JP4712235B2 - バンプラバー構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用油圧緩衝器等に用いて好適なバンプラバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧緩衝器は、ダンパチューブとダンパロッド(ピストンロッド)と懸架ばねを有し、懸架ばねにより路面からの衝撃を吸収するとともに、ダンパチューブに対するダンパロッドの伸縮によりダンパチューブが内蔵する減衰装置を作動させることによって懸架ばねの振動を制振する。そして、油圧緩衝器では、ダンパチューブに対するダンパロッドの最大圧縮時に、ダンパロッドの外端部に取付けたバンプラバーをダンパチューブの外端面に衝合させて圧縮することにより、ダンパロッドの底突きを防止する。
【0003】
従来、バンプラバーはダンパロッドのための挿通孔を形成されてダンパロッドに取付けられており、実開平2-53546に記載の如くにバンプラバーの挿通孔の内周の全面をダンパロッドに密着させるもの(従来技術1)、特公平5-36657に記載の如くにバンプラバーの挿通孔の内周をダンパロッドに当接させずに、その内周の軸方向に延びる複数の突部を備えたもの(従来技術2)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術1は、バンプラバーの挿通孔の内周の全面をダンパロッドに密着させることにより、バンプラバーの圧縮時の変形をダンパロッドによってガイドし、バンプラバーの座屈を防止できる。しかしながら、この場合には、バンプラバーの挿通孔に一旦入り込んだダスト、泥水等が抜け難く、これがバンプラバーの変形時にダンパロッドとの間で擦れ、バンプラバーの耐久性を悪くしたり、異音を生じさせ、ひいてはダンパロッドを損傷させて油圧緩衝器の機能障害を引き起こす虞もある。
【0005】
従来技術2は、バンプラバーの挿通孔の内周をダンパロッドに当接させていないから、この挿通孔にダスト、泥水等が溜まることはないが、バンプラバーの圧縮時の変形をダンパロッドによってガイドすることができず、バンプラバーの座屈を生じ易く、これがバンプラバーに偏荷重を及ぼして耐久性を悪くしたり、バンプラバーをダンパロッドに片あたりさせて異音を発生させる原因にもなる。
【0006】
本発明の課題は、油圧緩衝器において、バンプラバーの座屈を防止し、且つバンプラバーの挿通孔にダスト、泥水等が溜まることを回避し、バンプラバーの耐久性の向上、異音発生の防止を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ダンパロッドのための挿通孔が軸方向に形成されたバンプラバーを該ダンパロッドに取付けるバンプラバー構造において、前記バンプラバーが、前記挿通孔の内周の周方向複数位置にそれぞれ軸方向に延びる複数の突部を備え、相隣る突部間には縦溝を形成し、各突部を前記ダンパロッドに面で当接せしめ、前記バンプラバーが、前記突部を前記挿通孔の内周の軸方向に複数段備え、該複数段備えた突部のうちの少なくとも1段の突部の長さを長くして、この突部をバンプラバーの圧縮前の自由状態の段階からダンパロッドに面で当接させ、他の少なくとも1段の突部の長さを短くして、この突部をバンプラバーの最大圧縮前にはダンパロッドから離間させたものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記バンプラバーが、前記突部の軸方向の端部をテーパ状にしたものである。
【0012】
【作用】
請求項1の発明によれば下記(a)〜(f)の作用がある。
(a)バンプラバーの挿通孔の内周の周方向複数位置に備えた突部がダンパロッドに当接することにより、バンプラバーの圧縮時の変形をダンパロッドによってガイドし、バンプラバーの座屈を防止できる。突部が尖った突起であってダンパロッドに点や線で当接する場合には、ダンパロッドとの接触部が小さく強度不足となり支え切れずに倒れてダンパロッドによってガイドされるものにはならないが、本発明では突部がダンパロッドに面で当接するから強度的にも強く、ダンパロッドによって安定的にガイドされ得るものになる。
【0013】
(b)バンプラバーの挿通孔の内周に、周方向で相隣る突部の間の縦溝が形成されるから、この縦溝が、バンプラバーの挿通孔に一旦入り込んだダスト、泥水等を速やかに排出させるための排出路となり、ダスト、泥水等が溜まることも回避できる。
【0014】
(c)バンプラバーの座屈が上述(a)により防止されるから、バンプラバーの圧縮時にバンプラバーに偏荷重を生ずることがなく、バンプラバーの耐久性を向上できるし、バンプラバーとダンパロッドの片あたりによる異音の発生もない。また、バンプラバーの挿通孔にダスト、泥水等が溜まることも上述(b)により回避されるから、これらのダスト、泥水等がバンプラバーとダンパロッドの間で擦れることがなく、バンプラバーの耐久性を向上できるし、擦れ(摩擦力の局部集中)に基づく異音の発生もない。また、ダンパロッドが擦れに基づく損傷を受けることがなく、油圧緩衝器の機能障害を引き起こすことがない。
【0015】
(d)バンプラバーの突部を挿通孔の内周の軸方向に複数段備えたから、バンプラバーの圧縮時の変形を軸方向で相隣る突部間の長いスパンでダンパロッドによってガイドするものになり、バンプラバーの座屈を効果的に防止できる。
(e)複数段の突部のうち、少なくとも1段の突部をダンパロッドから離間させたから、ダンパロッドとの接触面積を更に減らし、ダスト、泥水等の排出性を向上させ、異音の発生をより防止できる。
(f)上述(e)において、複数段の突部のうち、ダンパロッドから離間させる突部は長さの短い突部である。従って、バンプラバーの座屈を効果的に防止しながら、ダンパロッドとの接触面積を更に減らし、ダスト、泥水等の排出性を向上させ、異音の発生をより防止できる。
【0016】
請求項2の発明によれば下記(g)の作用がある。
(g)バンプラバーの突部の軸方向端形状をテーパ状にし、これをステップ状(段差状)にしていないから、バンプラバーの挿通孔に一旦入り込んだダスト、泥水等を溜り残すことがないし、成形時の型抜き性も向上する。突部の軸方向端形状がステップ状になっていると、型抜き時に突部の端部が型に引っかかって破損する虞があるから、注意を必要として型抜き性が悪い。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は油圧緩衝器を示す要部断面図、図2は図1のバンプラバーを示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図、図3は第2参考形態のバンプラバーを示す全体断面図、図4は第3参考形態のバンプラバーを示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、図5は本発明実施形態のバンプラバーを示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【0020】
(第1参考形態)(図1、図2)
油圧緩衝器10は、図1に示す如く、ダンパチューブ11とダンパロッド(ピストンロッド)12と、懸架ばね13を有し、ダンパチューブ11の外周部には下スプリング14を取着し、ダンパロッド12の上スプリングシート15を取着し、懸架ばね13をスプリングシート14、15の間に介装している。
【0021】
油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11の下部に車軸側取付部16を備え、ダンパロッド12に取着してある上スプリングシート15に車体側取付部17を備え、車体側取付部17に取付ボルト18を取着してある。そして、油圧緩衝機10は、懸架ばね13により路面からの衝撃を吸収するとともに、ダンパチューブ11に対するダンパロッド12の伸縮によりダンパチューブ11が内蔵する減衰装置を作動させることによって懸架ばね13の振動を制振する。
【0022】
尚、油圧緩衝器10は、ダンパロッド12の外端部に挿着したジョイントカラー21により受け座22、23、カバー24、カバープレート25を位置決めし、これらの受け座22、23の間にマウントラバー26A、26Bを設け、このマウントラバー26A、26Bの間に上スプリングシート15の基端部15Aを挟持した状態で該ダンパロッド12の上端部に取付ナット27が螺装される。カバー24にはダストカバー28の上端部が連結され、ダストカバー28はダンパチューブ11の側にまで延びた下端部を蛇腹状にしている。
【0023】
また、油圧緩衝器10は、ダンパチューブ11から突き出るダンパロッド12の外端部で、カバー24に囲まれる部分にバンプラバー30の軸方向に形成した挿通孔30Aを圧入し、ダンパチューブ11のダンパロッド12が貫通している軸封部まわりにバンプストッパキャップ29を固定し、バンプストッパキャップ29にバンブラバー衝合板29Aを備えている。バンプラバー30は、ダンパチューブ11に対するダンパロッド12の最大圧縮時に、バンプラバー衝合板29Aに衝合して圧縮され、衝撃を吸収してダンパロッド12の底突きを防止する。
【0024】
以下、バンプラバー30の取付構造について詳述する(図2)。
バンプラバー30は、ウレタン等の弾性体からなる略円筒状の成形体である。バンプラバー30の外周は、取付状態における上端側から下端側に向けて外径を次第に小径として先細り状をなす複数の円筒部31と、相隣る円筒部31の間に設けた環状溝32を備える。バンプラバー30の挿通孔30Aの内周は、ダンパロッド12に抱きつく拘束部33を上端部に備え、外周の各円筒部31に対応する軸方向の各部に環状溝34を備える。
【0025】
バンプラバー30は、ダンパロッド12の最大圧縮時にバンプラバー衝合板29Aに衝合し、先細りの下端側の薄肉先端部の側から上端側の厚肉基端部の側に向けて、ばね定数が順に高くなっている部分を順に圧縮され、衝撃を吸収する。このとき、バンプラバー30は、外周の先細り形状によってダンパロッド12の底突きを効果的に防止し、内外周の環状溝32、34の存在によって軸方向への圧縮変形を良好にして衝撃を効果的に吸収する。
【0026】
更に、バンプラバー30は、挿通孔30Aの内周で軸方向にて相隣る環状溝34、34の間の、周方向複数位置に、それぞれ軸方向に延びる複数の突部35を備え、相隣る突部35、35の間には縦溝36を形成し、各突部35の頂面をダンパロッド12に面で当接する当接面35Aとしている。例えば、突部35の縦溝36に対する高さは0.5mm、ダンパロッド12に対する締代は0.1mm以上である。
【0027】
また、バンプラバー30は、各突部35の軸方向の両端部を、環状溝34の底部34Aに向けて下り勾配をなすテーパ状のテーパ面35Bとしている。テーパ面35Bは環状溝34の溝面の一部をもなす。
【0028】
また、バンプラバー30は、突部35を挿通孔30Aの内周の軸方向に2段備える。
従って、本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼バンプラバー30の挿通孔30Aの内周の周方向複数位置に備えた突部35がダンパロッド12に当接することにより、バンプラバー30の圧縮時の変形をダンパロッド12によってガイドし、バンプラバー30の座屈を防止できる。突部35が尖った突起であってダンパロッド12に点や線で当接する場合には、ダンパロッド12との接触部が小さく強度不足となり支え切れずに倒れてダンパロッド12によってガイドされるものにはならないが、本発明では突部35がダンパロッド12に面で当接するから、強度的にも強く、ダンパロッド12によって安定的にガイドされ得るものになる。
【0029】
▲2▼バンプラバー30の挿通孔30Aの内周に、周方向で相隣る突部35の間の縦溝36が形成されるから、この縦溝36が、バンプラバー30の挿通孔30Aに一旦入り込んだダスト、泥水等を速やかに排出させるための排出路となり、ダスト、泥水等が溜まることも回避できる。
【0030】
▲3▼バンプラバー30の座屈が上述▲1▼により防止されるから、バンプラバー30の圧縮時にバンプラバー30に偏荷重を生ずることがなく、バンプラバー30の耐久性を向上できるし、バンプラバー30とダンパロッド12の片あたりによる異音の発生もない。また、バンプラバー30の挿通孔30Aにダスト、泥水等が溜まることも上述▲2▼により回避されるから、これらのダスト、泥水等がバンプラバー30とダンパロッド12の間で擦れることがなく、バンプラバー30の耐久性を向上できるし、擦れ(摩擦力の局部集中)に基づく異音の発生もない。また、ダンパロッド12が擦れに基づく損傷を受けることがなく、油圧緩衝器の機能障害を引き起こすことがない。
【0031】
▲4▼バンプラバー30の突部35を挿通孔30Aの内周の軸方向に複数段備えたから、バンプラバー30の圧縮時の変形を軸方向で相隣る突部35間の長いスパンでダンパロッド12によってガイドするものになり、バンプラバー30の座屈を効果的に防止できる。
【0032】
▲5▼バンプラバー30の突部35の軸方向端形状をテーパ状にし、これをステップ状(段差状)にしていないから、バンプラバー30の挿通孔30Aに一旦入り込んだダスト、泥水等を溜り残すことがないし、成形時の型抜き性も向上する。突部35の軸方向端形状がステップ状になっていると、型抜き時に突部35の端部が型に引っかかって破損する虞があるから、注意を必要として型抜き性が悪い。
【0033】
(第2参考形態)(図3)
図3のバンプラバー40が、図2のバンプラバー30と異なる点は、突部35の軸方向の端部をステップ状(段差状)の段差面41とし、突部35の端部を段差面41を介して環状溝34の底部34Aにつなげたことにある。
【0034】
(第3参考形態)(図4)
図4のバンプラバー50は、図2のバンプラバー30に比し、突部35を挿通孔30Aの内周の軸方向の全域に渡るように多段配置(図4では3段)した。従って、バンプラバー50では、最上段の突部35がダンパロッド12に抱きつく拘束部33をなす。
【0035】
また、バンプラバー50は、最上段の突部35の上の上端面に、周方向に連続する環状溝51と、環状溝51の周方向の一部(周方向2位置)を切欠いて外周に連通させた貫通溝52とし、挿通孔30Aに入り込んだ泥水等を直ちに外部へと排出できるようにした。
【0036】
(本発明実施形態)(図5)
図5のバンプラバー60が、図2のバンプラバー30と異なる点は、挿通孔30Aの内周の軸方向に、複数段(図5では2段)の互いに軸方向長さを異にする突部61、62を配置したことにある。
【0037】
上段側の突部61は、挿通孔30Aの内周の周方向複数位置のそれぞれに配置され、軸方向長さを下段側の突部62よりも長く設定されており、相隣る突部61、61の間には縦溝63を形成し、各突部61の頂面をバンプラバー60の圧縮前の自由状態の段階からダンパロッド12に面で当接する当接面61Aとしている。各突部61の軸方向の両端部は、環状溝34の底部34Aに向けて下り勾配をなすテーパ状のテーパ面61Bとしている。テーパ面61Bは環状溝34の溝面の一部をもなす。
【0038】
下段側の突部62は、挿通孔30Aの内周の周方向位置のそれぞれに配置され、軸方向長さを上段側の突部61よりも短く設定されており、相隣る突部62、62の間には縦溝64を形成し、各突部62の頂面をバンプラバー60の圧縮前にはダンパロッド12から離間し、バンプラバー60の圧縮過程(最大圧縮側)でダンパロッド12に面で当接する当接面62Aとしている。各突部62の軸方向の両端部は、環状溝34の底部34Aに向けて下り勾配をなすテーパ状のテーパ面62Bとしている。テーパ面62Bは環状溝34の溝面の一部をもなす。
【0039】
即ち、バンプラバー60は、バンプラバー30に比して全長が短めの座屈しづらいダンパバンプラバーであって、上段側の突部61の長さを長くしてダンパロッド12に当接させ、下段側の突部62の長さを短くしてダンパロッド12から離間させたものである。ダンパチューブ11に対するダンパロッド12の小圧縮側では、突部61がダンパロッド12に当接していてバンプラバー60の変形を突部61を介してダンパロッド12によってガイドし、バンプラバー60の座屈を防止する。ダンパロッド12の最大圧縮側では、突部62のダンパロッド12に当接するに至ってバンプラバー60のより大きな変形を突部61と突部62の両方を介してダンパロッド12によってガイドし、バンプラバー60の座屈を防止する。
【0040】
従って、本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼複数段の突部61、62のうち、突部62を少なくともバンプラバー60の最大圧縮前(自由状態〜圧縮中間状態)においては、ダンパロッド12から離間させたから、ダンパロッド12との接触面積を更に減らし、ダスト、泥水等の排出性を向上させ、異音の発生をより防止できる。
【0041】
▲2▼上述▲1▼において、複数段の突部61、62のうち、ダンパロッド12から離間される突部62は長さの短い突部であり、これを離間させてもバンプラバー60の小圧縮時の座屈防止性を損なわない。即ち、バンプラバー60の小圧縮時の座屈は、ダンパロッド12に長い範囲で当接してより安定的にガイドされる突部61により防止できるし、バンプラバー60の大圧縮時の座屈は、バンプラバー60のより大きな変形を軸方向の長いスパンでダンパロッド12によってガイドすることとなる突部61と突部62の両方によって防止できる。
【0042】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、油圧緩衝器において、バンプラバーの座屈を防止し、且つバンプラバーの挿通孔にダスト、泥水等が溜まることを回避し、バンプラバーの耐久性の向上、異音発生の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は油圧緩衝器を示す要部断面図である。
【図2】 図2は図1のバンプラバーを示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【図3】 図3は第2参考形態のバンプラバーを示す全体断面図である。
【図4】 図4は第3参考形態のバンプラバーを示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。
【図5】 図5は本発明実施形態のバンプラバーを示し、(A)は全体断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
12 ダンパロッド
30、40、50、60 バンプラバー
30A 挿通孔
35、61、62 突部
35A、61A、62A 当接面
35B、61B、62B テーパ面
36、63、64 縦溝
Claims (2)
- ダンパロッドのための挿通孔が軸方向に形成されたバンプラバーを該ダンパロッドに取付けるバンプラバー構造において、
前記バンプラバーが、前記挿通孔の内周の周方向複数位置にそれぞれ軸方向に延びる複数の突部を備え、相隣る突部間には縦溝を形成し、各突部を前記ダンパロッドに面で当接せしめ、
前記バンプラバーが、前記突部を前記挿通孔の内周の軸方向に複数段備え、
該複数段備えた突部のうちの少なくとも1段の突部の長さを長くして、この突部をバンプラバーの圧縮前の自由状態の段階からダンパロッドに面で当接させ、他の少なくとも1段の突部の長さを短くして、この突部をバンプラバーの最大圧縮前にはダンパロッドから離間させたことを特徴とするバンプラバー構造。 - 前記バンプラバーが、前記突部の軸方向の端部をテーパ状にした請求項1に記載のバンプラバー構造。
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