JP2000198840A5 - - Google Patents

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JP2000198840A5
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Description

【0013】
また、3価以上の多価アルコール(B)の例としては、トリメチロールプパン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトール、グリセリン、ソルビトールなどのアルコール類を挙げることができる。さらに、これらの多価アルコールの水酸基に対して、1〜5当量のエチレンオキシド、プロピレンオキシド、あるいはその他のアルキレンオキシドを付加させた水酸基を有するアルコール類であってもよい。多価アルコールは、これらを単独で用いても、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。
【0019】
ポリカーボネート(メタ)アクリレート
本発明に係わるポリカーボネート(メタ)アクリレートは、前記したポリカーボネートポリオールの持つの水酸基の一部をアクリル酸エステルまたはメタリル酸エステルに変換した化合物であって、本発明では両者を含めてポリカーボネート(メタ)アクリレートと記す。
【0020】
このエステル化反応は、通常のエステル化反応によって行うことができる。例えば、1)ポリカーボネートポリオールとアクリル酸ハライドまたはメタリル酸ハライドとを、塩基存在下に縮合させる方法、2)ポリカーボネートポリオールとアクリル酸無水物またはメタアクリル酸無水物とを、触媒存在下に縮合させる方法、あるいは3)ポリカーボネートポリオールとアクリル酸またはメタリル酸とを、酸触媒存在下に縮合させる方法などが挙げられる。
【0021】
これらの反応で使用されるアクリル酸あるいはメタリル酸由来の原料の仕込みモル比は、ポリカーボネートポリオールの水酸基に対して0.1 〜0.9、好ましくは0.2〜0.8当量である。この範囲内にあると、後述するポリカーボネート(メタ)アクリレートの重合反応において、適度な分子量および架橋度に調節されることから、可撓性のある高分子固体電解質が得られる。
【0027】
エステル化反応は、前述したような通常の方法によって行うことができ、1)酸ハライドを、塩基存在下に縮合させる方法、2)酸無水物を、触媒存在下に縮合させる方法、あるいは3)カルボン酸を、酸触媒存在下に縮合させる方法などが挙げられる。この時、使用されるカルボン酸由来の原料の仕込みモル比は、ポリカーボネートポリオール中水酸基に対して0.1 〜2.0当量である。
【0028】
酸ハライドの具体的な例としては、アセチルクロリド、プロピオニルクロリド、ブチロイルクロリド、ヘキサノイルクロリド、3−エトキシプロピオニルクロリド、3−シアノプロピオニルクロリド、メチルクシニルクロリド、ベンゾイルクロリド等が挙げられる。
【0041】
このポリカーボネート(メタ)アクリレートは、(メタ)アクレート基の持つ二重結合を利用して重合性モノマーとして利用することができ、特に固体電解質、接着剤、塗料等の原料として有効に利用することができる。
【0043】
重合反応を進めるに当たり、ポリカーボネート(メタ)アクリレートは一種または二種以上を混合して使用することができ、必要に応じてさらに他のモノマーを添加し、存させることができる。ポリカーボネート(メタ)アクリレートと共重合可能な他のモノマーとしては、ビニルモノマー、ビニリデンモノマー、ビニレンモノマー等がある。具体的には(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエトキシエチル、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、アリルアルコール、酢酸ビニル、スチレン、α―メチルスチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、アクリロニトリル、シアノ酢酸ビニル、アリルアミン、イソプロピルアクリルアミドビニレンカーボネート、無水マレイン酸などが挙げられる。
【0068】
この粘稠オイルをNMR分析したところ、その図3に示したプロトンNMRチャートから、メタリル酸エステルの特性シグナルとプロピオン酸エステルの特性シグナルがともに認められ、ポリオールのOH基の一部がメタアクリル酸エステルに、また、残りがプロピオン酸エステルに変換されたことが確認され、目的とするポリカーボネートメタリレートが得られたことがわかった。
【0074】
(実施例6)
実施例3で製造したポリカーボネートメタリレート1.0gを、エチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとを重量比1:1で混合した溶媒にLiPF6を1(mol/l)の濃度で溶解した電解液4.0gに加え、混合し、40℃に加温し均一溶液を調製した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られたポリカーボネートアクリレートのプロトンNMRチャートである。
【図2】実施例2で得られたポリカーボネートアクリレートのプロトンNMRチャートである。
【図3】実施例3で得られたポリカーボネートメタリレートのプロトンNMRチャートである。
【図4】比較例1で得られたポリカーボネートアクリレートのプロトンNMRチャートである。

Claims (1)

  1. 前記の重合性を持たない置換基が、飽和脂肪族カルボン酸に由来するエステル基である
    ことを特徴とする請求項1、67および8のいずれかに記載のポリカーボネート(メタ
    )アクリレート。
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