JP2000199537A - アブソ―バ用クッションゴム - Google Patents

アブソ―バ用クッションゴム

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JP2000199537A
JP2000199537A JP11001762A JP176299A JP2000199537A JP 2000199537 A JP2000199537 A JP 2000199537A JP 11001762 A JP11001762 A JP 11001762A JP 176299 A JP176299 A JP 176299A JP 2000199537 A JP2000199537 A JP 2000199537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下側のアブソーバ用クッションゴムの外周面と
下取付部材との間から水が侵入することを抑えて、ゴム
劣化や作動軸等の腐食の発生を抑制する。 【解決手段】下取付部材の環状側壁部の内周面に外周面
が拘束される筒状基部7bと、筒状基部7bの上端に一
体的に形成され、径方向にくびれたくびれ部7cが設け
られた筒状首部7dと、筒状首部7dの上端に一体的に
形成され、遠心方向に膨出する環状膨出部7eと、環状
膨出部7eの上端に一体的に形成され、筒状首部7dの
径方向幅よりも大きな径方向幅で環状膨出部7eから上
方に隆起する環状隆起部7fとを備えている。環状膨出
部7eと車体側取付部材との間に所定の軸方向隙間を確
保しつつ環状隆起部7fが車体側取付部材に圧接される
とともに、環状膨出部7eが下取付部材の環状フランジ
部に圧接された状態で、下取付部材と車体側取付部材と
の間に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のサスペンショ
ン機構と車体との間に介置される防振装置に用いられる
アブソーバ用クッションゴムに関し、詳しくはショック
アブソーバの作動軸に固定される上下一対の取付部材と
各該取付部材間に配設される車体側取付部材との間にそ
れぞれ配設される上下一対のクッションゴムのうち下側
のクッションゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両のサスペンション機構と
車体との間に介置される防振装置(ストラットマウン
ト)として、例えば図8に示すものが知られている。こ
の防振装置では、ショックアブソーバ(図示せず)の作
動軸90が固定された上下一対の取付部材91、92
と、各取付部材91、92間に配設された車体側取付部
材93との間に、カラー部材94を介して作動軸90が
挿嵌される中心軸孔95a、96aを有する筒状のゴム
弾性体よりなる上下一対のクッションゴム95、96が
軸方向に圧縮された状態で配設されている。下取付部材
92は、作動軸90が挿通される中心孔92aをもつ底
面部92bと、この底面部92bの周縁から一体的に起
立する環状側壁部92cを備えている。そして、上取付
部材91及び下取付部材92は、作動軸90に外装され
たカラー部材94を介してナット97により作動軸90
に固定されている。
【0003】上下一対のクッションゴム95、96のう
ち下側のクッションゴム96は、上記下取付部材92の
環状側壁部92cの内周面に外周面が拘束される筒状基
部96bと、この筒状基部96bの上端に一体的に形成
され、該筒状基部96bから上方に隆起する環状隆起部
96cとを備えている。そして、上記カラー部材94に
上記中心軸孔96aの内周面が拘束され、かつ、上記下
取付部材92の環状側壁部92cに筒状基部96bの外
周面が拘束されつつ、上記下取付部材92の底面部92
bと上記車体側取付部材93との間で筒状基部96b及
び環状隆起部96cが軸方向に圧縮されることにより、
環状隆起部96cが車体側取付部材93に圧接された状
態で、下取付部材92と車体側取付部材93との間に下
側のクッションゴム96が取り付けられている。なお、
下側のクッションゴム96を軸方向に予備圧縮した状態
で取り付けるのは、荷重入力時の浮き防止とばね特性を
出すためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の下側のクッションゴム96では、筒状基部96bの
外周面が下取付部材92の環状側壁部92cの内周面で
径方向に拘束されているだけの構成である。このため、
車体及びショックアブソーバ間で軸方向の相対振動によ
り、下側のクッションゴム96の筒状基部96bが軸方
向の圧縮変形及びその弾性回復を繰り返すと、筒状基部
96bの外周面と環状側壁部92cの内周面との間に水
が吸引され易い。すなわち、軸方向の圧縮により径方向
外方に膨出しようとする筒状基部96bが環状側壁部9
2cにより拘束されることにより、圧縮変形時には筒状
基部96bの外周面と環状側壁部92cの内周面との接
触面積が増大する一方、弾性回復時には該接触面積が減
少する。この接触面積の増減により、筒状基部96bの
外周面と環状側壁部92cの内周面との間で一種のポン
プ作用が働き、接触面積が減少する弾性回復時に水が吸
引されることになる。
【0005】したがって、上記従来の下側のクッション
ゴム96の構成では、筒状基部96bと環状側壁部92
cとの間から吸引される水により、筒状基部96bのゴ
ム劣化や作動軸90等の腐食の問題が発生し易いという
欠点があった。本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
であり、下側のクッションゴムの外周面と下取付部材と
の間から水が侵入することを抑えて、ゴム劣化や作動軸
等の腐食の発生を抑制することを解決すべき技術課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のアブソーバ用クッションゴムは、ショックアブソー
バの作動軸が挿通される中心孔をもつ底面部、該底面部
の周縁から一体的に起立する環状側壁部及び該環状側壁
部の先端から一体的に遠心方向に膨出する環状フランジ
部を備えて該中心孔に挿通された該作動軸に固定保持さ
れる下取付部材と、該下取付部材の上方に配設され該作
動軸に固定保持される上取付部材と、該作動軸を貫通さ
せつつ該上取付部材及び該下取付部材間に配設される車
体側取付部材と、該作動軸に外装されるカラー部材を介
して又は直接該作動軸が挿嵌される第1中心軸孔を有す
る筒状のゴム弾性体よりなり、該上取付部材及び該車体
側取付部材間に軸方向に圧縮された状態で配設される上
側のクッションゴムと、該カラー部材を介して又は直接
該作動軸が挿嵌される第2中心軸孔を有する筒状のゴム
弾性体よりなり、該下取付部材及び該車体側取付部材間
に軸方向に圧縮された状態で配設される下側のクッショ
ンゴムとを備えた防振装置に用いられる下側の該クッシ
ョンゴムであって、上記下取付部材の環状側壁部の内周
面に外周面が拘束される筒状基部と、該筒状基部の上端
に一体的に形成され、径方向にくびれたくびれ部が設け
られた筒状首部と、該筒状首部の上端に一体的に形成さ
れ、遠心方向に膨出する環状膨出部と、該環状膨出部の
上端に一体的に形成され、該筒状首部の径方向幅よりも
大きな径方向幅で該環状膨出部から上方に隆起する環状
隆起部とを備え、上記下取付部材の底面部と上記車体側
取付部材との間で少なくとも上記筒状首部が軸方向に予
備圧縮されることにより、上記環状膨出部と該車体側取
付部材との間に所定の軸方向隙間を確保しつつ上記環状
隆起部が該車体側取付部材に圧接されるとともに、上記
環状膨出部が該下取付部材の環状フランジ部に圧接され
た状態で、該下取付部材と該車体側取付部材との間に取
り付けられることを特徴とするものである。
【0007】この下側のクッションゴムは、径方向幅が
筒状首部で最も小さくなり、軸方向におけるばね特性が
筒状首部で最も軟らかくなる。このため、この下側のク
ッションゴムが下取付部材と車体側取付部材との間に軸
方向に予備圧縮されつつ取り付けられると、少なくとも
筒状首部が径方向外方に膨出変形しながら軸方向に圧縮
変形し、その結果環状隆起部が車体側取付部材に圧接さ
れるとともに、環状膨出部が下取付部材の環状フランジ
部に圧接される。
【0008】このように取り付けられた下側のクッショ
ンゴムでは、車体側取付部材に対して下取付部材が上方
に移動する方向に相対変位する場合、両者間の軸方向距
離が縮まることにより該クッションゴムが軸方向にさら
に圧縮されるため、環状膨出部は環状フランジ部にさら
に強く圧縮される。このため、取付当初の状態からかか
る方向へ相対変位するような振動の発生中は、環状膨出
部と環状フランジ部とが常に圧接状態を保つことにな
る。
【0009】一方、車体側取付部材に対して下取付部材
が下方に移動する方向に相対変位する場合は、両者間の
軸方向距離が拡がることにより下側のクッションゴムが
取付当初の予備圧縮状態から弾性回復する。このとき、
筒状首部のみが軸方向に予備圧縮された状態で車体側取
付部材及び下取付部材間に下側のクッションゴムが取り
付けられている場合は、筒状首部における軸方向の圧縮
状態が維持されている間、すなわち筒状首部が軸方向に
圧縮されるように弾性変形している間はこれに基づく弾
性回復力により環状膨出部と環状フランジ部とは圧接状
態を維持している。また、筒状首部に加えて環状隆起部
も軸方向に予備圧縮された状態で取り付けられている場
合は、車体側取付部材及び下取付部材間で軸方向距離が
拡がる方向に相対変位が発生すると筒状首部よりも軸方
向におけるばね特性の硬い環状隆起部が取付当初の状態
から最初に弾性回復し、その後筒状首部が弾性回復す
る。そして、環状隆起部のみが弾性回復する初期段階で
は、筒状首部は未だ弾性変形しておりこれに基づく弾性
回復力により環状膨出部と環状フランジ部とは圧接状態
を保っている。このため、筒状首部のみが軸方向に予備
圧縮された状態で取り付けられる場合と比較して、環状
隆起部のみが弾性回復する初期段階の分だけ、環状膨出
部と環状フランジ部との圧接状態をより長く維持するこ
とができる。なお、このことから環状膨出部と環状フラ
ンジ部との間におけるシール性を向上させる観点より、
筒状首部に加えて環状隆起部も軸方向に予備圧縮した状
態で下取付部材と車体側取付部材との間に下側のクッシ
ョンゴムを取り付けることが好ましい。
【0010】したがって、筒状首部のみが軸方向に予備
圧縮された状態で取り付けられる場合、及び筒状首部と
環状隆起部とが軸方向に予備圧縮された状態で取り付け
られる場合は、筒状首部が弾性変形していることに基づ
く弾性回復力が発生している限りにおいて、環状膨出部
と環状フランジ部との圧接状態を保つことができ、これ
により両者間でのシール性を高く確保して、ここからの
水の侵入を確実に防ぐことが可能となる。また、筒状首
部のみが軸方向に予備圧縮された状態で取り付けられる
場合、及び筒状首部と環状隆起部とが軸方向に予備圧縮
された状態で取り付けられる場合は、筒状首部が弾性回
復しきってしまえば、環状膨出部と環状フランジ部とは
圧接されずに単に接触しているだけの状態となるが、こ
の場合であっても両者間で面接触状態が維持されること
により、両者間から水が侵入することを抑えることがで
きる。よって、下側のクッションゴムと下取付部材との
間から水が侵入することに起因するゴム劣化や作動軸等
の腐食の発生を効果的に抑制することが可能となる。
【0011】ここに、筒状首部及び環状隆起部に加えて
筒状基部も軸方向に予備圧縮された状態で、車体側取付
部材及び下取付部材間に下側のクッションゴムが取り付
けられる場合は、車体側取付部材及び下取付部材間で軸
方向距離が拡がる方向に相対変位が発生すると、軸方向
におけるばね特性が環状隆起部よりも筒状首部の方が硬
い場合は取付当初の状態から筒状基部が最初に弾性回復
した後に環状隆起部が弾性回復し、軸方向におけるばね
特性が筒状基部よりも環状隆起部の方が硬い場合は取付
当初の状態から環状隆起部が最初に弾性回復した後に筒
状基部が弾性回復する。そして、筒状基部が弾性回復し
てしまえば、直ちに環状膨出部は環状フランジ部から離
れて浮き上がってしまう。このため、筒状首部及び環状
隆起部に加えて筒状基部も軸方向に予備圧縮した状態で
下側のクッションゴムを取り付ける場合は、環状膨出部
と環状フランジ部との圧接状態をより長く維持する観点
から、筒状基部の軸方向におけるばね特性を環状隆起部
のものよりも軟らかくすることが望ましい。これは、筒
状基部に切欠部等を設けることにより達成することがで
きる。なお、耐久性を確保する観点より、筒状基部の軸
方向におけるばね特性を筒状首部のものより軟らかくす
ることは望ましくない。
【0012】また、筒状首部及び環状隆起部に加えて筒
状基部も軸方向に予備圧縮された状態で、車体側取付部
材及び下取付部材間に下側のクッションゴムが取り付け
られる場合は、前記環状膨出部は、求心基端側から遠心
先端側に向けて下方に傾斜し、前記下取付部材及び前記
車体側取付部材間の軸方向距離が拡がる相対変位により
軸方向に予備圧縮された下側の前記クッションゴムが軸
方向に弾性回復した状態にあっても該下取付部材の前記
環状フランジ部との接触状態を維持しうる周縁先端部を
遠心先端側に有する傾斜環状膨出部とすることが好まし
い。この態様によれば、下取付部材及び車体側取付部材
間で軸方向距離が拡がる相対変位により、筒状基部が弾
性回復し、さらに筒状首部が弾性回復した後であって
も、傾斜環状膨出部の周縁先端部と環状フランジ部との
接触により、両者間でのシール性を確保することができ
る。
【0013】また、本発明の下側のクッションゴムで
は、大荷重入力に対して環状膨出部がストッパ機能を果
たすため、ばね特性を非線形とすることができる。すな
わち、車体側取付部材に対して下取付部材が上方に移動
する相対変位における下側のクッションゴムのばね特性
について考えると、低荷重入力時では、車体側取付部材
と環状膨出部との間に軸方向隙間が存在するため、主に
環状隆起部のばね特性に基づいて荷重変化に対するたわ
み変化が大きくなって、下側のクッションゴムのばね特
性は軟らかいものとなる。一方、大荷重入力時では、車
体側取付部材と環状膨出部とが当接することにより、環
状膨出部がストッパ機能を発揮するため、荷重変化に対
するたわみ変化が小さくなって、下側のクッションゴム
のばね特性は硬いものとなる。このような非線形なばね
特性を発揮するこの下側のクッションによれば、低荷重
入力時における乗り心地を向上させることができるとと
もに、耐久性を確保することができる。
【0014】ここに、車体側取付部材に対して下取付部
材が下方に大きく相対変位するような大荷重入力時を想
定し、かかる場合であっても環状膨出部と環状フランジ
部とが圧接された状態を維持できるようにすれば、上記
水の侵入をより確実に防ぐことができる。したがって、
上記水の侵入をより確実に防ぐ観点からは、想定される
上記大荷重入力に応じて上下のクッションゴムのばね比
を適宜設定することにより、使用状態において環状膨出
部と環状フランジ部とが常に圧接された状態を維持でき
るようにすることが好ましい。
【0015】さらに好適には、前記環状隆起部の上端面
に、前記車体側取付部材に圧接される環状突起部を1又
は2以上設けることができる。これにより、環状隆起部
と車体側取付部材との間におけるシール性も向上させる
ことが可能となる。また、車体側取付部材に対して下取
付部材が下方に過度に大きく相対変位することにより、
車体側取付部材と環状隆起部とが離れるようなことがあ
っても、かかる場合に両者が再び当接するときは環状突
起部の存在によりほぼ線接触で当接するため、面接触で
当接する場合と比較して打音を抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)図1は本実施形態の下側のクッションゴ
ムの軸方向に沿う断面図であって図3のA−A線矢視断
面であり、図2はこのクッションゴムの平面図であり、
図3はこのクッションゴムの底面図であり、図4はこの
クッションゴムが取り付けられる下取付部材等の軸方向
に沿う断面図であり、図5はこのクッションゴムが用い
られる防振装置全体の構成を示す軸方向に沿う断面図で
あって、取付当初の状態を示す断面図である。
【0017】図5に示す防振装置では、ショックアブソ
ーバ(図示せず)の作動軸1が固定された上下一対の取
付部材2、3と、作動軸1を貫通させつつ各取付部材
2、3間に配設された車体側取付部材4との間に、カラ
ー部材5を介して作動軸1が挿嵌される中心軸孔6a、
7aを有する筒状のゴム弾性体よりなる上下一対のクッ
ションゴム6、7が軸方向に予備圧縮された状態で配設
されている。
【0018】上取付部材2は、金属よりなる略板状のも
ので、作動軸1が挿通される中心孔2aを有している。
下取付部材3は、図4に示すように、作動軸1が挿通さ
れる中心孔3aをもつ底面部3bと、この底面部3bの
周縁から一体的に起立する環状側壁部3cと、この環状
側壁部3cの先端から一体的に遠心方向に膨出する環状
フランジ部3dとを備えている。また、この下取付部材
3の下面には、作動軸1が挿通される中心孔9aをも
ち、ゴムストッパ8を固定保持するための保持金具9が
溶接されており、下取付部材3の底面部3bの上面には
中心孔3aと同一内径の円筒状をなす金属製カラー部材
5が同軸的に溶接されている。なお、ゴムストッパ8
は、ショックアブソーバのシリンダ部(図示せず)の上
端面との当接により、作動軸1が下方に過大に変位する
ことを規制するためのものである。また、このゴムスト
ッパ8の下端部にはショックアブソーバの周囲を覆うゴ
ム製ダストカバー10が嵌合保持されている。
【0019】上側のクッションゴム6は、中心孔をもつ
皿板状金具6bとの一体加硫成形品であり、この皿板状
金具6bの下面にも車体側取付部材4との間でクッショ
ン作用を果たすゴム部6cが設けられている。なお、上
側のクッションゴム6の上面と上取付部材2とは非接着
とされている。下側のクッションゴム7は、上記下取付
部材3の環状側壁部3cの内周面に外周面が拘束される
筒状基部7bと、この筒状基部7bの上端に一体的に形
成され、該筒状基部7bの外径よりも小さな外径をもつ
ように径方向にくびれたくびれ部7cが外周面に設けら
れた筒状首部7dと、筒状首部7dの上端に一体的に形
成され、遠心方向に水平方向(軸直角方向)に膨出する
環状膨出部7eと、この環状膨出部7eの上端に一体的
に形成され、筒状首部7dの径方向幅よりも大きな径方
向幅で環状膨出部7eから上方に隆起する環状隆起部7
fとを備えている。なお、環状隆起部7fの内周側は、
荷重入力時における下側のクッションゴム7と車体側取
付部材4とのかみ混み防止のために設けられた環状凹段
部7gとされている。また筒状基部7bの外径は下取付
部材3の環状側壁部3cの内径よりも若干大きく設定さ
れており、筒状基部7bは下取付部材3の環状側壁部3
c内に嵌合、保持可能とされている。さらに、筒状基部
7bの径方向幅は環状隆起部7fの径方向幅よりも大き
く、軸方向におけるばね特性は環状隆起部7fよりも筒
状基部7bの方が大きくされている。
【0020】上記環状隆起部7fの上端面には、車体側
取付部材4に圧接される2個の環状突起部7h、7hが
設けられている。また上記筒状基部7bの内周面には、
筒状基部7bとカラー部材5との間におけるシール性を
向上させるべく、リング状突起部7iが設けられてい
る。さらに筒状基部7bの外周面には、軸方向における
筒状基部7bのばね特性を調整すべく、4個の切欠部7
jが周方向に等間隔で設けられている。なお、4個の切
欠部7jの存在によっても軸方向におけるばね特性は環
状隆起部7fよりも筒状基部7bの方が大きくされてい
る。
【0021】この下側のクッションゴム7は、筒状基部
7bを環状側壁部3c内に嵌合保持させることにより、
予め上記下取付部材3にはめ込まれている。また、上記
ダストカバー10を嵌合保持した上記ゴムストッパ8も
予め上記保持金具9にはめ込まれている。そして、下側
のクッションゴム7は、上記カラー部材5に上記中心軸
孔7aの内周面が拘束され、かつ、上記下取付部材3の
環状側壁部3cに筒状基部7bの外周面が拘束されつ
つ、上記下取付部材3の底面部3bと上記車体側取付部
材4との間で筒状首部7d及び環状隆起部7fが軸方向
に予備圧縮されることにより、環状隆起部7f及び環状
突起部7hが車体側取付部材4に圧接されるとともに、
環状膨出部7eが下取付部材3の環状フランジ部3dに
圧接された状態で、下取付部材3と車体側取付部材4と
の間に取り付けられている。これにより、取付当初にお
いては、筒状首部7d及び環状隆起部7fの弾性回復力
により、環状隆起部7fが車体側取付部材4に圧接され
るとともに、環状膨出部7eが下取付部材3の環状フラ
ンジ部3dに圧接されている。
【0022】なお、径方向幅が筒状首部7dで最も小さ
くなり、軸方向におけるばね特性が筒状首部7dで最も
軟らかくなることから、取付当初においては環状隆起部
7fの弾性回復力が筒状首部7dのものよりも大きいも
のとなっている。また、軸方向におけるばね特性が環状
隆起部7fよりも大きくされた筒状基部7bについて
は、車体側取付部材4及び下取付部材3間における軸方
向距離が拡がる方向の相対変位により、取付当初の状態
から筒状基部7bが最初に弾性回復して環状膨出部7e
が環状フランジ部3dから直ちに離れて浮き上がってし
まうことを防ぐべく、軸方向への予備圧縮をできるだけ
抑えた状態で取り付けられている。
【0023】また、上側のクッションゴム6は、上記上
取付部材2と上記車体側取付部材4との間で軸方向に予
備圧縮されることにより、その上面が上取付部材2に圧
接されるとともに、上記ゴム部6cが車体側取付部材4
に圧接された状態で、下取付部材3と車体側取付部材4
との間に取り付けられている。ここに、この防振装置で
は、使用時に車体側取付部材4に対して下取付部材3が
下方に大きく相対変位するような過度的な大荷重入力を
想定し、かかる場合であっても環状膨出部7eと環状フ
ランジ部3dとが圧接された状態を維持できるようにす
べく、想定される上記大荷重入力に応じて上下のクッシ
ョンゴム6、7のばね比が設定されている。
【0024】なお、作動軸1に対する上取付部材2及び
下取付部材3の固定は、ナット11によりなされる。こ
のとき、下取付部材3に溶接固定されたカラー部材5の
上端面は上取付部材2に当接しているため、上取付部材
2と下取付部材3との間の相対移動はカラー部材5によ
り規制されており、両者間の距離は常に一定とされてい
る。
【0025】上記構成を有する防振装置では、車体に対
するショックアブソーバの作動軸1の軸方向における相
対振動が、上下のクッションゴム6、7により吸収され
る。そして、車体側取付部材4に対して下取付部材3が
上方に移動する方向に相対変位する場合、両者間の軸方
向距離が縮まることにより下側のクッションゴム7が軸
方向にさらに圧縮されるため、環状膨出部7eは環状フ
ランジ部3dにさらに強く圧縮される。このため、取付
当初の状態からかかる方向へ相対変位するような振動の
発生中は、環状膨出部7eと環状フランジ部3dとが常
に圧接状態を保つことになる。一方、車体側取付部材4
に対して下取付部材3が下方に移動する方向に相対変位
する場合は、両者間の軸方向距離が拡がることにより下
側のクッションゴム7が取付当初の圧縮状態から弾性回
復する。このとき、軸方向に予備圧縮された状態で取り
付けられた筒状首部7d及び環状隆起部7fのうち、軸
方向におけるばね特性のより硬い環状隆起部7fが取付
当初の状態から最初に弾性回復し、その後環状隆起部7
fよりも軸方向におけるばね特性の軟らかい筒状首部7
dが弾性回復する。そして、環状隆起部7fのみが弾性
回復する初期段階では、筒状首部7dは未だ弾性変形し
ておりこれに基づく弾性回復力により環状膨出部7eと
環状フランジ部3dとは圧接状態を保っている。すなわ
ち、環状隆起部7fが弾性回復している間及びその後の
筒状首部7dが弾性回復している間は、環状膨出部7e
と環状フランジ部3dとは圧接状態を保っている。
【0026】しかも本実施形態では、使用状態において
環状膨出部7eと環状フランジ部3dとが常に圧接され
た状態を維持できるように、想定される過度的な大荷重
入力に応じて上下のクッションゴム6、7のばね比が設
定されている。したがって、使用状態において環状膨出
部7eと環状フランジ部3dとの圧接状態を常に保つこ
とができることから、両者間におけるシール性を高く確
保することができ、ここからの水の侵入を確実に防ぐこ
とができる。よって、下側のクッションゴム7の環状膨
出部7eと下取付部材3の環状フランジ部3dとの間か
ら水が侵入することに起因するゴム劣化や作動軸等の腐
食の発生を確実に防止することが可能となる。
【0027】また、この下側のクッションゴム7では、
大荷重入力に対して環状膨出部7eがストッパ機能を果
たすため、ばね特性を非線形とすることができる。すな
わち、車体側取付部材4に対して下取付部材3が上方に
移動する相対変位における下側のクッションゴム7のば
ね特性について考えると、低荷重入力時では、車体側取
付部材4と環状膨出部7eとの間に軸方向隙間が存在す
るため、主に環状隆起部7fのばね特性に基づいて荷重
変化に対するたわみ変化が大きくなって、下側のクッシ
ョンゴム7のばね特性は軟らかいものとなる。一方、大
荷重入力時では、車体側取付部材4と環状膨出部7eと
が当接することにより、環状膨出部7eがストッパ機能
を発揮するため、荷重変化に対するたわみ変化が小さく
なって、下側のクッションゴム7のばね特性は硬いもの
となる。このような非線形なばね特性を発揮するこの下
側のクッション7によれば、低荷重入力時における乗り
心地を向上させることができるとともに、耐久性を確保
することができる。
【0028】さらに、環状隆起部7fの上端面には車体
側取付部材4に圧接される2個の環状突起部7hが設け
られているため、環状隆起部7fと車体側取付部材4と
の間におけるシール性も向上させることができ、環状隆
起部7fと車体側取付部材4とが圧接されている間は両
者間から水が侵入することを確実に防ぐことができる。
また、仮に車体側取付部材4に対して下取付部材3が下
方に過度に大きく相対変位して車体側取付部材4と環状
隆起部7fとが離れるようなことがあったとしても、か
かる場合に両者が再び当接するときは環状突起部7hの
存在によりほぼ線接触で当接するため、面接触で当接す
る場合と比較して打音を抑えることができる。
【0029】なお、上記実施形態1において、筒状基部
7bに設けられた切欠部7jの数を増やしたり大きさを
大きくしたりすることにより、筒状基部7bの軸方向に
おけるばね特性を環状隆起部7fのものよりも小さくす
ることもできる。この態様によれば、車体側取付部材4
及び下取付部材3間で軸方向距離が拡がる方向に相対変
位が発生すると、環状隆起部7fが取付当初の状態から
最初に弾性回復した後に筒状基部7bが弾性回復するこ
とから、筒状基部7bの弾性回復により環状膨出部7e
が環状フランジ部3dから離れて浮き上がってしまうこ
とを遅らせることができ、環状膨出部7eと環状フラン
ジ部3dとの圧接状態をより長く維持させてシール性を
向上させることが可能となる。
【0030】(実施形態2)図6及び図7に示す本実施
形態の下側のクッションゴム7’は、上記実施形態1の
下側のクッションゴム7において、環状膨出部7eを傾
斜環状膨出部7e’としたものである。図6はこの下側
のクッションゴム7’の軸方向に沿う断面図であって図
3のA−A線矢視断面に相当する断面図であり、図7は
このクッションゴム7’が用いられる防振装置の構成を
部分的に示す軸方向に沿う断面図であって、車体側取付
部材4及び下取付部材3間の軸方向距離が拡がる方向に
相対変位した状態を示す断面図である。
【0031】この下側のクッションゴム7’の傾斜環状
膨出部7e’は、求心基端側から遠心先端側に向けて下
方に傾斜しており、下取付部材3及び車体側取付部材4
間の軸方向距離が拡がる相対変位により軸方向に予備圧
縮された下側のクッションゴム7’が軸方向に弾性回復
した状態にあっても下取付部材3の環状フランジ部3d
との接触状態を維持しうる周縁先端部7kを遠心先端側
に有している。すなわち、クッションゴム7’は、この
クッションゴム7’を下取付部材3に取り付けた状態
(クッションゴム7’自体は軸方向に予備圧縮されてい
ない状態)において、傾斜環状膨出部7e’の周縁先端
部7kが環状フランジ部3dと当接可能となるように設
定されている。
【0032】この下側のクッションゴム7’は、筒状首
部7d及び環状隆起部7fに加えて筒状基部7bも軸方
向に予備圧縮された状態で、車体側取付部材4及び下取
付部材3間に取り付けられる。その他の構成は上記実施
形態1と基本的に同様である。本実施形態の下側のクッ
ションゴム7’では、下取付部材3及び車体側取付部材
4間で軸方向距離が拡がる方向に相対変位が発生する
と、筒状基部7bが弾性回復し、その後環状隆起部7f
が弾性回復し、最後に筒状首部7dが弾性回復する。こ
のとき、筒状基部7bが弾性回復した直後においては、
環状隆起部7f及び筒状首部7dは未だ弾性変形してお
りこれらの弾性回復力により、傾斜環状膨出部7e’は
その下面のほぼ全面が環状フランジ部3dに圧接されて
いる。その後環状隆起部7fが弾性回復した直後におい
ては、筒状首部7dは未だ弾性変形しておりこれの弾性
回復力により、傾斜環状膨出部7e’は周縁先端部7k
の近傍が環状フランジ部3dに面接触状態で圧接されて
いる。そして、最後に筒状首部7dが弾性回復した後で
あっても、傾斜環状膨出部7e’は周縁先端部7kがが
環状フランジ部3dにほぼ線接触状態で当接している
(図7に示す状態)。
【0033】このように本実施形態のクッションゴム
7’によれば、下取付部材3及び車体側取付部材4間で
軸方向距離が拡がる相対変位により、筒状基部7bが弾
性回復し、さらに筒状首部7dが弾性回復した後であっ
ても、傾斜環状膨出部7e’の周縁先端部7kと環状フ
ランジ部3dとの接触により、両者間でのシール性を確
保することができる。
【0034】なお、上記実施形態では筒状首部7dの外
周面にくびれ部7cを設ける例について説明したが、こ
のくびれ部7cは内周面及び外周面の双方に、あるいは
どちらか一方に設けることができる。また、上記実施形
態ではカラー部材5を上下のクッションゴム6、7の中
心孔6a、7Aに挿嵌させる例について説明したが、こ
の中心孔6a、7aに直接作動軸1を挿嵌させてもよ
い。
【0035】さらに、上記実施形態では、筒状首部7d
及び環状隆起部7fを軸方向に予備圧縮した状態で取り
付ける例、及び筒状首部7d、環状隆起部7f及び筒状
基部7bを軸方向に予備圧縮した状態で取り付ける例に
ついて説明したが、筒状基部7dのみを軸方向に予備圧
縮した状態で取り付けることもできる。ただしこの場
合、取付当初の状態から車体側取付部材4に対して下取
付部材3が下方に相対移動するような荷重入力時におい
て、環状膨出部7eと環状フランジ部3dとの圧接状態
を長く維持させることができないため、両者間における
シール性確保の点で不利となる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のアブソーバ
用クッションゴムは、下取付部材の環状フランジ部に対
する環状膨出部の圧接又は接触により、この部分から水
が侵入することを効果的に抑えることができる。したが
って、下側のクッションゴムのゴム劣化やショックアブ
ソーバの作動軸等の腐食の発生を効果的に抑制すること
が可能となる。
【0037】また、環状膨出部がストッパ機能を発揮す
ることにより、下側のクッションゴムの軸方向における
ばね特性が非線形となり、乗り心地を向上させつつ、耐
久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態1に係る下側のクッションゴムの軸
方向に沿う断面図であって、図3のA−A線矢視断面で
ある。
【図2】本実施形態1に係る下側のクッションゴムの平
面図である。
【図3】本実施形態1に係る下側のクッションゴムの底
面図である。
【図4】本実施形態1に係る下側のクッションゴムが取
り付けられる下取付部材等の軸方向に沿う断面図であ
る。
【図5】本実施形態1に係る下側のクッションゴムが用
いられる防振装置全体の構成を示す軸方向に沿う断面図
である。
【図6】本実施形態2に係る下側のクッションゴムの軸
方向に沿う断面図である。
【図7】本実施形態2に係る下側のクッションゴムが用
いられる防振装置の構成を部分的に示す軸方向に沿う断
面図である。
【図8】従来の防振装置の全体構成を示す軸方向に沿う
断面図である。
【符号の説明】
1…作動軸 2…上取付部材 3…
下取付部材 4…車体側取付部材 5…カラー部材 6…上側のクッションゴム 7、7’…下側のクッションゴム 3a…中心孔 3b…底面部 3c
…環状側壁部 3d…環状フランジ部 6a、7a…中心軸孔 7b
…筒状基部 7c…くびれ部 7d…筒状首部 7e
…環状膨出部 7f…環状隆起部 7h…環状突起部 7
e’…傾斜環状膨出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバの作動軸が挿通され
    る中心孔をもつ底面部、該底面部の周縁から一体的に起
    立する環状側壁部及び該環状側壁部の先端から一体的に
    遠心方向に膨出する環状フランジ部を備えて該中心孔に
    挿通された該作動軸に固定保持される下取付部材と、該
    下取付部材の上方に配設され該作動軸に固定保持される
    上取付部材と、該作動軸を貫通させつつ該上取付部材及
    び該下取付部材間に配設される車体側取付部材と、該作
    動軸に外装されるカラー部材を介して又は直接該作動軸
    が挿嵌される第1中心軸孔を有する筒状のゴム弾性体よ
    りなり、該上取付部材及び該車体側取付部材間に軸方向
    に圧縮された状態で配設される上側のクッションゴム
    と、該カラー部材を介して又は直接該作動軸が挿嵌され
    る第2中心軸孔を有する筒状のゴム弾性体よりなり、該
    下取付部材及び該車体側取付部材間に軸方向に圧縮され
    た状態で配設される下側のクッションゴムとを備えた防
    振装置に用いられる下側の該クッションゴムであって、 上記下取付部材の環状側壁部の内周面に外周面が拘束さ
    れる筒状基部と、 該筒状基部の上端に一体的に形成され、径方向にくびれ
    たくびれ部が設けられた筒状首部と、 該筒状首部の上端に一体的に形成され、遠心方向に膨出
    する環状膨出部と、 該環状膨出部の上端に一体的に形成され、該筒状首部の
    径方向幅よりも大きな径方向幅で該環状膨出部から上方
    に隆起する環状隆起部とを備え、 上記下取付部材の底面部と上記車体側取付部材との間で
    少なくとも上記筒状首部が軸方向に予備圧縮されること
    により、上記環状膨出部と該車体側取付部材との間に所
    定の軸方向隙間を確保しつつ上記環状隆起部が該車体側
    取付部材に圧接されるとともに、上記環状膨出部が該下
    取付部材の環状フランジ部に圧接された状態で、該下取
    付部材と該車体側取付部材との間に取り付けられること
    を特徴とするアブソーバ用クッションゴム。
  2. 【請求項2】前記環状膨出部は、求心基端側から遠心先
    端側に向けて下方に傾斜し、前記下取付部材及び前記車
    体側取付部材間の軸方向距離が拡がる相対変位により軸
    方向に予備圧縮された下側の前記クッションゴムが軸方
    向に弾性回復した状態にあっても該下取付部材の前記環
    状フランジ部との接触状態を維持しうる周縁先端部を遠
    心先端側に有する傾斜環状膨出部とされていることを特
    徴とする請求項1記載のアブソーバ用クッションゴム。
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