JP2007239916A - ストラットマウント - Google Patents

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Shunichi Shinobu
俊一 信夫
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Abstract

【課題】内筒金具の張り出し部とゴムストッパー部との間でのスティックスリップにより発生する異音を低減すること。
【解決手段】ショックアブソーバのピストンロッド5が上下方向に挿通されて連結される内筒金具1と、内筒金具1を軸平行に取り囲んで車体側に取り付けられる外筒金具2と、内筒金具1と外筒金具2とを連結するゴム状弾性体3とを備えるストラットマウント10において、内筒金具1が外筒金具2の下方側に張り出した張り出し部15を有し、張り出し部15を上方から受け止めるゴムストッパー部30が加硫成形されているとともに、ゴムストッパー部30の下面に小突起群31が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ショックアブソーバのピストンロッドと車体とを防振的に連結するストラットマウントに関するものである。
下記特許文献1には、かかるストラットマウントの一例が記載されている。このストラットマウントは、ショックアブソーバのピストンロッドが連結される内筒金具と、車体に取り付けられる外筒金具と、内筒金具と外筒金具とを連結するゴム状弾性体とを備える。内筒金具には、外筒金具の下方側でフランジ状に張り出してゴム状弾性体から露出した張り出し部が形成されている。張り出し部の上方には、ゴムストッパー部が加硫形成されており、ショックアブソーバから振動が入力された際に変位する張り出し部を上方から受け止めて、外筒金具に対する内筒金具の軸方向変位を規制するように構成されている。
ところで、上記のようなストラットマウントを搭載した車両においては、走行中に異音が発生するという問題があり、この異音について本発明者が鋭意研究したところ、以下の事柄を見出した。即ち、ショックアブソーバから振動が入力されると、ゴムストッパー部が張り出し部を上方から受け止めた際に、張り出し部がゴムストッパー部の表面を擦ってスティックスリップを起こすことがあり、それによって異音が発生することが分かった。
特開2005−133952号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内筒金具の張り出し部とゴムストッパー部との間でのスティックスリップにより発生する異音を低減することができるストラットマウントを提供することにある。
上記目的は、下記の如き構成の本発明により達成することができる。即ち、本発明に係るストラットマウントは、ショックアブソーバのピストンロッドが上下方向に挿通されて連結される内筒金具と、前記内筒金具を軸平行に取り囲んで車体側に取り付けられる外筒金具と、前記内筒金具と前記外筒金具とを連結するゴム状弾性体とを備えるストラットマウントにおいて、前記内筒金具が、前記外筒金具の下方側に張り出した張り出し部を有し、前記張り出し部を上方から受け止めるゴムストッパー部が加硫成形されているとともに、前記ゴムストッパー部の下面に小突起群が設けられているものである。
このストラットマウントによれば、内筒金具の張り出し部を上方から受け止めるゴムストッパー部の下面に小突起群が設けられていることにより、ショックアブソーバから上方向への振動が入力され、ゴムストッパー部が張り出し部を上方から受け止めた際に、張り出し部とゴムストッパー部との間でのスティックスリップを緩和して、異音の発生を低減することができる。
上記において、前記内筒金具が前記張り出し部のピストンロッド側に連なる下広がりのテーパ筒部を有し、前記テーパ筒部の上面に対向する下広がりのゴムテーパ面が形成されているとともに、前記ゴムテーパ面に小突起群が設けられているものが好ましい。
上記構成によれば、ショックアブソーバから上方向への振動が入力されて内筒金具が上方向に変位し、その内筒金具のテーパ筒部がゴムテーパ面に当接した際に、テーパ筒部とゴムテーパ面との間でのスティックスリップを緩和することができる。そのため、上述した張り出し部とゴムストッパー部との間で発生する異音と併せて、テーパ筒部とゴムテーパ面との間で発生する異音をも低減することができ、優れた異音低減効果が奏される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るストラットマウントの一例を示す断面図である。図2は、そのストラットマウントの平面図であり、A−A断面が図1に相当する。
ストラットマウント10は、ショックアブソーバのピストンロッド5が上下方向に挿通されて連結される内筒金具1と、内筒金具1を軸平行に取り囲んで車体側の取付板4に取り付けられる外筒金具2と、内筒金具1と外筒金具2との間に介在して両者を連結するゴム状弾性体3とを備える。
内筒金具1は、上方に開口するカップ状のアッパー部材11と、下方に開口するカップ状のロアー部材12と、筒状のリング部材13とにより構成されている。図3は、内筒金具1を構成する前のリング部材の断面図である。アッパー部材11及びロアー部材12には、それぞれ底部11a、12aに円形の開口が形成されており、それらを同心状に位置合わせした状態にて、リング部材13の縮径部14が下方から挿入又は圧入され、両底部11a、12aが固着されるように縮径部14の先端がかしめ固定されている。挿通孔6は、リング部材13を貫通して形成されており、下方から挿通されたピストンロッド5の上端部にナット7を螺合して締め付けることにより、ピストンロッド5が内筒金具1に連結固定される。
内筒金具1は、ロアー部材12の下端から径方向外側に延在して、外筒金具2の下方側に張り出したフランジ状の張り出し部15を有する。本実施形態では、図4に示すようにロアー部材12の張り出し部15の張り出し量が周方向で一定でなく、張り出し部15の外縁は平面視で略楕円形をなしている。また、内筒金具1は、張り出し部15のピストンロッド5側に連なる下広がりのテーパ筒部16を有する。テーパ筒部16は、張り出し部15と底部12aとを連ねて、ロアー部材12の周壁を構成している。
外筒金具2は、内筒金具1を軸平行に取り囲んで略同心に配された筒状部25と、筒状部25の上端から径方向外側に延設されたフランジ状部26を有する。フランジ状部26は、車体側の取付板4の下面形状に対応して、上凸の球面状に緩やかに湾曲して設けられている。フランジ状部26には、ボルト21を挿通するためのボルト孔22が、外筒金具2の周縁部の3箇所で設けられている(図2参照)。取付板4には、ボルト孔22に対応したボルト用開口と、下方からアッパー部材11が差し込まれる開口9とが設けられており、ボルト孔22及びボルト用開口に上方から挿通されたボルト21が、フランジ状部26に一体的に設けられたナット27に螺合されることによって、外筒金具2が車体側に取り付けられる。
ゴム状弾性体3は、アッパー部材11の底部11aのワッシャ8が配される箇所を除いて、内筒金具1のアッパー部材11の外表面と外筒金具2の筒状部25の外表面とに加硫接着されている。したがって、内筒金具1のロアー部材12と外筒金具2のフランジ状部26とはゴム状弾性体3から露出しており、金属の表面が現れている状態である。ゴム状弾性体3としては、自動車用防振ゴムの技術分野における公知のゴム材料を限定なく使用することができる。
張り出し部15の上方には、ゴムストッパー部30が加硫成形されており、ショックアブソーバから振動が入力された際に、上方向に変位する張り出し部15を上方から受け止めて、外筒金具2に対する内筒金具1の軸方向変位を規制するように構成されている。本実施形態のゴムストッパー部30は、図5に示すような一対の円弧状をなしており、張り出し部15の大きく張り出した部分に対応した位置に形成されている。
ゴムストッパー部30の下面には、多数の小突起32からなる小突起群31が設けられている。本実施形態では、各小突起32が高さ0.5mmで直径0.5mmの半球状をなす例を示している。ショックアブソーバから上方向への振動が入力されると、ゴムストッパー部30が張り出し部15を上方から受け止めて、金属とゴムとが擦り接触する場合があるが、その接触域に小突起群31が設けられていることにより、張り出し部15とゴムストッパー部30との間でのスティックスリップを緩和して、異音の発生を低減することができる。なお、上述した異音の発生を低減できるものであれば、小突起群31を構成する小突起32の形状や寸法、単位面積当たりの個数、総数などは特に限られるものではない。
本実施形態では、ゴムストッパー部30が、張り出し部15から上方に離間して筒状部25の下端に加硫接着されており、ゴム状弾性体3と一体的に成形されている。ゴム状弾性体3は、テーパ筒部16の上面に対向するとともに、ロアー部材12の底部12aから下方に向かってテーパ筒部16から徐々に離間する下広がりのゴムテーパ面33を有する。
ゴムテーパ面33には、小突起群31と同様の小突起群35が設けられている。これにより、振動入力時に内筒金具1が上方向に変位してテーパ筒部16がゴムテーパ面33に当接した際に、テーパ筒部16とゴムテーパ面33との間でのスティックスリップをも緩和して、より優れた異音低減効果を奏することができる。なお、ゴムテーパ面33に設けられる小突起群35は、ゴムストッパー部30に設けられた小突起群31と形状や寸法、個数などが違っていても構わない。
上述した小突起群31、35は、ゴム状弾性体3の成形に使用する成形型のキャビティ面に、その小突起群31、35に対応した多数の凹部を形成することにより設けることができる。
[別実施形態]
(1)本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であり、ストラットマウントの形状や構造、ゴム状弾性体の特性などは使用する用途に応じて適宜に変更することができる。例えば、前述の実施形態では、アッパー部材11とロアー部材12との底部同士をリング部材13により固着した例を示したが、ロアー部材の底部の開口周縁に上方に突き出た環状凸部を設け、これをアッパー部材の底部の開口に圧入してかしめ固定するものでも構わない。
(2)ゴムストッパー部の下面又はゴムテーパ面に設けられる小突起群の形状は、前述の実施形態で示したものに限られず、図6に例示したような形状でも構わない。(a)に示す小突起群41は、直線状に延びる多数の小突起42が周方向に配列された例である。(b)に示す小突起群43は、波線状に延びる多数の小突起44が径方向に配列された例である。(c)に示す小突起群45は、波線状に延びる多数の小突起46が、周方向と径方向とに複数本ずつ配列され、それらが重複配置された例である。(c)のように、小突起群を構成する小突起は、各々が独立したものに限られず、他の小突起と繋がっていても構わない。
本発明に係るストラットマウントの一例を示す断面図 図1に示すストラットマウントの平面図 内筒金具を構成する前のリング部材の断面図 ロアー部材の斜視図 ロアー部材及びリング部材を取り除いたストラットマウントを下方から見たときの斜視図 本発明の別形態に係るストラットマウントのゴムストッパー部を示す拡大平面図
符号の説明
1 内筒金具
2 外筒金具
3 ゴム状弾性体
4 取付板
5 ピストンロッド
10 ストラットマウント
11 アッパー部材
12 ロアー部材
13 リング部材
15 張り出し部
16 テーパ筒部
30 ゴムストッパー部
31 小突起群
32 小突起
33 ゴムテーパ面

Claims (2)

  1. ショックアブソーバのピストンロッドが上下方向に挿通されて連結される内筒金具と、前記内筒金具を軸平行に取り囲んで車体側に取り付けられる外筒金具と、前記内筒金具と前記外筒金具とを連結するゴム状弾性体とを備えるストラットマウントにおいて、
    前記内筒金具が、前記外筒金具の下方側に張り出した張り出し部を有し、
    前記張り出し部を上方から受け止めるゴムストッパー部が加硫成形されているとともに、前記ゴムストッパー部の下面に小突起群が設けられていることを特徴とするストラットマウント。
  2. 前記内筒金具が前記張り出し部のピストンロッド側に連なる下広がりのテーパ筒部を有し、前記テーパ筒部の上面に対向する下広がりのゴムテーパ面が形成されているとともに、前記ゴムテーパ面に小突起群が設けられている請求項1記載のストラットマウント。
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