JP2002031439A - 冷媒回収装置 - Google Patents

冷媒回収装置

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JP2002031439A
JP2002031439A JP2000214116A JP2000214116A JP2002031439A JP 2002031439 A JP2002031439 A JP 2002031439A JP 2000214116 A JP2000214116 A JP 2000214116A JP 2000214116 A JP2000214116 A JP 2000214116A JP 2002031439 A JP2002031439 A JP 2002031439A
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refrigerant
recovery
compressor
casing
temperature
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JP2000214116A
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Koichi Kita
宏一 北
Yoichi Onuma
洋一 大沼
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/002Collecting refrigerant from a cycle

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被回収機の状態にかかわらず、被回収機から
の冷媒回収を迅速且つ効率よく行い得るようにする。 【解決手段】 圧縮機1を含む被回収機Xに対して着脱
自在に接続され、前記被回収機Xの冷媒を吸引回収する
回収用圧縮機18を備えた冷媒回収装置において、冷媒
回収時に前記圧縮機1のケーシング1aを加熱する加熱
手段30を付設して、冷媒回収時には被回収機Xの圧縮
機ケーシング1aを冷媒回収装置に付設された加熱手段
30により加熱することにより、被回収機Xの状態にか
かわらず(換言すれば、電源が接続されていようといな
かろうと)、圧縮機1内の冷凍機油中に溶解している冷
媒の蒸発が促進されるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気調和機や冷
蔵庫等に使用されている冷凍装置における冷媒を回収す
る冷媒回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機や冷蔵庫等に使用されている
冷凍装置において、オゾン層保護・地球温暖化防止の観
点から、機器の償却時・サービス時には、冷媒の回収が
不可欠であり、冷媒回収率の向上および回収時間の短縮
は冷媒回収推進において、重要な課題である。
【0003】一般的な冷媒回収装置では、被回収機であ
る冷凍装置に設置されているサービス用ポート(主に閉
鎖弁に併設されている)から、回収用圧縮機によりガス
状態で吸引回収されることとなっている。この方法によ
ると、冷凍装置における圧縮機内の冷凍機油中に溶解し
ている冷媒は、圧力の低下により徐々に蒸発して放出さ
れていくが、すぐには放出されない。さらに、蒸発によ
り周囲の熱を奪うため、冷凍機油の温度および圧縮機ケ
ーシングの温度が低下し、冷凍機油中の冷媒の放出が一
層妨げられることとなり、回収時間が長くかかったり、
回収率が低くなるという不具合の要因となっていた。
【0004】また、従来の冷媒回収装置には、回収用圧
縮機の吸入配管に圧力計や低圧圧力スイッチが取り付け
られており、吸入圧力が大気圧以下となった時に回収完
了とすることとなっていたが、回収用圧縮機の吸入圧力
が負圧となったとしても、前述した理由により、冷凍機
油中より完全にガス化されずに冷媒が残留することとな
る。このようにして残留している冷媒の回収を確実に行
うためには、回収用圧縮機の駆動停止後、しばらくの間
待機し、その後に再度回収用圧縮機の駆動を開始すると
いう作業を数回繰り返す必要があり、回収時間が長くか
かってしまうという不具合があった。
【0005】上記問題点に対処するために、被回収機で
ある冷凍装置に冷媒回収モードを設け、冷媒回収時にお
いては、被回収機における圧縮機のクランクケースヒー
タに通電したり、欠相通電を行うことにより圧縮機を加
熱し、残留冷媒の蒸発を促進できるような構成としたも
のがある(例えば、特開平11−30459号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
におけるように、被回収機である冷凍装置に冷媒回収モ
ードを設けるようにした場合、被回収機である冷凍装置
が電源に接続された状態でなければならず、電源が供給
されない状態(例えば、ポンプダウンして既に撤去され
た場合)や、故障している場合には、冷媒回収モードを
備えていても何の役にも立たないという不具合がある。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、被回収機の状態にかかわらず、被回収機からの冷
媒回収を迅速且つ効率よく行い得るようにすることを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、圧縮機1を含む被
回収機Xに対して着脱自在に接続され、前記被回収機X
の冷媒を吸引回収する回収用圧縮機18を備えた冷媒回
収装置において、冷媒回収時に前記圧縮機1のケーシン
グ1aを加熱する加熱手段30を付設している。
【0009】上記のように構成したことにより、冷媒回
収時には被回収機Xの圧縮機ケーシング1aが冷媒回収
装置に付設された加熱手段30により加熱されることと
なり、被回収機Xの状態にかかわらず(換言すれば、電
源が接続されていようといなかろうと)、圧縮機1内の
冷凍機油中に溶解している冷媒の蒸発が促進されること
となる。従って、冷媒回収時間の短縮と冷媒回収率の向
上とを図ることができる。
【0010】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷媒回収装置において、前記加熱手段30とし
て、前記ケーシング1aに誘導電流を発生させる電磁誘
導コイルを採用した場合、熱容量の大きなケーシング1
aであっても素早く加熱することができることとなり、
ケーシング1aの大きさに関係なく、冷媒回収時間の短
縮と冷媒回収率の向上とを図ることができる。
【0011】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の冷媒回収装置において、
前記ケーシング1aの温度Tを検出するケーシング温度
検出手段31を付設するとともに、該ケーシング温度検
出手段31により検出されるケーシング温度Tが下限設
定温度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18
の駆動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定
温度Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆
動を再開するようにした場合、冷凍機油中の冷媒の蒸発
による温度低下によって冷媒が蒸発しにくくなるという
ことがなくなり、冷媒回収率をより一層向上させること
ができる。
【0012】請求項4の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
発停回数nが設定値nsに達した時点で冷媒回収を終了
するようにした場合、冷媒回収の終了時を回収用圧縮機
18の発停回数nで決定できることとなり、冷媒回収完
了時期を容易に決定することができる。
【0013】請求項5の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
吸入圧力Pを検出する吸入圧力検出手段26を付設する
とともに、該吸入圧力検出手段26により検出される吸
入圧力Pが変化しなくなった時点で冷媒回収を終了する
ようにした場合、冷凍機油中からの冷媒の蒸発がなくな
った時点を冷媒回収終了時として決定できることとな
り、冷媒回収率を可及的に向上できる。
【0014】請求項6の発明におけるように、請求項4
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機16の
発停回数の設定値nsを変更する設定値変更手段33を
付設した場合、被回収機Xの大きさに対応させて、冷媒
回収完了に至る回収用圧縮機18の発停回数nを変更で
きることとなり、被回収機xの大きさに関係なく、冷媒
回収率を向上させることができる。
【0015】請求項7の発明におけるように、請求項
3、4、5および6のいずれか一項記載の冷媒回収装置
において、前記下限設定温度Ts1および上限設定温度
Ts2を変更する設定温度変更手段34を付設した場
合、被回収機Xの冷媒の種類に対応させて、冷媒回収時
における下限設定温度Ts1および上限設定温度Ts2
変更できることとなり、冷媒の種類に関係なく、冷媒回
収率を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0017】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる冷媒回収装置が示されている。
【0018】この冷媒回収装置Cは、図1に示すよう
に、室外ユニットAおよび室内ユニットBからなる被回
収機(即ち、冷凍装置)Xから冷媒を回収するために使
用されるものである。
【0019】前記冷凍装置Xは、圧縮機1、四路切換弁
2、冷房運転時に凝縮器として作用し且つ暖房運転時に
蒸発器として作用する熱源側熱交換器3、冷媒流通機構
4、レシーバ5、減圧機構6、冷房運転時に蒸発器とし
て作用し且つ暖房運転時に凝縮器として作用する利用側
熱交換器7および前記四路切換弁2を順次冷媒配管によ
り接続してなる冷媒回路xを備えて構成されており、前
記圧縮機1、四路切換弁2、熱源側熱交換器3、冷媒流
通機構4、レシーバ5および減圧機構6は前記室外ユニ
ットAを構成する一方、前記利用側熱交換器7は、前記
室内ユニットBを構成することとなっている。前記冷媒
流通機構4は、冷房運転時および暖房運転時のいずれに
おいては熱源側熱交換器3あるいは利用側熱交換器7か
らの冷媒がレシーバ5に必ず流通するように4個の逆止
弁8,8・・を接続することにより構成されている。符
号9は高圧圧力スイッチ、10は低圧圧力スイッチ、1
1はヘッダー、12はフィルター、13はキャピラリチ
ューブ、14,15は閉鎖弁である。
【0020】前記冷媒回収装置Cは、前記閉鎖弁14,
15に併設されたサービスポート16,17に接続され
るものであり、回収用圧縮機18、回収用圧縮機18か
ら吐出されるガス冷媒から冷凍機油を分離する油分離器
19、前記冷凍装置Xから回収されるガス冷媒と前記回
収用圧縮機18からの吐出されるガス冷媒とを熱交換さ
せる冷媒/冷媒熱交換器20およびアキュームレータ2
1を順次冷媒配管により接続して構成されており、回収
用圧縮機18から吐出されるガス冷媒を冷凍装置Xから
吸引回収されるガス冷媒により冷却して回収用ボンベ2
2に液冷媒として回収することとなっている。符号23
は逆止弁、24はフィルター、25は低圧圧力スイッ
チ、26は吸入圧力を検出する吸入圧力検出手段として
作用する圧力計、27は油戻し管、28はキャピラリチ
ューブ、29は閉鎖弁である。
【0021】しかして、前記冷媒回収装置Cには、冷媒
回収時に前記圧縮機1のケーシング(具体的には、油溜
まり部)1aを加熱する加熱手段30が付設されてい
る。該加熱手段30は、前記ケーシング1aを加熱する
加熱部30aと、該加熱部30aへの通電を制御するヒ
ータユニット30bとからなっており、前記加熱部30
aとしては、電熱ヒータを採用してもよいが、熱容量の
大きなケーシング1aを素早く加熱したいところから、
ケーシング1aに誘導電流を発生させる電磁誘導コイル
を採用するのが望ましい。符号31はケーシング1aの
温度を検出するケーシング温度検出手段として作用する
温度センサーである。本実施の形態においては、加熱部
30aを二つ設けているが、これは二つの冷凍装置から
同時に冷媒回収を行う場合や、一つの冷凍装置に圧縮機
が2台設置されている場合にも使用できるようにするた
めである。
【0022】この冷媒回収装置Cには、図2に示すよう
に、前記吸入圧力検出手段として作用する圧力計26か
らの吸入圧力Pおよび温度センサー31からの圧縮機ケ
ーシング温度Tがマイクロコンピュータユニットからな
るコントローラ32に入力され、該コントローラ32に
おいて各種演算処理が行われ、コントローラ32から
は、回収用圧縮機18および加熱手段30を構成するヒ
ータユニット30bに対して制御信号が出力されること
となっている。
【0023】前記コントローラ32は、前記温度センサ
ー31により検出されるケーシング温度Tが下限設定温
度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18の駆
動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定温度
Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆動を
再開する機能と、前記回収用圧縮機18の発停回数nが
設定値nsに達した時点で冷媒回収を終了する機能とを
有している。符号33は回収用圧縮機18の発停回数の
設定値nsを変更する設定値変更手段として作用する第
1の切換スイッチ、34は下限設定温度Ts1および上
限設定温度Ts2を変更する設定温度変更手段として作
用する第2の切換スイッチである。
【0024】次に、本実施の形態にかかる冷媒回収装置
による冷媒回収時の制御について、図3に示すフローチ
ャートおよび図5に示すタイムチャートを参照して詳述
する。
【0025】ステップS1において加熱手段30の加熱
部である電磁誘導コイル30aへの通電が開始され(換
言すれば、圧縮機1のケーシング1aの加熱が開始さ
れ)、ステップS2において回収用圧縮機18が駆動開
始されると(換言すれば、冷媒回収が開始されると)、
ステップS3において圧力計26および温度センサー3
1からの検出データ(即ち、回収用圧縮機18の吸入圧
力Pおよび圧縮機ケーシング1aの温度T)がコントロ
ーラ32に入力される。
【0026】上記冷媒回収が開始されると、被回収機X
における冷媒回路xの冷媒および圧縮機ケーシング1a
の油溜部に溜まっている冷凍機油から蒸発した冷媒が回
収用圧縮機18により吸引回収されるが、圧縮機ケーシ
ング1aが電磁誘導コイル30aによる誘導渦電流の抵
抗熱によって加熱されても、冷媒の蒸発潜熱の方が大き
いため、図5に実線で示すように、冷凍機油温度(即
ち、ケーシング温度T)が低下していき、冷媒が蒸発し
にくくなってくる。
【0027】そこで、ステップS4において回収用圧縮
機18の吸入圧力Pと上限設定圧力Ps1との比較がな
される。該上限設定圧力Ps1は、回収用圧縮機18の
一時停止時期を判定開始するために設定される圧力とさ
れる。ここで、P≦Ps1と判定されると、ステップS
5においてケーシング温度Tと下限設定温度Ts1との
比較がなされる。該下限設定温度Ts1は、冷凍機油か
らの冷媒蒸発がしにくくなる温度とされる。ここで、T
≦Ts1と判定されると、ステップS7に進み、回収用
圧縮機18の駆動が一時停止される。なお、ステップS
5においてT>Ts1と判定された場合には、ステップ
S6において回収用圧縮機18の吸入圧力Pと下限設定
圧力Ps2との比較がなされる。該下限設定圧力Ps
2は、大気圧に近い圧力とされる。ここで、P≦Ps2
判定された場合には、回収用圧縮機18による吸引がで
きない状態となっていると判定して、ステップS7に進
み、回収用圧縮機18の駆動が停止される。
【0028】上記したように回収用圧縮機18の駆動が
停止されると、冷凍機油からの冷媒の蒸発が停止するこ
ととなり、図5に実線で示すように、圧縮機ケーシング
1aの温度が上昇してくる。そこで、ステップS8にお
いてケーシング温度Tと上限設定温度Ts2との比較が
なされる。該上限設定温度Ts2は、冷凍機油からの冷
媒蒸発が活発に得られる温度とされる。ここで、T≧T
2と判定されると、ステップS9において回収用圧縮
機18の発停回数nが1回加算される(即ち、n→n+
1とされる)。そして、上記した回収用圧縮機18の発
停制御は、ステップS10において回収用圧縮機18の
発停回数nが設定値nsに達するまで繰り返される。該
設定値nsは、予め実験等により定められるが、冷媒回
路xの冷媒が全部回収できる回数とするのが望ましい。
【0029】ステップS10においてn=nsと判定さ
れると、ステップS11において電磁誘導コイル30a
への通電が停止され、圧縮機ケーシング1aの加熱が停
止され、ステップS12において回収用圧縮機18の駆
動が停止されて冷媒回収が終了される。
【0030】上記した冷媒回収時の回収率、ケーシング
温度および吸入圧力の時間的変化は、図5のタイムチャ
ートに実線で示す通りである。図5のタイムチャートに
おける点線は、従来の冷媒回収時の時間的変化を示す。
【0031】上記したように、冷媒回収時には被回収機
Xの圧縮機ケーシング1aが冷媒回収装置Cに付設され
た加熱手段30(即ち、電磁誘導コイル30a)により
加熱されることとなっているので、被回収機Xに状態に
かかわらず(換言すれば、電源が接続されていようとい
なかろうと)、圧縮機1内の冷凍機油中に溶解している
冷媒の蒸発が促進されることとなる。従って、冷媒回収
時間の短縮と冷媒回収率の向上とを図ることができる。
【0032】しかも、電磁誘導コイル30aによりケー
シング1aに誘導電流を発生させ、該誘導電流の抵抗熱
によりケーシング1aを加熱するようにしているので、
熱容量の大きなケーシング1aであっても素早く加熱す
ることができることとなり、ケーシング1aの大きさに
関係なく、冷媒回収時間の短縮と冷媒回収率の向上とを
図ることができる。
【0033】ところで、被回収機Xの大きさ、あるいは
被回収機Xの冷媒の種類によって回収用圧縮機18の発
停回数の設定値ns、あるいはケーシング温度の下限設
定温度Ts1および上限設定温度Ts2を変更させると、
冷媒回収時間の短縮および冷媒回収率の向上を図る上で
望ましいところから、本実施の形態においては、回収用
圧縮機18の発停回数の設定値nsを変更する第1の切
換スイッチ33と、下限設定温度Ts1および上限設定
温度Ts2を変更する第2の切換スイッチ34とを付設
している。このようにしたことにより、第1および第2
の切換スイッチ33,34の操作により、被回収機Xの
大きさに対応させた冷媒回収終了時期の設定、あるいは
冷媒の種類に対応させた回収用圧縮機18の発停時期の
決定を行い得ることとなり、冷媒回収時間および冷媒回
収率を向上させることができる。
【0034】第2の実施の形態 図4には、本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒回
収装置における冷媒回収制御のフローチャートが示され
ている。
【0035】この場合、コントローラ32は、温度セン
サー31により検出されるケーシング温度Tが下限設定
温度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18の
駆動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定温
度Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆動
を再開する機能と、回収用圧縮機18の吸入圧力Pが変
化しなくなった時点で冷媒回収を終了する機能とを有し
ている。その他の構成は、第1の実施の形態におけると
同様なので説明を省略する。
【0036】次に、本実施の形態にかかる冷媒回収装置
による冷媒回収時の制御について、図4に示すフローチ
ャートおよび図5のタイムチャートを参照して詳述す
る。
【0037】ステップS1において加熱手段30の加熱
部である電磁誘導コイル30aへの通電が開始され(換
言すれば、圧縮機1のケーシング1aの加熱が開始さ
れ)、ステップS2において回収用圧縮機18が駆動開
始されると(換言すれば、冷媒回収が開始されると)、
ステップS3において圧力計26および温度センサー3
1からの検出データ(即ち、回収用圧縮機18の吸入圧
力Pおよび圧縮機ケーシング1aの温度T)がコントロ
ーラ32に入力される。
【0038】上記冷媒回収が開始されると、被回収機X
における冷媒回路xの冷媒および圧縮機ケーシング1a
の油溜部に溜まっている冷凍機油から蒸発した冷媒が回
収用圧縮機18により吸引回収されるが、圧縮機ケーシ
ング1aが電磁誘導コイル30aによる誘導渦電流の抵
抗熱によって加熱されても、冷媒の蒸発潜熱の方が大き
いため、図5に実線で示すように、冷凍機油温度(即
ち、ケーシング温度T)が低下していき、冷媒が蒸発し
にくくなってくる。
【0039】そこで、ステップS4において回収用圧縮
機18の吸入圧力Pと上限設定圧力Ps1との比較がな
される。該上限設定圧力Ps1は、回収用圧縮機18の
一時停止時期を判定開始するために設定される圧力とさ
れる。ここで、P≦Ps1と判定されると、ステップS
5においてケーシング温度Tと下限設定温度Ts1との
比較がなされる。該下限設定温度Ts1は、冷凍機油か
らの冷媒蒸発がしにくくなる温度とされる。ここで、T
≦Ts1と判定されると、ステップS7に進み、回収用
圧縮機18の駆動が一時停止される。なお、ステップS
5においてT>Ts1と判定された場合には、ステップ
S6において回収用圧縮機18の吸入圧力Pと下限設定
圧力Ps2との比較がなされる。該下限設定圧力Ps
2は、大気圧に近い圧力とされる。ここで、P≦Ps2
判定された場合には、回収用圧縮機18による吸引がで
きない状態となっていると判定して、ステップS7に進
み、回収用圧縮機18の駆動が停止される。
【0040】上記したように回収用圧縮機18の駆動が
停止されると、冷凍機油からの冷媒の蒸発が停止するこ
ととなり、図5に実線で示すように、圧縮機ケーシング
1aの温度が上昇してくる。そこで、ステップS8にお
いてケーシング温度Tと上限設定温度Ts2との比較が
なされる。該上限設定温度Ts2は、冷凍機油からの冷
媒蒸発が活発に得られる温度とされる。ここで、T≧T
2と判定されると、ステップS9において回収用圧縮
機18の吸入圧力Pの時間的変化dP/dt=0となっ
ているか否かの判定がなされる。そして、上記した回収
用圧縮機18の発停制御は、ステップS9においてdP
/dt=0と判定されるまで繰り返される。
【0041】ステップS9においてdP/dt=0と判
定されると、ステップS10において電磁誘導コイル3
0aへの通電が停止され、圧縮機ケーシング1aの加熱
が停止され、ステップS11において回収用圧縮機18
の駆動が停止されて冷媒回収が終了される。
【0042】上記したように、本実施の形態において
は、圧縮機ケーシング1aの温度Tが冷媒が蒸発し得る
温度まで上昇しているにもかかわらず、回収用圧縮機1
8の吸入圧力Pが変化しなくなった時点(換言すれば、
冷凍機油中に冷媒が存在しなくなった時点)で、冷媒回
収を終了するようにしているので、冷媒回収率を可及的
に向上できるのである。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、圧縮機1を含
む被回収機Xに対して着脱自在に接続され、前記被回収
機Xの冷媒を吸引回収する回収用圧縮機18を備えた冷
媒回収装置において、冷媒回収時に前記圧縮機1のケー
シング1aを加熱する加熱手段30を付設して、冷媒回
収時には被回収機Xの圧縮機ケーシング1aが冷媒回収
装置に付設された加熱手段30により加熱されるように
したので、被回収機Xの状態にかかわらず(換言すれ
ば、電源が接続されていようといなかろうと)、圧縮機
1内の冷凍機油中に溶解している冷媒の蒸発が促進され
ることとなり、冷媒回収時間の短縮と冷媒回収率の向上
とを図ることができるという効果がある。
【0044】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷媒回収装置において、前記加熱手段30とし
て、前記ケーシング1aに誘導電流を発生させる電磁誘
導コイルを採用した場合、熱容量の大きなケーシング1
aであっても素早く加熱することができることとなり、
ケーシング1aの大きさに関係なく、冷媒回収時間の短
縮と冷媒回収率の向上とを図ることができる。
【0045】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の冷媒回収装置において、
前記ケーシング1aの温度Tを検出するケーシング温度
検出手段31を付設するとともに、該ケーシング温度検
出手段31により検出されるケーシング温度Tが下限設
定温度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18
の駆動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定
温度Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆
動を再開するようにした場合、冷凍機油中の冷媒の蒸発
による温度低下によって冷媒が蒸発しにくくなるという
ことがなくなり、冷媒回収率をより一層向上させること
ができる。
【0046】請求項4の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
発停回数nが設定値nsに達した時点で冷媒回収を終了
するようにした場合、冷媒回収の終了時を回収用圧縮機
18の発停回数nで決定できることとなり、冷媒回収完
了時期を容易に決定することができる。
【0047】請求項5の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
吸入圧力Pを検出する吸入圧力検出手段26を付設する
とともに、該吸入圧力検出手段26により検出される吸
入圧力Pが変化しなくなった時点で冷媒回収を終了する
ようにした場合、冷凍機油中からの冷媒の蒸発がなくな
った時点を冷媒回収終了時として決定できることとな
り、冷媒回収率を可及的に向上できる。
【0048】請求項6の発明におけるように、請求項4
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機16の
発停回数の設定値nsを変更する設定値変更手段33を
付設した場合、被回収機Xの大きさに対応させて、冷媒
回収完了に至る回収用圧縮機18の発停回数nを変更で
きることとなり、被回収機xの大きさに関係なく、冷媒
回収率を向上させることができる。
【0049】請求項7の発明におけるように、請求項
3、4、5および6のいずれか一項記載の冷媒回収装置
において、前記下限設定温度Ts1および上限設定温度
Ts2を変更する設定温度変更手段34を付設した場
合、被回収機Xの冷媒の種類に対応させて、冷媒回収時
における下限設定温度Ts1および上限設定温度Ts2
変更できることとなり、冷媒の種類に関係なく、冷媒回
収率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒回収
装置および被回収機の冷媒回路図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒回収
装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒回収
装置における冷媒回収時の制御の内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒回収
装置における冷媒回収時の制御の内容を示すフローチャ
ートである。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる冷媒回収装置に
おける冷媒回収時の回収率、ケーシング温度および吸入
圧力の時間的変化を従来のもの(点線図示)と比較した
タイムチャートである。
【符号の説明】
1は圧縮機、1aはケーシング、18は回収用圧縮機、
26は吸入圧力検出手段(圧力計)、30は加熱手段、
30aは加熱部(電磁誘導コイル)、30bはヒータユ
ニット、31は温度検出手段(温度センサー)、32は
コントローラ、33は設定値変更手段(第1の切換スイ
ッチ)、34は設定温度変更手段(第2の切換スイッ
チ)、Cは冷媒回収装置、Pは吸入圧力、Tはケーシン
グ温度、Ts1は下限設定温度、Ts2は上限設定温度、
Xは被回収機、nは発停回数、nsは設定値。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月19日(2000.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 冷媒回収装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気調和機や冷
蔵庫等に使用されている冷凍装置における冷媒を回収す
る冷媒回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機や冷蔵庫等に使用されている
冷凍装置において、オゾン層保護・地球温暖化防止の観
点から、機器の償却時・サービス時には、冷媒の回収が
不可欠であり、冷媒回収率の向上および回収時間の短縮
は冷媒回収推進において、重要な課題である。
【0003】一般的な冷媒回収装置では、被回収機であ
る冷凍装置に設置されているサービス用ポート(主に閉
鎖弁に併設されている)から、回収用圧縮機によりガス
状態で吸引回収されることとなっている。この方法によ
ると、冷凍装置における圧縮機内の冷凍機油中に溶解し
ている冷媒は、圧力の低下により徐々に蒸発して放出さ
れていくが、すぐには放出されない。さらに、蒸発によ
り周囲の熱を奪うため、冷凍機油の温度および圧縮機ケ
ーシングの温度が低下し、冷凍機油中の冷媒の放出が一
層妨げられることとなり、回収時間が長くかかったり、
回収率が低くなるという不具合の要因となっていた。
【0004】また、従来の冷媒回収装置には、回収用圧
縮機の吸入配管に圧力計や低圧圧力スイッチが取り付け
られており、吸入圧力が大気圧以下となった時に回収完
了とすることとなっていたが、回収用圧縮機の吸入圧力
が負圧となったとしても、前述した理由により、冷凍機
油中より完全にガス化されずに冷媒が残留することとな
る。このようにして残留している冷媒の回収を確実に行
うためには、回収用圧縮機の駆動停止後、しばらくの間
待機し、その後に再度回収用圧縮機の駆動を開始すると
いう作業を数回繰り返す必要があり、回収時間が長くか
かってしまうという不具合があった。
【0005】上記問題点に対処するために、被回収機で
ある冷凍装置に冷媒回収モードを設け、冷媒回収時にお
いては、被回収機における圧縮機のクランクケースヒー
タに通電したり、欠相通電を行うことにより圧縮機を加
熱し、残留冷媒の蒸発を促進できるような構成としたも
のがある(例えば、特開平11−30459号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
におけるように、被回収機である冷凍装置に冷媒回収モ
ードを設けるようにした場合、被回収機である冷凍装置
が電源に接続された状態でなければならず、電源が供給
されない状態(例えば、ポンプダウンして既に撤去され
た場合)や、故障している場合には、冷媒回収モードを
備えていても何の役にも立たないという不具合がある。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、被回収機の状態にかかわらず、被回収機からの冷
媒回収を迅速且つ効率よく行い得るようにすることを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、圧縮機1を含む被
回収機Xに対して着脱自在に接続され、前記被回収機X
の冷媒を吸引回収する回収用圧縮機18を備えた冷媒回
収装置において、冷媒回収時に前記圧縮機1のケーシン
グ1aを加熱する加熱手段30を付設している。
【0009】上記のように構成したことにより、冷媒回
収時には被回収機Xの圧縮機ケーシング1aが冷媒回収
装置に付設された加熱手段30により加熱されることと
なり、被回収機Xの状態にかかわらず(換言すれば、電
源が接続されていようといなかろうと)、圧縮機1内の
冷凍機油中に溶解している冷媒の蒸発が促進されること
となる。従って、冷媒回収時間の短縮と冷媒回収率の向
上とを図ることができる。
【0010】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷媒回収装置において、前記加熱手段30とし
て、前記ケーシング1aに誘導電流を発生させる電磁誘
導コイルを採用した場合、熱容量の大きなケーシング1
aであっても素早く加熱することができることとなり、
ケーシング1aの大きさに関係なく、冷媒回収時間の短
縮と冷媒回収率の向上とを図ることができる。
【0011】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の冷媒回収装置において、
前記ケーシング1aの温度Tを検出するケーシング温度
検出手段31を付設するとともに、該ケーシング温度検
出手段31により検出されるケーシング温度Tが下限設
定温度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18
の駆動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定
温度Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆
動を再開するようにした場合、冷凍機油中の冷媒の蒸発
による温度低下によって冷媒が蒸発しにくくなるという
ことがなくなり、冷媒回収率をより一層向上させること
ができる。
【0012】請求項4の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
発停回数nが設定値nsに達した時点で冷媒回収を終了
するようにした場合、冷媒回収の終了時を回収用圧縮機
18の発停回数nで決定できることとなり、冷媒回収完
了時期を容易に決定することができる。
【0013】請求項5の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
吸入圧力Pを検出する吸入圧力検出手段26を付設する
とともに、該吸入圧力検出手段26により検出される吸
入圧力Pが変化しなくなった時点で冷媒回収を終了する
ようにした場合、冷凍機油中からの冷媒の蒸発がなくな
った時点を冷媒回収終了時として決定できることとな
り、冷媒回収率を可及的に向上できる。
【0014】請求項6の発明におけるように、請求項4
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機16の
発停回数の設定値nsを変更する設定値変更手段33を
付設した場合、被回収機Xの大きさに対応させて、冷媒
回収完了に至る回収用圧縮機18の発停回数nを変更で
きることとなり、被回収機xの大きさに関係なく、冷媒
回収率を向上させることができる。
【0015】請求項7の発明におけるように、請求項
3、4、5および6のいずれか一項記載の冷媒回収装置
において、前記下限設定温度Ts1および上限設定温度
Ts2を変更する設定温度変更手段34を付設した場
合、被回収機Xの冷媒の種類に対応させて、冷媒回収時
における下限設定温度Ts1および上限設定温度Ts2
変更できることとなり、冷媒の種類に関係なく、冷媒回
収率を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0017】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる冷媒回収装置が示されている。
【0018】この冷媒回収装置Cは、図1に示すよう
に、室外ユニットAおよび室内ユニットBからなる被回
収機(即ち、冷凍装置)Xから冷媒を回収するために使
用されるものである。
【0019】前記冷凍装置Xは、圧縮機1、四路切換弁
2、冷房運転時に凝縮器として作用し且つ暖房運転時に
蒸発器として作用する熱源側熱交換器3、冷媒流通機構
4、レシーバ5、減圧機構6、冷房運転時に蒸発器とし
て作用し且つ暖房運転時に凝縮器として作用する利用側
熱交換器7および前記四路切換弁2を順次冷媒配管によ
り接続してなる冷媒回路xを備えて構成されており、前
記圧縮機1、四路切換弁2、熱源側熱交換器3、冷媒流
通機構4、レシーバ5および減圧機構6は前記室外ユニ
ットAを構成する一方、前記利用側熱交換器7は、前記
室内ユニットBを構成することとなっている。前記冷媒
流通機構4は、冷房運転時および暖房運転時のいずれに
おいては熱源側熱交換器3あるいは利用側熱交換器7か
らの冷媒がレシーバ5に必ず流通するように4個の逆止
弁8,8・・を接続することにより構成されている。符
号9は高圧圧力スイッチ、10は低圧圧力スイッチ、1
1はヘッダー、12はフィルター、13はキャピラリチ
ューブ、14,15は閉鎖弁である。
【0020】前記冷媒回収装置Cは、前記閉鎖弁14,
15に併設されたサービスポート16,17に接続され
るものであり、回収用圧縮機18、回収用圧縮機18か
ら吐出されるガス冷媒から冷凍機油を分離する油分離器
19、前記冷凍装置Xから回収されるガス冷媒と前記回
収用圧縮機18からの吐出されるガス冷媒とを熱交換さ
せる冷媒/冷媒熱交換器20およびアキュームレータ2
1を順次冷媒配管により接続して構成されており、回収
用圧縮機18から吐出されるガス冷媒を冷凍装置Xから
吸引回収されるガス冷媒により冷却して回収用ボンベ2
2に液冷媒として回収することとなっている。符号23
は逆止弁、24はフィルター、25は低圧圧力スイッ
チ、26は吸入圧力を検出する吸入圧力検出手段として
作用する圧力計、27は油戻し管、28はキャピラリチ
ューブ、29は閉鎖弁である。
【0021】しかして、前記冷媒回収装置Cには、冷媒
回収時に前記圧縮機1のケーシング(具体的には、油溜
まり部)1aを加熱する加熱手段30が付設されてい
る。該加熱手段30は、前記ケーシング1aを加熱する
加熱部30aと、該加熱部30aへの通電を制御するヒ
ータユニット30bとからなっており、前記加熱部30
aとしては、電熱ヒータを採用してもよいが、熱容量の
大きなケーシング1aを素早く加熱したいところから、
ケーシング1aに誘導電流を発生させる電磁誘導コイル
を採用するのが望ましい。符号31はケーシング1aの
温度を検出するケーシング温度検出手段として作用する
温度センサーである。本実施の形態においては、加熱部
30aを二つ設けているが、これは二つの冷凍装置から
同時に冷媒回収を行う場合や、一つの冷凍装置に圧縮機
が2台設置されている場合にも使用できるようにするた
めである。
【0022】この冷媒回収装置Cには、図2に示すよう
に、前記吸入圧力検出手段として作用する圧力計26か
らの吸入圧力Pおよび温度センサー31からの圧縮機ケ
ーシング温度Tがマイクロコンピュータユニットからな
るコントローラ32に入力され、該コントローラ32に
おいて各種演算処理が行われ、コントローラ32から
は、回収用圧縮機18および加熱手段30を構成するヒ
ータユニット30bに対して制御信号が出力されること
となっている。
【0023】前記コントローラ32は、前記温度センサ
ー31により検出されるケーシング温度Tが下限設定温
度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18の駆
動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定温度
Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆動を
再開する機能と、前記回収用圧縮機18の発停回数nが
設定値nsに達した時点で冷媒回収を終了する機能とを
有している。符号33は回収用圧縮機18の発停回数の
設定値nsを変更する設定値変更手段として作用する第
1の切換スイッチ、34は下限設定温度Ts1および上
限設定温度Ts2を変更する設定温度変更手段として作
用する第2の切換スイッチである。
【0024】次に、本実施の形態にかかる冷媒回収装置
による冷媒回収時の制御について、図3に示すフローチ
ャートおよび図5に示すタイムチャートを参照して詳述
する。
【0025】ステップS1において加熱手段30の加熱
部である電磁誘導コイル30aへの通電が開始され(換
言すれば、圧縮機1のケーシング1aの加熱が開始さ
れ)、ステップS2において回収用圧縮機18が駆動開
始されると(換言すれば、冷媒回収が開始されると)、
ステップS3において圧力計26および温度センサー3
1からの検出データ(即ち、回収用圧縮機18の吸入圧
力Pおよび圧縮機ケーシング1aの温度T)がコントロ
ーラ32に入力される。
【0026】上記冷媒回収が開始されると、被回収機X
における冷媒回路xの冷媒および圧縮機ケーシング1a
の油溜部に溜まっている冷凍機油から蒸発した冷媒が回
収用圧縮機18により吸引回収されるが、圧縮機ケーシ
ング1aが電磁誘導コイル30aによる誘導渦電流の抵
抗熱によって加熱されても、冷媒の蒸発潜熱の方が大き
いため、図5に実線で示すように、冷凍機油温度(即
ち、ケーシング温度T)が低下していき、冷媒が蒸発し
にくくなってくる。
【0027】そこで、ステップS4において回収用圧縮
機18の吸入圧力Pと上限設定圧力Ps1との比較がな
される。該上限設定圧力Ps1は、回収用圧縮機18の
一時停止時期を判定開始するために設定される圧力とさ
れる。ここで、P≦Ps1と判定されると、ステップS
5においてケーシング温度Tと下限設定温度Ts1との
比較がなされる。該下限設定温度Ts1は、冷凍機油か
らの冷媒蒸発がしにくくなる温度とされる。ここで、T
≦Ts1と判定されると、ステップS7に進み、回収用
圧縮機18の駆動が一時停止される。なお、ステップS
5においてT>Ts1と判定された場合には、ステップ
S6において回収用圧縮機18の吸入圧力Pと下限設定
圧力Ps2との比較がなされる。該下限設定圧力Ps
2は、大気圧に近い圧力とされる。ここで、P≦Ps2
判定された場合には、回収用圧縮機18による吸引がで
きない状態となっていると判定して、ステップS7に進
み、回収用圧縮機18の駆動が停止される。
【0028】上記したように回収用圧縮機18の駆動が
停止されると、冷凍機油からの冷媒の蒸発が停止するこ
ととなり、図5に実線で示すように、圧縮機ケーシング
1aの温度が上昇してくる。そこで、ステップS8にお
いてケーシング温度Tと上限設定温度Ts2との比較が
なされる。該上限設定温度Ts2は、冷凍機油からの冷
媒蒸発が活発に得られる温度とされる。ここで、T≧T
2と判定されると、ステップS9において回収用圧縮
機18の発停回数nが1回加算される(即ち、n→n+
1とされる)。そして、上記した回収用圧縮機18の発
停制御は、ステップS10において回収用圧縮機18の
発停回数nが設定値nsに達するまで繰り返される。該
設定値nsは、予め実験等により定められるが、冷媒回
路xの冷媒が全部回収できる回数とするのが望ましい。
【0029】ステップS10においてn=nsと判定さ
れると、ステップS11において電磁誘導コイル30a
への通電が停止され、圧縮機ケーシング1aの加熱が停
止され、ステップS12において回収用圧縮機18の駆
動が停止されて冷媒回収が終了される。
【0030】上記した冷媒回収時の回収率、ケーシング
温度および吸入圧力の時間的変化は、図5のタイムチャ
ートに実線で示す通りである。図5のタイムチャートに
おける点線は、従来の冷媒回収時の時間的変化を示す。
【0031】上記したように、冷媒回収時には被回収機
Xの圧縮機ケーシング1aが冷媒回収装置Cに付設され
た加熱手段30(即ち、電磁誘導コイル30a)により
加熱されることとなっているので、被回収機Xに状態に
かかわらず(換言すれば、電源が接続されていようとい
なかろうと)、圧縮機1内の冷凍機油中に溶解している
冷媒の蒸発が促進されることとなる。従って、冷媒回収
時間の短縮と冷媒回収率の向上とを図ることができる。
【0032】しかも、電磁誘導コイル30aによりケー
シング1aに誘導電流を発生させ、該誘導電流の抵抗熱
によりケーシング1aを加熱するようにしているので、
熱容量の大きなケーシング1aであっても素早く加熱す
ることができることとなり、ケーシング1aの大きさに
関係なく、冷媒回収時間の短縮と冷媒回収率の向上とを
図ることができる。
【0033】ところで、被回収機Xの大きさ、あるいは
被回収機Xの冷媒の種類によって回収用圧縮機18の発
停回数の設定値ns、あるいはケーシング温度の下限設
定温度Ts1および上限設定温度Ts2を変更させると、
冷媒回収時間の短縮および冷媒回収率の向上を図る上で
望ましいところから、本実施の形態においては、回収用
圧縮機18の発停回数の設定値nsを変更する第1の切
換スイッチ33と、下限設定温度Ts1および上限設定
温度Ts2を変更する第2の切換スイッチ34とを付設
している。このようにしたことにより、第1および第2
の切換スイッチ33,34の操作により、被回収機Xの
大きさに対応させた冷媒回収終了時期の設定、あるいは
冷媒の種類に対応させた回収用圧縮機18の発停時期の
決定を行い得ることとなり、冷媒回収時間および冷媒回
収率を向上させることができる。
【0034】第2の実施の形態 図4には、本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒回
収装置における冷媒回収制御のフローチャートが示され
ている。
【0035】この場合、コントローラ32は、温度セン
サー31により検出されるケーシング温度Tが下限設定
温度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18の
駆動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定温
度Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆動
を再開する機能と、回収用圧縮機18の吸入圧力Pが変
化しなくなった時点で冷媒回収を終了する機能とを有し
ている。その他の構成は、第1の実施の形態におけると
同様なので説明を省略する。
【0036】次に、本実施の形態にかかる冷媒回収装置
による冷媒回収時の制御について、図4に示すフローチ
ャートおよび図5のタイムチャートを参照して詳述す
る。
【0037】ステップS1において加熱手段30の加熱
部である電磁誘導コイル30aへの通電が開始され(換
言すれば、圧縮機1のケーシング1aの加熱が開始さ
れ)、ステップS2において回収用圧縮機18が駆動開
始されると(換言すれば、冷媒回収が開始されると)、
ステップS3において圧力計26および温度センサー3
1からの検出データ(即ち、回収用圧縮機18の吸入圧
力Pおよび圧縮機ケーシング1aの温度T)がコントロ
ーラ32に入力される。
【0038】上記冷媒回収が開始されると、被回収機X
における冷媒回路xの冷媒および圧縮機ケーシング1a
の油溜部に溜まっている冷凍機油から蒸発した冷媒が回
収用圧縮機18により吸引回収されるが、圧縮機ケーシ
ング1aが電磁誘導コイル30aによる誘導渦電流の抵
抗熱によって加熱されても、冷媒の蒸発潜熱の方が大き
いため、図5に実線で示すように、冷凍機油温度(即
ち、ケーシング温度T)が低下していき、冷媒が蒸発し
にくくなってくる。
【0039】そこで、ステップS4において回収用圧縮
機18の吸入圧力Pと上限設定圧力Ps1との比較がな
される。該上限設定圧力Ps1は、回収用圧縮機18の
一時停止時期を判定開始するために設定される圧力とさ
れる。ここで、P≦Ps1と判定されると、ステップS
5においてケーシング温度Tと下限設定温度Ts1との
比較がなされる。該下限設定温度Ts1は、冷凍機油か
らの冷媒蒸発がしにくくなる温度とされる。ここで、T
≦Ts1と判定されると、ステップS7に進み、回収用
圧縮機18の駆動が一時停止される。なお、ステップS
5においてT>Ts1と判定された場合には、ステップ
S6において回収用圧縮機18の吸入圧力Pと下限設定
圧力Ps2との比較がなされる。該下限設定圧力Ps
2は、大気圧に近い圧力とされる。ここで、P≦Ps2
判定された場合には、回収用圧縮機18による吸引がで
きない状態となっていると判定して、ステップS7に進
み、回収用圧縮機18の駆動が停止される。
【0040】上記したように回収用圧縮機18の駆動が
停止されると、冷凍機油からの冷媒の蒸発が停止するこ
ととなり、図5に実線で示すように、圧縮機ケーシング
1aの温度が上昇してくる。そこで、ステップS8にお
いてケーシング温度Tと上限設定温度Ts2との比較が
なされる。該上限設定温度Ts2は、冷凍機油からの冷
媒蒸発が活発に得られる温度とされる。ここで、T≧T
2と判定されると、ステップS9において回収用圧縮
機18の吸入圧力Pの時間的変化dP/dt=0となっ
ているか否かの判定がなされる。そして、上記した回収
用圧縮機18の発停制御は、ステップS9においてdP
/dt=0と判定されるまで繰り返される。
【0041】ステップS9においてdP/dt=0と判
定されると、ステップS10において電磁誘導コイル3
0aへの通電が停止され、圧縮機ケーシング1aの加熱
が停止され、ステップS11において回収用圧縮機18
の駆動が停止されて冷媒回収が終了される。
【0042】上記したように、本実施の形態において
は、圧縮機ケーシング1aの温度Tが冷媒が蒸発し得る
温度まで上昇しているにもかかわらず、回収用圧縮機1
8の吸入圧力Pが変化しなくなった時点(換言すれば、
冷凍機油中に冷媒が存在しなくなった時点)で、冷媒回
収を終了するようにしているので、冷媒回収率を可及的
に向上できるのである。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、圧縮機1を含
む被回収機Xに対して着脱自在に接続され、前記被回収
機Xの冷媒を吸引回収する回収用圧縮機18を備えた冷
媒回収装置において、冷媒回収時に前記圧縮機1のケー
シング1aを加熱する加熱手段30を付設して、冷媒回
収時には被回収機Xの圧縮機ケーシング1aが冷媒回収
装置に付設された加熱手段30により加熱されるように
したので、被回収機Xの状態にかかわらず(換言すれ
ば、電源が接続されていようといなかろうと)、圧縮機
1内の冷凍機油中に溶解している冷媒の蒸発が促進され
ることとなり、冷媒回収時間の短縮と冷媒回収率の向上
とを図ることができるという効果がある。
【0044】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の冷媒回収装置において、前記加熱手段30とし
て、前記ケーシング1aに誘導電流を発生させる電磁誘
導コイルを採用した場合、熱容量の大きなケーシング1
aであっても素早く加熱することができることとなり、
ケーシング1aの大きさに関係なく、冷媒回収時間の短
縮と冷媒回収率の向上とを図ることができる。
【0045】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の冷媒回収装置において、
前記ケーシング1aの温度Tを検出するケーシング温度
検出手段31を付設するとともに、該ケーシング温度検
出手段31により検出されるケーシング温度Tが下限設
定温度Ts1以下に低下した時に前記回収用圧縮機18
の駆動を一時停止し、前記ケーシング温度Tが上限設定
温度Ts2以上となった時に前記回収用圧縮機18の駆
動を再開するようにした場合、冷凍機油中の冷媒の蒸発
による温度低下によって冷媒が蒸発しにくくなるという
ことがなくなり、冷媒回収率をより一層向上させること
ができる。
【0046】請求項4の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
発停回数nが設定値nsに達した時点で冷媒回収を終了
するようにした場合、冷媒回収の終了時を回収用圧縮機
18の発停回数nで決定できることとなり、冷媒回収完
了時期を容易に決定することができる。
【0047】請求項5の発明におけるように、請求項3
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機18の
吸入圧力Pを検出する吸入圧力検出手段26を付設する
とともに、該吸入圧力検出手段26により検出される吸
入圧力Pが変化しなくなった時点で冷媒回収を終了する
ようにした場合、冷凍機油中からの冷媒の蒸発がなくな
った時点を冷媒回収終了時として決定できることとな
り、冷媒回収率を可及的に向上できる。
【0048】請求項6の発明におけるように、請求項4
記載の冷媒回収装置において、前記回収用圧縮機16の
発停回数の設定値nsを変更する設定値変更手段33を
付設した場合、被回収機Xの大きさに対応させて、冷媒
回収完了に至る回収用圧縮機18の発停回数nを変更で
きることとなり、被回収機xの大きさに関係なく、冷媒
回収率を向上させることができる。
【0049】請求項7の発明におけるように、請求項
3、4、5および6のいずれか一項記載の冷媒回収装置
において、前記下限設定温度Ts1および上限設定温度
Ts2を変更する設定温度変更手段34を付設した場
合、被回収機Xの冷媒の種類に対応させて、冷媒回収時
における下限設定温度Ts1および上限設定温度Ts2
変更できることとなり、冷媒の種類に関係なく、冷媒回
収率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒回収
装置および被回収機の冷媒回路図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒回収
装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる冷媒回収
装置における冷媒回収時の制御の内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】本願発明の第2の実施の形態にかかる冷媒回収
装置における冷媒回収時の制御の内容を示すフローチャ
ートである。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる冷媒回収装置に
おける冷媒回収時の回収率、ケーシング温度および吸入
圧力の時間的変化を従来のもの(点線図示)と比較した
タイムチャートである。
【符号の説明】 1は圧縮機、1aはケーシング、18は回収用圧縮機、
26は吸入圧力検出手段(圧力計)、30は加熱手段、
30aは加熱部(電磁誘導コイル)、30bはヒータユ
ニット、31は温度検出手段(温度センサー)、32は
コントローラ、33は設定値変更手段(第1の切換スイ
ッチ)、34は設定温度変更手段(第2の切換スイッ
チ)、Cは冷媒回収装置、Pは吸入圧力、Tはケーシン
グ温度、Ts1は下限設定温度、Ts2は上限設定温度、
Xは被回収機、nは発停回数、nsは設定値。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】 圧縮機(1)を含む被回収機(X)に対して着脱自在
    に接続され、前記被回収機(X)の冷媒を吸引回収する
    回収用圧縮機(18)を備えた冷媒回収装置であって、
    冷媒回収時に前記圧縮機(1)のケーシング(1a)を
    加熱する加熱手段(30)を付設したことを特徴とする
    冷媒回収装置。
  1. 【請求項1】 前記加熱手段(30)として、前記ケー
    シング(1a)に誘導電流を発生させる電磁誘導コイル
    を採用したことを特徴とする前記請求項1記載の冷媒回
    収装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシング(1a)の温度を検出す
    るケーシング温度検出手段(31)を付設するととも
    に、該温度検出手段(31)により検出されるケーシン
    グ温度(T)が下限設定温度(Ts1)以下に低下した
    時に前記回収用圧縮機(18)の駆動を一時停止し、前
    記ケーシング温度(T)が上限設定温度(Ts2)以上
    となった時に前記回収用圧縮機(18)の駆動を再開す
    るようにしたことを特徴とする前記請求項1および2の
    いずれか一項記載の冷媒回収装置。
  3. 【請求項3】 前記回収用圧縮機(18)の発停回数
    (n)が設定値(ns)に達した時点で冷媒回収を終了
    するようにしたことを特徴とする前記請求項3記載の冷
    媒回収装置。
  4. 【請求項4】 前記回収用圧縮機(18)の吸入圧力
    (P)を検出する吸入圧力検出手段(26)を付設する
    とともに、該吸入圧力検出手段(26)により検出され
    る吸入圧力(P)が変化しなくなった時点で冷媒回収を
    終了するようにしたことを特徴とする前記請求項3記載
    の冷媒回収装置。
  5. 【請求項5】 前記回収用圧縮機(18)の発停回数の
    設定値(ns)を変更する設定値変更手段(33)を付
    設したことを特徴とする前記請求項4記載の冷媒回収装
    置。
  6. 【請求項6】 前記下限設定温度(Ts1)および上限
    設定温度(Ts2)を変更する設定温度変更手段(3
    4)を付設したことを特徴とする前記請求項3、4、5
    および6のいずれか一項記載の冷媒回収装置。
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