JP2017026272A - 冷媒回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アキュムレータの底部を加熱する加熱装置と、加熱装置に電力を供給する電源と、冷凍サイクル装置の第一圧縮機の吸入側および吐出側のうち少なくとも一方と接続され、アキュムレータ内のガス冷媒を吸い込む第二圧縮機と、第二圧縮機が吸い込んだガス冷媒を液化する第二凝縮器と、第二凝縮器で液化した冷媒を収容する回収ボンベと、を備え、アキュムレータを加熱しながら冷媒回収を行う冷媒回収装置であって、第一圧縮機の吐出側の圧力を測定する圧力測定手段と、アキュムレータの外壁面の温度を測定する温度測定手段と、圧力測定手段で測定した圧力と温度測定手段で測定した温度とに応じて、電源を制御して、加熱装置に投入される電力を制御する制御装置と、を備えたものである。
【選択図】図1
Description
特許文献1では、蒸発器の下部に設けられた霜取り用加熱装置で蒸発器を加熱しながら冷媒の回収を行っている。また、特許文献2では、圧縮機の下部に設けられた冷媒回収用加熱装置で圧縮機を加熱しながら冷媒の回収を行っている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷媒回収装置が使用されている空気調和機の冷媒回路図である。
本実施の形態1に係る空気調和機は、室外機1と室内機7との間で冷媒を循環させることにより冷凍サイクルを構成する。
室外機1は、室外圧縮機4と、室外熱交換器2と、四方弁3と、アキュムレータ5と、を備えている。また、室内機7は、膨張弁17と、室内熱交換器18と、を備えている。
図1に示すように、室外機1と室内機7とは銅管で接続されており、室外圧縮機4、四方弁3、室外熱交換器2、膨張弁17、室内熱交換器18、アキュムレータ5が順次配管接続されている。
また、本実施の形態1では、回収ユニット9が低圧ポート22および高圧ポート23と接続されている構成としたが、それに限定されず、回収ユニット9が低圧ポート22および高圧ポート23のうち少なくとも一方を接続されていればよい。
室外圧縮機4で圧縮された冷媒は室外熱交換器2で凝縮する。凝縮した冷媒は室内機7に移動後、膨張弁17で減圧され、室内熱交換器18で蒸発して温度が低下する。この温度の低下した室内熱交換器18に室内の空気を循環通過させることによって室内の温度を下げる。室内熱交換器18で気化した冷媒は四方弁3を通過後、アキュムレータ5を通じて再度室外圧縮機4に戻る。
また、図3Aおよび図3Bにおいて、横軸が冷媒回収開始点を0分とした時間を、縦軸がアキュムレータ5の温度をそれぞれ示しており、図中実線が液相冷媒温度を、図中破線が気相冷媒温度をそれぞれ示している。
図3Aの測定条件は、加熱装置14A面積500cm2、加熱装置14A投入電力160W、回収終了までに要した時間65分、回収終了までに要した加熱装置14A電力量は148Whである。
アキュムレータ5は圧力容器であり、図4に示すように、下半部51と上半部52とが中央で溶接されている場合が多い。このような場合においては、中央部での熱伝導が悪いため上半部52の加熱は無駄になる。
よって、図2Aに示すように、アキュムレータ5の下半部51(底部)を加熱することが望ましい。
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図8は、本発明の実施の形態2に係るアキュムレータ5および加熱装置14周辺を拡大した正面視概略図であり、図9は、本発明の実施の形態2に係る加熱装置14の平面視概略図である。
冷媒回収作業の開始時には、第一開閉器34、第二開閉器35、第三開閉器36をすべて閉として、第一加熱領域31、第二加熱領域32、第三加熱領域33でアキュムレータ5を加熱する。冷媒の回収状況を圧力計21で測定した値(信号)と熱電対20で測定した値(信号)とにより判断して、制御装置19で、第三開閉器36、第二開閉器35の順に開状態にする。なお、第三開閉器36を予め設定された時間開にして、熱電対20で測定した温度が下がるようであれば、再び閉にするような制御であってもよい。
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図11に示すように、本実施の形態3に係る加熱装置30は、加熱領域毎に設けられた抵抗体でできている。詳しくは、第一加熱領域31には第一抵抗体37が、第二加熱領域32には第二抵抗体38が、第三加熱領域33には第三抵抗体39が、それぞれ設けられている。また、第二抵抗体38を短絡させる第二開閉器35、および、第三抵抗体39を短絡させる第三開閉器36が、それぞれ設けられている。つまり、加熱装置30の抵抗体を短絡する回路が設けられている。なお、第一抵抗体37を短絡させる第一開閉器34を設けてもよい。
Claims (4)
- 第一圧縮機、第一凝縮器、絞り装置、蒸発器、アキュムレータが順次配管接続され、冷媒が循環する冷凍サイクル装置に用いられるものであり、
前記アキュムレータの底部を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置に電力を供給する電源と、
前記第一圧縮機の吸入側および吐出側のうち少なくとも一方と接続され、前記アキュムレータ内のガス冷媒を吸い込む第二圧縮機と、
前記第二圧縮機が吸い込んだガス冷媒を液化する第二凝縮器と、
前記第二凝縮器で液化した冷媒を収容する回収ボンベと、を備え、
前記アキュムレータを加熱しながら冷媒回収を行う冷媒回収装置であって、
前記第一圧縮機の吐出側の圧力を測定する圧力測定手段と、
前記アキュムレータの外壁面の温度を測定する温度測定手段と、
前記圧力測定手段で測定した圧力と前記温度測定手段で測定した温度とに応じて、前記電源を制御して、前記加熱装置に投入される電力を制御する制御装置と、を備えた
ことを特徴とする冷媒回収装置。 - 前記加熱装置は、
複数の抵抗体を備え、正面視して下側から上側に向かって複数の加熱領域が形成されており、
前記加熱領域毎に加熱および加熱停止が可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の冷媒回収装置。 - 前記制御装置は、
前記アキュムレータにおいて、内部で冷媒液相と接していない部分の外壁面を加熱せず、内部で冷媒液相と接している部分の外壁面を加熱するように、前記加熱装置を制御するものである
ことを特徴とする請求項2に記載の冷媒回収装置。 - 前記加熱装置の前記抵抗体を短絡する回路を備え、
上側の前記加熱領域の前記抵抗体を短絡させることで、
下側の前記加熱領域に上側の前記加熱領域よりも大きい電力を投入可能である
ことを特徴とする請求項2または3に記載の冷媒回収装置。
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