4に記載の空気調和機において、
    上記圧縮機(6)は、冷媒を外部へ吐出するための吐出管(61)を有し、
    上記空気流入検知部(250c)は、上記圧縮機(6)の吐出管(61)の温度と、上記室内熱交換器(4)の温度と、上記室外熱交換器(8)の温度とのうちの少なくとも一つに基づいて、上記冷媒回路(1)内への空気の流入を検知することを特徴とする空気調和機。
  6. 請求項4に記載の空気調和機において、
    上記空気流入検知部(350c)は、上記圧縮機(6)の入力電流に基づいて、上記冷媒回路(1)内への空気の流入を検知することを特徴とする空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022249386A1 (ja) * 2021-05-27 2022-12-01 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

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