JP2001153167A - バンプストッパ - Google Patents

バンプストッパ

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JP2001153167A
JP2001153167A JP33443399A JP33443399A JP2001153167A JP 2001153167 A JP2001153167 A JP 2001153167A JP 33443399 A JP33443399 A JP 33443399A JP 33443399 A JP33443399 A JP 33443399A JP 2001153167 A JP2001153167 A JP 2001153167A
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JP
Japan
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peak
bump stopper
outer diameter
crest
present
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Pending
Application number
JP33443399A
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English (en)
Inventor
Naoto Okada
田 直 人 岡
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛇腹部の形状を最適に設定して耐久性に優れ
たバンプストッパを提供する。 【解決手段】 本発明のバンプストッパ20は、互いに
隣り合って蛇腹部を形成する一対の山部12,13のう
ち、第1の山部12から圧縮荷重を受ける第2の山部1
3の外径φD13を、第1の山部12の外径φD12と
等しくし若しくは小さくしたものである。これにより、
このバンプストッパ20が圧縮変形するときに、第2の
山部13の頂部13aが第1の山部12の頂部12aよ
りも半径方向外側に膨出するという、第2の山部13の
著しい変形を防止できるから、このバンプストッパ20
の耐久性を大幅に向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の懸架装置に
取り付けられてバンプストローク一杯に変位する車輪の
動きを緩衝するバンプストッパに関し、より詳しくは発
泡ウレタンから蛇腹状に成形されたバンプストッパの耐
久性を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の懸架装置には車輪の上下動を減衰
させるためにショックアブソーバが設けられているが、
車両が高速走行しているときに車輪が路面上の突起に乗
り上げると車輪は急激に上方に変位するため、ショック
アブソーバのみによっては車輪の動きを緩衝することが
できない。そこで、従来、車両の懸架装置には、車輪が
上方一杯に、すなわちバンプストローク一杯に変位する
際の車輪の動きを緩衝し、懸架装置や車体に衝撃荷重が
作用することを防止するバンプストッパが設けられてい
る。
【0003】図3に示した従来のバンプストッパ10
は、ストラット式サスペンションのストラットに装着さ
れるタイプのもので、発泡ウレタンから蛇腹を有した筒
状に成形され、その内部をストラットロッドRが貫通す
るようにストラットに装着されている。そして、図示さ
れない車輪がバンプストローク一杯に変位すると、図4
中に矢印で示したようにストラットのダンパ本体Dが図
示上方に変位するので、バンプストッパ10はスプリン
グシートSに押圧されて軸線方向に圧縮変形しつつ車輪
の動きを緩衝する。
【0004】このとき、バンプストッパ10の蛇腹部を
形成する合計5つの山部1,2,3,4,5には、それ
ぞれダンパ本体Dと接触する山部1からスプリングシー
トSと接触する山部5の順に圧縮荷重が負荷される。し
たがって、この蛇腹部の圧縮時の変形を適切に制御すれ
ば、圧縮ストロークと圧縮反力との関係を懸架装置の特
性に合致させつつ、所定の耐久性を有するようにバンプ
ストッパ10を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のバン
プストッパにおいては、一般的に、蛇腹形状を構成する
複数の山部の外径は、ダンパ本体D側からスプリングシ
ートS側にかけて徐々に大きくなるように設定される。
すなわち、図3に示したバンプストッパ10を例に取っ
て説明すると、蛇腹部を形成する合計5つの山部1,
2,3,4,5の外径をそれぞれφD1、φD2、φD
3、φD4、φD5とすると、φD1<φD2<φD3
<φD4<φD5となるように設定される。
【0006】しかしながら、このような従来の山部外径
の設定方法によってその蛇腹が形成されたバンプストッ
パ10に圧縮荷重が作用すると、図4に示したように、
互いに隣り合う二つの山部2,3のうち、山部2から圧
縮荷重を受ける山部3の頂部3aが山部2の頂部2aよ
りも半径方向外側に膨出する場合があった。甚だしい場
合には、山部3から圧縮荷重を受ける山部4の頂部4a
よりも半径方向外側に山部3の頂部3aが膨出する場合
があった。この場合、山部3は変形が著しく破損し易い
ため、バンプストッパ10の耐久性が大幅に低下してし
まう。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する問題点を解消し、蛇腹部の形状を最適に設定
して耐久性に優れたバンプストッパを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載のバンプストッパは、発泡
ウレタンから蛇腹部を有する筒状に形成されるバンプス
トッパにおいて、互いに隣り合って前記蛇腹部を形成す
る少なくとも一対の山部のうち、第1の山部から圧縮荷
重を受ける第2の山部の外径を、前記第1の山部の外径
と等しくし若しくは小さくしたことを特徴とするもので
ある。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のバンプス
トッパは、請求項1に記載のバンプストッパにおいて、
前記第2の山部と互いに隣り合って前記第2の山部から
圧縮荷重を受ける第3の山部の外径を、前記第2の山部
の外径と等しくし若しくは大きくしたことを特徴とす
る。
【0010】すなわち、本発明の請求項1に記載のバン
プストッパにおいては、第1の山部から圧縮荷重を受け
る第2の山部の外径が第1の山部の外径以下であるか
ら、第2の山部の頂部は第1の山部との接触によりその
変位が拘束され、第1の山部の頂部よりも半径方向外側
に変位することができない。これにより、本発明のバン
プストッパが圧縮されたときには、第2の山部の頂部が
第1の山部の頂部よりも半径方向外側に膨出するという
第2の山部の著しい変形を防止できるから、本発明のバ
ンプストッパの耐久性を大幅に向上させることができ
る。
【0011】さらに、本発明の請求項2に記載のバンプ
ストッパにおいては、第2の山部から圧縮荷重を受ける
第3の山部の外径が第2の山部のそれ以上であるから、
第2の山部の頂部は第3の山部との接触によりその変位
が拘束され、第3の山部の頂部よりも半径方向外側に変
位することができない。これにより、本発明のバンプス
トッパが圧縮されたときには、第2の山部の頂部が第3
の山部の頂部よりも半径方向外側に膨出するという第2
の山部の著しい変形を防止できるから、本発明のバンプ
ストッパの耐久性を大幅に向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態の
バンプストッパを、図1および図2を参照して詳細に説
明する。ここで、図1は本発明に係る一実施形態のバン
プストッパを示す半断面側面図、図2は図1に示したバ
ンプストッパが圧縮変形した状態を模式的に示す側面図
である。
【0013】図1に示した本実施形態のバンプストッパ
20は、車両のストラット式サスペンションのストラッ
トに装着されるもので、発泡ウレタンから蛇腹部を有し
た筒状に成形されるとともに、その内部をストラットロ
ッドRが貫通するように前記ストラットに装着される。
【0014】前記バンプストッパ20は、図1に示した
ように合計5つの山部11,12,13,14,15に
よって形成される蛇腹部を備えている。そして、各山部
11,12,13,14,15の外径をそれぞれφD1
1、φD12、φD13、φD14、φD15とする
と、各山部11〜15の外径は、φD11<φD12、
φD12≧φD13、φD13≦φD14<φD15な
る関係を満たすように設定される。
【0015】図示されない車輪がバンプストローク一杯
に変位すると、図2中に矢印で示したようにストラット
のダンパ本体Dが図示上方に変位するので、バンプスト
ッパ20はスプリングシートSに押圧されて軸線方向に
圧縮変形しつつ車輪の動きを緩衝する。このとき、バン
プストッパ20の蛇腹部を形成する合計5つの山部1
1,12,13,14,15には、それぞれダンパ本体
Dと接触する山部11からスプリングシートSと接触す
る山部15の順に圧縮荷重が負荷される。そして、スプ
リングシートSに負荷された圧縮荷重は、図示されない
ストラットベアリングおよびストラットマウントを介し
て、車両のボデーに伝達される。
【0016】このとき、互いに隣り合う山部12(第1
の山部)の外径φD12および山部13(第2の山部)
の外径φD13は、φD12≧φD13なる関係を満た
すように設定されている。すなわち、山部12から圧縮
荷重を受ける山部13の外径φD13は、山部12の外
径φD12以下であるから、山部13の頂部13aは山
部12との接触によりその変位が拘束され、山部12の
頂部12aよりも半径方向外側に変位することができな
い。これにより、本実施形態のバンプストッパ20が圧
縮されたときに、山部13の頂部13aが山部12の頂
部12aよりも半径方向外側に膨出するという山部13
の著しい変形を防止できるから、本実施形態のバンプス
トッパ20の耐久性を大幅に向上させることができる。
【0017】同様に、互いに隣り合う山部13(第2の
山部)の外径φD13および山部14(第3の山部)の
外径φD14は、φD13≦φD14なる関係を満たす
ように設定されている。すなわち、山部13から圧縮荷
重を受ける山部14の外径φD14は、山部13の外径
φD13以上であるから、山部13の頂部13aは山部
14との接触によりその変位が拘束され、山部14の頂
部14aよりも半径方向外側に変位することができな
い。これにより、本実施形態のバンプストッパ20が圧
縮されたときに、山部13の頂部13aが山部14の頂
部14aよりも半径方向外側に膨出するという山部13
の著しい変形を防止できるから、本実施形態のバンプス
トッパ20の耐久性を大幅に向上させることができる。
【0018】因みに、本実施形態のバンプストッパ20
の軸線方向の自然長を120mmとするとともに、各山
部11〜15の外径をそれぞれφD11=40mm、φ
D12=44mm、φD13=43mm、φD14=4
6mm、φD15=50mmとし、かつ圧縮荷重100
0kgfを1Hzの頻度で負荷したときには、前記圧縮
荷重を2万回を負荷しても本実施形態のバンプストッパ
20には破損が生じなかった。これに対して、従来のバ
ンプストッパ10の軸線方向の自然長を120mmとす
るとともに、各山部1〜5の外径をそれぞれφD1=4
0mm、φD2=44mm、φD3=45mm、φD4
=46mm、φD5=50mmとし、かつ圧縮荷重10
00kgfを1Hzの頻度で負荷したときには、前記圧
縮荷重を約1000回負荷した時点でバンプストッパ1
0が破損した。
【0019】すなわち、本実施形態のバンプストッパ2
0は、その山部13の外径φD13を、互いに隣り合っ
て山部13に圧縮荷重を負荷する山部12の外径φD1
2以下とするとともに、互いに隣り合って山部13から
圧縮荷重を負荷される山部14の外径φD14以下とし
たものである。これにより、本実施形態のバンプストッ
パ20が圧縮変形するときには、山部13の頂部13a
は隣り合う山部12と山部14とによって挟持され、そ
の変位が拘束される。したがって、山部13の頂部13
aが山部12の頂部12aおよび山部14の頂部14a
よりも半径方向外側に膨出するという、山部13の著し
い変形を防止して、本実施形態のバンプストッパ20の
耐久性を大幅に向上させることができる。
【0020】以上、本発明に係る一実施形態のバンプス
トッパについて詳しく説明したが、本発明は上述した実
施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が
可能であることは言うまでもない。例えば、上述した実
施形態においては合計5つの山部から構成される蛇腹部
を有したバンプストッパを例にとって説明したが、山部
の数を減らしたり多くしたりできることは言うまでもな
い。また、本発明は、ストラット式サスペンション以外
の形式のサスペンションに用いるバンプストッパにも適
用することができる。さらに、本発明は、発泡ウレタン
以外の材料、例えば合成ゴムから製造されるバンプスト
ッパにも適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載のバンプストッパは、互いに隣り合っ
て蛇腹部を形成する一対の山部のうち、第1の山部から
圧縮荷重を受ける第2の山部の外径を、第1の山部の外
径と等しくし若しくは小さくしたものである。これによ
り、このバンプストッパが圧縮されたときには、第2の
山部の頂部が第1の山部の頂部よりも半径方向外側に膨
出するという、第2の山部の著しい変形を防止できるか
ら、このバンプストッパの耐久性を大幅に向上させるこ
とができる。また、本発明の請求項2に記載のバンプス
トッパは、請求項1に記載のバンプストッパにおいて、
第2の山部と互いに隣り合って第2の山部から圧縮荷重
を受ける第3の山部の外径を、第2の山部の外径と等し
くし若しくは大きしたものである。これにより、このバ
ンプストッパが圧縮されたときには、第2の山部の頂部
が第1の山部の頂部よりも半径方向外側に膨出するとい
う、第2の山部の著しい変形を防止できるから、このバ
ンプストッパの耐久性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のバンプストッパを示
す半断面側面図。
【図2】図1に示したバンプストッパが圧縮変形した状
態を模式的に示す側面図。
【図3】従来のバンプストッパを示す半断面側面図。
【図4】図3に示したバンプストッパが圧縮変形した状
態を模式的に示す側面図。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 山部 10 従来のバンプストッパ 11,12,13,14,15 山部 20 本発明に係る一実施形態のバンプストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡ウレタンから蛇腹部を有する筒状に形
    成されるバンプストッパであって、互いに隣り合って前
    記蛇腹部を形成する少なくとも一対の山部のうち、第1
    の山部から圧縮荷重を受ける第2の山部の外径を、前記
    第1の山部の外径と等しくし若しくは小さくしたことを
    特徴とするバンプストッパ。
  2. 【請求項2】前記第2の山部と互いに隣り合って前記第
    2の山部から圧縮荷重を受ける第3の山部の外径を、前
    記第2の山部の外径と等しいか若しくは大きくしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のバンプストッパ。
JP33443399A 1999-11-25 1999-11-25 バンプストッパ Pending JP2001153167A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257181A (ja) * 2000-12-25 2002-09-11 Showa Corp バンプラバー構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257181A (ja) * 2000-12-25 2002-09-11 Showa Corp バンプラバー構造
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