JPH06280913A - スプリングシートラバー - Google Patents
スプリングシートラバーInfo
- Publication number
- JPH06280913A JPH06280913A JP6230593A JP6230593A JPH06280913A JP H06280913 A JPH06280913 A JP H06280913A JP 6230593 A JP6230593 A JP 6230593A JP 6230593 A JP6230593 A JP 6230593A JP H06280913 A JPH06280913 A JP H06280913A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- rubber
- spring seat
- load
- fitting groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/12—Wound spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/14—Plastic spring, e.g. rubber
- B60G2202/143—Plastic spring, e.g. rubber subjected to compression
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/124—Mounting of coil springs
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 実用負荷荷重が高い場合でもコイルスプリン
グ7の過度の変位を抑制しつつゴムの剪断変形として支
承できるようにし、バネ定数を低く保って防振性能を確
保する。 【構成】 スプリングシート6の環状溝8内に収容され
るスプリングシートラバー21は、断面略半円形の環状
をなし、その頂部に空隙部22を有する。空隙部22の
開口部側には大荷重時に圧縮変形する一対のリップ部2
3,24が形成されている。下面側には、スプリング嵌
合溝25が凹設されており、空隙部22との間に、剪断
変形可能なゴム肉部21aが円弧形に形成されている。
スプリング嵌合溝25の両側に沿って、断面ハの字状に
傾斜した一対のガイド部材26が配設されている。ガイ
ド部材26は、剛性を有する硬質合成樹脂からなり、コ
イルスプリング7からの荷重を左右のゴム肉部21bに
圧縮変形として伝達する。
グ7の過度の変位を抑制しつつゴムの剪断変形として支
承できるようにし、バネ定数を低く保って防振性能を確
保する。 【構成】 スプリングシート6の環状溝8内に収容され
るスプリングシートラバー21は、断面略半円形の環状
をなし、その頂部に空隙部22を有する。空隙部22の
開口部側には大荷重時に圧縮変形する一対のリップ部2
3,24が形成されている。下面側には、スプリング嵌
合溝25が凹設されており、空隙部22との間に、剪断
変形可能なゴム肉部21aが円弧形に形成されている。
スプリング嵌合溝25の両側に沿って、断面ハの字状に
傾斜した一対のガイド部材26が配設されている。ガイ
ド部材26は、剛性を有する硬質合成樹脂からなり、コ
イルスプリング7からの荷重を左右のゴム肉部21bに
圧縮変形として伝達する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ストラットサスペン
ションのコイルスプリング上端部を受けるスプリングシ
ートラバーに関するものである。
ションのコイルスプリング上端部を受けるスプリングシ
ートラバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストラットサスペンションにおいては、
ストラットサスペンションの上側、即ち、車体側連結部
分のスプリングシートにスプリングシートラバーを介在
させ、このスプリングシートラバーで防振効果を得るよ
うにしている。
ストラットサスペンションの上側、即ち、車体側連結部
分のスプリングシートにスプリングシートラバーを介在
させ、このスプリングシートラバーで防振効果を得るよ
うにしている。
【0003】図6は、ストラットサスペンションの上端
部の構造を示すもので、ショックアブソーバ1のピスト
ンロッド1Aの上端部に、インシュレータ2を介してシ
ェル3がナット4により締結固定され、このシェル3が
車体パネル5に締結されている。
部の構造を示すもので、ショックアブソーバ1のピスト
ンロッド1Aの上端部に、インシュレータ2を介してシ
ェル3がナット4により締結固定され、このシェル3が
車体パネル5に締結されている。
【0004】シェル3の下側面にはスプリングシート6
が固着され、このスプリングシート6と図外のシリンダ
に固着された下側のスプリングシートとの間にコイルス
プリング7が圧縮状態で配設されている。すなわち上記
スプリングシート6の外周部に半円形の環状溝8が形成
されており、この環状溝8内に断面半円形のスプリング
シートラバー9が収容されていて、該スプリングシート
ラバー9を介してコイルスプリング7の上端を受けるよ
うになっている。上記スプリングシートラバー9は、コ
イルスプリング7から直接車体パネル5側に高周波振動
が伝わらないように防振作用を得るために介装されてい
るものであり、図7に示すように、環状溝8に嵌合する
断面略半円形をなしているとともに、その頂部に全周に
亙って空隙部10が形成されており、かつ、該空隙部1
0の開口部を両側から狭めるように上記環状溝8内周面
に密接する一対のリップ部11,12が形成されてい
る。尚、下面側には、コイルスプリング7の上端を受け
るスプリング嵌合溝13が断面半円形に凹設されてい
る。
が固着され、このスプリングシート6と図外のシリンダ
に固着された下側のスプリングシートとの間にコイルス
プリング7が圧縮状態で配設されている。すなわち上記
スプリングシート6の外周部に半円形の環状溝8が形成
されており、この環状溝8内に断面半円形のスプリング
シートラバー9が収容されていて、該スプリングシート
ラバー9を介してコイルスプリング7の上端を受けるよ
うになっている。上記スプリングシートラバー9は、コ
イルスプリング7から直接車体パネル5側に高周波振動
が伝わらないように防振作用を得るために介装されてい
るものであり、図7に示すように、環状溝8に嵌合する
断面略半円形をなしているとともに、その頂部に全周に
亙って空隙部10が形成されており、かつ、該空隙部1
0の開口部を両側から狭めるように上記環状溝8内周面
に密接する一対のリップ部11,12が形成されてい
る。尚、下面側には、コイルスプリング7の上端を受け
るスプリング嵌合溝13が断面半円形に凹設されてい
る。
【0005】従って振動入力により空隙部10が潰れる
まではスプリングシートラバー9のスプリング嵌合溝1
3上方のゴム肉部9aが剪断変形するためバネ定数が小
さくなり、高周波振動を防振できる。そして、空隙部1
0が潰れるような大きな入力に対しては、スプリング嵌
合溝13上方のゴム肉部9aおよびリップ部11,12
が圧縮変形して荷重を受けるようになり、大きなバネ定
数を確保することができる(実公昭61−14886号
公報参照)。
まではスプリングシートラバー9のスプリング嵌合溝1
3上方のゴム肉部9aが剪断変形するためバネ定数が小
さくなり、高周波振動を防振できる。そして、空隙部1
0が潰れるような大きな入力に対しては、スプリング嵌
合溝13上方のゴム肉部9aおよびリップ部11,12
が圧縮変形して荷重を受けるようになり、大きなバネ定
数を確保することができる(実公昭61−14886号
公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、スプリングシートラバー9に定常的
に加わる実用負荷荷重が高い場合に、剪断変形領域から
圧縮変形領域に移行する範囲で荷重を受けることになる
ため、バネ定数が比較的高いものとなってしまう。つま
り、高周波振動に対し十分な防振効果を得ることができ
ない。また、スプリング嵌合溝13上方のゴム肉部9a
の剪断変形のみによって高い実用負荷荷重を支承するよ
うにすると、該スプリングシートラバー9の変形量やコ
イルスプリング7上端の位置などが実用的な範囲を越え
てしまい、到底実用に供することができない。
の構成においては、スプリングシートラバー9に定常的
に加わる実用負荷荷重が高い場合に、剪断変形領域から
圧縮変形領域に移行する範囲で荷重を受けることになる
ため、バネ定数が比較的高いものとなってしまう。つま
り、高周波振動に対し十分な防振効果を得ることができ
ない。また、スプリング嵌合溝13上方のゴム肉部9a
の剪断変形のみによって高い実用負荷荷重を支承するよ
うにすると、該スプリングシートラバー9の変形量やコ
イルスプリング7上端の位置などが実用的な範囲を越え
てしまい、到底実用に供することができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、ス
トラットサスペンション上側のスプリングシートの半円
形の環状溝に収容されて、コイルスプリングの上端部を
受ける断面略半円形のスプリングシートラバーにおい
て、スプリングシートラバーの頂部に、全周に亙って空
隙部を形成するとともに、該空隙部の開口部を両側から
狭めるように上記環状溝に密接する一対のリップ部を設
け、かつ下面側のスプリング嵌合溝の両側に沿って、断
面ハの字状に傾斜した一対の剛性を有するガイド部材
を、互いに拡開変形可能なように配設したことを特徴と
している。
トラットサスペンション上側のスプリングシートの半円
形の環状溝に収容されて、コイルスプリングの上端部を
受ける断面略半円形のスプリングシートラバーにおい
て、スプリングシートラバーの頂部に、全周に亙って空
隙部を形成するとともに、該空隙部の開口部を両側から
狭めるように上記環状溝に密接する一対のリップ部を設
け、かつ下面側のスプリング嵌合溝の両側に沿って、断
面ハの字状に傾斜した一対の剛性を有するガイド部材
を、互いに拡開変形可能なように配設したことを特徴と
している。
【0008】
【作用】コイルスプリングがスプリングシートラバーに
対し相対的に上方に変位すると、スプリング嵌合溝を挟
むように位置する一対のガイド部材が拡開し、スプリン
グ嵌合溝両側のゴム肉部を左右に押しのけようとする。
従って、ガイド部材の左右の部分で圧縮変形が生じ、コ
イルスプリングの変位を適宜な範囲に抑制する。そし
て、実用負荷荷重の付近では、スプリング嵌合溝の上方
のゴム肉部が剪断変形するようになり、この付近でのバ
ネ定数を小さく維持できる。さらに大きな荷重が入力さ
れると、空隙部が押し潰され、スプリング嵌合溝の上方
のゴム肉部とリップ部とが圧縮変形する。
対し相対的に上方に変位すると、スプリング嵌合溝を挟
むように位置する一対のガイド部材が拡開し、スプリン
グ嵌合溝両側のゴム肉部を左右に押しのけようとする。
従って、ガイド部材の左右の部分で圧縮変形が生じ、コ
イルスプリングの変位を適宜な範囲に抑制する。そし
て、実用負荷荷重の付近では、スプリング嵌合溝の上方
のゴム肉部が剪断変形するようになり、この付近でのバ
ネ定数を小さく維持できる。さらに大きな荷重が入力さ
れると、空隙部が押し潰され、スプリング嵌合溝の上方
のゴム肉部とリップ部とが圧縮変形する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。尚、この発明のスプリングシートラバー21
が用いられるストラットサスペンションの構成は前述し
た従来のものと特に変わりがないので、その説明は省略
する。
説明する。尚、この発明のスプリングシートラバー21
が用いられるストラットサスペンションの構成は前述し
た従来のものと特に変わりがないので、その説明は省略
する。
【0010】図1は、この発明に係るスプリングシート
ラバー21を示している。このスプリングシートラバー
21は、前述したように、スプリングシート6外周部の
半円形の環状溝8内に収容されてコイルスプリング7の
上端を受けるもので、全体としては断面略半円形の環状
に成形されており、その半円の頂部に全周に亙って空隙
部22が形成されているとともに、該空隙部22の開口
部を両側から狭めるように上記環状溝8内周面に密接す
る一対のリップ部23,24が形成されている。また、
下面側には、コイルスプリング7の上端を受けるスプリ
ング嵌合溝25が断面半円形に凹設されている。これに
より、上記スプリング嵌合溝25と空隙部22との間に
は、断面略円弧形にゴム肉部21aが形成されている。
ラバー21を示している。このスプリングシートラバー
21は、前述したように、スプリングシート6外周部の
半円形の環状溝8内に収容されてコイルスプリング7の
上端を受けるもので、全体としては断面略半円形の環状
に成形されており、その半円の頂部に全周に亙って空隙
部22が形成されているとともに、該空隙部22の開口
部を両側から狭めるように上記環状溝8内周面に密接す
る一対のリップ部23,24が形成されている。また、
下面側には、コイルスプリング7の上端を受けるスプリ
ング嵌合溝25が断面半円形に凹設されている。これに
より、上記スプリング嵌合溝25と空隙部22との間に
は、断面略円弧形にゴム肉部21aが形成されている。
【0011】また、上記スプリング嵌合溝25の両側に
沿って、断面ハの字状に傾斜した一対のガイド部材26
が配設されている。このガイド部材26は、例えば剛性
を有する硬質なナイロン等の硬質合成樹脂からなり、そ
れぞれ略短冊状に形成されているとともに、スプリング
嵌合溝25の内周側および外周側に互いに対向するよう
に配設されている。特に、それぞれ45°程度傾斜した
姿勢で、かつ内側面が露出した状態に、ゴム母材内に埋
設されている。そして、互いに対向する一対のガイド部
材26の上部の間隔は、コイルスプリング7の線径より
も狭くなっている。また、この実施例では、一対のガイ
ド部材26が、図2に示すように、周方向に45°づつ
離れた位置に、計8組設けられている。尚、スプリング
シートラバー21の全周に連続した形でガイド部材26
を構成することも可能である。
沿って、断面ハの字状に傾斜した一対のガイド部材26
が配設されている。このガイド部材26は、例えば剛性
を有する硬質なナイロン等の硬質合成樹脂からなり、そ
れぞれ略短冊状に形成されているとともに、スプリング
嵌合溝25の内周側および外周側に互いに対向するよう
に配設されている。特に、それぞれ45°程度傾斜した
姿勢で、かつ内側面が露出した状態に、ゴム母材内に埋
設されている。そして、互いに対向する一対のガイド部
材26の上部の間隔は、コイルスプリング7の線径より
も狭くなっている。また、この実施例では、一対のガイ
ド部材26が、図2に示すように、周方向に45°づつ
離れた位置に、計8組設けられている。尚、スプリング
シートラバー21の全周に連続した形でガイド部材26
を構成することも可能である。
【0012】上記実施例のスプリングシートラバー21
によれば、図1の状態からコイルスプリング7が上方へ
変位しようとすると、先ず、変位が微小な領域では、コ
イルスプリング7がガイド部材26の表面を滑って動
く。この状態では、スプリングシートラバー21の実質
的な変形は非常に小さい。そして、コイルスプリング7
から加わる荷重がある程度大きくなると、コイルスプリ
ング7がスプリングシートラバー21に対し相対的に上
方に動こうとするため、スプリング嵌合溝25を挟むよ
うに位置する一対のガイド部材26が拡開し、スプリン
グ嵌合溝25両側のゴム肉部21bを左右に押しのけよ
うとする。従って、このガイド部材26背面側のゴム肉
部21bで圧縮変形が生じ、その反力でもってコイルス
プリング7の変位を適宜な範囲に抑制する。この状態で
は比較的高いバネ定数となる。定常的に作用する実用負
荷荷重よりも低い領域では、主にこのゴム肉部21bの
圧縮変形でもって荷重が支承される。
によれば、図1の状態からコイルスプリング7が上方へ
変位しようとすると、先ず、変位が微小な領域では、コ
イルスプリング7がガイド部材26の表面を滑って動
く。この状態では、スプリングシートラバー21の実質
的な変形は非常に小さい。そして、コイルスプリング7
から加わる荷重がある程度大きくなると、コイルスプリ
ング7がスプリングシートラバー21に対し相対的に上
方に動こうとするため、スプリング嵌合溝25を挟むよ
うに位置する一対のガイド部材26が拡開し、スプリン
グ嵌合溝25両側のゴム肉部21bを左右に押しのけよ
うとする。従って、このガイド部材26背面側のゴム肉
部21bで圧縮変形が生じ、その反力でもってコイルス
プリング7の変位を適宜な範囲に抑制する。この状態で
は比較的高いバネ定数となる。定常的に作用する実用負
荷荷重よりも低い領域では、主にこのゴム肉部21bの
圧縮変形でもって荷重が支承される。
【0013】一方、実用負荷荷重に近い領域では、図3
に示すように、ガイド部材26が十分に拡開した状態と
なり、かつ空隙部22との間のゴム肉部21aが剪断変
形するようになる。従って、実用負荷荷重が高く設定さ
れる場合でも、該実用負荷荷重付近の領域では、剪断変
形によるバネ定数の低い特性を得ることができ、高周波
振動に対し高い防振特性を確保できる。
に示すように、ガイド部材26が十分に拡開した状態と
なり、かつ空隙部22との間のゴム肉部21aが剪断変
形するようになる。従って、実用負荷荷重が高く設定さ
れる場合でも、該実用負荷荷重付近の領域では、剪断変
形によるバネ定数の低い特性を得ることができ、高周波
振動に対し高い防振特性を確保できる。
【0014】また、更に荷重が大きくなると、図4に示
したように、空隙部22が押し潰された状態となる。こ
の状態では、コイルスプリング7上方のゴム肉部21a
およびリップ部23,24が圧縮変形し、大変形に対す
る制振特性を確保できる。
したように、空隙部22が押し潰された状態となる。こ
の状態では、コイルスプリング7上方のゴム肉部21a
およびリップ部23,24が圧縮変形し、大変形に対す
る制振特性を確保できる。
【0015】図5は、上述した実施例におけるたわみ−
荷重特性を従来のものと比較して示したもので、比較的
荷重の小さな領域Aの付近でガイド部材26の拡開変形
つまりゴム肉部21bの圧縮変形による高いバネ定数が
得られ、実用負荷荷重付近の領域Bではゴム肉部21a
の剪断変形によるバネ定数の低い特性が得られる。そし
て、領域C以上の大荷重側ではゴム肉部21aおよびリ
ップ部23,24の圧縮変形となり、バネ定数が高くな
る。
荷重特性を従来のものと比較して示したもので、比較的
荷重の小さな領域Aの付近でガイド部材26の拡開変形
つまりゴム肉部21bの圧縮変形による高いバネ定数が
得られ、実用負荷荷重付近の領域Bではゴム肉部21a
の剪断変形によるバネ定数の低い特性が得られる。そし
て、領域C以上の大荷重側ではゴム肉部21aおよびリ
ップ部23,24の圧縮変形となり、バネ定数が高くな
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明に係る
スプリングシートラバーによれば、荷重の比較的小さな
領域をガイド部材の拡開に伴うゴムの圧縮変形として担
い、コイルスプリングの変位を適宜な範囲に抑制するの
で、定常的に作用する実用負荷荷重が高い場合でも、実
用負荷荷重付近の領域ではゴムの剪断変形によるバネ定
数の低い特性が得られる。従って、高周波振動を確実に
防振できる。
スプリングシートラバーによれば、荷重の比較的小さな
領域をガイド部材の拡開に伴うゴムの圧縮変形として担
い、コイルスプリングの変位を適宜な範囲に抑制するの
で、定常的に作用する実用負荷荷重が高い場合でも、実
用負荷荷重付近の領域ではゴムの剪断変形によるバネ定
数の低い特性が得られる。従って、高周波振動を確実に
防振できる。
【図1】この発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1のA−A線に沿うスプリングシートラバー
全体の断面図。
全体の断面図。
【図3】実用負荷荷重付近の荷重が作用しているときの
変形状態を示す断面図。
変形状態を示す断面図。
【図4】大荷重が作用しているときの変形状態を示す断
面図。
面図。
【図5】この実施例のスプリングシートラバーの特性を
従来のものと比較して示す特性図。
従来のものと比較して示す特性図。
【図6】ストラットサスペンション上端部を示す断面
図。
図。
【図7】従来のスプリングシートラバーを示す断面図。
6…スプリングシート 7…コイルスプリング 8…環状溝 21…スプリングシートラバー 22…空隙部 23,24…リップ部 25…スプリング嵌合溝 26…ガイド部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ストラットサスペンション上側のスプリ
ングシートの半円形の環状溝に収容されて、コイルスプ
リングの上端部を受ける断面略半円形のスプリングシー
トラバーにおいて、スプリングシートラバーの頂部に、
全周に亙って空隙部を形成するとともに、該空隙部の開
口部を両側から狭めるように上記環状溝に密接する一対
のリップ部を設け、かつ下面側のスプリング嵌合溝の両
側に沿って、断面ハの字状に傾斜した一対の剛性を有す
るガイド部材を、互いに拡開変形可能なように配設した
ことを特徴とするスプリングシートラバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6230593A JPH06280913A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | スプリングシートラバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6230593A JPH06280913A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | スプリングシートラバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280913A true JPH06280913A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13196297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6230593A Pending JPH06280913A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | スプリングシートラバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06280913A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001248674A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-14 | Nissan Motor Co Ltd | 緩衝装置用スプリングシート |
JP2007198406A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Kurashiki Kako Co Ltd | スプリングシートラバー |
JP2013092219A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両用サスペンション装置 |
EP2777963A1 (en) * | 2013-03-12 | 2014-09-17 | Showa Corporation | Elastic sheet and suspension apparatus |
CN110185740A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-08-30 | 江苏工邦振控科技有限公司 | 一种新型低频耐高温变刚度管路夹具 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP6230593A patent/JPH06280913A/ja active Pending
Cited By (8)
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CN104047982A (zh) * | 2013-03-12 | 2014-09-17 | 株式会社昭和 | 弹性板和悬挂装置 |
JP5646023B2 (ja) * | 2013-03-12 | 2014-12-24 | 株式会社ショーワ | 弾性体シート及びサスペンション装置 |
US9499021B2 (en) | 2013-03-12 | 2016-11-22 | Showa Corporation | Elastic sheet and suspension apparatus |
CN110185740A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-08-30 | 江苏工邦振控科技有限公司 | 一种新型低频耐高温变刚度管路夹具 |
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