JPH0914782A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0914782A
JPH0914782A JP16368695A JP16368695A JPH0914782A JP H0914782 A JPH0914782 A JP H0914782A JP 16368695 A JP16368695 A JP 16368695A JP 16368695 A JP16368695 A JP 16368695A JP H0914782 A JPH0914782 A JP H0914782A
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JP
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refrigerant
heat exchanger
leakage
air conditioner
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Application number
JP16368695A
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English (en)
Inventor
Takayuki Setoguchi
隆之 瀬戸口
Satoshi Ishida
智 石田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/19Pumping down refrigerant from one part of the cycle to another part of the cycle, e.g. when the cycle is changed from cooling to heating, or before a defrost cycle is started
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/22Preventing, detecting or repairing leaks of refrigeration fluids
    • F25B2500/221Preventing leaks from developing

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可燃性冷媒を使用する空気調和装置におい
て、冷房及び暖房の何れの運転時においても短時間の内
に冷媒回路内の冷媒を室外側に集めることができるよう
にし、冷媒回路の室内側で冷媒が漏洩した場合に、冷媒
の室内への漏洩速度をできるだけ遅らせて室内が燃焼下
限濃度に達し難くなるようにする。 【構成】 一端が四方切換弁(5)及び室外側熱交換器
(2)間の配管(6)に第1三方弁(11)を介して接
続されている一方、他端が室内側熱交換器(4)及び四
方切換弁(5)間の配管(6)に第2三方弁(12)を
介して接続されてなるバイパス配管(10)に貯溜器
(16)を配設し、漏洩検知手段(30)が冷媒の漏洩
を検知したときに、冷媒回路(7)内の冷媒が貯溜器
(20)内に貯溜されるように切換制御手段(40)で
第1及び第2三方弁(11),(12)を切換制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和装置に関し、
特に冷媒の室内への急速漏洩を回避する対策に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の空気調和装置では、図6
に示すように、圧縮機(a)、室外側熱交換器(b)、
減圧器(c)、室内側熱交換器(d)及び四方切換弁
(e)が配管(f)で接続されてなる冷媒回路を備えて
おり、上記四方切換弁(e)を切換作動させることで冷
房モードと暖房モードとが切り換えられるようになって
いる。すなわち、冷房モードでは、同図に実線で示すよ
うに圧縮機(a)の吐出側配管(f)が室外側熱交換器
(b)に、また吸込側配管(f)が室内側熱交換器
(d)にそれぞれ接続される。この接続により、圧縮機
(a)から吐出された冷媒は室外側熱交換器(b)、減
圧器(c)及び室内側熱交換器(d)の順に冷媒回路内
を循環するようになり、上記室内側熱交換器(d)にお
いて低圧の液冷媒が蒸発ガス化する際の吸熱により室内
を冷房することができる。一方、暖房モードでは、同図
に破線で示すように吐出側が室内側熱交換器(d)に、
また吸込側が室外側熱交換器(b)にそれぞれ接続され
る。この接続により、圧縮機(a)から吐出された冷媒
は室内側熱交換器(d)、減圧器(c)及び室外側熱交
換器(b)の順に循環し、上記室内側熱交換器(d)に
て高圧のガス冷媒が凝縮液化する際の放熱により室内を
暖房することができる。
【0003】ところで、近年では、上記空気調和装置に
使用される冷媒について、地球のオゾン層保護の観点か
ら、塩素含有冷媒の代替品の使用が進められており、代
替冷媒としては塩素を含まないHFC系冷媒が最も有力
視されているが、その他に、プロパン等、いわゆる可燃
性冷媒も候補に挙げられている。そして、この可燃性冷
媒を使用する空気調和装置では、冷媒の室内への漏洩を
未然に防止できるように、運転停止時に室内側熱交換器
(d)の冷媒を室外側熱交換器(b)等、室外側に集め
るようにすることが提案されている(「Barriers in th
e U.S.A.to Using Propane as a Refrigerant 」ASHRAE
/NIST Refrigerants Conference-August1993,p.109 〜1
14 参照)。すなわち、上記可燃性冷媒が室内に急速に
漏洩すると、室内の空気が短時間の内に燃焼下限濃度に
達する虞れがあるのである。
【0004】そこで、従来の空気調和装置において、上
記提案を実現しようとすると、冷房モード(図6に実線
で示す接続状態)でポンプダウンすることが考えられ
る。つまり、圧縮機(a)の作動を継続しつつ減圧器
(c)及び室内側熱交換器(d)間の液側配管(f)を
閉じる。そして、室内側熱交換器(d)側の冷媒圧力が
大気圧程度まで下がったときに、室内側熱交換器(d)
及び四方切換弁(e)間のガス側配管(f)を閉じて圧
縮機(a)の作動を停止させる。これにより、室内側熱
交換器(d)の冷媒を室外側熱交換器(b)に集めるこ
とができ、運転の停止されている間は冷媒が室内に漏洩
する虞れはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気調和装置では、運転中に冷媒が漏洩した場合に
は、十分に対応するのは困難であり、利用者が漏洩に気
付いたときには、かなりの量の冷媒が漏洩している可能
性が高い。
【0006】これについては、冷媒の漏洩を検知できる
手段を設けておいて、漏洩が検知されたときに直ちに上
記ポンプダウンにより冷媒を室外側熱交換器(b)に集
められるようにすることが考えられる。だが、それでも
未だ不十分である。
【0007】何故ならば、冷房運転時であれば、そのま
まポンプダウンにより冷媒を室外側熱交換器(b)に集
めることはできる。これに対し、暖房運転時の場合に
は、暖房モードのままでポンプダウンを行うと、冷房運
転時の場合とは逆に、室外側熱交換器(b)の冷媒が室
内側熱交換器(d)に集まることになる。したがって、
この場合には、暖房モードを冷房モードに一旦切り換え
る必要がある。ところが、そのモード切換の際には冷媒
回路内を均圧化するのに時間(例えば3分間)を要する
し、さらに、冷房運転に入ってからでも定常状態に達し
て(例えば20分間)初めてポンプダウンが行えるよう
になるのである。よって、時間がかかり過ぎて急速漏洩
に十分に対応することは困難である。
【0008】この発明は斯かる諸点に鑑みてなされたも
のであり、その主な目的は、可燃性冷媒を使用する等の
場合に、冷媒回路に工夫を凝らすことで、冷房及び暖房
の何れの運転時においても短時間の内に冷媒回路内の冷
媒を集めることができるようにし、このことで、冷媒の
室内への漏洩速度をできるだけ遅らせることができるよ
うにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、冷媒回路に冷媒の漏出を検知
する検知手段を設ける一方、圧縮機に冷媒回路と並列の
バイパス回路を設け、このバイパス配管に冷媒の貯溜部
を配設するとともに、バイパス配管の両端に切換弁をそ
れぞれ配設し、これら切換弁の切換操作により冷媒回路
内の冷媒を上記貯溜部に集められるようにした。
【0010】具体的には、この発明では、図1に示すよ
うに、圧縮手段(1)と、室外側熱交換器(2)と、減
圧手段(3)と、室内側熱交換器(4)と、流路切換手
段(5)とがガス側及び液側配管(6)で接続されてな
る冷媒回路(7)を備えていて、冷房運転時(同図に破
線で示す接続状態)には上記圧縮手段(1)で圧縮され
たガス冷媒を室外側熱交換器(2)で凝縮液化した後に
減圧手段(3)で膨張させて室内側熱交換器(4)で蒸
発ガス化させる一方、暖房運転時(同図に実線で示す接
続状態)には上記圧縮手段(1)で圧縮されたガス冷媒
を室内側熱交換器(4)で凝縮液化した後に減圧手段
(3)で膨張させて室外側熱交換器(2)で蒸発ガス化
させるようにそれぞれ上記流路切換手段(5)にて冷媒
の流路を切り換えるようにした空気調和装置が前提であ
る。
【0011】そして、一端が上記流路切換手段(5)及
び室外側熱交換器(2)間のガス側配管(6)に接続さ
れている一方、他端が上記流路切換手段(5)及び室内
側熱交換器(4)間のガス側配管(6)に接続されてな
るバイパス配管(10)と、このバイパス配管(10)
の一端とガス側配管(6)との接続部に配設されてい
て、流路切換手段(5)側のガス側配管(6)が上記バ
イパス配管(10)又は室外側熱交換器(2)側のガス
側配管(6)の一方に連通するように切り換わる第1切
換弁(11)と、上記バイパス配管(10)の他端とガ
ス側配管(6)との接続部に配設されていて、流路切換
手段(5)側のガス側配管(6)が上記バイパス配管
(10)又は室内側熱交換器(4)側のガス側配管
(6)の一方に連通するように切り換わる第2切換弁
(12)と、上記バイパス配管(10)に配設されてい
て、冷媒を貯溜可能な貯溜手段(20)とを備えるよう
にする。その上で、上記冷媒回路(7)内の冷媒が該冷
媒回路(7)の外部に漏洩していることを検知する漏洩
検知手段(30)と、この漏洩検知手段(30)にて冷
媒の漏洩が検知されたとき、冷媒回路(7)内の冷媒の
一部がバイパス配管(10)内に導入されて貯溜手段
(20)に貯溜されるように上記第1及び第2切換弁
(11),(12)を切換制御する切換制換手段(5)
とを備えるようにする。
【0012】請求項2の発明では、圧縮手段(1)と、
室内側熱交換器(4)と、減圧手段(3)と、室外側熱
交換器(2)とがガス側及び液側配管(6)で接続され
てなる冷媒回路(7)を備えていて、上記圧縮手段
(1)で圧縮されたガス冷媒を室内側熱交換器(4)で
凝縮液化した後に減圧手段(3)で膨張させて室外側熱
交換器(2)で蒸発ガス化させ、上記室内側熱交換器
(4)での凝縮液化に伴う冷媒の放熱動作により室内を
暖房するようにした暖房専用の空気調和装置が前提であ
る。
【0013】そして、一端が上記圧縮手段(1)の吸込
側及び室外側熱交換器(2)間のガス側配管(6)に接
続されている一方、他端が上記圧縮手段(1)の吐出側
及び室内側熱交換器(4)間のガス側配管(6)に接続
されてなるバイパス配管(10)と、このバイパス配管
(10)の一端とガス側配管(6)との接続部に配設さ
れていて、圧縮手段(1)の吸込側が上記バイパス配管
(10)又は室外側熱交換器(2)側のガス側配管
(6)の一方に連通するように切り換わる第1切換弁
(11)と、上記バイパス配管(10)の他端とガス側
配管(6)との接続部に配設されていて、圧縮手段
(1)の吐出側が上記バイパス配管(10)又は室内側
熱交換器(4)側のガス側配管(6)の一方に連通する
ように切り換わる第2切換弁(12)と、上記バイパス
配管(10)に配設されていて、冷媒を貯溜可能な貯溜
手段(20)とを備えるようにする。その上で、上記冷
媒回路(7)内の冷媒が該冷媒回路(7)の外部に漏洩
していることを検知する漏洩検知手段(30)と、この
漏洩検知手段(30)にて冷媒の漏洩が検知されたと
き、冷媒回路(7)内の冷媒の一部がバイパス配管(1
0)内に導入されて貯溜手段(20)に貯溜されるよう
に上記第1及び第2切換弁(11),(12)を切換制
御する切換制御手段(40)とを備えるようにする。
【0014】請求項3の発明では、上記請求項1又は2
の発明において、貯溜手段(20)に貯溜されるガス冷
媒を冷却して液化する冷却手段(21)と、この冷却手
段(21)にて液化された冷媒を加熱してガス化する加
熱手段(22)とを備えるようにする。
【0015】請求項4の発明では、上記請求項1又は2
記載の空気調和装置において、漏洩検知手段(30)
は、室内側の冷媒回路(7)の所定位置で該冷媒回路
(7)内の冷媒圧力(Pn )を検出する圧力検出手段
(31)と、この圧力検出手段(31)で検出された冷
媒圧力(Pn )の所定時間(Δt)毎の圧力低下量(Δ
P)を演算する圧力低下演算手段(32a)と、この圧
力低下演算手段(32a)にて演算された圧力低下量
(ΔP)が設定値(Δt・Pe )よりも大きいときに冷
媒の漏洩状態と判定する漏洩判定手段(33)とを有し
てなるものとする。
【0016】請求項5の発明では、上記請求項1又は2
の発明において、漏洩検知手段(30)は、室内側の冷
媒回路(7)の所定位置にて該冷媒回路(7)内の冷媒
温度(Tn )を検出する温度検出手段(34)と、この
温度検出手段(34)にて検出された冷媒温度(Tn )
の所定時間(Δt)毎の温度変動量(ΔT)を演算する
温度変動演算手段(32b)と、この記温度変動演算手
段(32b)にて演算された温度変動量(ΔT)が設定
値(Δt・Te )よりも大きいときに冷媒の漏洩状態と
判定する漏洩判定手段(33)とを有してなるものとす
る。
【0017】請求項6の発明では、上記請求項1又は2
の発明において、漏洩検知手段(30)は、室内側の冷
媒回路(7)の所定位置にて該冷媒回路(7)内の冷媒
圧力(Pn )を検出する圧力検出手段(31)と、この
圧力検出手段(31)にて検出された冷媒圧力(Pn )
の所定時間(Δt)毎の圧力低下量(ΔP)を演算する
圧力低下演算手段(32a)と、室内側の冷媒回路
(7)の所定位置で該冷媒回路(7)内の冷媒温度(T
n )を検出する温度検出手段(34)と、この温度検出
手段(34)にて検出された冷媒温度(Tn )の所定時
間(Δt)毎の温度変動量(ΔT)を演算する温度変動
演算手段(32b)と、上記圧力低下演算手段(32
a)で演算された圧力低下量(ΔP)が設定値(Δt・
Pe )よりも大きく、かつ上記温度変動演算手段(32
b)で演算された温度変動量(ΔT)が設定値(Δt・
Te )よりも大きいときに冷媒の漏洩状態と判定する漏
洩判定手段(33)とを有してなるものとする。
【0018】請求項7の発明では、上記請求項1又は2
の発明において、切換制御手段(40)は、漏洩検知手
段(30)により冷媒の漏洩が検知されたときに加え
て、運転停止信号が入力されたときに、冷媒回路(7)
内の冷媒の一部がバイパス配管(10)内に導入されて
貯溜手段(20)に貯溜されるように第1及び第2切換
弁(11),(12)を切換制御する構成とする。
【0019】請求項8の発明では、上記請求項7の発明
において、切換制御手段(40)は、起動信号が入力さ
れたときに、貯溜手段(20)に貯溜されている冷媒が
バイパス配管(10)を経由して冷媒回路(7)内に戻
されるように第1及び第2切換弁(11),(12)を
切換制御する構成とする。
【0020】請求項9の発明では、上記請求項8の発明
において、切換制御手段(40)は、起動信号が入力さ
れた後、漏洩検知手段(30)が冷媒の漏洩を検知しな
かったときに、貯溜手段(20)に貯溜されている冷媒
がバイパス配管(10)を経由して冷媒回路(7)内に
戻されるように第1及び第2切換弁(11),(12)
を切換制御する一方、漏洩検知手段(30)が冷媒の漏
洩を検知したときには、冷媒回路(7)内の残留冷媒が
バイパス配管(10)内に導入されて貯溜手段(20)
に貯溜されるように第1及び第2切換弁(11),(1
2)を切換制御する構成とする。
【0021】請求項10の発明では、上記請求項1又は
2の発明において、冷媒は、可燃性冷媒であるとする。
【0022】
【作用】上記の構成により、請求項1の発明では、冷房
運転時には、圧縮手段(1)から吐出されて流路切換手
段(5)を経由して流れる冷媒は、第1切換弁(11)
を通過して室外側熱交換器(2)に向かい、減圧手段
(3)及び室内側熱交換器(4)を経由した後、第2切
換弁(12)を通過して流路切換手段(5)に向かって
流れ、圧縮手段(1)に吸い込まれる。このとき、漏洩
検知手段(30)により冷媒の漏洩が検知されると、上
記第1切換弁(11)は切換制御手段(40)に制御さ
れて切り換わり、該第1切換弁(11)を通過したガス
冷媒は、バイパス配管(10)内に導入されて貯溜手段
(20)に貯溜される。
【0023】一方、暖房運転時には、圧縮手段(1)か
ら吐出されて流路切換手段(5)を経由して流れるガス
冷媒は、第2切換弁(12)から室内側熱交換器(4)
に向かい、減圧手段(3)及び室外側熱交換器(2)を
経由した後、第1切換弁(11)から流路切換手段
(5)に向かって流れ、圧縮手段(1)に吸い込まれ
る。このとき、漏洩検知手段(30)により冷媒の漏洩
が検知されると、上記第2切換弁(12)は切換制御手
段(40)に制御されて切り換わり、該第2切換弁(1
2)を通過した冷媒は、バイパス配管(10)内に導入
されて貯溜手段(20)に貯溜される。
【0024】したがって、冷房及び暖房の何れのモード
での運転であっても、漏洩検知手段(30)により冷媒
の漏洩が検知されたときには、第1及び第2切換弁(1
1),(12)の一方が切り換えられ、このことで、圧
縮手段(1)及び流路切換手段(5)の作動を変更する
ことなく冷媒回路(7)内の冷媒は貯溜手段(20)に
集められる。よって、冷媒回路(7)の室内側で冷媒が
漏洩した場合に、室内に漏洩する冷媒の密度が小さくな
り、また冷媒回路(7)内の冷媒圧力も分圧されること
から、室内側での冷媒の急速漏洩は抑えられる。
【0025】請求項2の発明では、暖房専用の空気調和
装置であって、その運転時には、圧縮手段(1)から吐
出された冷媒は、第2切換弁(12)を通過して室内側
熱交換器(4)に向かい、減圧手段(3)及び室外側熱
交換器(2)を経由した後、第1切換弁(11)を通過
して圧縮手段(1)に吸い込まれる。このとき、漏洩検
知手段(30)により冷媒の漏洩が検知されると、上記
第2切換弁(12)は切換制御手段(40)に制御され
て切り換わり、該第2切換弁(12)を通過した冷媒
は、バイパス配管(10)内に導入されて貯溜手段(2
0)に貯溜されるようになる。
【0026】したがって、この発明においても、上記請
求項1の発明の場合と同じく、室内に漏洩する冷媒の密
度が小さくなり、また冷媒回路(7)内の冷媒圧力も分
圧されることから、冷媒の急速漏洩は抑えられる。
【0027】請求項3の発明では、上記冷媒漏洩時に、
バイパス配管(10)に導入されたガス冷媒は、冷却手
段(21)により冷却液化されて液冷媒の状態で貯溜手
段(20)に貯溜されるので、スペース効率よく貯溜さ
れる。一方、上記貯溜手段(20)に貯溜されている液
冷媒が冷媒回路(7)に戻されるときには、上記液冷媒
は加熱手段(22)により加熱ガス化されてガス冷媒と
なり、そのガス冷媒の状態で圧縮手段(1)に吸い込ま
れる。よって、上記貯溜手段(20)に貯溜されている
液冷媒を冷媒回路(7)に戻す際に上記圧縮手段(1)
に対する液バックが回避されるので、例えば漏洩検知手
段(30)の誤作動による漏洩検知に基づいて冷媒回路
(7)内の冷媒が貯溜手段(20)に集められた場合で
も、再起動が容易化される。
【0028】請求項4の発明では、上記漏洩検知手段
(30)において、冷媒回路(7)内の冷媒圧力(Pn
)が圧力検出手段(31)により検出され、その冷媒
圧力(Pn )の所定時間(Δt)毎の圧力低下量(Δ
P)が圧力低下演算手段(32a)により演算される。
そして、上記圧力低下量(ΔP)が設定値(Δt・Pe
)よりも大きいときに、冷媒が漏洩していると漏洩判
定手段(33)により判定される。よって、漏洩検知手
段(30)による冷媒漏洩の検知が具体的にかつ効率よ
く行われる。
【0029】また、上記冷媒漏洩の検知は、室内側の冷
媒回路(7)の所定位置での該冷媒回路(7)内の冷媒
圧力(Pn )に基づいて行われるので、室外側での冷媒
圧力に基づいて行うようにする場合に比べ、室内側での
冷媒の漏洩は早期に検知される。
【0030】請求項5の発明では、上記漏洩検知手段
(30)において、冷媒回路(7)内の冷媒温度(Tn
)が温度検出手段(34)により検出され、その冷媒
温度(Tn )の所定時間(Δt)毎の温度変動量(Δ
T)が温度変動演算手段(32b)により演算される。
そして、上記温度変動量(ΔT)が設定値(Δt・Te
)よりも大きいときに、冷媒が漏洩していると漏洩判
定手段(33)により判定される。よって、漏洩検知手
段(30)での冷媒漏洩の検知が具体的に行われる。
【0031】また、上記冷媒漏洩の検知は、室内側の冷
媒回路(7)の所定位置での該冷媒回路(7)内の冷媒
温度(Tn )に基づいて行われるので、上記請求項4の
発明の場合と同じく、室内側での冷媒の漏洩は早期に検
知される。
【0032】請求項6の発明では、上記漏洩検知手段
(30)において、冷媒回路(7)内の冷媒圧力(Pn
)が圧力検出手段(31)により検出され、その冷媒
圧力(Pn )の所定時間(Δt)毎の圧力低下量(Δ
P)が圧力低下演算手段(32a)により演算される。
一方、冷媒回路(7)内の冷媒温度(Tn )が温度検出
手段(34)により検出され、その冷媒温度(Tn )の
所定時間(Δt)毎の温度変動量(ΔT)が温度変動演
算手段(32b)により演算される。そして、漏洩判定
手段(33)では、上記圧力低下量(ΔP)が設定値
(Δt・Pe )よりも大きく、かつ上記温度変動量(Δ
T)が設定値(Δt・Te )よりも大きいときに、冷媒
が漏洩していると判定する。
【0033】よって、上記圧力低下量(ΔP)又は温度
変動量(ΔT)の一方のみに基づいて漏洩を検知する場
合よりも、冷媒が漏洩していると誤って検知するような
ミスが抑えられ、そのような検知ミスによる運転規制が
少なくなるので、その分だけ運転の円滑化が図れる。
【0034】請求項7の発明では、上記空気調和装置の
運転中に操作者による運転停止信号が入力されたとき、
切換制御手段(40)により第1及び第2切換弁(1
1),(12)が切換制御され、冷媒回路(7)内の冷
媒の一部はバイパス配管(10)内に導入されて貯溜手
段(20)に貯溜される。よって、空気調和装置の運転
停止中の冷媒の急速漏洩は未然に防止される。
【0035】請求項8の発明では、運転の停止されてい
る空気調和装置に対し、操作者による起動信号が入力さ
れたとき、切換制御手段(40)により第1及び第2切
換弁(11),(12)が切換制御され、貯溜手段(2
0)に貯溜されている冷媒はバイパス配管(10)を経
由して冷媒回路(7)内に戻される。よって、上記請求
項7の発明において、空気調和装置の起動時には冷媒が
自動的に冷媒回路(7)に戻される。
【0036】請求項9の発明では、上記起動信号が入力
された後、漏洩検知手段(30)が冷媒の漏洩を検知し
なかったときには、貯溜手段(20)に貯溜されている
冷媒がバイパス配管(10)を経由して冷媒回路(7)
内に戻される。一方、漏洩検知手段(30)が冷媒の漏
洩を検知したときには、切換制御手段(40)により第
1及び第2切換弁(11),(12)が切換制御され、
冷媒回路(7)内の残留冷媒がバイパス配管(10)内
に導入されて貯溜手段(20)に貯溜されることとな
る。よって、冷媒の漏洩がないときにのみ起動される一
方、冷媒が漏洩しているときには、大部分の冷媒が貯溜
手段(20)に貯溜されるようになる。
【0037】請求項10の発明では、冷媒が可燃性冷媒
であるので、冷媒回路(7)の室内側で冷媒が漏洩した
場合に、室内の空気が短時間の内に燃焼下限濃度に達す
ることは回避される。
【0038】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2及び図3は、この発明の実施例に係る空気
調和装置の全体構成を概略的に示し、この空気調和装置
には、プロパン等の可燃性冷媒が使用されている。
【0039】上記空気調和装置は、圧縮手段としての圧
縮機(1)と、室外側熱交換器(2)と、減圧手段とし
ての減圧弁(3)と、室内側熱交換器(4)と、流路切
換手段としての四方切換弁(5)とが配管(6)で接続
されてなる冷媒回路(7)を備えている。また、この空
気調和装置の操作者により入力された命令及び各種の検
出信号に基づいて上記圧縮機(1)、減圧弁(3)及び
四方切換弁(5)等、各機器の作動を全体的に制御する
ためのコントローラ(C)が設けられている。
【0040】上記四方切換弁(5)は、冷房運転時には
図2に実線で示す冷房モードに、また暖房運転時には図
3に実線で示す暖房モードにそれぞれ切り換えられるよ
うになっている。すなわち、冷房運転時には、上記圧縮
機(1)で圧縮されたガス冷媒を室外側熱交換器(2)
で凝縮液化した後に減圧弁(3)で膨張させて室内側熱
交換器(4)で蒸発ガス化させる。一方、暖房運転時に
は、上記圧縮機(1)で圧縮されたガス冷媒を室内側熱
交換器(4)で凝縮液化した後に減圧弁(3)で膨張さ
せて室外側熱交換器(2)で蒸発ガス化させるようにな
っている。
【0041】上記室内側熱交換器(4)は室内ユニット
(A)として、一方、上記圧縮機(1)、室外側熱交換
器(2)、減圧弁(3)及び四方切換弁(5)は室外ユ
ニット(B)としてそれぞれ室内外に配置されるように
なっている。さらに、上記圧縮機(1)の吸込側配管
(6)には、該圧縮機(1)に吸い込まれる冷媒から液
冷媒を分離するアキュムレータ(35)が配設されてい
る。
【0042】そして、この発明の特徴として、一端が上
記四方切換弁(5)及び室外側熱交換器(2)間のガス
側配管(6)に接続されている一方、他端が上記四方切
換弁(5)及び室内側熱交換器(4)間のガス側配管
(6)に接続されてなるバイパス配管(10)が設けら
れている。このバイパス配管(10)の一端とガス側配
管(6)との接続部には、四方切換弁(5)側のガス側
配管(6)が上記バイパス配管(10)又は室外側熱交
換器(2)側のガス側配管(6)の一方に連通するよう
に切り換わる第1切換弁としての第1三方弁(11)
が、また他端とガス側配管(6)との接続部には、四方
切換弁(5)側のガス側配管(6)が上記バイパス配管
(10)又は室内側熱交換器(4)側のガス側配管
(6)の一方に連通するように切り換わる第2切換弁と
しての第2三方弁(12)が配設されている。
【0043】さらに、上記バイパス配管(10)には、
該バイパス配管(10)内に導入されたガス冷媒を冷却
して液化する冷却手段としてのクーラ(21)と、この
クーラ(21)により冷却液化されてなる液冷媒を貯溜
可能な貯溜手段としての貯溜器(20)と、この貯溜器
(20)に貯溜されていてバイパス配管(10)内から
四方切換弁(5)に向けて導出される液冷媒を加熱して
ガス化する加熱手段としてのヒータ(22)とが配設さ
れている。ここでは、上記クーラ(21)及びヒータ
(22)はそれぞれ貯溜器(20)に連設されていて、
クーラ(21)は貯溜器(20)内に導入されたガス冷
媒を冷却して液化する一方、ヒータ(22)は貯溜器
(20)内に貯溜されている液冷媒を加熱してガス化す
るようになされている。
【0044】また、上記室内ユニット(A)における室
内側熱交換器(4)及び第2三方弁(12)間のガス側
配管(6)には、該配管(6)内の冷媒圧力(Pn )を
検出する圧力検出手段としての圧力センサ(31)と、
その冷媒温度(Tn )を検出する温度検出手段としての
温度センサ(34)とが連設されている。そして、これ
らセンサ(31),(34)は各検出信号を上記コント
ローラ(C)に入力可能に接続されている。
【0045】次に、上記空気調和装置が起動されてから
コントローラ(C)で行われる冷媒漏洩対策処理の制御
について、図4及び図5のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0046】上記処理の前提として、第1三方弁(1
1)は四方切換弁(5)側の配管(6)を室外側熱交換
器(2)に、また第2三方弁(12)は四方切換弁
(5)側の配管(6)を室内側熱交換器(4)にそれぞ
れ連通させる状態に切り換えられている。さらに、この
実施例では、制御の基本として、運転停止時に冷媒回路
(7)内の冷媒の一部を貯溜器(20)に溜め込んでお
き、起動時において、冷媒の漏洩が検知されたときには
冷媒回路(7)内の残留冷媒を上記貯溜器(20)に集
めるようにする一方、漏洩が検知されなかったときには
貯溜器(20)内の冷媒を冷媒回路(7)に戻して運転
を行い、そして運転中に漏洩が検知されたときにはその
冷媒回路(7)内の冷媒の一部を直ちに貯溜器(20)
内に集めるようにしている。
【0047】先ず、ステップS1で、冷媒圧力(Pn )
及び冷媒温度(Tn )の判定回数(n)に0をセットし
た後、ステップS2に移り、ここで冷媒圧力(Pn )及
び冷媒温度(Tn )を入力する。次に、ステップS3で
判定回数(n)に1を加算した後、ステップS4に移
り、再び冷媒圧力(Pn )及び冷媒温度(Tn )を入力
する。具体的には、ステップS2で前回入力した時点か
らΔt秒が経過した時点で今回の冷媒圧力(Pn )及び
冷媒温度(Tn )を入力するようにしている。そして、
ステップS5に移る。
【0048】上記ステップS5は、この発明の圧力低下
演算手段(32a)を構成するものであり、ここでは、
上記冷媒圧力(Pn )の所定時間(Δt)毎の圧力低下
量(ΔP)を演算する。具体的には、上記ステップS2
で入力した前回の冷媒圧力(Pn-1 )から上記ステップ
S4で入力した今回の冷媒圧力(Pn )を減算して圧力
低下量(ΔP〔=Pn-1 −Pn 〕)を求める。そして、
次のステップS6に移る。
【0049】上記ステップS6は、この発明の温度変動
演算手段(32b)を構成するものであり、ここでは、
冷媒温度(Tn )の所定時間(Δt)毎の温度変動量
(ΔT)を演算する。具体的には、上記ステップS2で
入力した前回の冷媒温度(Tn-1 )から上記ステップS
4で入力した今回の冷媒温度(Tn )を減算して温度変
動量(ΔT〔=Tn-1 −Tn 〕)を求める。そして、次
のステップS7に移る。
【0050】上記ステップS7は、この発明の漏洩判定
手段(33)を構成しており、ここでは、上記ステップ
S5で演算した圧力低下量(ΔP)が設定値(Δt・P
e )よりも大きく、かつ上記ステップS6で演算した温
度変動量(ΔT)が設定値(Δt・Te )よりも大きい
ときに冷媒の漏洩状態と判定する。具体的には、圧力低
下量(ΔP)を経過時間(Δt)で除した値が所定値
(Pe )よりも大きい(ΔP/Δt>Pe )か否か、ま
た温度変動量(ΔT)を経過時間(Δt)で除した値が
所定値(Te )よりも大きい(ΔT/Δt>Te )か否
かをそれぞれ判断し、これら2つの判断が共にYESで
あるときのみに冷媒の漏洩に関しYESの判定を行う。
そして、判定がYESのときにはステップS8に移る一
方、判定がNOのときにはステップS10に移る。
【0051】ここで、上記圧力低下演算手段(32
a)、温度変動演算手段(32b)及び漏洩判定手段
(33)は、上記圧力センサ(31)及び温度センサ
(34)と共に、この発明の漏洩検知手段(30)を構
成している。
【0052】上記ステップS8は、この発明の切換制御
手段(40)を構成しており、ここでは、圧縮機(1)
から吐出された冷媒が冷房運転時には第1三方弁(1
1)を経由する一方、暖房運転時には第2三方弁(1
2)を経由してしてそれぞれバイパス配管(10)内に
導入されて貯溜器(20)に貯溜されるように第1及び
第2三方弁(11),(12)を切換制御する。すなわ
ち、冷房運転時には、図2に実線の矢印で示すように、
上記第1三方弁(11)において四方切換弁(5)側の
配管(6)がバイパス配管(10)に連通するように該
第1三方弁(11)を切換制御する。一方、暖房運転時
には、図3に実線の矢印で示すように、上記第2三方弁
(12)において四方切換弁(5)側の配管(6)の接
続がバイパス配管(10)に連通するように該第2三方
弁(12)を切換制御する。
【0053】さらに、次のステップS9に移って、エラ
ー(冷媒漏洩)であることを表示するとともに、空気調
和装置の起動を規制する。具体的には、冷媒回路(7)
内の残留冷媒を貯溜器(20)内に集め終えた時点で圧
縮機(1)の作動を停止する。そして、以上の処理を終
了する。
【0054】一方、上記ステップS10では、判定回数
(n)が1である(n=1)か否かを判定する。判定が
YESのときにはステップS11に移る一方、判定がN
Oのときには上記ステップS3に戻る。
【0055】そして、上記ステップS11では、貯留器
(20)内の冷媒を冷媒回路(7)に戻す。具体的に
は、冷房運転時には、図2に破線の矢印で示すように、
第1三方弁(11)において四方切換弁(5)側の配管
(6)が室外側熱交換器(2)側の配管(6)に連通す
るように該第1三方弁(11)を切換制御する一方、第
2三方弁(12)において四方切換弁(5)側の配管
(6)の接続がバイパス配管(10)に連通するように
該第2三方弁(12)を切換制御する。そして、上記冷
媒の戻しが終了したときには、同図に実線の矢印で示す
ように、上記第2三方弁(12)において四方切換弁
(5)側の配管(6)が室内側熱交換器(4)側の配管
(6)に連通するように該第2三方弁(12)を切換制
御する。
【0056】一方、暖房運転時には、図3に破線の矢印
で示すように、第2三方弁(12)において四方切換弁
(5)側の配管(6)が室内側熱交換器(4)側の配管
(6)に連通するように該第2三方弁(12)を切換制
御する一方、第1三方弁(11)において四方切換弁
(5)側の配管(6)がバイパス配管(10)に連通す
るように該第1三方弁(11)を切換制御する。そし
て、上記冷媒の戻しが終了したときには、同図に実線の
矢印で示すように、上記第1三方弁(11)において四
方切換弁(5)側の配管(6)が室外側熱交換器(2)
側の配管(6)に連通するように該第1三方弁(11)
を切換制御する。
【0057】上記ステップS11の後、ステップS12
に移り、ここで、空気調和装置の冷房運転又は暖房運転
をオンにし、図5のステップS13に移る。
【0058】そして、上記ステップS13からステップ
S17に進み、ステップS17での判定がYESのとき
にはステップS18に移る。一方、判定がNOのときに
はステップS20に移る。尚、図5のフローチャートに
おいて、ステップS13〜S17の処理は、上記ステッ
プS3〜S7の処理と同じであるのでその説明は省略す
る。つまり、ステップS15は、上記ステップS5の場
合と同じく、この発明の圧力低下演算手段(32a)
を、またステップS16は、上記ステップS6の場合と
同じく、この発明の温度変動演算手段(32b)を、そ
してステップS17は、上記ステップS7の場合と同じ
く、この発明の漏洩判定手段(33)をそれぞれ構成し
ている。
【0059】上記ステップS18では、上記ステップS
8の場合と同じ処理をして、冷媒回路(7)内の冷媒の
一部を貯溜器(20)に貯溜するようにする。そして、
次のステップS19では、上記ステップS9の場合と同
じ処理を行い、全ての処理を終了する。
【0060】また、上記ステップS20では、操作者に
よる機器停止命令が入力されたか否かを判定する。判定
がYESのときには、ステップS21及びS22に移っ
て上記ステップS18及びS19の場合と同じ処理を行
い、全ての処理を終了する。一方、判定がNOのときに
は、上記ステップS13に戻る。ここで、ステップS1
1,S18及びS21は、上記ステップS8の場合と同
じく、この発明の切換制御手段(40)をそれぞれ構成
している。
【0061】したがって、この実施例によれば、冷房及
び暖房の何れのモードでの運転であっても、冷媒の漏洩
が検知されたときには、第1及び第2三方弁(11),
(12)の一方の切換制御により、圧縮機(1)及び四
方切換弁(5)の作動に変更を加えることなく冷媒回路
(7)内の冷媒を貯溜器(20)に集めることができる
ので、冷媒回路(7)の室内側で冷媒が漏洩した場合
に、冷媒の室内への漏洩速度をできるだけ遅らせて室内
が燃焼下限濃度に達し難くなるようにすることができ
る。
【0062】その際に、冷媒回路(7)の室内側での冷
媒圧力(Pn )及び冷媒温度(Tn)に基づいて検知す
るようにしているので、室内側で冷媒が漏洩した場合に
は、室外側での冷媒圧力及び冷媒温度に基づいて行う場
合よりも早期に検知することができる。
【0063】また、上記冷媒の漏洩を検知する際に、冷
媒回路(7)内の冷媒圧力(Pn )と、冷媒回路(7)
内の冷媒温度(Tn )とに基づいて行うようにしている
ので、冷媒が漏洩していると誤って検知するようなミス
を抑えることができ、その分だけ冷媒の貯溜器(20)
への無駄な回収動作を回避して運転の円滑化を図ること
ができる。
【0064】さらに、上記冷媒漏洩時に、バイパス配管
(10)に導入されたガス冷媒を液冷媒の状態で貯溜器
(20)に貯溜できるので、スペース効率よく貯溜する
ことができ、貯溜器(20)の設置に伴う装置の大型化
を抑えることができる。そして、上記貯溜器(20)内
の液冷媒を冷媒回路(7)に戻す際には、ヒータ(2
2)により加熱ガス化してガス冷媒の状態で四方切換弁
(5)を経由して圧縮機(1)に吸い込ませることがで
きるので、上記圧縮機(1)に対する液バックを回避で
き、例えば検知ミスに基づいて冷媒を貯溜器(20)に
集めた場合でも、容易に再起動させることができる。
【0065】尚、上記実施例では、冷媒の漏洩を検知す
る際に、冷媒圧力(Pn )と冷媒温度(Tn )とをそれ
ぞれ検出し、これら2つのパラメータに基づいて行うよ
うにしているが、何れか一方のみに基づいて行うように
してもよい。
【0066】また、上記実施例では、圧力センサ(3
1)及び温度センサ(34)を、室内ユニット(A)に
おける室内側熱交換器(4)及び第2三方弁(12)間
のガス側配管(6)に連設しているが、これらセンサ
(31),(34)は、検出が可能な場所であれば室内
ユニット(A)のどの部分に配置してもよい。
【0067】また、上記実施例では、起動時の判定回数
(n)をn=1としているが、複数回判定するようにし
てもよい。
【0068】また、上記実施例では、冷媒の漏洩が検知
されたときに、エラー表示を行うようにしているが、空
気調和装置の外部の警報システムや換気設備等に連動さ
せるようにしてもよい。
【0069】また、上記実施例では、可燃性冷媒を使用
する空気調和装置の場合について説明しているが、それ
以外の冷媒を使用する空気調和装置の場合に適用して、
例えば冷媒の漏洩に起因する室内の酸素欠乏状態を回避
するようにしてもよい。
【0070】さらに、上記実施例では、冷暖両用の空気
調和装置の場合について説明しているが、暖房専用の空
気調和装置に適用してもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、圧縮手段、室内側熱交換器、減圧手段、室外側
熱交換器及び流路切換手段が順に配管で接続されてなる
冷媒回路を備え、上記流路切換手段の切換作動にて暖房
モードと冷房モードとが切り換わるようにした空気調和
装置において、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知したと
きに、切換制御手段により第1及び第2切換弁の接続を
切り換えるようにするだけで、圧縮機及び四方切換弁の
作動に変更を加えることなく冷媒回路内の冷媒をバイパ
ス配管の貯溜手段に集めることができるようにしたの
で、冷媒回路の内側で冷媒が漏洩した場合に、冷媒の室
内への漏洩速度をできるだけ遅らせることができる。こ
の結果、例えば上記冷媒が可燃性冷媒の場合には室内が
燃焼下限濃度に達し難くなるようにすることができる。
【0072】請求項2の発明によれば、圧縮手段、室内
側熱交換器、減圧手段、室外側熱交換器が順に配管で接
続されてなる冷媒回路を備えた暖房専用の空気調和装置
において、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知したとき
に、切換制御手段により第1及び第2切換弁の接続を切
り換えるようにするだけで、冷媒回路内の冷媒を貯溜手
段に集めることができるようにしたので、上記請求項1
の発明と同じ効果を奏することができる。
【0073】請求項3の発明によれば、上記バイパス配
管内に導入されたガス冷媒を冷却手段で冷却して液化
し、液冷媒の状態で貯溜手段に貯溜できるようにしたの
で、スペース効率よく冷媒を貯溜することができ、貯溜
手段の設置に伴う装置の大型化を抑えることができる。
一方、上記液冷媒を冷媒回路に戻す際には加熱手段によ
り加熱してガス化できるようにしたので、圧縮手段に対
する液バックを回避でき、例えば冷媒漏洩の検知にミス
があった等の場合に、容易に再起動させることができ
る。
【0074】請求項4の発明によれば、上記冷媒漏洩の
検知を冷媒回路内の冷媒圧力の低下に基づいて行うよう
にしたので、冷媒の漏洩を具体的かつ効率よく検知する
ことができる。また、冷媒回路の室内側の冷媒圧力に基
づいて行うようにしたので、室内側で冷媒が漏洩した場
合に、その漏洩を早期に検知することができる。
【0075】請求項5の発明によれば、上記冷媒漏洩の
検知を冷媒回路内の冷媒温度の変動に基づいて行うよう
にしたので、冷媒の漏洩を具体的に検知することができ
る。また、冷媒回路の室内側の冷媒温度に基づいて行う
ようにしたので、上記4の発明の場合と同じく、室内側
での冷媒の漏洩を早期に検知することができる。
【0076】請求項6の発明によれば、上記冷媒漏洩を
検知する際に、冷媒回路内の冷媒圧力及び冷媒温度の2
つに基づいて行うようにしたので、実際には冷媒は漏洩
していないのに漏洩していると誤って検知するミスを少
なくすることができ、運転の円滑化を図ることができ
る。また、室内側の冷媒圧力及び冷媒温度に基づいて行
うようにしたので、室内側での冷媒の漏洩を早期に検知
することができる。
【0077】請求項7の発明によれば、上記漏洩検知手
段にて冷媒の漏洩を検知したときのみならず、空気調和
装置に対しその操作者による運転停止信号が入力された
ときにも、冷媒回路内の冷媒の一部を貯溜手段に貯溜で
きるようにしたので、空気調和装置の運転停止中におけ
る冷媒の急速漏洩を未然に防止することができる。
【0078】請求項8の発明によれば、上記空気調和装
置に起動信号が入力されたとき、貯溜手段に貯溜されて
いる冷媒を自動的に冷媒回路内に戻せるようにしたの
で、上記請求項7の発明において、起動に伴う操作を容
易化することができる。
【0079】請求項9の発明によれば、上記起動信号が
入力された後、冷媒の漏洩を検知したときには、冷媒回
路内の残留冷媒を貯溜手段に貯溜するようにしたので、
上記請求項8の発明において、冷媒の急速漏洩を未然に
防止することができる。
【0080】請求項10の発明によれば、上記冷媒を可
燃性冷媒としたので、室内側で冷媒が漏洩した場合に、
室内の空気が短時間の内に燃焼下限濃度に達する事態を
未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る空気調和装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】この発明の実施例に係る空気調和装置の冷房モ
ード時の冷媒の流れを示すブロック図である。
【図3】空気調和装置の暖房モード時の冷媒の流れを示
す図2相当図である。
【図4】コントローラにおける冷媒漏洩対策処理の前半
部を示すフローチャート図である。
【図5】冷媒漏洩対策処理の後半部を示すフローチャー
ト図である。
【図6】従来の空気調和装置を示す図1相当図である。
【符号の説明】
(1) 圧縮機(圧縮手段) (2) 室外側熱交換器 (3) 減圧弁(減圧手段) (4) 室内側熱交換器 (5) 四方切換弁(流路切換手段) (6) 配管 (7) 冷媒回路 (10) バイパス配管 (11) 第1三方弁(第1切換弁) (12) 第2三方弁(第2切換弁) (20) 貯溜器(貯溜手段) (21) クーラ(冷却手段) (22) ヒータ(加熱手段) (30) 漏洩検知手段 (31) 圧力センサ(圧力検出手段) (32a) 圧力低下演算手段 (32b) 温度変動演算手段 (33) 漏洩判定手段 (34) 温度センサ(温度検出手段) (40) 切換制御手段 (Pn ) 冷媒圧力 (ΔP) 圧力低下量 (Δt・Pe ) 設定値 (Tn ) 冷媒温度 (ΔT) 温度変動量 (Δt・Te ) 設定値 (Δt) 所定時間

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮手段(1)と、室外側熱交換器
    (2)と、減圧手段(3)と、室内側熱交換器(4)
    と、流路切換手段(5)とがガス側及び液側配管(6)
    で接続されてなる冷媒回路(7)を備え、 冷房運転時には上記圧縮手段(1)で圧縮されたガス冷
    媒を室外側熱交換器(2)で凝縮液化した後に減圧手段
    (3)で膨張させて室内側熱交換器(4)で蒸発ガス化
    させる一方、暖房運転時には上記圧縮手段(1)で圧縮
    されたガス冷媒を室内側熱交換器(4)で凝縮液化した
    後に減圧手段(3)で膨張させて室外側熱交換器(2)
    で蒸発ガス化させるようにそれぞれ上記流路切換手段
    (5)にて冷媒の流路を切り換えるようにした空気調和
    装置において、 一端が上記流路切換手段(5)及び室外側熱交換器
    (2)間のガス側配管(6)に接続されている一方、他
    端が上記流路切換手段(5)及び室内側熱交換器(4)
    間のガス側配管(6)に接続されてなるバイパス配管
    (10)と、 上記バイパス配管(10)の一端とガス側配管(6)と
    の接続部に配設され、流路切換手段(5)側のガス側配
    管(6)が上記バイパス配管(10)又は室外側熱交換
    器(2)側のガス側配管(6)の一方に連通するように
    切り換わる第1切換弁(11)と、 上記バイパス配管(10)の他端とガス側配管(6)と
    の接続部に配設され、流路切換手段(5)側のガス側配
    管(6)が上記バイパス配管(10)又は室内側熱交換
    器(4)側のガス側配管(6)の一方に連通するように
    切り換わる第2切換弁(12)と、 上記バイパス配管(10)に配設され、冷媒を貯溜可能
    な貯溜手段(20)と、 上記冷媒回路(7)内の冷媒が該冷媒回路(7)の外部
    に漏洩していることを検知する漏洩検知手段(30)
    と、 上記漏洩検知手段(30)にて冷媒の漏洩が検知された
    とき、冷媒回路(7)内の冷媒の一部がバイパス配管
    (10)内に導入されて貯溜手段(20)に貯溜される
    ように上記第1及び第2切換弁(11),(12)を切
    換制御する切換制御手段(40)とを備えていることを
    特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮手段(1)と、室内側熱交換器
    (4)と、減圧手段(3)と、室外側熱交換器(2)と
    がガス側及び液側配管(6)で接続されてなる冷媒回路
    (7)を備え、 上記圧縮手段(1)で圧縮されたガス冷媒を室内側熱交
    換器(4)で凝縮液化した後に減圧手段(3)で膨張さ
    せて室外側熱交換器(2)で蒸発ガス化させ、上記室内
    側熱交換器(4)での凝縮液化に伴う冷媒の放熱動作に
    より室内を暖房するようにした空気調和装置において、 一端が上記圧縮手段(1)の吸込側及び室外側熱交換器
    (2)間のガス側配管(6)に接続されている一方、他
    端が上記圧縮手段(1)の吐出側及び室内側熱交換器
    (4)間のガス側配管(6)に接続されてなるバイパス
    配管(10)と、 上記バイパス配管(10)の一端とガス側配管(6)と
    の接続部に配設され、圧縮手段(1)の吸込側が上記バ
    イパス配管(10)又は室外側熱交換器(2)側のガス
    側配管(6)の一方に連通するように切り換わる第1切
    換弁(11)と、 上記バイパス配管(10)の他端とガス側配管(6)と
    の接続部に配設され、圧縮手段(1)の吐出側が上記バ
    イパス配管(10)又は室内側熱交換器(4)側のガス
    側配管(6)の一方に連通するように切り換わる第2切
    換弁(12)と、 上記バイパス配管(10)に配設され、冷媒を貯溜可能
    な貯溜手段(20)と、 上記冷媒回路(7)内の冷媒が該冷媒回路(7)の外部
    に漏洩していることを検知する漏洩検知手段(30)
    と、 上記漏洩検知手段(30)にて冷媒の漏洩が検知された
    とき、冷媒回路(7)内の冷媒の一部がバイパス配管
    (10)内に導入されて貯溜手段(20)に貯溜される
    ように上記第1及び第2切換弁(11),(12)を切
    換制御する切換制御手段(40)とを備えていることを
    特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の空気調和装置にお
    いて、 貯溜手段(20)に貯溜されるガス冷媒を冷却して液化
    する冷却手段(21)と、 上記冷却手段(21)にて液化された冷媒を加熱してガ
    ス化する加熱手段(22)とを備えていることを特徴と
    する空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の空気調和装置にお
    いて、 漏洩検知手段(30)は、 室内側の冷媒回路(7)の所定位置で該冷媒回路(7)
    内の冷媒圧力(Pn )を検出する圧力検出手段(31)
    と、 上記圧力検出手段(31)にて検出された冷媒圧力(P
    n )の所定時間(Δt)毎の圧力低下量(ΔP)を演算
    する圧力低下演算手段(32a)と、 上記圧力低下演算手段(32a)にて演算された圧力低
    下量(ΔP)が設定値(Δt・Pe)よりも大きいとき
    に冷媒の漏洩状態と判定する漏洩判定手段(33)とを
    有してなることを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の空気調和装置にお
    いて、 漏洩検知手段(30)は、 室内側の冷媒回路(7)の所定位置で該冷媒回路(7)
    内の冷媒温度(Tn )を検出する温度検出手段(34)
    と、 上記温度検出手段(34)にて検出された冷媒温度(T
    n )の所定時間(Δt)毎の温度変動量(ΔT)を演算
    する温度変動演算手段(32b)と、 上記温度変動演算手段(32b)にて演算された温度変
    動量(ΔT)が設定値(Δt・Te)よりも大きいとき
    に冷媒の漏洩状態と判定する漏洩判定手段(33)とを
    有してなることを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の空気調和装置にお
    いて、 漏洩検知手段(30)は、 室内側の冷媒回路(7)の所定位置で該冷媒回路(7)
    内の冷媒圧力(Pn )を検出する圧力検出手段(31)
    と、 上記圧力検出手段(31)にて検出された冷媒圧力(P
    n )の所定時間(Δt)毎の圧力低下量(ΔP)を演算
    する圧力低下演算手段(32a)と、 室内側の冷媒回路(7)の所定位置で該冷媒回路(7)
    内の冷媒温度(Tn )を検出する温度検出手段(34)
    と、 上記温度検出手段(34)にて検出された冷媒温度(T
    n )の所定時間(Δt)毎の温度変動量(ΔT)を演算
    する温度変動演算手段(32b)と、 上記圧力低下演算手段(32a)にて演算された圧力低
    下量(ΔP)が設定値(Δt・Pe)よりも大きく、か
    つ上記温度変動演算手段(32b)にて演算された温度
    変動量(ΔT)が設定値(Δt・Te)よりも大きいと
    きに冷媒の漏洩状態と判定する漏洩判定手段(33)と
    を有してなることを特徴とする空気調和装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の空気調和装置にお
    いて、 切換制御手段(40)は、漏洩検知手段(30)にて冷
    媒の漏洩が検知されたときに加え、運転停止信号が入力
    されたときに、冷媒回路(7)内の冷媒の一部がバイパ
    ス配管(10)内に導入されて貯溜手段(20)に貯溜
    されるように第1及び第2切換弁(11),(12)を
    切換制御する構成とされていることを特徴とする空気調
    和装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の空気調和装置において、 切換制御手段(40)は、起動信号が入力されたとき
    に、貯溜手段(20)に貯溜されている冷媒がバイパス
    配管(10)を経由して冷媒回路(7)内に戻されるよ
    うに第1及び第2切換弁(11),(12)を切換制御
    する構成とされていることを特徴とする空気調和装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の空気調和装置において、 切換制御手段(40)は、起動信号が入力された後、漏
    洩検知手段(30)が冷媒の漏洩を検知しなかったとき
    に、貯溜手段(20)に貯溜されている冷媒がバイパス
    配管(10)を経由して冷媒回路(7)内に戻されるよ
    うに第1及び第2切換弁(11),(12)を切換制御
    する一方、漏洩検知手段(30)が冷媒の漏洩を検知し
    たときに、冷媒回路(7)内の残留冷媒がバイパス配管
    (10)内に導入されて貯溜手段(20)に貯溜される
    ように第1及び第2切換弁(11),(12)を切換制
    御する構成とされていることを特徴とする空気調和装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2記載の空気調和装置に
    おいて、 冷媒は可燃性冷媒であることを特徴とする空気調和装
    置。
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